第二次日英同盟が締結される!?

北海道大学名誉教授の山口二郎さんといえば、学者というより市民活動家の表現がピッタリという方でしょう。実際、「市民連合」のリーダーとしても知られていますし、その集会では、“安倍に言いたい。お前は人間じゃない!たたき斬ってやる!”と叫んでいました。憎くてしょうがないのは分かりますが、自分の国の総理大臣をここまで言う人は極めて珍しいと思います。

さて、その山口さんがテレビで驚愕することを発言したとのことです。曰く「保守だからできる外交ってありますよね。中国とも話をつけてアジアの安定を作るとか、北朝鮮の問題を目処付けるとか、これはやっぱり、リベラルじゃ手に負えないことです。正直言って。保守だからできる、期待しています」と言い切ったようです。

私も後日、ネットで検索してみましたが、確かにその映像が残っていて、彼が持っているフリップにも、「現実的外交」と書いてありました。まさか、転向したわけではないでしょうが、市民連合の親分でも安倍外交に期待していますとなったのですから、これはもう、凄いことです。

そして、今度は復活というか、第二次というか、日英同盟の締結みたいなことが実現しました。日本の外務大臣&防衛大臣とイギリスの同じ二人の共同声明で、いわゆる“2+2”と呼ばれている会談でした(写真)。

まず、本来はイギリスにとって北朝鮮の核・ミサイル問題はあまり関心ないのですが、これを放棄させるために最大限の圧力をかけると決めました。この国は国連安保理の拒否権を持った常任理事国ですし、北朝鮮と正式な国交がありますから、今後の成果はかなり期待できるでしょう。関係する情報も流してくれるかもしれません。

次に東シナ海と南シナ海における状況を懸念すると確認しています。つまり、中国に対して警戒感を共有するということでしょう。メイさん前のキャメロンさんが首相のときは、嫌がるエリザベス女王まで引っ張り出して、習近平さんにいい顔をしていたわけですから、この立ち位置の変わり方もダイナミックすぎます。今ではメイさんは何と!「日本は同志のような国。アジアで最大のパートナー」とまで言っています。

さらに、わが国は米軍以外とは陸上自衛隊の共同訓練をしたことはありませんが、来年にイギリスとそれを実施するというのですから、これも驚きです。しかも、定例的にやることも目指すそうですし、海でのそれもやるとのことです。しかも、英空母も来る予定ですし、昨年10月にはすでに空でも戦闘機のそれを実施済みです。おまけに、三沢基地から帰る途中にはどうも、南シナ海上空を飛行したようです。

それから、空対空ミサイルの共同開発を早急に乗り出すとも明記しました。これもアメリカ以外では初めてと思いますが、いつでもアメリカとばかりタッグを組む必要はありませんし、いつも、彼の国から防衛装備を購入する義務もありません。広くヨーロッパの諸国(なぜかドイツを除く)と連携することは、バランス面からも歓迎すべきことでしょう。

考えてみれば、日本と英国は同じ海洋国家であり、立憲君主制国家でもあります。1902年の日英同盟は有色人種と白色人種との間で締結された世界で初めての軍事同盟でした。わが国はそれもあって、日露戦争に勝利したとも語られています。同時に最近特に友好国として注目されているインドやオーストラリアなどをイギリスが束ねているコモンウェルスの存在も大きいと思います。日本外交も大したものですね。

いつもお伝えしているとおり、野党の皆さんには頑張ってもらいたいと願っていますが、国政・国会の究極的役割と言われている外交・安全保障で、上述した現状ですから、やればやるほど支持率が低下する“モリ・カケ”問題に特化していることも、「北朝鮮のミサイルが飛んで来ることを安倍首相は利用している。何かあるんじゃなか」というトンデモ論が出てくることも、変な言い方ですが理解できるようになりました。

診療報酬が僅かにアップする

来年は診療報酬と介護報酬の両方が改定される6年に1度の年になります。ちなみに、これらに“障害福祉サービス報酬”を含めるとトリプル改定になります。(診療報酬は2年ごと 介護報酬は3年ごと)

それで、昨年の夏ごろは、医療従事者や関係者の皆さんと、「来年の改定はかなり厳しいだろうな。もしかしたら、これからずっと上がることはないかもしれない」と悲観的に話していたことが思い出されます。

でも、日本医師会などが、「安倍さんは3%の賃上げを要請しているではないか。医師だって看護師だって、現場で懸命に働いている。われわれの給料も上げるべきだ」となかなか上手い理屈を付けて、いわば“勝ち取り”ました。

もっとも、財政当局は、「ほかの産業の賃金がアップしていないときでも、診療報酬は連続で増えていたんだ」と、逆にマイナスにしたかったようですし、実際、6回連続でプラスになるのですが、押し切られたようです。

ただ、特に病院、とりわけ、都市部のそれでの経営はかなり厳しい状態が続いていて、いくら内部で経費削減をしても、人件費が大きな割合を占めている環境を変えるのは不可能というのが実態でした。

それから、診療報酬が改定になれば、それに比例して患者さんの負担も増えたり、減ったりします。一般的には3割を自分で払っている金額の増減です。また、税金を投入していますから、その部分も今回は額が増えます。

私自身は今回の改定の進め方、決め方には問題があると感じています。毎回そうなのですが、中央社会保険医療協議会は何のために存在しているのか、さっぱり分からなくなっています。委員の皆さんが「こんな決め方、おかしいぞ!」と言われているのも当然でしょう。

しかし、病院で働く勤務医の労働環境(お給料だけではありませんが)と安定した病院経営に良い影響が少しでも出ればとも思っています。そして、プラス改定の原資になったのは薬価を下げて捻出したことも、覚えておかなければならないでしょう。
(写真:慶応義塾大学病院・出典:ウィキメディア・コモンズ)

大幅賃上げを勝ち取ろう!


羽田空港からの“タクシー定額料金”はなかなかお得感があっていいですね。先日、台湾から帰国し、いつものようにこのタクシーで自宅まで送ってもらいました。そのときの会話です。


「乗務員さん、もしかしたら、営収(営業収入:売り上げのこと)が少しずつ上がっているのではないですか?」
とお聞きしました。営収というフレーズはこの業界以外には使いませんので、私のことを関係者と思われたのでしょうか。「ええ、実はじわじわと増えています」と答えてくれました。


そして、このタクシー会社の労働組合は連合傘下の産別に加盟していることも知っていましたので、「組合にも頑張ってもらいたいですね」と私が言うと、「そのとおりです。安倍さんでも3%ですから、特に来年は組合にも期待しています」と明るく話されました。


捉え方は様々ありますし、官製春闘などという言い方は好みませんが、総理大臣が賃上げを強く財界に要請して、経団連もそれをそのまま加盟企業にお願いするという構図ですから、前述のタクシー乗務員さんの意見が大多数の民間労働者のそれを代表しているように思います。


もちろん、「大企業のように中小では難しい」という実態は、私も一桁の組合員しかいない労組も加入しているゼンセン同盟(当時)で働いていたので、そのことは良く分かります。しかし、その一方で、大きな企業が数字を出さなければ、絶対に中小の経営者はそれを上回る賃上げはしません。

つまり、中小は依然として厳しいとか、企業の将来の収益性が不安であるという理屈は了解できますが、少なくても来年の春季生活闘争ではそれらを乗り越える必要があると思うのです。それだけ、組合員の執行部に対する期待が高く、同時にそれに応えることができなかった場合の空気がとても心配です。


また、同様に組合員と執行部の風通しのこともちょっと不安なこともあります。少し前にわが国を代表する運輸産業会社で、すごい金額の残業代が支払われていないことが判明しました。もし、その現場での事実を組合が把握していなかった、できなかったとすれば、その組合の執行部や役員の責任は免れないでしょうし、知っていて放っていたとすれば、言語道断の人たちになってしまいます。


写真の連合中央委員会で、会長の神津里季生さんは言われました。「賃上げは上がるものであるという常識を取り戻すことが重要だ」。僭越ですが、まさにそのとおりです。旧同盟系のスタンスを維持している私が言うのも変ですが、「賃上げは取れるときに取る」という姿勢も間違っていないように感じています。


今日のタイトルは何やら左翼労働組合のスローガンのようになってしまいましたが、経営者の皆さんも自社の給料を上げれば、消費、可処分所得が伸び、回り回って、その会社の売上が増えることは分かっていると思います。その意味でも、組合が現場の組合員から「今年は執行部が頑張ってくれたな。やっぱり、組合があって良かった」と評価される絶好の機会でもあるでしょう。


最後にストライキのことです。死語になってしまったような争議用語ですが、最終的に聞く耳を持たない、役員と株主の利益しか考えていないようなとんでもない経営者に対しては、伝家の宝刀の用意をしておくことが必要かもしれません。来年こそは“官製春闘”と呼ばれることにお別れしましょう。一線を引いた私が申し上げるのは生意気ですが、連合と傘下の産別、単組の皆さん、頑張ってください!

小西洋之先生!亡命先はお決まりになりましたか?

私の仲の良い友人が、「民進党も大変だね。そこまで至った経過はともかく、結局は民進党立民支部、民進党希望支部、本家民進党、民進党OB友の会に分裂しちゃって、これで一番喜んでいるのは自民党や連立政権だろう」と言っていました。とても残念なことですが、明快に反論はできませんでした。お金のこと、総支部長、地方議員の奪い合いにならないことを願っています。

個人的には左派政党の立憲民主党が結党されたことで、いつもお伝えしているとおり、国民や有権者の選択肢がある程度、明確になって良かったと思います。ただ、その後、国会の内外ではいわゆる“市民活動”を熱心に進めている個人や団体などが積極的に入ってきているので、それが今後、どのような影響を及ぼしていくのかが心配です。共産党や新左翼の活動家が含まれていなければ良いのですが‥‥。


さて、前置きが長くなりましたが、参議院議員の小西洋之先生が、「共謀罪が成立すると本気で国外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」と発言したことは比較的知られています。それから半年以上が過ぎましたが、先生がどこかの国に亡命されたとはお聞きしていません。


私は目を三角にして糺しているわけではありませんし、もとより、嫌味でも皮肉でもありませんが、“本気”“覚悟”という言葉はけっして軽くはなく、まさか先生もジョークで言われたのではないでしょう。国会議員の発言はそれだけ重いはずですから、せめて、現在の途中経過だけでも明らかにされことが大切と思います。例えば、「世界のどの国に亡命をお願いし、どのくらいの数の国から断られたか」などということです。


小西先生は参議院の審議において、安倍総理に対してクイズを連発されたり、ご自身のツイッターに「自衛隊員の母親の望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する恐怖の使徒になるのである」と、共産党の藤野保史さんの“人殺し予算”発言もかすんでしまう投稿をされたり、とてもユニークな行動と発言がお得意のようです。


しかし、先生、いかがなものなのでしょうか。2カ月ほど前に質問主意書を提出されていますが、その件名が「安倍総理の存在そのものが国難であることに関する質問主意書」でした。安倍さんが憎くて憎くて仕方ないのでしょうが、国民の公平・公正な選挙で選ばれた衆参国会議員が民主的に指名した総理大臣のことを「存在そのものが国難」とは甚だ失礼ではないでしょうか。


もちろん、有権者は自民党や公明党に全面白紙委任したわけではありませんが、この理屈から考えると、まして、安倍さんは選挙で勝てば自分の政権を継続すると明確に言われていましたので、国民、有権者の選択で「存在そのものが国難」の人を選んだことになってしまいます。


最後になりますが、先生の参議院での任期はまだ5年弱残っています。ここで他国に亡命すれば、国会議員としての職務を果たせませんし、“小西洋之”と書かれて投票された千葉県の有権者の皆さん、そして、国民の皆さんを裏切らないためにも、本意ではないと思いますが、何とか亡命だけは思い止まっていただきたいと僭越ですが、ご期待申し上げます。

宮内庁生協で超レア商品を購入する

 昨日、お伝えした「皇居一般参観」には大感動でしたが、もう一つ、“ここだけ限定販売”の商品が購入できるプレゼントが付いていました。その場所はビデオ説明やトイレタイムの窓明館の左前にある宮内庁生活協同組合の売店です。宮内庁にも生協があることを初めて知りました。
 スペースはそれほど広くありませんが、皇居や天皇皇后両陛下、皇族の皆様に関連した品目の多い記念品、各種お菓子、お酒などが揃っていて、特にクッキー、最中、お酒などは皇居外苑や同東御苑の売店では販売していないもので、文字どおり、ここでしか買えません(宮内庁職員か皇宮警察官にご親戚か仲の良い友人がいれば、頼んで買ってきてくれるかもしれませんが)。ちなみに、お菓子は風月堂や文明堂などが作っているようで、さすがに宮内庁(御用達)です。
 さらに、お酒は宮内庁生協が商標を持っている「御苑(みその)」は超レアで、私は自宅で飲む焼酎とワインを求めましたが、同じ名称の日本酒もありました。また、カステラも売れ筋と聞いて二つセットを買いました。菊の御紋に包丁を入れるのは気が引けますが。
 なお、新年一般参賀や天皇誕生日一般参賀、今日から10日まで行われる“乾通り一般公開”では、この売店に立ち寄ることはないそうですから、まさに一般参観だけの大サービスですね。ただ、大人気のためか、12月中の参観日はすべて埋まっています。
 それから、窓明館では参観場所の説明などがありますが、それを聞いていなくても怒られませんので、すぐに売店に向い、買い物のあとは建物手前右側にある無料ローカーに預けておけば移動中も便利です。お酒などは重いので特に助かりますが、その数は限られているので早めに行動して、出発を席で静かに待ちましょう。
<購入価格(税込):御苑ワイン1700円 同黒糖焼酎2600円 菊紋カステラ1500円>

皇居一般参観は超おすすめです

 私は東京に住まいして長いのですが、つい最近まで皇居の中に入れるのは(東御苑を除く)、新年一般参賀(1月2日)と天皇誕生日一般参賀(12月23日)の二日だけと思っていました。あとは3年前から始まった春・秋の乾通りの一般公開ですね(いわゆる通り抜け)。
 それで、たまたま、一般参賀ではなく「一般参観」という見学会があることを知りました。宮内庁の方のお話しですと、少し前にテレビのワイドショーで放映されたこともあり、日本人の皆さんが多くなったが、それまでは、外国のお客様の割合がとても高かったそうです。
 そして、参観のコースですが、桔梗門(写真はその門前で、アメリカアイダホ州から来たお嬢さんと)から入って、窓明館という休憩所で説明を受け、参加者が一団となって出発します。無料ローカー、自動販売機、トイレがあり、ベビーカーや車椅子も用意されていました。
 さて、見学コースは、旧枢密院庁舎、富士見櫓、宮内庁庁舎、宮殿東庭、宮殿(長和殿・参賀で両陛下など皇族がお出ましになるテラスが有名)、正門鉄橋(二重橋)、伏見櫓、山下通りなど、参賀や乾通り一般公開では行くことができない場所も案内してくれます。
 なお、見学の申込みですが、当日に桔梗門前に並ぶ、事前にインターネットなどで予約するの二種類がありますが、ネットでのそれは宮内庁のホームページからとても簡単にできますし、身分証明書の提示や参観申込書への記入も必要ありませんでした。ただ、参観の実施日や定員などはかなり変則的なので、これもホームページを参考にしてください。
 それから、昨日は天候不順でしたが、傘も必要なく、勤労奉仕団の皆さんともお話でき(これから両陛下とお会いできると言われていました)、皇宮警察の騎馬隊にも遭遇し、紅葉も美しく(手入れをされている業者さんもあちこちにいらっしゃいました)、もの凄く楽しく、充実した約80分でした。もちろん、すべて無料です。
 最後に二重橋から見た正門石橋とその逆の写真を載せておきます。正門石橋が二重橋ではないことはけっこう知られているようです。また、この参観にはお土産を購入できるというスペシャルサービスがありました。そのことは明日、お伝えしますが、こちらも大感激でした。

着実に強化される専守防衛態勢

 日本海側に2基を配備予定の陸上ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の設置場所も決まりつつあるようです。固定型ですから、相手国から狙いを定められる可能性は少なくありませんが、海上展開しているイージス艦と比較しても、メンテナンスや乗組員の休養など、かなり優れているようです。
 そして、その証というわけではありませんが、早くもロジアが懸念を示しています。このシムテムはロシアをターゲットにしていませんが(少しはしているかも?)、北朝鮮の意向を受けてとりあえず言っているのでしょう。つまり、北朝鮮にとっては厄介なものということです。
 それから、その海上自衛隊のイージス艦ですが、首相の安倍晋三さんは倍増する計画をできる限り“前倒し”すると参議院本会議での代表質問に答えていました。この計画が達成されると全艦で8隻になり、少なくても半分の4隻が任務を遂行していることになり、陸上を含めて完璧とまでは言えないものの、国民の皆さんの心配はかなり和らげられると思います。
 同時に迎撃ミサイル・SM-3のバージョンを「1A」から「2A」をアップすることにより、最高到達距離が約500kmから2倍の1000kmに向上します。これはアメリカからの輸入になりますが、先の日米首脳会談後の記者会見では安倍さんも貿易赤字のことを意識して、わざわざ、SM-3ブロック2Aと具体的に名称を言っていました。
 さらに、最近は防衛関連の記事で次々にヒットを飛ばしている読売新聞によると、政府は地上の敵目標を攻撃できる「巡航ミサイル」を開発する方向で検討に入ったそうです。“方向で検討に入った”は随分と慎重な言い回しですが、これも首相の指示であることは間違いないでしょう。
 巡航ミサイルは発射車両、戦闘機、護衛艦の陸海空どこからでも敵を狙うことができ、おもに離島を守るため、つまり専守防衛で、敵基地攻撃も可能とは思いますが、少なくても表向きには絶対に明らかにしないでしょう。なお、巡航ミサイルといえば米軍の“トマホーク”が有名ですが、わが国のそれは、トマホーク以上の機能が期待できる優れたものになるようです。
 また、陸、海、空から陸(離島など)と海(敵艦船)を打撃を与えるのは、地対地、地対艦、地対空、空対地、空対艦、艦対地、艦対艦、艦対空という組み合わせになりますが、空対空(戦闘機から戦闘機)がありません。しかし、現政権は抜け目なく、来年にはイギリスと共同で、空対空ミサイルの開発を始めるそうです。
 それで、このミサイルを搭載するのは民主党政権のときに導入を決めた最新鋭ステルス戦闘機「F35A」(写真)で、1機100億円くらいする超高価な買い物ですが、これもまた、専守防衛の視点から、国民の皆さんの生命と財産を守るためにも、言ってみれば“やむを得ない”選択と考えています。先日もお伝えしましたが、すべては『戦わずにして勝つ』ということですね。

予想どおりだった共産党の総括

 まったくもって“言い訳”にしかなっていない日本共産党の総選挙敗北の弁ですが、だいたい選挙前に予想していたとおりになりました。もちろん、それが私にとっては嬉しいことでも、悲しいことでもありませんが、党員の皆さんの“供託金没収埋め合わせカンパ”をことを思うと可哀想だなと感じます。
 さて、委員長の志位和夫さんは“三つの仕掛け”があって、共産党は選挙に敗北したと指摘しています。ただ、委員長も書記局長の小池晃さんも党内の民主的選挙や手続きで選ばれていませんので、今さら驚くことでもありませんが、大敗しようが、惨敗しようが、絶対に責任を表明することはありません。責任を取って辞任してしまうと、後継者が選出できないシムテムですから仕方ないです。
 ただ、幹部会や常任幹部会での不破哲三さんによる陰険なイジメは行われるでしょう。志位さんはこの人がいる限り、政策や党内人事など差配することは不可能です。もっとも、その不破さんも宮本顕治さんが実権を持っていた時期は同じように扱われていましたので、いわば因果応報でしょう。
 話題を戻しますが、三つの仕掛けの一つ目は、現在の小選挙制度が悪いから自民党が勝ったのだと言っています。朝日新聞なども同様な主張をしていますが、共産党が勝った選挙は不思議とこのことを持ち出してきません。これは理解できないことではありませんが、共産党や左派マスコミが得意とするところです。
 だったら、現行の選挙関連法は民主的選挙で選出された国会議員が正当な審議を経て成立しているのですから、その国会で廃案や改正を行えば、明日からとは言いませんが、共産党が理想としている選挙制度を作り出すことができます。
 次に二つ目ですが、ここは私の予想がピタリと当たったというか、そんなに偉いものでもなく、少しでも共産党のこと知っていれば、どなたでも予想可能なことです。そうです、「野党が分裂したから負けだんだ!」という理屈ですが、今回は共産党の言うことも一理あるでしょう。
 そして、最後の三つ目は、「やっぱり、そうきたか~」なのですが、首相の安倍晋三さんが街頭演説などで、“もりかけ”を言わなかったじゃないかと、ほとんど八つ当たりとしか思えないことが原因だそうです。こんな姿勢ではわが国を共産主義国家にすることなど、夢のまた夢です。革命政党として情けない限りです。
 そういえば、志位さんが、「私のところにはトランプ大統領の晩餐会の招待状が来ていなかった。ブッシュさんのときは、挨拶してツーショットの写真を撮ったのに」と怒っていました。よほど悔しかったのでしょう。
 それで、分かりました。志位さんはトランプさんと一緒に写真を取りたかったのですね。であれば、招待するお客様の基準は明らかになっていませんが、安倍さんも少し太っ腹のところを見せて、次回から招待して差し上げましょう。いくらなんでも、隣に立って、「私は日米安保条約は必要ではないと思います」とは言わないでしょう。
<写真:渋谷区代々木にある日本共産党中央委員会(党本部)ビル 施工はゼネコンの戸田建設>

もはや「官製春闘」どころではない!

 私は“官製春闘”という言い方はあまり好きではありませんが、安倍晋三さんの来春の賃上げにかける意気込みがすごいことになってきました。もう“執念”のようでもあります。しかも、一連の展開の関連性がかなり計算されていて、何が彼を動かしているのかと勘ぐってしまうほどです。
 それで、先日もお伝えした経済界に3%賃上げ要請したのに続き、今度は法人税優遇措置を持ち出してきました。端的に言えば、「社員のお給料をアップしない、設備投資をやる気のない企業には、優遇措置は止めるので、そのつもりでね」となるでしょう。
 そして、「でも、両方やれば税金をまけてやるよ」と同時にあめ玉を持たせることも忘れていません。いったい、誰がこんなことを考え出すのでしょうね。しかし、ここまでくると、脅しというか、社会主義国家の統制経済のようですし、経済界からの評判はよろしくないようでもあります。
 それから、何らかの理由で業績が低下している企業はその制度の例外としたり、賃上げをした中小企業には減税し、さらに汗をかいた中小企業には減税額を増やすということも打ち出しています。こんな政策は民主党政権を含めて歴代の政府、というか、首相では初めてではないでしょうか。極めて異例なやり方です。
 また、安倍さんはわが国の賃上げにトヨタ自動車の影響力が非常に強いことを知っていて、実際、選挙応援で愛知県に入ったとき、トヨタの会社幹部に賃上げの要請をしています。“そこまでやるか!”という感じです。
 ただ、トヨタの賃上げが関連企業や自動車産業に良い意味で影響をあたえるのは問題ありませんが、それを超えて、日本全体のあらゆる産業、特に流通や小売業まで波及するのはいかがなものかと思います。儲かっている会社でも、トヨタが渋るとそれにならい、その逆では無理をして賃上げをすることは、それぞれの産業や企業にとって、あまり良いこととは思えません。
 いずれにしても、安倍さんや政府にとって、来年春の賃上げはデフレ対策の正念場になりますが、連合や各産別、単組にとっても大切な交渉になると思います。先日の総選挙で自民党筆頭副幹事長の小泉進次郎さんが以下のように叫んでいました。少し長くなりますが引用します。
 「本来、賃上げ交渉を拳を振り上げてやるのは労働組合のはずですよね。しかしそれを今、国をあげてやっているんです。だとしたら何で労働組合は自民党を応援しないで野党を応援したままなのか。そして労働組合は連合が束ねていますが、本当に労働者の代表は連合ですか。私は違うと思いますよ。なぜなら連合の組織率は17%。何で17%の人たちが代表なんですか。今までそうだったから慣例的に代表としてやっているだけで、今の世の中の多くの労働者の代表だとは、とても言えるもんじゃないと思います」
 労働組合という組織をまったく分かっていない支離滅裂な発言ですが、そんなつまらない、空虚な連合批判を打ち負かすためにも、連合に結集するすべての執行部や役員の皆さんには頑張っていただき、政府や経済界が望んでいる以上の賃上げを必ず勝ち取ってください。
 小泉ジュニアになめられるのは我慢なりません。僭越ですが、区議選と都議選で一所懸命に私を支えていただいた連合を熱烈に応援させていただいています。今こそ、真に労働者の味方であり、民主的労働運動を牽引する連合の出番ではないでしょうか。現場で働く多くの仲間たちが期待しています。
(写真は連合のフェイスブックからお借りしました)

頑張って!小池百合子さん

 今になって考えてみると、衆議院選挙直後に行われた希望の党の両院議員総会で、実に3時間の長丁場で厳しい批判を受けた小池百合子さんが皮肉を思い切り込めて発した、「民進党ではこうやっていたんですね。自民党は決まったら従うのよ」のころには代表を辞めたいと思っていたようです。もちろん、その総選挙で惨敗したことが一番の要因だったでしょう。
 そして、国政や都政ではありませんが、お膝元の東京の葛飾区議会議員選挙では、都民ファースト所属の都議会議員がローテンションを組んで全力で応援しました。しかし、公認候補が1人しか当選できず、残り4人は落選してしまい、さらに追い打ちをかけるように、本番前に都民ファーストの公認を辞退した2名が当選するという、踏んだり蹴ったりという結果も影響したように想像しています。
 なお、公認で当選した「うてな英明」さんは前回の選挙で惜敗し、この4年間、しっかりと地域活動を継続してきた候補者です。また、民進党公認で2位当選した「かわごえ誠一」さん、無所属で当選した「米山真吾」さんも民主党時代からの同志で、3名の当選は私にとっても嬉しい限りです。
 さて、1年数カ月前に開幕した“小池劇場”もいったんは幕の内になったようです。現在は何幕目か、千秋楽がいつになるのかは分かりませんが、小池さんにはタイトルのように東京都政で頑張っていただきたいと願っています。ただ、その情勢はかなり厳しいようでもあります。
 一つは“泣きっ面に蜂”なのですが、つい少し前にに小池知事与党を宣言した公明党が、再び急旋回して「や~めた」となってしまったことです。この会派の幹事長は、「必要であれば自民との対話もしていきたい」とも言っていますので、かなり不安定な都政・都議会運営になることが気がかりです。
 ちなみに、私の比較的身近にいる方は以前、「門脇さん、公明党は選挙後数カ月で自民党とよりを戻しますよ」と言っていました。当時「いくらなんでも、そんな無節操なことはないだろう」と思っていましたが、そのとおりになり、その方の政局を読む能力に感心しています。
 それから、私の勝手なもう一つの心配は東京都の職員さんたちのモチベーションのことです。表向きにはあまり話題になりませんでしたが、都政新報という新聞に数回にわたって掲載された職員の知事に対するアンケート調査の結果を見ると、背筋が寒くなるほど、職員の皆さんの小池さんに対する評価は厳しいのです。
 まさかそんなことはないと思いますが、今回の代表辞任→知事業務専念について、「お帰りなさい」と歓迎する職員が、「できれば、代表を続けて‥‥」と変な期待をする職員より一人でも少ないとすれば、それはとても怖いことです。確かに、“都知事に専念することが良い”が7割という世論調査結果は職員のそれではなく、都民の意識ですから、そこがやや気になります。
 それと、地方議員の在職期間が長かった私の危惧は、1年半後に迫っている統一地方選挙と来年の町田、日野、立川の市議会議員選挙のことです。希望の党と都民ファーストとの関係はよく分かりませんが、このままだと、さらに希望の党が分裂すると、区議会や市議会で都民ファーストの公認や推薦で立候補しようとする人がいなくなってしまうのではないということです。特に夏の都議選で初当選した新人都議さんは、選挙までに直系の候補者を擁立することは極めて困難ではないかと思います。
 最後になりますが、先の総選挙での小泉進次郎さんの演説を思い出しました。「あえて単純に今回の選挙の構図を言えば、『責任対無責任』の戦いだ。小池都知事は無責任。都知事選、いつやったか。去年だ。(衆院選に立候補すれば)都政を投げ出す無責任。逆に、出なければ出ないで無責任。なぜか。せっかく民進党をなくしたのに、出てくれないんですか。出ても無責任、出なくても無責任の、『無責任のジレンマ』に陥った」
 これを聞いて小池さんは、「キャンキャンとはやし立てている」とちょっと引きつった笑顔で答えていましたが、結果的には“言い得て妙”というか“当たらずといえども遠からず”になってしまいました。とても残念なことですが、依然として熱烈な小池ファンは少なくなく、3年後のオリンピック・パラリンピックの成功に向けて頑張ってください。
(写真はテレビの映像をスマホで撮ったもので、お顔の色の濃淡がブレていて申し訳ありません)

安倍総理が賃上げ3%を明言

 少し前に開催された安倍晋三さんが議長でもある経済財政諮問会議で、「経済界では来年の労使交渉で3%の賃上げを是非、前向きな取り組みをお願いしたい」と発言されました。首相が賃上げ要請するのは5年連続ですが、具体的な数値を示したことは初めてです。
 それで、“官製春闘”というフレーズはマスコミが作ったのでしょうが、私はあまり好きな響きではありません。首相は賃金と可処分所得の継続的拡大の視点からお願いしたいと言ったので、労使交渉に介入しているわけではありませんし、実際、その労使交渉で「お互いに頑張って欲しい」と期待しているわけです。
 ところで、安倍さんの要請はすり合わせは当然あったと思いますが、民間議員の学習院大学教授・伊藤元重さんの『民間議員3名は3%の賃上げの実現について提案する』との提案を受けての対応でした。あとお二人は東レ株式会社相談役の榊原定征さんとサントリーホールディングス社長の新浪剛史さんです。
 そこで、私は思いました。確かに榊原さんは一企業の相談役としてこの会議に参加しているのですが、経済界の総本山・経団連の会長でもいらっしゃるので、イコールでないにしても、限りなく“わが国の経済界”を挙げて3%賃上げを目指しているのだと。若干、願望も込めて申し上げれば、来年の賃上げの最低ラインが3%に設定されたということでしょう。
 もちろん、経済や企業の指標は見る角度によって、希望的にも、絶望的にも捉えられますが、“景気”というくらいですから、できれば明るく考えたいものです。また、国会の日程はよく分かりませんが、働き方改革に関連する法律(労働基準法)改正審議も、新しい勢力図のもとで与野党ともにしっかりとやっていただきたいと思います。
 なお、安倍さんは「賃上げは、もはや企業に対する社会的要請だと言える」とも言い切っています。私の勝手な解釈ですが、企業の社会的責任であれば、労使交渉のもう一方の当事者である労働組合も社会正義の実現と組合員の生活水準の向上がいつになく重要になっているようにも感じます。
 僭越ですが、わが国で民主的な労働運動を推進されている産別や労組の皆さんにも頑張っていただき、「よーし!そちら(政府と使用者)が3%なら、現場でまじめに働く仲間たちのために、こちらは最低でも5%を勝ち取るぞ!」との意気込みで交渉に臨んでいただければ嬉しいです。

欅坂46の『不協和音』が素晴らしい!

 やはり、わが国には“共産党は嫌だけれど、保守や中道も好きじゃない”という人たちがけっこう大勢いらっしゃいます。一般的にはリベラルや左派という範疇なのでしょうし、まったく同じ理念や政策を持っているわけではありませんが、立憲民主党は過去の日本社会党の再来と言っても、そうは間違っているとは思えません。
 僭越ですが、私自身の安全保障や憲法など国の基本政策に関わるカテゴリーでは、考え方が異なります。しかし、前述のように、国民や有権者の皆さんの“選択肢”が増えたことは本当に良かったと感じています。民進党にはけっこう保守の議員も多かったので、ある意味、すっきりしたのでしょう。
 ところで、マスメディアでもネットメディアでもかなり話題になっているようですが、その立憲民主党のリーダー・枝野幸男さんの最近の生き方と欅坂46の「不協和音」の歌詞が妙にマッチングしていると評判です。私も早速、聴いてみましたが、恐ろしいほどダブっていて、作詞をされた秋元康さんが枝野さんの今日を予想していたのではと思うほどです。YouTubeの公式リンクを下に貼っておきましたので、よろしかったらご覧ください。枝野さんもこの曲がえらくお気に入りのようです。
 さて、いきなり話題は異なりますが、民進党にいくらお金が残っているかとあちこちで書かれたり、話されたりしています。100億から140億が多いのですが、実際には今回の選挙でかなり使っていますので、80億円くらいが残金のようです。
 なお、これまた噂が先行している希望の党の“供託金”問題ですが、確かに候補者擁立の段階では、振り込め詐欺と揶揄されても仕方ないほど、きつい集金方法が行われていたようですし、そもそも、それを指示していた人も、電話を掛けて請求していた人も公職選挙法のことを知らなかったのでしょう。そして結果は、マスコミ報道がこれ以上に高まり、落選した人たちから訴訟を起こされることを防ぐために“返金”を決めたようです。それにしても、小池百合子さんの最側近も含めて、彼女から離れていくことが加速していくのでしょうか。
 また、民進党職員の次の就職先ですが、特に30歳代、40歳代の方々は大変でしょう。立憲民主党には民進党の事務局長だった人がいち早く移籍していますし、それ以外にも十数人はこの党で働いているようです。一方、希望の党はほとんど人気がなく、俗な表現で申し訳ありませんが、内輪もめのスピードが増していくのでしょうから、党事務局をしっかりした組織にするのはとても難しそうですね。
 もちろん、民進党も存続しますので、特にこの党のもとで戦ってきた全国の地方議員の皆さんを資金的なことを含めて、1年半後には統一地方選挙もありますし、大切にケアしていただきたいと願っています。
欅坂46『不協和音』https://www.youtube.com/watch?v=gfzuzDrVRVM

宮崎岳志さんはユニークです

 週刊誌のWeb版で、“希望の党 落選者座談会”という企画があり、今回の選挙で民進党から希望の党に移り、惜しくも小選挙区で落選し、比例区での復活も叶わなかった4名の皆さんがそれぞれの思いを話されています。
 そのお一人は東京の町田市を中心とした選挙区から千葉3区にお国替えした櫛渕万里さんですが、私はいまだに何故、希望の党から立候補したのかまったく分かりません。この方ほど立憲民主党の立党精神に合っている人はいないと思います。
 さて、タイトルの宮崎岳志さんですが、群馬1区から立候補され惜敗された方です。私はよく存じ上げないのですが、国会の本会議や委員会で声を張り上げて激高し、ときとして何を言っているのか不明の印象が強い人でした。
 それで、彼は座談会の中で、「民進党のままで戦っていれば当選できただろうなと正直思っています」と発言したら、そのあとすぐに、「支持者からは『立憲民主党から出ろ』と言われたし、実際そうしたら受かっていたかもしれない」とも言われています。
 なるほど、なかなかユニークな方と失礼ながら苦笑してしまいましたが、落選した悔しさや口惜しさから出てきたことは理解できます。ただ、言い古されたフレーズですが、「選挙は勝てば皆さんのおかげ、負ければ自分の不徳のいたすところ」は仮に腹でどう思っていても、少しも揺るがない定説でしょう。
 上から目線で恐縮ですが、人生だって政党だって企業だっていいときばかりではありません。政党やそのリーダーの人気で当選したときは素直に喜べばいいし、その逆のときは悪口や文句、愚痴を言わず、次の戦いに備えることが大切のように思います。

「いかがなものかな」と思う人たち

 確かに小池百合子さんの“排除”や“さらさら”はあまり感じが良くなかったのですが、希望の党の混乱の第1章は若狭勝さんの場当たり的な発言でした。初手では「今回確実に政権交代できる見通しがあるなら、国政に出ることもありえる」と得意気に語り、舌の根も乾かぬうちに、「『次の次で確実に交代できる議席数に達する』という思いでいるとすれば、今回の衆院選に小池代表が出なくてもかまわない」と支離滅裂な発言で追い打ちをかけています。
 それから、ご自身の敗北が決まると、「小池氏の不出馬がはっきりしたのが遅かったため、風が止まり逆風になった」と、事務所に集まった僅か数名の支援者に対して言い訳をしていました。東京地検特捜部副部長さんの経験がある方でもこの程度なのかと悲しくなりました。
 また、選挙期間中に、「自民党は組織票をいっぱい持っています。組織票を固めて私とか小池さんを潰しにかかるという、そこだけを念頭において自民党は戦略を立てています」と絶叫していました。この方、大丈夫でしょうか。東京5区で落選した福田峰之さんとそっくりです。ちなみに、この二人はとても仲が良いそうです。
 自民党に味方するわけではありませんが、つい1年前の衆院補欠選挙で自民党公認で勝たせてもらったのに酷いものです。表現は良くありませんが、“裏切り者”ですから、自民党が党を挙げて潰しにかかるのは当たり前のことでしょう。その組織票で当選したことがまったく分かっていないというか、忘れてしまったのようです。
 そして、希望の党の国会議員さんたちもかなり荒れているようですし、小池さんの責任を追求する声が大きくなるのでしょうか。しかし、私は“ちょっと待ってください”と申し上げたいのです。小池さんの人気に便乗して、小池さんのネームバリューだけを頼りにして、民進党から集団脱走した方々にそんな資格があるのでしょうか。
 それもつい先日のことで、小池さんにも責任はあるでしょうが、彼女のやり方や性格を見抜けなかったほうが問題だと思います。政治の世界では騙される側が悪いのです。ですから、「代表!私たちの地元での活動が足りずすみませんでした」、「小池さん、引き続き二足のわらじを履いて、私たちをご指導ください!」という根性のある議員が一人くらいいないのかと残念で仕方ありません。
 さらに、数カ月前まで小池代表(都知事)のスポークスマンみたいな顔でテレビに出まくっていた音喜多駿都議ですが、都議選で彼女から支援をもらったことはすっかり忘れて、小池都政や離党した都民ファーストのことをきつく非難しまくっています。都議会会派としての都民ファーストも同じなのでしょうが、もともと、小池さんが作った組織です。彼は今月号の月刊Willに“小池独裁 教えず、聞かず、語らせず”、月刊Hanadaには“三枚舌、小池都知事は最大の反面教師”とのタイトルで寄稿していますが、今になって言うのは卑怯の一言です。単なる目立ちたがり屋でしょう。
 合わせて、都議会会派としての都民ファーストの皆さんですが、夏の都議会議員選挙では文字どおり、小池人気一点で当選されています。これは新人の方はもちろんですが、民進党からの移籍組もまったく同じで、民進党を離党しても、小池党からの公認または推薦がなければ全滅だったでしょう。
 彼ら彼女らは8年間または4年間、一緒に活動した私の大切な仲間ですが、音喜多さんのように義理を欠いた行動をされないことを切望しています。むしろ、小池さんを積極的に支えていくことが大切と思います。葛藤と自己矛盾の克服もあるでしょうが、頑張って乗り越えてください。
 それにしても、小池さんのお友だちというだけで、近畿ブロック比例単独1位で余裕の当選をした樽床伸二さんが「希望の党の安保政策は民進党と一致しています」と言ったり、「すべてが想定済み」の前原誠司さんが「結局うまくいかなかった」と嘆いたり、シェイクスピアではありませんが、悲劇を通り越して“喜劇”になってしまいました。まるで漫画の世界です。
 最後に東京都政ですが、「これからは都の仕事に専念する」と言っている小池さんに対して、“おかえりなさい!”と歓迎する職員が、“八つ当たり”を懸念している職員より一人でも多くいることを願っています。この1年数カ月で職員さんのモチベーションが落ちるところまで落ちてしまったので、ただただ、そのことが心配です。

公明党議員不祥事報道の不思議

 衆議院選挙は終わりましたのが、今日の記事は少し前の話題です。公明党所属の国会議員が二人、続けて不祥事を起こし、一人は現職の復興副大臣で、離党したばかりではなく参議院議員を辞職しています。もう一人は衆議院議員でかつて文部科学大臣政務官を務めていて、総選挙の公認辞退をして離党しています。こちらは議員辞職はしていないようです。
 私は他人のプライバシーにはほとんど興味がなく、それは国会議員でも同様です。今回は二人とも女性問題のようですが、“男女の関係”や“一線超え”を含めて、そのこと自体にもあまり関心がありません。関係者の間でよく話し合って解決してくださいねというレベルです。
 ただ、タイトルのように新聞各社やこの種の話題が大好物なワイドショーも含めて、その扱いはとても僅かでした。新聞はベタ記事程度、テレビも辞任などの事実を伝えた程度でした。
 私は公明党の二人をもっともっと晒して懲らしめるべきだなどとはまったく思っていません。ただ、どうなんでしょうか、最近、与野党問わず頻発していた不倫騒動の報道ボリュームと比べても極端に少ないように感じています。
 もちろん、二人の離党や辞職がかなり早かったということもあると思いますし、政党という組織の危機管理対策という意味では正解なのですが、何となく“公明党だけどうしてなんだろう”と考えてしまうのです。
 それから、自民党議員に不倫問題などが発覚したとき、必ず公明党代表の山口那津男さんなど幹部が、「緊張感を持って職務に当たってもらいたい」とコメントを出します。でも、今回のような逆のケースでは、自民党の副総裁や幹事長が同様なコメントを出すことは皆無です。両党の議員数は異なりますが、連立与党を構成したいるわけですから、これも同じく“なんでなんだろう”と率直に感じます。
 また、さらに不思議なことに、野党も公明党の不祥事についてはまったくではありませんが、何か理由があるのか、追求ということをしません。今回の二人がもし自民党所属議員だったらと仮定すれば分かりやすいでしょう。巨大なブーメランが突き刺さってしまった山尾志桜里さんなどは元気よく自民党議員を批判していたのですから、変な世界ですね。

地方自治での政策も大切です

衆議院選挙が終わりました。この選挙で勝利された方も、惜しくも負けた方も、お疲れ様でした。また、焦点にはほとんどなりませんでしたが、“党内民主主義”の視点では厳格な結果だったと思います。そして、国政がとても大切なことはもちろんですが、これからの時代、申し上げるまでもなく、身近な自治体である都道府県や区市町村の役割はより一層重要になっていくことは間違いないでしょう。わが杉並区も人口が57万人に迫り、様々な課題も少なくありません。なお、写真は杉並区長の田中良さんですが、時節がら、話題満載の楽しい懇親会でした。

“より悪くない”候補者と政党へ投票を!

 今日は総選挙(衆議院議員選挙)の投票日です。私事で恐縮ですが、結婚して今月13日で40年、新しい制度になって初めて、妻とは比例区の投票先政党が別々になりそうです。どの政党に入れるのか教えてくれませんが、彼女の雰囲気で何となく分かります。しかし、投票所で隣の記載台を覗き込むわけにもいきません。
 さて、杉並区議会議員&東京都議会議員として実に30年にわたり活動させていただいた私が生意気なのですが、今回の選挙は、「少しでも良いと思う候補者と政党に」ではなく、「少しでも悪くない候補者と政党に」が選択基準になるような気がします。その意味ではお花畑が満開の公約や、抽象的で落ち着いて考えると何を言っているのかさっぱり分からない政策はあまり信用できません。
 それから、ここは外せない大切なところですが、“党内民主主義”が完全でなくても、きちんと担保されているかどうかです。とりわけ、代表者がどのような手続きを経て選ばれたのかは重要です。応援するわけではありませんし、そんなに詳しくありませんが、安倍晋三さんが自民党の総裁に選ばれた過程に独断や不正はないでしょう。つまり、「それに比べて共産党などは・・・」と思っている人たちが増えていることが気になります。
 それから、自民党の候補者の劣化も凄まじいですが、野党の一部の人たちが、「(プラカードを掲げて)安保法制に反対だ!」→「(別の政党の公認を得るために)安保法制賛成の誓約書にサインしたぞ!」→「(世の中の雰囲気が変化すると)やっぱり、反対だったんです!」と豹変し続けています。お金のことばかりが政治不信になっているわけではありません。
 また、内閣府不支持率が支持率を上回っていることをことさら強調している新聞やテレビ、政党がありますが、戦術的には間違っていないものの、必要以上に声を大にして言うのはいささか恥ずかしいと思います。嫌々でも、しょうがなくても、“より悪くない”判断をしようとしている国民、有権者の複雑な想いが理解できていないようです。
 最後にありきたりですが、あなたの貴重な一票を投票箱へ!ですね。“清き一票”も死語ではありません。今回の選挙こそ、大切な選挙権を行使しましょう。大型台風の雨風も心配ですが、投票率が低くなればなるほど、議席が増える勢力を勝たせるわけにはいきません。

今言っても詮無いけれど

 ついこないだの週刊誌の見出には、「小池新党(希望の党)、東京24選挙区で圧勝!」と文字が踊っていました。それが今、新聞やテレビによると、「希望の党は、東京で候補者を立てた23すべての選挙区で先行を許す」となっています。まるで、富士急ハイランドのFIJIYAMAを見ているようです。選挙運動は今日限りとなりましたが、彼女の地元・花のお江戸でそんなに苦戦しているなら、全国的には相当厳しいのでしょう。
 ちなみに、東京に25ある選挙区でこの党が擁立していない2区は、公明党前職のいる12区と小池さんの日本新党時代の同僚が自民党で立っている13区です。公明党はかなり希望の党を厳しく批判し、13区の鴨下一郎さんは小池さんの右腕の若狭勝さんが戦っている10区の自民党候補を積極的に応援していますので、立候補を見送った理由がよく分かりません。特に後者はお友だちだからでしょうか。
 さて、話題は異なりますが、自民党総務会長の竹下亘さんの発言が新聞のベタ記事に載っていました。「8年ほど前に我々は政権を失った。その時、我々は新しい党を作って逃げたりは一切しなかった。出直そうという気持ちで立ち上がり、今日に至った」。以上ですが、これに対して私などは正直なところ、ぐうの音も出ません。
 また、安倍晋三さんが大阪高槻市での演説で、「例えば阪神タイガースが負けたとき、名前を変えようなんて考えますか?なぜ負けたんだということを考えますよ」と思い切り皮肉っていますが、悔しいかな“当たらずといえども遠からず”です。余談ですが、ここはご自分のホームページに“デマ反論コーナー”があるユニークな候補者、辻元清美さんの選挙区です。
 思い出せば、連合会長の神津里季生さんが繰り返し、繰り返し、「民主党の名前を変えない方がいい、共産党との連携はすべきではない、他党との合流は止めた方がいい」と諭されていたのですが、政権を失った恐怖感からか、何を焦っていたのか、ことごとく無視してきたのですから、仕方がありません。苦しくても民主党再建の道をまっすぐに歩んでいれば、その姿を見て、国民の皆さんは必ず評価してくれたでしょう。
 また、ずいぶん前のことですが、英国の鉄の女ことサッチャーさんから労働党のブレアさんが政権を奪い返すまで実に19年以上の年月が必要でした。選挙後に再び、民進党再建の動きもあるようですが、それをやれば、国民、有権者の皆さんは支持はますます自民党や連立与党に向かうでしょう。前原誠司さんは、「すべては想定済み」と言われていますが、私には八方塞がりのように感じます。辛いですね。
 最後に新聞に載っていた自民党のある幹部の感想をお伝えします。「私たちは何もしていないんだよ。勝手に野党が盛り上がり、勝手に厳しくなったんだ。心臓に悪い芝居をドキドキしながらみていたら、いつの間にか大勝ムードになったんだ」。選挙結果はこれからですが、言い得て妙ということになるのでしょうか。明日は投票に行きましょう!

この地図は酷すぎます

 重箱の隅をつついたり、目を三角にするつもりはありませんが、この日本地図は酷いというか、基本的に失格です。まず、わが国固有の領土である北方領土が地図には余裕のスペースがあるのに消滅しています。また、竹島も尖閣諸島も表示されていません。さらには、東京都である小笠原諸島も消えています。
 この地図は希望の党の政見放送で使われているものですが、いくら俄仕立ての政党といえどもこれでは論外です。ちなみに、私が見たのは東京都内の候補者紹介の巻でしたから、小笠原諸島の有権者をバカにしていると感じました。
 もちろん、意識的にミスを犯したとは思いませんが、むしろ、どこから北方領土を消した地図を見つけてきたのか不思議で仕方ありませんし、メディア戦略を最重要視する小池百合子さんがどうして最終チェックができなかったのかも不可解です。
 そして、そんなことは考えにくいのですが、その種のことに詳しい私の友人は、「希望の党には親中派や親韓派など反日の連中も潜り込んでいるぞ」と言っていました。そういえば、政党の書記局員(職員)の中には社会主義協会や社青同の思想を持っている人たちがいると聞いたことがあります。旧ソ連共産党にシンパシーを抱いている団体です。
 また、数日前の日本経済新聞に載せた東京都内の候補者一覧選挙広告ですが、なぜか小池さんの右腕と言われている10区の若狭勝さんが外されていました。これも単純なミスなんでしょうが、よりによって彼を忘れてしまっては義理も人情もない政党と指摘されても致し方ないと思います。
 あと、ホームページなどにはこの政党の所在地も電話番号も掲載されていません。これって、情報公開に逆行しているのではないでしょうか。人気の通信販売の世界でも所在地や連絡先が明記されていない会社は信用できないとされています。
 それにしても、いくらシンボルカラーにしても、海が緑色とはあまり気持の良いものではありませんね。

選挙ポスターの貼り替え

 皆さんがお住いの地域の小中学校や公園周辺には選挙の公設掲示板(ポスター掲示場)がありますが、木内孝胤さんのそれの貼り替えをお手伝いしてきました。先日も書きましたが、100%人物本位で応援しています。
 候補者ポスターは期間中に何回貼り替えても良いのですが、その効果はあるという人もないという人もいて、私もはっきりとは分かりません。東京8区で立候補している方々6名のうち3名が2枚目のポスターを貼っています。
 なお、持っているのがこれから新しく貼るものですが、既存のものの上に重ねてしまします。また、情勢が変化したり、緊急の大集会を開いたりすると、そのことを強調や追加して、部分的なシールを貼ることもあります。
 ところで、そのためにJR高円寺駅を降りると自民党の立候補者の石原伸晃さんがちょうど演説を終わるところで、仲良くしている区議会議員もいたので、彼と立ち話になりました。「門脇さん、これからどうされるのですか?」と。連合の内部事情もご存知でした。お互いに頑張っていかなければなりませんね。

哀れな共産党と福田峰之さん

 “哀れ”という表現は上から目線で失礼なのですが、それ以上にフィットする言葉が見つかりません。タイトルが長くなるので省略しましたが、このあとに朝日新聞&毎日新聞と本当は続きます。
 さて、世間が“どうしてなんだろう?”とか“本当かな?”とか言っている先週の新聞各社の選挙予想ですが、確かにあれだけ似たり寄ったりの数字ですと、私も同様な思いになってしまいます。しかも、過去にはハズレもアリましたが、近年はけっこう当たっていますからね。
 それでは本題に。私は今月3日の記事で、「なお、本家左翼の日本共産党はちょっぴり複雑な想いでしょう。表向きは枝野さんの政党と選挙協力するのでしょうが、この新政党に同情が集まり、勢いが出てくると相対的に自分の議席が減ってしまう可能性があります。社会党、共産党時代から“社共共闘”がありましたが、その実態は近親憎悪的にとても仲が悪かったですから」と書きました。
 もちろん、“ほら、当たっただろ!”などと得意げに申し上げるつもりはありませんが、ほぼそのとおりになっているようです。共産党は貧乏くじを引いてしまいましたし、候補者を降ろしたくて仕方がなかった全国の地区委員会はがっかりしているようです。その結果、本来は選挙を仕切る側の地区委員長などがあわてて候補者になっています。
 そして、それ以上に「供託金没収埋め合わせカンパ」をやらなくてはならなくなり、もう、踏んだり蹴ったりです。でも、この党は執行部への批判は絶対に許されないので、なおさら惨めですし、議席が減っても屁理屈をこねて(例えば民進党の3分裂により野党協力にひびが入った)、志位和夫さんも小池晃さんも一切責任を取らないというとても不思議な政党です。
 それから、神奈川8区で3回にわたり自民党で比例復活当選して、今度は希望の党で東京5区から立候補している福田峰之さんという方ですが、一面識もないものの、“どんな人なんだろうな”と興味が湧いてきました。と言ってもネットなどを覗いてみるだけなのですが、前の選挙区ではすこぶる評判が悪かったようです。
 ご本人のツイッターやフェイスブックもざっと拝見しましたが、一つとして評価するコメントなどはありませんでした。いくら「恩を仇で返す」人でも少しは好意的な意見があるものですが、東京5区の有権者にとってもいい迷惑かもしれません。
 また、SNSには自分の選挙区の自民党候補には続々と大物が駆けつけ、ポスター貼りは自分一人、今日は1枚だけしか貼れなかったなどと泣き事を言っていますが、「自民党の組織力は本当に恐ろしい」って、その恐ろしい組織力により福田さんは3期も比例復活させてもらったことや、いわば温情で大臣補佐官や副大臣にしてもらったことをすっかり忘れているようです。因果応報とは彼の行動のことでしょう。
 ここまで来るとタイトルのように“哀れ”になってしまいますが、泣きっ面に蜂のごとく、事前予想では“伸び悩んでいる”とか“苦戦している”とか文字が並んでいます。アップしている駅前などの演説写真も迫力がなく、まったくやる気を感じさせません。このままですと、終盤予想では“独自の戦いをしている”となるのではと心配していますし、ついには、共産党からも、「希望の党は振り落としました!」と言われてしまう始末です。
 さらにやけくそになっているのか、「自民党で出た方が当選可能性は高いだろうけど」などと言っています。この人、大丈夫でしょうか。東京5区の有権者の皆さんは街頭で彼を見たら聞いてみましょう。「だったら、どうして自民党で出なかったのですか?」と。こんな候補者を応援しなければならない地方議員に同情してしまいます。
 それにしても、希望の党はどうして彼を受け入れ、代表補佐や公約担当責任者にしたのでしょうか。小池代表は「私の右腕」とまで褒めていますが、本当はそのように信頼しているとは思いませんし、これは若狭勝さんや細野豪志さんも同じでしょう。
 また、小池百合子さんが政権批判を強め、「森友と加計の深い闇がー」と言っていますが、これは戦術的に筋が良くないです。確かに国民の皆さんはまだまだ納得していませんが同時に、「あれだけやっても新しい事実は出てこない。もう、もりかけはお腹いっぱいだ。北朝鮮のミサイル、年金や介護をなんとかしてくれ」というのが率直な思いでしょう。機を見るに敏の小池さんがその辺りを理解できなくなっていること自体に、この党が雪隠詰になってしまった悲しさがあるように感じます。
 すみません、あまり長く書くと読んでもらえませんので、新聞社については“哀れ”よりも“悔しい”なのですが、機会あれば次回に掲載します。なお、写真の後ろ姿は安倍晋三総理ですが、このお店の方に、「もり、かけそばはある?」って尋ねていました。余裕なのでしょうか。

それにしても安倍さんは運がいい

 私のフェイスブックでのお友達は政治関係の方が多いので当然、この時期は衆議院選挙の記事や写真が圧倒的に多くなっています。特に今回の選挙では民進党の候補者が希望の党、立憲民主党、無所属と分かれたので、それぞれの候補者を応援する参議院議員や地方議員などの応援メッセージが溢れています。
 そして、私はほぼその全部(+他党でも友だちが推している記事)に“いいね!”を押しています。しかし、ちょっと気になるのは7月の都議会議員選挙で当選した都民ファーストの以前からの友人からのアップが日常的な地域行事への参加などだけで、選挙戦についてはまったくと言ってよいほどないことです。反面、希望の党の候補者のツイッターなどには、不思議なことにその都議会議員の応援の姿が写っていたりします。でも、他の応援弁士とは異なりハッシュタグは付いていません。
 様々な事情や都合があることは理解していますし、義理と人情の板挟みになっていることも承知していますが、それぞれが支援している希望の党の候補者へのSNS応援メッセージの効果は間違いなくあるのですから載せてあげれば良いとも思います。逆に民進党で再選された同志の一部や立憲民主党を応援している市議や区議はとても元気があります。
 さて、日本社会党以来の久しぶりの左派リベラル政党の立憲民主党の勢いがすごいです。それにしても、「さらさら」と「排除」がこれほど大きく影響するのですから、評論家みたいですが、“政治の世界は怖い”といまさらながら私も再認識しました。なお、余談ですが、私が30年以上通っている床屋さんのオーナーは、「今度の選挙は立憲民主党に決めた!」と高揚した声で携帯に電話を掛けてきました。
 そして、確かに立憲民主党は党自体はもちろん、応援している皆さんもヒートアップしているようです。写真はこの党のホームページから引用しましたが、昨年の都知事選挙での小池ブームの再来のように感じますし、もしかしたら、それ以上かもしれません。さすがに私はそれはないだろうと思いますが、今後の展開次第では野党第1党もありうると、知り合いの記者の一人は言っていました。
 公明党もこれには焦っているようで、枝野幸男さんがかつて、軍事力の保有、集団的自衛権の行使、国連のもとでの多国籍軍への参加などの改憲試案を発表していたことを痛烈に批判し始めました。ただ、今は積極的に立憲民主党の応援をしている日本共産党も4年前に公明党と同じことを言っていましたので、何が何だか分からなくなります。
 一方、素敵な名前の「三都物語」は実質的に愛知県から袖にされ、大阪府の知事からは同情されている希望の党ですが、私の友人やお世話になった人たち、後輩たちが数多く移籍していますし、ほんの少し前まで200名に迫る当選も夢ではないと言われていましたので、急失速している現状はとても残念で仕方ありません。
 その中の少なくない人たちはすでにやる気をなくしていますし、宣伝カーの横に“民進党”ののぼり旗を立てたり、今になって「私は憲法9条の改悪については明確に反対です」と主張したり、宣伝カーやタスキに希望も小池も緑もまったくない候補者がいたり、「やっぱり、民進党公認が良かったな」と嘆いたりなどと魑魅魍魎状態ですが、それぞれの方が複雑な心境なのでしょう。現職でもそうなのですから、新しくこの党の公認で戦っている新人の皆さんは可哀想ですね。
 これから、有田芳生先生が期待されているように自民党・公明党の失言やスキャンダルがまったく出てこない保証はありませんが、大方の予測のように安倍さんが勝てば、皮肉にもその最大の功労者は小池百合子さんと前原誠司さんになるのでしょうか。
 ただ、トンデモ話の類いですが、三人でそのことを示し合わせ、改憲に消極的な公明党を外して、自民党、純化された?希望の党、日本維新の会で憲法改正の発議を成就させるシナリオがあるのだとすれば、それはそれで大したものです。
 いずれにしても、希望でも立民でも無所属でも、私がお世話になった皆さん!上から目線で恐縮ですが、最後まで勝利の二文字を信じて頑張ってください!

100%人物本位で応援します

 “人物本位”とは特に政治の世界では便利な言葉で、本当は別の理由で推薦をするのに、それでは対外的に有権者に向けて都合が悪いので、「わが党は人物本位でA党のBさんを推薦する」となるケースも少なくないようです。ですから、それに従う党員や会員さんには不満がかなり積もっていることもありますね。
 それで、私も有権者の東京8区(杉並区)では、前述のような方便ではなく、100%人物本位で木内孝胤さんを応援します。とても優しく、笑顔が素敵な方です。所属政党や政策ももちろん大切ですが、今回のような良く分からない離散集合劇の中では、私のような選択も“あり”かなと思っています。
 なお、細かいことですが、彼のポスターの右上の赤い当選リボンは実際に掲示板に貼ったものではなく、Photoshopで合成したものです。

地方議会は定例会開催中

 衆議院選挙真っ最中ですが、この時期、全国の地方議会(都道府県&区市町村)では、第三回定例会が開催されています。また、多くの議会では年度決算も合わせて審議しています。わが杉並区議会は今日が最終日になりますが、同時に各常任委員会の行政視察が始まります。
 当然、総選挙も大切ですが、視察は公務ですから、優先順位は他都市へお伺いすることになります。長年の経験から申し上げて、「公務だから仕方ないけど、選挙を手伝えないのは悔しい」という真面目な議員と、「これで選挙活動しなくてすむな。うっふっふ」と喜んでいる不埒な議員がいるようです。
 これも経験的にその割合はだいたい承知していますが、後輩の皆さんがいびつに捉えられる危険性がありますので省略です。もちろん、本会議や委員会を休んで、選挙活動を行うことは絶対にありません。
 それから、今回の政党の離散集合劇で身動きが取れなくなっている区議会議員や市議会議員が少なくありません。同志として本当に可哀想だなと同情しています。ご本人たちには1ミリの責任もないのに、国会議員や都議会議員の身の振り方による犠牲者と言っても良いでしょう。
 なお、今日の写真は杉並区長の田中良さんですが、数日前、決算特別委員会の休憩時に急いで撮ったものです。彼とは簡潔に打ち合わせをしたのですが、後ろのパッチワークキルトは交流都市のオーストラリアシドニー郊外のウィロビー市から贈られたもので、とても素敵です。

玄葉光一郎さんは偉いですね

 いきなり生意気なタイトルで申し訳ありませんが、希望の党との候補者調整を行い、一人でも多くの同志が立候補できるように尽力され、それが終わるとご自身は無所属で選挙を戦う玄葉光一郎さんはとても立派だと思います。
 今回の出来事を見ていて、かつての労働組合の活動家のことを思い出しました。彼は流通大手の組合専従者でしたが、企業が時代の変化に対応できなかったために、大規模な合理化をせざるを得ませんでした。そこで、彼は去っていく仲間たちの次の就職先など懸命にお世話をし、すべてに目処がついたあとに、自分の職を探しに当時の職業安定所に行ったそうです。偉いですね。
 ところで、写真は民進党の本部で撮ったものですが、小選挙区の立候補予定者(総支部長)を決める過程でのものです。選対委員長だった玄葉さんと都連会長だった松原仁さんから、「地元のことを一番良く知っているのは門脇さんだから、どちらにするかはお任せします」と言っていただきました。
 それで、結果的にはお二人の期待を裏切る選択を私はしてしまいました。サラリーマンのときも、組合専従のときも、地方議員のときも“人事”ということをやったことがなく、言い訳がましいのですが、とても反省しています。
 それから、過去の党代表選挙の投票で大きな間違いを犯してしまいましたし、同じく都知事選挙では将来ある若者を自殺に追い込んだオーナーを積極的ではありませんが応援してしまいました。
 もちろん、どちらも私一人の行動で何かが変わったわけではありませんが、前述の大きな三つのミスは、自分自身にとって取り返しのつかない過ちになってしまいました。さらに反省。

お疲れ様でした!川端達夫先生

 民社党時代からとてもお世話になった、衆議院副議長・川端達夫先生が引退されました。“まだまだ、これからですよ”という想いも僭越ながらあるのですが、ご自身のご決断に心より敬意を表します。また、写真のように私がウルトラセブンやバルタン星人が大好きなことをご存知で、その製品をプレゼントしていただいたこともありました。(もう1枚がセブンで、今でも大切に使っています)
 先生は長い間、衆議院議員として活躍されましたが、労働組合のリーダーとしても働く仲間たちの現場の声を丁寧に聴かれ、民主的労働運動を推進された方です。今回、三菱重工労働組合(造船重機労連→基幹労連)ご出身の高木義明先生もご勇退され、民社党や同盟時代から活動し、民主社会主義を政治思想の原点とする私にとっては寂しい限りです。
 先日、衆議院が解散され、選挙結果はどのようになるのか分かりません。でも、どの候補者も当選した代議士も生意気なのですが、ご自分がお持ちの政治信条をあまり曲げることなく、降り注ぐ国難に対処していただきたいと思います。
 それから、公明党中央幹事会議長の漆原良夫さんもお辞めになるそうです。彼は杉並区内に長くお住まいで、朝の駅頭活動でお会いしたとき、社公民路線時代のことなど懐かしくお話ししました。党の重鎮ですが、気取られたところなどまったくなく、“やはり、指導者はそうなんだな”と感じました。

下手を打った厄病神の若狭勝さん

 この世の中、特に政治の世界では思ってはいても、言わないこと、言えないことは少なくないと思います。これは正直とか、不真面目とかとは別の問題で、コメント一つでも慎重に対応しなければならないでしょうし、けっこう重要なことです。
 その点、希望の党の若狭勝さんは失礼ながら、今日のタイトルのように下手を打ってしまったようです。すなわち、NHK番組で小池百合子代表がこの選挙に立候補するかどうかの質問に、「今回確実に政権交代できる見通しがあるなら、国政に出ることもありえる」と答えてしまったことです。
 そして、ダメ出しとばかり、「『次の次で確実に交代できる議席数に達する』という思いでいるとすれば、今回の衆院選に小池代表が出なくてもかまわない」と追加してしまいました。これで、建前でも何かを信じたい有権者の皆さんは“ドン引き”してしまいました。
 これには官房長官の菅義偉さんも皮肉交じりにツッコミを入れていましたが、この若狭さんの発言から流れが変わったように感じます。こんなことでは、身を賭して国を、国政を改革する決意がぜんせん伝わってきませんし、全国の希望の党の候補者の皆さんも気合が入らないでしょう。
 もっとも、小池百合子さんご本人は彼のことをまったく信頼していないようですし、私の口の悪い友人は、「どうしても、あの顔は信用できないし、胡散臭さ満載だ!」と嫌味を言っていました。確かに、話しているときに目が泳いでいることが多いですし、悪を懲らしめる東京地検特捜部ですが、そこの出身者が優れた人間性を持っているとは限りません。申し訳ありませんが、写真は取り調べられる側の人のようにも見えてしまいます。
 それから、希望の党創立メンバーのお一人である長島昭久さんが、「希望の党が表立って誰それはダメだなどと言うべきではない」とツイッターに記されています。そのとおりなのですが、小池代表がはっきりと言ったことは消しゴムでは消せません。
 義理と人情、あるいは判官びいきではありませんが、“あんな左の人は希望に入れないほうがいいんだ”と思っていても、日本人は菅直人さんのように左派でも、“一応、総理大臣を経験した人だし、それは言い過ぎじゃないの”となるような気がします。
 ただ、菅さんにしても、辻元清美さんにしても、阿部知子さんにしても、当初は小池百合子のことをずいぶん高く評価していたようですから、五十歩百歩でしょうか。特に菅さんは、「小池さんを日本のメルケルに」と言われていました。この方、大丈夫でしょうか。昨日もお伝えしましたが、初めから「私は希望の党には行かない」と明言していた方々は、私の考えとは180度異なりますが、国会議員として筋を通したと尊敬します。
 しかし、前原誠司さんが全員を送り込むとはしゃいでいたときは、それを信じて“私も私も”と擦り寄っていた人が、“排除”の論理が明らかになると、「私は無所属で勝負します」と舵を切った皆さんはいかがなものかと思います。生意気ですが、このような姿勢が政治不信を増長させているのではないでしょうか。
 また、昨日の夕方には枝野幸男さんたちが新しい政党「立憲民主党」が設立されました。日本社会党以来の左派・リベラル政党ができたわけですが、結局、今回の騒動で右から左までごった煮政党と揶揄され続けた民進党がかなり分かりやすく分裂したことになり、国民、有権者の皆さんの選択肢が増えたことは歓迎したいと思います。
 なお、本家左翼の日本共産党はちょっぴり複雑な想いでしょう。表向きは枝野さんの政党と選挙協力するのでしょうが、この新政党に同情が集まり、勢いが出てくると相対的に自分の議席が減ってしまう可能性があります。社会党、共産党時代から“社共共闘”がありましたが、その実態は近親憎悪的にとても仲が悪かったですから。(写真引用:Web版産経ニュース)

左派&リベラルは早急に結集を!

 写真は今から2年少し前の衆議院平和安全保障特別委員会で安保関連法案が可決されたときの光景です。お馴染みのお顔も写っていますが、このプラカード大作戦はとても不評でしたし、私も「お願いだから止めてください」と言っていました。
 さて、今回の大切な衆議院選挙では注目点が多いのような少ないようなちょっと不思議な感じがします。自民党が発表したいくつかの政策も何となくインパクトがなく、そのことだけ見れば、国民の皆さんには分かりづらいのではと思います。連立与党が“政策で勝負”と言っていながら、野党の悪口を中心に論戦を展開していることが象徴的です。
 ところで、まだまだ流動的な総選挙ですが、気になる視点もいくつかあります。一つは希望の党代表というか東京都知事の小池百合子さんが出馬するかどうか。民進党からの移籍希望者の誰が認められ、誰が弾かれてしまうのか、そして、いわゆる左派、護憲派、リベラルと呼ばれている人たちが無所属で戦うのか、それとも新しい政党を作るのかなどでしょう。
 小池さんのことはよく分かりませんが、一般的には彼女も言っているように、最初から野党になろうとして選挙をやることはないわけですから、知事を辞めることの反動は大きいでしょうが、自ら小選挙区で立候補したほうが筋が通ることになります。でも、ご自分が総理大臣になれそうもなければ、立候補しないようにも感じます。今後の世論や支持率を見極めるのでしょうか。
 次に誰が小池さんの眼鏡にかなうかですが、安保法制に反対した人や憲法改正したくない人は除外されるそうです。しかし、これを原則的に適用すると、細野豪志さんや長島昭久さんもダメだということになってしまいます。渋々でも嫌々でも安保法制に反対したのですから。これは民進党全員に当てはまってしまいます。
 ところが、お二人ともすでに希望の党で候補者選定に重要な役割を果たされているのですから、写真に写っている人たちも含めて移籍をお願いしている皆さんは、「実は私は安保法制に賛成でしたし、護憲派でもなく、党の決定に従ったまでです」と早めにお詫びをしたほうが良いと思います。でも、国会前で市民連合だか市民団体だかとワッショイワッショイと一緒にやっていた議員さんは難しいでしょうね。
 それから、何となく厭世的な言い方で恐縮ですが、都議会など地方議員も含めて、同志と袂を分かっても、自分のステイタスを失いたくない方々も少なくありませんし、経済的には住宅ローンの残額がかなりあったり、子供たちの教育費がこれからさらにかかったりというケースもあるのでしょう。個々には表に見えない事情もあると経験的に感じています。
 昨年の夏、共産党との選挙協力体制を嫌い、自分の政治信条を貫きたいと思って都議選の公認内定を辞退させていただき、今はモチベーションもとても良くなりましたが、長い間の議員活動の過程では、必ずしも自分の考え方や政策を忠実に訴えてきたのではないことも事実です。声を大きくして言うことではありませんが、今、振り返ると反省しなければならないこともあります。
 そして、今日のタイトルです。労働戦線でも共産党や左派と対峙してきた私が言うのもおかしいのですが、移籍をしないでご自分たちの主張をきちんと通す覚悟を決められた皆さんは、それはそれでご立派と思います。一番惨めなのは希望の党に移りたいと願ったのにリストに載らなかった人たちでしょう。
 近年の政局や選挙結果はまるでジェットコースターのようです。これから戦われる衆議院選挙だって、投票日までどのような風景になるのか誰も分かりません。最近は共産党のぶれない姿勢が評価されているとも聞きます。であれば、共産党、左派、リベラル、護憲派などが大同団結して連立与党や希望の党と正規戦を挑めば案外、議席をそれなりに獲得するかもしれませし、もしかしたら、投票日数日前の新聞に、「自公は堅調、護憲連合に勢い」みたいな記事が載るかもしれません。

大切な総選挙で貴重な一票を!

 衆議院の解散が今日行われ、来月10日に選挙がスタートして22日には投開票になりました。衆議院選挙は参議院のそれとは異なり、“政権を選択”するものですから、投票率のアップはもちろんですが、選挙後の政権がどのような形(組み合わせ)になるのか、今からとても注目されます。少なくても日米安保や自衛隊など、国の安全保障の根幹に関わることについては、「それは置いといて」ということは邪道以外の何物でもないでしょう。天皇陛下のご退位も予定されていますので、わが国の皇室をどのように捉えるかもかなり重要です。これも「とりあえずこだわらない」がかえって将来に大きな禍根を残すことになることは間違いありません。
 それから、「大義なき解散」と叫ばれていますが、確かに自民党のいくつかの政策の柱を見ても取って付けたようで、ぱっとしたものはありませんし、野党の一部は「それパクリだ!」と言っているのも理解できますが、今まで“大義ある解散”ってあったのでしょうか。
 ただ、共産党が大好きな安住淳さんは今年の3月の定例記者会見で、「4月に解散するのだったら、『森友解散』になるから結構ですよ。『森友解散』、受けて立ちますから、どうぞ4月解散してください」とか「今、解散なんて“おどし”にならない。一部の新聞が何か、解散するぞとすごんでいましたが、全くそんなこと、今は森友で解散するんだったらしてもらって結構ですから」と言われています。
 その後、“加計学園”の件が加わり、結果というか現在までほとんど新たな事実は出てきていませが、内閣・連立政権を追求することが使命の野党にとっては願ってもない総選挙になりました。ただ、選挙結果によっては「もり・かけは何だったんだろう」となる可能性もあるので、野党にとっても正念場になります。合わせて、一連の安保法制などの国民の皆さんの評価も当時とずいぶん変わっているようですから、攻め方を間違うと自爆してしまうような気がします。
 また、解散と北朝鮮のミサイル恫喝の時間的問題ですが、来年末の任期満了まで待てば、彼の国は核実験やミサイル発射を止めるのでしょうか。どちらかと言うと、延ばせば延ばすほど、私には危機がより高まっていくように思えます。現状では汚い言葉で脅していますが、綿密に弾道コースや大気圏入角度など検証している段階で、あと1年待つよりも、国民の皆さんの生命と財産を守る決意ならば、「今しかないでしょ!」がはるかにアドバンテージがあるでしょう。
 いずれにしても、それが有権者の正当な選挙で選ばらたからと言っても、いわゆる“一強”はあまり好ましくありませんし、それが続くことにより、戦後最大のタブーの蓋が閉ざされたままになってしまいます。模範解答のようですが、“健全野党”は絶対に必要ですし、そうしなければ、選挙での選択肢がなくなってしまいます。ただし、最終的には日米安保を破棄し、自衛隊を解散し、皇室の廃絶を目指し、日本を共産主義国家にすることを目的とする日本共産党は健全な野党とは程遠い団体です。
 また、民主的な選挙で選出された国会議員により民主的に指名された内閣総理大臣を呼び捨てにする人たちはいかがなものかと思います。どんなに嫌いだって、辻元清美さんとか福島瑞穂副党首とか有田芳生先生とか、敬称や肩書を付けるのは最低限のルールではないかと考えています。その点、市民団体と称する方々と共闘とかをする場合、相当な注意が必要と思います。左派やリベラルの政治家も同様です。
 最後になりましたが、なぜか新聞やテレビではあまり報道されなかった安倍首相のインド訪問のときの写真を載せておきます。相変わらず、マスコミは“報道しない自由”も“報道の自由”に含まれると勘違いているようですが、それはそれとして、安倍夫妻は9キロ40分間に渡って切れ目なく地元人民から熱烈な歓迎を受けています。モディ首相の出身地とはいえ、これだけのパレードが行われた外国首脳は初めてだそうです。それにしても、すごく小さな車に窮屈そうに乗っているなと思ったら、スズキのジムニーでした。頭の良いインドの指導者はさすがですね!(写真出典:産経フォト)

北朝鮮と自民党左派

 今ではその名前を知っている方は少なくなっていると思いますが、かつて金丸信さんという自民党の副総裁・衆議院議員が、“政界のドン”とか“妖怪”とか言われながら、かなりの権力を持って活躍していました。
 それで、今から27年前の平成2年に彼は日本社会党(当時)の副委員長・田辺誠さんと一緒に北朝鮮を訪問しました。金丸訪朝団と後に呼ばれることになりましたが、ここで完全に北朝鮮のトラップにはまってしまいました。
 ハニートラップはなかったようですが、民主化で失脚した(殺された)チャウシェスク大統領のルーマニア、日本の創価学会、北朝鮮が得意としていた“マスゲーム”を現地で観賞して涙を流して感激したそうです。
 また、金日成主席に会えたことでも盛り上がってしまい、その後に大問題になる3党共同宣言なる変な合意をしてしまい、日本の償いという言葉まで入れてしまいました。政府の代表でもない、総理大臣の特使でもない人たちが勝手に結んでしまったわけです。
 それから、金丸さんの自宅からは刻印のない怪しげな金の延べ棒がたくさん出てきました。これも金日成さんから贈られたことは間違いないと言われています。そのほかにいくつもの北朝鮮疑惑が数多くあるのですが、親北(北朝鮮が好きな人たち)の代表格でした。
 とても僭越ですが、私が申し上げたいのは、政権党である自民党の内部で暗躍してきた左派の皆さんこそ、権力を持っているがゆえに、たちが悪いというか、危険な存在であるということです。野中広務さんや加藤紘一さん、河野洋平さんも同様でしょう。それに比べれば、一部野党や朝日新聞などは可愛いものかもしれません。
 それから、板門店を北側から視察した人たちは、もちろん全員ではありませんが、どうも信用できません。これは中国にも言えることなのでしょうが、使えると思った国会議員やマスコミ記者などには徹底したトラップを仕掛けてくるようです。橋本龍太郎さんがハニートラップに掛けられたことは公然の秘密と聞いたことがあります。
 政治家や新聞記者などの言動が、「えっ、どう考えても、そんなことをしたら、言ったら、日本の国益を損なうだろう」と思うことがときどきありますが、その背景には何らかのトラップがあったのかもしれません。毒まんじゅうを食べたらダメですね。