ありがとう!東京オリンピック

 何が良かったと言えば、もちろん、日本選手の大活躍ですが、その素晴らしい競技を冷房の効いた部屋で、生ビールを飲みなながら、外の猛暑やCOVID-19とは無縁で観戦できたことでしょうか。しかも、時差なしですから応援にも力が入りました。おかげで、たっぷりと用意したアサヒスーパードライはどんどんと身体の中に染み込んでいきました。

 私は正直なところ、ぼったくり男爵と揶揄されたIOC会長のバッハさんや五輪担当大臣の丸川珠代さん、ちょっと飛躍するようですが、大会を仕切っていた電通もけっして好きではありませんが、それでも、大会が終わってみれば、「やってくれて、ありがとう!」と素直に言えることが、自分自身で嬉しく感じています。また、心配されたCOVID-19感染もほぼ問題ありませんでした。

 そして、考えてみれば不思議なことなのですが、男女柔道選手が大活躍していた3日目でのスケートボード女子ストリートで、西谷椛さんが金メダルを、中山楓奈さんが銅メダルを獲得して、ポールに日の丸が掲げられ、君が代が流れたとき、不覚にも涙が流れたことです。競泳個人メドレーで2冠に輝いた大橋悠依さんの応援でも「行け!行け!」と叫んでいた私を見た孫がびっくりしていました。

 とても失礼ですが、ユニークな解説で有名になった方が言われていたとおり、「スケートボードって、不良か街の迷惑と思われていた人たちが多いんじゃないですか」はまったく当たっていましたし、その選手は私の子供ではなく、孫の年代です。それでも、嬉しくて仕方なかったのです。百恵ちゃんが数年後に、「ジイジ、私もスケートボードやりたいな」と言ったら、応援しそうです。

 そして、日本選手の活躍は数え上げれば切りがありませんが、台湾(中華民国)のそれにも感動の連続でした。余談ですが、現地では東京五輪のどこに感激したかをいうアンケートみたいな結果を発表していました。そのトップはもちろん、台湾選手団の大活躍ですが、何と!2位は開会式でNHKの女性アナウンサーが、台湾選手団の入場のとき、「台湾です!」と告げたことでした。

 ところで、選手村に反日、抗日の英雄と称される将軍の旗を掲げたり、一所懸命に頑張っている福島県の皆さんが作っている農産物に対して嫌がらせをするために、わざわざ、選手村の外に給食センターを設置したり、メダルと一緒に授与されたミライトワを飾っているきれいな花々を東北のものだと批判したりと、いったい、彼の国は何をしに我が国に来たのかと感じました。

 今、日本ではCOVID-19の影響から店内での飲食は控えられていますが、それでも、福島県産の食材を使って応援しているお店も少なくありません。ですから、感染が落ち着いたとき、これらの優しいお店はハングル文字で、「当店は福島県の食材を使用しています」と掲げていただきたいと思います。そうすれば、あの国も観光で訪れた大切な自国国民の命を守ることができるのでしょう。

 それから、前述した感染対策のことですが、次回開催都市の女性パリ市長が以下のように言われていました。「パンデミックの状況でも小池知事は勇気を持って大会を維持した。国際社会もこれを成功だとみている」と。小池さんへの評価は様々ですが、概ね、このパリ市長の言葉が世界の標準のようです。実際、選手など関係者の感染率は0.02%でした。同時期、東京のそれは30%を超えていたにもかかわらずです。

 また、それに関しては、一部しか報道されていませんでしたが、面白い記事が新聞にありました。最近は、「強烈な不満と断固たる反対」を連発する中国ですが、その国が来年の北京冬季五輪の参考にしようと、東京五輪の感染対策など運営ノウハウを大人数で学びに来ているというものです。彼の国もじわじわと感染が広がり、人権問題から欧米を中心にボイコットもあり得るようですから、必死なのでしょう。

 さらに、友人の呼吸器内科の医師は、「政治的な意味合いは別として、大会の感染対策は合格点だったと思う。どこかの記者が『オリンピックが感染を広げているのでは?』と都知事などにトンチンカンな質問していたが、そんなことはあり得ない。その記者さんには午後8時以降の都内の盛り場を取材してもらいたいね」と話してくれましたし、大会への医師などの派遣が医療現場を圧迫したこともなかったとのことでした。

 ということで、このあたりで終わればいいのでしょうが、意地悪で天の邪鬼の私はそれができません。まずは日本野党第1党の代表(党首)の口汚い発言です。「もはや平和の祭典ではなく、極めてゆがんだ祭典となり、多くの方から開催だけが自己目的化された五輪と受け止められてしまっている」。また、何日か前に紹介したように、政務調査会のナンバー2は、「天皇陛下がだけが開催を阻止できる」と叫んでいました。彼らは大会が終わって、その総括をちゃんと発表しなければなりません。

 あとは、同じく同党の国会議員がツイッターでオリンピックの賛否を求めたところ、圧倒的に“開催すべき”が多かったために、削除して逃亡しています。この党の最高幹部が、「削除。無かったことにはならない」と宣言しているのは忘れてしまったようです。まだまだありますが、本当に悲しい人たちだと思います。これ以上は感動が壊れますので、止めておきますが、目前に迫っている衆議院選挙の参考にはなるような気がします。

 なお、この方々は明日から始まる甲子園の高校野球は絶賛するように思います。五輪を何としても開催中止したかった政党と、高校野球を何としても開催したい新聞社との相性は抜群にいいからです。私も全国の高球児たちの活躍を大いに期待していますが、この大会を主催している新聞社の「東京五輪は中止を!」の社説を幸か不幸か知っていますので、複雑な思いになることも事実です。

 ついでですが、この新聞社が開催経費を捻出するために流行りのクラウドファンディングをやっているものの、まだ目標の1割にも達していません。想像ですが、この新聞社の露骨なダブルスタンダードに気づいてしまった人たちが多くなったのでしょう。数年前に購読を止めておいって正解でした。そういえば、彼の国は竈門炭治郎の耳飾りまで文句をつけますが、不思議なことに旭日旗とそっくりな新聞社の旗には沈黙を貫いています。3者の思考回路はとても似ていますね。

 いずれにしても、無観客での大会は残念でしたが、感染拡大のことを考えれば、それも仕方がなかったと思いますし、後世の人たちがどのように今回のオリンピックを評価するのでしょうか。始まってみればあっという間の期間でしたが、小学校のときに同じ東京オリンピックを観た私にとっては幸せな時間でしたし、最終日まで彼女たちはプラチナメダルを2個も私たちに見せてくれました。やっぱり、スポーツは素敵だ!素晴らしいアスリートの皆さんに乾杯!

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