日医前会長・横倉義武先生の近著

 前の日本医師会会長の横倉義武先生が岩波書店から「新型コロナと向かい合う~『かかりつけ医』からの提言」を上梓されました。先生は日医会長時代から、私が顧問をしている、社会医療法人・河北医療財団の理事を務められています。一般的にこのようなケースは極めて稀ではないかと思います。

 それで、このご著書は3章立てになっていて、第1章ではこれまでのコロナを巡る動きが時系列で述べられていますが、感染が収まっている現在、あらためての復習になりました。第2章はコロナに対する様々な提言が具体的に示されていて、今後の課題になるものが多いです。

 そして、私が個人的にもっとも関心があったのは第3章「かかりつけ医の果たす役割~感染症の教訓とともに考える~」です。実は上述の医療財団理事長の河北博文さんも過去からかかりつけ医(やや異なるのですが「家庭医」も同様)の大切さを繰り返し言われています。

 彼は研修医の半分くらいは家庭医に進んでもらいたいと説いていますが、現実にはなかなかそうはなっていません。今回のCOVID-19対応、とりわけ、ワクチン接種は何とか乗り切りましたが、患者さんに寄り添う家庭医がもっともっと多ければ、よりスムーズに行われたと思います。何事も課題が多いですね。

 なお、横倉先生の背景は新しく工事が始まる河北総合病院の敷地です。試掘調査をしたら遺跡が発見されたので、発掘調査を行っています。来年の2月末までだそうですが、工事日程には影響はないようです。特に遺跡に興味があるのではありませんが、今度、何が出てきたのか聞いてみようと思っています。