連合東京と立民都連に「埋められない距離感」

 読売新聞の記事だったと思いますが、少し前に、「立憲民主党都連とは埋められない距離感を感じざるを得ない」と書いてありました。私は当初、これは連合東京の幹部が記者にぶら下がりで語ったものだと思っていました。このようなことは特にイレギュラーなことではありませんが、正直なところ、「そこまで関係が悪くなっているんだ」と心配していました。

 ところが、これが私の勉強不足で、連合東京は公式見解として、上述の記事の内容を発表していたのです。部分的な切り取りは誤解を生じますので、全文は連合東京の公式ホームページを見ていただきたいのですが、このようなことは極めて異例と言ってもいいでしょうし、事はかなり深刻だと感じました。「埋められない距離感」とは尋常な表現ではありません。

 もちろん、政党と労働団体はそれぞれが自立した組織ですから、意見や考え方、行動様式が違うことは取り立てて珍しくはありません。これは立憲民主党と連合だけではなく、保守系の政党や支援団体でも同様でしょう。実際、過去のことですが、民社党と同盟だって、いろいろあったことは、私自身が体験しています。お互いに支持・協力関係ということですから、当然でしょう。

 しかし、立憲民主党が共産党に急接近している現状を何度も連合東京として諌めてきたのに、それを無視してさらに連携を深めるというのですから、連合東京が立民都連に怒りをあらわにすることはやむを得ないことだったのでしょう。立憲民主党ももう少し、上手に立ち回る選択もあったと思いますが、共産党との強い絆がそれを許さなかったと思います。

 さらに、連合東京としては間近に迫った都議選や数カ月先に行われる衆議院選挙では、その候補者や政策を厳しく吟味して、推薦の約束事に共産党との関係で違反があれば、その推薦を取り消すと明言しています。私はよく分からないのですが、特に衆議院選挙については連合東京の方針が連合本部にも及ぶのではと考えています。このことはかなり影響が大きく、全国の立憲民主党の小選挙区支部長の中には辛い選択を迫られるケースも出てきそうです。

 東京において、立憲民主党は長い間、物心両面で支えてくれた連合よりも共産党のほうが魅力的というか、はっきり言えば、より票を出してくれると判断したのでしょうから、それはそれで仕方のないことなのかもしれません。私などは民社党の時代から、同盟→連合ととてもお世話になってきたので、現在の立民の言動は理解不能なのですが、その傾向はますます濃くなっていくようにも感じています。すごく残念ですね。

 それから、きょうの記事とは関係ありませんが、この党の本多平直さんという衆議院議員が年の差のある男女の性行為のことでユニークな発言をして、初めはとぼけていなのですが、結局は謝罪に追い込まれたようです。私がこの人よりさらにユニークと感じたのは幹事長の福山哲郎さんです。彼は本多さんが謝ったことで、「もう、それでいいのではないか」と言っていました。

 でも、これだけでも、さすがに立民の「お笑い三人組」(友人の国会議員秘書談)と言われているだけあって十分過ぎるくらいユニークです。私は同じ問題発言でもこれが自民党だったら、福山さんはどのような反応をするのか想像してみました。まずは、委員会審議拒否、議員辞職要求あたりから始めていたのでしょう。この種の案件では自民党も立憲民主党も違いはないはずです。

 また、同じく自民党がやらかせば、烈火のごとく怒りまくり、「謝罪しても、けっして許すことができない」と公言しているあの人はだんまりを決め込んだままです。台湾へのAZワクチンのことについても、この党からはユニークな発言が連発されていますが、それは別の機会にまとめてお伝えします。いずれにしても、また一つ、左派や自称リベラルの実態が明らかになりました。

 立憲民主党って、本当にユニークな政党ですし、不動の支持率5%もうなずけます。こんな有様で、本多問題にも沈黙している代表の枝野幸男さんは、「総選挙を省略して政権を明け渡せ」と堂々と主張しているのですから、ユニーク度満開です。「政権を担う準備もできている」に至っては、もう、お笑いマンガ道場というしかありません。
(写真の方は立憲民主党都連会長の長妻昭さんです)

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