選挙ポスターの貼り替え

 皆さんがお住いの地域の小中学校や公園周辺には選挙の公設掲示板(ポスター掲示場)がありますが、木内孝胤さんのそれの貼り替えをお手伝いしてきました。先日も書きましたが、100%人物本位で応援しています。
 候補者ポスターは期間中に何回貼り替えても良いのですが、その効果はあるという人もないという人もいて、私もはっきりとは分かりません。東京8区で立候補している方々6名のうち3名が2枚目のポスターを貼っています。
 なお、持っているのがこれから新しく貼るものですが、既存のものの上に重ねてしまします。また、情勢が変化したり、緊急の大集会を開いたりすると、そのことを強調や追加して、部分的なシールを貼ることもあります。
 ところで、そのためにJR高円寺駅を降りると自民党の立候補者の石原伸晃さんがちょうど演説を終わるところで、仲良くしている区議会議員もいたので、彼と立ち話になりました。「門脇さん、これからどうされるのですか?」と。連合の内部事情もご存知でした。お互いに頑張っていかなければなりませんね。

哀れな共産党と福田峰之さん

 “哀れ”という表現は上から目線で失礼なのですが、それ以上にフィットする言葉が見つかりません。タイトルが長くなるので省略しましたが、このあとに朝日新聞&毎日新聞と本当は続きます。
 さて、世間が“どうしてなんだろう?”とか“本当かな?”とか言っている先週の新聞各社の選挙予想ですが、確かにあれだけ似たり寄ったりの数字ですと、私も同様な思いになってしまいます。しかも、過去にはハズレもアリましたが、近年はけっこう当たっていますからね。
 それでは本題に。私は今月3日の記事で、「なお、本家左翼の日本共産党はちょっぴり複雑な想いでしょう。表向きは枝野さんの政党と選挙協力するのでしょうが、この新政党に同情が集まり、勢いが出てくると相対的に自分の議席が減ってしまう可能性があります。社会党、共産党時代から“社共共闘”がありましたが、その実態は近親憎悪的にとても仲が悪かったですから」と書きました。
 もちろん、“ほら、当たっただろ!”などと得意げに申し上げるつもりはありませんが、ほぼそのとおりになっているようです。共産党は貧乏くじを引いてしまいましたし、候補者を降ろしたくて仕方がなかった全国の地区委員会はがっかりしているようです。その結果、本来は選挙を仕切る側の地区委員長などがあわてて候補者になっています。
 そして、それ以上に「供託金没収埋め合わせカンパ」をやらなくてはならなくなり、もう、踏んだり蹴ったりです。でも、この党は執行部への批判は絶対に許されないので、なおさら惨めですし、議席が減っても屁理屈をこねて(例えば民進党の3分裂により野党協力にひびが入った)、志位和夫さんも小池晃さんも一切責任を取らないというとても不思議な政党です。
 それから、神奈川8区で3回にわたり自民党で比例復活当選して、今度は希望の党で東京5区から立候補している福田峰之さんという方ですが、一面識もないものの、“どんな人なんだろうな”と興味が湧いてきました。と言ってもネットなどを覗いてみるだけなのですが、前の選挙区ではすこぶる評判が悪かったようです。
 ご本人のツイッターやフェイスブックもざっと拝見しましたが、一つとして評価するコメントなどはありませんでした。いくら「恩を仇で返す」人でも少しは好意的な意見があるものですが、東京5区の有権者にとってもいい迷惑かもしれません。
 また、SNSには自分の選挙区の自民党候補には続々と大物が駆けつけ、ポスター貼りは自分一人、今日は1枚だけしか貼れなかったなどと泣き事を言っていますが、「自民党の組織力は本当に恐ろしい」って、その恐ろしい組織力により福田さんは3期も比例復活させてもらったことや、いわば温情で大臣補佐官や副大臣にしてもらったことをすっかり忘れているようです。因果応報とは彼の行動のことでしょう。
 ここまで来るとタイトルのように“哀れ”になってしまいますが、泣きっ面に蜂のごとく、事前予想では“伸び悩んでいる”とか“苦戦している”とか文字が並んでいます。アップしている駅前などの演説写真も迫力がなく、まったくやる気を感じさせません。このままですと、終盤予想では“独自の戦いをしている”となるのではと心配していますし、ついには、共産党からも、「希望の党は振り落としました!」と言われてしまう始末です。
 さらにやけくそになっているのか、「自民党で出た方が当選可能性は高いだろうけど」などと言っています。この人、大丈夫でしょうか。東京5区の有権者の皆さんは街頭で彼を見たら聞いてみましょう。「だったら、どうして自民党で出なかったのですか?」と。こんな候補者を応援しなければならない地方議員に同情してしまいます。
 それにしても、希望の党はどうして彼を受け入れ、代表補佐や公約担当責任者にしたのでしょうか。小池代表は「私の右腕」とまで褒めていますが、本当はそのように信頼しているとは思いませんし、これは若狭勝さんや細野豪志さんも同じでしょう。
 また、小池百合子さんが政権批判を強め、「森友と加計の深い闇がー」と言っていますが、これは戦術的に筋が良くないです。確かに国民の皆さんはまだまだ納得していませんが同時に、「あれだけやっても新しい事実は出てこない。もう、もりかけはお腹いっぱいだ。北朝鮮のミサイル、年金や介護をなんとかしてくれ」というのが率直な思いでしょう。機を見るに敏の小池さんがその辺りを理解できなくなっていること自体に、この党が雪隠詰になってしまった悲しさがあるように感じます。
 すみません、あまり長く書くと読んでもらえませんので、新聞社については“哀れ”よりも“悔しい”なのですが、機会あれば次回に掲載します。なお、写真の後ろ姿は安倍晋三総理ですが、このお店の方に、「もり、かけそばはある?」って尋ねていました。余裕なのでしょうか。

それにしても安倍さんは運がいい

 私のフェイスブックでのお友達は政治関係の方が多いので当然、この時期は衆議院選挙の記事や写真が圧倒的に多くなっています。特に今回の選挙では民進党の候補者が希望の党、立憲民主党、無所属と分かれたので、それぞれの候補者を応援する参議院議員や地方議員などの応援メッセージが溢れています。
 そして、私はほぼその全部(+他党でも友だちが推している記事)に“いいね!”を押しています。しかし、ちょっと気になるのは7月の都議会議員選挙で当選した都民ファーストの以前からの友人からのアップが日常的な地域行事への参加などだけで、選挙戦についてはまったくと言ってよいほどないことです。反面、希望の党の候補者のツイッターなどには、不思議なことにその都議会議員の応援の姿が写っていたりします。でも、他の応援弁士とは異なりハッシュタグは付いていません。
 様々な事情や都合があることは理解していますし、義理と人情の板挟みになっていることも承知していますが、それぞれが支援している希望の党の候補者へのSNS応援メッセージの効果は間違いなくあるのですから載せてあげれば良いとも思います。逆に民進党で再選された同志の一部や立憲民主党を応援している市議や区議はとても元気があります。
 さて、日本社会党以来の久しぶりの左派リベラル政党の立憲民主党の勢いがすごいです。それにしても、「さらさら」と「排除」がこれほど大きく影響するのですから、評論家みたいですが、“政治の世界は怖い”といまさらながら私も再認識しました。なお、余談ですが、私が30年以上通っている床屋さんのオーナーは、「今度の選挙は立憲民主党に決めた!」と高揚した声で携帯に電話を掛けてきました。
 そして、確かに立憲民主党は党自体はもちろん、応援している皆さんもヒートアップしているようです。写真はこの党のホームページから引用しましたが、昨年の都知事選挙での小池ブームの再来のように感じますし、もしかしたら、それ以上かもしれません。さすがに私はそれはないだろうと思いますが、今後の展開次第では野党第1党もありうると、知り合いの記者の一人は言っていました。
 公明党もこれには焦っているようで、枝野幸男さんがかつて、軍事力の保有、集団的自衛権の行使、国連のもとでの多国籍軍への参加などの改憲試案を発表していたことを痛烈に批判し始めました。ただ、今は積極的に立憲民主党の応援をしている日本共産党も4年前に公明党と同じことを言っていましたので、何が何だか分からなくなります。
 一方、素敵な名前の「三都物語」は実質的に愛知県から袖にされ、大阪府の知事からは同情されている希望の党ですが、私の友人やお世話になった人たち、後輩たちが数多く移籍していますし、ほんの少し前まで200名に迫る当選も夢ではないと言われていましたので、急失速している現状はとても残念で仕方ありません。
 その中の少なくない人たちはすでにやる気をなくしていますし、宣伝カーの横に“民進党”ののぼり旗を立てたり、今になって「私は憲法9条の改悪については明確に反対です」と主張したり、宣伝カーやタスキに希望も小池も緑もまったくない候補者がいたり、「やっぱり、民進党公認が良かったな」と嘆いたりなどと魑魅魍魎状態ですが、それぞれの方が複雑な心境なのでしょう。現職でもそうなのですから、新しくこの党の公認で戦っている新人の皆さんは可哀想ですね。
 これから、有田芳生先生が期待されているように自民党・公明党の失言やスキャンダルがまったく出てこない保証はありませんが、大方の予測のように安倍さんが勝てば、皮肉にもその最大の功労者は小池百合子さんと前原誠司さんになるのでしょうか。
 ただ、トンデモ話の類いですが、三人でそのことを示し合わせ、改憲に消極的な公明党を外して、自民党、純化された?希望の党、日本維新の会で憲法改正の発議を成就させるシナリオがあるのだとすれば、それはそれで大したものです。
 いずれにしても、希望でも立民でも無所属でも、私がお世話になった皆さん!上から目線で恐縮ですが、最後まで勝利の二文字を信じて頑張ってください!

100%人物本位で応援します

 “人物本位”とは特に政治の世界では便利な言葉で、本当は別の理由で推薦をするのに、それでは対外的に有権者に向けて都合が悪いので、「わが党は人物本位でA党のBさんを推薦する」となるケースも少なくないようです。ですから、それに従う党員や会員さんには不満がかなり積もっていることもありますね。
 それで、私も有権者の東京8区(杉並区)では、前述のような方便ではなく、100%人物本位で木内孝胤さんを応援します。とても優しく、笑顔が素敵な方です。所属政党や政策ももちろん大切ですが、今回のような良く分からない離散集合劇の中では、私のような選択も“あり”かなと思っています。
 なお、細かいことですが、彼のポスターの右上の赤い当選リボンは実際に掲示板に貼ったものではなく、Photoshopで合成したものです。

地方議会は定例会開催中

 衆議院選挙真っ最中ですが、この時期、全国の地方議会(都道府県&区市町村)では、第三回定例会が開催されています。また、多くの議会では年度決算も合わせて審議しています。わが杉並区議会は今日が最終日になりますが、同時に各常任委員会の行政視察が始まります。
 当然、総選挙も大切ですが、視察は公務ですから、優先順位は他都市へお伺いすることになります。長年の経験から申し上げて、「公務だから仕方ないけど、選挙を手伝えないのは悔しい」という真面目な議員と、「これで選挙活動しなくてすむな。うっふっふ」と喜んでいる不埒な議員がいるようです。
 これも経験的にその割合はだいたい承知していますが、後輩の皆さんがいびつに捉えられる危険性がありますので省略です。もちろん、本会議や委員会を休んで、選挙活動を行うことは絶対にありません。
 それから、今回の政党の離散集合劇で身動きが取れなくなっている区議会議員や市議会議員が少なくありません。同志として本当に可哀想だなと同情しています。ご本人たちには1ミリの責任もないのに、国会議員や都議会議員の身の振り方による犠牲者と言っても良いでしょう。
 なお、今日の写真は杉並区長の田中良さんですが、数日前、決算特別委員会の休憩時に急いで撮ったものです。彼とは簡潔に打ち合わせをしたのですが、後ろのパッチワークキルトは交流都市のオーストラリアシドニー郊外のウィロビー市から贈られたもので、とても素敵です。

玄葉光一郎さんは偉いですね

 いきなり生意気なタイトルで申し訳ありませんが、希望の党との候補者調整を行い、一人でも多くの同志が立候補できるように尽力され、それが終わるとご自身は無所属で選挙を戦う玄葉光一郎さんはとても立派だと思います。
 今回の出来事を見ていて、かつての労働組合の活動家のことを思い出しました。彼は流通大手の組合専従者でしたが、企業が時代の変化に対応できなかったために、大規模な合理化をせざるを得ませんでした。そこで、彼は去っていく仲間たちの次の就職先など懸命にお世話をし、すべてに目処がついたあとに、自分の職を探しに当時の職業安定所に行ったそうです。偉いですね。
 ところで、写真は民進党の本部で撮ったものですが、小選挙区の立候補予定者(総支部長)を決める過程でのものです。選対委員長だった玄葉さんと都連会長だった松原仁さんから、「地元のことを一番良く知っているのは門脇さんだから、どちらにするかはお任せします」と言っていただきました。
 それで、結果的にはお二人の期待を裏切る選択を私はしてしまいました。サラリーマンのときも、組合専従のときも、地方議員のときも“人事”ということをやったことがなく、言い訳がましいのですが、とても反省しています。
 それから、過去の党代表選挙の投票で大きな間違いを犯してしまいましたし、同じく都知事選挙では将来ある若者を自殺に追い込んだオーナーを積極的ではありませんが応援してしまいました。
 もちろん、どちらも私一人の行動で何かが変わったわけではありませんが、前述の大きな三つのミスは、自分自身にとって取り返しのつかない過ちになってしまいました。さらに反省。

お疲れ様でした!川端達夫先生

 民社党時代からとてもお世話になった、衆議院副議長・川端達夫先生が引退されました。“まだまだ、これからですよ”という想いも僭越ながらあるのですが、ご自身のご決断に心より敬意を表します。また、写真のように私がウルトラセブンやバルタン星人が大好きなことをご存知で、その製品をプレゼントしていただいたこともありました。(もう1枚がセブンで、今でも大切に使っています)
 先生は長い間、衆議院議員として活躍されましたが、労働組合のリーダーとしても働く仲間たちの現場の声を丁寧に聴かれ、民主的労働運動を推進された方です。今回、三菱重工労働組合(造船重機労連→基幹労連)ご出身の高木義明先生もご勇退され、民社党や同盟時代から活動し、民主社会主義を政治思想の原点とする私にとっては寂しい限りです。
 先日、衆議院が解散され、選挙結果はどのようになるのか分かりません。でも、どの候補者も当選した代議士も生意気なのですが、ご自分がお持ちの政治信条をあまり曲げることなく、降り注ぐ国難に対処していただきたいと思います。
 それから、公明党中央幹事会議長の漆原良夫さんもお辞めになるそうです。彼は杉並区内に長くお住まいで、朝の駅頭活動でお会いしたとき、社公民路線時代のことなど懐かしくお話ししました。党の重鎮ですが、気取られたところなどまったくなく、“やはり、指導者はそうなんだな”と感じました。

下手を打った厄病神の若狭勝さん

 この世の中、特に政治の世界では思ってはいても、言わないこと、言えないことは少なくないと思います。これは正直とか、不真面目とかとは別の問題で、コメント一つでも慎重に対応しなければならないでしょうし、けっこう重要なことです。
 その点、希望の党の若狭勝さんは失礼ながら、今日のタイトルのように下手を打ってしまったようです。すなわち、NHK番組で小池百合子代表がこの選挙に立候補するかどうかの質問に、「今回確実に政権交代できる見通しがあるなら、国政に出ることもありえる」と答えてしまったことです。
 そして、ダメ出しとばかり、「『次の次で確実に交代できる議席数に達する』という思いでいるとすれば、今回の衆院選に小池代表が出なくてもかまわない」と追加してしまいました。これで、建前でも何かを信じたい有権者の皆さんは“ドン引き”してしまいました。
 これには官房長官の菅義偉さんも皮肉交じりにツッコミを入れていましたが、この若狭さんの発言から流れが変わったように感じます。こんなことでは、身を賭して国を、国政を改革する決意がぜんせん伝わってきませんし、全国の希望の党の候補者の皆さんも気合が入らないでしょう。
 もっとも、小池百合子さんご本人は彼のことをまったく信頼していないようですし、私の口の悪い友人は、「どうしても、あの顔は信用できないし、胡散臭さ満載だ!」と嫌味を言っていました。確かに、話しているときに目が泳いでいることが多いですし、悪を懲らしめる東京地検特捜部ですが、そこの出身者が優れた人間性を持っているとは限りません。申し訳ありませんが、写真は取り調べられる側の人のようにも見えてしまいます。
 それから、希望の党創立メンバーのお一人である長島昭久さんが、「希望の党が表立って誰それはダメだなどと言うべきではない」とツイッターに記されています。そのとおりなのですが、小池代表がはっきりと言ったことは消しゴムでは消せません。
 義理と人情、あるいは判官びいきではありませんが、“あんな左の人は希望に入れないほうがいいんだ”と思っていても、日本人は菅直人さんのように左派でも、“一応、総理大臣を経験した人だし、それは言い過ぎじゃないの”となるような気がします。
 ただ、菅さんにしても、辻元清美さんにしても、阿部知子さんにしても、当初は小池百合子のことをずいぶん高く評価していたようですから、五十歩百歩でしょうか。特に菅さんは、「小池さんを日本のメルケルに」と言われていました。この方、大丈夫でしょうか。昨日もお伝えしましたが、初めから「私は希望の党には行かない」と明言していた方々は、私の考えとは180度異なりますが、国会議員として筋を通したと尊敬します。
 しかし、前原誠司さんが全員を送り込むとはしゃいでいたときは、それを信じて“私も私も”と擦り寄っていた人が、“排除”の論理が明らかになると、「私は無所属で勝負します」と舵を切った皆さんはいかがなものかと思います。生意気ですが、このような姿勢が政治不信を増長させているのではないでしょうか。
 また、昨日の夕方には枝野幸男さんたちが新しい政党「立憲民主党」が設立されました。日本社会党以来の左派・リベラル政党ができたわけですが、結局、今回の騒動で右から左までごった煮政党と揶揄され続けた民進党がかなり分かりやすく分裂したことになり、国民、有権者の皆さんの選択肢が増えたことは歓迎したいと思います。
 なお、本家左翼の日本共産党はちょっぴり複雑な想いでしょう。表向きは枝野さんの政党と選挙協力するのでしょうが、この新政党に同情が集まり、勢いが出てくると相対的に自分の議席が減ってしまう可能性があります。社会党、共産党時代から“社共共闘”がありましたが、その実態は近親憎悪的にとても仲が悪かったですから。(写真引用:Web版産経ニュース)

左派&リベラルは早急に結集を!

 写真は今から2年少し前の衆議院平和安全保障特別委員会で安保関連法案が可決されたときの光景です。お馴染みのお顔も写っていますが、このプラカード大作戦はとても不評でしたし、私も「お願いだから止めてください」と言っていました。
 さて、今回の大切な衆議院選挙では注目点が多いのような少ないようなちょっと不思議な感じがします。自民党が発表したいくつかの政策も何となくインパクトがなく、そのことだけ見れば、国民の皆さんには分かりづらいのではと思います。連立与党が“政策で勝負”と言っていながら、野党の悪口を中心に論戦を展開していることが象徴的です。
 ところで、まだまだ流動的な総選挙ですが、気になる視点もいくつかあります。一つは希望の党代表というか東京都知事の小池百合子さんが出馬するかどうか。民進党からの移籍希望者の誰が認められ、誰が弾かれてしまうのか、そして、いわゆる左派、護憲派、リベラルと呼ばれている人たちが無所属で戦うのか、それとも新しい政党を作るのかなどでしょう。
 小池さんのことはよく分かりませんが、一般的には彼女も言っているように、最初から野党になろうとして選挙をやることはないわけですから、知事を辞めることの反動は大きいでしょうが、自ら小選挙区で立候補したほうが筋が通ることになります。でも、ご自分が総理大臣になれそうもなければ、立候補しないようにも感じます。今後の世論や支持率を見極めるのでしょうか。
 次に誰が小池さんの眼鏡にかなうかですが、安保法制に反対した人や憲法改正したくない人は除外されるそうです。しかし、これを原則的に適用すると、細野豪志さんや長島昭久さんもダメだということになってしまいます。渋々でも嫌々でも安保法制に反対したのですから。これは民進党全員に当てはまってしまいます。
 ところが、お二人ともすでに希望の党で候補者選定に重要な役割を果たされているのですから、写真に写っている人たちも含めて移籍をお願いしている皆さんは、「実は私は安保法制に賛成でしたし、護憲派でもなく、党の決定に従ったまでです」と早めにお詫びをしたほうが良いと思います。でも、国会前で市民連合だか市民団体だかとワッショイワッショイと一緒にやっていた議員さんは難しいでしょうね。
 それから、何となく厭世的な言い方で恐縮ですが、都議会など地方議員も含めて、同志と袂を分かっても、自分のステイタスを失いたくない方々も少なくありませんし、経済的には住宅ローンの残額がかなりあったり、子供たちの教育費がこれからさらにかかったりというケースもあるのでしょう。個々には表に見えない事情もあると経験的に感じています。
 昨年の夏、共産党との選挙協力体制を嫌い、自分の政治信条を貫きたいと思って都議選の公認内定を辞退させていただき、今はモチベーションもとても良くなりましたが、長い間の議員活動の過程では、必ずしも自分の考え方や政策を忠実に訴えてきたのではないことも事実です。声を大きくして言うことではありませんが、今、振り返ると反省しなければならないこともあります。
 そして、今日のタイトルです。労働戦線でも共産党や左派と対峙してきた私が言うのもおかしいのですが、移籍をしないでご自分たちの主張をきちんと通す覚悟を決められた皆さんは、それはそれでご立派と思います。一番惨めなのは希望の党に移りたいと願ったのにリストに載らなかった人たちでしょう。
 近年の政局や選挙結果はまるでジェットコースターのようです。これから戦われる衆議院選挙だって、投票日までどのような風景になるのか誰も分かりません。最近は共産党のぶれない姿勢が評価されているとも聞きます。であれば、共産党、左派、リベラル、護憲派などが大同団結して連立与党や希望の党と正規戦を挑めば案外、議席をそれなりに獲得するかもしれませし、もしかしたら、投票日数日前の新聞に、「自公は堅調、護憲連合に勢い」みたいな記事が載るかもしれません。

大切な総選挙で貴重な一票を!

 衆議院の解散が今日行われ、来月10日に選挙がスタートして22日には投開票になりました。衆議院選挙は参議院のそれとは異なり、“政権を選択”するものですから、投票率のアップはもちろんですが、選挙後の政権がどのような形(組み合わせ)になるのか、今からとても注目されます。少なくても日米安保や自衛隊など、国の安全保障の根幹に関わることについては、「それは置いといて」ということは邪道以外の何物でもないでしょう。天皇陛下のご退位も予定されていますので、わが国の皇室をどのように捉えるかもかなり重要です。これも「とりあえずこだわらない」がかえって将来に大きな禍根を残すことになることは間違いありません。
 それから、「大義なき解散」と叫ばれていますが、確かに自民党のいくつかの政策の柱を見ても取って付けたようで、ぱっとしたものはありませんし、野党の一部は「それパクリだ!」と言っているのも理解できますが、今まで“大義ある解散”ってあったのでしょうか。
 ただ、共産党が大好きな安住淳さんは今年の3月の定例記者会見で、「4月に解散するのだったら、『森友解散』になるから結構ですよ。『森友解散』、受けて立ちますから、どうぞ4月解散してください」とか「今、解散なんて“おどし”にならない。一部の新聞が何か、解散するぞとすごんでいましたが、全くそんなこと、今は森友で解散するんだったらしてもらって結構ですから」と言われています。
 その後、“加計学園”の件が加わり、結果というか現在までほとんど新たな事実は出てきていませが、内閣・連立政権を追求することが使命の野党にとっては願ってもない総選挙になりました。ただ、選挙結果によっては「もり・かけは何だったんだろう」となる可能性もあるので、野党にとっても正念場になります。合わせて、一連の安保法制などの国民の皆さんの評価も当時とずいぶん変わっているようですから、攻め方を間違うと自爆してしまうような気がします。
 また、解散と北朝鮮のミサイル恫喝の時間的問題ですが、来年末の任期満了まで待てば、彼の国は核実験やミサイル発射を止めるのでしょうか。どちらかと言うと、延ばせば延ばすほど、私には危機がより高まっていくように思えます。現状では汚い言葉で脅していますが、綿密に弾道コースや大気圏入角度など検証している段階で、あと1年待つよりも、国民の皆さんの生命と財産を守る決意ならば、「今しかないでしょ!」がはるかにアドバンテージがあるでしょう。
 いずれにしても、それが有権者の正当な選挙で選ばらたからと言っても、いわゆる“一強”はあまり好ましくありませんし、それが続くことにより、戦後最大のタブーの蓋が閉ざされたままになってしまいます。模範解答のようですが、“健全野党”は絶対に必要ですし、そうしなければ、選挙での選択肢がなくなってしまいます。ただし、最終的には日米安保を破棄し、自衛隊を解散し、皇室の廃絶を目指し、日本を共産主義国家にすることを目的とする日本共産党は健全な野党とは程遠い団体です。
 また、民主的な選挙で選出された国会議員により民主的に指名された内閣総理大臣を呼び捨てにする人たちはいかがなものかと思います。どんなに嫌いだって、辻元清美さんとか福島瑞穂副党首とか有田芳生先生とか、敬称や肩書を付けるのは最低限のルールではないかと考えています。その点、市民団体と称する方々と共闘とかをする場合、相当な注意が必要と思います。左派やリベラルの政治家も同様です。
 最後になりましたが、なぜか新聞やテレビではあまり報道されなかった安倍首相のインド訪問のときの写真を載せておきます。相変わらず、マスコミは“報道しない自由”も“報道の自由”に含まれると勘違いているようですが、それはそれとして、安倍夫妻は9キロ40分間に渡って切れ目なく地元人民から熱烈な歓迎を受けています。モディ首相の出身地とはいえ、これだけのパレードが行われた外国首脳は初めてだそうです。それにしても、すごく小さな車に窮屈そうに乗っているなと思ったら、スズキのジムニーでした。頭の良いインドの指導者はさすがですね!(写真出典:産経フォト)

北朝鮮と自民党左派

 今ではその名前を知っている方は少なくなっていると思いますが、かつて金丸信さんという自民党の副総裁・衆議院議員が、“政界のドン”とか“妖怪”とか言われながら、かなりの権力を持って活躍していました。
 それで、今から27年前の平成2年に彼は日本社会党(当時)の副委員長・田辺誠さんと一緒に北朝鮮を訪問しました。金丸訪朝団と後に呼ばれることになりましたが、ここで完全に北朝鮮のトラップにはまってしまいました。
 ハニートラップはなかったようですが、民主化で失脚した(殺された)チャウシェスク大統領のルーマニア、日本の創価学会、北朝鮮が得意としていた“マスゲーム”を現地で観賞して涙を流して感激したそうです。
 また、金日成主席に会えたことでも盛り上がってしまい、その後に大問題になる3党共同宣言なる変な合意をしてしまい、日本の償いという言葉まで入れてしまいました。政府の代表でもない、総理大臣の特使でもない人たちが勝手に結んでしまったわけです。
 それから、金丸さんの自宅からは刻印のない怪しげな金の延べ棒がたくさん出てきました。これも金日成さんから贈られたことは間違いないと言われています。そのほかにいくつもの北朝鮮疑惑が数多くあるのですが、親北(北朝鮮が好きな人たち)の代表格でした。
 とても僭越ですが、私が申し上げたいのは、政権党である自民党の内部で暗躍してきた左派の皆さんこそ、権力を持っているがゆえに、たちが悪いというか、危険な存在であるということです。野中広務さんや加藤紘一さん、河野洋平さんも同様でしょう。それに比べれば、一部野党や朝日新聞などは可愛いものかもしれません。
 それから、板門店を北側から視察した人たちは、もちろん全員ではありませんが、どうも信用できません。これは中国にも言えることなのでしょうが、使えると思った国会議員やマスコミ記者などには徹底したトラップを仕掛けてくるようです。橋本龍太郎さんがハニートラップに掛けられたことは公然の秘密と聞いたことがあります。
 政治家や新聞記者などの言動が、「えっ、どう考えても、そんなことをしたら、言ったら、日本の国益を損なうだろう」と思うことがときどきありますが、その背景には何らかのトラップがあったのかもしれません。毒まんじゅうを食べたらダメですね。

泣き言は北朝鮮には通じない

 ずいぶん前のことですが、当時の石原慎太郎都知事が日本(人)の“平和ボケ”が我慢できず、「北朝鮮にミサイルを一発、わが国に打ち込んでもらえればいい」と言っていました。彼らしい発言でしたが、それが現実になる可能性もまったく否定できなくなりました。午前6時ころ、食事をしていて、テレビの画面が突然変わり、Jアラームが発令されたと知ったとき、そう感じました。
 これからも北朝鮮がミサイル発射を止めることはありませんし、6回目の核実験の準備も完了したようです。また、これこそ究極の脅威である潜水艦からミサイルを撃つ能力も急ピッチで高めています。
 ただ、おろおろ、ビクビクしていても仕方ありません。今回の政府の対応では“良かった”と思ったことも少なくありませんでした。まず、安倍首相が、「ミサイル発射直後から、ミサイルの動きを完全に把握していた」と自信を持って言ったことです。
 つまり、自衛隊のレーダーと米国の早期警戒衛星とコンピュータを使って、弾道を正確に判断していたので、イージス艦からSM-3での迎撃をしなかったのでしょう。実際には撃ち落とすことは可能だったと思いますが、実害がないことが直後から正確に把握してしていたので、迎撃ミサイルを使用する必要はないというか、発射すれば北朝鮮にわが同盟の強力なシステム機能などが分かってしまいます。
 それどころか、北朝鮮はそれを密かに期待していたのではないでしょうか。しかし、逆に言えば、破壊命令が出ていたとしても、100%撃ち落とせるものではありません。専守防衛は大切なのでしょうが、結局は撃ってくる側が迎撃する側よりも強いのです。ですから、これからは“策源地攻撃”も検討材料の一つとして考えなければならないでしょうね。
 それから、外務大臣の河野太郎さんのコメントも、変な言い方ですが“感心”しました。特に「わが国にとっては、東に向けてうつのも、南に向けてうつのも同じことなので、区別せず、しっかり対応していきたい」はとても的を得ていました。私は恥ずかしいのですが、彼のことを大いに誤解していました。韓国に対して慰安婦や徴用工についても毅然とした態度を示しています。このような外相は今まで見たことがありません。
 最後になりますが、不安なことがあります。それは、菅官房長官が、「ミサイルが日本海上空で三つに分離した可能性がある」と発表していたことです。このとおり、日本海上空なら問題ないのですが、再突入から着弾までのターミナルフェイズで3分離したとすると、“多弾頭”の可能性が否定しきれません。
 それで、この軌道ではPAC-3の出番となりますが、飽和攻撃にプラスしてこれをやられると全弾を撃破することは不可能です。今後、イージス艦とPAC-3を飛躍的に増強し、イージス・アショアとTHAADを新たに導入しても、国民の皆さんの生命と財産を守り切ることが難しくなります。
 はやり、私たちの国の防衛政策を基本的に変えなければ、それをできる限り急いでやらなければならないと思います。なお、写真のPAC-3は現在の配備態勢(部隊数と発射機ユニット数)では、それがある自衛隊の基地周辺しか守れません。防衛省のグランドに基地から移動してくるのは、そうしないと、永田町や霞ケ関、皇居などを防衛できないからです。いずれにしても、今回はPAC-3で迎撃することはできないというか、その必要性はまったくありませんでした。

大学附属病院の院長選挙は?

 全国の大学医学部や医科大学の附属病院内での選挙というと、テレビドラマにもなりましたが、やはり、60年ほど前に公開された「白い巨塔」(小説も)が有名です。モノクロの映画ですが、今見てもまったく色あせていませんし、大学病院内のドロドロとした壮絶な権力闘争が描かれています。
 さて、この映画は院長選挙ではなく、教授選挙がテーマでしたが、厚生労働省は院長を教授たちの選挙で選出することを禁止しました。もちろん、直接的には映画と関係ありませんが、学内での派閥争いなどが優秀な人材の育成や登用を妨げていて、それが重大な医療事故にもつながっていると考えているようです。確かに、映画でも財前教授の判断ミスが重く描写されていました。
 そして今回の改正で、外部の有識者を含めて選考委員会を開催して、学長が院長を決めるという本来のあり方になるのですが、逆に言えば長い間、いかに制度が形骸化して学閥が闊歩していたのかが分かります。東京女子医科大学附属病院や群馬大学医学部附属病院の度重なる医療事故も関連があったのかもしれません。
 ところで、上述のことが話題になっていたら、幻冬舎からそのタイトルもズバリ「院長選挙」が発行されました。これから読むのですが、とても面白そうです。著者は現役の医師ですね。
 なお、研修会での東京医科歯科大学教授河原和夫さんや同大学外観の写真は“医療”のイメージとして載せたもので、今日の記事とは関係ありません。ちなみに、河原先生は医療政策の第一人者で、優しいお人柄の素晴らしい方です。河北総合病院地域医療支援病院運営協議会でもご一緒させていただいています。

TVドラマ「ザ・ラストシップ」が凄い!

 海上自衛隊や米国海軍がこれほど注目されているのは初めてではないでしょうか。とりわけ、イージス艦(ミサイル駆逐艦)はけっこう前から就役していたのですが、北朝鮮のミサイルの脅威がさらに増している現在、その役割と能力が大いに期待されています。そんな状況で、ミサイル駆逐艦そのものが主人公(または舞台)になったアメリカテレビドラマがとても好評のようです。
 さて、わが家はケーブルテレビに加入しているので、とても多くのチャンネルが映ります。その中でも映画とアメリカ製のテレビドラマは面白いものが少なくありません。そして先日、AXN Japanで「ザ・ラストシップ」シーズン1の第1話と2話を放映していて、それがもの凄く見応えがあったので、どこかで最終話までをまとめて観れないかと探したら、Huluでシーズン1とシーズン2の全話を視聴することが可能だと分かりました。
 それで、1カ月だけと決めて契約をし、迫力満点の20話を満喫しました。さらに最近、シーズン3がレンタルまたはセールされたことを知ってしまい、これまた一番安く観れるのはどこかと調べた結果、TSUTAYAさんで13話分、DVD7枚をまとめて新作で借りても、200円×7=1400円で済むことも分かり、JR阿佐ヶ谷駅近くのお店に向かい、すでに全話を観賞しました。
 それにしても、登場する「ネイサン・ジェームズ」(仮名)は実際のイージス艦・ハルゼーが使われています。驚くのはアメリカ海軍の協力っぷりです。“本来の任務は大丈夫かな?”と思うほどです。ですから、圧倒的な迫力になっているのでしょう。なお、シーズン4&5の製作も決まっているそうで、今から楽しみです。

北朝鮮の挑発には乗らない

 国会では衆参それぞれの委員会でやっと、北朝鮮のミサイル脅威について論議が行われました。“日報”問題もありますが、野党もこればっかりやっていると、ますます国民の皆さんから飽きられてしまうのではないかととても心配です。
 ただ、まったく無能で、そもそも安全保障について関心のない、防衛問題が理解できない大臣が辞職し、かなり安定感のある小野寺五典さんがその任に就いたのは、北朝鮮の挑発が続いている中で唯一の救いです。何と言っても、答弁で野党の相手を褒める余裕さえあるのですから。
 それで、衆議院の委員会などで、「北朝鮮が弾道ミサイルを島根県、広島県、高知県の上空を通過させると予告している。この地域にはPAC-3が配備されていない。どうするんだ」と質問していました。正直なところ、今更ながらという気もしますが、愛媛県を含めて配備されていないことは事実です。ミサイルが落ちてくる可能性は大変低いのですが、対応を急ぐのは当然ですね。同時に高射隊と発射機群の数を増やさない限り、都市部の迎撃態勢が手薄になることの覚悟も必要です。
 しかし、この質問は北朝鮮ベースにはまっていて、大変僭越ですが、危機意識が足りないと言わざるを得ません。それは発射場所が日本海に近いからそうなるのであって、半島反対の黄海側から打てば、九州各県も危険地域に入ってきますし、ロシア国境付近からなら、香川県や徳島県もそうなります。北朝鮮はあくまでも通過するだろう県を伝えているだけであって、発射基地を発表しているわけではありません。
 ですから、既存配備の地対空誘導弾ペトリオットミサイルを移動するならば、北朝鮮の言っていることだけを信じ切って実行するのは、すでに彼の国の心理作戦に乗ってしまうことになります。感心している場合ではありませんが、敵を撹乱させる能力は抜群の独裁国と独裁者ですから、こちらも細心の注意が必要です。
 また、なぜかほとんど報道されませんが、北朝鮮は弾頭に何を搭載するかは言っていません。過去から、とりわけ今年になって連射しているミサイルの弾頭の中身は空っぽです。ここに通常爆弾を載せるのか、核爆弾を載せるのか、はたまた、相当な量を持っていると指摘されている生物化学物質なのか、それらのことを考えておかなければ、国民の皆さんの生命と財産を守ることは到底できません。
 それから、迎撃態勢ですが、わが国のイージス艦は日本海での任務で手一杯ですし、グアム島までの弾道軌道では撃ち落とすことは不可能と思います。となると、太平洋に展開するアメリカ海軍のイージス艦のSM-3で迎撃するか、それに失敗すれば、アンダーセン空軍基地のTHAADを使うでしょうし、最終的にはPAC-3で完璧に防御するでしょう。
 いずれにしても、北朝鮮は用意周到でしたたかです。これは米国も同じですが、私たちは憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」、安全保障問題についての議論が不足していたように思うのです。度重なる国連の制裁は皮肉にも猶予期間を与えてしまい、この間に核実験やミサイル開発が進んでしまいました。ここにきて一からやり直すことはできませんが、策源地攻撃(究極の専守防衛)もタブーとしないで、対応を急がなければなりません。“存立危機事態”の認定には至らないことを願っていますが、安保関連法案を改正&新設しておいて良かったです。(写真出典:航空自衛隊)

威厳ある自衛艦旗授与式

 写真は海上自衛隊潜水艦「せきりゅう」の艦尾に自衛艦旗が掲揚されている様子です。国歌・君が代が音楽隊により演奏され、艦長以下、乗組員が敬礼してゆっくりと旗が揚がっていきます。そして、数多くの皆さんに見送られて出港していきます。
 さて、それより前にはその潜水艦を造船したメーカー(この船の場合は川崎重工業)からの引渡式があり、防衛大臣名で企業に対して自衛艦受領書が交付されます。そして、同じく防衛大臣(副大臣や政務官が代行するケースが多い)から自衛艦旗が授与されるわけです。
 これらの映像は海上自衛隊が提供しているYouTubeでご覧になれますが、文民統制(シビリアン・コントロール)がいかに間違いなく行われているのかが良く分かりますし、専守防衛に徹した自衛隊艦艇の力強さが理解できます。また、“帽振れ”とともに出港する勇姿は感動的ですらあります。
 それから、その自衛艦旗(十六条旭日旗)ですが、自衛隊施行令(政令)で法的根拠が定められていて、デザインは旧・帝国海軍の軍艦旗と同じです。これに異論がある人もいますが、かなり研究・検討した結果、形状、日章の大きさ、位置光線の配合など、軍艦旗に勝るものはないとの結果だったそうです。私も何の問題もないと思います。
 ただ、ときには自分たちの生命を犠牲にしても、この国と国民を守ることが自衛隊の崇高な任務ですから、その象徴でもある自衛艦旗を別の目的で安易に使用することは慎むべきとも考えています。
 ところで、この旗が築地にある新聞社の社旗に似ているとの指摘があります。確かに似ているといえばそうなのですが、新聞社は“真似はしていない”と言っていますし、だいたい、この新聞社のそれと比較すること自体が自衛隊や隊員の皆さんに対して失礼極まりないでしょう。間違っても福岡国際マラソンでもらった応援社旗をサッカーの韓国戦で振ってはいけませんね。

消費税5%で電撃解散総選挙へ!

 安倍晋三首相は本日、内閣改造及び自民党役員人事を実施したあと、できる限り早い時期に衆議院解散・総選挙を行うことを決断した。複数の政府関係者が明かしたもので、すでに具体的な選挙日程も検討している模様だ。
 今回の選挙で国民に問うのは消費税の引き下げで、現行の8%を5%に引き下げるというもの。前回は10%に引き上げる時期を延ばすことが焦点になったが、有権者がどのような判断を下すのかが注目される。
 当初は公共事業の大幅な拡大など財政出動も視野に入れていたが、国民が抱くイメージは好ましくなく、究極の減税施策となる消費税の税率引き下げを選択したものと思われる。ただ、冷え込んでいる個人消費がどこまで回復するかは未知数でもあり、安倍首相にとっても文字どおり、正念場になることは間違いないだろう。
 また、財務省の猛反発も予想されるが、麻生財務大臣とはこの間、水面下で調整を続けており、官僚の反対も最終的には押し切る見通しと言われている。連立与党を組む公明党の山口代表からはすでに賛意を得ているという。合わせて、財政再建のいくつかの施策も提示して選挙を戦うようだ。
 一方、野党の出方だが、民進党は今までの主張と異なることになるが、国民の関心が景気浮揚や経済の活性化にあることを考えれば、正面から反対できないだろうとの見方が強い。ほかの野党についても同様で、「先に言った者勝ち」との思惑もあるようだ。
 なお、福祉などの社会保障財源が税率引き下げによって大きな影響を受けることについても、「消費税の引き下げで必ず景気は上向き、内需は拡大して個人や企業からの税収アップが期待でき、その財源で社会保障を充実することは十分に可能」との説明を丁寧にしていくという。
 それから、首相の念願である憲法改正は今回の選挙では封印する予定だ。消費税5%というシングルイシューで臨む選挙戦は過去の郵政民営化に似ているとも言えるが、いずれにしても、安倍首相にとっては内閣支持率は著しく低下している現状で、政治生命を賭けた総選挙になりそうだ。国民の賢明な選択を期待したい。
(真夏の夜の夢新聞社政治部次長:平教盛)

遅いぞ!最低最悪の防衛相辞任

 稲田朋美さんの防衛大臣辞任は当然ですが、同時にどうしてこんなに遅くなってしまったのでしょうか。それはやはり、安倍晋三総理大臣の“えこひいき”が最大の原因だったように思います。彼は彼女に対して何か特別の思い入れでもあったのでしょうか。
 もちろん、人は誰でも特定の気に入った後輩や友人を一般的な“出世”よりも加速して引き上げることはありますが、この人は筋が悪すぎたようです。その意味では安倍首相の任命責任は極めて重大です。
 それにしても、この人の巻き添えになり、職を辞さなければならなくなった有能な事務次官と陸上幕僚長に同情を禁じえません。どうして、能力も人望もまったくない上司の道連れにされなければならないのでしょうか。怒りがこみ上げてきます。チャラチャラするんじゃないよ!
 繰り返しますが、防衛省内の危機管理にも今まで的確に対応してきた事務次官、35年間に渡り陸自の幹部として貢献され、次は統合幕僚長に就任されると言われていた陸将、このお二人を失うことは痛恨の極みではないでしょう。
 特に平常時ならともかく、中国と北朝鮮の脅威が日々増している現状で、防衛・安全保障に興味もなく、省内で部下を怒鳴り散らし、最低限の答弁もできない防衛大臣はもう懲りごりです。
 結局、迷惑を被るのは国民の皆さんです。安倍さんはちゃんとした人を任命してください。自民党だってしっかりした安保政策を持っている方もいらっしゃるでしょう。ただし、後ろから鉄砲を撃つような胡散臭い元・防衛大臣の再登板はご遠慮していただきたいですね。
 ところで、今日の写真は元・防衛大臣政務官を務められた参議院議員の大野元裕さんで、背景は市ケ谷の防衛省です。僭越ですが、彼のようにお人柄が優れ、安全保障政策や地政学に精通されている国会議員がその職に就かれたらいいなと過去から思っています。

今更ながら「報道しない自由」を知る

 衆議院と参議院の閉会中予算委員会での新しい事実は前川喜平さんが和泉洋人首相補佐官と会った日時がなぜか次々と変わったくらいで、まったく進展はありませんでした。これからも、与党は「これ以上やっても時間のムダ」、野党は「さらに疑惑が深まった」としばらくは続くのでしょうが、一段と高い笑い声が中国と北朝鮮から聞こえてきます。そう言えば、森友のときも同じような流れでした。
 ただ、安倍晋三総理大臣の答弁姿勢が改善したことは良かったです。国民から直接選ばれた首相ではありませんが、その国民・有権者は特に彼が好きで、優れていると思っているわけではなく、「ほかの政党、ほかの政治家よりまし」という理由で評価してきたのでしょう。ですから、これだけの敵失が続いても、残念ながら、野党第一党の支持率は上がらないどころか、さらに低くなっているのですから深刻です。
 一方、与党を追い詰めない野党に存在意義はありませんが、プラカードがやっとなくなったと思ったら、今度は委員会で一斉に、「へえっー!」と声を合わせてわざとらしく驚いていました。国対筋の指令なのでしょうが、呆れ返って物が言えないとはこのことですね。これでは、安倍さんの品のないヤジと五十歩百歩です。
 さて、この年になって、30年間も地方議員を務めさせていただいて、皆さんよりかなり多くの記者の方々とお付き合いをさせてもらって、とても恥ずかしく、情けない気持ちになっています。それは最近の一連の報道を見て、聞いていて初めて、新聞やテレビの世界には「報道しない自由」があることを知ったからです。これも「報道の自由」のカテゴリーに入っているようでから、当事者の皆さんは大切にしているのでしょう。
 でも、「報道できない」ではありません。新聞やテレビの記者が取材で知り得たことでも、様々な理由で伝えられないことは数多くあるでしょう。私でも星の数ほどではありませんが、都庁第一庁舎の階数くらいは墓場まで持っていかなければならないことはあります。
 そうではなく、特定の権力者を倒すために、その人の立場を有利にする不都合な内容は報道しないということです。私は現在の政権政党や行政の責任者が憎くて、憎くて仕方なく、バンバン攻撃する姿勢は“あり”と考えていますが、叩く材料以外の発言があった場合、それも合わせて書く、話すことを省略してはいけないでしょう。
 特にわが国の報道機関に対して、公平性とか中立性を求めてはいけませんが、あまりに偏った記事ばかり載せているのは良くありません。確かに昔だったらとぼけることも可能でしたが、現在ではネットですぐにばれてしまいます。マスメディアとネットメディアを単純に比べても意味はありませんが、ここのところを軽んじていると、新聞社や放送局などの既存メディアは購読部数や視聴率を含めて信頼を失うでしょう。麻生政権を実質的に倒閣に追い込んだ時代とは違うのです。
 それにしても、あの籠池泰典さんが国会で証人喚問されたとき、「立派な態度だった」、「正直な対応は素晴らしかった」と言っていた人は今、稀有な詐欺師に過ぎなかった彼をどのように思っているのでしょうか。皮肉や嫌味は慎まなければいけませんが、籠池さんを挟んで4野党の責任者が写っている写真をどのように振り返っているのでしょうか。一度、聞いてみたいと思っていますし、二人目の籠池泰典さんになる方がすでにいるのかもしれません。
(写真出典・建物3枚:Wikimedia Commons)

「加熱式たばこ」も「たばこ」

 わが国での喫煙事情は考えてみれば不思議なもので、国民の皆さんの喫煙率(男女計)が僅かに20%なのに、居酒屋さんなどでは「全席喫煙可」のお店が少なくないというか、大多数を締めています。発展途上国は知りませんが、先進国の中では極めて珍しいケースでしょう。
 それで、自民党たばこ議連と厚生労働省の折衝がまとまらず、受動喫煙対策法案(改正健康増進法)の国会提出ができず、結果、東京都においては都議選も良い意味で影響して、罰則付きのかなり厳しい条例が制定されることが確実になりました。
 さて、加熱式たばこがこの条例の中でどのような位置づけになるのかは重要です。まず、WHO(世界保健機関)は次のように言っています。「科学的に安全性が証明されていない上、試験ではニコチン以外の有毒化学物質の存在が示されており、使用しないよう強く勧告する」
 当然のことと思いますし、そもそも、パッケージには一般のたばこ同様、警告表示が書かれています。ここは大切なところで、やはり、規制の対象とするべきでしょう。また、煙は出ませんが、あの独特な臭さを我慢できない人たちが多いようです。
 さらに、日本たばこ産業、フィリップモリス、ブリティッシュアメリカンタバコが市場を独占し始めていますが、最近、変なステッカーを共同で作成しました。写真がそれですが、自治体や外食業界などを通じて配布するそうです。各企業・各店舗に貼るのはそれぞれの自由ですが、あたかも、都条例に向けて、「紙巻きたばこと異なり、問題ありませんよ」と既得権を主張しているようです。自治体がこんなことをサポートする必要はまったくありません
 いずれにしても、加熱式たばこの身体・健康への影響が明らかになっていませんから、安全性がはっきりするまでは一般のたばこと同じ扱いが必要でしょう。

ビックコミックス「空母いぶき」

 小学館が発行しているビックコミックス「空母いぶき」がかなり読まれているようです。この漫画は3年前から同社の売れ筋雑誌“ビッグコミック”に連載されていますが、現在までに6冊(1冊7話構成)が書店やネット通販に並んでいます。
 もちろん、漫画は漫画で、今起こっている現実と重ね合わることは、それぞれの読者の想像力の問題ですが、一概に“漫画の世界だから”とも言えません。なぜなら、登場する護衛艦、戦闘機、武器などがとてもリアルに描かれているからです。しっかりとした“監修”が行われているのでしょう。
 また、主人公の「いぶき」ですが、「いずも」や先日就役した「かが」にスキージャンプ式飛行甲板があるちょっと不思議な構造になっています。イタリア海軍空母「カヴァール」にそっくりですが、確かにこれですと、ヘリコプターはもちろん、戦闘機も垂直離着陸型だけではなく、重装備は搭載できないものの、勢いをつけて飛び立つことは可能です。
 なお、この漫画での敵国である中国では、大連でスキージャンプ式空母を、上海でカタパルト式空母を建造しています。「遼寧」はロシアから譲り受けたものですが、本格的な国産空母を造っていますし、そう遠くない時期に原子力空母の予定もあるようです。この数年でさらに中国の海洋進出のスピードは一段と加速していくでしょう。
 繰り返しますが、漫画は漫画です。ただ、国民の皆さんの生命と財産を守るため、「自分の国は自分たちで守る」ため、この漫画が描いている世界はあまりにも“リアル”と強く感じています。何せ、彼の国は共産党一党独裁でやりたい放題ですから、私たちがシビリアンコントロールを維持して対峙することは相当難儀です。合わせて、現場(自衛隊など)に政治判断を押し付けることはまったくの禁じ手です。(第7巻は今月28日に発行予定です)

東大キャンパスで前川喜平さんを想う

 所用があり、久しぶりに東京大学本郷キャンパスに行ってきました。私はいろいろな大学の構内を経験しているわけではありませんが、東大内はさすがに雰囲気が異なるように感じます。やはり、全国のすべての大学の最高峰の位置付けでしょう。
 それで、申し上げるまでもなく、霞ヶ関で仕事をされているキャリア官僚の多くはこの学校を卒業されています。そのお一人が時の人・前川喜平さんです。国会閉会中の合同委員会も開催されましたが、新たな事実などは一切出てきませんでした。結局、水掛け論がしばらく続いて終わりでしょう。
 それから、その前川喜平さんですがとても可哀想ですね。同僚のために良かれと思ってやってしまった違法な天下り斡旋が徹底的に叩かれ、唯一の楽しみだった出会い系バー通いを暴露され、彼自身は美味しい企業に再就職することも困難になってしまいました。
 さらに、お祖父さんと伯父さんはわが国を代表する有名メーカーの会長さんと社長さんですし、妹さんが大勲位・中曽根康弘さんの息子・中曽根弘文さんに嫁がれています。もう、彼ら彼女らに合わせる顔がないでしょうし、前川さんのご家族のことは存じ上げませんが、周囲の皆さんの冷たい視線にも耐えなければならないと考えるとかなり複雑な思いになります。
 また、真実は分かりませんが、官邸と読売新聞を怨む気持ちは理解できます。しかし、これだけお顔が晒されてしまうと、ほとぼりが冷めても歌舞伎町に行くことは不可能になってしまいました。それにしても、どうして自ら“貧困調査”を否定してしまったのでしょうか。残念で仕方ありません。
 そして、もっとも悔しいのは地方から高校を卒業して集団就職で上京、段ボール工業で働いたあと、授業料が一番安いという理由だけで法政大学を選んだ官房長官・菅義偉さんからいじめにも近いような暴言を投げつけられたことでしょう。
 東京大学法学部を卒業して文部省(当時)に入って“将来は事務次官間違いなし”と言われた方が、私立大学から叩き上げで政治家になった人から「恋々として地位にしがみついていた」なんて言われてら、切れてしまうのは当然です。これで失うものは何もなくなり、復讐の鬼となった前川さんに怖いものはありませんし、私は彼に対して同情の念を禁じ得ません。
 なお、東大をあとにして、いつもの楽しいメンバーと美味しいクラフトビールをいただき、いやーな気分もどこかに消え去ってしまいました。

北朝鮮のICBMは本物だった

 正直なところ、「そんなに早くは完成しないだろう」と思っていた北朝鮮のICBMが発射されました。大陸間弾道ミサイルとは冷戦時代の遺物みたいな響きもありますが、米韓当局も認めたのですから間違いないのでしょう。
 特にわが国の脅威がより増したのは、以前から私も極度に心配していた“ロフテッド軌道”で撃たれたことです。イージスシステム(イージス艦やイージ・アスショア)、PAC3など、迎撃態勢の強化を急いでいて、その効果は確かに向上していますが、地上2500kmの宇宙空間からマッハ20を超えて落ちてくるミサイルを撃ち落とすことはかなり困難です。
 ところで、写真は北朝鮮の労働新聞が公開したものですが、若大将や軍人たちのミサイルを見ている方向がバラバラです。北の合成写真、インチキ写真は珍しくありませんが、どうしてこんなものを自慢して配信するのか分かりません。相変わらず変な国ですね。
 また、今回の“成功”を発表したチマチョゴリの女性は朝鮮中央放送委員会の名物アナウンサー・リ・チェニ(李春姫)さんです。かなり身分が高く、“特別重大放送”だけに登場し、あの抑揚をつけた喋り方はとても独特です。私は朝鮮(韓国)語は日常会話どころか、“こんにちは”も“ありがとう”もまったく話せませんが、極めて不謹慎ながら、彼女の声と表情を見聞きすると元気が出てきます。金日成さんが亡くなったときは黒の民族衣装で声を震わせながら、泣きながら放送していたのが大変印象的でした。
 それにしても、ミサイル開発は恐ろしいほどのスピードで進んでいます(実際にはロシアがやっているような気も‥‥)。核実験もそうなのでしょう。しかも、上述したとおり、迎撃システムを一所懸命にやっているのですが、一瞬で役に立たなることもあります。本当にこの国を、国民の皆さんを守るためには野田佳彦総理のときに購入・配備を決めたステルス戦闘機・F35空対地ミサイルを装備することも急いで検討しなければならないと思います。いつも「厳重に抗議する」だけでは何の効果もなく、相手は笑っているだけです。

今度ばかりは“任命責任”追求だ!

  “今度ばかりは”に特段の意味はありませんが、安倍総理が稲田朋美さんを任命した責任は重大です。もともと、「えこひいきしている」、「当選4回なのに党の役職も防衛大臣も安倍さんのお気に入りで就任している」と言われていました。
 もちろん、そのことは政権党内部のことですから、外野がどうのこうのではありませんが、今回の「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」は完全にアウトです。さらに酷いことに当初、自分の発言のどこが問題なのかも分かっていなかったようです。
 だいたい、この方は防衛大臣としての能力や資質がまったくありません。以前にもお伝えしましたが、「日米安保の意義は?」と聞かれても答えられず、安倍さんに耳打ちされて「打撃力です」と情けなさそうに言っていました。また、「北朝鮮のミサイルは撃ち落とせるか?」と質問され、「ハイ、撃ち落とせます」と意味不明の答弁をしています。
 質問する側の能力もいかがなものと思いますが、国権の最高機関である国会で、このようなやり取りがされていること自体が恥ずかして仕方ありません。これでは、人気漫画「空母いぶき」のほうがよっぽどリアリティーがあります。
 こんな無能な大臣では、場合によっては国民の生命と財産を守るために自らの犠牲もいとわない自衛隊の皆さんに申し訳ありません。党の政調会長のときはずいぶんと威勢のよいことを言っていましたが、こういう性格の人は大臣、とりわけ、周辺地域での危機が著しく高まっている現状での防衛大臣として失格ですし、北朝鮮と中国は笑いが止まらないでしょう
 自民党にはしっかりとした防衛政策を持った方がいないわけではありません。“災い転じて福となす”ために、安倍さんは稲田さんを一刻も早く解任し、アメリカや中国と渡り合える立派な人材を登用すべきと考えます。
 それにしても、これだけ敵失が続いてもいっこうに支持率が上がらない野党も寂しい限りです。野党第一党の参議院幹部が嘆いていましたが、多分、その理由や原因は分かっているのでしょう。とても残念ですね。

「第3艦隊さん!イージス艦を三隻融通してください!」

 アメリカ海軍第7艦隊所属のミサイル(イージス)駆逐艦・フィッツジェラルドの海難事故で亡くなられた乗組員の皆さんのご冥福をあらためてお祈りいたします。また、若い方が多かったようで、ご家族の悲しみはいかばかりかとお察し申し上げます。
 さて、この駆逐艦が運行不可能になったことにより、日米の防衛体制、とりわけ、北朝鮮からのミサイルの迎撃態勢がかなり影響を受けるのか、さほどではないのか、その見方が分かれているようです。私には詳細は不明ですが、どうも、両国にとって深刻な事態のようです。
 ではどうしたら良いのでしょうか。以前に私は「イージス艦を二隻貸してください!」のタイトルで記事を載せましたが、今回のことでさらに一隻追加をお願いしなければとならない思います。ただ、日本海だけではなく、東シナ海と南シナ海の防衛も大切ですから、同じ第7艦隊に要請するのは困難でしょう。
 そうすると、アメリカ海軍でともに太平洋艦隊に所属する第3艦隊に頼み込むしかないと思います。第3艦隊は日付変更線から東側、米国西海岸までが守備範囲ですが、幸いにして、この海域では差し迫った問題はありません。
 それから、第3艦隊は歴史的にも第7艦隊との縁が深く、海上自衛隊も共同訓練を実施しています。しかも、ミサイル駆逐艦を十数隻持っています。また、第3艦隊幹部はアジア地域の防衛、第7艦隊との連携にかなり自信があるようです。わが国にとっては歓迎すべきことですね。
 ただ、尖閣諸島のこともそうですが、まず、「自分の国は自分たちで守る」が大きな原則です。ここのところは間違ってしまうと、友軍はけっして助けに来てくれません。学園シーリズの追求も必要なのかもしれませんが、閉会中に委員会を開くのだったら、どう考えたって衆議院の安全保障委員会、参議院の外交防衛委員会が先でしょう。もう、まったく(。`Д´。)
(写真:第3艦隊に所属するミサイル駆逐艦・ハルゼー)

大丈夫でしょうか?小西ひろゆき先生!

 いつもお伝えしているように、皮肉や嫌味はほんの僅かの時間、自分の立ち位置が高くなったように錯覚し、ときには溜飲を下げたように勘違いしますが、それだったら、はっきりと批判でも悪口でも真正面から言ったほうがいいですね。
 さて、前口上はしつこくしてはいけませんが、参議院議員の小西ひろゆき先生のことがとても心配です。先生はご自身のツイッターで次のように言われていました。「共謀罪が成立すると本気で国外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」と。それで、その改正組織犯罪処罰法が成立しました。政治不信が何かと叫ばれていますので、先生が、“本気”“覚悟”されている「亡命」をすることは間違いないと信じていますし、それでなければ、「やっぱり、政治家のツイッターなんて嘘なんだ。ああ、またか。これだから、議員なんか信用できない」となってしまいます。
 ただ、その亡命先はどの国になるのか、僭越ながら大変興味があります。いわゆる共謀罪がない国家がまずは必要十分条件になるのかなと思いますが、そもそも、日本人の亡命を受け入れてくれる国はあるのかなとも真剣に考えてしまいます。話題性という意味では北朝鮮は熱烈に歓迎してくれるとは思うのですが、先生お一人でも若大将に逆らったら即、銃殺ですから、選択の余地は極めて少ないでしょう。
 さらに、小西先生は同様にツイッターで、「安倍総理という世界の政治史上にも異常な独裁者を打倒するためには‥‥」とも主張されています。先生の日ごろの言動からお気持ちはそのものは理解できますが、民主的な選挙で国会議員が選出され、その国会議員の民主的な首班指名で決まった首相を“世界の政治史上にも異常な独裁者”と決めつけるのはいかがなものでしょうか。この論理ですと、ヒットラー、スターリン、毛沢東、金一族三代などもすべて安倍さんよりもましな独裁者ということになってしまいます。これって、全世界の人たちを敵に回してしまう危険性すらありますよね。大丈夫でしょうか。
 それから、まだあるのです。同じく2年ほど前の先生のツイッターですが、「自衛隊員の母親の望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する使徒になのである」とあります。共産党の国会議員が防衛費を“人殺し予算”と思わず本音を言ってしまい、政策委員長をクビになりましたが、文字どおり、それに“勝るとも劣らない”内容でしょう。
 いずれにしても、先生がどの国に行かれるのか分かりませんが、その地で安寧な生活を過ごされることを祈念申し上げます。それから、参議院千葉選挙区では補欠選挙をしなければなりません。千葉県選挙管理委員会も気をもんでいるでしょうから、できる限り、早めにご出発されることが望ましいと思います。それでは、お気をつけて行ってらっしゃいませ!

衷心よりご冥福をお祈りいたします

衝突事故の原因は分かりませんが、亡くなられたミサイル駆逐艦・フィッツジェラルドの乗組員7名の皆さんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、艦長などお怪我をされた方々の一刻も早い回復を祈念申し上げます。貴艦は東日本大震災発生のとき、トモダチ作戦にたずさわり、行方不明者の捜索と大量の物資の搬送をしてくれました。そして、近年では北朝鮮からの脅威に海上自衛隊とともに立ち向かい、わが国の平和と安全に大きな貢献をしてくれました。損傷した姿ではなく、僭越ながら貴艦と乗組員の勇姿をたたえ、大洋を華麗に進む写真を掲載させていただきます。合掌。

“打ち合わせ”は大切なのですが

なぜか写真はタイトルの“打ち合わせ”ではなく、医療現場→後援会事務所→区議会控え室→再び後援会事務所→喫茶店(党関係者)→医療政策事務所→三度後援会事務所→居酒屋(医療政策関係者)と移動途中のお昼ごはんと懇親会で撮りました。もちろん、どれもとても大切な打ち合わせですが、やっぱり、最終の麦ジュースが最高ですね。お昼のビーフシチューも!

世界最低レベルから一挙に最高レベルへ!

 受動喫喫煙に関する改正健康増進法ですが、ご承知のとおり、秋の臨時国会に審議が延期されるようです。私は結果、このことはとても良かったと思います。何せ、自民党(たばこ議連)の案は本当に酷いもので、これが通ると現状が向上するどころが、ほとんど変化がないというお話にならないものだからです。
 ですから、厚生労働大臣の塩崎恭久さんが妥協しなかったのは十分に評価できるものです。ただ、秋の国会では再び妥協案を探るのでしょうから、私たちも注意が必要です。自民党たばこ議連のメンバーは困ったものです。
 それで、以前にもお伝えしましたが、もう、法律改正には余計な期待をしないで、文字とおり、地方の権限を最大限に活用し、各自治体(都道府県&市町村)で独自の受動喫煙対策条例を制定するべきでしょう。もちろん、法律は全国一律適用ですから、本来はそれが望ましいのですが、おかしな妥協をした改正案などはかえってない方がいいです。条例はその自治体の地域内のみ有効ですが、それはそれでやむを得ないですね。
 幸いにして東京都では、都議会議員選挙が目前にあり、各党・各会派が当初の厚労省案に近い(むしろそれより厳しい)条例制定を罰則付きで打ち出しています。これが実現すれば、他の自治体への波及効果もあるでしょうし、何よりも、オリンピック・パラリンピック開催都市として、WHO(世界保健機関)の“世界最低レベル”から瞬く間に“最高レベル”になります。
 なぜなら、欧米など、受動喫煙対策が進んでいる国々でも、屋外のそれは哀れなものです。わが国は路上にゴミが落ちていないと海外からの観光客の皆さんから褒められています。昔をことを思い出していただきたいのですが、そのゴミの大半はタバコの吸い殻でした。これが各地の“ポイ捨て禁止条例”で飛躍的に清潔になりました。
 なお、今日の写真は私の胸部CT画像です。直近のもので特に問題はありませでしたが、日本では受動喫煙の影響での死者は年間1万5千人と推計されています。待ったなしです。それと、電子タバコですが、有害性が完全に除去されない限り、一般のタバコと同様に扱うべきでしょう。

戦わずして勝つ!

 国会では相変わらず、ゴミがどうのこうのとか、裏山にキノコやタケノコを取りにいったら逮捕されるとかされないとか、出会い系バーだか売春斡旋所だかと、何を目的として審議をしているのかよく分からないことが多いです。また、「防衛問題にも、北朝鮮のミサイル対策にもしっかり取り組んでいる」とも言っていますが、実際には、野党第一党が「北朝鮮のミサイルは撃墜できるのか?」と素人としか思えない質問すれば、能力がまったく欠如した防衛大臣が「ハイ、撃ち落とせます」とお互いに幼稚な質疑が行われています。こんなことを続けていて誰が一番喜んでいるのかは明らかですね。
 さて、日本海で展開されてた日米共同訓練が終了したようです。異例の大規模なもので、“史上最大の作戦”と言っても良いでしょう。写真はアメリカ海軍の第7艦隊が提供したものですが、手前から、カール・ビンソン海自護衛艦ひゅうがドナルド・レーガンで、空には空自のF15戦闘機、米空母搭載機F/A18戦闘機(ホーネット)が編隊を組んで飛んでいます。もとより、海面下には原子力潜水艦が数隻、静かに同行しているはずです。もの凄い数の巡航ミサイル・トマホークを搭載して。
 ところで、私はとても恥ずかしいことですが、タイトルの戦わず勝つ(原文:百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり)」“孫氏”という人が書いた兵法書と思っていましたが、これは書の名前で、著者は“孫武”という人でした。この諺はビジネスの世界で使われることが多いようですが、専守防衛を国是としているわが国にも当てはまるような気がしますし、今日の写真に集約されているようにも思えます。
 ただ、専守防衛の概念もこれからは、策源地(敵基地)攻撃を含むことも検討すべきと考えます。ミサイル防衛システムがこれほど注目されていることは過去からありませんでしたが、飛んでくる弾道ミサイルをミッドコース・フェイズ(SM-3)ターミナル・フェイズ(PAC-3)で全部を撃ち落とせるわけではありません。ですから、それが発射地点への迎撃も自国と自国民を守るためには必要であれば、専守防衛の外の意味にはならないということです。もちろん、最近はその基地はTEL(輸送起立発射機)のように動きますから、より困難になっていることも間違いありません。国民の皆さんの生命と財産を守ることもさらに難しくなっています。