観光立国はゆっくりと進めよう

 私も武漢肺炎ついては感染症や疫学の専門家、大学教授が書かれた分かりやすい文章を数多く読んでいますが、けっこうその内容が異なっています。経験のない感染症ですから、それは当然のことなのですが、現場で頑張っている医療関係者や自治体職員、自衛隊などをもう少し評価して差し上げても良いような気がします。

 それで、今年はあと5カ月で五輪が開催され、そのあとはパラリンピックもあります。本来ならば、そのこともあって、「来日観光客4000万人」を目論んでいましたが、武漢肺炎の今後の影響を考えれば、かなり難しい状況になってきています。

 実際、韓国は勝手に行きたくないと言っていますので、無理に来ていただかなくてもいいですが、中国を始めとして、最近はけっこう増えてきた欧米やアジアからの方々が減少しているのは、観光産業に携わっている企業や個人商店などにとっては大きな痛手であることは間違いありません。

 政府でもそれへの対策は用意し始めていますが、「本当に4千万人も訪日していただくことが大事なのか。全国各地、とりわけ観光地でのオーバーツーリズムは深刻だ」の声も大きくなっていることも事実です。私もいろいろな場所に行っていますが、それを肌で感じることも少なくありません。

 だいたい、インバウンド、インバウンドと言いますが、彼ら彼女らのわが国での消費がそれほどGDPに貢献しているとは思えません。海外からお客様が旅行を楽しみ、お金を使っていただくことは大歓迎ですが、それによって、観光地を中心に地元の皆さんが迷惑を被ることがあれば、主客転倒というものです。

 どうして、安倍総理や国土交通省はそんなに訪日客数やインバウンドにこだわるのでしょうか。私は安倍さんはそれほど本気ではないものの、他者からの強い要請があるように思えるのです。そこと訪日観光客数が圧倒的な首位である国との関係にも注目しなければならないでしょう。

 武漢肺炎の終息がいつになるか不明ですが、オリパラ後の反動も考えて、インバウンドもいいものの、景気回復の王道である国内での「個人消費」の拡大を真剣に取り組んでもらいたいです。野党も桜ばっかりやっていないで、ちょっとは生産的な質疑をしないと、それこそ「国民から出禁」になってしまいます。

 いずれにしても、自動車製造なども同様ですが、観光も一つの国だけに過度な比重を掛けることはとても危険であると、今回の武漢肺炎であらためて明らかになりました。この感染が一段落したときに、そのことをしっかりと意識した上で、ためらいなく方向転換していかなければなりません。

 でも、悪いことばかりではありません。中国からの便数が大幅に減少している関西国際空港では、フィンランド航空が便数を増やし、英国航空、アエロフロート航空などが20年ぶりくらいに空路を再開するそうです。少しずつでもこのような流れを開拓していけば、歪ではない観光立国が実現するでしょう。

習近平さんは両会を開催できるか?

 感染症に苦しんでいる中国ですが、あと3週間ほどで全人代(全国人民代表大会)政協(中国人民政治協商会議)という二つのビッグイベントが開催される予定です。どちらも、重要な会議には違いないのですが、それまでにすべての議案などは中国共産党(中共)が決めていますので、それを形式的に追認するだけのつまらないものです。

 そして、これまで何回かお伝えしているとおり、日本の新聞などは「国会に相当」と何の注釈も付けずに報道していますが、日本を始め自由主義国家の国会とはまったく異なるもので、そろそろ表現を変えてもらいたいものです。特にわが国の新聞やテレビが中共に忖度しているとは思いませんが、世界の笑いものになってしまいます。

 そもそも、3千人くらい参加している代議員なる人たちですが、各地域(日本だったら選挙区)から人民の選挙で選ばれた代表でも何でもありません。それぞれの地域の共産党組織が提出した名簿に載っている人が代議員になるだけです。共産党の意に沿わない人は代議員になることは絶対にありません。

 また、省、直轄市、自治区にも「人大」があることはありますが、これも都議会や横浜市会のように有権者から選ばれたのではなく、例えば広東省党委員会や上海市党委員会の眼鏡にかなった、中共に従順である人間だけがその地域の議員になれます。それでは、中共の幹部は誰が決めているかということですが、これも内部でやっているだけで、民主的手続きなどは皆無です。

 さらに、毎年のことですが、中国や日本のマスコミは全人代の議案採決で何票、何十票の反対が出たと嬉しそうに書きますが、これも中共がとりあえず、民主的な臭いを醸し出すための演出で、本当に反対票を投じれば、その人は行方不明になることでしょう。所詮、共産主義国家の議会なんてそんなもので、あってもなくても結果は同じです。政協に至っては何のために存在しているのかさっぱり分かりません。

 また、全人代の会場ではすごく綺麗な民族衣装を着た少数民族と思われる代議員が写し出されることが多いのですが、ご本人には責任はないものの、「中国共産党はこんなに少数民族を大切にしている」というヤラセに過ぎません。また、会場には軍服を着た代議員も多いのですが、彼の国では“文民統制”などという制度はなく、軍隊内部には政治将校という思想統制軍人がいます。

 さて、タイトルの両会の開催ですが、習近平さんとしては何としても全人代で感染症の終息宣言というか、勝利宣言を声高らかに叫びたいはずです。でも、現在の感染状況からはかなり苦しいでしょう。その場合はもともと存在価値がない両会ですから、延期も考えられますね。日本への国賓来日はどうやら先送りになりそうですが、習近平さんと中共の威厳が保たれるかどうかの瀬戸際ですから、さらに今後の展開に注目します。

すべての元凶は中国共産党

 有史以来の医学や医療の歴史は感染症との戦いと言ってもいいでしょう。細菌にしてもウイルスにしても、完全に封じ込められたのは“天然痘”だけで、今でもワクチンを開発することは困難です。ただ、悪さをする側もペストが代表的ですが、人類を完全に滅ぼすことはしません。

 それで、私は医療財団(大規模総合病院)の顧問をしていますが、医療政策が専門で医師ではありませんので、今回の中国発感染症のことについては自分の意見や考え方はあるものの、それを表に出すことは適切ではないと思っています。このあたりは注意しなければなりません。

 さて、タイトルの中国共産党(中共)ですが、明らかに初期対応を間違えました。それは中共の基本的な体質にあるのですが、今回は公表しなければならなかった時期に武漢市がある河北省人民代表大会の重要会議が開催されていて、中共としては何としてもこの会議を成功させる必要があったからです。

 そして、いつもお伝えしているとおり、中国では政治も経済も文化も社会も、何から何まで中共が決めます。新聞やテレビで、「中国政府は‥‥」などと出てきたら、それはすべて、「中国共産党は‥‥」と読み替えるととても分かりやすくなります。西側自由主義国家とは根底からシステムが異なっています。

 さらに、その中共ですが、全国に31ある省・直轄市・自治区から市・県(日本とは順序が逆)、郷や鎮という地方の小さな町村まで全部に党組織があり、その党組織のトップである“書紀”が地方政府を管理監督しています。省長や市長などより書紀の序列が高いのです。なお、省長や市長は必ず副書記でナンバー2になります。

 また、ここが極めて重要ですが、上述の責任者は例外なく人民の選挙での洗礼を受けることはありません。西側諸国の常識からはあり得ないことですが、そのあり得ないことが中国では何十年も続いているわけです。それでは、どのようにして決めているかと言えば、表に見えない陰惨な権力闘争や派閥抗争です。

 最近は少し収まっていますが、王岐山さんが主導した中央規律検査委員会や国務院監察部の反腐敗闘争も、賄賂を得ている悪い党員を処分するのではなく、反主流派や総書記の習近平さんの意にそぐわない幹部を懲らしめているだけです。このやり方を駆使して昇り詰めるのが優れた指導者となります。

 そもそも、中共の党員は9千万人くらいいるようですが、本当に国家や人民のことを考えているのは100人くらいかもしれません。共産党に入党するのも、自分や家族が少しでもいい生活をすることができるからで、理想とか改革とかは無縁の世界です。酷いものですね。

 そんな組織ですから、出世に大切なことは袖の下と面子(メンツ)と忖度の三つです。中国は4千年だか、5千年だかの歴史があるそうですが、袖の下文化もそれと同じだけ続いています。ただ、自由だとか民主だとかを叫ばず、それなりの賄賂を用意していれば、それなりの生活をすることも可能です。

 やや脱線しましたが、そのような歴史と伝統のお国ですから、常に共産党幹部は上しか見ていません。どうしたら俺は私は上に引き上げてもらえるのか、袖の下を余計にもらえるのかです。そんなことですから、正しい情報や数字を上部に報告することはなく、いい加減で、都合のいいそれしか伝わりません。

 とにかく、地方の一党員から習近平さんまで同じ思考回路なので、中国が世界に公表している例えば経済成長率などはほとんどが作文で、信頼できるのは相手国がある輸出入に関わるものくらいでしょう。今回の感染症の様々な数値も信用できるものはほとんどというか、ほぼまったくありません。

 邦人帰国の中国政府との交渉では、習近平さんの国賓のことを材料にかなり脅かしたようですが、それだけ彼の国と習近平さんは天皇陛下にお会いできる国賓にこだわっています。わが国も知恵を絞って中国と向かい合うことが求められているような気がします。“絶対に国賓は反対!”ではなく、上手に中国を利用しましょう。

 余談ですが、中共が打倒されても、それが日本にとって良い結果かどうかは分かりません。中国共産党が消え去っても、私はさらに反日的な、侵略的な愛国民族政党が政権を掌握すれば、自衛隊を憲法に書き込むこともできない日本は吹っ飛んでしまうと思います。国賓反対の人たちもそれらのことを考えてもらいたいです。

 あと一つ、日本では報道されていなことですが、中共は臨時の政治局常務委員会を開催して、党内に対策組織を作りました。名前は「中央応対新型冠状病毒感染肺炎疫情工作領導小組」で、おどろおどろしいのですが、要約すれば、「中共新型肺炎対策チーム』です。もちろん、それはそれでいいのですが、その組長(責任者)が習近平さんではなく、国務院総理(首相)の李克強さんだったのには驚きました。

 中国では大規模地震などの災害が発生したときに現地に赴くのは首相と決まっていますが、党内対策組織は総書記が兼務することが慣例になっていました。それを習近平さんは李克強さんに押し付けた形になったわけです。合わせて、副組長には現場経験がまったくない習近平さんの腰巾着である王滬寧さんが任命されています。

 いずれにしても、数多くの党内組長をやっている習近平さんがこれだけの重要案件でそれを李克強さんに任せるというのは尋常ではありません。これでは、これから登場するであろう解放軍傘下の人民武装警察も李克強さんの指示に従うとは思えません。習近平さんの頭の中には3月初旬から始まる両会(全国人民代表大会&中国人民政治協商会議)のことしかないのでしょう。中国人民は哀れです。

 しかも、恐怖のSARSのときでさえ、中国政府は都市を封鎖したり、外国への渡航を禁止したりはしていませんでした。それが武漢を始めとして何カ所もの都市が出入り禁止となっているのですから、事の深刻さがあぶり出されています。繰り返しますが、1カ月後に迫った全人代と政協に向けて、中共は何が何でも感染症に勝利したというメッセージを出す可能性が濃厚です。

 本当に封じ込められたのであれば、問題ありませんが、今の勢いであれば、両会が始まるまでには極めて難しいと言わざるを得ません。中国国内はもとより、海で隔てられているものの、隣国である日本と日本国民にとってはもの凄く深刻な問題です。これからの展開を注視して、国内外で罹患する患者さんが増えないように対策を強化することが何よりも大切ではないでしょうか。

 今回の感染症もまた、中共への重い教訓の一つとして、嫌々でも渋々でもお付き合いしていかなければなりません。現実的に考えて4月上旬の習近平さんの国賓としての来日は不可能でしょうが、そのあとも、あらゆる場面での取り引き材料として活用できるでしょう。面子を最優先する国ですからけっこう効き目はあるはずです。

立派ですね~ホテル三日月の英断

 余計な注釈を述べるのはやめます。立派ですね、偉いですね。政府とどのような交渉があったのかは分かりませんが、私はこの文章を読んで、涙が止まりませんでした。今回のことが落ち着いたら、必ず、必ず宿泊させていただきます。お土産もちょっと奮発していっぱい購入します。なお、全文と追加文章は以下のサイトからご覧ください。
http://www.mikazuki.co.jp/katuura/assets/pdf/home/news202001.pdf

総理が施政方針演説で「台湾」と明言する

 中国河北省武漢市から邦人希望者全員の帰国を安倍総理が表明し、チャーター便のめどもついたようです。この疫病の詳細はまだ不明なところも多いのですが、日本政府としては迅速な対応だと思います。同時にその地域を危険レベル3にいち早く引き上げたのは正しい判断でしょう。

 さて、少し前のことになりますが、総理大臣の安倍晋三さんが国会での施政方針演説の中で「台湾」という国名を明言しました。復興五輪のホストタウンを紹介する一節でそのことは起こりました。まずは釜石市がオーストラリアのホストタウンとなることを紹介し、その次に一呼吸置いて力強く「岩手県野田村は台湾!」と叫ぶように言ったのです。

 そしてこのとき、怒涛のオッー!という声が上がり、万雷の拍手が起こりました。もちろん、そのことは少なくても与党には事前に通知していたと思います。しかし、肝心なのはタイトルのように、極めて異例のことではありますが、もっとも大切な国会演説で「台湾」と言い切ったことです。

 また、それに対して先の選挙で見事に総統(大統領)に再選された蔡英文さんも「『台湾』という言葉が日本の国会で大きな拍手を浴びたのは実に嬉しいことです!」と日本語で伝えてくれています。わが国では20以上の自治体が台湾のホストタウンを希望していたことも明らかにしてくれました。

 それから、当選の翌日に蔡英文さんは台北にあるアメリカ大使館(米国在台湾協会)の所長と日本大使館である日本台湾交流協会の会長に会われています。名称は所長、会長ですが、大使とまったく同職で、台湾がいかにアメリカと日本を重視しているのかが分かります。

 また、外務大臣の茂木敏充さんも「台湾は我が国にとって、基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人」と過去の外相(河野太郎さんを除く)ではあり得なかったコメントを堂々と発表していますし、アメリカの国務長官(外相)も同様でした。

 ところで、安倍総理は野に下っていたとき、台湾を訪れていますし、私もその場の国賓大飯店にいました。日台両政府はとぼけていますが、蔡英文さんが東京に来られたとき、ホテルの一室で短期間の秘密会談も行っています。両国の関係はますます強化されていくことは間違いありません。

 台湾とは残念ながら正式の国交はありませんが、逆に国交があっても、わが国に次々と嫌がらせを仕掛けてくる国もたったの1カ国ですがあることも事実です。ただ、だからといって、台湾とこの国とを比べることは厳に慎むべきです。そのなことをしたら、中華民国(台湾)と人民に失礼というものでしょう。

 なお、このところ、蔡英文さんのことを取り上げることが何回かありましたが、それは台湾の人民が正当な選挙で彼女を選んだからです。つまり、特にグリーンチームを贔屓にしているわけではありません。ブルーチームにも友人はいますし、彼ら彼女らの考え方を理解できることも少なくありません。

台湾人民のでっかい勝利!

 アジアだけではなく、世界から注目されていた、台湾(中華民国)の総統(大統領)選挙が終わり、民主進歩党の蔡英文さんが800万を超える過去最多得票で圧勝しました。また、同時に行われた立法院(一院制国会)でも前回よりも議席は減らしましたが、民進党が過半数を維持しました。

 台湾の選挙は台湾の人民が決めることですから、私はそれを尊重するものですが、一昨年の統一地方選挙で民進党はボロ負けしてしまいましたので、少し前まで、誰がこの結果を予想していたでしょうか。その大きな転換点となったのは言うまでもなく、あの香港での市民への大弾圧です。

 ですから、蔡英文さんの再選の最大の功労者は中国共産党であり、その親分の習近平さんであることは間違いなく、大相撲で例えれば、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞をまとめて差し上げてもいいでしょう。習近平さんは明らかに香港への対応を誤ってしまいました。

 その意味では今回の台湾での大勝は、「自由と民主主義」VS「独裁と共産主義」との戦いであったと表現しても過言ではないように思います。野党もマスコミ批判も一切が存在しない共産党は何でもやり放題で、反省というものがありませんので、結局は人民に愛想を尽かされるのが宿命です。

 それから、勝利の原因の一つにはアメリカの台湾への急接近もあったでしょう。もともと、アメリカは敗北した国民党との距離が近かったのですが、これもまた、習近平さんの世界制覇の野望を粉砕するためにも民進党支援に舵を切り、台湾への武器供与なども積極的になりました。

 また、民進党自身の改革もあったように感じます。長く続いた弾圧の歴史から、過去の民進党は活動家集団のようで、党内の派閥争いも壮絶でした。それがいわばこなれて、蔡英文さんは中華民国という国名も使うようになり、独立派の頼清徳さんを副総統候補に迎えて、左右両側の有権者から支持を獲得しました。

 私は以上のほかにも気になっていることが少なくありませんが、それは選挙結果をもう少し分析したあとにお伝えします。いずれにしても、わが国と台湾という国家の関係はますます深まっていくことは確実ですし、両国の将来は希望にあふれているでしょう。台湾万歳!中華民国万歳!

台湾総統は蔡英文さんで決まり!?

 世界の中で間違いなくナンバーワンの親日国家である台湾(中華民国)の総統(大統領)選挙が1月11日に行われます。何度も申し上げていますが、台湾のトップは台湾の人民が選ぶものですから、あまり余計なことは言わない方がいいと私は過去から思っています。

 ただ、大陸との関係もありますし、東アジア全体の安全保障のことを考えれば、その選挙に行方は大いに気になることも確かですので、現地の友人などに情勢を聞いてみました。ちなみに、台湾では地方選挙はそれほど家族内で意見が分かれることはありませんが、総統選挙だけは侃々諤々やるようです。

 それで、日本でもけっこう関心が高く、一般紙などでも報道されているとおり、民進党(民主進歩党)の蔡英文さんがかなりリードしているようです。一方、その民進党の超鉄板地域である高雄市で市長に当選した国民党(中国国民党)の韓国瑜さんは調子に乗りすぎて劣勢と伝えられています。

 それでは、統一地方選挙で大負けした民進党がこれだけ盛り返したにはなぜかといえば、もうひとえに中国共産党のおかげでしょう。つまり、中共が香港でやらかしてくれた暴挙を台湾の人たちは固唾を呑んで見ていました。そして、「次は私たち台湾がやられる」と切実に悟りました。

 まったく、中共はおバカさんというほかありませんし、過去の総統選挙でも台湾海峡にミサイルを打ち込んだ結果、反中共の李登輝さんが勝利しました。武力で脅かせば何でもできると勘違いしている全体主義特有の行動でしょう。それと、今回は台湾とアメリカが極めて良好な関係を保っていることも大きいと思います。

 ですから、総統選挙がほぼ決まりの情勢で、人々の関心は同日に投票される立法院(一院制国会)に移っているようです。定数113名の過半数57ですが、現勢はグリーンチーム民進党が68議席、ブルーチーム国民党が35議席で、引き続き、民進党が過半数を確保できるかどうか鍵です。

 もちろん、総統選挙に引っ張られれば民進党が優勢になりますが、議員の場合は、特に台湾では地元におけるサービス活動が大切です。地域にもよりますが、やはり、長年に渡り政権を担ってきた国民党に分があることも事実ですから、接戦になるかもしれません。

 ところで、10月の双十節で蔡英文さんが、『中華民国台湾』という言葉を使ったことが話題になっています。私は過去からある想いがあって、「台湾(中華民国)」と表現していますが、日本人に何回か、「門脇さん、中華民国は必要ないよ」と指摘されたこともあります。そうでしょうか?

 また、台湾に行かれた皆さんは経験されているでしょうが、西暦のほかに「民国」とう元号みたいな歴を頻繁に使います。中華民国が建国されたのが1912年でこれが民国元年になり、今年2019年は民国108年になります。西暦の下二桁から11を引いて百を足せば民国になりますね。

 今回は残念ながら、訪台することが叶いませんでしたが、比較にならないほどの友人である台湾(中華民国)とはさらに、さらに関係を深めていきたいですし、台湾や台湾人の多くの皆さんもそれを望まれています。巨大な軍事力を持ったアメリカのようにはいきませんが、日本もできることは何でもしたいですね。

 なお、写真左側は副総統候補の頼清徳さんです。台湾では正副総統を同時に選ぶアメリカ方式です。彼は独立志向が強いので、中共はより警戒しているようです。もともとはお医者さんで、台南市長や行政院長(首相)を経験されています。宙に浮いているポンカンは日本の代表処(大使館)からいただきました。

揺れる香港と習近平さんの国賓

 香港の区議会議員選挙は民主派の圧勝でした。大いに歓迎することですが、小選挙区制のため、民主派が獲得した票数そのものは6割程度だったようです。それでも、3年後の行政長官選挙に及ぼす影響は小さくありませんし、今後の展開から目が離せません。ただ、東京の23区の区議会議員選挙とはまったく制度が異なっていて、町会長か自治会長みたいな位置づけですから、過度な期待は禁物です。

 それにしても、中国共産党はこの選挙結果を直視できず、「一部選挙区で選挙民への脅迫や投票所妨害があった」とか言っています。だいたい、その中国共産党は親分の習近平さん以下、ほとんどすべての幹部は全人代の代議員も含めて選挙で選ばれたわけではなく、共産党そのものが恣意的に決めているのですから、「あんたに言われたくないよ!」の世界です。

 さて、その中共の総書記である習近平さんですが、来年春に国賓として訪日すると伝えられています。国賓ということであれば、中国の元首は彼ですから当然、わが国の元首である天皇陛下がお会いになることになりますが、ここで思い出すのが、天安門事件で中国が孤立しているとき、様々な駆け引きがあって現在の上皇陛下が訪中され結果、世界の彼の国への制裁が解けたことです。

 そして、保守派の皆さんから国賓としての待遇はいかがなものかという声が大きくなっています。香港の情勢や新疆ウイグル自治区での弾圧を考えれば当然のことでしょうし、世界に間違ったメッセージを発信してしまう可能性もけっして低くありません。台湾への脅しも同様で、自由で親日国家である台湾への武力攻勢も中国は否定していませんからなおさらです。

 しかし、そのような考えはとても良く理解できますが、その一方、韓国とは「反日」度合いが違っていることも考慮しなければならないでしょう。韓国の反日は底なしですが、意外と中国はそれほどではありません。尖閣諸島を巡る風景は「日中の関係は完全に元に戻った」を疑ってしまいますが、極めて残念ながら、中国の膨大な軍事力を勘案すれば、日本も感情や理屈だけでは太刀打ちできません。ミサイルだけでも数百発がわが国に向いている現実もあります。

 また、香港についてのアメリカの対応についてですが、あまりやる気がなさそうだったトランプ大統領も人権法案に署名しました。これにいちばんビビったのは中共幹部でしょう。なぜなら、彼ら彼女らはアメリカや香港に隠し資産を持っていて、下手をするとこれが凍結されてしまうからです。何だかんだ言ってもやはりアメリカはすごいです。これは台湾についても同様で、貿易戦争を含めてアメリカはなかなかのものです。

 ただ、日本の保守派が叫んでいるような、「わが国の政府は手ぬるい。もっと、中国に対してものを言うべきだ!」は確かにそのとおりなのですが、アメリカは恐ろしいもほどの軍事力を背景として、あれだけ強気になれるわけで、上にも下にも書きましたが、残念ながら、憲法に自衛隊を明記できないどころか、その入口にもたどり着けない国にはそもそも無理というものです。

 もちろん、だからといって、何でもかんでも中国の言うことを聞くということではありませんが、その意味では現政権はまあまあ上手に、なおかつ巧妙に付き合っているように感じます。あの国と厳しく対峙するのであれば、最低でも核武装し、原子力潜水艦を10隻くらい有することが必要十分条件でしょう。そんなことはできないのに、「国賓反対~!」と叫んでも虚しく響くだけです。

 特に肩入れするわけではありませんが、安倍さんだって好きで中国をヨイショしているのではないでしょう。腹の中ではあっかんべーしていると思います。あの国は面子が第一ということにも承知しているようにも感じます。一方、北海道大学の先生が逮捕されてときには、会談した李克強さんに「釈放しないと、国賓での訪日は難しいですね」と脅かしたようです。その結果、その先生がすぐに自由の身になったのはご承知のとおりです。

 韓国はまたブツブツ言い始めていますが、仮にGSOMIAが破棄されても、日本製品不買運動が続いても、わが国はほとんど困ることはありませんし、むしろ、そのほうがすっきりするかもしれません。でも、中国とは悔しいのですがそうはなりません。香港や新疆ウイグル自治区やチベットにも注目をしながら、両国のこれからを考えれば、国賓での招待もやむを得ません。

韓国の憂鬱~GSOMIA破棄できず

 日本と韓国との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効は避けられないとの予想が多かったのですが、土壇場で韓国がブツブツ言いながらも、破棄撤回を決めました。輸出管理強化への対抗策として世界貿易機関(WTO)への提訴も避けましたので、ほぼ、日本側の完勝といってもいいように思います。

 私も失効は仕方ないかなと感じていましたので、正直なところ、かなり意外な落とし所となりましたが、わが国は何一つとして彼の国に譲歩していませんし、ホワイト国除外などについても、「前回と同じレベルだったら聞いてやってもいいよ」との程度で、基本的な姿勢が変化することはありえません。

 それで、今後もひっくり返る可能性はありますが、やはり、わが国政府のまったくぶれない姿勢とアメリカ上院の全会一致の決定が大きかったんだろうと思います。韓国はもう切るカードもなく、慰安婦問題やいわゆる徴用工訴訟などでも過去と違って、日本は理由もなく謝罪することもなくなりました。

 また、アメリカの国防長官のエスパーさんが、「協定破棄を喜ぶのは北朝鮮、中国、ロシアだ」と至極まっとうなことを述べていましたが、文在寅さんの最大の喜びは金正恩将軍様にどこまでも忠誠を誓うことですから、今後も彼の言動には十分に注視していかなければならないでしょう。

 そして、この協定の目的は日韓両国の軍事情報をやり取りする際に、それが第三国に漏れることを防止することにもあるですから、文在寅さんの上述のスタンスであれば、北朝鮮に情報をご注進する危険性すらあるわけです。問題がすべて解決したわけではありません

 しかも、アメリカ政府や議会は、「韓国が譲ったのだから今後は日本の番だ」みたいなことを言い出す可能性が強いです。まさに韓国の狙いはここにあるわけで、朝鮮半島出身労働者問題についても攻勢を強めてくるでしょう。それでなければ、自称・外交の天才のメンツが丸潰れになります。

 特に韓国世論は「日本との軍事協定なんて止めてしまえ!」が多数派ですし、「せっかく政府の方針に従って日本製品ボイコットしているのに裏切るのか!」の声も大きいです。来年には国会議員選挙もありますし、再び破棄の恫喝を掛けてくる可能性も少なくありませので、油断は禁物です。

 それから、悲しいかな文在寅さんは北朝鮮からも袖にされてしまい、ロシアは知りませんが、中国の本心は「長い歴史であの国と付き合うとろくなことはない」ですし、世界で唯一の反日国家になった韓国と比べれば、その度合は大したことはありません。現在の日中の関係も少なくても見かけは順調です。

 しかし、その間違いに気づかす、反日のボルテージを上げていきましたが、わが国の大多数の世論も、韓国に悪い印象を持っていない人たちも、「さすがに韓国という国はどうなんだろう」と率直な疑問を持つようになり、政府の方針を消極的であっても支持するようになりました。

 もちろん、立憲民主党などは得意の「どっちもどっち」論を展開して、日本を再び悪者にしたかったのですが、逆に「それっておかしいよね」となり、彼ら彼女らの固定客を除いて共感が得られませんでした。こんな状況で枝野幸男さんは「安倍さんの次は俺だ!」だそうですが、たちの悪いジョークですね。

 視点が変わりますが、韓国のデモって参加者の数をいったい誰が正確に調べているのか極めて疑問です。でも、反政権、反文在寅デモの参加者がかなり多くなっているのは事実のようです。しかし、それで反日が弱まるわけでも何でもありません。ここに期待すると結局、過去と同じくがっかりしてしまいます。

 つまり、わが国ではあの国の政権が革新より保守のほうがいいと言う考えがありますが、残念ながら、保守でも革新でも反日に関しては五十歩百歩の世界なのです。実際、保守の李明博さんは「天皇は韓国に来たかったら土下座しろ」という意味のことを言っていました。

 彼とともに塀の中の朴槿恵さんも「日本に侵略されたことは千年経っても忘れない」と述べていますし、中国の軍事パレードに西側諸国でただ一人参加して、天安門から嬉しそうに観ていました。こんなことですから、『反日種族主義』が売れているからといって、特に何かが変わるわけでもありません。

 なお、最近の報道で「韓国人の訪日客数が半減してしまった。さあ、大変だ!」のような記事が目立ちます。確かに数字はそのとおりですが、わが国が彼の国の人たちに「来ないでくれ!」などと1回も言ったことはありません。彼ら彼女らが勝手に「日本には行かないぞ!」とエキサイトしているだけです。

 大分県の別府や由布院などの観光客が激減している事実は直視しなければなりませんし、政府としても対策を打つ必要はあると思います。ただ、一つの国の観光客だけに生計を依存していることは、現地の皆さんには失礼ですが、もともと危険を伴うものと覚悟しているものと考えています。

 今日の結びにウクライナ出身の日本研究家であるグレンコ・アンドリーさんの言葉を引用させてもらいます。ちょっと長いですが、彼の国の国民の本質を見抜いていると思いますので、お付き合いください。

『もし韓国は昔、本当に日本と戦って、独立を獲得したのであれば、そこまで反日ではなかっかと思います。史実ならそれを自信を持って言えます。しかし、彼らはなんとなくそれは嘘だと言う事を感じていると思います。だから騒いで常にそれを自分に言い聞かせる必要があります。そうしないと不安になります。

韓国にとっての反日は、別の言い方をすると、ある意味、中毒性の高い麻薬みたいなものと言えます。定期的に投入しないと禁断症状が生じます。つまり、精神的に不安定になり、恐怖を感じてしまうのです。

結論は、自国の歴史を多少飾るのはいいのですが、100%の出鱈目を歴史認識の根幹にしてしまうと、結果的に自分で自分の首を絞める事になります』。

 以上ですが、まさに正論と言うか、的確な分析でしょう。なお、写真の本は韓国での大使を長い間、経験されて韓国を愛し続けた武藤正敏さんの著作です。けっして嫌韓本ではありませんが、このような著名人がこのようなタイトルの本を書かれたことにも反日の根深さがあるように思います。

台湾(中華民国)との友情は永遠です

 世界の中でもずば抜けた親日国家である中華民国(台湾)では来年1月11日に総統(大統領)選挙が行われます。日本の国会と同じ立法院(一院制)の議員選挙も同日に投票されます。台湾の元首は台湾の人民が決めることですから、余計なことは言いませんが、現地からの報道によると現職の蔡英文さん(民主進歩党)が現・高雄市長の韓国瑜さん(中国国民党)をけっこうリードしているようです。その理由は後日、さらに分析して述べますが、一言で言えば、中国共産党総書記の習近平さんが香港問題で下手を打ったことに集約されると思います。

 それで、その蔡英文さんが台風19号による被害について、日本語でお見舞いをしていただきました。以下の内容です。「台風19号がもたらした記録的な雨によって日本では被害が広がっています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 日本は我々にとってもっとも大事な友人です。いつでも支援に駆けつけます」。ちなみに、彼女は日本の国民に向けたメッセージはほぼ日本語で伝えてくれています。

 そして、好き嫌いは様々でしょうが、総理大臣の安倍晋三さんはそれに対して、「非常感謝真心的慰問。我們正在全力以赴救災及復建。台灣老朋友們的慰問令我們感受到台湾此時此刻與我們同在。台灣對我們而言是共有基本價值觀的重要夥伴及友人」と繁体字でお礼を送っています。日本語訳は「心温まるお見舞いの言葉に感謝します。救助活動及び復旧・復興に全力を挙げていますが、古くからの友人である台湾の皆さんからのお見舞いをいただくと、台湾が常に我々と共にある、という気持ちになります。台湾は、我々にとって、基本的な価値観を共有する重要なパートナーであり、大切な友人です」となります

 残念なことに両国の間には正式な国交はありませんが、まさに二人のやり取りが極めて良好な関係を象徴していると思います。それにしても、安倍さんは大陸中国に対しては「両国の関係は完全に正常化した」などと言っていますので、なかなかの策士なのですね。ただ、彼の台湾に寄せる気持ちが本物で、自民党が下野したときには私も同じ会場にいましたが、国賓大飯店での羽田空港⇔松山空港開設レセプションにも参加していました。

 それから、台湾の建国記念日に当たる双十節が日本の中華民国総領事館(分館)で開催されたとき、安倍さんは祝電の文面ではっきりと「中華民国」と示していますし、副総理の麻生太郎さんも日本と台湾をこれまた明確に「両国」と表現していました。些細なことのようですが、政府のナンバー1と2がこのように表現するのはすごく画期的です。大陸中共は気づかなかったのか、無視したのかは私には分かりません。

 それと、その台北での双十節の記念パレードに超党派の「日華議員懇談会」が初めて写真のように歩いて行進しました。パレードへの外国国会議員の参加はこれも初めてだそうです。とても素敵な風景で、これからも議員だけではなく、ますます民間のお付き合いも深まっていくでしょうし、台湾からの訪日観光客数も第2位に戻りました。また、彼ら彼女らは日本国内でとても常識を持って行動してくれています。

 あと、余談ですが、台湾と大陸中国や韓国と比較するのはいかがなものかと思います。例えば、東日本大震災のときの義援金の額ですが、2千3百万人の台湾からのそれは民間だけで200億を超えていました。中国や韓国とは比べ物にならない数字ですが、だからといって、それらを比較しても何も意味もありません。ただただ、台湾と台湾人民にだけ感謝することが正道で、それを比べて「あの国は!」などと愚痴るのはかえって台湾に失礼になります。僭越ですが、そんな愚かなことはやめておきましょう。

川口芝園団地に行ってきました

25日が投票日の埼玉県知事選挙のことについてお伝えしましたが、候補者の大野元裕さんとお会いしたあと、以前から気になっていた「川口芝園団地」に行ってきました。川口駅からは次の次の蕨駅で下車して、徒歩10分弱でその団地に着きます。ここは分譲ではなく、URが賃貸として管理しています。

そして、ここには約2400世帯、5千人が住んでいるそうですが、そのなかで中国人の占める割合は三分の一とも半数とも言われています。私が訪ねたときはお盆休み中でしたので、団地内は閑散としていましたが、会話をしていた方々はすべて中国語を話していました。

それから、団地内には小規模ですがショッピングセンターみたいな一角があり、食品スーパーのマミーマートが営業していました。店内にも入ってみましたが、何々は禁止という張り紙以外の値札などは日本語の表示だけでした。ただ、写真のようなマナーポスターも目立っていました。

また、団地内はきちんと管理されていて、自転車置き場やゴミ置き場も整然としていました。あと、隣接して走っている京浜東北線などからは1号棟から3号棟までがミニ万里の長城のように見えます。団地案内の看板を載せておきましたが、その上部が連続した号棟です。

なお、帰りの蕨駅で発見したのが「翔んで埼玉」の選挙啓発ポスターです。この漫画のノリですと「埼玉県民には‥!投票にでも行かせておけ!!」となるのでしょうが、さすがに「でも」は省かれています。この選挙の投票率は全国でも最低ですから、これで効果があればいいですね。

横浜総領事の張淑玲さんを表敬訪問する

 台湾(中華民国)の駐日横浜総領事館で責任者の総領事・張淑玲さんにお会いしました。タイトルは“表敬訪問”となっていますが、長年の友人であり、外交部(外務省)幹部が枢要ポジションに就かれたことはとても嬉しいです。
 そして、台湾には世界に100を超す大使館(代表処)があるそうですが、そのなかでも日本とアメリカは予算面でも別格の扱いだとお聞きしました。確かに正式な国交はありませんが、アジアで突出した親日国があるのはありがたいですね。
 また、中華料理のお店の入り口で撮った写真の方はオーナーさんで、中華街のレストラン協会の会長を務められている張志銘さんです。ここは本来の台湾料理の味なのですが、もちろん、私にはそれで何の問題もありません。
 それから、後に建物がある写真ですが、横浜市役所です。政令市は市役所ではなく「市庁」と称するようです。見ずらいのですが「横濱市廳」と文字があります。この建物、私が小学校のときから建っていますので、50年以上です。

民主主義国家・台湾を応援しよう!

台湾(中華民国)では来年1月に総統(大統領)選挙が立法院(一院制の国会)議員選挙と合わせて行われます。台湾の最高責任者は文字どおり、台湾人民が決めることですし、ブルーチーム(国民党)グリーンチーム(民進党)の両党に友人がいる私は「こちらの候補がいいですよ」などと安易には言えません。

そして、台湾では地方選挙や立法院議員選挙などは家族内でそれほど投票先が分かれることはありませんが、総統選挙だけは特別で、一家でも支持が異なり、ときにはけっこうエキサイトすることもあります。本省人にしても、外省人にしてもそれだけ関心が高いのでしょう。

ですから、今年の秋くらいから本格的に総統選挙が盛り上がります。公共交通のバスやタクシーにも候補者のラッピングが施され、私などはそれを見ているだけで楽しいですし、そのころになったら、現地に行ってみようと思います。多分、34回めの訪台になると思いますが、利用はいつもの中華航空ですね。

さて、民進党は大型地方統一選挙でほぼ完敗し、総統選挙も“相当”厳しいと予想されていましたが、ここに来て俄然、蔡英文さんの支持率が急上昇しています。その理由は簡単で、中国共産党による悪巧みの「逃亡犯条例」が香港で大きな反発を招き、「今日の香港は明日の台湾だ!」がとても共感・共有されていることです。

さらに、中共が台湾に示している「一国二制度」が、「やっぱり、こんな酷いものだったのか。それが香港で現実になった」とあらためて、台湾の皆さんが覚醒したのです。こうなると、国民党の立ち位置がすごく悪くなってしまいした。民進党の牙城である台南市で当選し、国民党総統候補に決まった韓國瑜さんも急に失速してしまいました。

その香港では中共の傀儡・キャリー・ラムこと林鄭月娥さんが何とも能力不足で、本人は辞めたくて仕方ないのですが、メンツが最優先の中共はそれを許さず、かと言って、デモはいっこうに収束する様子がなく、ついに中共は禁じ手である暴力団・三合会などに出番をお願いし始めました。

この醜い出来事を見て、上述のように「今日の香港は明日の台湾だ!」になったのですが、蔡英文さんはさらに、「今日の台湾を明日の香港に!」みたいなことを言われていました。これは的を射た表現で、私は思わず唸ってしまいました。ここは素直に「蔡英文&台湾!加油!」ですね。

それにしても、中国共産党は党と幹部の立場を守るだけの政党ですから、あたりが見えなくなることが少なくはなく、過去の総統選挙でも何もしなけば良かったのに、台湾海峡に脅しのミサイルを撃ち込み、その結果、反中共派の李登輝さんさんが勝利しました。しかし、今回は露骨な介入はできないでしょう。

私たち日本人はアジアでいちばんの友好国であり、共産主義の魔の手が迫っている台湾(中華民国)をできる限り、支援することが大切と思います。それにはいろいろなやり方があると思いますが、現地に旅行し、美味しいものとすごく美味しいものの二種類しかない食べ物をいただくことも素敵な選択肢の一つでしょう。

それから、観光もいいです。台湾は九州ほどのそんなに広い国ではありませんが、タクシーなど公共交通料金は安いし、会話ができなくても同じような漢字を使っていますので、だいたいのことは理解できます。ただ、ニーハオとシェイシェイは覚えておきましょう。あとはメモ用紙さえあれば何とかなります。

なお、総統選挙はお二人の他にも、台北市長の柯文哲さんや国民党候補になれなかった鴻海グループの郭台銘さんが立候補を模索していると言われています。どなたか総統になられても、世界の台湾に注がれる目は優しく、アジアの自由と民主主義の旗手です。特にアメリカとともに日本はその先頭に立って、応援していきたいです。

何となく変な「ピカチュウ」

 先日は竹下通りで買ったネコのおもちゃを紹介しましたが、今日はそれの「ピカチュウ」版で、肉球を押すと耳がぴっと立ちます。ただ、このピカチュウですが、どこか変な感じです。そもそも、ピカチュウに肉球はあるのでしょうか。私の変顔のお口直しに甚平を着た百恵ちゃんを載せておきます。

日米安保~むしろ力強い決意だ!

私は今まで暮らしたことはありませんが、ゼンセン同盟(当時)勤務のとき、関西地区を担当していたこともあって、大阪という街が大好きです。気取らないし、言葉は人を傷つけないし、食べ物は美味しいし、私鉄天国だし、バッキューン!とピストルを撃つ真似をすると、半分くらいの人たちが「やられた~」とのけぞってくれるし、どれも素晴らしいです。

その大阪ですが、住民の皆さん、東京から僭越ですがG20の最中、いろいろと生活が制限され、本当にお疲れ様でした。飛田新地の飲食店の皆さんも二日間の臨時休業で収入が減ってしまったでしょう。でも、あと6年後に迫った万博に向けて今回のイベントで間違いなく、世界からの大阪の評判が急上昇しましたし、これで万博の成功が確実になりました。

さて、G20は成功裏に終了しましたが、米中の貿易・関税紛争と並んで、日米安保に関してもトランプ大統領の発言がけっこう注目されました。わが国だけではなく、外国のメディアもかなり関心が高かったようです。戦後、日本の防衛システムはアメリカ(軍)なしには考えられませんから、当然のことですし、ブルームバーグだかFOXテレビだかも事前に報道していました。

そのマスコミの論調は、「日米安保は不公正」だとか、酷いのは「アメリカは安保を破棄する」などとちょっと大袈裟に興奮していました。確かに、”片務的”な部分がある軍事同盟ではありますが、米国ではすでに大統領選挙が始まっていること、NATO加盟国にも同じように主張していることなどを思い出せば、それほど驚くことでもありません。あの国の過去からの言い回しです。

それよりも、米国大統領が片務性を指摘する前に「誰かが日本を攻撃すれば、我々は反撃し、全軍全力で戦う。我々は日本のために戦いにつなぎ留められ、全力投入する」と明言していることのほうがすごく重要です。ちなみに、「米国の離脱は全く考えていない」とも言っています。日米安保が締結されてから、ここまではっきりと日本を命がけで守ると言った大統領はいなかったでしょう。

今までは大統領や国務長官、国防長官、米軍司令官などが替わるたびに、「あの~すみません。尖閣諸島は日米安保の適用範囲に含まれるのでしょうか?」と恐る恐る聞いていた情けない光景はなくなるかもしれません。もっとも、日本共産党の志位和夫さんなどは、「(日米安保の)破棄はけっこうなことだ」と喜んでいました。

また、沖縄県の野党統一候補は前提条件付きながら、「日米安保破棄」「自衛隊は憲法違反」と明言しています。立憲民主党や共産党はそれで良いでしょうが、国民民主党代表の玉木雄一郎さん!そんな共闘体制を進めて、応援している人たちが歓迎していると思っているのでしょうか。東京選挙区や全国比例区の候補者たちが敗北したらどうするのでしょうか。

話題を戻して。これを聞いてもっともビビったのは、つまり「誰かが日本を攻撃‥‥」の”誰か”ですが、まさかアルゼンチンやスウェーデンが日本に攻めては来ないでしょう。そうなると、近場のアジアの国ということになりますが、そのアジア地域の反日国家は中国と朝鮮半島南北しかありません。それらの国々にとっては恐ろしいほどの軍事力を持った米軍最高責任者の決意表明なのです。

もちろん、「この際だから、アメリカさんには出ていってもらい、自分たちの国は自分たちで守ろう。長い間、ありがとうございました」という声もあると思います。ただ、これですと、現在の防衛予算を飛躍的に高めなくてはなりませんし、周辺国の出方によっては核武装も必要になってきます。良いか悪いかということではありませんが、国民にそれだけの覚悟があるとは思えません。

だとすれば、日米安保を揺るぎなき約束事として継続するためには、アメリカというか、トランプさんの本音である貿易不公正については、譲るべき点はそうしなければならないと考えています。どうせ、一連の発言は大統領選挙に向けての国内へのアッピールなわけですから、それはそれで配慮した姿勢だけでも見せておけば良いと思います。

ただ、心配なのはイラン情勢です。万が一、戦争になるようなことがあれば、日本も何もしないという選択肢はありません。トランプコメントが最初に試されることになるからです。この場合は過去の実績、すなわち、海上自衛隊が世界に誇る掃海(機雷除去)作業です。ペルシャ湾やホルムズ海峡、オマーン湾などで存分に力を発揮してくれるでしょう。

なお、今日の写真ですが、この”ぎゅうぎゅう感”が何とも素敵です。外務省はなぜこの会議室を使ったのか話していませんが、TKPの長机みたいなものを使ったのは一つの戦術だったかもしれません。このあとに開かれた何回かの全体や二国間会議よりも、比べ物にならないくらいインパクトがあります。ひょっとしたら、この絵を撮らせるために、大阪トラックなるものを提案したのでしょうか。

 

お互いに疲れるよな~

右「ご覧ください!総書記閣下!わが国人民が熱烈に閣下を歓迎しています」
左「オー!何かすごいじゃないか。よくこんなに集めたな。でも、どう見ても25万人はいないぞ。5万人くらいに見えるけど」

右「まあ、いいじゃないですか、そんな細かいことは。閣下もどうせやるんだったら、このくらいの強烈な独裁が必要じゃないですか。あいつら全部、石だと思えばいいんですよ」
左「なるほどな~。それにしても、何で俺はここにいるんだ?」

右「おとぼけは顔だけにしてくださいよ。閣下が大阪Gなんとかに向けて、俺んちをコントロールできていることを米帝に見せつけるためでしょ」
左「そうだったな。あのトランプはホント、気に食わないよ。香港ではキャリー・ラムの野郎が下手打ちやがったし。江沢民や胡錦濤のジジイどもも、何かにつけイチャモンつけてくるしな」

右「閣下のご心痛をお察しいたします。うちもインチキ爆破ショー以外はなんにもやっていないんで。そこんとこ、後押しをよろしくお願いしますね」
左「合点承知の助だよ。ところで、安倍がイラン行って、イスラムの最高位の坊さんにまで、拉致のことを頼んだそうだな」

右「えーっ!何でそんなこと知ってるんですか!どこにも報道されていないのに。あっこはうちの武器をたくさん買ってくれているんで、無下にもできなくて困っているのです」
左「ポーズだけでも見せておいたほうがいいぞ。どうせ、お前の父ちゃんがやったことだろ。安倍からはいっぱい援助も来そうだから、よくよく考えたほうがいいと思いうけどな」

右「閣下のお言葉ですから、ちょっとは真剣に対処しましょう。あと、南のお調子者ですけど、ちっとも役に立ちません。こっちも困ったものですが」
左「だな。まあ、遅かれ早かれ塀の中だわな。だいたい、わが国もお前んとこ含めて、半島と関わるとろくなことがなかったしよ」

右「勘弁してくださいよ、閣下。私も手下として使ったのが失敗でした。あすこまで、無能とは思っていませんでしたので」
左「分かってんじゃんか。それにしてもよー、なんだかお互いに疲れるよな。トランプは再選しそうだし、やたら元気いいし」

右「ですね。しかし、奥方の彭麗媛様はおきれいでございますね。とても60歳には見えません」
左「おいおい、まだ56だぞ。お前んとこの李雪主ちゃんも可愛いじゃないか。最近はちょこちょこの妹と上手にやってっか?」

右「それは‥‥。そろそろ、会談の場所が近づいてきました。プーさん、じゃなかった、閣下も満面の笑顔でお願いします」
左「ああ、分かっているよ。だけど、大阪のこと考えると憂鬱で憂鬱で‥‥」

『ひゅうが』と『いせ』も忘れないでね

ヘリコプター搭載空母「かが」は安倍さんとトランプの乗艦ですっかり有名になりましたし、僚艦の「いずも」も映画「いぶき」と重なり合わせて注目されています。海上自衛隊の最大艦艇が国民の皆さんに広く知られるようになるのはとても良いことだと思います。

そして、「いずも」と「かが」は全通甲板を改修強化して、垂直離着陸可能なステルス戦闘機F35Bを搭載できるようにすることもけっこう有名になりました。ただ、このことは最近になって決まったことではなく、そうなることを織り込んで両艦が建造されました。

さて、「いずも」と「かが」をひと回り小さくしたのが、先に就役している「ひゅうが」「いせ」です。上が「ひゅうが」、下が「いせ」です。どちらも、マストには旭日旗が掲げられています。この旗がないと国際的ルールでは海賊船と同じで、撃沈されても文句は言えません。

それで、この両艦には甲板強化の計画はありませんが、「いずも」型と異なり、空母として特化されていません。つまり、空母もわが国では“護衛艦”などと意味不明な名称が付けられていますが、空母は駆逐艦潜水艦“護衛”がなければ何もできません。これは世界共通の認識です。

ただ、「ひゅうが」型はちょっと違っていて、空に向かって打ち出す対潜・対空ミサイルが装備され、短魚雷の発射管もあります。これからの海上艦隊の役割の最重要任務は間違いなく敵潜水艦を見つけ出し、その攻撃を阻止することでしょう。それにうってつけなのが「ひゅうが」型です。

それから、今後の自衛隊艦の展開ですが、やはり、本格的な強襲揚陸艦の建造が必要と思います。甲板上での航空機は現在のままで問題ないと思いますが、艦尾から新設された水陸機動団を最新鋭の水陸両用車・AAV7などに乗せて出撃することが離島奪還の切り札になります。(写真出典:海上自衛隊)

民進党の総裁候補は蔡英文さんに

★★★台湾与党の民進党の次期総裁候補が現職の蔡英文さんに決まりました。以下の文章にあるとおり、本日で世論調査が終了して集約する予定でしたが、昨日の段階で調査の結果がまとまり、前倒しで発表したそうです。恐縮ですが、そのことを前提としてお読みいだだければ幸いです。蔡英文さんには頑張っていただきたいと思います。★★★

台湾(中華民国)では来年1月に総統(大統領)選挙が立法院(国会・一院制)とともに行われます。それに向けて、グリーンチーム(民主進歩党・泛緑連盟)の世論調査は今日で終了し、ブルーチーム(中国国民党・泛藍連盟)の党内予備選挙が近づいてきました。余談ですが、観光で台湾を訪れる方も、緑色は民進党、青色は国民党と覚えておくといいですよ。

それで、私はにもにも友人がいますし、日本ととても親しい国家であると言っても、他国の内政のことですから、誰を支援していますというのは遠慮しなければと思っています。ただ、個人的には写真の頼清徳さんが総統に選ばれれば良いと考えています。

彼はかつて台南市長を務められ、そのあとに行政院院長(首相)という重職を担われました。写真は市長時代に都議会を訪問されたときに撮ったもので、左側の女性は台南市議会の議長さんです。この地方の名産であるマンゴーのPRを兼ねて来られましたが、台湾マンゴーはとても美味しいですね。

それから、このイベントの前に私たちの会派が台南市を訪問したとき、文字どおり、頼清徳さんや市議会議員から熱烈な大歓迎を受けました。彼はお酒を飲まないと聞いていたのですが、気を使っていただいたのでしょうか、けっこう飲まれていました。また、何と!30年ものの紹興酒が振る舞われたのには驚きました。

そして、その恩返しではありませんが、マンゴーイベントのあと、都議会近くのホテルで、訪日団に中華民国大使館である台北駐日経済文化代表処のメンバーの皆さんにも加わっていただき、大歓迎会を開かせていただきました。もの凄く盛り上がり、締めには私が「頼清徳さん!加油!」と音頭を取らせてもらいました。

なお、今日は彼との馴れ初めみたいなことを紹介しましたが、緊張を増す独裁国家・中国との関係、完全に台湾サイドに付いたアメリカとの関係、自由と民主主義を共有する日本との関係などは次の機会にお伝えします。もちろん、台湾を採るか、中国を採るかという単純な選択ではありませんが、わが国にとっても極めて大切な問題と思います。

映画『空母いぶき』を観てきました

 いつもは新宿の東宝系映画館で観るのですが、上映時間が合わなかったので、渋谷のTOHOシネマズに行ってきました。「空母いぶき」ですが、シネマコンプレックス内で僅かに1スクリーンで、それも午前中1回だけの上映でした。あまり人気がないのでしょうか。
 つまらなくはない作品でしたが、秀作と呼び声が高いコミックとは比較してはいけないと思いました。そもそも、敵相手国が中国から意味不明な「東亜連邦」に変更されていて、もう、この段階でコミックが“原作”とは言えないでしょう。その辺りは割り切って観ましたが。
 それから、新宿に戻り、これまたいつもの串カツ屋さんで美味しい生ビールと様々な種類の串カツをいただきました。このお店は季節により定番とは別のものが出てくるのですが、今回の太刀魚、鱧(はも)、万願寺とうがらし、粗びきウィンナー、とうもろこしもとても上手かったです。

日米安保の最大メリットは

一昨年の7月に北陸新幹線に乗って金沢に行き、海上自衛隊のヘリコプター搭載空母「かが」を見学しました。けっこうタイトなスケジュールでしたが、あらためて、「あのとき、行っておいてよかったな」と思っています。その「かが」にご承知のとおり、安倍さんとトランプさんが乗艦しました。

そして、艦内大型エレベーターで甲板から降りて、海上自衛隊と米海軍兵士の前で二人が挨拶をしました。上の写真はその様子で、緑の迷彩服が米軍、青がジャパンネイビーです。また、下の写真は合成したものですが、艦橋横に掲げられている超大型の16条旭日旗の勇姿は私が撮りました。

さて、これらの光景を見て驚き、もしかしたら震えているのは中国、北朝鮮、韓国の指導者でしょう。「あれ?韓国は日本の同盟国じゃないの」と声が聞こえてきそうですが、彼の国とは同盟など結んでいませんし、今や敵国とは言いませんが、“敵性国家”になりました。アメリカの思いも多分、同じでしょう。

それから、今回のトランプさんの訪日でゴルフや相撲や炉端焼きがフューチャーされていましたが、日米友好ではやはり天皇皇后両陛下との会談、安全保障では「かが」への二人そろっての乗艦に尽きると思います。どうやら、「かが」は「いずも」が外洋に出ていますので、母港の呉からわざわざ移動させたようです。

さらに、あまり報道されていませんが、数日前に米海軍の最新鋭強襲揚陸艦「アメリカ」の佐世保配備が発表されました。しかも、ステルス強襲揚陸艦「ニューオリンズ」とのセットです。空母打撃群もすごいですが、これらの軍艦は遠征打撃群という名前を聞いただけでビビりそうなチームを構成しています。

とろこで、タイトルのことですが、日米安全保障条約の日本側のメリットは何かと問われれば、有事のときにアメリカがわが国を守ってくれるとなるでしょう。それはそれで正解ですが、日本と日本人にとってもっとも強調されなければならないのは、「アメリカがわが国に攻めてこない」ではないでしょうか。

戦後70年以上になりますが、日本が戦争に巻き込まれず、攻め込まれなかったのは日米安保が締結されていた強力な効果で、けっして憲法9条があったからではありません。私は安易に“平和ボケ”という言葉を使いませんが、いまだに憲法に自衛隊の存在を明記できないのですから仕方ありません。

世界中に軍隊を展開し、恐ろしいほどの軍事力を持ち、その責任者が国民の選挙で決まるという自由と民主主義大国・アメリカ合衆国と良好な関係を維持していくことこそ、これからも日本が戦争をすることなく、世界のリーダーとして活動できる唯一の道のような気がします。

もちろん、トランプさんが過去に「アメリカは日本を防衛するが、日本はアメリカを助ける義務はないし、駐留米軍の経費負担が不十分だ」と言ったとき、私も「だったらどうぞお帰りください。自分の国は自分たちで守ります」と言えばいいじゃないかと強がりましたが、実際にはそんな覚悟はありませんから、選択肢は極めて限られます。

しかし、彼は艦上や共同記者会見で「防衛力向上へ向けた安倍首相の強い決意に感謝する。それは米国の安全保障にも貢献している」「米国の軍人と家族を優しく迎え入れてくれている日本人に感謝する」とまるで同じ人ではないようことを述べていました。何が彼をここまで変えたのでしょうか。

いずれにしても、繰り返しますが、「かが」艦上でのそんなに派手ではなかった二人の、とりわけ、トランプさんの言動がその後に乗艦した強襲揚陸艦「ワスプ」でのそれを含めて本当によかったと思います。余談ですが、甲板から格納庫までのエレベーターでですが、私も実際に乗せてもらいました。嬉しかったですね。

アメリカは本気でファーウェイを潰す

私たちはテレビや新聞、ネットなどで一日に何回も「中国」を見たり、聞いたりしていますが、そのすべてを「中国共産党」と読み替えるとかなり分かりやすくなり、隠された意図が見えてきたりします。中国では国家の上に共産党が君臨していて、何事も最上部機関である政治局常務委員会が決定しています。しかし、この常務委員会も集団指導体制とか言っていますが、総書記の習近平さんの独裁運営が強くなっています。

考えてみれば、13億だか14億の人民の導きを僅かに7名の常務委員で、とりわけ最近は習近平さん一人で決めているのですから、いろいろ問題もありますが、自由と民主主義の中で生活しているわれわれにはとても理解できません。その習近平さんを始め、政治局員などはどのような選挙で選ばれているのかも誰も答えることができないという、摩訶不思議な政治が行われています。

ですから、中国では三権分立などあるはずもなく、例えば国会もどきの全人代ですが、この全人代の中にも共産党の組織があり、それに逆らって法案を決めることは不可能です。また、裁判所にも同じように党組織があり、被告を有罪にするのか、無罪にすのかも、そこが決めています。法と証拠や裁判官の良心に従ってなど、まったく縁のない世界です。

つまり、上から下まで、中央から地方まで、共産党のやりたい放題ですし、そのためには平気で嘘をつくことに何のためらいもありません。共産党という組織は革命を成し遂げるためには嘘をついても良いことになっていて、これはわが日本共産党も例外ではありません。日米安保も自衛隊も皇室もやめたくてやめたくて仕方ないのですが、多くの国民の皆さんがそれを望んでいないので、屁理屈をつけて先送りしています。

さて、調子に乗って出囃子が長くなってしまいましたが、タイトルのように米国は本気でファーウェイ(華為技術)を潰しにかかりました。そのファーウェイは共産党とは関係ありませんなどとこれまた嘘をついていますが、この企業こそ、中国共産党を人民から守るためにある人民解放軍が生み出したものです。すなわち、共産党と解放軍から切っても切れない会社ということですし、その運営方針の全部を企業内にいる共産党グループが決めています。いわば、共産党の直営団体です。

余談ですが、人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中国共産党の私兵部隊です。間もなく、天安門事件から30年になりますが、解放軍の戦車部隊は天安門広場に座り込んでいた学生などを約1万人、轢き殺したことが最近のBBCの調査で明らかになりました。人民の不満が高まり、共産党の独裁体制が危うくなってくると、その人民を弾圧するための軍隊で、“人民解放軍”とは究極のブラックジョークで、実態は“人民虐殺軍”でしょう。

話題を戻しますが、グーグルがファーウェイへのアンドロイドOSを提供しないと発表しました。これで、わが国のファーウェイのスマホやタブレットを使っている人たちは、「私のスマホはどうなっちゃうんだろう」と心配されていることでしょう。今後の展開はまだ不透明ですし、価格や使い勝手もありますので、やたらなことは言えませんが、買い替え時に幅広い選択肢を考えていたほうが良いかもしれません。

なお、ファーウェイも負けず嫌いですから、「その日に備えてプランB」も用意していると言っているようです。これは純粋培養の中国共産党製のOSということになります。「ファーウェイのスマホを解体してみたら、変なチップがあった」などと聞くことがありますが、そんなことはまずないでしょう。ただ、独裁国家の独裁者たちが作るOSですから、変な通信を母国に発している可能性は捨てきれません。

今後、ファーウェイのスマホやタブレットを買うのか、使うのかはまったくもって個人の自由ですが、その背後には自由と民主主義を守る側か、世界を中国共産党に従わせる側かと、その選択が問われていると言ってもそんなに大袈裟ではないような気がします。それから、アメリカだって自国の権益を死守するためにやっているのですから、どっちもどっちでもありますが、日本が日本人がどちらの側を選ぶのかはけっこう大切だと思っています。

ぼちぼちやろうや!シンゾーさん


右「しかし、何だな~。シンゾーもこっちがテロリスト国家に決めたのに、そのイランの外相と親しそうに会談するし、プーさんとは『関係は完全に修復した』なんて言っているんだから。俺んちは貿易戦争真っ最中だからね」

左「まあ、イランとは伝統的に仲良しだからね。あと、ガザ地区の子供たちを教える先生を日本に招く予定もありますよ。いつもいつも、そっちの言うとおりじゃないよ」

右「だな。それにしても、各国の大統領や首相がシンゾーに俺とどのように付き合ったらいいか聞いてくるんだそうだな。偉くなったもんだ、シンゾーも。俺のオーラーが凄すぎて直接は連絡できない悔しさも分かるけどさ」
左「そんなところでしょう。ところで、ベトナムでの若大将との会談では拉致問題をけっこう突っ込んでくれて感謝するよ」

左「おお!そこな。かなりしょぼくれていたよ、若大将は。電撃訪問して衆参同日選挙か?シンゾーの思い入れは過去から強かったからね。やっぱ、何だかんだ言っても、自由と民主主義は大切だからさ。そっちとの貿易格差も頼むぞ!」
右「分かってますよ。秋の声が聞こえてくることにはちゃんと花は持たせますから。ちょうど、大統領選挙準備が本格的に始まることだし、それでいいんじゃない」

左「俺もよ~、強気一本だけで、2期目はちょっと不安なんだ。防衛装備もよろしくな。ホントは北の中短距離弾道ミサイルも廃絶させたいんだけど、それじゃ、シンゾーにイージスやTHAADを買ってもらえなくなっちゃうんで、そこんとこは勘弁な」
右「渋々だけど理解してますよ。それもそうだけど、夏場所の千秋楽では立派なカップをお願いしますよ。あと、天皇陛下の前ではきちんと頭を下げること。しっかり頼みましたよ」

左「実はキセノサトのファンだったから、彼に渡したかったんだけな。でも、解説者としてなかなか評判がいいんだってね。それから、話を戻すけど、中国とは徹底的にやるから。もともとは俺とシンゾーの筋書きだしな」
右「それは口が裂けても言わないように。報道発表のほかにも頻繁に電話会談やっていることも言っちゃダメですよ。ほかの国のリーダーがひがむしね。ついでに北の御用聞きのニヤニヤおじさんは相手にしないの継続だよ」

左「分かっているよ、そんなことは。俺もスーパーボールより100倍大切な天皇陛下の譲位後の初国賓として行けるのでワクワクだよ。来月も大阪で会えるしね」
右「よろしく!それと、ゴルフのハンディだけど、前回より三つだけ多くくれないかな。検討しておいて、それじゃ~、数日後にね」

左「あっ!忘れてたけど、横須賀での『かが』への乗船だけど、俺んちは『いずも』のほうがいいだけど。何とかならないか?」
右「やっぱりわがままだね。だいたい、『いずも』と『かが』はまったく同じ造りだし、『かが』のほうが若いんですよ」

左「そうか、悪かったなそれは。俺も若いの好きだからね。バイバイ!」
右「ハイハイ、陛下の前では頭を下げてくださいね。約束しましたよ」

 

 

ミニストップの台湾まぜそば

いつも、セブン-イレブンの新商品ばかり紹介していますが、今回はミニストップで売っていた「台湾旨辛まぜそば」です。購入したお店はわが家から自転車で5分くらいの五日市街道沿いにあります。それしても、こんな食べ物を台湾では見た記憶がありません。それから、美味しそうだったので、「台湾ルーローまん」も一緒に買いました。また、台湾に行きたくなりますね。(左はチンしたあとですが、まだ混ぜていません)

中国人の観光消費はさらに落ち込む

今日から中国では春節(旧正月)の大型連休が始まります。ちなみに、台湾では2日から、香港では5日からになります。日本のお正月と異なり、旧暦を使うため毎年、春節のスタート日が変わりますが、日本の三が日などと比べてもお店がほとんどお休みしているので、この時期の観光などは避けたほうが良いかもしれません。

さて、わが国にも多くの外国人観光客が、とりわけ、前述の中国、台湾、香港、そして、韓国など旧正月暦の国々から訪れます。世界から日本にお客様が来ていただくことはとても嬉しいことですが、先日もお伝えしたように、交通インフラや災害時対策などがまだまだ不十分ですから、「2020年には4千万人だ!」と意気込むのは止めるべきでしょう。

ところで、昨年の訪日外国人の消費統計が発表されました。すべての合計が(以下、数字は「約」です)4兆5千億円、国別では中国1兆5千億円(34%)、韓国6千億円(13%)、台湾が韓国とほぼ同じで、その次に香港、アメリカと続き、それ以外は1兆2千億円といったところです。やはり、中国が全体の三分の一を占めていることが以前からの特徴です。

そして、その中国観光客の消費額がかなり落ち込んできていると、ちょっと危機感を持って報道されています。理由はいくつかありますが、日本でまとめ買いした商品を中国国内で販売するとき、つまり「転売」ですが、これがすごくやりにくくなったことも大きな原因と言われています。デパートや量販店でアルバイトを使って、開店と同時に大量の商品を購入し、それを車に積み込んでいる気持ちの悪い光景を見ることが少なくなりましたので、これは大いにけっこうなことでしょう。

それから、これから中国で起こることで何一ついい材料はありません。米国からの宿題をあと1カ月で提出しなければなりませんし、どのような落とし所になっても(ならなくても)、彼の国と政府にとっては雪隠詰め状態になります。すでに米国と中国は冷戦状態に突入していて、景気経済は間違いなく坂道を下っていくでしょう。しかも、この国の経済・財政数値はすべて中国共産党が作文したもので、ほとんどがインチキです。

また、第二位の韓国ですが、大統領の支持率はかなり低下し、身内のスキャンダルもさらに追求されるでしょう。それはそれで国内のことですからどうでもいいですし、くどいようですが、この国との究極の「未来志向」は関わり合わないことですから、日本にとっては何も困ることはありせん。多分、これから数十年は関係が冷えるのではなく、より凍っていくと思いますが、北朝鮮の実質的な同盟国となった今、仕方のないことですね。

ここで、心配なことは中国と韓国の得意技というか特効薬である「反日」をいっそう強化することです。内政運営が困難になると必ずこれが登場し、人民大衆はそれに踊らされて、相対的に政権に対する風当たりが弱まるという超便利な道具です。中国とは見かけ上は比較的良好な関係ですが、今年の厳しい経済を考えれば、反日はいつでも復活しますし、共産党の締め付けで日本への観光客をゼロ人にすることも可能です。

同じく韓国も反日政策を連発し続けるでしょうから、基本的には完全無視で構わないのですが、訪日ビザについては取り扱いを変更しなければならない日もそう遠くないでしょう。台湾は世界一の親日国であることは間違いありませんが、昨年の統一地方選挙では民進党(民主進歩党)が大敗し、国民党(中国国民党)が勝ったという感覚ではないものの、二大政党制が基本の国ですから、来年の総統(大統領)選挙も含めて、国民党の影響力が気になります。

デパートや量販店、ドラッグストアなどで外国のお客様がいっぱい買い物をしていただくのは冒頭に述べたとおりですが、わが国を取り巻く近隣諸国の政治・経済環境は恐ろしいほど厳しいと言わざるを得ません。商業施設も免税対策などいろいろと工夫をしているようですが、そんなことばっかりやっていると、強烈なしっぺ返しを食らうことになってしまいます。

なお、国別の一人あたりの旅行支出はオーストラリア、スペイン、イタリアの順となり、中国は4位に転落、韓国は21位です。そもそも、日本の店舗で中国人(または中国語を話す店員)をそろえて接客し、春節のど派手なディスプレイがお出迎えして買い物することを中国の人は望んでいるのでしょうか。日本人としてその逆を想定してみれば、観光しているという気分にはならないように思います。
(写真は伊勢丹新宿店ですが、今日の記事と直接は関係ありません。出典はグーグルマップです)

また来たのかよ!


左「『また来たのかよ』って言われても、一応はそちらからの招待でということなんですけど。総書記様」

右「まあ、いいけどよ。んで、どうした今回は?かみさんとあのちょこちょこしている妹がまたもめたか?」

左「総書記様、端から突っ込みが過ぎます。それにしても、米帝のトランプや日帝の安倍は厄介でございますな。アメリカも日本も一昔前ならイチコロでございました。じっちゃんや父ちゃんの時代が羨ましいです」
右「まったくだよな。トランプなんて中華皇帝の俺様に向かって、『3月1日までに答えを持ってこい!』なんて脅すんだから。おかげて党の中央委員会も開けないんだからな」

左「その点、わが朝鮮労働党は俺だけで決めてますので、ご心痛、いかばかりかとお察し申し上げます。ところで、これからどうしますか?」
右「どうしますかって?言われても困っちゃうんだよ。劉鶴も王岐山もちっとも役に立たないし。リカちゃんも最近は調子に乗りすぎだしよ」

左「あと、瀬取りはおかげさまで順調に進んでいます。ありがとうございます。ただ、あの役立たずのニヤニヤ野郎が日本海軍に現場を押さえられてしまいましたが」
右「基本的に信用しないのが何よりだぞ、あいつは!つーか、南朝鮮は終わっているな。そのうち、自滅するだろうよ」

左「まったくでございます。お調子者はあんまり相手しちゃダメですね。赤化統一したら政治犯収容所に閉じ込めてやります。青瓦台の奴らも同罪ですね」
右「ふーん、その前に刑務所行きだろうけど、ぼちぼちやれや。ところで、お前、何しに来たんだっけ今回も?」

中国がまたなんか怒ってます

もう、恒例行事のようになっていますので、特に驚きませんが、わが国が閣議決定した「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」について、“強烈な不満と反対”を表明しましたし、日本政府に抗議したそうで、「日本のやり方は両国関係の改善と発展にためにならない」と言っていました。確かに中国共産党にとっては気に食わない防衛計画であることは間違いないでしょう。

けれども、海と空からわが国の主権を脅かしている独裁国家ですから、見方を変えれば、二つの計画の正当性が逆に証明されたことになります。特に「いずも」の空母化はよほど悔しかったのでしょう、「歴史的な原因で、日本の軍事面での動向にアジアの隣国は高い関心を寄せている。日本は専守防衛を堅持すべきた」と怒っています。

でも、お得意の“アジアの隣国”ってどこですか?アジアに限るとすれば、日本を敵視している国は当の中国と韓国しかありません。二つの国以外、アジア諸国でわが国の防衛政策を批判している国は皆無です。もちろん、その範疇を世界に広げても対象の国はどこにもありません。

毎度、ワンパターンの脅しがいつまで続くと思っているのでしょうか。これは韓国も同じで、慰安婦やいわゆる徴用工への使い古された言いがかりもたちが悪いお手本のようです。それでも一応、韓国には選挙がありますが、何度も指摘しているとおり、中国の習近平さんなど指導者は人民の選挙の洗礼をまったく受けていません。共産党とは本当に困った組織で、日本共産党委員長の志位和夫さんも18年間、一度の選挙もなしにその職を続けています。

さらに、ロシアの立ち位置は独特で、中国と韓国とは異なりますが、イチャモンを付けることは忘れていません。今回の防衛計画ではありませんが、外務大臣のラブロフさんは日本海側の秋田県と山口県に配備される予定の地上版イージス艦である“イージス・アショア”について、「ロシアの安全保障上の深刻な脅威」とこれまた怒っていました。

韓国南部に米軍の“THAADミサイル”が配備されてときにも、同じような理由で中国は常軌を逸した言動を繰り返し、自国からの観光客をほとんどストップする意趣返しに出ました。イージス・アショアもTHAADも攻撃型ではなく、迎撃ミサイルなのですが、それを深刻な脅威とか言っているのですから、おかしな話なのです。よっぽど嫌なのでしょうね。

それから、一連のファーウェイなどの事件ですが、5Gや端末にしようしないことが全体的に日本の安全に寄与するものです。でも、日本の大手企業も含めて、「うちの部品がファーウェイなどに輸出できなくなる。売上が下がっちゃうじゃないか、大変だ!」と騒いでいるようです。確かに7千億弱の取り引きはありますが、彼の国は“中国製造2025”までに、日本などからの製品技術をパクりまくって、それまでにすべてを国産化すると宣言しています。

そのことを日本企業の経営者が知らないはずはないのですが、「短期的な利益が大切で、その先のことなどどうだっていいんだ」という考えが万が一あれば、それは経営者としていかがなものかと思いますし、首相や自民党幹事長に金魚の何とかみたいにくっついて行く様子は美しくありせんでした。「片手に論語 片手にそろばん」ではなく「両手にそろばん」ですから、情けない限りで、中国を批判する前にこの人たちに国益(国民の利益)を考えてもらいたいものです。

このような経営者や経営陣が居直っているような企業は労働組合の力で放逐してしまいましょう。民間企業は雇用第一ですから、労組が会社に協力することは当然ですが、ファンドなど株主の方ばっかりを向いて、リストラ、内部留保、株主と役員への利益配分しか頭にない人たちは一刻も早く退場してもらいたいものです。
(写真は先日、北京の人民大会堂で開催された改革開放40周年大会です)

『ソフトバンク』ってどんな企業?

写真は以前にも紹介した、JR阿佐ヶ谷駅南口にあるソフトバンクの販売店です。この時期の午前5時はまだ真っ暗ですが、煌々と店内の照明が輝いています。本社なのか、販売代理店の方針なのかは分かりませんが、こんな無駄遣いをしていることは理解ができません。キャッシュバック金額も32万円などともとんでもない数字になっています。

そう言えば、菅直人さんの政権のとき、ソフトバンク代表の孫正義さんは菅さんと美味しい再生可能エネルギー買い取りについて合意をしていますので、ちょっと意地悪な友人のように「当時の高い価格で電気を買ってもらっているから、どんどん使ってもいいぞ!」との捉え方には反論できません。

さて、その菅さんですが、「菅直人の顔だけは見たくないという人が多い」と自虐的に言われていました。それとは関係ありませんが、先日にもお伝えした、「ソフトバンクだけは使いたくない」と妙に似ているなと思ってしまいました。あくまでも私の勝手な想いですから誤解しないでくださいね。

それから、件のファーウェイですが、さすがにお金儲け第一のソフトバンクも5G中継局基地でのファーウェイ製品(ZTEも)の採用をやめたようです。しかも、現行の4Gで使われているものも他社製品に変えるという決断はけっこう評価できるでしょうし、この問題はギリギリのところで方向転換できたので良かったです。

また、「世間をおさがわせしてすみませんでした」というだけの結果になった、ソフトバンクグループの子会社であるpaypayの「百億円キャンペーン」も惨めな顛末でした。前述の友人は、「この企業は何をやっても胡散臭い」と言っていましたが、これらが、「ソフトバンクだけは使いたくない」につながるのでしょうか。

ついでに、昨日の株式上場のことです。30年ほど前のNTTを上回る過去最大規模とのことですが、結果は「ざんねんでした」の一言でした。グループの巨額な有利子負債、ほぼ飽和状態のスマホ普及率、さらに強まるお上からの値下げ攻勢、大規模な通信障害、ファーウェイ排除などなど、まるで終わりの始まりのような上場記念日でした。

「いずも」にはF-35BとV-22を

今日の閣議で正式に決定される「防衛大綱」「中期防衛力整備計画(中期防)」の内容が次々と新聞やテレビで報道されています。中国のならず者的脅威は高まるばかりで、日本向けの中短距離ミサイルなど1発も削減するつもりのない北朝鮮も不気味な存在です。合わせて韓国は少なくても友好国ではなくなっています。

このような状況で、三軍の自衛隊の装備を強化することは当たり前ですし、特にステルス戦闘機であるF-35の話題が多くなっています。とりわけ、垂直に離発着できる「B」タイプのものが注目されているようです。以前にもお伝えしましたが、アメリカでは空軍が「A」を、海軍が「C」を、海兵隊が「B」タイプを配備しています。

そして、わが国ではそれをヘリコプター搭載護衛艦「いずも」に載せる計画で、そのためには甲板の耐熱化が必要ですが、これは「いずも」を発注したときから予定されていたことで、特に驚くことではありませんし、改造工事もそれほど難しいことではありません。

なお、「いずも」型は僚艦として「かが」があり、一回り小さいサイスとしては、「いせ」「ひゅうが」が就役しています。それぞれ母港が決められていますが、乗組員の休養や船体修理などのため、半分程度しか運用することができません。イージス艦や潜水艦なども同様です。ですから、あと4隻は追加で必要でしょう。

それにしても、いつまで“護衛艦”と称しているのでしょうか。戦闘機を搭載すると攻撃型空母となり、憲法の規定に反するなどといつまで言っているのでしょうか。前述の4隻はもともと、ヘリコプター搭載空母であり、その空母は護衛するものではなく、イージス艦などに護衛してもらわなければ戦いになりせん。

合わせて言えば、「こんごう」などはミサイル護衛艦と呼ばれていますが、これも世界基準では「ミサイル駆逐艦」です。さらに、お立場から理解できますが、防衛大臣が、「他国に脅威を与えることにはならない」などとおかしなことを言っています。仮想敵国にとって脅威になるから、抑止力が働くのに変ですよね。

さて、今日のタイトルですが、F-35Bの搭載は見せ方としては良いのですが、何を積むのかを考えると、混載でもいいですから「V-22」(オスプレイ)が必要と思います。これは垂直離着陸機ですが、航続距離、速度、輸送兵員数&物資搭載量など、大変に優れた能力を有しています。

繰り返しますが、F-35Bは仮想敵国への威圧には効果がありますが、離発着時にはもの凄い燃料を消費しますので、航続距離に難がありますし、ステルス戦闘機ゆえにミサイルなどをお腹の下に吊り下げることもできません。出っ張ったものは敵のレーダーに補足されてしまいます。

また、オスプレイの「いずも」や「かが」への離発着はすでに行われており、戦闘機と違って耐熱化する必要もありませんので、すぐにでも作戦に投入することも可能です。南西諸島防衛が焦眉の急となっているとき、あらゆる選択肢を繰り出していくことが重要と考えています。

なお、今後は「空母」という意味合いよりも米海軍などで就役している「強襲揚陸艦」という概念で新しい艦船を建造していくべきだと思います。陸上自衛隊には「水陸機動団」も創立されましたし、AAV7も配備されました。ここで重要なのは兵員と装備品を運ぶ輸送艦でしょう。

その意味でも、強襲揚陸艦の建造、就役が急がれると考えますし、艦尾からは水陸両用車エア・クッション型揚陸艇が出入りできる構造にしなければなりません。すでにアメリカでは莫大な建造費がかかる空母より強襲揚陸艦にシフトするべきだという考え方が出てきています。

中共傘下のファーウェイ排除は遅すぎたかも

10月4日に行われた米国副大統領のペンスさんの講演ですが、やはり、怒りの本気の中国潰しであることが、間違いなかったことが明らかになってきました。ほかの政府幹部などと異なり、副大統領は選挙で選出されていて、すべての人事権を握っているトランプさんでも首にすることはできません。また、中国共産党も「中国製造2025」とのスローガンを大々的に掲げ、ちょっと調子に乗りすぎたことへのしっぺ返しでしょう。

しかも、アルゼンチンG20で開催されていた米中協議のときには、すでにファーウェイの女性最高幹部がカナダで拘束されたことは知っていたそうですし、どもう、10年位まえから証拠集めもやっていたようです。中国にトランプさんが行ったとき、さり気なく習近平さんに、「今、シリアにトマホークを60発ほど打ったから」言っていましたが、中国にとってはもっとも逮捕されたくない、逮捕されてはいけない人がそうなったのですから、習近平さんのメンツは丸潰れです。

それにしても、いつも苦虫を噛み潰すような表情で会見している中国外交部(外務省)の報道官が、今回の逮捕劇を「理由を示さないまま人を拘束することは人権侵害にあたる」と言っていたのを見たとき、私はテレビの画面に向かって思わず吹いてしまいました。先日の韓国大統領・文在寅さんもまったく同じですが、「どの口が言ってんだ!」で、どうも二つの国の思考回路は似ているようですし、国連加盟193カ国の中で、北朝鮮を加えたたった三つだけの厄介な国家がすぐ近くにあるのですから、困ったものです。

それで、何事にも“メンツ”を重んじるというか、そうしないと、自国の人民大衆から突き上げられてしまうので、習近平さんがどのような対抗措置を取るのかとても注目されています。それでなくても、90日間でトランプさんが気に入るような宿題の答えを出さなければなりませんから、中国共産党の中央委員会なんてやっている余裕はないかもしれません。

そして、アメリカの要請というか、実態は脅しみたいな作戰に応えて、わが国の政府機関や自衛隊などで、ファーウェイの機器を使わないことを決めました。ただ、国際入札のルールは守らなくてはいけませんから、入札条件の中に国家安全保障の視点から総合評価に変更すると伝えられています。簡単に言えば、「価格が安いだけでは採用しませんよ」となり、ファーウェイや中興通訊(ZTE)は排除されることになります。

私はこの決定を大いに歓迎するものですが、ちょっと皮肉めいたことを言えば、「中国の危ない製品を価格が安いからといって、今までそれだけで買っていたの」となります。特に防衛省や自衛隊などはもちろん、膨大な秘密事項を扱う各省庁が中国製品から無防備だった現状にはビックリしました。でも、ここで方向転換をして、既存のシステムでも危険性が見つかれば、他社製品に切り替えるそうですから、こちらの再点検もしっかりとやってもらいたいです。

いずれにしても、この企業は中国共産党と人民解放軍と極めて近く、彼の国では最大の民間企業(ただし、タイトルのように実質的には共産党が領導している)ですから、中共も死に物狂いで対抗してくるでしょうし、報道されているようにいわゆる「5G」を中共に独占させないためにも、西側諸国の結束がいちばん重要で、まずはわが国の基地局から一掃する必要があると思います。最近は何かと問題の多いソフトバンクも独裁政党を利することなどしないでくださいね。

別に追い詰めるのではありませんが、ソフトバンクが基地局にファーウェイを使っているとすれば、政府機関や自衛隊はもちろん、心ある企業はSBの製品を使わなくなるでしょう。また、それとは関係ありませんが、私の友人には「ソフトバンクだけは使いたくない」と言っている人が少なくありません。理由はそれぞれなのでしょうが、あまり好かれていない会社だと想像しています。

どちらにしても、記念すべき19日の東証一部上場を前に、先日の大規模通信障害もそうですが、この会社にとっては踏んだり蹴ったりです。ちょっと可哀想だなとも思いますけれど、「ソフトバンクだけは使いたくない」同様、“身から出たサビ”かもしれず、すでにピークは超えていて、上場を境として坂道を下っていくのでしょう。サウジアラビアとの超大型ファンドもなんだか胡散臭い話です。

と書いていたら、そのお金儲け至上主義のソフトバンクが5G投資で中国製品を排除することを決めたようです。よほど窮しているのでしょうが、この際、今使っているファーウェイ製の4Gもほかのメーカーに変更してもらいたいものですし、もともと、4Gでも中国製を使っていないNTTドコモやKDDI(au)もそれを踏襲するようです。料金体系で揉め事が多いキャリア3社ですが、自社の利益ばかり追求しないで、しっかりと国益(国民の利益)も大切にしてください。

ところで、個人や一般企業がファーウェイの携帯端末(スマホやタブレットなど)を使うことには問題がないと言われていますが、本当でしょうか。確かに家族や友人同士の会話やメール、SNSなどは大きな問題はないでしょうが、企業の社員間でこの端末を使い、それが何らかな形で中国(共産党)に送られている危険性は除去できないと、その道に詳しい友人が指摘していました。

何と言っても世界でも極めて危険な「国防動員法」を持っている国です。中国が他国からの侵略(物理的なものだけではありせん=サイバー攻撃など)をされたと共産党が判断すれば、例えば中国から日本に来ている留学生も技能実習生も観光客もすべての中国人が破壊工作を含めた行動を義務付けている恐ろしい法律で、わが国ではむしろ、真っ先に破壊活動を始める可能性も捨てきれません。

それから、中国ではありませんが、わが国でもっとも利用者が多いであろう無料電話・メールアプリ「LINE」ですが、前述の友人はできればこれも使わないほうがいいと言っていました。なんでも、これを開発した国へ日本で得た情報を秘密裏に送信している可能性があるそうです。「今度、飲みに行こうよ!」「了解で~す」くらいは問題ありせんが、少なくない企業では社員の皆さんに情報共有などをさせるために使っている事例がが増えているようです。特にその会社が日本の安全保障に関わっていたり、ITやAIなどの研究開発などを行っているとすれば、使うという選択肢はほどんどないでしょう。

また、ファーウェイの製品は日本の三大キャリがでも販売されていますし、その中の一社はけっこう大々的にスマホのテレビ宣伝も行っています。政府機関と民間企業、さらにコンシューマでは扱いが異なっており、TVCMは個人がターゲットなのでしょうが、自粛とは言わないものの、政府の動きを冷静に考えて、営業販売戦略に生かしていくべきと思います。価格も安い、その割に機能が充実しているは理解できるのですが、利用者がまったく知らないところで情報が勝手に異国に送信されているとすれば、話しはまったく別の次元の問題になります。

<本文は華為技術(ファーウェイ)のことを取り上げていますが、ほぼそれに中興通訊(ZTE)も含むとしてお読みください>

総統選挙は「盧秀燕」V.S「頼清徳」か!?

なかなか迫力のあるお顔で、選挙中はこれにサングラスを掛けていましたから、ご本人にはとても失礼ながら、何も知らない人がいきなりこれを見たら、どこぞの犯罪者が捕まったときにインタビューを受けているのかなと思ってしまっても無理はありません。

それで、この方こそ、先日に行われた台湾(中華民国)の統一選挙で、南部の高雄市から立候補して当選された「韓國瑜」さんです。当初は泡沫候補と誰も相手にしていませんでしたが、あれよあれよと言う間に人気が急上昇して見事に当選されました。この統一地方選挙で最大の出来事でした。

私も後半の大盛り上がりを見ていて、「そうは言っても、高雄市は民進党(民主進歩党)の金城湯池、超鉄板選挙区だから、最後はグリーンが勝つだろう」と予想していましたので、本当にびっくりしました。特に彼は国民党(中国国民党)の主流でもなく、党内ではちょっと変な人と見られていました。

それから、台湾の地方選挙は日本のそれと異なり、市長・県知事(県長)からわが国では町内会長みたいな選挙まで文字どおり、いっせに行われますし、日本での統一地方選挙は“統一”といっても全体の3割ほどの自治体で議会や長のそれが行われていますが、台湾では100%です。

また、台湾では国民党民進党の二大政党が圧倒的に勢力を有していて、色分けでは前者がブルー、後者がグリーンとなります。もちろん、2つ以外にも政党はありますが、泛藍連盟(国民党系)と泛緑連盟(民進党系)に分類されていて、けっこう分かりやすく、私は両方に友人がいます。

次に全体の結果についてはわが国でも伝えれれているとおりですが、高雄ショックがあまりにも大きかったので、ほかの選挙区が極めてかすんでいまいました。その中で私は台北市長選挙に注目してみました。結果は現職の柯文哲さんが再選を果たしましたが、次点の国民党候補と数千票の僅差でした。

それはそれで台北市民の選択なのですが、この選挙では民進党も候補者を出していて、その票数が本来の実力よりかなり下回っていたのです。つまり、最終局面で民進党は国民党候補を落選させるために、まとまった票を柯Pに回したのではないかということです。

さて、今日のタイトルは実質1年後に迫った総統(大統領)選挙の候補者をどこよりも早く予想してみました。国民党の盧秀燕さんは台中市で民進党から市長の座を奪い返しました。テレビ記者ののち、立法院(一院制の国会)議員を務めた方で、57歳で台中市議のご主人とお二人の息子さんがいらっしゃいます。

一方、民進党の頼清徳さんは現在、行政院長(首相)を務めており、今回の敗北の責任をとって辞任を申し入れましたが、蔡英文総統(民進党主席)に慰留されています。彼は以前から「いつかは総統へ」と期待されていましたので、その流れに無理はありませんし。現職の再選はけっこう厳しいでしょう。

ただ、困ったことに今回の地方選挙でグリーンチームが負けたのははっきりしているのですが、だからといって、ブルーチームが“勝利”したとは言い難いのです。だから、国民党主席の呉敦義さんや最近はすっかり存在感が薄れた朱立倫さんの出番は考えにくいように思えるのです。

もちろん、新高雄市長や無所属の台北市長も選択肢の外にはいないでしょうが、どちらも、ブルーグリーン中枢とそれほど上手くお付き合いしているはいませんので、いわば消去法的に盧秀燕さんと頼清徳さんのお名前を僭越ですが、出させていただきました。今から総統選挙から目が離せませんね。
(タイトルはお二人の敬称を略しています)