右「何かと大変な時期、わざわざ来てもらって、ありがとう」
左「とんでもありません、閣下。いの一番に私をご指名いただき、感謝感激雨あられでございます」
右「まあね。フランスのマクロンも、ドイツのメルケルも面倒くさいやつだし、イギリスやカナダじゃ、インパクトがないからね」
左「おっと、それは聞かなかったことにしておきます」
右「それと、どこぞの国が言うように、そっちはわが国の属国だから仕方ないよね」
左「これはまた、いきなり痛いところをさらりとご指摘でございますね」
右「それで、そのどこぞの国だが、そちらの本音はどうなの?」
左「ハイ!私は正直なところ、どうでもいいのですが、うちの党は中国が大好きな人が責任者でいますし、自分も総裁選でけっこうお世話になりましたので、お国のようにスパッととはなかなか‥‥」
右「なるほど。あの利権が背広着て歩いている人だね。あと、連立政党もずいぶん熱心に中国を応援しているよね」
左「えっ!そんなことまでご存知なんですね。ただ、情けないのですが、わが党の代議士はあの政党と一体の団体の支援がなければ当選できない人が多いんですよ。それ以上のことはご勘弁を」
右「ところで、沖縄の先にある何とか諸島だけど、いい加減、自分の力で守ったら。けっこう強い軍隊もあるんでしょう」
左「おっしゃるとおりでございます。しかし、お言葉をお返しするようで恐縮ですが、わが国には奇妙な左の勢力や自称リベラルとかいうのがいまして、未だに憲法を改正する準備のそのまた準備も進みません」
右「そうなんだ。それから、あなたもあなたの国の国民もちょっと勘違いしているようだけど、こっちもやることはやるけど、今までより責任を持って防衛してくれなきゃ困るからね。うちはそんなに甘くないよ」
左「厳しいお言葉で恐れ入ります。何せ、あの国とは貿易量がすごく多くて、そっちも無視できませんし。私も間に入ってそれなりに苦しい立場でございます」
右「それはこっちも似たり寄っただね。農産物とかかなり輸出しているし、香港や深センで儲けているやつも多いしね。むしろ、集近閉じゃなかった、3密じゃなかった、習近平さんって日本贔屓という噂もあるから上手にやったら」
左「これは閣下、適切なアドバイスをちょうだいし、感謝感激雨あられでございます。確かにそのとおりですし、あの国の人たちは言われているほど反日ではありません。どこぞの半島国家は知りませんが」
右「それにしても、感謝感激雨あられが好きだね。半島のあの国はもう赤組だし、あんまり相手にしなくれもいいんじゃないかな。しかも、あそこの大統領もそろそろ終わりのようだよ。それより、3密と日本の元首との引き合わせは絶対にダメだよ」
左「了解です!天安門のときもわが国は世界から猛反発を喰らいましたからね。学習が得意ではないわが国ですが、それは遵守しますから大丈夫です」
右「それは良かった。それじゃ終わりにしようか。側近が『閣下が感染すると重症化する』ってうるさいのですよ。まあ、お互いに苦労人同士なんだから、あまり疲れないように頑張ろうね」
左「もちろんでございます。今回はお声を掛けていただき、本当にありがとうございました。これでもうすぐ投票になる選挙も望みが出てきました。奥様にもよろしくお伝えください」