来年4月の統一地方選挙が最重要だ!

国民民主党の臨時大会が今日、開催されて新しい代表が決まります。総理大臣を決めることになる自民党の総裁選挙がすでに始まっている状況ですし、沖縄県の知事選挙も同様に全国的に注目されていますので、ちょっと影が薄くなっているこの選挙とその結果はあまり注目されていないようで、一線は引いている私も少し残念です。

ただ、その可能性はけっして高くないものの、次の総選挙で野党の組み合わせはどうなっているのか分かりませんが、新しい代表が内閣総理大臣に就任することもあり得ますので、頑張っていただきたいと期待しています。特に私の友人や後輩はこの党を選択している人たちが多いのでなおさらです。

そして、政権奪取を狙う政党ですから、国会議員が中心になることは当然ですが、来年4月には統一地方選挙がありますので、衆議院議員総選挙がない限り、まずは財政的に全国の地方議員や候補者に対する支援体制をしっかりとすることが大切かと思います。

都道府県議会や区市町村議会で、苦しい選択をして国民民主党に入党してくれた同志を党内のゴタゴタや野党共闘を巡る意見の違いなどで、これ以上、犠牲にしないでもらいたいです。地方議会や個人によって事情は異なりますが、その辺りを乗り越えて、彼ら彼女らにとっては来年のことを考えれば、必ずしも有利と思えない道を進んでくれている仲間を裏切ることは絶対にやってはいけないことでしょう。

それから、この政党ではやっと、基本的な政策については大きく異なることがなくなったので、国政レベルでより現実的な対応が望まれます。もう、モリ・カケは共産党や立憲民主党にお任せし、直近の党首討論のような議論を巻き起こすべきでしょう。また、与党や安倍首相の実績もきちんと評価して、その先を「私たちだったら」と提案することも良いと思います。「アベノミクスは完全に破綻した」ではちっとも意味が分からず、かえって逆効果です。

ただ、事態は深刻であることも間違いありません。政党支持率が60名を越える国会議員がいるのにゼロとか1とかでは話になりませんし、近日中のそれにご祝儀相場を含めて上乗せができなかったら、どうしようもなくなって末期的症状になってしまいます。でも、多くの都道府県議会選挙は中選挙区制、区市町村議会選挙は大選挙区制ですから、それほどの影響は受けません。だからこそ、前述の経済的・財政的支援が重要だと考えています。

なお、皮肉でも嫌味でもありませんが、離党届を提出していた柚木道義さんをけじめをつけて「除名」にしたことは本当に良かったと思います。どっちみち、「より大きな支援が期待できる」とか言って、立憲民主党に行くのでしょう。もちろん、立民が受け入れるかどうかは別です。

あとは以前にもお伝えしましたが、山井和則さんと今井雅人さんも離党して、左派抵抗政党の立憲民主党に行かれたほうが、今よりいっぱい活躍の場が増えると思います。常に自分だけが、自分たちだけが正しいと思い、過去の出来事をすっかり忘れて、特大のブーメランが後頭部に突き刺さる人たちには国民民主党はふさわしくありませんし、もとより、国民や有権者の信頼など遠い世界のことでしょう。

4割の引き下げが可能!?

確かに「国民の財産である公共の電波」はそのとおりなのですが、それにしても、政府の最高責任者の一人である官房長官が民間企業の携帯電話料金体系を具体的な数字を示して、厳しく批判するのはかなり異例ではないでしょうか。

菅義偉さんのこの発言が注目されていますが、NTT、KDDI、ソフトバンクの3社の系列会社はとても戸惑っているようです。なにか因縁めいた関係にも思えますが、携帯電話やスマホがなければ仕事もプライベートも何一つ進まない現状で、4割引になれば、利用者としては大歓迎ですね。

そして、以前から感じていたのですが、上述3社は総務省・公正取引委員会から年がら年中、注意や指導を受けているようで、モラルがあるのか、そうでないのか、まったく分からない不思議な企業です。サッカーだったらとっくにレッドカードで退場でしょう。

なお、今日の写真はJR阿佐ヶ谷駅南口にある大手携帯電話会社の店舗ですが、過去にもお伝えしたように、閉店から開店までの長い時間、煌々と明かりを点けたままにしています。もう、完全に東日本大震災から学んだことを忘れています。というか、わざと忘れたふりをしているのでしょうか。

裏口入学だけでない深い闇が?

東京医科大学の裏口入学事件については、先日、「裏口入学で起こるかもしれないこと」でこれからの危機についてお伝えしましたが、医療現場での問題はそう簡単なことではないようです。

もちろん、女性の合格率をあらかじめ低くすることなど論外ですが、そのことと診療科別の男女比率などは別の問題で、現状では上手い解決策はないようです。実際には不可能でしょうが、「◯◯男子医科大学」もありでしょうか。

そして、東京女子医科大学が男女差別であるという人はいないようですから、男子医大と◯◯女子医大が連携校として、医局、地域医療、診療科などを調整したらどうかなと思いますが、やっぱりダメでしょうね。

ところで、冒頭の事案は東京地検がかなり大掛かりに調べているようですが、タイトルのように裏口入学や講師紹介だけではないようで、とても深い闇が存在している気がします。でも、それがなぜか、ほとんど報道されていません。

それで、先日の記事の最後で、「今回の不祥事について、野党の二人の国会議員が関係しているではとの報道が一部にあるようです(後略)」と書きましたが、理由は分からないものの、依然として名前などは出てきていません。

しかし、私は「(この二人が事件に関与していることは)直接的にはもちろん、間接的にもそのようなことはありえないと強く願っています」とも書きましたが、どうもそうではないように思えてきました。

特に立憲民主党の衆議院議員で、眼科医でもある吉田統彦さんにはそろそろ一連のことを説明していただきたいのです。そう言えば、在宅で起訴された東京医大の前理事長・臼井正彦さんも同じ眼科医です。お金の流れも気になります。

さらに、総理大臣経験者の元女性秘書、コンサルタント会社代表者、元民主党幹事長、故・元法務大臣など、それほど親しくはなかったのですが、私が知っている方々がネットの世界とはいえ、写真付きで出ていることには驚いています。

実はコンサルタント会社の代表とは総理大臣経験者の元秘書(前述の方とは別人)の紹介で会ったことがあります。この秘書さんには大変にお世話になり、代表には1枚1万円のパーティ券を複数枚、購入してもらったことがあります。

さて、事の真相を明らかにするためにも、“まっとうな政治”を目指されている枝野幸男さんにはしっかりとお話しをいただき、これから起こるであろうことに危機管理の能力を示していただきたいです。

なお、当該の吉田統彦さんはご自分のホームページで、「誠実に、透明性を保ち、嘘をつかない」「人格修養がなされており、おかしなことをしない」「失敗や過ちを認め、謙虚に反省して教訓を生かす」と言われています。

最後になりますが、吉田統彦さんは現在でも月に2回、名古屋で休日診療をされていること、発展途上国の医師がいない地域でボランティアで診療をされてことが彼のホームページでアナウンスされています。

私は彼を存じ上げませんが、これらの活動は本当にご立派だと思います。でも、ネット上には掲載するのも恥ずかしい写真も出回っています。繰り返しますが、ご本人と立憲民主党のいわれなき汚名を晴らすために、表に登場してください。
(写真はご本人のtwitterから引用させていただきました)

本当に危険なのは自民党左派

かつて1年間だけですが、総理大臣を務められた福田康夫さんのインタビューが産経新聞のWeb版に載っていました。彼の今までの言動からすると多分、産経新聞はもっとも嫌いな新聞社のように思いますが、だからこそ、本音を語っているようにも感じました。当時を思い出すと、彼の「(私は)あなたとは違うんです」が象徴的で好きになれない方でした。

ですから、福田さんが南京大虐殺紀念館を訪問したことの感想などが中心の記事はだいたい予測できましたし、実際「また、言っているな」と思いましたが、さすがに、「中国が30万人の犠牲者が出たというのであれば、それを受け入れてですね」と語っているのには驚きました。南京事件についてはいまだに日本と中国の研究家などの間で死者の数は大きく異なっています。

それなのに、「中国が30万と言うのだから、日本は事実の検証を省いて、それに従うべきだ」と述べているわけで、これは日本にとっても、私たち日本人にとっても、かなり危険な発想で、少なくても自民党の、しかも総理大臣をやった人の発言とは信じられません。

そして、中国が「尖閣列島はわが国の領土だ!」と言い始めたのは海底資源が眠っていることが分かってからですが、福田さんの理屈では、「中国が尖閣列島はわが国のものだっと言っているのだら、それは中国のものだ!」となってしまいます。というか、すでに彼はそう思っている可能性が高いのではないでしょうか。

それから、以前にも金丸(信)訪朝団の記事で紹介しましたが、北朝鮮が本当にお付き合いしたかったのは友党の日本社会党(同行は副委員長だった田辺誠さん)ではなく、自民党の金丸さんだったことが明らかになっています。ちなみに、その金丸さんの自宅からは北朝鮮からもらった金塊がたくさん出てきています。

つまり、現在でも中国や北朝鮮が仲良くしたいのは、立憲民主党や共産党ではなく、政権を持っている自民党(公明党も)なのでしょう。中国と自民党幹事長の二階俊博さんとの関係が象徴的です。これには利権が伴っていて、古い話ですが、初めて台湾に行った三十数年前、外交部(外務省)の幹部は、「自民党は大陸との利権を優先して、私たち台湾を見捨てた」の嘆いていました。

さて、福田康夫だけではなく、鬼籍に入られているので申し訳ありませんが、野中広務さんや加藤紘一さん、それから、最近また、変なことを言っている河野洋平さんなど、自民党の中枢で活躍された皆さんこそが党内だけではなく、真正左派であったことは間違いありません。もちろん、彼らだけではなく、もっと多くの左派議員が現役で頑張っておられます。

ですから、表向きはともかく、3年数カ月の民主党政権を中国や韓国、北朝鮮はそれほど歓迎していなかったようです。やはり、彼の国々にとって大切なのは自民党であり、公明党です。とりわけ、今回の福田さんのように、深く理解を示してくれる政治家は大歓迎です。結局はタイトルのように、ここが日本にとって本当に危険な人たちで、野党は出囃子みたいなもの、パシリくらいにしか思っていないでしょう。

国民と立民の溝はさらに深くなった

今年の通常国会が終わりました。分かったのような、そうでないような国会でしたが、気がつけば、新しく政府が提出した法案の成立は9割を超えていて、2年連続で連立与党にとっては“大変よくできました”の結果でした。

そして、最後に可決されたIR実施法案はまったくとは言いませんが、つまらない内容だと思います。ギャンブル依存症対策が充分でないというなら、日本全国の駅前や国道沿いに星の数ほどある違法カジノ店を健全化することが遥かに重要です。

このことについては、別の機会にお伝えしますが、パチンコ関連団体は与野党ともにガッツリと食い込んでいるので、そう簡単には正常化することはできないでしょう。また、パチンコ店の輪番閉店がいつの間にかなくなったのも問題です。

さて、今日のタイトルですが、それを象徴する出来事が19日の参議院内閣委員会で起こりました。国民の矢田雅子さんがIR法案の附帯決議を読み上げていたとき、立民から、「なんでそんなものを読んでいるだ!」と強烈なヤジが飛んだことです。

仮定のことですが、もしも、UAゼンセン出身の国会議員がこんな汚いヤジが受けたら、私は心の中で、「ふざけんじゃない!」と叫ぶでしょうし、今回のことで、電機連合の皆さんは悔しい思いをされたのではないでしょうか。

その結果、彼女は泣いてしまいましたが、自由党の森裕子さんも鬼のような形相で抗議していましたし、その後ろで背後霊のように見つめている立民の有田芳生さんの表情も私にはとても印象的でした。

それで、政党や新聞社の友人に聞いてみると、国民と立民の関係は国会運営でかなり悪化していて、安倍政権に対してはこれからも部分共闘することはあっても、再び同じ政党や会派を構築することは絶対にありえないと言っていました。

なるほど、それはそうでしょう。立民は固定客を離さないために、今後も抵抗政党へとさらに純化していくでしょうし、国民はまさしくそのような路線から決別しようとしていますので、当然のことです。

また、この傾向は来年春の統一地方選挙や夏の参議院議員選挙に向けて、鮮明になっていくことは間違いありません。ただ、私は歓迎すべきことと思っていますし、それによって、有権者の皆さんの選択が分かりやすくなるでしょう。

それから、最終的にはどの政党に、どの候補者に一票を投じるかは個人の判断ですが、それを応援する団体、組織などはどちらにもいい顔をすることは無理になってきています。それでないと、そこの会員や構成員などが戸惑ってしまいます。

余談ですが、以前に不動産関係の政治団体の機関紙に、「私たちは政権政党を支持します」と書いてあったことに驚きました。けっして褒められるものとは考えませんし、節操がない人たちだと思いますが、こんなやり方もあるのですね。

なお、今日の写真ですが、消滅したと思っていたプラカード(横断幕)が復活しました。前述の森裕子さんたちが掲げていますが、山本太郎さんが委員長の原稿を奪取したことも含めて、自民党や公明党は大歓迎のようです。

(委員長の柘植芳文さんが予備の原稿をすぐに取り出して、それに気づいた山本さんがあわてて再び詰め寄ったものの、時すでに遅しで、採決が終わっていたのには笑ってしまいました。小沢一郎さんの演出より自民党が一枚上手だったようです)

「しめしめ、このまったく受けないパフォーマンスで、野党の支持率はまた下がるな」とほくそ笑んでいます。立民、共産、社民、自由の4党はこれからその度合を強めるのでしょうが、そろそろ、統一会派の結成が必要かもしれません。

立民代表の枝野幸男さんも本来のご自身の主張である憲法改正や集団的自衛権について完全に封印してまで“まっとうな政治”を唱えているわけですから、国民を除いた先鋭化した野党共闘こそがこの党の選ぶべき道でしょう。

最後に国民民主党ですが、現在は確かに支持率は低く残念なものの、健全野党はこの国にとって、国民にとって必要なことは言を俟ちません。僭越ながら、苦しい時期はまだ続くと思いますが、無意味な抵抗戦術は4党に任せ、王道を進んでください。

フランス革命記念日軍事パレード

フランスの中東、アフリカ、インドシナなどに対する過酷な植民地支配については山ほど文句がありますし、フランス革命は国内の出来事ですから、外野が余計なことを申し上げませんが、その実態はかなり悲惨なものでした。

それで、そのことは置いておいて、数日前に革命記念日の軍事パレードが開催されましたが、これは世界的にも超有名な大イベントで、今年の行進の先頭はわが国の自衛隊でした。ちなみに、昨年のそれはアメリカ軍でした。

写真の中央は主催国の仏軍、左側は日本と並んだシンガポール軍で、陸上自衛隊は新しい制服を着用し、二人の女性自衛官を含めた7名の堂々の行進は第32普通科(歩兵)連隊です。場所はパリのシャンゼリゼ通りで、後は凱旋門です。

そして、国旗(日章旗)と自衛隊旗が掲げられています。自衛隊旗は別の言い方をすれば「旭日旗」で、海上自衛隊では自衛艦旗となり、これは自衛隊法できちんと定められています。

それから、話題は少し異なりますが、ヨーロッパの主要三カ国の中で、イギリスもドイツも政権が揺らいでいます。その状況で、マクロン大統領も支持率はけっして高くありませんが、彼とはしっかりお付き合いする必要があるでしょう。

その意味でも、両国で物品役務相互提供協定が署名されたことはとても良かったと思いますし、まさしく本日、日本とEUの経済連携協定(EPA)が東京で署名されます。マクロン大統領が秋に訪日されることも楽しみです。

やっぱり動き出した日朝議連

「そろそろ動き始めるだろうな」と思っていた超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」という団体が、先月の21日に総会を開いたようです。かつて、同じような名称の「日朝友好議員連盟」というのがありましたが、私には両者の違いはよく分かりません。ですが、多分、後継組織みたいなものでしょう。

それで、前者の議連の参加議員はあまり多くないようですが、会長さんは社民党や立憲民主党所属ではなく、自民党の衛藤征士郎さんという衆議院副議長も経験された方で、議連の主張は、「正常化は朝鮮半島や東南アジアの平和と安定に資するし、そのための議員外交を行う」ということのようです。

もちろん、“議員外交”は大いに結構ですが、昔の金丸訪朝団のように3党(自由民主党、日本社会党、朝鮮労働党)共同宣言のようなことは間違っても行わないようにお願いします。ただ、左派抵抗政党であった日本社会党の実質的後継である立憲民主党はそんなに問題ありませんが、自民党の何人かは警戒が必要でしょう。

それから、そんなことはありえないと信じますが、絶対に「拉致より正常化が先だ!」などと先走りされないことが大切と思います。というのは、「国交を結び、大使館を開設し、その後に日朝合同で拉致被害者を調査する」などという発言が出始めていることがとても心配だからです。

また、先日の中朝首脳会談のパロディー文章を書きましたが、どうも本当に、「今、拉致被害者が返ってくると、安倍の人気が上がり、政権の支持率が高くなってしまう。だから、返ってこないほうがいい」と考えている人たちが、日本の政党、マスコミ、労働組合、大学などに存在しているようです。

それぞれの個人や組織、団体にはそれぞれの考え方や主張、政策などがあって当然ですが、信頼している友人の記者は、「極めて残念だが、安倍さんが理屈抜きに憎く、北にシンパシーを感じている人たちは確かにいる」と教えてくれました。まあ、安倍が嫌いと北は好きまでは理解できなくもありません。

しかし、だからといって、拉致被害者が返ってこないほうがいいは論外のことですし、そんな人が国会議員を務めているとするならば、悲しくなってしまいます。僭越ですが、そんな議員は即刻、辞職してもらいたいですし、というか、それまでして、朝鮮民主主義人民共和国と金一族に忠誠を尽くす理由はどこにあるのでしょうか。私はさっぱり分かりません。

ところで、東京都議会にも「日朝友好議員連盟」というのがあり、今はどうなっているのか分かりませんが、所属議員の名前は非公開で、中には日韓友好議員連盟や拉致議連にも重複加盟をしていた強者がいたことを思い出しました。自民党の都議も参加していたのですが、朝鮮学校への補助金問題の根っこは過去、ここから始まっていたのです。

新潟県知事選は勝てたかも!?

私の母の実家は新潟県長岡市で、妻のそれは同柏崎市ですので、それほどではありませんでしたが、知事選挙には少し興味がありました。結果はご承知のとおり、自民党と公明党などが応援した候補が勝利しましたが、その差はわずかで、冷や汗モノでした。つまり、野党統一候補が何かを上積みするか、何か余計なことをしなければ、勝った可能性が高かったと思います。

それで、そんなことを考えていたら、元高級官僚で、現在は体制批判の先頭で頑張っていらっしゃる古賀茂明さんが明瞭なことを言われていました。候補者の応援に行かれたときの感想のような文章で、少し長くなりますが、その一部を引用します。

「それは敵失に乗じた安倍批判だけでは、野党は自公に勝てないということだ。池田陣営の応援弁士のほとんどが森友・加計問題への自公の対応を面白おかしく批判した。それはそれで、的を射ていて、正しい批判ではあった。ただ、その演説は、太鼓をたたいて気勢を上げる『市民連合』には内輪受けしても、その様子を遠巻きに眺める一般市民には響かなかったようだ。私が声をかけた高校生たちの中には、『キモイ』と拒否反応を示す人も結構いたほどだ」。

とても生意気ながら、私が繰り返して取り上げてきたことばかりで、その意味では、古賀さんはやっと気がついてくれたのだなと率直に感じました。モリカケに関すれば、参議院議員の森ゆうこさんは、与党側の候補者がかつて大阪航空局長であったことをまったく関係ないのに、いわゆる森友問題と結びつけるように演説していたと、県内の友人から連絡がありました。

さらに、古賀さんと同様、安倍批判の急先鋒である評論家の佐高信さんは、「安倍晋三は拉致問題を食い物にして首相になり、無責任なことやってる。本当に拉致問題を解決したいなら平壌に乗り込め。そして帰ってくるな」とか「安倍のバカなバカ騒ぎを打ち破るためにも絶対に勝たないといけない。自民党に天罰を、公明党に仏罰を」と絶叫したそうですし、大学教授の山口二郎さんは、「もう腐った男はいらない。女性の知事を実現させるべく、力いっぱい戦っていただきたい」と声を上げていたとのことです。

「腐った男」とはどのような状態を指すのか、「腐った女」はいるのか、私には理解できませんが、上述のさまざまな余計なことをしなければ、言わなければ、まったくの想像ですが、女性知事候補者は勝利の二文字を得ていたように、私には思えるのです。古賀さんももう少し早く気がついてくれていれば良かったですね。

それから、その新潟の民進党県連が会議を開催して国民民主党に移行することを決定したものの、党員やサポーターの95%が離党してしまったそうです。新潟県は野党の国会議員が多いのですが、これでは、国民民主党と立憲民主党の再統合など夢の夢にも出てこないでしょう。実際、国会では運営方針を巡って両党の隙間は毎日、拡大しているようで、まさしく近親憎悪が深くなり続けると思います。

いずれにしても、国民の皆さんがそんなに望んでいなくても、官邸と自民党&公明党の高笑いが聞こえてきますし、モリカケが続く限り、安倍一強はますます盤石になっていきます。保守系のある国会議員は、「古賀さんみたいな人が増えてくると困るよ。野党のモリカケとちっとも受けないパフォーマンスが未来永劫、続いてもらいたいな」と声を低くして言っていました。なるほど。
(写真出典:ウィキメディア・コモンズ)

国民民主党の支持率が社民党より低い!?

放送局や新聞の政党支持率もこのところ、けっこう固定化してきていますが、直近で発表されたNHKのそれにはとても驚く数字がありました。それは、できたばかりの国民民主党の支持率が1.1%で、国会議員総数がわずかに4名の社民党が1.2%だったことです。国民民主党は当初の目論見より減ったとはいえ、衆参で62名を擁する政党ですからなおさらです。

もちろん、この数字は誤差の範囲でしょうし、国民民主党が上回っている調査結果もあります。ただ、産経新聞&FNNはどうゆうわけか立憲民主党の支持率は各社の中でもっとも高いのですが、それはそれとして、国民と社民は同じ0.8%でした。何だか悲しくなってしまいます。

そして、冒頭のとても驚いたというのは、やはり、「NHKの世論調査が一番信頼できる」とも思いがあることからです。過去はこれに警察調査が並んでいましたが、現在では諸般の事情でほとんど明らかになっていません。それを調べているセクションが人員整理されたのでしょうか。

ところで、私の多くの信頼している後輩の地方議員たちは国民民主党籍を選択していますし、来年夏の参議院選挙でも旧・同盟系労組の多くの候補者は国民民主党公認で立候補するようです。ですから、何としてもこの政党には頑張って欲しいと願っているのです。

しかし、この支持率では政権を再び狙うどころか、参議院選挙や統一地方選挙、そして、そう遠くない時期(今年中も可能性あり)にあるであろう衆議院議員選挙まで保つのかどうか心配になってきました。

実際、それまで激しく対立していた旧総評系の全逓と旧同盟系の全郵政が合併したJP労組は立憲民主党公認で戦うことを決めていますし、全国大会で中央執行委員長は、「直近の選挙で支持率が高いのは立民だ。何より勝利を勝ち取るため、立民から擁立する」(読売新聞)と率直に言われています。

また、同じ新聞社の記事で私の出身母体だったUAゼンセン幹部が、「支持率が5%程度まで上がらないと戦いにならない」と漏らしたとも伝えられています。なので、ますます不安が募ってしまいます。飛躍的に支持率を伸ばすのは難儀でしょうが、繰り返し、頑張ってもらいたいと願っています。

ここからスタートの「森友問題」

6月3日にTBSで放映された“時事放談”で、立憲民主党代表の枝野幸男さんが、財務省の決算文書改ざ問題の調査結果が発表されることについて、「全貌解明に向けここからがスタートだ」みたいなことを言っていました。私は少し前に“ず~っと「モリカケ」やってたら!”とのタイトルで記事を載せましたが、なるほど、予想どおりになりました。

しかし、16カ月も“もりかけ”専業していて、さらに「ここからスタート」ですから、多分、首相の安倍晋三さんが辞めない限り、果てしなっく続くのでしょうし、加計学園の方も何だかよく分からない知事が参戦してきましたので、まさに、「一生もりかけ、ランチのお蕎麦はやまかけ、何が何でももりかけ、美味しいごはんにふりかけ、死んでももりかけ、お代は後でねうりかけ」なのでしょう。

ただ、立憲民主党の場合は特にほかの政策なども無いようですし、コアな支持者は60歳以上の皆さんが多く、とにかく「安倍は大嫌いだ!」の人たちですから、戦術&戦略的には間違っていないと思います。逆に緊張を増す北東アジア情勢や消費税増税への対応などを問いただすことは望んでいないようです。そんなことをしたら、ただでさえ、低下気味の支持率がさらに下がってしまうでしょう。

それから、今日の写真は私のブログやSNSで何回も使いまわしして申し訳ありませんが、「燦然と輝く森友5人衆」との絵解きはいかがでしょうか。このあと、籠池宅に皆さん仲良く入っていったのですが、そこでどんな会話がされたのか、いまだに明らかになっていません。どなたでもけっこうですから、説明責任を果たしていただきたいと願っています。

一方、財務大臣の麻生太郎さんはお辞めになられたほうがよいと思います。やっぱり、けじめは必要ですし、そもそも、こんな状況で大臣を続けることは彼の美学に反するような気がします。辞任しても安倍さんの総裁3選にはそれほどの影響はでないでしょうし、腐りきった財務省を擁護しているようでかっこ悪いです。いま辞めれば間違いなく麻生さんの株は上がると思います。

それにしても、野党はなぜ?財務大臣の不信任案を出さないのでしょうか。なぜ?内閣不信任案を出さないのでしょうか。なぜ?内閣総辞職を!と言っても、解散総選挙を!とはけっして言わないのでしょうか。私には不思議で仕方ありません。「不信任案の提出も視野に入れている」などとケチな言い方は情けないですし、何かにビビっているのでしょうか。

なお、個人的には今井雅人さん(写真右から二人目)、柚木道義さん、山井和則さんは立憲民主党に行かれたほうが活躍の場があったように思っていますので、そこだけが残念で仕方ありません。その今井さんは4回の選挙をすべて異なる政党の公認で戦い、これまたすべて比例復活したという、なかなかユニークで忙しい方ですね。

それと、少し前のことですが、今井さんは立憲民主党の国会議員と一緒に“アポなし”で加計学園までわざわざ出かけて、理事長が不在で空振りしました。でも、その立憲民主党の最高幹部が加計学園の事務責任者が愛媛県知事に謝罪に行って会えなかったことを、「どうして、中村知事が不在な時に訪れるのだろう。 知事がおられる時にアポを取るべきではないか」と言っていたのには驚きました。

頑張れ!増田裕一さん!

先日も登場してくれた杉並区議会議員の増田裕一さんですが、新しく設立された「国民民主党」に所属し、その都連では広報委員長に就任されました。また、区議会では引き続いて会派の幹事長として活動されています。

それで、杉並区では今月の24日に区長選挙と区議補欠選挙(定数2名)が行われますが、全体の改選は来年4月の統一地方選挙として執行されます。もう、1年を切っていますし、本格的な準備行動もそろそろ始まるでしょう。

もちろん、私も彼の4期目の挑戦に向けて、できることは何でもやろうと思っています。旧・民主党と民進党もいろいろなことがあり、特に地方議会レベルではいさかいがあるわけではありませんが、けっこうややこしい状態になっていることは事実です。

また、それによって、厳しい環境の中で来年の区議選を戦わなければなりません。今後の国民民主党の支持率が気になるところですが、その政党を選択した増田さんは偉いと思いますし、何としても4選を勝ち取らなければなりません。

なお、写真は本文とあまりふさわしくありませんが、ほかの同志の皆さんと心合わせの懇親会をしたときのものです。炙り寿司は美味しかったですし、名前は忘れましたが、パンを濃厚なスープみたいなものに付けて食べたら、こちらもいいお味でした。

ず~っと「モリカケ」やってたら!

写真は先日の衆議院・厚生労働委員会での採決の風景です。お馴染みの、お約束の田舎芝居ですが、いつまでこんなことをやっているのでしょうか。ユニークだったのは国民民主党は物理的な抵抗はやらないと決めましたので、これまたお馴染みのわれらが柚木道義先生が両手を広げて、鳥の羽のようにパッタ、パッタとやっていたことです。

私はてっきり、彼は立憲民主党に移籍したものと思っていたのですが、委員長席の周りでは活躍できないので、この意味不明な行動に出たのでしょう。まるで、与党委員に「さあ!立って!」と扇動しているようで、いつもながらとは言え、呆れるを完全に通り越して笑わせてくれます。

ところで、上述のように、原則ではありますが、国民民主党は審議拒否をしないという方針はとても良いと思います。これで、同じ根っこと思われていた立憲民主党との差別化ができ、選挙のときの有権者の皆さんの判断に有効になりました。立民はそのこともあり、さらに抵抗政党の純度が高まっていくでしょうが、コアな支持者は大歓迎ですから、何の問題もありません。

それと、一部の評論家などが、「国民民主党=民社党・同盟」「立憲民主党=社会党・総評」みたいなことを言っています。来年夏の参議院議員通常選挙で連合の候補者がどちらの政党を選択するかという視点からなのでしょう。立民=社会党・総評はほぼ正解ですが、国民=民社党・同盟はそれほど当たっていませんし、特に安全保障政策についてはかなりの差があります。春日一幸さんや佐々木良作さんがご存命であれば、びっくり仰天でしょう。

それから、こちらもユニークさでは柚木先生に後塵を拝することのない国民党共同代表の玉木雄一郎さんが再び、“この人、大丈夫かな?”と心配することをtwitterでつぶやいていました。曰く、「4000ページの資料はいろんなことを教えてくれる。やはり『安倍晋三記念小学校』として申請されていたわけだ。大阪教育庁の私学課から私たちが聞いた話が真実だと裏付けられたことになる」だそうです。

正直なところ、こんなことはすでに明らかになっていたことですし、その名前を使ったのは希代の詐欺師・籠池泰典容疑者です。それを自慢げに、安倍さんの関与を疑わせる言いっぷりはいかがなものかと思います。4千ページを読み込むのは難儀だったでしょうが、あまりにもお粗末と言わざるを得ません。もう一人の代表である大塚耕平さんに一本化したほうが良いと思います。

ところで、ときどき登場する友人の記者が面白いことを教えてくれました。「野党が徹底した審議拒否を貫くと言って、4条件を示して、『一つでも欠けたら審議には応じない』と元気だったけど、何一つ与党が飲まなかったのに、いつの間にか復帰しただろう。どうしてか分かる?」と私に聞いてきました。

私は「それは世間というか、国民の皆さんから『税金ドロボウ!』とか、批判が激しくなってきたからじゃない」と返すと、「まあ、それもあるけど、本当は“野党が審議拒否しても、国会がちゃんと回ってしまうことを国民に知られてしまうのを恐れたからだよ」と諭すように言いました。

確かに委員会審議なども委員長職権で開催し、野党の質問時間は与党の議員も答弁する大臣などもただ座っているだけと、変な光景を私たちは見ていました。一見すると、「ムダなことやっているな」となりますが、民主主義は手続きを重ねることが大切ですから、与党はあまり褒められたことではないものの、相手が出てこないのだから、戦術的には間違っていないでしょう。

それにしても、さんざん審議拒否しておいて、今度は「空回しした分、俺たち私たちの時間を返して、もう一回やり直せ!」とはどの口が言っているのでしょうか。これでは、支持率が上がらないばかりか、下降していくのも当たり前です。もう、どこまでも、いつまでも“モリカケ”やっていればという暗い気持ちになってきました。

なお、もの凄く久しぶりに開催された党首討論で、立民代表の枝野幸男さんと共産党委員長の志位和夫さんは、モリカケ一本で勝負をかけていました。二つの政党の立ち位置からすれば当然のことですでしょう。しかし、例によって新しい事実は一つも出てきませんでしたが、どうやら、連立政権や自民党は野党がこればっかりやってくれることを影では歓迎しているようです。そのことは枝野さんも分かっていると思いますが、ほかにやることがないのでしょうか。

気になる山口公明党代表の発言

1年数カ月間、その度に「さらに疑惑は深まった」のモリカケですが、結局は総理大臣の安倍晋三さんの違法、不正行為を裏付ける証拠は何一つ出てきません。そんな辛い状況で、3年前の2月に安倍さんが加計学園の理事長と面談したとされる愛媛県の内部文章が国会に提出されました。私は安倍さんは加計さんと19回会ったと認めていますので、今さら“だから何なの?”という思いですし、出典元の愛媛県知事はすでに、「もう、私に構わないでね」という態度です。

そして、いつものように野党の対応はゴム印のように同じですが、私は公明党代表の山口那津男さんの22日午前の記者会見の発言がとても気になりました。彼は「当事者である首相も、加計氏も面談を否定している。一方、出された文章はまた聞きのままた聞きというような伝聞を重ねている要素もある」と言われています。

また、これもすっかり定番になった野党による国会招致要求ですが、対象者の愛媛県知事の中村時広さんについて、「自分の直接経験したことに基づいて表現するのが真実に近づく要素だ。中村氏はまったく自身の経験ではない(後略)」と至極真っ当な考えを示されていました。

ところで、自民党と公明党の連立政権も1999年以来約20年になります。もちろん、すべてが順風満帆ではなかったものの、お互いに利益があったのでしょう、鉄板に近い状態までになっています。特に第二次安倍政権では、両者が密接な連絡調整体制を維持していて、何か問題があればすぐに報告し、理解を得るようにしているようです。

しかも、公明党も代表の発言や認識が間違っていたとすれば、世間からというより創価学会から猛烈な批判を受けます。今回はそうではありませんが、特に異性問題には彼女たちはすごく敏感です。ということで、安倍さんは今回のことについて、絶対的な自信を持って山口さんに伝えているでしょう。でなければ、ここまで踏み込んで山口さんがわざわざ語ることありません。

一方、いちいち発言した人の名前は載せませんが、「一国の総理大臣が国会の場で国民にウソをつき通してきたことにつながる」「資料を整理すると、総理がこれまで発言していた内容がうそである蓋然性が高まった」「一読しただけでも驚きの衝撃的な内容だ。安倍総理の国会答弁が事実と違っていた可能性が相当高まった」などと、野党の皆さんは驚いた姿勢を見せています。

ただ、ちょっと落ち着いて振り返ってみると、今までもこんなことの繰り返しでしたし、よく読んでみると、“つながる”とか“蓋然性、可能性が高まった”と断定はしていません。万が一のケースを想定して上手に逃げ道を作っているようです。いずれにしても、近日中に勝敗が明らかになるでしょう。

なお、獣医師政治連盟から多額の献金をもらっていた玉木雄一郎さんはちょっと見立てが違っていて、「もう詰んだ。愛媛県作成の新たな文書で、総理のウソが明らかになった。2017年1月20日に初めて獣医学部を作りたいことを知ったと言うのは真っ赤なウソだ。少なくとも2015年2月25日に加計理事長と面談した時点で『新しい獣医大学の考えはいいね。』と言っているではないか」投稿しています。“もう詰んだ”とか“真っ赤なウソ”とは思い切った表現ですね。「この人、大丈夫かな」と再び心配で仕方ありません。
(写真出典:公明党ホームページの5月23日のニュース欄より)

大丈夫?玉木雄一郎さん

先日の記事で、「(国民民主党は)立憲民主党の議席を下回れば野党としての指導権をずっと握れませんし、直後の支持率が5%を下回れば悲しい未来になってしまいそうです」と書きました。正直なところ、立民を上回る支持率はかなり難しいと思っていましたが、期待していた5%どころか、NHKの1.1%を始め、各社の調査は軒並み著しく低い数字でした。

それだけでも悲しい現状ですが、この党の代表者の一人である玉木雄一郎さんの発言にはびっくりしました。ぶら下がりの記者の質問に答えて、「いや、ゼロでなくてよかったです」。結党のときは“ゼロからの出発”と言っていましたから、彼にとっては何のためらいもなかったのでしょうが、この人、政治家として、リーダーとて大丈夫でしょうか。予算委員会での感情が制御できない姿もすごく心配でしたし、「親からそろそろ国会に出たほうが良い」みたいな発言に至っては、誠に失礼ながら、小学校レベルではなく、幼稚園のそれでしょう。

それで、わが国には良い意味で“ご祝儀相場”というものがありますが、当初の予定よりは参加議員数が少なくなったとはいえ、民進党と希望の党の支持率を合わせたより、新党のそれが減少している原因はどこにあるのか真剣に考えないと、この党はお先真っ暗になってしまいます。そう言えば、国民民主党の結党大会もまったく盛り上がっていなかった聞きました。

一方、もう一人の代表である大塚耕平さんもいかがなものかと感じたことがあります。それは彼が「あまり偏った野党では政権には絶対に近づけない。ずっと野党でいる気なら、どうぞあちらに行ってください」と、立憲民主党を意識して至極真っ当なことを言ったのに、そのあとすぐに詫びを入れたことです。誰かに言わされたのでしょうか。しかも、安倍さんには「新党結成、おめでとうございます。切磋琢磨していきたい」と慇懃無礼に言われていました。

立憲民主党は繰り返しますが、日本社会党の再来の左派抵抗政党です。日本には共産党とは異なる左派の人たちがそこそこいますから、その受け皿になっていることは大きな存在意義があると考えています。つまり、それほどの理屈はなくても、自民党は嫌いだ、安倍はもっと嫌いだという皆さんのための政党が必要ということです。

それから、私がさらに不安になっているのは、来年4月に行われる統一地方選挙で多くの同志や後輩が国民民主党公認で立候補する可能性が高いことです。立憲民主党とは一応の棲み分けみたいなことになりましたので、一安心していましたが、自分の認識が完全に甘かったことを猛省しています。

また、その選挙の数カ月後の参議院議員選挙も同様です。前述のNHKの調査では国民民主党に期待するは僅かに8%でした。支持率もそうですが、少ないと言っても60名以上の国会議員がいるのに、このような数字は憲政史上、初めてではないでしょうか。そうなると、「国民から立候補する予定だったが、立民に行こうかな」とう組織が出てきてもけっして不思議ではありません。

いずれにしても、民主党から何回も名前を変更し、代表をすげ替え、他党と合併し、潜り込み戦略を図り、ちっともウケないパフォーマンスを連発し、自身の過去の言動をすっかり忘れて特大ブーメランを投げ続け、新しい事実はまったく出てこないのに「さらに疑惑は深まった」としか言わず、そのすべてが失敗した結果が残念ながら、目を覆うような現状なのでしょうか。

いま言っても詮無いのですが、苦しくても辛くても「民主党」をしっかりと維持して頑張っていれば、国民の皆さんの評価も違っていたかもしれませんが、現在の極めて情けない状況では政権奪取など、夢の夢にも出てこないでしょう。健全な野党が絶対に必要だと私は思っているので、こんな現状は辛くて仕方ありません。

大阪地検のリークはどうなったのか

衆議院議員の江田憲司さんがご自分のTwitterで、「大阪地検の女性特捜部長のリークがどんどん出てくる」と投稿して、けっこう話題になり、私もそのことについて記事を載せましたが、その後、不思議と静かになってしまいました。どうなってしまったのでしょうか。

それで、その江田憲司さんですが、私はお会いしたことはありませんので、人物像は不明です。ただ、いつも、「私は通産官僚だった。私は橋本総理の秘書官だった」と言われているのは覚えています。あとは以前に、TBSの“サンデー・ジャポン”によく出演されていたことも同様です。

そして、私の記事に対して彼をよく知っている方からのコメントがあったのですが、それによると、江田さんは高潔路線を仲間にも強いる人物だそうです。であれば、やはり、あの投稿は間違いなく事実だったのでしょう。友人の記者も「そんなこと、当たり前だろう」と言っていました。

でも、その新聞やテレビは“報道しない自由”をフル稼働しているようです。確かにその友人も、「だって、検察や警察からの情報もらわなければ、何も記事は書けないじゃないか。こっちだって、夜討ち朝駆けでけっこう大変なんだから」と、悪びれた感じはまったくありませんでした。

ところで、国権の最高機関である国会で、刑事事件について捜査状況を議員が質問すると、法務省刑事局長が立ち、「個別、具体的案件については捜査に支障をきたす恐れがありますので、答弁は控えさせていただきます」が定番になっていますし、警察の場合も警察庁刑事局長が出てきて同じことを言います。

もちろん、それらのことに何の異存もありません。しかし、その一方で検察官は特定の報道機関に捜査情報を流し続けていることを疑う人はいないでしょう。たまにフライングをしたり、検察に都合の悪いことを書いたり、言ったりすると、出入り禁止になります。だから、記者さんたちも検察に逆らうことはありません。

何かおかしいですよね。だって、検察は自分たちに不利になること、逆に言えば、容疑者に有利になることは絶対にリークしません。これって、明らかに情報漏えいだけではなく、明らかに「情報操作」でしょうし、冒頭の女性特捜部長のことも同様で、報道機関が、「関係者への取材によると」から「捜査機関への取材によると」と言い換えても何も変わっていません。

私はこの国の検察などの捜査機関はとても優秀だと思っていますし、検事総長の就任記者会見で、「悪いやつを眠らさない」「被害者とともに泣く検察」は本音でしょう。ただ、だからといって、一人ひとりの検察官が判事や弁護士と比較して、高い人間性や倫理観、正義感を持っているとは考えていません。

事実、件の大阪地検特捜部は今からそう遠くない2010年、まったく罪のない厚労省の女性官僚をでっち上げ逮捕し、完全な冤罪事件を作り出しました。その後、無罪が確定しましたが、検察組織トップである検事総長が辞任するという最悪の結果になりました。このときも、マスコミに対して容疑者があたかも犯罪人であるようなリークが行われていました

検事の世界だって当然、出世争いや点数稼ぎはあるわけですし、将来、“ヤメ検”で営業するときには、現役時代の活躍、評判がとても大切です。そんなことを少しだけ意識しながら事件を見ていくと分かりやすいかなと思っています。報道機関の皆さんも検察や警察ネタだけに限りませんが、浅草寺の鳩ポッポのように、口を開けて餌をもらうだけは止めましょう。

くっきりと分かれた「立民」と「国民」

政治の世界でも“まとまる”というのは良いことと思いますし、もともと同じ政党に所属したいた議員さんが多かったのですから、私など何もできませんが「国民民主党」の将来に期待させていただきます。特に来年の4月には統一地方選挙が、同7月には参議院議員選挙があり、数多くの先輩、同僚、後輩がこの党公認で立候補を予定していますので、頑張っていただきたいと思います。

それで、国政選挙の参議院ですが、私はどうしても、どなたがが立憲民主党からで、どなたが国民民主党からお出になるのか、気になって仕方ありせんでした。特に組織力、とりわけ、連合加盟の各産別の力量が投票数によって明らかになる比例代表が注目されます。

そして、今回で旧・民進党系の2党がそろったところで、すべてがそうなるとは思いませんが、かなり絞り込んだ政党選択が行われるようです。立民にしても国民にしてもそれで何の問題もないでしょう。これは、その産別(それに加盟する単組も)や組合員にとっても分かりやすくなり、良いことだと考えています。

まず、立憲民主党は左派の立ち位置から、いち早く自治労日教組などの公務員チーム、そして、左の路線が強い私鉄総連がこの党からの立候補を決めています。そして今回、情報労連(その中心はNTT労組)はどうされるのかなと思っていましたが、来年に改選を迎える方と2年前に当選された、いわゆる組織内議員お二人は立民に入党されています。

ここまでは、いずれも連合ができる以前には「総評」に所属していましたので、ある意味、当然のことでしょう。ただ、総評系の全逓と同盟系の全郵政が合併してできたJP労組はどちらの選択肢になるのでしょうか。すでに現職の参議院議員は立憲民主党に移籍しましたので、同じ組織で一人は立件、一人は国民というのは組合員が理解することが難しいと思います。

一方、国民民主党でも過去のことですが、「同盟」に所属してた産別組織内議員がまとまって入党しています。UAゼンセン電力総連自動車総連などです。あとは前回の参院選で組織内候補を落選させてしまった基幹労連は捲土重来するのか不明ですしJR総連最大の集票マシーンであるJR東労組では組合員の大量脱退が現在でも進行中ですから、かなり難しいのかなと思います。

それから、総評や同盟時代には「中立労連」というナショナルセンターがあり、そのの中核は電機連合(旧・電機労連)でしたので、こちらもどのような選択をされるのかなと思っていましたが、すべてが民間企業ですし、お二人の組織内議員は国民民主党に入党されましたので、来年夏はこの党で勝負されるようです。

やはり、政党と労組は支持協力関係にあるのですから、より政策が近い、より現場の組合員が積極的に投票したくなる政党を選ぶのが正しいことではないかと考えていますし、このことはお互いの勢力からも言えることで、すっきりします。また、政党名を意識的に隠したりせず、立民でも国民でも堂々と名乗ることも大切ではないでしょうか。
(写真出典:連合と国民民主党のホームページ)

徹底して審議拒否を貫こう!

私の知人から先日、「門脇さんがブログなので、『野党は審議拒否と内閣不信任案提出で、安倍政権を解散・総選挙に追い込め』みたいな記事を書いていましたが、あなたの今までの政策や行動からして、本当にそう思っているのですか?」と聞かれました。日ごろ、自分の記事などを読んでいただいている皆さんからすれば当然のことと思います。

それで、皮肉でも嫌味でもなく、「本当にそう思っています」。その理由は特段ややこしいことではなく、一言で表せば“それしか生き残る道がない”からです。民主党政権を誕生させていただいたとき、その大きな原動力になったのはけっして左派の皆さんではなく、中道や穏健保守の皆さんの協力があったからです。

しかし、とても残念ですが、この方々は二度と戻ってくることはないでしょう。共産党を混ぜての野党6党のサボタージュ共闘が継続しているのですから、この風景を見ている良識的な人たちは、安倍晋三さんがそんなに好きでなくても、野党にシンパシーを抱くことはありません。

そして、このことも以前にお伝えしましたが、それぞれ、50名以上の国会議員を抱える民進党と希望の党の支持率が1%とゼロ%という極めて異常な事態ですし、健闘しているといっても、立憲民主党のそれも左派固定客だけで、自民党の三分の一に過ぎません。日本の民主主義にとって憂慮される状況ではないでしょうか。

つまり、「あのお店のうな重は最近、老舗をいいことに不味くなってきた。だったら、まで食べたことないけど、少し先にあるお店に行ってみようか」とここまでは良かったのですが、「なんだ、評判が少しいいと思ったら、前の店より酷いな。大将も少し反省しているようだから、やっぱり、元の店で食べよう」となってしまいましたし、その後、少し先のお店も仲違いして、食べ物屋さんとして成り立っていません。

ですから、「日本の民主主義は底が抜けてしまった」と辻元清美さんが嘆いても、上述のように、自民党の支持率はほとんど下がらず、野党のそれはほとんど上がっていません。こうなると、新規のお客さんは見込めませんから、従来の固定客を大切にしなければなりません。その層はいわゆる“左派”の皆さんで、「自治労や日教組が立憲民主党の支持に舵を切ったことは懸命な選択」と載せたことも同じです。

もちろん、これを続けていれば政権を奪取することは不可能でしょうが、今の野党がそれを望んでいないというか、「そんなこと、ほとんどの野党議員は考えていないよ」と当の野党議員が言っているのですから、間違いないでしょう。しかも、かつての日本社会党のように一定の議席を確保することは十分にできますので、それしか考えていないようです。

ただ、不思議なことに、4条件が一つも実現していなのに、世間の批判を恐れて審議に復帰する動きがあることですが、辻元清美さんは、「覚悟してやっている」と言われていましたので、ここで撤収してしまえば、それは恥ずかしいことですし、与党議員から、「じゃー、今までの審議拒否は何だったんだ」とバカにされてしまいます。国民の皆さんも、「良かった!審議に戻ってきてくれて」などと思う人はほぼ皆無でしょう。

それにしても、本会議や委員会を欠席して、議事録もなく、おなじみのメンバーで、肝心なことは答弁権限がない官僚を相手に勇ましく質問している光景は失礼ながら、笑わせてくれます。こんなこと、もう80回以上もやっているそうです。写真中央には川内博史さんが陣取っていますが、彼の偉そうな態度がこのなんたらかんたらヒアリングの実態を象徴しているようです。

もっとも、物事が分かっている、社会をきちんと見る力のある議員はすでに撤収するか、初めから参加していません。逆に言えば、福島瑞穂さん、森裕子さん、柚木道義さん、逢坂誠二さんなど濃い人たちが常連さんですし、辻元清美さんもセンターポジションを取りたいのでしょうが、国対委員長に昇格したので無理ですね。

これも審議拒否と同じく、継続することが重要ですし、国会前でラップしている人たちは大歓迎でしょう。でなければ、本気度市民や一貫左派の皆さんからの支持は一気に引いてしまい、場合によっては「裏切り者!」の罵声が飛んできます。となれば、野党の支持率はさらに低下して、安倍政権の4連勝になってしまいます。

特に立憲民主党の場合はこの人たちだけではなく、必ずしも左の思考を持っていなくても、昨年の総選挙で、「枝野さん、ちゃんと筋を通しているじゃないか!」「ぶれないところがあっぱれだ!」と感動した善良な有権者を裏切ることにもなりかねません。「国民は必ずついてくる」と枝野幸男さんは少し前に言ったばかりですから、それを貫徹せずに、仮に柳瀬元総理秘書官が参考人として国会に出てきただけで、審議復帰することがあれば、明らかに邪道でしょう。

なぜなら、「参考人と証人ではまったく重みが異なり、参考人では嘘を言っても告発できない」強く言われ続けたわけですから、参考人ではまったく筋を通したことにはなりません。もちろん、4条件は何一つも満たされておらず、これでは完敗と指摘されても反論できないでしょう。

なお、このような行動のシナリオを誰が書いているのか知りませんが、米朝、日朝関係が大きく動き出す可能性がある中、連休中でも、安倍さんを始め、河野さんや茂木さんが精力的に外交を進めているとき、「誰が何と言っても、モリだ!カケだ!日報だ!Metooだ!」とやっているのですから、能天気で、ここだけは皮肉ですが、幸せな皆さんです。

さて、「国民民主党」が本日、新しく結成されます。大いに期待しているのですが、参加する議員数が見込みよりかなり少ない船出のようです。私はこの党から立候補する予定の仲間の地方議員たちがしっかりと来年4月の統一地方選挙を戦えるのかと、このことがとても心配で仕方ないです。

さらに、立憲民主党の議席を下回れば野党としての指導権をずっと握れませんし、直後の支持率が5%を下回れば悲しい未来になってしまいそうです。希望の党国会対策委員長の泉ケンタさんは、「私たちの政権のときに、自民党は今回以上に審議拒否をやっていたじゃないか!」と自慢げに言われていましたが、これもいかがなものでしょうか。✿祝・新党結成記念✿審議拒否解除も気持ちは理解できますが、僭越ながらこちらも同様です。

「私たちは原則、審議拒否はしない。新しい国会運営のあり方を提案していく」はそれだけ取り出せば大いに評価できるのでしょうが、繰り返して申し訳ありませんが、「じゃー、今までの審議拒否はなんだったの?」となってしまいます。ここは苦しいとは思いますが、きっちりと反省してから復帰しないと、国民の皆さんからの支持を得ることはできないでしょう。そのことをもの凄く私は恐れています。

審議拒否と不信任案提出で解散へ追い込め!

秋の自民党総裁選挙も絡み、国会が今までになく停滞というか、ほぼまったく動いていません。野党と与党はそれぞれの言い分はあるのでしょうが、北朝鮮など緊張を増す国際問題、働き改革など大切な国内問題を考えれば、異常な状態であることは間違いないでしょう。

それで、お互いに引くに引けない雪隠詰めのようになっていますが、もう、ここまできたら、野党も支持者の期待にしっかりと応えて、最後まで筋を通すことが大切と思います。つまり、4条件をすべて与党が飲まなければ、徹底して審議拒否を貫くことです。

民主党政権が樹立したときは、中道右派や保守的な有権者の皆さんが、「一回、自民党にお灸をすえなければ」と判断して、当時の民主党に投票されました。そして、第二次安倍内閣ができてからは、この先を含めてこのような方々が現れることはありません。

すなわち、立憲民主党はけっこう左側に傾いているし、新しくできる国民民主党もその政策から、穏健な保守層からの投票行為は期待できないので、結局は中道左派から左派の固定的なファン層をがっちりと引き止めることが、もっとも大切にしなければならないでしょう。これは政党として当然のことと私も思います。

となると、審議拒否を途中で止めてしまうことは絶対にあってはならないことで、過去にはその間違いを犯してしまいました。自民党は「内閣不信任案が出されれば、衆議院解散総選挙も一つの選択だ」とかジャブをくれています。これに対して野党は、「脅しだ!」とか「解散する余裕はないだろう」とか言っていますが、自らの力量を否定するようなことはダメですね。

ここは、「上等じゃないか、正々堂々と選挙で国民の審判を仰ごう!」の意気込みを示さなければ、連立与党からなめられてしまいます。辻元清美さんなどは、「この国の民主主義の底が抜けてしまった」と、これ以上の破壊はないと発言されているので、“解散を今やらなければ、いつやるんだ!”が正しいと思います。

一方、間もなく衣替えする希望の党代表の玉木雄一郎さんは勇ましく「安倍政権を倒すために受けて立つ」と言われています。俗っぽいですが、これじゃなきゃいけません。一歩も引かない立派な対応と尊敬します。

ただ、野党の支持率がほとんど上がっていない状況がとても心配ですが、立憲民主党代表の枝野幸男さんは、「国民はついてくる!」と周囲に言われているようです。ですから、選挙運動や政策に真剣に取り組めば、勝利の二文字が見えてくる可能性もあるでしょう。与えれたチャンスは生かさなければなりませんし、その段取りとして、通常国会閉会直前まで審議拒否を継続して、ギリギリのタイミングで内閣不信任案を提出するのが良いと思います。

最後になりましたが、このような情勢になると必ず、「解散は首相の専権事項」と誰もが何の躊躇もなく言っていますが、これはちょっとおかしいです。国民から直接選ばれている大統領ならともかく、国会議員の選挙で総理大臣になっているのですから、神聖にして犯すべからずみたいな専権事項扱いは問題だと考えます。

あとは、自民党幹事長の二階俊博さんが、「いまどうして解散できるのか。幹事長の知らない解散が世の中にあるはずがない」と上から目線でいつも登場します。この人は利権とお金儲けと中国が大好きなようで、尊敬という単語の正反対にいらっしゃる方のように感じます。しかし、不思議と野党の皆さんからの評判はけっこう良いようですので、国会の中の人間関係はよく分かりません。

IRカジノ規制より駅前カジノ規制を!

統合型リゾートがいつごろ実現するのかは分かりませんが、連立与党(自民党&公明党)の間で、IRの上限数、カジノへの入場回数、同入場料など、いつくかの項目がまとまったようです。私自身はギャンブルをしませんので、個人的にはあまり興味が無いのですが、博打とは別に大人も子供も楽しめるアミューズメント施設ができるのは良いと思います。

ただ、公明党がギャンブル依存症を強く懸念していることから、入場回数や入場料はけっこう絞っった結果になりました。確かにこの党はギャンブル依存症については詳しく把握しているようですから、「こんなものかな」という感じです。ただ、入場したあと、肝心の博打場でいくらまでお金を掛けていいのかはまったく触れられていません。何だかおかしいですね。

ですからこの際、少し乱暴ですが、入場料6千円だとか週3回月10回などと面倒くさいことはやめて、訪日外国人は無条件、日本人は納税額が年1千万円以上の人たちのみが無制限にしたらどうでしょうか。繰り返しますが、いくら規制したって、ギャンブル依存症は博打場がある限り、抜け出すことは極めて難しいです。マイナンバーで管理というのもちょっと胡散臭いです。

それよりも、以前にもお伝えしましたが、わが国の主要駅前や国道沿いには世にも不思議な“三店方式”というギャンブルを白昼堂々と営業しているパチンコ屋さんがたくさんあります。ここで勝ったらほぼ全員が換金しているのですから、完全に違法行為ですし、誰が考えたって、パチンコがギャンブル依存症を日本全国で生み出していることは否定できないでしょう。ですから、お隣の韓国では10年以上前にパチンコを全廃させています。この国ではギャンブル依存症が深刻な問題になっていましたから、正しい選択だったのでしょう。

ただ、パチンコ業界を取り巻く数々の利権構造にメスをいれることは文字どおり、命がけでやらないと実現できないようです。政治家をも与野党ともにガッチリ抑えていますし、監督官庁の関連団体への天下りを知らない人は誰もいません。戦後日本のタブーはかなり知られるようになっていますが、知っていても何もできないのがパチンコなのでしょうか。(写真はイメージです)

野党は堂々と解散総選挙で勝負を!

先日、「立憲民主党はもう少し立ち位置を左側に移動したほうが良いような気もします」と書きました。調子に乗ってはいけませんが、そのとおりの路線になってきたようです。希望の党と民進党との合併がどうなるのか分かりませんが、その結果、野党代表がそっちに移ってしまう可能性がゼロではないことも影響しているようです。ただ、衆議院は立民、参議院は新党が野党第一党になるのでしょう。

それで、一つには、6野党共同での「麻生財務大臣辞任、モリカケ証人喚問、改ざん文書全容公開、自衛隊日報真相究明に対しての迅速な回答が出ない限り、本会議とすべての委員会を審議拒否する」というもので、究極のサボタージュです。それを裏付けるように民進党幹事長の増子輝彦さんは勇ましく、「徹底的に安倍政権の退陣まで戦う」とおっしゃっています。

その一方、院外では従来どおり元気に活動していているようです。先週は“最近、少なくなって良かった”と思っていたパフォーマンスが復活しました。女性議員を中心に喪服を着て、「#Me Too」のプラカードを持って行進してました。その趣旨は分かるものの、地方議員の経験しかない私が申し上げるのは恐縮なのですが、あの方々は学習しないのでしょうか。少し前まで、野党が様々なパフォーマンスを繰り出す度に政党支持率が下がっていったことが理解できないのでしょうか。

実際、私の友人の自民党所属の区議会議員は、「以前は野党のパフォーマンスになんでカメラが同行して彼ら彼女らの行動を宣伝しているのかと頭にきていたんだけど、最近はちょっと品がないが、もっと撮って、もっと流してと思っているよ。だって、やればやるほど、野党の支持率は間違いなくダウンするんだから」と言っていました。

そういえば、今回のその示威行動の最前列センターはしっかりと柚木道義先生が確保されていましたが、この先生は「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺したこと」と言い切った人です。財務省などの幹部を呼んで、大衆団交みたいなパフォーマンスをやっている席にもいつもいらっしゃるようです。

でも、野党の皆さんでも状況がよく見えている議員たちはそっと後退を始めているし、その数はけっして少なくありません。そもそも、官僚を追求して溜飲を下げているだけなら、それはあるまじき行為ですし、“政治主導だ!”と叫んで、政務三役だけで物事を決め、委員会での官僚答弁を認めなかったのは今の野党でしょう。その人たちが一切の審議に応じないで、役人相手に“真相究明何とかチーム”と書かれた模造紙を貼って、政府を追求する姿は滑稽で笑ってしまいますし、そのメンバーはお馴染みの方々に限られてきているようです。

そして、詳細は省きますが、国際問題、とりわけシリア危機や米朝首脳会談など、極めて憂慮される、緊迫度が増している情勢で、いつものように皮肉でも嫌味でもありませんが、すごい選択を与党に求めたと感心してしまいます。これだけでも、抵抗政党であった日本社会党にほぼ並んだか、追い抜いたと思います。

もう一つ前述のことと関連しますが、立民の国会対策委員長の辻元清美さんが、「毎日一人ずつ証人喚問をやればいい」と言われていたことです。こちらも、“さすがだ、辻元さん!”ですが、これが実現すれば、国会は閉会するまで証人喚問に関する委員会しか開かれなくなり、この国の羅針盤は完全に崩壊し、国民生活は一歩も前に進まなくなります。よくもこんなことを考えつくものですし、立民代表の枝野幸男さんが彼女を国対委員長に選んだのは大正解だったようです。

もう一つ不思議なのは野党がほどんどというか、まったく連立与党の公明党を批判しないことです。普通に考えれば、「もう少しで打倒できる政権をなんだかんだ言って支えているのは公明党じゃないか。ここは自民党以上に許せない」となるような気がしますが、そのことは不問のようです。今の政府というか内閣は自民党単独ではなく、文字どおり、“連立政権”なのですから、私には理解不可能ですし、何か不都合な怖いことでもあるのかと疑ってしまいます。

それにしても、野党はなぜ「解散総選挙で国民の真意を問え!」とは言わないのでしょうか。なぜ「内閣総辞職しろ!」なのでしょうか。私には不思議に感じるのですが、小西洋之先生の「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」が正しいようです。というのも、このやぶれかぶれの発言のあと、小西先生が発言を取り消したとか、党から注意を受けたとか聞きませんので、野党議員大多数の共通認識なのでしょう。

さらに、仮に内閣総辞職が実現した場合、一般的には自民党から次の総理候補が出てきて、国会で首班指名選挙が行われることになります。それが誰になるか分かりませんが、その選挙で野党は賛成するのでしょうか、反対するのでしょうか。人によって賛否を変えるのでしょうか。

また、私は持って回った言い方を好みませんが、野党に政権を“禅譲しろ!”という意味ではないでしょうね。希望と民進というちょっと前までは同じ党のメンバーだった人たちが合併するのだって、「◯◯ちゃんが一緒なら、僕、行かないから」と小学生のクラス替え以下のことが行われているのですから、政権が万が一にも禅譲されたら、その野党連合政権は3カ月どころか、3週間も保たないでしょう。第一、三分の一未満少数与党政権の内閣支持率は10%にも届かないと思います。

労働団体・連合も今まで慎重に2党の合流を見守っていましたが、あまりにも情けない状況に、会長の神津里季生さんはしびれを切らして、「政治家としてどう振る舞うかが、選挙で応援するかどうかの大きな分かれ目だ」と言われました。当然のことと思いますし、その意図するところを理解している人は、逆に連合の応援がないという覚悟ができているのでしょう。

話を戻しますが、内閣総辞職とか禅譲だとか、そんな面倒くさいことを選択しないで、今こそ野党は正々堂々と解散総選挙を強く求めるべきでしょう。でないと国民、有権者から「選挙で勝てる自信がないから、いつまでもグダグダやってるんだろう」と思われ、高くない支持率がまた、低下してしまう危険性もあるような気がします。

ある公明党の幹部の発言が新聞に載っていました。曰く「われわれが野党のとき、本気で解散・総選挙を求め続けたし、国民に政権交代に向けた骨太の論争を仕掛けた。だが、今の野党から政権交代に対する真剣さが全く感じされない。そういう意味では、恐れるに足りる存在ではない」と。なめられたものですね。

「健全な民主主義には健全な野党が必要だ」は間違いなく正論ですが、日本の政治は極めて残念ながら、そこからはけっこう遠いようです。評論家みたいなことを言ってすみませんでしたが、野党に皆さんには真面目に、一所懸命に頑張っていただきたいと願っていますし、同時に「健全な与党がなければ、健全な野党もない」の現状を心配しています。背中から鉄砲を撃つの輩は酷いですし、嫌な人たちです。

最後になりますが、フェイスブックの友人が今から6年少し前のユニークなtwitterの投稿を紹介していました。以下、ちょっと長いのですが全文です。『審議を拒否して、国会を空転させて、政権にダメージを与え、政権を倒そうとする方向は、国民から理解を得られないと思います。私は与党議員として審議拒否はせず、引き続き会期末までしっかりと仕事を続け、法案を成立させるべくがんばります。気に入らないことがあれば、国会に来ない。それはおかしい!』。

まったくそのとおりで、100%異議なし!ですが、投稿したのはいつも元気よく感情をあらわにして、政府や官僚を追求している希望の党の山井和則さんです。彼の投稿によって生意気ですが、私の今日の記事がそうは間違っていないことを証明していただきました。もっとも、当時の野党であった自民党なども現在の野党と同じことをやっていたわけで、どっちもどっちかなと妙に納得してしまいます。

日教組の的確な判断

現在はどうなっているのか知りませんが、私は日教組(日本教職員組合)の牙城の一つ「横浜市教職員組合(浜教祖)」の先生方が教鞭をとっていた横浜市立の小学校で6年間を過ごしました。中学・高校は宇都宮市立栃木県立でしたが、栃木県内の公立学校での日教組の組織率は全国最下位のようです。まるでジェットコースターのようでした。

さて、その組織率が往年と比べて著しく低下している日教組ですが、来年夏の参議院議員選挙では立憲民主党から候補者を擁立することを決めました。この組合の書記長さんは、「民主的でリベラルな政治勢力と協力関係を構築する、という運動方針にも合致する。選挙に勝つための戦略として、現段階で立憲しかないと判断した」と言われています。

極めて僭越ながら、的を射たとても正しい判断と思います。やはり、労働組合もほかの団体も同様ですが、“息の合った”政党を応援し、組織内候補であればその政党の公認で戦うことが理にかなったことでしょう。嫌々や仕方なくでは、組合員にも失礼ですし、第一、選挙戦に力が入りません。

かつて、政党名をできる限り表に出さない参院選もありましたが、それでは何のために選挙をやるのか分かりません。人生でも組織でも良いときもあれば、そうでないときもあり、その度にフラフラしていたのでは、政権に返り咲くことなど夢のまた夢でしょう。

また、日教組は拉致問題について、「北朝鮮の国家犯罪は過去の日本の朝鮮統治で相殺される」と主張していました。今は少し変わったのかもしれませんが、基本的認識は同じでしょうし、北朝鮮に対してもシンパシーを維持しているようです。私がもっともお世話になったUAゼンセンが積極的に拉致問題解決署名などに取り組んでいるのとは対照的です。

それから、同じ連合構成組合ではいち早く私鉄総連が立憲民主党公認で擁立することを決めていますし、自治労も現職はすでに立民に移籍し、新人も同党から立候補することや、日教組の女性現職議員の同党への移籍は時間の問題でしょう。JR総連も同様の選択をすると思っていたのですが、JR東労組のお家騒動が激しく、このままでは捲土重来は難しくなったようです。そのことは別の機会に3回目としてお伝えします。

いずれにしても、繰り返しますが、完全ではなくても相思相愛で労組と政党が協力して選挙を戦うことが大切です。その意味では立憲民主党はもう少し立ち位置を左側に移動したほうが良いような気もします。そうすれば、さらに現場の組合員の選挙に対する気合いが増すと思いますし、例えば、組合員の友人とか親戚とかにも協力を取り付けやすくなるでしょう。

最後になりますが、私鉄総連のある幹部が言っていました。「前回は社民党から民進党に切り替えたが、それでは、組合役員や組合員の士気は上がらなかった。敗北したのは当然だったかもしれないが、今回は来年に向けて本部も地方も盛り上がっている」と。これが本音、これが現実でしょう。あとは民進党と希望の党との合併がどうなるのか気になるところです。でも、残念ですが、党名を変えても支持率は上がらないように思います。
(写真:千代田区一ツ橋にある日本教育会館 この6階に日教組の本部があります。出典:Google Earth)

財務省関係者に厳しい処分を

いくら安倍晋三さんや昭恵さん、財務大臣の麻生太郎さんが一連の森友案件にかかわっていなかったとしても、公文書の改ざんなどは重大な問題であり、「誰が書き換えを指示したのか」など、不透明な部分はけっして少なくありません。これから、地検の捜査結果が待たれますが、いずれにしても、関係者の厳しい処分は免れないでしょう。

そこで、過去に類似した事件があったとき、どのような処分が行われたのかを探してみました。大切なのは自民党(公明党連立)政権のケースでは、「それでは、身内をかばっているのだろう」となりますから、民主党政権時代のそれが比較するには良いと思いました。

それで、これ以外にもあるのかもしれませんが、今から8年前の民主党政権のときに厚生労働省の東北厚生局で258カ所の改ざんが発覚して、当時の大臣であった(総理は菅直人さん)長妻昭さんは次のように記者会見で謝罪されています。少し長いですが、私も民主党に所属していましたので、公平を期すためにその部分の全文を引用します。

『これも皆様方から御指摘をいただきました東北厚生局職員の情報公開文書の改ざん問題でございます。調査を致しました結果、新たに判明した事実もございました。別の開示文書につきましても内容が前回と異なる文書を差し替えていたということも判明を致しました。マスコミで指摘をいただいた削除されたもの、そして今回新たにわかった異なる文書の差し替え、この両方については共に同じ職員でございます。この職員は現在、独立行政法人国立病院機構に勤務しております。ここは非公務員型ではございませんので、懲戒処分をするということに致しました。減給でございます。そして管理職も監督責任ということで合計3名いますが、1人は退職しておりますので、訓告が1名、文書厳重注意が1名ということに致しました。詳細については担当部局から説明をしたいと思います。いずれにしましても、民主主義の根幹である情報公開制度の中であってはならないことが起こったということでお詫びを申し上げます。二度とこういうことが起こらないように厳重に再発防止に努めて参りたいと考えております』。

長妻代議士にはとてもお世話になりましたが、少なくてもご本人が直接にはかかわっていない出先機関の不祥事で、これだけのお詫びをしなければならなかった悔しさをお察し申し上げます。余談ですが、職員が改ざんしたをしたあと、それが発覚すると再び改ざんするというけっこう悪質な事例だったようです。

そして、冒頭にも触れた“処分”ですが、会見の中にもあるように「訓告1名、減給(1カ月)1名、厳重注意1名」となりました。私は国会内のルールなどは分かりませんが、一つの参考になるのかもしれません。もちろん、佐川宣寿さんが司法当局によって起訴され、裁判所で有罪が確定すれば、財務大臣はその責任から逃れることはできませんし、すなわち、「辞職」で、財務省は解体的出直しですね。

それから、今日の写真の左側の茶色い建物はお馴染みになった森友学園の小学校で、かなり低空での飛行機も見えます。一方、右側は野田中央公園で、何回も恐縮ですが、この土地の入手経過、金額について国会で審議していただきたいと思います。特に下段の辻元清美さんには選挙区は異なるものの、地元大阪の案件であり、しっかりと頑張っていただきたいです。関西の暗い闇から真相を引っ張り出すためにもお願いします。
(写真出典:上・Google Earth 下・立憲民主党ホームページ)

大阪地検特捜部長が捜査情報を漏えい!?

衆議院議員の江田憲司さんは先日の予算委員会で次のように言われていました。「佐川さんは、それは証言拒否罪というのもあるということも念頭に置いて御答弁をください」。佐川宣寿さんに対する質問ですが、「法律違反を犯すと大変なことになりますよ!」という主旨だったのでしょう。私も衆議院のインターネットで見ましたが、江田さんはなかなかの迫力でした。

また、彼のホームページなどには、「企業団体献金は1円も受け取らない」「業界団体、労組の推薦は一切受けない」とあります。私は特に献金や推薦が悪いことだとは思いませんが、先の予算委員会で発言を含めて、きっと高尚なお考えをもった、正直な清潔な政治家なのでしょう。お会いしたことはありませんが、そのように感じました。

さて、その江田さんがご自身のtwitterで、「大阪地検の女性特捜部長のリークがどんどん出てくる。NHK『何千台分のトラックでゴミを撤去したと言ってほしい』と本省理財局の職員が森友学園に要請と。ネタ元はメールらしい。今のところ、特捜部は『やる気』みたいだが、法務省と財務省の関係からすると、どこまで貫けるか!?頑張れ!」とつぶやきました。

そして、その後に謝罪みたいなことを言われています。曰く、「言葉足らずだった点を訂正してお詫びいたします」となりますが、“事実ではなかった”とか“間違った情報だった”とは言われていません。お詫びで済むならば、肩を持つつもりはまったくありませんが、安倍首相や小野寺防衛相はとっくに無罪でしょうし、責任ある政治家として“NHKがそのように報道しているから”という卑怯な言い訳は通らないと思います。

それで、大阪地検特捜部では数多くの検事さんが仕事をしていますが、当たり前のこと、「部長」は一人しかいません。ですから、江田さんがわざわざ「女性特捜部長」とはっきりと言ったのはなにか意味があったのでしょうか。私にはよく分かりません。

いずれにしても、江田さんの言っていることが本当ならば、この特捜部長は極めて重大な国家公務員法違反行為をしていることになります。とりわけ、警察が扱う一般的な刑事事件とは異なり、捜査情報の高い秘匿性が求められる検察、とりわけ特捜部にリーク(情報漏えい)があれば、国家機能を揺るがす大問題に発展します。森友改ざんや日報隠匿などが些細なことに見えてくる強烈なレベルですし、少なくても、法務大臣検事総長の首は間違いなく飛ぶでしょう。

一方、安倍(自民党&公明党)内閣の総辞職を求めている野党も絶好のチャンスでしょう。検察はけっこう独立性が担保されていますが、それでも、政府組織の一員であることに変わりありません。そこの大臣と捜査当局最高責任者を辞任に追い込めば大きな手柄になりますし、内閣総辞職から「解散総選挙で信を問え!」にバージョンアップできるかもしれません。だたし、身内や一部新聞社にもけが人が出る可能性はあると思いますが、それを恐れていては打倒安倍を達することはできないでしょう。

ただ、そんな悲惨なことは誰も望んでいないので、江田さんや必要ならば件の特捜部長にもしっかりと事実関係を明らかにしてもらうことが大切です。「しがらみのない政治家にしか本当の改革はできない!」とも彼のホームページに載っています。今こそ、それを実現していただきたいです。このままですと、女性特捜部長の居場所がなくなってしまうような気がして可哀想です。

最後になりますが、「マスコミなどが検察や警察から情報をもらっていることは誰でも知っている。それをやめてしまえば、新聞は書くことがなくなり、テレビは映像を流せない。そんなことは社会の常識だ」との声が聞こえてきそうです。確かにそのとおりでしょうが、あらためて考えてみると、検察が警察が自分たちに都合の悪い情報を提供するはずがありませんし、最悪の場合、冤罪を引き起こす原因にもなります。

さらに検察の場合はリークによって政治を意図的に動かしたり、世論を誘導している可能性も否定できません。私はこの国の検察や警察を信じているからこそ、今回の事件を契機に今までの悪しき習慣を直していかなければならないと思います。書生みたいなことを申し上げて恐縮ですが、国民の知る権利がいびつな形で伝えられているのだとしたらとても残念です。

『空母いぶき』の映画化が決定

 現実よりコミックの展開が先行していると話題の「空母いぶき」ですが、言い換えれば、コミックで描かれていることがリアル世界で実現するということでしょうか。ネタバレは禁物ですが、コミックの中で起こっている出来事を私は否定する勇気はありません。
 それで先日、最新の9巻が送られてきましたが、帯に「実写 映画化決定 2019年公開予定」と書いてあります。主人公の秋津竜太艦長には売れっ子イケメンの西島秀俊さんが演じられるそうで、助演は佐々木蔵之介、監督は若松節朗さんが務められるとアナウンスされています。
 今から楽しみですが、24時間の物語になるようですが、これは「24-TWENTY FOUR-」みたいな構成になるのでしょうか。いずれにしても、TOHOシネマズ新宿のロードショーへ急ごう!まだ、けっこう先ですが。

不可解だった検察のリニア談合捜査

JR東海が発注したリニア中央新幹線の建設工事を巡るスーパーゼネコンの談合事件は、少し前にその4社と二人の個人を独占禁止法違反で東京地裁に起訴して東京地検特捜部の捜査は終了し、これからの裁判所でのやり取りが注目されます。

タイトルの“不可解”のその一は、一般的にこの種の談合では摘発された企業が皆んなで“ごめんなさい”となるのですが、4社の中で、大林組清水建設は早々と白旗を掲げ、あとの鹿島建設大成建設は徹底抗戦の構えを貫く覚悟ということです。

そして、その二は全体で24件のうち、起訴した案件は僅かに3件のみということです。しかも、「実はほかの案件でも談合がありました」と大林組がわざわざご注進しているのに、なぜか地検特捜部は起訴していません。

その理由は私には分かりませんが、これは会社の処分も同様で、清水と大林は役員の報酬返上などを行うようですが、“無実”を主張する鹿島と大成はそれをするつもりはないのでしょう。決定的に4社の対応が2グループに分かれました。

もちろん、検察は最初から“すみません、深く反省しています”という企業や個人には比較的寛大な処置をしますが、その反対の場合は徹底的にお仕置きを加えます。検察はけっこう容赦なくいじめ抜くのですね。


実際、恭順の意を示した2社の二人の幹部は在宅で捜査して、起訴猶予(つまり不起訴)とお目溢しをしてもらい、逆らっている2社にはたびたびガサ入れを行っています。私は日本の検察を信頼していますが、こんなに差別して良いのでしょうか。


また、独占禁止法の課徴金減免制度(リーニエンシー)って、捜査を進めるのに必要なんでしょうが、個人的には仲間を売っているようで好きになれません。私は4社と関係はありませんが、不謹慎ながら、“鹿島&大成、頑張れ!”と思ってしまいます。


それから、検察や検事さんは悪を懲らしめるために日夜、奮闘努力しているのでしょうが、組織としてはときに「政治」を利用しますし、個人の人間性が誰もが優れているとは限らないでしょう。要するにここも人が仕事をしているわけです。


それで、区議会議員時代のことですが、高検検事長を歴任された参議院議員に同僚の選挙応援で来てもらったとき、その方は座ったまま足を組んで片手で名刺を渡してくれました。長い議員生活でそんなことは最初で最後でした。


さて、今回の森友問題では大阪地検からの情報リークが半端ではないと関西の知人が言っていました。真相は私にはまったく分かりませんが、そう言われてみれば納得みたいな感じもあります。しかも“ダダ漏れ状態”かなとも感じます。


もっとも、この重大な犯罪である国家公務員法違反の捜査情報漏れをマスコミが指摘することは今までも、これからも一切ないでしょう。検察だけだはなく、警察も同様ですが、ネタ元をあぶり出すことは絶対にありえませんね。


特に目を三角にして批判するつもりはありませんし、テレビや新聞も百も承知でやっていることですが、数年前からさすがに恥ずかしくなってきたのか、「捜査本部への取材によると」などと枕詞を付けるようになりました。事の本質は同じですが。

NHKがワンセグ契約を本格化させる

NHKがスマホなどワンセグ機能を搭載する機種に対する受信契約を所有者に強く求めていく方針が明らからになった。NHKの複数の幹部が当社の取材に対して認めた。ただ、明確な取り組みまでは決まっておらず、国民一人に1台の時代に世論の動向が注目される。

NHKは昨年の最高裁の判決(テレビがあれば、受信契約を結ぶ義務があり、受信料を支払わなければならない)に続いて今回、東京高裁で同様にワンセグにも適用されるという判決があり、自信を深めているようだが、さいたま地裁の判決を取り消してのものであり、原告側は上告する姿勢なので、今後の対応は慎重に進めていくようだ。

ただ、最高裁で再びワンセグ契約が“合法”であるとの期待も高くなっており、具体策の検討も進められている。いくつかのポイントがあるようだが、家庭や職場での契約と異なり、スマホなどのワンセグ機能は実態を把握しづらく、そこをどうするかが最大の課題となる。

それに対しては、街中でワンセグスマホを見つけ出す要員を配置することが有力だ。駅前や商店街などで、「すみません、ちょっとお持ちのスマホを見せていただけますか」を声を掛け、契約をしてないユーザーにはその場で契約書を手渡し、一定の期間を過ぎても契約書(インターネット契約も可)が届かない場合には訴訟手続に入るというもの。

要員については民間企業に100%委託し、その委託料は完全出来高払いにする予定だが、利用者からかなりの反発が危惧されるので、ヘルメットの着用を義務付け、委託会社と雇用を結ぶ契約社員の取り分を厚くするように指導する予定。企業の選択は地域別に1社独占とし、契約件数が芳しくないときは差し替えも考える。

なお、利用者が自主的に申告した場合は特典を付与することも予定されている。例えば、「当月から3カ月は受信料が無料!」「家庭のテレビと同時契約なら、ワンセグはずっと半額!」などだ。これによって、何かと頭の痛い一般の契約率が少しでも上げればとの期待もあるようだ。

いずれにしても、将来にNHKがインターネット配信を始めれば、スマホにしても、携帯にしてもネットに接続する機器を所有していれば、必ず受信契約をしなければならないことになり、今後の国民の論議が注目される。NHKもそれにはかなり気をもんでいるようだ。

また、一部で指摘されているように、「NHKもWOWOWやスターチャンネルみたいにスクランブルにしちゃえば」には苦悩しているようだ、確かに有料放送はスクランブル契約になっており、現在では極めて簡易な方法で、受信したり、解約したりできるシステムになっている。

つまり、NHKの番組を見たい人は申込みをして、有料でスクランブルを解除し、そうでない人は何もしなければ、公平さを担保できるとの有識者の意見も少なくなく、検討に値することではないだろうか。これが実現すると、大幅な受信料の減収が間違いなく、NHKの労務担当幹部は労組への大規模な人員削減の申し入れを模索している。
(4月1日 朝鮮日々新聞東京築地支局 特派員・宇曽鉢佰 写真出典:ウィキメディア・コモンズ)

ありがとう!小西洋之先生

数日前に、内閣総辞職だ!と言っている人たちがいるけど、その後の展望をどのように考えているのか教えて欲しい」と率直な気持ちをお伝えしましたが、その回答を参議院議員の小西洋之先生が明確に示してくれました。もちろん、皮肉でも、嫌味でも、揶揄でもなく、先生には心から感謝していますし、あまりの正直さに好感を抱くようになりました。

それで、どのような会心の一撃だったかというと、ネットのバラエティー番組で、次のように言われています。

「民主主義に対案はないので、その敵である安倍政権を1秒でも早く倒すことが最大の目的」
「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」
「いたら安倍政権5年も続いていないですよ」
「安倍政権に代わる政策を我々がつくって選挙やって国民の皆さんの信頼勝ち取ろうなんて本気で考えている野党議員って全員が全員じゃないんですよ」。

なるほど。私の疑問が一気に氷解した理由がお分かりいただけると思います。タイトルのとおり、本心から「ありがとうございます!」となりました。もう、余計なことは言いません。それにしても、民主主義とは“対案”を出すことが少数派でも大切だと教わってきたので、そこだけはとても残念です。

今回のことでそれ以外の疑問も解けました。それは、国政調査権の行使なんでしょうが、国会の委員会や本会議を審議拒否していたその同じ時間に、国会の別の部屋へ官僚たちを呼んで、上から目線の質問を慇懃無礼に繰り返したり、カメラを引き連れて国税庁に行ったり、稀有な詐欺師のような壁の中の籠池さんに会いに行ったりと、あまり意味がないと思われるパフォーマンスを繰り返していることです。

私は少数勢力であっても、健全な民主主義を進めるには、健全な野党が絶対に必要と信じています。でも、とても残念なことですが、「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」では、期待することが無理だったようですし、淡い期待を抱いていた私がバカだったようです。


それにしても、小西先生はまだ、亡命されていなかったのですね。繰り返しになりますが、あれだけ断言したのですから、「亡命を受け入れて国を懸命に探しています」とか、せめて途中経過を明らかにしていただきたいと重ねてお願いします。じゃないと、籠池さんに負けない詐欺師になってしまいます。


それから、視点は異なるものの、「そんなこと言って大丈夫かな?この先生」がいらっしゃいます。小西先生と政党は違いますが、柚木道義先生のtwitterでの発言です。今月14日ですが、以下、全文を引用します。


「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと。昨日の読売みても今日の安倍総理答弁は死者への冒瀆。『書き換え前』の決裁文書までも嘘だったのか、安倍総理が嘘つき答弁してるのか。 首相『書き換え前の文書を見ても私も妻も関与なしは明確』」。


特に「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと」は安倍さん夫妻はもちろん、無念にも自らの命を絶った職員を冒涜する文章です。国民の公平公正な選挙で選ればれた衆参の国会議員が、憲法の規定に基づいて民主的に首班に指名された人とその夫人が自殺に追いやったというなら、柚木先生は今すぐに明確な証拠を出してください。安倍さんの肩を持つつもりはまったくありませんし、野党は政権や与党を攻めるのが仕事ですが、あまりにも酷すぎます。


終わりに私は巨大与党に比べて少数政党ではありますが、それぞれ50名を超える国会議員を有している希望の党と民進党の支持率がたったの1%であることが不思議で仕方ありませんでした。でも、最近になってその理由がちょっぴり分かったような気がします。

意外とちゃんと機能している国会

今日のタイトルですが、正確には「国会」ではなく「国政」ということでしょうか。昨年から1年数カ月間の国会の状況を嘆いている人たちが、「いつまでモリだ、カケだって、やってるんだ!野党は仕事しろよ!」と言っています。以前には左派の大きい声だけが注目されていましたが、数年前からは月刊誌の売上部数や集会の動員数などで、保守系や右派の皆さんの行動力が増してきているようです。

これには左派の皆さんも、「なんとかしなくては!」と焦っているようです。出版界でも実際、「月刊Hanada」や「WiLL」はけっこう売れていますが、岩波書店の「世界」などは風前の灯火ですし、ネットの世界でも同じようなことが進行しています。形勢が逆転するまでにはなっていませんが、彼ら彼女らの影響力を過小評価することは避けるべきでしょう。

また先日、国会前でラップが大好きな市民団体の抗議行動に別の政権擁護側の市民団体が“抗議”していました。過去にはあまり見かけなかった光景ですし、昨年の総選挙のときも、「安倍はやめろ!」のプラカードを「安倍さん、頑張れ!」の横断幕で囲んでいました。私はどちらにもシンパシーを感じませんが、時代は明らかに変化してきているようです。

さて、近隣のわが国に好意的ではない三つの国々のことを意識すれば、「国民の生命と財産を守ることが国(会)の最大の使命なのに大丈夫かな」とずっと思っていましたが、よくよく、昨年の通常国会からの流れを考え直してみると、そんなに危惧しなくてもいいのかなとも思い始めています。つまり、予算は今年もすでに成立が決まっていますし、いわゆる“働き方改革”もそんなに急いで成立させる代物ではないでしょう。

ただ、安倍さんの肝いりで取り組んできた働き方改革には、悪質な使用者への罰則も含まれていますので、すべてがダメという改正案ではありません。しかし、今回の騒動は首相自身が、「私や妻が(不正に)関係していたのであれば、総理も国会議員も辞める」と気色ばんだことがそもそもの原因です。気持ちは理解できますが、「重要なことなので、きちんと調べて後ほどお答えします」と言っておけば、野党や一部の新聞の「これで安倍の首が取れるぞ!」とはならなかった思います。

これも普通に考えれば、「あれだけ安倍さんが怒って、国会議員まで辞めると言っているんだから、多分、無罪だろうな」と諦めるのですが、安倍さんが憎くて憎くて仕方のない野党や新聞はそうは思わず、「どんな手段を使っても粉砕するぞ!」となり、今日に至っているのでしょう。一方、加計学園の問題は入試倍率が20倍を超えてしまったので、シーンとなってしまいました。やっぱり、この地域に獣医学部は必要だったのですね。新入生の皆さんは今までの風評に負けず、動物や飼い主さんたちのために頑張ってください。

また、昭恵さんは闊達な行動を萎縮させる必要はありませんが、警戒せずに胡散臭い大嘘つきと一時期とはいえ付き合ってしまったのは非難されてもしょうがないでしょう。ですから、首相も昭恵さんも何の関係もなかったことが明らかになった現在でも、上述のことは自業自得というもので、大いに反省してもらわなければなりませんし、再びこんなことが起こらないように制度改革を急いでもらいたいです。いつまでも不毛な議論を聞いているのも嫌になってきました。

それから、影響を受けたこともなくはありませんでした。それは財務大臣の麻生太郎さんが、アルゼンチンに開かれた主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議を欠席せざるをえなかったことです。しかし、これも思ったほどそんなに大きなブレーキにはならなかったようです。国内問題も大切ですし、財務省というお家の大事ですから、結果的には仕方なかったでしょう。

なお、大幅値引きの提案は、近畿財務局ではなく、大阪航空局からなされたようです。今後、財務大臣同様、国土交通大臣からもその過程を聞いてみることも必要になるかもしれません。それから、先日も同じことを申し上げましたが、隣接する公園がどのような経過で売却されたのかにも関心が深まってきます。こちらも、国交省のかかわりが少なくないでしょう。

本題に戻りますが、この間、厳しさを増す安全保障・防衛については言われていほど隙間を与えることはなかったようです。イージス・アショアにしても、F-35戦闘機にしても、陸上総隊や水陸機動団にしても、要の防衛は着々と進められています。すべて完璧とは言えませんが、専守防衛と文民統制のもと、彼の国々に対する防衛態勢には穴がないようにバージョンアップされています。また、好き嫌いは別として、アメリカ大統領との良好な関係もしっかり維持されているようですし、その宿敵である前大統領ともお寿司を一緒に美味しく食べたと新聞で読みました。

もちろん、国内問題で心配なことも少なくありませんが、それによってこの国がすぐに傾くことはなさそうです。ただ、国会の先生方には与野党を問わず、頑張っていただきたいと思います。それにしても、「内閣総辞職だ!」と一部の政治勢力が叫んでいるようですが、本当に総辞職したら、その次はどうような展望をお持ちなのか教えてもらいたいです。

ところで、昨日の野党の証人喚問はまったく迫力がなく、与党のそれは安倍さんよいしょ!みたいでくすぐったかったですし、自民党の丸川珠代さんの聞き方は下手でした。「安倍総理から(改ざんの)指示ははありませんでしたね?」ではなく、「指示はありましたか?」でしょう。答えはどうせ、「ありませんでした」で同じですから、後者のほうが答弁のインパクトが大きくなると感じました。

さらに、証人とのすり合わせはしていたはずですから、本当にこの人ってアナウンサーだったのと疑ってしまいましたし、質疑の最後に、「総理、総理夫人、官邸の関与はなかったということは、証言を得られました」と勝ち誇ったように言っていましたが、そんなことはすでに分かっていることですから、「私たち自民党もこれを契機として、公文書管理や本省と出先機関との連絡体制をしっかりと見直していきます」くらいのことでまとめるべきではなかったでしょうか。

また、共産党の小池晃さんにはちょっと期待していたのですが、悲しいかな空振り三振で、すっかりお馴染の、“これじゃー、審議ができない!”と中断させ、最後にはこれまた定番の“疑惑はさらに深まった!”と大声を発して終了してしまいました。結局は検察当局の捜査結果を待つしかないようですが、それよりも、一昨日の自由党の森裕子さん、社民党の福島瑞穂さん、民進党の矢田雅子さんが拘置所の籠池さんに面会をしたあとのぶら下がりには失笑というより、思わず爆笑してしまいました。

「(籠池さんが)嘘はあかん、嘘があかん、嘘を言ったらあかん」と喋っていたと、森さんと福島さんは嬉しそうに話していました。天下の大嘘つきの人の“嘘はあかん”にも大笑いですが、それをまるで、拘置所の住人のスポークスマンのようにマスコミに伝えるお二人は大丈夫でしょうか。これでは、漫才か漫画の世界ですし、友人は「お互いにキワモノ同士だから、波長は合っているみたい」と笑っていました。この懲りないパフォーマンスで、お二人と野党の支持は間違いなく低下するでしょう。誰が注意する人はいないのでしょうか。

ただ、お二人はその世界をずっと突っ走ればと思いますが、老婆心ながら、矢田雅子さんは少し慎重にされたほうが良いと感じました。彼女は電機連合の組織内議員であり、大阪生まれで伝統あるパナソニック(旧・松下電器)労組のご出身ですし、今回の土地売買についての特別な地域事情もご承知だと思います。ご自分で進んで現場に来たわけではないでしょうし、私の勘違いなら申し訳ないのですが、映像を見ていてそんな気持ちになりました。

それに関連して、共産党や自由党、社民党は知りませんが、民進党系3党で現在の政治状況を判断している先生方はすでに、この問題に対して距離をおいて、フェードアウトしているようです。だから、財務省幹部を呼んでの大衆団交みたいな会議では、いつも決まったメンバーしか参加していません。予算委員会や関連する委員会でも同じことです。

一方、衆議院での質疑ですが、ほぼ参議院と同じような進行だったものの、立憲民主党の逢坂誠二さんの質問は落ち着いていて、僭越ながら、なかなか良かったと感じました。特に、「事案の本当の当事者でないにもかかわらず、こうして証人喚問受けるということについて、理不尽だと思うことはありませんか」という主旨の問いの前後では、佐川宣寿さんは何度も大きくうなずいていました。質問を終わるときの逢坂さんの静かな態度にも好感が持てました。

そして、衆議院でも与党は与党ですからあんなものだったのでしょうが、逢坂さん以外の野党はほとんど玉砕状態でした。さすがに拘置所での話題は恥ずかしくて出てこないと思っていましたが、出てきました。希望の党の今井雅人さんが、「財務省の幹部から10間、隠れているように籠池さんが言っているが事実か?」と聞いていました。これって、昨年に何度も取り上げられていて、とっくに嘘だったことが確定している話ですし、逆に追及材料がまったくないことが明らかになってしまいました。

今井さんは5回も政党を渡り歩き、4回の当選はすべて比例復活というユニークな方で、おせっかいですが、これからの政治生活が気になります。なお、共産党の宮本岳志さんはまったく違う意味でいい雰囲気を相変わらず醸し出していました。腕を組んでふんぞり返った姿は彼しか演じられないでしょう。この党も失礼ながら、かなりの人材難のようです。

最後になりますが、私がもっとも印象的だったのは、佐川さんの逢坂さんへの答弁で、「現場の職員が行う案件としては大変難しい案件だったというふうに思っているんです」というところです。問題はここに集約されているように思いますし、難しいというのは安倍さんとか昭恵さんとかそんなことではなく、大阪というか、近畿地方を始めとして長い間、アンタッチャブル、タブーとされてきたことです。言い換えれば、そこを取り巻く“利権”です。ここに踏み込むのは極めて困難でしょうし、だから、誰も触れることはできませんが、そのことを一番理解しているのは辻元清美さんと福島瑞穂さんかもしれません。四つの勢力が複雑に絡み合う関西独特の闇の世界です。

安倍総理V.S.財務省の最終決戦

「われら富士山、他は並びの山」。富士山とは俺たち財務省(当時は大蔵省)東大法学部卒業の日本を代表する超エリート、“他の並びの山”とは文字どおり、ほかの省庁の官僚たちという意味のようです。あとは、「官庁の中の官庁」というのもありました。私自身は東大法学部に対して特段の思いはありませんが、もの凄く強烈なエリート意識を感じます。

その計り知れないほどのプライドを完膚なきまでに傷つけられたのですから、財務省内エリートたちがむき出しの敵意を官僚独特な慇懃無礼の言い方に転換して、総理大臣の安倍晋三さんにぶつけるのは当然のことでしょう。しかも、今回の問題でも始めから所有している関係資料などを一気に出さず、ジワリジワリと小出しにして、その度に内閣支持率を下げていくやり方は、さすがというほかありません。真綿で首を絞めるようです。

さて、彼ら彼女らのプライドの源泉はもちろん、国益ではなく財務省の省益ですが、一つは申し上げるまでもなく、2回も煮え湯を飲まされた消費税10%への延期です。前政権(このときの総理秘書官が現在の理財局長である太田充さん)でやっとこさっとこ、しかも、解散・総選挙までやって、消費増税を決めたのに、安倍さんはいとも簡単に延期してしまいました。これは悔しくて悔しくて仕方なかっったでしょう。繰り返しますが2回もです。

財務官僚にとっては消費増税を厳格に実行することが使命であって、その結果、景気が悪くなろうと、デフレが続こうとほとんど関係ないようです。消費税とは商品を買うことは悪いことなのだという税体系ですから、この税率を上げれば、ほぼそれに比例して消費が落ち込んで景気が冷え込み、GDPが下降します。こんなことは、小学生でも理解できるでしょう。でも、財務官僚はそんなことに関心はないようで、自分たちが決めたことを忠実に実行しない政権や首相は邪魔な存在なのです。

それともう一つは「内閣人事局」です。長年に渡って財務省は各省の予算(つまり政策と事業)を握っていたのは当然ですが、それと同じく、出向などを利用して、霞ケ関全体の人事も掌握していました。それが政治主導だとか言って、変な組織を安倍さんが作ってしまったので、富士山から他の並びの山へのコントロールができなくなってしまいました。もうここまでくると、財務省エリートは“安倍だけは絶対に許さない!”となってしまいました。国会前でデモしている団体のプラカードと同じです。

もっとも、この流れは第二次安倍政権からではなく、当時の民主党政権で重要な政策決定をするとき、官僚を参加させずに政務三役(大臣・副大臣・大臣政務官)だけでそれをしていたり、事務次官会議を廃止したりしていましたから、お世話になった国会の先生方にはとても失礼ながら、どっちもどっちかもしれません。ですから、安倍政権の支持率が30%台に下落しても、民進党、立憲民主党、希望の党の支持率は希望の党がゼロから1%に上がったくらいで、まったく改善していません。とても残念なことですね。

それから、官邸主導とはほぼ、安倍さんと官房長官の菅義偉さんが中心に行政運営している態勢のことでしょうが、これがまた、東大法学部卒業の皆さんにとって面白くないようです。今また話題になっている前川喜平さんの記事のときにも書きましたが、成蹊大学卒でお坊ちゃまの安倍さんや、いったんは大学進学を諦めたものの、授業料が安いというだけで法政大学に進んだ菅さんの二人を何としても認めたくないと考えているのでしょう。

そう言えば、前川さんが「私の座右の銘は面従腹背」と言っていましたが、なるほどうなずけます。余談ですが、その前川さんがtwitterにハンドルネームで投稿している可能性がある文章などが解析されていると、その道に詳しい人が指摘しているようです。もちろん、私にはその真贋は分かりませんが、今後の展開が気になります。                                       

いずれにしても、今日のタイトルのように、財務省と安倍さんとの決戦が最終章を迎えつつあるようです。地政学的に重要である一つの国には終身皇帝が誕生し、もう一つの国にも同じような白い皇帝が禊を済ませました。近くの半島では北も南も何を考えているのか分かりません。与党を攻めるのは野党の紛れもない仕事ですが、緊張を増す近隣情勢をほっぽり放しにしておくと、取り返しのつかないことになってしまいそうです。

ただ、富士山たちに同情するわけではありませんが、上述のように、宮仕えの醍醐味である人事権を引きちぎられ、省内最大の悲願であった消費増税を再度粉砕され、美味しい天下りを禁止され、これまた美味しいノーパンしゃぶしゃぶ接待は二度と受けられず、その結果、金融庁を分離させられ、踏んだり蹴ったりの所作によく耐えていて、可哀想にも思えてきます。

最後になりましたが、先日の連合会長・神津里季生さんの記者会見の内容を紹介しておきます。「こういう政治構造を生んだ責任の一端は野党にある。2大政党で緊張関係がある時に、一方に忖度を働かすことにはならない。国会の立て直しを図るしかない。野党がまとまってもらいたい」。でも、相変わらず、民進党と立憲民主党は主導権争いをしているみたいでし、民進党参議院議員の皆さんの中には立憲民主党にシンパシーを持たれている方もいらっしゃるようです。

しかし、野党の皆さんの戦術にも変化があるようで、審議拒否していた参議院の予算委員会や本会議で、与党などだけの出席で淡々と進められていても、以前のように入り口を封鎖するとか、猛烈に抗議することはなくなりました。理財局長だった佐川宣寿さんの証人喚問も27日に決まりましたが、当該地に隣接する公園の取得経過も含め、今後の展開が注目されます。大阪など関西の特有な事情も明らかになっていくかもしれません。
(写真:財務省に副大臣だった野田佳彦さんを訪ねたときに撮りました。今から9年前のことです)

JR東の労使関係が完全に破綻か

状況がかなり混乱していて、正確なところは分かりませんが、JR東労組の組合員が大量に脱退していること、会社(東日本旅客鉄道株式会社)と組合との関係が破綻してしまったことは事実のようです。以下、労組問題や公安事情に詳しい友人の見立てです。なお、前提としては先日もお伝えしたとおり、この組合には相当数の革マル派の同盟員が指導的立場で影響力を行使していること、しかも、その見解は自民党政権でも民主党政権(当時)でも明確に認めていることです。また、革マル派の正式名称は、「日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派」で、警察は「極左暴力集団」としています。つまり、世界最大級の旅客鉄道企業内の圧倒的多数組合が革マル派に実質的に支配されているということになるでしょう。関係者からは極めて異様な事態で指摘されているようです。そして、こんな重大なことが起こっているのに、ほとんど報道さていないことも同様に異常です。

まず、31年前の国鉄民営分割化のときの当時の国鉄と労組の思惑を一致させたことが、今起きていることの最大の原因だろう。当局はうるさい国労(国鉄労働組合)を少数派に転落させたかったし、今のJR東労組の主流派を占めている旧・動労(国鉄動力車労働組合)は当時から革マル派の影響下にあり、その独特な組織温存体質から、民営分割化に積極的に協力した。つまり、利害が完全に一致したということだ。それからいろいろあったが、今日までその関係がダラダラと続きていた。しかし、会社は東京五輪や社長の経団連副会長就任のこともあり、端的に言えば、過激派に支配されたこの組合を潰したかったと思われる。

詳しくは検索していただきたいが、十数年前に発生した「浦和電車区事件」を契機として、それまである意味、東労組を利用してきた(その逆も)会社もさすがにおかしいと感じ始めて、労務政策を少しずつ転換してきた。そして昨年、労組がスト権投票(実際にはみたいなもの)を実施して、今年の春闘はそれを背景に交渉を有利に進めようとしてきた。

このストは対象職場を限定したもので、電車が止まって利用者に迷惑をかけるものではなかったが、会社はここぞとばかりに、「(ストは基本的に封印している)労使共同宣言を踏みにじった。宣言は失効だ!」と労使交渉で明言した。なお、先日の富田社長の記者会見でもこのことは触れられていたが、なぜか、ホームドアのことばかりが報道されていたのは解せない。

労組も当初はある程度、ストは見せかけだったので、会社の強硬な姿勢は予想できなかった。これはまったくの読み違いであり、戦術の決定的なミスで、ここから組合員の大量脱退が始まった。それまでも、度を越した選挙運動や平和行事への参加、運転職場(運転手と車掌)への極端な優遇などで、つくづく嫌気が差していた多くの組合員は起こっていることを見て、読んで、会社も(脱退した)組合員は全力で守ると遠回しに言い始めたこともあり、その動きが加速している。

それでは、どのくらいの組合員が脱退しているかだが、正直なところ、情報が交錯していてはっきりとは分からない。それでも、選挙速報ではないが、“過半数に届く勢いか”という趨勢のようだ。ただ、過半数を越えればさらに雪崩を打っていく可能性は否定できない。ちなみに、会社の直近の有価証券報告書によれば、JR東労組の組合員数は4万4千人弱である。

現在のところはJR東内に新しい労働組合を動きはないし、脱退した組合員が既存の他労組に加盟はしていないが、4月には新卒を迎えることもあり、いつまでもこんな状況が続くとは思えない。JR東には穏健派のJR連合系の労組もあることにはあるが、今まで東労組の占有率があまりにも高すぎたので、少なくても当面はその受け皿にはなりえない。もしかしたら、社員会や社友会ような組織が立ち上がる可能性はある。

脱退は個人、分会、支部、地方本部(地本)など地域、運転、駅、設備、検修など職種でバラバラに行われているが、それそれの現場組合員はもの凄い疑心暗鬼に陥っている。また、高崎地本のよう一括脱退をもくろんでいるところもあるようだ。また、本部や東京や八王子地本のイケイケ路線は事実だが、東北3地本や大宮地本などの本部批判派を良識派と見るのは間違いで、JR東労組内で、稀有な指導者だった松崎明さん(故人・革マル派ナンバー2)の考え方、つまり、「松崎さんだったら、どのように行動しただろう」との解釈を巡っての争いに過ぎないし、もしかしたら、それすらも巧妙な戦術で、仮に本体が弱体化しても、いくつかの地本などが生き残り、革マル派の影響力を引き続いて温存する可能性もある。

実際、JR総連(東労組の上部団体)運動の歴史では、坂入さん監禁事件、九州労の集団脱退など不思議な動きを繰り返したし、活動方針は東労組の大会や執行委員会などで決まっているのではなく、目黒駅近くにあるさつき会館(動労会館)内に法人登記されている「一般社団法人 国鉄・JR労働運動研究会」ですべてが決定されている。まさにここが、JR内革マル派が主導権を掌握している団体である。さらに、本家革マル派の政治組織局や中央労働者組織委員会が関与している可能性も大である。ちなみになぜか、革マル派の機関紙誌「解放」や「新世紀」には彼ら彼女らが声高く誇るべき組織力の結晶・JR総連、JR東労組の記事は一行も登場していない。

今後の展開は予断を許さないが、脱退した組合員が東労組に次々と復帰するようなことが万が一にもあれば、これからの少なくても10年間、会社は人事権を含めて組合の言いなりにならなればならず、方針を後退させることはありえない。官邸筋辺りからも、「絶対に妥協するな!」と強く言われているはずだし、特に革マル派に対しては堪忍袋の緒が切れたと言ってもいいだろう。ただ、民営分割化からのお金儲け第一主義は労務政策とは関係なくやり過ぎであろう。

東労組は民営分割化以来、当局と協力して行動してきたが、前述の浦和電車区事件あたりから“やり過ぎた”と思う。また、松崎明さんが死去してから、コントロールが効かなくなったため、結果的に今回の騒動になってしまった。このまま進むと、31年前に国労の組織人員が壊滅的に減少したように、今度は東労組がそうなることもありうる。まさしく因果応報だろう。

それと、組合費が入ってこないので、財政的にもかなりきつくなるだろうし、労組専従者も職場に戻りたくても、その職場はどこにもないという状態もありうる。特に過去の違法ストや浦和電車区事件で懲戒解雇になった人たち(通称:首なし役員)は、現在では組合費から給料が払われているので、組合員の分母の数が減り続ければ、残留した人たちの一人あたりの組合費がけっこうアップになる可能性が高いし、救済カンパも増えるかもしれない。余談だが、当局が首なし役員を関連会社などで雇っていた驚くべき蜜月時代もあったが、今ではどうなっているのかは分からない。

以上ですが、私には「なるほどな」と思うことも多いし、「そうだったんだ!」と意外な内容もありました。もちろん、友人の分析が的を得ているかどうかは分かりませんが、どちらにしても、JR東の労使問題から目が離せません。その行方によっては、同じく革マル派が浸透していると言われている上部団体のJR総連はもちろんですが、JR北海道、JR貨物にも大きな動きがあるかもしれません。

追加になりますが、友人の言葉を借りれば、“イケイケ路線”の東京、八王子、プラス水戸地本は都県の労働委員会に不当労働行為救済の申し立てを行ったようです。もう、会社とJR東労組の円満解決は完全になくなったでしょうし、もしかしたら、労組内強硬派はストライキを本当に打ってくるかもしれません。友人は、「この混乱が一段落するまで、ほかの交通機関を利用できる移動のときは、できる限りJR線は使わない」と言っていました。

この時期、賃上げ交渉など本来の春闘もやっているので、労使ともに難儀だなと思ってしまいますし、気のせいかもしれませんが、国労の「組合員並びに社員の皆さんへ」の文章がまともに見えてきました。政治的取り組みなどは私のそれとはまったく異なるので、何だか不思議ですね。しばらくは原因不明の鉄道事故が発生しないことを祈るばかりです。

(写真:ヘルメット姿の2枚の写真の1枚目は過去の動労の集会、2枚目は革マル派のデモの様子で、後者は革マル派機関紙「解放」からの引用です。当時は労働者・反戦青年委員会は白メットに青テープ、学生・全学連は赤テープでした。絵解きのない山手線の写真は内回りの新宿駅ホームで撮りました。午前10時前後に続けて到着した5本の車掌さんは全員が女性でした)