自民党の石破潰しがすごかった!

 自民党の総裁選挙で見事に勝利された菅義偉さん、おめでとうございます。本日は内閣総理大臣に選出され、景気経済やCOVID-19対策で難しい国家の舵取りとなると思いますが、頑張っていただきたいと願っています。

 菅さんの経歴はかなり詳しく報道されていますが、雪深い秋田県で生まれ、高卒で上京して町工場で働き、当時は授業料がいちばん安かった法政大学夜間部に進んで、代議士秘書ののち、横浜市議会議員を務めたということです。

 どれもこれも、私たち日本人が好感を抱くことのできる過去ですし、地元横浜の有権者の評判も良いと聞いています。おかしなもので、私も生まれてから小学校卒業まで横浜に住んでいましたので、それだけでも親近感があります。

 それで、タイトルのことですが、今回の総裁選挙では菅さんのぶっちぎりの1位は決まっていましたので、市井や永田町の関心は2位は石破茂さんか、岸田文雄さんかということだったと思います。

 そして、結果は予想を覆したかどうかは外野の私には分かりませんが、国会議員(票)の中で明らかに20人くらいが、本来は菅さんに振り込むのに、何らかのお達しがあり、岸田さんに投票したようです。

 つまり、その指示を安倍さんが行ったのか、各派閥が割り振ったのか、それとも、実態が不明な菅グループが画策したのか、いずれにしても、口の固い連中を選りすぐって、「菅義偉」から「岸田文雄」に変更させたのでしょう。

 ですから、岸田さんの選挙後の集会ではまるで当選したようなムードだったようです。一方、石破さんの陣営は推して知るべしですね。それまでして、石破さんを2位にさせたくない怨念みたいなものが、怖いと感じました。

 確かに、来年の本チャン総裁選向けて、2位と3位では天国と地獄くらいの差があるでしょう。岸田派の幹部が、「誰がこっちに入れてくれたかはずっと秘密だ」と言ったことも妙に理解できてしまいます。

 やはり、自民党の党内権力闘争は凄まじいとあらためて思いました。失礼ながら、野党のそれなど、まるでおままごとのようです。これでは、政権奪取など夢の夢のそのまた夢でしょうし、万年野党のほうがいいようにも思います。

 もちろん、野党にも頑張ってもらいたいと思うのですが、立憲民主党(改)立憲民主党も何だかちっとも代わり映えしないし、共産党とともに新政権に対しても抵抗路線をさらに強化して貫くのでしょう。寂しい限りですね。

 それから、国民の声とか民意とかが声高に叫ばれていましたので、新政権にはできるだけ早く総選挙をやってもらいたいです。捉え方は様々ですが、自民の全党員投票に比べても、衆議院選挙にまさる民意を問う選挙はありません。

つくづく運が悪いと思う立憲民主党

 多くの国民の皆さんも同じ考えだと思いますが、健全な与党・政府が仕事をするためには、健全な野党が必要でしょう。鶏が先か卵が先かみたいな表現になってしまいますが、残念ながら、鶏も卵も有権者から十分な共感は得られていないようです。

 そして、永田町の権力構造などはなかなか分かりませんが、官房長官の菅義偉さんが総裁になるのではともっぱらの評判です。彼が総裁になるということは、総理大臣に就任するのですから、自民党員でなくても興味は湧いてきます。

 その後は内閣を作るのですが、防衛大臣の河野太郎さんが新しい官房長官になり、それを補佐する役職に現・環境大臣の小泉進次郎さんという、トリオ神奈川ができたりすると、内閣支持率の急上昇は確実でしょう。

 ちなみに、総理大臣や官房長官を補佐する役職とは官房副長官が代表的です。昔は一般の大臣より明らかに格下でしたが、政高党低がかなり顕著になっている現在においては、その位置づけは格段に高くなっているようです。

 こうなると、解散総選挙をやらないという選択肢は消滅してしまいますし、やってみなければ分かりませんが、多分、自民党は圧勝するでしょう。COVID-19でF票が取りにくくなっている公明党も渋々とそれに従うと予想できます。

 一方、立憲民主党は新しい立憲民主党を設立する大会を開くそうですが、不幸なことに“ご祝儀相場”はすべて自民党に持っていかれそうです。もともと、有権者からまったく期待されていない合併劇ですから、ご祝儀相場そのものがなかったような気もします。

 さらにそれに加えて、立民参議院議員の石垣のりこさんの大チョンボです。国民の広く知るところとなってしまいましたが、あれ(詳しくは検索してくださいね)はまずかったです。一般人をレイシストと決めつけるなど、あの方の染み付いた体質なのでしょう。

 また、落書き新聞紙貼り出し事件の人徳ゼロ人間の安住淳さん、特大ブーメラン連続直撃の山井和則さん、いまだに亡命先が決まらない小西洋之さん、metoo行進隊長の柚木道義さん、4回比例復活バラバラ政党所属の今井雅人さんなどもいます。

 それにプラスすること、民間人を冤罪に追い込んだ森裕子さん(立民に移籍確定)、久兵衛のお寿司を透視できる黒岩宇洋さん、歌舞伎町爆発の高井崇志さん、そして、大トリは自分が気に食わない答弁に激おこする福山哲郎さんなど、ユニークな人材がいっぱいです。

 なので、余計なお世話なのですが、立憲民主党にはまっとうな議員もいらっしゃるのですから、どなたかが注意してあげればいいと思います。でないと、もっともっと悪い方向に進んでいってしまうような気がするのです。

 そんなこんなですから、新・立憲民主党丸が初手から座礁することがないように願っています。でも、繰り返しますが、ほかの人たちには多様性を声高に叫んでも、自分たちが決めた多様性以外は認めないというのですから、すごく難しいでしょうね。

 それと、友人の自民党の秘書が面白いことを言っていました。国会前で太鼓を鳴らして独特なリズムで、「アベやめろ!」と絶叫している人たち、つまり、立憲民主党や共産党のコアな支持者の皆さんが、「アベ逃げるな!」となったそうです。

 どんだけ、安倍さんのことが好きなのでしょうか。もう、お笑いマンガ道場の世界です。モリ・カケ、桜など、すべての攻撃対象を安倍さん一人にほぼ絞ってきたので、そのご本尊がいなくなって寂しくなったのでしょうか。

 いずれにしても、新しい政権にはスピーディーに動いてもらいたいです。特に経済も含めたCOVID-19対策、完全に居直った中国共産党の覇権主義や韓国のイチャモン、再任されるであろうトランプ大統領との関係再定義など難問が行列しています。

 そんな状況の中で、少人数の出発となるようですが、穏健現実路線を行くことを決めている国民民主党には大いに期待しています。健全な野党を立憲民主党に求めることはより難儀になっていますので、民民には頑張っていただきたいと思います。民間労組出身議員もきっと良識を示してくれることでしょう。

衆議院議員の長島昭久さんと懇談

 安倍晋三さんが総理を辞任されることになりました。民主的に選出され、国政選挙では勝利を重ねている安倍さんが任期途中で辞められるのですから、かなり体調がお悪いのでしょう。本当に長い間、お疲れさまでした。市井で暮らす国民の一人として、お礼を申し上げるとともに、ご快復を祈念いたします。

 また、私には永田町の権力構図などさっぱり分かりませんが、COVID-19対策に本格的に取り組むためにも、新しい総裁・総理にはできる限り早めに、例えば10月とかに衆議院の解散総選挙を実施していただきたいと思います。その結果を受けて本格的な内閣でしっかりと仕事をしてもらいたいです。

 さて、今日の話題ですが、久しぶりにとても静かな衆議院議員会館に行ってきました。私が学生時代から利用している丸ノ内線で移動しましたが、南阿佐ヶ谷駅から国会議事堂前駅までは乗り換えなしで20分程度で、すごく便利です。ただ、新宿駅から先に進んだのは半年ぶりくらいだったと思います。

 それで、長島昭久代議士とお会いしたのは、昨年10月に帝国ホテルで開催された連合30周年パーティー以来ですが、限られた時間だったものの、大いに様々な話題で盛り上がりました。また、彼は日本(国民)にとってもっとも大切な政策の一つである安全保障の第一人者であることが広く知られています。

 そして、話を進めながら、適切な比喩ではないと思いますが、つくづく「遠くの親戚より近くの他人」だなと感じました。もちろん、彼は“他人”ではありませんが、今日的な政治情勢から、長島さんが政党を移ったこともよく理解できますし、“遠い親戚”はますます遠くなっていくようです。

 それから、会館に入る前に国会議事堂を写真に収めようと思ったら、警備員の方が敷地内では撮らないでと言われました。でも、ありがたいことに、ベストスポットを教えてくれました。おかげで、夕日に輝く素敵な国会議事堂を撮れましたし、長島さんの部屋からは主が変わる総理大臣官邸と公邸がよく見えました。

 ちなみに、帰りの丸ノ内線はラッシュにかかっていたので、最後尾の車両の運転席が見える場所に乗客の皆さんを背にしてずっと立っていました。でも、運転席の各種メーターなどと後ろに流れていく線路を見ていましたので、まったく飽きることはありませんでした。満員電車も工夫次第ですね。

悪魔のささやき「共産党も応援するからね」

 どうやら国民民主党の分党の流れが固まったようです。マスコミは早くも国民民主党(以下“民民”)に残る人、立憲民主党(以下“立民”)に移籍する人の分類表を作り始めています。いろいろな見方はあると思いますが、個人的にはとても良い方向に進んでいると思っています。

 それで、立民では民民の身の振り方が定まらない議員に対して説得工作を行っていると伝えられています。もっとも、これは今に始まったことではなく、かなり以前から立民で寝技を得意とする議員によってやられてきたことです。ですから、それほど驚くことでもありません。

 そのやり方は単純で、「あのさ~、解散総選挙も近いようだね。君が立民に来てくれたら、もちろん、われわれは積極的に応援するし、自治労や日教組もそうなると思うよ。でもね、最大のメリットは共産党だよ。多分だけど、君の選挙区には共産党は候補者を擁立しないよ」と囁(ささや)いています。

 これは民民の衆議院議員にとってはかなり決定的な誘惑です。かたや自民党(一部は公明党)の公認候補と戦うとき、横を見れば立民の支援を受けた共産党候補がいるのと、その立民と共産党が後ろから背中を押してくれるのとでは、まさに地獄と天国の隔たりがあるでしょう。

 こうなると、特に小選挙区での基盤が弱い、とりわけ、比例復活で当選している議員は思想信条も主義主張もかなぐり捨てて、立民へと走り出します。ただ、これを責めることはやってはいけないでしょう。間接的に共産党に魂を売ることになるのですが、自分たちの当選が第一ですから仕方ありません。

 でも、実際には共産党の統一戦線の道を歩むことになりますので、移籍した人たちは十分に注意していただきたいと願っています。つまり、立民を通じて共産党と本気の共闘をすることになります。見方を変えれば、共産党の戦術も表から見れば柔軟になったのですが、その実態は共産主義特有の統一戦線論にはまったことになります。

 これは立民の幹部や小沢一郎さんなどが過去から画策していたもので、友人の記者によると小沢さんは共産党幹部に、「自民党も本来は水と油ほど違う公明党と上手くやっているではないか。共産党は野党の創価学会になれ」と言っていたそうです。なるほど、理屈としては変に分かるような気がします。

 一方、残留者たちの新生国民民主党ですが、しばらくは冬の時代が続くかもしれません。でも、それだっていいじゃありませんか。もともと、穏健良識の中道右派の場所はがら空きになっていたのです。国民の少なくない皆さんは「自民党は好きではないけど、今の野党じゃね~」と思っていました。

 今こそ、意味不明な野党の塊より、新たな国民民主党は初めは少数でも、必ず国民の、有権者の皆さんの支持を得ることは可能だと考えます。立民は共産党や社民党とともに左傾化を進んでいくことは間違いありませんから、今回の分党が絶好のチャンスになる可能性も低くはありません。

 つまり、それぞれの道を歩んでいけばいいと思うのです。この世の中、「政治が悪い!社会が悪い!安倍が悪い!」と常に叫んでいなければ落ち着かない人たちがいるのですから、その意味では共産党や新・立憲民主党もなくてはならない存在ですし、人物的には魅力的な方もいらっしゃいます。

 そして、個人的な思いで恐縮ですが、すべての選挙でただの一度も自民党(候補者)の名前を書いたことがない私も、民社党の解党以来、やっと心から応援できる政党が誕生するようで歓迎しています。民間企業に働く労働者の皆さんもきっと、この政党を支援してくれると確信しています。

 また、長いわが国の労働組合の歴史の中で、常に民主的労働運動に邁進し、左翼労働運動と対決して、安定的な労使関係を築いてきた多くの産業別労組の指導者の皆さんも同じ思いでしょう。私がお世話になった組織でもそのことは脈々と受け継がれてきましたし、民主的労働運動のまさに原点であると思います。

 なお、民社党の理念を継承する民社協会としての基本的姿勢は以下のとおりです。ちょっと長いのですが、ご覧いただければ嬉しいです。

 「民社党は党綱領において、『左右の全体主義と対決』とし、特に人間性を踏みにじる共産主義を否定、自由にして民主的な政治を進めようとした。容共的な政党とは一線を画してきた。
 そして、国民・国家の将来に責任を持てる現実的政策の推進を旨とした。反対のための反対の姿勢をとる政党、クレーマー的政党に堕することがないよう努めてきた。
 エネルギー政策においては、資源に乏しいわが国の実情をも踏まえ、原子力の平和利用を推進してきた。
 防衛政策においては、観念的平和論を避け、自由世界の一員の立場で独立を守り、誇りの持てる国家であることを目指してきた。そのために、国際連携と防衛力の整備を進めようとしてきた。
 福祉政策においては、友愛の精神に基づき、弱肉強食的な社会に陥ることなく、国民がこぞって安心して暮らせる社会の建設を目指してきた」。

 以上ですが、いかがでしょうか。びっくりするくらいこの時期に求められる基本理念が集約されています。今回の分党劇を好意を抱いて見ながら、小さくても将来の日本を託せそうな新・国民民主党の将来が楽しみです。

「Go To トラベル」は急がなくても!

 それが第2波であろうとなかろうと、COVID-19に対する警戒を緩めてはいけないと思いますが、せっかく購入したカンタベリーのアロハシャツを着る機会がなくなってしまいました。買ったのは感染が広がる前だったので仕方ないですね。

 それで、予定では全線が開通した常磐線のひたち号に乗って、双葉駅で下車し、駅前だけですが周囲を見たあと、湯本駅まで戻ってハワイアンズで楽しむというものでした。ですから、雰囲気だけでもと思ってアロハを買いました。

 余談ですが、私たちの世代ですと、「常磐ハワイアンセンター」の名称が懐かしいです。東日本大震災で困難に直面し、現在でもCOVID-19対策で有名なフラダンスも以前のようなサービスは提供できないようです。

 話題を戻します。もちろん、今でも法規的にはまったく問題なく、その計画を実行することは可能ですし、うまくすると「Go To トラベル」も使えるかもしれません。政府も国内であればどこに移動しても大丈夫と言っています。

 ただ、あくまでも私の個人的な考えですが、今回のキャンペーンには強い違和感を持っているのです。広く旅行業に関わっている皆さんの大変なご苦労は理解しているのですが、前倒しまでする必要は何かということも疑問です。

 そして、地方の知事さんたちも心配されているようです。兵庫県知事の「諸悪の根源は東京」(すぐに撤回)は論外としても、東京の人が観光でそれぞれの地域に来ることを心から歓迎してくれるとは思えないのです。

 それは、1都3県ですら同様のような気がします。すなわち、3県の知事さんたちは、「できるだけ東京での食事などを控えるように」と穏やかに説いていますが、これって、東京の人は県内に入らないでねというようにも聞こえます。

 僭越ですが、私がもっとも尊敬させていいただいている政治家のお一人である埼玉県知事の大野元裕さんも遠回しに、そのことを要請されていると思いますので、それを尊重させていただきます。秩父の三峯神社も大宮氷川神社もしばらくは辛抱します。

 でも、キャンペーンをありがたく思っている方々もいるのですから、結局は自分(たち)で決めて行動しましょう。また、東京都の警告レベルも最悪になりました。なので、私は当分の間は東京から出ることはしませんし、それが長期になってもやむを得ません。

 なお、それを特に批判するつもりはありませんが、どうして国土交通大臣はずっと公明党から選ばれているのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃたら教えていただければ嬉しいです。

 あと、全国旅行業協会の会長を務められている二階俊博さんと公明党が独裁者である中国共産党総書記の習近平さんの国賓訪日を強力に推し進めていることも注目されます。こちらも、どうしてそうなるのかを知りたいです。

これで秋の解散総選挙は決定的か?

 昨日の東京地方の天候は不安定で雨も降っていましたので、合格点ではないものの、投票率の55%はまずまずだったのではないでしょうか。ここ数日、COVID-19の罹患者も増えていましたので、その不安からも投票率を押し上げたようです。

 それで、はやり現職の小池百合子さんは強かったですね。私は少し前に前回の得票率45%を超えることが、4年間の通信簿になるだろうとお伝えしましたが、これが約6割に達しましたので、十分な伸び率と評価できるでしょう。

 それから、焦点は2位~4位争いとも書いていましたが、これについては特にコメントするほどの結果ではありませんでした。五十歩百歩というところですし、あえて言えば、5位の桜井誠さんが前回より票をけっこう伸ばしたことが注目されます。

 そして、私が気になっていたのは同時に行われた都議会議員の補欠選挙ですが、4選挙区とも自民党が勝ちました。とりわけ、大激戦となった北区は候補者5名が全員女性ということもあり、けっこう注目されていたようです。

 それで、結果は自民党候補の圧勝で、鳴り物入りの選挙戦を行っていた、小池さんの行動隊である都民ファーストの会公認の天風いぶきさんは、立憲民主党ばかりか日本維新の会にも敗北して4位となってしまいました。文字どおりの惨敗です。

 現地の友人からはリアルタイムで連絡をもらっていたのですが、都民ファーストの会の自民党候補への攻撃はかなりすごかったようです。ツイッターやビラの類ですが、ここまでやるかと言うほど、熾烈なものだったと聞きました。

 つまり、知事選では小池さんの大勝利でしたが、都民ファーストの会はほとんど支持されていないということでしょう。実際、NHKの調査では都民ファーストの会の支持率はわずかに1%でした。来年の今ごろの都議選はかなり厳しいかもしれません。

 もう、前回のように、「小池都知事とともに改革を進めます!」だけでは票は獲得できませんし、その小池さんも前回のような熱烈な応援はしないでしょう。次第に自民党(+公明党)に傾斜していく可能性が少なくないと思います。

 また、今日のタイトルですが、しっかりした根拠があるわけではありません。僭越ですが、「そうなるんじゃないかな」という想像からです。もの凄い第二波がやって来れば局面は変わりますが、衆議院選挙はやらなければなりません。

 もちろん、連立政権の支持率が下っているので、解散の判断は難しいものの、安倍さんはスイッチが入れば必ず総選挙を打ってくるような気がします。今までも同じようなモードで実行していて、どういう訳か連戦連勝です。

 いずれにしても、今回の都知事選挙で小池百合子さんは文句なく勝利したのですから、COVID-19対策はもちろんのこと、来年度の予算編成、あるいは地方税は1年遅れで入ってきますので、再来年度のそれも極めて重要になるでしょう。

この国に生まれて良かったです

 ちっとも自慢にならないのですが、私は二十歳からこの年になるまで、選挙で「自由民主党」という政党名や自民党公認の国会議員の名前を投票用紙に1回も書いたことがありません。また、そのことを特に悔いたりもしていません。

 さらに、何度もお伝えしているとおり、首相の安倍さんは意地が悪そうですし、すごく嫌いというわけでもありませんが、あまり好きではありません。もちろん、だからどうだということではなく、ただ、それだけです。

 そして、今回のCOVID-19については、いろいろな人が様々なことを言っていますが、それぞれの立場や考えがあるのですし、日本は言論の自由が保証されていますので、法律に触れない限り、何を言っても自由です。

 でも、わが国の首相は民主主義システムによる選挙で選ばれた国会議員がさらに憲法に基づいてその過半数以上で選出しているのですから、好き嫌いは別として、ちょっとくらいは評価してもいいんじゃないかと思うのです。

 現在はかなり研究が進んできましたが、文字どおり、未知のウイルスであり、確証を持って終息時期を示せる人は世界中に一人もいません。しかし、その世界各国の中で日本は対策をかなり上手にやっている国の一つです。

 詳しくは次の機会にお伝えしますが、人口あたりの死亡率は先進国の中ではずば抜けて低く、その理由はああだこうだと言われていますが、もしかしたら、遠い将来にならなければ解明されないかもしれません。

 その世界からは当初、「日本の自粛要請や宣言だけで収束するはずがない!」と批判されていましたが、今ではどの国からも称賛というか、むしろ驚きの目で見られています。第2波を警戒しながら、この事実を受け止めましょう。

 また、話題のアベノマスクと特別定額給付金は喜んでいただきます。マスクは孫が中学生になったとき、令和2年のことを説明する材料として使いますし、わが家の30万円は1ミクロンの景気浮揚のためにパアッーと使い切ります。

 それで、私は安倍さんと同じ歳ですので、1月26日から一日も休んでいない彼を見ていると心配になってきます。枝野幸男さんからは火事場泥棒と罵られ、辻元清美さんからは「鯛は頭から腐る」と面罵されても耐えています。

 もちろん、私たちは連立政権や安倍さんに白紙委任しているのではありませんから、気に入らなかったら次の総選挙で落としてやればいいのです。収束に一定の目処がつけば、必ず総選挙はあるでしょうし、やらなければなりません。

 繰り返しますが、どこぞの国と違って日本ではそれが可能なのです。それまでは、嫌々でも、渋々でも、私は「自粛要請」という世界でも摩訶不思議な取り組みに影で文句を言いながら従っていきます。

 ただ、左派とか自称リベラルは本当に困ったものです。「互いに支え合う社会」とか「まっとうな政治」とか言っていますが、それを他人には強く求めても、自分たちは極めて教条的であり、非寛容を基本として攻撃を緩めません。

 福山哲郎さんや安住淳さんなどはその典型ですが、一方では選挙区の有権者から国会に送り出されているのですから、それはそれで尊重しなければなりませんし、奇妙な表現ですが、私たちは民主主義に耐えなければならないでしょう。

 それから、都知事の小池百合子さんを嫌いになるオジサマが増えているようですが、批判はあるものの、よくやってくれていると感じています。それが結果、事前の選挙運動のように見えても、それは制度的に仕方のないことでしょう。

 以前のことですが、石原慎太郎さんから「化粧の濃いオバサン」と揶揄されてことがありますが、それに対して彼女はさらりと、シミだかアザだかがあるので、それを隠すためと切り替えしていました。

 それであれば、ほかの女性よりも早く起きて、念入りにお化粧しなければならないし、寝る前には同じく念入りにお化粧を落とさなければなりません。その分だけ睡眠時間を削って激務に耐えているのです。これだけでも難儀でしょう。

 いずれにしても、総選挙も遠くないでしょうし、都知事選挙はもうすぐです。そのときに、そのときまでのことを振り返って決着をつければいいような気がします。それまでは、淡々と前を向いて進んで行きます。

 (追加です)少し前に、航空自衛隊のブルーインパルスが医療従事者に感謝と敬意を込めて、東京上空を飛行してくれました。医療財団の役員の一人として、もの凄く嬉しかったのですが、同時に私は日本の空を守ってくれている航空自衛隊に、爆音だけが聞こえた杉並から感謝しました。ありがとう!自衛隊の皆さん!パイロットの皆さん!

安倍さんはとても意地悪です

  先日から2回、登場してもらった友人に再び電話でお伺いしました。通常は私のSNSでの記事の中で、硬めの政治ものは「いいね!」が少ないのですが、検察関連の2回はけっこう多くの皆さんに見ていただけたようです。調子に乗っているわけではありませんが、三度目のお話をお聞きしました。

門脇:あなたのおかげで、私のSNSを見てくれている方が増えたようです。どちらかというと、硬めの政治の話題ですので、少し驚きました。
友人:それは良かったですね。新型肺炎で自粛が続いている中で起こった事件でしたので、誰もが関心が高かったのでしょう。

門脇:ところで、その後の展開ですが、どのように思われているのでしょうか。
友人:まあ、酷いの一言です。賭け麻雀の点数なんてどうでも良いことでが、検察はまったく反省していませんね。

門脇:具体的にはどんなことですか。
友人:私がもっとも怒っているのは、検事総長の稲田伸夫さんの態度です。カメラの前にも出てきませんし、紋切り型のお詫び文を発表しただけですから。失礼ながら、検事総長ってそんなに偉い人なのですかね。

門脇:確かに企業でいえば、副社長か専務が問題を起こしたのですから、当然、社長がマスコミの前に出てきて、謝罪して、きちんと質問にも答えるということですね。
友人:そのとおりです。もうすぐ辞めるから、天下りを意識して顔を晒したくないのでしょう。

門脇:なるほどですね。「謝罪しろ!謝罪しろ!」って、立憲民主党の福山さんや安住さんのようにはなりたくありませんが、検事さんが胸につけている「秋霜烈日」のバッチが泣いているように思います。
友人:ああ、あのバッチですね。でも、自らがそんなことを主張している人たちが、繰り返して恐縮ですが、マスコミに自分たちの都合の良い捜査情報だけを垂れ流しているなんて、どの口が言うのかと思いますよ。比叡山の千日回峰行のお坊さんが使うなら分かりますが、彼ら彼女らは何となく胡散臭いですね。

門脇:そこまで言われるとはなかなか強烈ですね。その一方でマスコミについても文句があるようですが。
友人:こちらも酷いものです。マスコミや立憲民主党は検事総長をちょっとでも批判しましたか。私の知る限り、そんな記者や立民幹部は一人もいません。ひらすら、安倍がーとか、森がーとか叫んでいるだけです。そっちも大いに問題ですが、こんなことでは検察改革なんて夢のまた夢でしょう。

門脇:要するに検察から情報をもらえなくなって困る、あるいは、検察は怖いから政権だけを徹底的に叩くということでしょうか。
友人:おっしゃるとおりです。特に立憲民主党は仮にも野党第一党でしょう。定年延長問題では検察に介入するなと言ったと思ったら、今度は処分が大甘だから厳しく罰せよと、いったいどうなっているのでしょう。もっとも、あまり期待もしていませんが。

門脇:ところで、束ね法案としての国家公務員と検察官の定年延長は今国会では審議しないことになりました。普通に考えれば、秋の臨時国会でとなるのでしょうが、そのあたりの展望はどうでしょうか。
友人:先日も申し上げたように、安倍さんは廃案にしてしまうと思います。彼はもともとこの改正案にはほとんど関心がなかったのです。ああだこうだと言われるのなら、「もう、やめったと!」です。逃げ足はかなり速いですよ。

門脇:しかし、そうなってしまうと、自治労に大きな恩義がある立憲民主党が困ってしまうのでは。私の友だちに役所で働いている人がいるのですが、「民間企業はこれからますます大変になるのに申し訳ありませんが、正直なところ、5年間も定年が伸びて、完全雇用と7割の給料が保証されるのはすごく助かります。それがなくなってしまうのは忍びないです」と言われていました。とても誠実で謙虚の方ですよ。
友人:ですから、安倍さんは意地悪なのです。相手が困ることが大好きなようです。今回の場合はその対象が立憲民主党と自治労でしょう。彼は労組や過激派については過去からかなり勉強しています。

門脇:立憲民主党と自治労はともかく、定年延長を楽しみにしていた大多数の公務員の皆さんはかわいそうですね。
友人:ええ、そうです。ただ、門脇さんの友人が「民間企業の社員さんには申し訳ない」と言われていたその人たち、つまり、サラリーマンたちがこれから民間ではリストラや給与の減額が始まるというとき、「公務員だけが‥」は理解されにくいでしょう。それでなくても、公務員バッシングは効き目が強いですから。

門脇:今になっては詮無いのですが、束ね法案を知らんふりして通したほうが良かったのではないですか。
友人:まったくです。検事の定年延長なんてもともと対決法案ではなかったのです。それをハッシュタグがどうのこうので、勝手に盛り上がってしまい、人徳ゼロの安住さんなんて、「想像できないほどの抵抗をする」と、ヤクザみたいなことを言っていました。公務員の皆さんは恨むんだったら、立憲民主党でしょう。もっとも、自治労が、「私たちは目先の利益より、組合員の待遇向上より、安倍政権を追求する立憲民主党をさらに支持する」と言ったら、それはそれで立派だと思います。

門脇:話題を変えます。安倍総理というと、門閥も豪華で、成蹊出身のぼんぼんというイメージですが。
友人:とんでもありません。あの権謀術数の岸信介さんや佐藤栄作さんの血統ですよ。しかも、長州の出身ですから。でなければ、総理大臣在籍日数が史上最長なんて実現できたはずがありません。ひょっとしたら、悪(ワル)のほうがお人好しより、政治の政界では長生きできるのでしょうか。

門脇:何となく恐ろしくなってしまいました。それにしても、そんなずる賢い安倍さんが国政選挙で連勝連戦なんて、いかに立憲民主党などがだらしないかということですね。
友人:これは本来、大変に残念なことです。ただ、立憲民主党などの幹部の言動を見聞きしていると、あの人たちの限界を感じます。国会やツイッターで発言するたびに猛烈な抗議となりますから。これは国家国民にとっても不幸なことでしょう。彼ら彼女らが「ネトウヨのせいだ!」と嘆く気持ちも理解できます。余談ですが、ツイッターなんて、多くの人々を不幸にするだけです。

門脇:今日もいろいろなお話をお伺いでき、ありがとうございました。また、様々な事情を含めて教えてください。
友人:いつでもお声を掛けていただければ、喜んで。次回は居酒屋さんで一杯やりながらがいいですね。ではまた今度、お会いしましょう。

検察とマスコミの癒着はここまで酷い

 検察組織ナンバー2である東京高等検察庁検事長の黒川弘務さんが辞任することになりました。時節柄の不祥事ですから当然のような気がしますが、わずか数日前、事情に詳しい私の友人が語ってくれたことが本当になってしまいました。一連の出来事について、これから起こるであろうことについて、再びインタビュー形式でお伺いしました。

門脇:いや~、驚きましたね。あなたが言われてことがこんな短期間で証明されてしまいました。
友人:私自身もびっくりしています。ただ、黒川さんや朝日と産経の記者などがやっていたこと自体は関係者なら誰でも知っていることです。検察とマスコミはズブズブの関係ですから。私が意外だったのは産経の人間が産経の同僚を文春にチクったことです。

門脇:どうして、同じ新聞社の社員がそんなことをしたのでしょうか。また、犬猿の仲のように感じる朝日と産経が同じ麻雀卓を囲んでいたことも理解できないのですが。
友人:これは想像ですが、嫉妬とか個人的なものではないかと思っています。あと、両社は確かに安全保障問題や政権との距離ではまったく異なっていますが、江戸時代じゃあるまいし、未だに「メモ合わせ」なんてことをやっている人たちですから、同じ穴のムジナということかもしれませんね。

門脇:マスコミはどのような論調で今回の事件を報道していくのでしょうか。
友人:多分、緊急事態宣言中にとか、お金を賭けていてとんでもないとかという方向でしょう。しかし、3密も賭博も問題ですが、デイサービスのお楽しみ麻雀ではありませんから、現職の検事長が賭けごとをやっていたというのは褒められたものではないものの、事件の本質ではありません。ですから、逆にマスコミはそこを問題視していくでしょう。

門脇:つまり、問題点をづらしていきたいということですか。
友人:そのとおりです。少々古い例えですが、第4の権力であるマスコミと検察の癒着の酷さが明らかになってしまい、しかも、どこの社も朝日や産経と同じようなことを過去からやってきましたので、そのことから目をそらさせることでわが身を守っていくでしょう。記者クラブの談合体質がさらに強化されると思います。

門脇:それにしても、あなたが指摘されていたように、検察組織や検察官に過度な倫理観や道徳心を期待しては危ないということが、皮肉にも証明されてしまいましたね。
友人:まあ、同じ人間、同じ日本人がやっていることですから、あまり目くじらを立てても仕方ないと思いますよ。独立とか中立とか、野党や検察OBが叫んでいましたが、そんなものは最初から期待するのが無理というものです。ちょっと、寂しいですがね。

門脇:これで政権や安倍さんはさらに窮地に陥るのでしょうね。
友人:いえいえ、安倍さんはむしろ、今回の不祥事を喜んでいると思いますよ。いろいろ言われていますが、黒川さんとほとんどお付き合いがなかったのは間違いないようですし、これで厄介な人間が消えてくれたわけです。しかも、検察庁法の改正案はもともと、黒川さんを含めた法務検察当局が持ってきたもので、安倍さんとしてはどうでもいいことだったのですから。彼は安保法制などやるべきことは支持率が下っても引きませんが、関心のないことはすぐに放ってしまう性格ですよ。

門脇:なるほどですね。なぜかあっさりと今国会での成立を諦めた理由が分かりました。でも、野党はこれを利用して攻勢を強めてくるでしょうか。
友人:見かけは騒ぐでしょうが、実は立憲民主党も微妙だと思いますよ。立民にとっては強行採決をしてもらったほうが良かったのです。なぜかといえば、政権を攻撃できる絶好のお題ですし、ここがポイントですが、束ね法案として国家公務員の65歳までの定年延長を勝ち取ることができたからです。それなのに、肩透かしを食らった結果になってしまいました。

門脇:そういえば、安倍さんととても仲の良い自民党の参議院幹事長の世耕弘成さんが早速、「これから景気経済が大きく落ち込んでいく中で、公務員だけが65歳まで雇用と給料を保証されることは、民間企業とのバランスからも立ち止まって考えなければならない」という趣旨のことを言い始めました。これって、観測気球ですか。
友人:確かに今後というか、今から民間企業は中小零細から大会社に至るまで、すごく苦難の道を歩まなければならないでしょう。ひょっとしたら、3年や4年で元のように回復しないかもしれません。そんな厳しい状況で、世耕さんの発言は一定の共感を得る可能性は低くないでしょうね。

門脇:そうなると、立憲民主党の最大のお得意先である自治体職員の労働組合は困ってしまいますね。せっかく、束ね法案で65歳まで雇用と給料が保証されると思っていたのに、とても残念でしょう。
友人:小池都知事から「排除します」と三行半を突きつけられたとき、財政的に助けてくれたのは自治労だと言われています。だから、立憲民主党を結党することができたのです。わざとではないものの、結果的に恩人を裏切ってしまうことになってしまいました。だから、先ほど申し上げたように、枝野さんは本音では「強行採決してくれたら」と思っていたでしょう。なお、国家公務員の定年が延長されば、ほぼそれに合わせ全国の地方公務員の定年も延長されます。

門脇:今回も分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。
友人:いえいえ、少しでもお役に立ったなら嬉しいです。最後に繰り返しますが、外部の誰からもチェックされない、選挙の洗礼も受けない権力組織が、独立だとか中立だとか叫ぶのは怖いと感じています。しかも、前回にお話したとおり、その権力と対峙することが使命のマスコミが、いわば手下となって検察のスポークスマンの役割を果たしているのですからなおさらです。まるで、WHOのテドロスさんと中国共産党の習近平さんの間柄ようです。今回の出来事はでそれが世間に晒されたという意味ではむしろ良かっのかもしれません。いずれにしても、季節は夏に向かっていますが、検察とマスコミ、そして公務員にとっては冬の到来かもしれません。

誰も教えてくれない検察のお仕事

 世の中では、検察庁法改正を巡って、ハッシュタグが爆発的に増えたとか、逆にそれは組織的にやったものだとか、東京高検の検事長が安倍さんと親しいとか親しくないとか、喧しい言い合いが続いていますが、検事(検察官)の業務に詳しい友人にいろいろと聞いてみました。以下は今般の揉め事とは関係ありません。あしからず。

門脇:検事って正義の味方のようですが?
友人:確かに超難関な司法試験に合格した人たちですから、頭がいいのは間違いないでしょう。ただ、だからといって、特に正義観とか道徳心とか倫理観とかに優れているとは思えません。警察官や海上保安官など法執行を担う皆さんと同じレベルでしょう。

門脇:警察の取り調べは乱暴で、検察は紳士的と聞いたことがありますが?
友人:テレビドラマや映画の観すぎではありませんか。現在は可視化が進んでいますが、検事だって思いっ切り机た叩いたり、胸ぐらをつかむことなどはやっていました。特に警察の刑事さんにくらべて、エリートであるがゆえ、人情味がない人が少なくないようです。自分が取り調べた容疑者が服役を終えて出所したあと、面倒を見る刑事さんは珍しくありませんが、検事のそれは聞いたことがありません。

門脇:検事の人事は検察内部だけで決めているのですか?
友人:一般的にはそうなのですが、認証官と言って、検事総長、次長検事、全国に六つある高等検察庁の検事長の任命は内閣が行っています。正確には天皇が内閣の助言を得て認証していますが、もちろん、天皇陛下は人事に口を挟むことは一切ありません。

門脇:そうすると、内閣とは総理大臣などで構成される閣議での決定でしょうか?
友人:そのとおりです。閣議は首相を筆頭に、民間からの登用も例外的にはあるものの、国民の民主的選挙で選ばれた国会議員で構成されているので、その人たちの合意がなければ検察の最高幹部には就けません。これは憲法と法律にきちんと明記されていることです。

門脇:それでは、時の権力者の意向に左右されるということですか?
友人:制度的にはそれが可能ですが、日本では政治が検察の人事に積極的に関与することはありません。阿吽の呼吸でやっていますが、ともに人間ですから、どの世界にもあるように、お互いに好き嫌いくらいはあるでしょう。

門脇:検察と言うか検事は政治的中立が厳守されているのでしょうか?
友人:難しい質問ですね。ただ、最高幹部クラスになれば、枢要なポジションの政治家とは当然のようにお付き合いくらいはあるでしょうし、けっこう政治的に動いている幹部検察官もいますよ。ただ、マスコミの記者も知っていてもそのことは喋りませんけどね。

門脇:アメリカでは検察官は国民や州民の選挙で選ばれているそうですが?
友人:大統領制と議院内閣制では制度が違いますから、一概に比較はできませんが、そのとおりです。ここは重要で、内閣の決定がなければ、検察組織や検事は誰からもまったく監視されない危ない集団になってしまいます。しかも、検察官を罷免する制度はありますが、現実的には極めて困難です。

門脇:起訴を独占していることにも関係があるのでしょうか?
友人:刑事事件を起こした人を裁判にかけるか、かけないかを決めるのは検察のもっとも基本的な仕事です。まさに国家権力の代表のような位置づけと言ってもいいでしょう。近年は検察審査会の機能が充実しましたので、過去よりもいくらか風通しが良くなりましたが。

門脇:不起訴とか起訴猶予の場合はその理由を開示しませんが?
友人:起訴されれば公判で犯罪の経過が明らかになりますが、不起訴の場合はその理由を一般的には発表しません。送検した警察に恥をかかせないためだと言う人もいますが、有罪率を常に99%以上に維持したいからかもしれません。

門脇:その有罪率ですが、日本では異常に高いことが指摘されていますが?
友人:これは彼ら彼女らにとっては当たり前のことで、無罪になってしまうような事案はそもそも起訴しませんから。誰だって恥をかきたくないですからね。検事もその例外ではありません。

門脇:判決を下すのは裁判所ですが、そこの判事と検事とは交流があるようですが?
友人:ハイ、「判検交流」と言って、互いに立場を入れ替える制度です。ですから、裁判官の席に検察官が座っていることがあります。しかも、判事と検事が司法研修所で同期だったりすると、その求刑と判決はちょっと心配になります。

門脇:検察官は国家公務員ですから、業務上知り得たことは守秘義務がありますよね?
友人:おっしゃるとおりです。特にほかの国家公務員と比べてもちゃんとしてもらわなければ、国民が困ります。

門脇:でも、新聞などが事件について、「関係者への取材によると‥‥」と書かれていることを目にしますが、この関係者っていったい誰なのですか?
友人:政治家の取り調べや大企業の役員などへの捜査、贈収賄とか特別背任とかですが、これは東京地検特捜部などが行うことが多いです。記事に書いてあることは容疑者に有利になることはまず100%ありませんから、弁護士でないことは確かです。そうすると、検察官しかないと考えるのが常識でしょう。

門脇:しかし、そんなことがまかり通っていたら、事件を担当する検事は国家公務員法違反ですよね。新聞やテレビはどうしてそのことを伝えないのですか?
友人:そんな勇気のある記者はいないですね、もし、そんなことをしたら、事件の情報が入手できなくなり、記事が書けなくなります。当局もそのへんをよく分かっていますので、小出しに情報を与えているわけです。あと、気に食わない記者は容赦なく出禁にされてしまいます。これも自らの恥になりますから、絶対に書きませんね。

門脇:なるほどですね。特捜の一斉捜査のとき、会社の玄関にあらかじめマスコミカメラずらっとが並べられている理由が分かりました。記者自らが足を使って記事を書くことが少なくなっているようにも感じますし、いつもは「人権だ!権力の横暴だ!」と叫んでいるマスコミが検察の言いなりですね。つまり、そのマスコミを利用して世論誘導をしているということですか?
友人:おっしゃるとおりです。情報を小出しにして、世論の動向を見る、あるいは誘導するということです。お約束の隊列をなしての強制捜査ですが、これも事前に、「◯時◯分ころ、大手町にある◯◯商事にガサ入れるからな」と事前にリークしているのです。私たちが普段、見慣れてしまった光景も背後ではそんな力が働いていたということです。もちろん、国家公務員法の重大な違反です。

門脇:それってなんか怖いように思えるのですが?
友人:思い出していただきたいのですが、厚生労働省の村木厚子さんが大阪特捜に捕まったとき、これは100%冤罪だったわけですが、当初は彼女は悪いやつだと少なくない国民は思っていました。幸いにして彼女の身の潔白が明らかになりましたが、あらかじめ描いたシナリオに基づいて捜査を進め、マスコミに都合の良い部分だけをリークするのです。ちなみに、検察は責任を取って検事総長が辞任しましたが、検察情報をいわば垂れ流していたマスコミは知らんぷりをしていました。

門脇:ありがとうございました。そろそろ時間が来ましたが、検察組織のことがちょっとは分かったように思います。
友人:誤解のないように最後に言っておきますが、私は日本の検察を全体的には信頼しています。地方都市の区検で黙々と交通違反の業務を遂行している検事たちも多くいます。ただ、彼ら彼女らも人間ですから、出世もしたいし、できれば退官後はお給料の高い会社などに天下りしたいでしょう。ですが、検察だけが誰からも管理監督されず、選挙の洗礼もなく、中立性も担保されずにやっていれば、使いたくない言葉ですが「検察ファッショ」になってしまします。村木さんの事件がそれを象徴しているでしょうし、キムタクみたいな検察官は現実の世界にはいないということです。冷めた言い方ですが、先ほど申し上げたように、検事の倫理観や道徳心が特に優れているわけでもありません。

門脇:すみません、一つ忘れていました。政権に強い影響力があると言われている団体が、そこの会員が司法試験に合格したとき、「判事や弁護士にはなるな!検事を目指せ!」と指導しているという話を聞いたのですが、これって事実ですか?
友人:私もそのことは耳にしたことがあります。単なる噂なのかどうかは不明ですが、仮に本当だとしたら怖いですね。これを組織的にやっていたら、背筋が凍るほど危険なことです。そうでないことを願っています。

「悪口言い放題タイム」を新設しました

 昨日、緊急事態宣言の適用地域の見直しが行われました。東京都のそれはいつになるか分かりませんが、多分、最後なのでしょう。お互い様、嫌々でも渋々でもいいですので、社会的約束事を守っていきましょう。

 そんな状況でも、「この人、いったい何を考えているんだ!」などと思うことも少なくないと思います。それは自粛モードではなおさら高まっているような気もします。誰でもストレスが溜まっているから仕方ないですね。

 私自身も、「大卒が高卒になっちゃうじゃないか、どうするんだ!」とか「わが党の支持率が低下したのは、◯◯議員が歌舞伎町でハメを外したからだ」とか、思考回路自体が壊れているのではと思うことも少なくありません。

 まったく、ドヤ顔で発言するたびに、ツイートするたびに、絶好の批判や失笑の標的になる最高幹部を使い続けるのか、私には不思議で仕方ありません。残念ながら、これでいちばん喜んでいるのは政権の自民党と公明党でしょう。

 また、医学的根拠をまったく示さずに、芸能人の逝去を政権叩きに使ったり、質問中にアベノマスクが息がしづらいと嘆いて、わざわざ外して市販のマスクに付け替えたりと、どこまで自己満足ショーを演じているのでしょうか。

 さらに、尾身茂先生に対して失礼な質問をしたどこぞの幹事長はいかがなものかと思いました。執拗に感染者数を問いただしていましたが、そんなことは、1億2千万人を超える国民全員にPCRと抗体検査をしなければ分かりません。

 そして、誠実なお人柄で知られる先生に、「ちょっと短くしてくださよ」といちゃもんを付け、最後には、「まったく答えていただけませんでした。残念です」と慇懃無礼のお手本のようなことを言っていました。酷いものです。

 ただ、そんなことばかり言っていると、思っていると、それこそストレスが上昇してしまいますので、それを時間的に集約することにしました。名付けて「悪口言い放題タイム」で、時間帯はいわゆる晩酌のときです。

 対象はNHKニュースで報道される政治関係のことが多いです。おもに上述したような言動についてで、妻も初めのころは「あんまり批判しないほうがいいんじゃない」と言っていましたが、今では「そうだ!そうだ!」となっています。

 もちろん、その場限りの罵詈雑言で、意外とこれを続けることでスッキリした気持ちになります。それ以外の批判は収束に向かうまで封印していますが、「他人の悪口は鰻(うなぎ)より旨(うま)い」が理解できるようになりました。

朝日新聞はどうするのかな?

 世の中では連日、新型肺炎の話題でいっぱいです。生命と経済に重大な影響のある問題ですから当然のことですが、国内と国外でとても注目すべきことが始まりました。まだまだ、流動的ですので、これからの展開を見ていきたいと思いますが、端的に言って、朝日新聞の態度がどのように変化していくのか、今からすごく興味深いです。

 その内外の動きですが、国内では森友学園問題の籠池泰典さんが完全かどうかは見極めが必要なものの、これまでの言動を大きく修正し始めたことです。ただ、ご長男のように呪縛が完全に取り払われたかどうかは疑問です。また、何回かお伝えしましたが、辻元清美さんや福島瑞穂さんなどは、ご自身が大好きな「説明責任を果たせ!」を自ら実行していただきたいと願っています。

 そして、国外では韓国のいわゆる慰安婦問題についてです。過去からこの問題の主人公のように振る舞ってきた李容洙(イ・ヨンス)さんが、「30年にわたりだまされるだけだまされ、利用されるだけ利用された」と衝撃的に述べたことです。彼女をだましたり、利用したのは日本ではなく、過去から強い絆で結ばれてきた彼の国の市民活動家(団体)などで、今後の日韓関係に与える影響も少なくないかもしれません。

 いずれにしても、前述したように、この二つの問題に積極的に関わってきた朝日新聞は事が進展することにより、現在までの論調や批判を修正するのか、知らんぷりするのか、それとも居直るのか、どのような態度を取るのでしょうか。それと連動して、一般的な報道機関の立ち位置も気になりますし、問題の解明はマスコミや政党のあり方にも欠かせないでしょう。

『布マスク』はこんな感じです

 何かと話題の布マスクですが、政府から郵便配達で届けられるものと同じかどうか分からないものの、自分も着けてみました。私たちの世代では子供のころ、布マスクを使っていましたので、すごく懐かしく感じました。

 また、妻は「昔のものより段違いにしっかりしているね」と言っていました。さすがに私より年上ですから、よく覚えていたようです。不織布マスクより大きさは一回り小さいですが、布が10枚重ねになっています。

 それから、日本は言論の自由が保証されていますから、このマスクについてどんな批判をしても、揶揄しても問題ありません。ただ、雨の日も、炎天下でも、郵便を配達してくれている郵便局の人たちに文句を言うのはダメですね。

 つまり、このマスクが配達されたとき、「私は受け取りを拒否する!」などと配達員に突っ返すことです。これをすると、郵便局の人はその後の対応にすごく時間が取られます。僭越ですが、これだけは守ってもらいたいと思います。

「地域振興券&定額給付金」はやめよう!

 今日のタイトルはちょっとわがままな言い方ですが、国が進めているCOVID-19(武漢発肺炎)感染拡大への緊急景気経済対策で、過去の反省を踏まえて、絶対にやってはいけないことだと思います。

 まず、地域振興券ですが、1999年、小渕恵三さんが総理のときに、金融危機があり、子供のいる世帯主や高齢者の一部に2万円のいわば小切手を配りました。総額原資は約7千億円です。

 次に定額給付金ですが、2009年にリーマン・ショックへの景気対策として、一人あたり2万円の現金を区市町村経由で渡しました。ずいぶん昔のことのようですが、当時の総理は麻生太郎さんでした。

 そして、これらが大きな問題だったのは、実施した結果、商品を買ったり、旅行に出かけたりと、消費にはほとんど結びつかなかったことです。つまり、景気経済刺激策になりませんでした。

 なぜ、こんな愚策が実行されたのかは私には不明ですが、保守系の複数の友人議員に聞いてみると、「連立政権なので、仕方なかったんだ」と同じ答えが返ってきます。自民党は今度こそ、同じ間違いを繰り返さないでください。

 もちろん、生活保護受給者や生活困窮者を応援する施策は大切ですが、それは景気浮揚策ではなく、福祉の観点から行わなければならないでしょう。そこを間違えるとまたも“バラマキ”になり、失敗に学ばなかったことになります。

 そうではなく、今回の危機で弱っている産業、例えば観光とか外食とかですが、ここに集中的に支援を差し伸べることが必要と思います。余力のある大きな企業はけっこうな内部留保がありますから、これを取り崩すべきです。

 また、このような状況では企業の大小に関わらず、お給料も大切ですが、やはり「雇用」をもっとも優先しなければなりません。考えたくないことですが、雇用が守られるならば、一時的に賃金が下がってもやむを得ないと思います。

 あとは、消費税率の引き下げですが、8%とか5%(ゼロ%なんて論外)に戻す意見も少なくないようです。私は財政規律派ではありませんが、将来の社会保障費のことを考えれば、バナナの叩き売りみたいなことは歓迎できません。

 私は消費税が10%にアップされることには批判的でしたし、軽減税率の導入なんてとんでもないと考えていましたが、今の状況で税率を下げても、それで消費マインドが刺激され、内需が比例的に拡大するとはとても思えないのです。

 当面の危機を経済的に乗り越えるためには、あらゆる政策を動員しなければなりませんが、少なくても過去に効果がほとんどなかったと明らかになっている地域振興券や定額給付金(同類を含む)の導入は避けなければならないでしょう。

森山裕さんの掌で踊る人たち

 先日もお伝えしたように、新型インフルエンザ対策特別措置法の改正案成立に目処がついたようです。もともと、この法律は民主党政権のときにできたものですから、立憲民主党なども反対しにくいということも幸いしました。なお、共産党と社民党は当時、反対しているので、今回も同様に行動しなければ辻褄が合わなくなります。

 ただ、これも何回も申し上げているように、この世の中、政府が何をやっても「政治が悪い!社会が悪い!安倍が悪い!」と叫び続ける人たちがいますから、その意味では共産党や社民党は必要ですし、立憲民主党は今回に限って渋々と賛成せざるを得ないのでしょうが、それはそれで国益を考えればありがたいことです。

 また、賛成への条件ですが、立憲民主党などは国会への事前承認を求めています。しかし、そのことはかえって彼ら彼女らの立場を危うくする可能性があります。つまり、それをやってしまうと、自民党&公明党政権と共謀共同責任を問われる危険性があるからです。何だかんだ言っても、「事前報告」で落ち着くでしょう。

 あとはあまり効力はありませんが、附帯決議をいっぱい抱き合わせれば、立民などへの配慮はできそうです。ただ、同時にでっかい補正予算を要求したらどうでしょうか。財務省は嫌がるでしょうが、安倍さんも「野党がうるさくて仕方ないんです。改正案を通すために頼みますよ、麻生さん!」と懇願すればどうかなと思います。

 ちなみに、海の向こうのアメリカでは、トランプ大統領が新型肺炎対策として25億ドル(約2700億円)を議会に通知しましたが、野党の民主党が、「そんなんじゃ足りない!」と批判した結果、何と3倍を超える83億ドル(約8700億円)になりました。わが国の与野党も見習って欲しいですね。

 さて、タイトルの自民党国会対策委員長の森山裕さんですが、相当の苦労人のようです。鹿児島県のご出身で、定時制(夜間)高校を卒業され、地方議員から政治の道に入られました。もう、7年も丁々発止の国対委員長を務められているというとは、それだけ、人望や信頼がある方だと推察します。

 その一方、立憲民主党といえば、自らが「私にはまったく人徳がありません」と正直に告白してしまった安住淳さんですから、悲しくなってしまいます。落書き新聞紙張り出し事件も本当に反省しているとはとても思えませんし、国民民主党国対委員長の原口一博さんもどうしたことか、思考回路が立民と同じになっています。

 そのような状況で、森山さんは静かに実直に記者会見に臨まれています。口を開けば「謝罪」と「辞任」がまず出てくる立民国対委員長とは度量も器量も比べるのが失礼なくらいですが、相手の顔を立てながら、結局は丸く収めてしまう技量は大したものです。これは想像ですが、彼をもっとも頼っているのは安住さんかもしれません。

 いずれしても、新型肺炎の終息宣言を発することができる時期によっては、景気経済への影響は深刻なものになるでしょう。考えたくも、想像したくもありませんが、五輪・パラリンピック開催についてもその例外ではありません。森山さんには引き続き、野党の見せ場も作っていただきながら、頑張ってもらわなければと思っています。

パチンコ屋さんへの営業自粛要請を

 民主党政権時代に作られた「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正案について、成立する見込みが立ち、とても良かったと思います。ちなみに、当時の自民党はこの法案に反対はしませんでしたが、本会議を欠席しました。

 今回、立憲民主党と国民民主党は抱き合わせ的に経済対策を求めましたが、これは野党として当然のことです。総理の安倍さんもそのことは織り込み済みでしょう。そのために与野党トップ会談をしたのですからうなずけます。

 一部には「野党はこの非常事態だから、余計なことを言わずにさっさと賛成しろ!」との声もあるようですが、それは違っていると思います。このようなときだからこそ、10兆円くらいの超大型補正予算を要求したら良いと思います。

 また、共産党と社民党は前述の法案に反対していますので、来週もそれと同じ行動を取ると思います。これも当然のことで、国民の皆さんの中にも、「改正案絶対反対!」と叫んでいる人たちもいますので、受け皿の政党も必要です。

 さて、前置きが長くなりましたが、政府のイベント開催の自粛や小中高などの春休み前倒の要請はそれなりに効果が出始めているようです。ですが、解せないのはパチンコ屋さんへ営業自粛を求めていないことです。

 もちろん、パチンコ屋さんはイベントではありませんが、お客さん間の距離が極めて近く、あまり換気がいいとも思えません。そして、高齢者が多いということもすごく気になります。大丈夫でしょうか。

 パチンコ屋さんに関しては与党、野党ともにこの業界を応援する議員連盟に所属している国会議員も少なくなく、何回も指摘しているように、摩訶不思議な「三店方式」という脱法行為が昼間から堂々と行われています。

 さらにIR疑惑に関連して、パチンコ業界第3位のGAIYAにガサ入れがあったことも大いに注目しなければならないでしょう。東日本大震災の教訓から始めた「輪番閉店」もいつの間にかなくなっています。

 私の思い違いかもしれませんが、やはり、パチンコ屋さんへの営業自粛要請は行うべきではないでしょうか。繰り返しますが、近年のパチンコ屋さんは高齢者の人たちが多いようですからなおさらです。

 なお、パチンコ屋さんも来月から全面禁煙になります。パチンコをする人の喫煙率は平均のそれよりけっこう高いですから、入場者はかなり減少するでしょう。それに比例してギャンブル依存症も少なくなる可能性もあります。

JR東労組はどうなっているのか

 今から2年ほど前、JR東日本の最大組合である、JR東労組(東日本旅客鉄道労働組合)ではスト権など、春闘方針を巡って大量の脱退者が出ました。その結果、約4万7千人の組合員が1万人前後に激減してしまいました。

 それだけでも衝撃的な出来事でしたが、今度は内部分裂が起こり、12ある地本(地方本部=会社の支社ごとに組織)の中で、中央本部から冷遇されていた、東京、八王子、水戸の3地本の組合員が新しい組合を立ち上げました。

 その名称は「JR東日本輸送サービス労働組合」で、構成員は運転手や車掌などの乗務員が大半を占めています。役員もほとんど運車出身で、本社や支社の事務部門は皆無、駅勤務も極めて少数です。

 そして、おおよその組合員数ですが2千名くらいのようです。3地本ごとの結成大会も終わり、これにJRバス労組の一部も加わり、「労連」という体裁にしていますが、連合などの上部団体には加盟しないそうです。

 すなわち、既存の東労組が12引くことの3の9地本では主導権を握り、東京、八王子、水戸の3地本では新組合が多数派となったようです。今後もすぐには9地本の中で新組合に追随する動きはないと思います。

 また、本部は3地本に専従者を送り込んで、再建に必死です。現場では、「新組合に行くか、既存組合に残るか、面倒くさいから脱退するか」の3択を迫られたようですが、現在では少し落ち着いてきたようです。

 これにより、そうでなくても企業内に多くの労組があるのに、世界最大の旅客鉄道会社はますます魑魅魍魎状態になっていますし、36協定を結ぶために社員会も作られていますが、最大の塊は「無所属」ということになっています。

 さて、今まで何回か、民主党政権自公連立政権のどちらも「JR総連やJR東労組には革マル派の影響力がかなり浸透している」と閣議決定していることをお伝えしました。この“どちらも”というところがすごく重要です。

 なぜならば、特に民主党政権での最大の応援団は「連合」でしたが、その連合にJR総連は加盟しているのに、新左翼(警察用語は極左暴力集団)である革マル派がJRを牛耳っていることを正式に認めたのです。

 なお、現在は立憲民主党代表である枝野幸男さんですが、鳩山内閣のときは行政刷新担当大臣として、野田内閣のときは経済産業大臣として、上述の質問主意書に署名していますので、革マル派の影響力を認識していたことになります。

 それから、枝野さんが革マル派から800万円の寄付を受けていたという噂がありますが、これはデマです。正確には革マル派が実質的に支配していた(政府見解)JR東労組からもらっていたのです。彼の名誉のために添えておきます。

 余談ですが、かつて浦和電車区事件(詳細は検索してください)というのがあって、JR東労組大宮地本副委員長など7名が強要罪で逮捕され、犯人たちは懲戒解雇されています。この大宮地本がある大宮市は枝野さんの選挙区です。

 考えてみるまでもなく、世界最大の旅客鉄道会社を革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)が支配してきたこと自体が驚くべきことなのですが、その辺りについては何度も書いていますので、今回は省略します。

 それで、最大の関心事は、「本部派と新しい組合と革マル派との関係はどうなっているのか?」でしょうか。これにについてはかつて九州労大量脱退事件というのがあって、革マル派が仕込んだものだと言われているようです。

 つまり、表面的には激しく対立している本部派と新組合の両方を革マル派がコントロールしているのだと、友人の公安関係者は語っていました。ただ、両組合の幹部はお互いにそのことを知らされていないのだとも述べていました。

 すなわち、革マル派の最高指導部である政治組織局中央労働者組織委員会JR委員会などがシナリオを書いているというのです。確かに革マル派は横の連絡を厳しく禁じているようですので、あり得ることかもしれません。

 ただ、彼はそうであっても、革マル派の創始者である黒田寛一氏や、とりわけ、国鉄時代からのカリスマリーダーの松崎明氏が逝去してからは、その指導方針に揺らぎが感じられるとも言っていました。

 ですから、革マル中央の強力な指導があると同時に、JR内では「我こそが正当な松っさんの後継者だ!」という想いもあって、今回の分裂も、一昨年からの数組合の分裂もそこに理由があるという見立てのようです。

 これからどのような展開になっていくのか私には分かりませんが、五輪・パラリンピックを数カ月後に控え、「変な事故」が起きることだけは絶対に避けなければなりせん。会社もお金儲けもけっこうですが、そこを注視してくださいね。

立憲民主党を責めてはいけない

 医学や医療の歴史は感染症との戦いだったと言ってもよく、そのことは、日本が誇る世界的に名前が知られている野口英世さんと北里柴三郎さんが細菌や感染症の専門医であったことからも分かります。

 また、これまでに人類がほぼ完全にウイルスに打ち勝ったのは“天然痘”だけで、不謹慎な表現ですが、圧倒的に私たち人間が負け越しています。SARSなども封じ込めることができましたが、特効薬が未だにあるわけでもありません。

 何せ相手は40億年も形を変えながら生きながらえているのですし、我が方はせいぜい20万年しかありせん。しかし、ペストやスペイン風邪のときもそうでしたが、完全に人類を滅ぼそうとも考えていないようです。

 そして、私はと言えば、感染症や疫学を研究している先生方の文章をできる限りたくさん読んでいます。もちろん、それらは医師や専門家ではない私たちに理解できるものであり、学会の論文などではありません。

 合わせて、フェイスブックなどへの関連投稿も時間の許す限り、見るようにしています。そこからのリンクがとても参考になることもありますし、政治関係のお友だちも多いので、仮に自分と反対の考え方でも同様です。

 それで、困ったことに同じ感染症や呼吸器内科の医師でも言われていることが、正反対であったり、かなり政治的な発言であったりすることです。例えば、マスク一つでも「着けていてもそれほど効果はない」という先生もいます。

 また、クルーズ船に2時間だけ乗り込んで、英語版を含めてYouTubeを使って持論を展開された国立大学の教授も、「日本政府の対応はクルーズ船と和歌山の病院以外は正しい」と言われていましたし、彼の発言で船内が改善されたのも事実でしょう。

 そのような状況で、安倍総理が全国の学校に大幅な春休みの前倒しを「要請」しました。これについても、賛成派、反対派がそれぞれの声を上げていますが、何かと安倍さんの言動を批判している石破茂さんの発言を聞けば、おおよその判断はできます。

 その一方、立憲民主党は「場当たり的だ!」と厳しく批判していますし、同党参議院幹部も「すぐ撤回すべきた!」と声高に叫んでいました。毎度の国対委員長・安住淳さんは「万端な準備がないままに決断した可能性が高い」と言っていました。

 それから、国民民主党代表の玉木雄一郎さんは、「唐突感はあるが、子供の命と健康を守ることが最優先なので協力したい」と、とてもまっとうなことを語っていました。実際、彼は安倍総理に電話して対策の法整備を求めたそうです。

 ただ、残念なのは、立憲民主党の言動に対して、「難癖を付けることしかしない」「遅ければ後手後手と批判し、早急に対応すれば独善的だと批判する」との声が大きくなっていることです。批判の批判もけっこうですが、モリカケや桜とは本質的に違います。

 つまり、立憲民主党の皆さんは政権(とりわけ安倍さん個人)に対して何でもいいから難癖をつけること自体が仕事みたいなもので、それ以外はさして考えているとは思えません。そこのところを包み込まないと、彼ら彼女らの立場がありません。

 だいたい、すべての野党が安倍さんの決断に協力したら大政翼賛会みたいで気持ち悪ですし、世の中には何をやっても「安倍が悪い!」と主張する人たちが15%くらいはいますから、その人たちのためにも立憲民主党は必要でしょう。

 なお、「すぐに撤回すべきただ!」と最高幹部の一人が言われているのですから、立憲民主党は全国の所属地方議員に、「首長や教育長の指示を撤回する行動を!」と通達を出さなければ筋が通りません。政府の決定は「要請」ですからなおさらです。

 現実的には難しいと思いますが、長い春休みになるかならないかは、地方自治体の首長が決めたことですので、トライしてみる価値は十分にあります。その意味では立憲民主党の地方議員の真価も問われることになるでしょう。

 ちょうど、第1回定例会が都道府県&区市町村で開催されていますので、「区長と教育長は安倍総理の要請を受け入れるな!」と強く求め、駅頭でも有権者にそのことを訴えなければ、“まっとうな政治”を実現することはできません。

とてもユニークな山井和則さん

『審議を拒止して、国会を空転させて、政権にダメージを与え、政権を倒そうとする方法は、国民から理解を得られないと思います。私は与党議員として審議拒否はせず、引き続き会期末までしっかりと仕事を続け、法案を成立させるべく頑張ります。気に入らないことがあれば、国会に来ない。それはおかしい!』。

 今ではあまりにも有名になってしまったツイッターの一文ですが、投稿されたのは今から8年ほど前、つまり、民主党政権時代の山井和則さんでした。その後は民進党から希望の党、国民民主党へと歩まれ、現在では立憲民主党系会派の重鎮として、特に予算委員会で活躍されています。

 なお、国民民主党からは、「国対委員長代行の要職にありながら会期中に重い職責を放棄する無責任極まりない行為で、野党間の連携に水を差しかねない」として、除名されています。その除名理由も今となっては笑えますが、立憲民主党系での活躍はなかなかしぶといものがあると思います。

 先日もお伝えしたように、当時は野党だった自民党もかなりえぐいことをやっていましたから、山井さんを批判できる資格はないのでしょうが、ここまで変質できるということは、国会議員として、その前に一人の人間として、いかがなものかと思ってしまいます。

 もちろん、政策面でその考えが変化するのは当然のことですし、政治の世界では柔軟性も大切です。でも、繰り返しますが、審議に望む基本的な姿勢を180度転換し、しかも、過去の発言を知ってか、知らずか、一切の反省もなく、行動してしまうのは山井和則さんくらいでしょうか。

 また、彼や立憲民主党の面々は意気盛んにホテルニューオータニの領収書を追求していましたが、気がつけば今度はANAインターコンチネンタルホテルに的を移しました。これって、1ミリも安倍総理の責任をあぶり出すことができなかった、森友学園から加計学園にシフトしたのとそっくりです。

 そして、そのANAホテルの領収書も発見されてしまいました。もともと、安倍さんの前夜祭は資金集めパーティとして行われたのではないのです。この場合、収支報告書に記載することは必要ありませんし、逆に載せたらおかしなことになります。こんな単純なことを立憲民主党が知らないわけがありません。

 さらに、彼ら彼女らは会費以上のごちそうが並んでいて、差額買収になると難癖をつけていますが、これも勘違いしたのは立憲民主党のほうで、久兵衛のお寿司など、始めから無かったことが明らかになっています。いったい、何をどうしたいのか、さっぱり分かりません。

 苦しい生活を強いられた武漢からの同胞を載せたANA機が、今まさに羽田空港に着陸しようとしたときでも、延々と2時間、桜をやっていたのですから、立憲民主党に期待することがもう無理なのでしょう。過去のことを指摘しても、「僕たち、私たち、民主党じゃないもん!立憲民主党だもん!」ですから。

 そんな山井和則さんに指示されて嫌々、委員会室を出ていく国民民主党の皆さんはいい迷惑ででょう。本音では、「何で除名されたあいつに従わなければならないんだ」と思っているかもしれません。あと、同じく除名組の今井雅人さんも立憲民主党系の会派で大活躍ですが、立民ってほかに人がいないのでしょうか。

観光立国はゆっくりと進めよう

 私も武漢肺炎ついては感染症や疫学の専門家、大学教授が書かれた分かりやすい文章を数多く読んでいますが、けっこうその内容が異なっています。経験のない感染症ですから、それは当然のことなのですが、現場で頑張っている医療関係者や自治体職員、自衛隊などをもう少し評価して差し上げても良いような気がします。

 それで、今年はあと5カ月で五輪が開催され、そのあとはパラリンピックもあります。本来ならば、そのこともあって、「来日観光客4000万人」を目論んでいましたが、武漢肺炎の今後の影響を考えれば、かなり難しい状況になってきています。

 実際、韓国は勝手に行きたくないと言っていますので、無理に来ていただかなくてもいいですが、中国を始めとして、最近はけっこう増えてきた欧米やアジアからの方々が減少しているのは、観光産業に携わっている企業や個人商店などにとっては大きな痛手であることは間違いありません。

 政府でもそれへの対策は用意し始めていますが、「本当に4千万人も訪日していただくことが大事なのか。全国各地、とりわけ観光地でのオーバーツーリズムは深刻だ」の声も大きくなっていることも事実です。私もいろいろな場所に行っていますが、それを肌で感じることも少なくありません。

 だいたい、インバウンド、インバウンドと言いますが、彼ら彼女らのわが国での消費がそれほどGDPに貢献しているとは思えません。海外からお客様が旅行を楽しみ、お金を使っていただくことは大歓迎ですが、それによって、観光地を中心に地元の皆さんが迷惑を被ることがあれば、主客転倒というものです。

 どうして、安倍総理や国土交通省はそんなに訪日客数やインバウンドにこだわるのでしょうか。私は安倍さんはそれほど本気ではないものの、他者からの強い要請があるように思えるのです。そこと訪日観光客数が圧倒的な首位である国との関係にも注目しなければならないでしょう。

 武漢肺炎の終息がいつになるか不明ですが、オリパラ後の反動も考えて、インバウンドもいいものの、景気回復の王道である国内での「個人消費」の拡大を真剣に取り組んでもらいたいです。野党も桜ばっかりやっていないで、ちょっとは生産的な質疑をしないと、それこそ「国民から出禁」になってしまいます。

 いずれにしても、自動車製造なども同様ですが、観光も一つの国だけに過度な比重を掛けることはとても危険であると、今回の武漢肺炎であらためて明らかになりました。この感染が一段落したときに、そのことをしっかりと意識した上で、ためらいなく方向転換していかなければなりません。

 でも、悪いことばかりではありません。中国からの便数が大幅に減少している関西国際空港では、フィンランド航空が便数を増やし、英国航空、アエロフロート航空などが20年ぶりくらいに空路を再開するそうです。少しずつでもこのような流れを開拓していけば、歪ではない観光立国が実現するでしょう。

ほんとに懲りない人たちですね

 民主党政権時代は自民党もかなり嫌がらせをしていましたので、その意味では公平でないかもしれませんが、また、立憲民主党などがやらかしてくれました。得意の審議拒否に打って出ましたが、いつものように、黒岩宇洋さんと山井和則さんのミエミエの連携プレーで委員会室から出ていきました。面白かったのは明らかに嫌々退席した議員がけっこういたことでした。

 表向きはこれまたいつものことのように大見得を切っていますが、バックヤードでは自民党国会対策委員長の森山裕さんに、復帰のタイミングをお願いしているのでしょう。そんな状況でまっとうな対応を望んでいる国民民主党の代議士たちが足取り重く出ていったのは当然のことでした。

★★★と思っていたら、立憲民主党などは早くも意味不明な言い分で審議に復帰しました。「ホテル側からの回答内容を書面で提出しなければ、予算委の審議に応じない!」と勇ましく叫んでいたのに、舌の根も乾かぬうちに180度の方針転換ですから、根性というものがないのでしょうか。以下はその前提でお読みください★★★

 そして、この三文芝居みたいなシナリオを書いているのが、人徳ゼロ%の安住淳さんでしょう。もちろん、「私が総理になれば消費税率は上げない」と誰も望んでもいない自称・総理候補である枝野幸男さんや、世の中の不満をいつもお一人で背負っているような表情をされている福山哲郎さんも共作のようです。

 失礼ながら、私が不思議で仕方ないのは、この人たちのゴネ得が即、ゴネ損に直結することが分からないのだろうかいうことです。友人の国会議員秘書は、「まるで自虐プレーを見ているようだ」と言っていましたが、確かに見当違いの感想でもないような気がします。毎度のことですが、困ったものですね。

 だいたい、立憲民主党はそんなことにかまけてる場合ではないでしょう。表面的には寄り添うようなポースをしていますが、立民がもっとも恐れているれいわ新選組が次期衆議院選挙の第一次公認を発表しました。何となく「昔の名前で出ています」的な方もいらっしゃいますが、東京8(杉並)区も擁立が決まりました。

 もちろん、選挙ですからやってみなければ分かりませんが、これで自民党現職の石原伸晃さんの再選が限りなく近づいたことは間違いないと思います。つまり、立憲民主党とれいわ新選組の共倒れです。立民の現職にもぶつけてきていますので、彼ら彼女らは夜も眠れなくなっていることでしょう。

引き算を忘れた?小沢一郎さん

 どのくらい前からかははっきりと覚えていないのですが、小沢一郎さんと日本共産党委員長の志位和夫さんが急接近してきました。私がお世話になった方々にはいわゆる小沢門下生が少なくないので、余計なことはあまり申し上げませんが、ちょっと“どうかな”と思ってしまう言動が多くなってきています。これは想像ですが、国民民主党を支援する団体の少なくない皆さんも同じような思いを持たれているような気がします。

 もともと、小沢さんは共産党の大会に満面の笑顔で出席したり、志位さんには、「公明党だって自民党と上手くやっているじゃないか。共産党はほかの野党のと関係で真似なきゃだめだ」みたいなことを盛んに言われていましたので、そんなに不思議なことではないし、確かに自民党と公明党は支持者の経済的基盤や社会的立ち位置はほぼ正反対なのに、今ではけっこう仲良くやっていることは事実です。ただ、正統派保守層は現在でもあまり歓迎していないようです。

 そして先日、小沢さんの政治塾に志位さんが招かれて講演したそうです。彼は野党連合政権樹立に向けて、「確実に信頼の絆が深まってきた。あとは政治的決断だ。意思さえあれば道は開ける」と述べ、それを受けて小沢さんは、「同じ目標や志を持った野党が国民のための政治を実現するには絶対に協力しなくてはいけない」と応じたそうです。志位さんは大親分の不破哲三さんの了解を取った上での発言でしょうから、嘘ではないでしょう。

 さらに、「政権を野党連合が奪取しても、共産党は閣外協力でも良い」「自衛隊解消、日米安保破棄などと政権内に持ち込まない」などともの凄く聞き分けの良いことを志位さんは言い始めました。これが共産主義独特の理論である統一戦線論であることは間違いありませんが、そこまで見通せる国会議員は失礼ながら、あまりいらっしゃらないような気がします。ただ、残念ながら、立憲民主党と国民民主党の合併だか吸収だかも暗礁に乗り上げていますので、実現性は少ないです。

 また、今日のタイトルですが、確かに小選挙区で立民と民民が候補者を調整して、そこに共産党がガッツリ支援して、その選挙区での過去からの各党の獲得票を単純に足し算すれば、敵である自公候補を破れるように思えてきます。しかし、そのことは錯覚で、肝心なのは立憲民主党はそうでもないでしょうが、国民民主党は共産党の支援をもらうことによって引いていく有権者が少なくないということです。

 それから、小沢さんがいつも言っているように、「国民は安倍政権に飽き飽きしている」も分からなくもなく、仮にここまでは合っているとしても、それでは、その国民が立憲民主党や共産党を応援するのかどうかは、それらの党の支持率を見て、自民党のそれを見れば、簡単に答えを導き出すことができます。つまり、多数の有権者は野党連合政権などというものはまったく望んでいませんし、そこに共産党が加わればなおさらです。

 自衛隊解散、日米安保破棄、立憲君主制廃止が党是の日本共産党と地方自治体の首長選挙くらいならともかく、政権選択選挙である衆議院選挙でマジの協力などあり得ません。もちろん、国会議員の先生方にとってはご自分たちが当選することがいちばん重要なことはよく分かります。でも、だからといって、小沢さんや志位さん、そして、共産党が大好きな安住淳さんの口車に乗ってしまうことは、この国と国民の将来にとって優れた選択とは言えないでしょう。

 なお、私は杉並区議会、東京都議会で30年間に渡りお世話になりましたので、共産党に所属する区議さんや都議さんとも親しくさせていただきました。その思想信条や主義主張は相容れないことがほとんどでしたし、労働戦線でも戦ってきましたが、人物的には生意気ですが、優れた人も多く、なかにはこっちとそっちを入れ替えたいような議員もいました。特に共産党の議員はほかの政党と違って、私が忌み嫌う“胡散臭さ”がありませんでした。所詮、人間がやっている世界ですから、それほど、一般社会と変わりはないのでしょう。

安倍総理は大人げないですね

 衆議院予算委員会で立憲民主党の辻元清美さんが気持ち良く、「そろそろ総理自身の幕引きだと言うことを申し上げておわります」と言って引き上げようとしたとき、安倍晋三さんが何を思ったのか、「意味のない質問だよ」と野次を飛ばしたというより、つぶやきより二回りくらい大きな声を発しました。

 その後の対応は報道されているとおりなのでしょうが、いつものように自民党国対委員長の森山裕さんの穏便路線に立憲民主党などが乗る形を取って収束するのでしょう。それにしても、安倍さんは僭越ですが、大人げないです。これでは、立憲民主党と同じレベルになってしまいます。

 せっかく昨年の11月、憲政史上最長の在任日数になったというのに、こんなことでは、「たまたま運が良かった」「野党があまりにも情けないだけ」と言われても反論できないでしょう。桂太郎さんや伊藤博文さん、吉田茂さん、大叔父の佐藤栄作さんが草葉の陰で泣いているというものです。

 確かに意味のない質問には違いなかったのですが、立憲民主党の議員は有権者によって選挙で国会議員になっているのですから、その内容がどうであっても、行政府の長として、それこそ意味のない不規則発言はやめたほうがいいです。もともと、安倍さんには品位というものが感じられませんので、なおさらです。

 一方、新聞紙落書き事件ですっかり元気がなかった立憲民主党国対委員長の安住淳さんですが、今回のことで立ち直ってきたようです。ただ、彼の「議会人としてあるまじき行為で容認できず、懲罰に値する」には爆笑してしまいました。またまた、得意技のお笑いマンガ道場です。そのままお返ししましょうね。

 それから、立憲民主党は何でもいいから安倍さんを窮地に陥れることが最大最高の目的ですから、その戦術にはまってしまってはダメだということでしょう。それさえ我慢すれば、相手が墓穴を掘って落ちていき、強力なブーメランを投げ続けてくれるのですから、それを待っていればいいということです。

 それができないのであれば、望んでいるのかどうか分かりませんが、自民党総裁の4選などは夢のまた夢でしょう。それでなくても、辻元清美さんが言われているようなことを積極的に「そうだ!」とは同調しないものの、「ちょっと飽きてきたな」というムードも漂っていますので、万全の気配りが大切です。

大丈夫ですか?安住淳さん!

 友人の議員秘書によるとリーダーとしての器量と度量が限りなくゼロkgの立憲民主党国会対策委員長・安住淳さんがまた、やらかしてくれました。この人、何か特別のコンプレックスでもお持ちなのでしょうか。

 写真では見にくいのですが、立民の控室ドアに、衆議院予算委員会での質疑の様子を伝えた新聞各社の記事を張り出し、「すばらしい」とか「くず0点」とか「ギリギリセーフ」とか「論外」とかを下手な文字で書き込んで悦に入っていました。

 また、ご自分の意に沿わない記事には「✕」や「出入り禁止」、安倍総理を批判する記事には「花丸印」を付けるなど、やりたい放題でした。政党が新聞記事を批判することに何の問題もありませんが、やっていることがあまりにも幼稚です。

 そして、仮に政府や与党が同様なことをやったらどうするのかと問われると、「人徳の問題だ。私に人徳がなかった。深く反省している」と言われました。タイトルには「大丈夫ですか?」と書きましたが、ご自分の不徳は正しく理解されているようです。

 このような方が野党第一党の司令塔を務めているのですから、政府も自民党も安倍さんも安泰ですね。実際、カウンターパートとなる自民党国対委員長の森山裕さんは余裕で、「記事を真摯に受け止めることが基本だ」と至極大人の対応をされています。

 それから、安住さんとは思考回路がそっくりな幹事長の福山哲郎さんは、「圧力だとは思わない。国会の状況を伝えてほしいという思いがあったのではないか」と全面擁護しています。福山さんのことですから、特に驚きもしませんでした。

 さらに、山尾志桜里さんは極めて珍しく正論を言われていました。「自分が立憲民主党所属であることが恥ずかしいレベル。議員が幹部に物言わない党内文化が引き起こした結果でもあるから、自分自身も恥じてます」だそうです。

 やっぱり、立民には議員が幹部に物を言えない党内体質があったようです。そう言えば、結党して2年半近くが過ぎているのに、代表をどのようにして選出するのかの規定がいまだにないという、近代ではとても奇妙な政党です。

 まあ、武漢から苦しい思いをされた同胞が帰国されたときでさえ、延々と「桜を見る会」をやっていましたし、それでも新しい証拠でも出てくれば別ですが、あいも変わらず同じことを2時間も質問していました。毎度、呆れるばかりです。

 つまり、彼ら彼女らは周囲からどのように見られているかという意識がまったくないようです。自分たちが決めつけた道をどこまでも、何と言われようとも驀進する、もう、「喝っ!」というより「むしろあっぱれ!」です。

 余談ですが、立民代表の枝野幸男さんが安住さんを国対委員長に起用するとき、「自民党ががいちばん嫌がる人を充てるべきで、それが安住さんなのは衆目が一致する」と吠えていました。もう、お笑いマンガ道場です。

 いずれにしても、立憲民主党の国会議員にはおよそ「まっとうな政治」から遠い方々が多いと思います。先日にお伝えした自民党胡散臭いトリオなど言語道断ですが、誰も頼んでもいないのに墓穴を掘る姿は喜劇を観ているようです。

 民間企業の真面目な労働者の皆さんが立憲民主党(や候補者)を支援することはほとんどないでしょうが、立民と民民の再結集がほぼ不可能になっているのですから、それぞれの支援団体はいつまでも合流だか合併だかに拘ること止めたらいかがでしょうか。

野党は追求の手を緩めるな!

 昨日から新年度予算案の審議が衆議院予算委員会で始まりました。それに先立って、与党と野党は厚生労働大臣が一時的に委員会から離れることを認め、安倍総理も中国発感染症に関して重要な電話会談などが必要になった場合、同様な扱いとすることも決めたようです。

 まったく正しい合意ですし、これからも与野党ともに柔軟な対応をしていただきたいと思います。ただ、そのことで写真の3人に代表される一連の疑惑への追求を休めてはならないでしょう。「それとこれとは違う」ということです。それにしても、胡散臭いトリオですね。

  それから、真ん中の参議院議員が法律で定められた2倍のお金をウグイス嬢に渡していたという疑いで検察から捜査を受けています。これに関して、「今どき、優秀なウグイスさんは規定の金額じゃ~、とても集まらいよ」との同情論があります。私もまったく分からないでもありませんが、やっぱりダメです。

 であるとすれば、立法府、つまり国会議員が法律を改正して世間相場にすれば何の問題もなかったはずです。それを長い間、与党も野党も知らんぷりしていたのですから、酷いと言わざるを得ません。左右の二人に至っては言い訳など聞く価値のない卑屈な行動で墓穴を掘っています。

 その一方、桜を見る会については何度もお伝えしているとおり、立憲民主党などが安倍さんを辞めさせることに焦点を絞っている限り、ほとんど意味のない質疑をやっていることになります。つまり、モリカケも同じなのですが、少なくても総理には罪に追い込めるような証拠が何一つないことです。

 また、不十分ではあるけれど、これもモリカケ同様、何度も謝っていることです。もちろん、書類の管理体制などには問題が少なくなかったのですが、これも野党が安倍さんの打倒に的を絞っているため、逆に大局的に大きな不祥事ではなくなってしまいました。失礼ながら、攻め方が分かっていないのでしょうか。

 繰り返しになりますが、感染症対策がすごく大切だからといって、野党がちょっとおとなしくしてしまってはおかしいです。要するに攻めるべき問題を的確に見極めて、そこをしっかりと突いていけばいいと思います。拘置所に入っている以外の二人を証人喚問してもいいでしょう。

 なお、立憲民主党幹事長の福山哲郎さんと彼に指示されて質問する立民議員には追求の資格はありません。なぜなら、福山さんは所属議員の下半身の破廉恥罪について問われたとき、「捜査中のことなので、私からお答えるのは控えます」と明言したからです。

 これって、ウグイス嬢の差額買収を犯した彼女が弁解していたこととまったく同じです。くれぐれもブーメランにならないよう気をつけてください。立憲民主党の議員が自民党の議員と比べて、倫理観とか道徳観とかが優れているとは思えません。そこを間違ってしまうと、またまた支持率は下がるばかりです。

桜が散っても「桜を見る会」やるぞ!

 「シュレッダーを見る会」や「下関を旅する会」ですっかりメジャーになり、「あれは久兵衛のお寿司に違いない!」と、透視能力まで習得している立憲民主党の黒岩宇洋さんですが、先日の衆議院予算委員会(補正予算を審議する会議)では、あいも変わらず、総理主催の「桜を見る会」の追求にもならないような質疑をしていました。

 そのほかにも、江田憲司さん、大串博志さん、今井雅人さんなど、こちらもまた、代わり映えしないメンバーが、IRだの、1億5千万円だの、結婚しなくていい野次だのとやっていました。野党の使命は政権や与党を攻撃することですから、こんなものでしょうが、だんだん辟易してきました。まあ、度量が1ミリくらいしかない(友人の記者談)国対委員長の安住淳さんあたりから言わされているかもしれません。

 その友人がこんなことを言っていました。「私が立民の質問者だったら、まず、厚労大臣、外務大臣、国交大臣に今回の中国発の感染症に対する邦人保護の決意を質し、それを激励したあと、『3人の大臣はそれぞれの省に戻り、先頭で対策を講じてもらいたい。退席されてけっこうです』と諭し、その後、存分に桜でもIRでもやるね」と。なるほど、国民の皆さんの喝采が聞こえてきそうです。

 ただ、多様性を声高く主張しても、一人の民間人を何の根拠もないのに「ファシスト、レイシスト」と罵る参議院議員が所属している政党、そしてそのことを問われるると「私から答えることはありません」と居直るその政党の代表と、彼ら彼女らに期待することは皆無でしょう。辛辣な言い方ですが、そのことを気付かずに悦に入って姿は滑稽でもあります。

 そして、新聞に載っていましたが、自民党内では次のように囁かれているようです。「政権論争を置き去りにしていれば、いずれは批判の矛先は野党に向かう」。残念ながらそのとおりになるでしょう。やっぱり、意地の悪い安倍さんや利権の塊の二階さんを支えている最大勢力は立憲民主党のようです。

 一方、自民党もけっして褒められたものではありません。実力もないのにまるでチンピラのように居丈高に振る舞った秋元司さん、胡散臭さナンバー1で嫌われ者の菅原一秀さん、何となく目つきがおかしい河井案里さんなど、徹底追及されても仕方ない人たちも少なくないです。でも、立憲民主党などはモリカケのような問題が大好物で、桜を見る会も同じような案件と考えているようです。

 つまり、今日のタイトルのように本物の桜が散っても、モリカケ同様、延々と「桜を見る会」をやり続けるのでしょう。そうしていつものように、立憲民主党など野党の支持率は一向に上がらず、そのうちに解散・総選挙となり、悔しかな安倍さんの国政選挙7連勝が決定的になります。何だか悲しくて、つまらないですね。

総理が施政方針演説で「台湾」と明言する

 中国河北省武漢市から邦人希望者全員の帰国を安倍総理が表明し、チャーター便のめどもついたようです。この疫病の詳細はまだ不明なところも多いのですが、日本政府としては迅速な対応だと思います。同時にその地域を危険レベル3にいち早く引き上げたのは正しい判断でしょう。

 さて、少し前のことになりますが、総理大臣の安倍晋三さんが国会での施政方針演説の中で「台湾」という国名を明言しました。復興五輪のホストタウンを紹介する一節でそのことは起こりました。まずは釜石市がオーストラリアのホストタウンとなることを紹介し、その次に一呼吸置いて力強く「岩手県野田村は台湾!」と叫ぶように言ったのです。

 そしてこのとき、怒涛のオッー!という声が上がり、万雷の拍手が起こりました。もちろん、そのことは少なくても与党には事前に通知していたと思います。しかし、肝心なのはタイトルのように、極めて異例のことではありますが、もっとも大切な国会演説で「台湾」と言い切ったことです。

 また、それに対して先の選挙で見事に総統(大統領)に再選された蔡英文さんも「『台湾』という言葉が日本の国会で大きな拍手を浴びたのは実に嬉しいことです!」と日本語で伝えてくれています。わが国では20以上の自治体が台湾のホストタウンを希望していたことも明らかにしてくれました。

 それから、当選の翌日に蔡英文さんは台北にあるアメリカ大使館(米国在台湾協会)の所長と日本大使館である日本台湾交流協会の会長に会われています。名称は所長、会長ですが、大使とまったく同職で、台湾がいかにアメリカと日本を重視しているのかが分かります。

 また、外務大臣の茂木敏充さんも「台湾は我が国にとって、基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人」と過去の外相(河野太郎さんを除く)ではあり得なかったコメントを堂々と発表していますし、アメリカの国務長官(外相)も同様でした。

 ところで、安倍総理は野に下っていたとき、台湾を訪れていますし、私もその場の国賓大飯店にいました。日台両政府はとぼけていますが、蔡英文さんが東京に来られたとき、ホテルの一室で短期間の秘密会談も行っています。両国の関係はますます強化されていくことは間違いありません。

 台湾とは残念ながら正式の国交はありませんが、逆に国交があっても、わが国に次々と嫌がらせを仕掛けてくる国もたったの1カ国ですがあることも事実です。ただ、だからといって、台湾とこの国とを比べることは厳に慎むべきです。そのなことをしたら、中華民国(台湾)と人民に失礼というものでしょう。

 なお、このところ、蔡英文さんのことを取り上げることが何回かありましたが、それは台湾の人民が正当な選挙で彼女を選んだからです。つまり、特にグリーンチームを贔屓にしているわけではありません。ブルーチームにも友人はいますし、彼ら彼女らの考え方を理解できることも少なくありません。

立民と民民の決裂~これでよかった!

 心なしかお二人の幹事長の距離が感じられる写真ですし、同じくお二人は背景の冬山のように寒い間柄なのでしょか。それとも、このような結果になることは予想されていたのでしょうか。

 各社の世論調査でもほとんど有権者から期待されていなかった、国民民主党と立憲民主党の合併だか吸収だかですが、ほぼ喧嘩別れ状態となり、最後まで歩み寄れずに決裂しました。

 政治の政界ですから、いろいろな見方はあると思いますが、私はこれでよかったと思います。基本理念に相当な開きがある政党同士が一緒になっても良いことは一つもないでしょう。国民の皆さんはそのことをよく分かっています。

 だいたい、今さら復縁話をするんだったら、最初から分裂しないで、民主党(当時)のままで苦しくても頑張っていれば、選ぶ側だってそれなりに評価してくれていたことは間違いありません。

 今回の決裂で、立憲民主党は社民党とともにますます左傾化していくでしょうが、国民民主党には健全な政策を打ち出せる中道右派政党になってもらえば、とても分かりやすい構図になり、政界の再編成も起きるかもしれません。

 また、同時にそれぞれの政党を支持する勢力も、その構成員が“なるほど!”と感じられる行動をしてくれることを生意気ですが、切に望んでいます。特に民間企業に働く真面目な労働者の期待を裏切らないことが大切だと思います。

 それから、昔から「私こそリベラルだ!」と叫んでいる立民の赤松広隆衆議院副議長の発言を載せておきます。要約すると、「国民民主党が人事のことでいろいろ要求してくるだろうが、枢要ポストは絶対に譲ったらダメだ」。

 続けて、「玉木も可哀想だから、代表代行ぐらいで、ちょっと横に置いとけ」みたいなことを言われていました。完全に国民民主党と玉木さんを舐めきった発言ですが、実は立憲民主党の本音はこのあたりにあったのかもしれません。

 結党から2年3カ月も経っているのに、いまだに代表を選ぶ規定が存在しない野党第一党や、同じ人が20年も選挙なしで委員長をやっている左翼政党に市井の人たちが共感することは、これからもあり得ないような気がします。

 さらに立民と民民は現在でも、共産党大会に来賓で出席して、歯の浮くような挨拶をしたことを伝えていません。何か都合の悪いことでもあるのではと疑ってしまいます。共産党に媚びを売るようでは、すでに終わっていますね。

原口一博先生!大丈夫でしょうか?

 現在は国民民主党の国会対策委員長を務められている原口一博さんには過去、杉並区議会議員選挙のとき、とてもお世話になりました。彼の地元の佐賀県に本社のある建設会社の東京支店が区内にあり、朝礼で挨拶をさせていただきました。

 また、彼の秘書さんが区議会選挙に立候補(結果は残念ながら惜敗)したことなどもあり、総務省の大臣室を訪問させていただいたこともあります。まったく気取ることがなく、とても親しみやすい方だったと記憶しています。

 そんな原口先生ですが、最近の言動が少し気になります。グーグルアースの件はけっこう有名になってしまいましたが、彼の数日前のツイッターでの発言はかなり変に感じました。文字どおりの“短文”は以下のとおりです。

『全く異質の事を共有しようと言っているのではありません。中国も民主主義国家です。一党独裁ではないかとの私の問いに共産党一党独裁ではない、他にた6あると答えてくれました。彼らにも人権を守る姿勢があります。それを貫いてくれる事を期待しているのです。私と共に中国の友人と話されませんか?』

 正直なところ、文脈がよく分からないのですが、それはそれとして、「中国も民主主義国家です」は到底、納得できないというか、あの日本共産党でさえ、先日の党大会で強烈に中国を批判しているのです。

 香港、新疆ウイグル自治区、チベットなどでの手段を選ばない弾圧、南シナ海や尖閣諸島での軍事行動などなど、あらためて詳しくは述べませんが、特に習近平体制になってからの中国共産党の振る舞いは民主主義の破壊者です。

 それから、共産党のほかにも6つの政党があるから「一党独裁ではない」は著しい勘違いです。確かに6つではなく8つの民主党派と呼ばれている政党があることはありますが、すべて共産党の完全な支配下にあり、影響力はゼロです。

 僭越ですが、こんなことくらいご存じないのでは、国会議員として、野党の国会対策委員長としていかがなものかと思います。これでは結果、中国共産党の思う壺であり、中共の露払いと言われても仕方ありません。すごく残念ですね。

そんなに共産党の票が欲しいのか!

 日本共産党の大会が伊豆の山奥で開催されていますが、その初日に驚くべきことが起こりました。政党などの来賓挨拶に国民民主党幹事長の平野博文さんが登場したのです。立憲民主党からは共産党大好きの安住淳さんが前回同様に参加していましたが、彼の党との選挙協力に驀進する立民ですから、こちらは“ああ、またか”程度です。

 その平野さんですが、昨年の末に日共委員長の志位和夫さんと会食して、彼の言葉に感動して涙が出たそうです。それは、安倍さんが立憲主義を崩壊させていること、格差が起こっていること、多様性を認めることの三つです。でも、そんなことを平野さんは今まで認識していなかったのでしょうか。

 また、遠い存在だった共産党と身近にを向き合うことはなかったが、これからは共産党と連携して安倍政権を倒したいとも言われています。まあ、来賓挨拶ですからした、多少のリップサービスは必要でしょうが、私はこれを聞いてとても嫌な気持ちになりました。それほどまでして、総選挙での共産党の票が欲しいのでしょうか。

 さらにびっくりしたのは、これは立民も同じなのですが、ホームページの活動ニュースなどに一切、共産党大会に出かけていったことが載っていないのです。◯◯労組の新年会に代表が出席したとか、かなり詳細に民民の諸活動が報告されているのに、どうして、共産党の大会で画期的な挨拶をしたことがないのか不思議です。

 これは私の想像ですが、国民の皆さんへはできるだけそのことを知らせたくない、でも、共産党の票は喉から手が出るほど欲しい、だから失礼ながら、大っぴらにしたくないのではないかと思います。これが当たっていれば何とも情けない風景になってしまいますが、民民の国会議員さんたちはこれで何の異議もないのでしょうか。

 それから、日ごろから国民民主党をしっかりと支えられている民間企業に集う組合員や組織の皆さんが、本当に共産党と選挙協力をすることを望まれているのか、安易な野党合併を求められているのか、私はそうではないと思います。先達たちが脈々として築かれたわが国の民主的労働運動を否定することがあってはならないと考えるのです。