台湾(中華民国)はすでに独立している

 今年も台北駐日経済文化代表処(台湾代表処:中華民国駐日大使館)から素敵な果物をいただきました。毎年、夏冬とお気づかいをいただき、ありがとうございます。家族で美味しくいただきます。このポンカンは日本国内では限られた時期にごく一部のルートでしか手に入ることがない貴重な大玉とのことで、台湾では「柑橘の大様」と呼ばれているそうです。(写真左は代表=大使の謝長廷さん)

 さて、中国共産党が声高に、「台湾の独立(派)は許さない!」とギャーギャー叫んでいますが、来年2月に迫った北京冬季オリンピックや秋に行われる党大会に向けて、習近平さんは必死なのでしょう。共産党は洋の東西を問わず、「党中央は絶対に間違わない」が基本ですから(もちろん、我が日本共産党も)、本当に困ったものです。余談ですが、世界にはそれ以外の共産主義国はキューバ、北朝鮮、ベトナム、ラオスの4カ国しかありません。

 それで、いくらかなりとも台湾の歴史を勉強している私はそもそも、すでに独立を果たしている台湾や支援する国々に対して、「台湾の独立分子やそれを支援する勢力は許さない!」と言うことは理屈にかなっていないと思います。当然、これまでの台湾の歩みには暗い時代があったことも事実ですが、現在では確かに国交を結んでいる国が少ないという弱点はあるものの、自由と民主主義を基本とした立派な国家です。

 もちろん、台湾の歴史は順風満帆の連続ではありませんでした。日清戦争で日本が勝利した結果、この地を統治することになるのですが、当時の清国交渉団代表の李鴻章は、「化外の地であるところを本当に欲しいのですか」みたいに言っていますし、我が国が統治していた50年間にも様々な衝突がありました。それから、蒋介石時代には戒厳令もあり、事実上の独裁政権でした。どの国にも負の遺産はあるのでしょう。

 しかし、数十年間に渡り外国から侵略されることなく、大統領である総統が国民の直接選挙で選ばれ、国会議員である立法委員も同じくで、立法、行政、司法の三権分立も確立されています。逆に中国共産党はやり放題です。三権分立も民主的選挙も無縁ですし、軍隊も共産党の直営です。来年の秋以降はさらに権力が習近平さん一人に集約されますし、もう一つのならずもの国家であるロシアとともに牙を剥いてくるでしょう。

 話を戻して台湾では、徴税も国や自治体できちんと行われていて、教育水準も高く、文民統制のもとの軍隊が機能しています。合わせてIT分野でも抜きん出ていて、特に半導体などは台湾からの供給が止まったら、世界は何もできなくなると指摘されています。つまり、これが独立した国家でないなら、世界中でほとんどの国々もそうなってしまいます。確かに日本は地政学的に難しいロケーションにあるのですが、中国共産党の顔色ばかり気にするのはいかがなものかと思います。

【追記】昨日、台湾では米国産豚肉に禁輸を求めること、4つ目の原子力発電所の建設再開など4本の住民投票が実施され、そのいずれもが否決となりました。もともと、これらは野党・国民党の要求で行われたものですので、否決されたということは総統の蔡英文さんが信任されたことになります。もちろん、台湾国内のことでありますが、これによって、福島第1原発の事故による日本製品の禁輸が解かれることを期待します。

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