いいね!~(台湾代表処)の表記

 きょう、10月10日は中華民国・台湾の110回目の建国記念日です。一般的には「雙十節」(国慶日とも)と称していて、文字どおり、「タブルテン」とも言います。台湾では中華民国の「民国」がそのまま元号となっていて、ことしは「民国110年」となります。現地では西暦のほかにこちらも頻繁に使われますので、覚えておくと何かと便利です。

 それで、それを記念して台北駐日経済文化代表処(台湾大使館)の代表(大使)である謝長廷さんから写真のギフトセットをいただきました。毎年、本当にありがとうございます。ことしも式典はホテル会場で行われたのですが、COVID-19の影響から極めて少人数で、会食もなかったようです。来年はにぎやかに開催されるといいですね。

 ところで、今回、「あれっ!」と思ったことがありました。それは、台北駐日経済文化代表処の次に(台湾代表処)とはっきり書かれていたことです。これは私の知る限りでは初めてのことです。ご承知のとおり、中国共産党との関係や世界各国との国交から、中華民国や台湾の名称を国際的に使用することは残念ながら、現在でも難しい状況です。

 ですので、台湾の駐日大使館でも上述のようなちょっと意味不明な名称を使わざるを得ないわけです。このことは、先日の東京五輪の選手入場のとき、NHKのアナウンサーが、「台湾です!」と大きな声で言ってくれたことを、台湾の皆さんがすごく喜んでいたことにも象徴されます。国家の名称は政治や歴史的背景があり、けっこう難儀な場合があります。

 なので、台湾としては今まで慎重に名称については工夫してきましたが、ここに来て、(台湾代表処)をカッコ付きでも使ったことは大きな進歩だと強く感じました。伝えられるところによると、アメリカでも代表部の名前を「台北」から「台湾」に変更することを検討しているそうですし、欧州議会では、「台北駐在EU貿易事務所」から「台湾駐在EU事務所」が実現しそうです。

 台湾が世界一の親日国家であることに異論のある日本人はいないでしょう。その反面、いつものようにあの国やあの国(世界でわずかに二カ国だけ)には悩み続けています。私などはつくづく嫌になることも少なくありません。でも、そんなとき、謝長廷さんが言われる「台日両国は善の循環です」「困ったときの友が真の友です」を思い出します。今後も両国の絆はさらに強まるでしょう。

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