意外に支持が多いマクロンさんの発言

 ヨーロッパではイギリスがEUから脱退し、ドイツも長い間に渡って首相を務めたメルケルさんが一線を引き、何となくフランスが相対的に影響力を増しているように感じています。そんな政治環境で、3カ月後に大統領選挙が行われます。

 もちろん、フランスの大統領はフランスの国民が決めることですが、前述のような事情もあり、我が国も無関心ではいられません。極めて個人的ですが、1回目で現職が勝利することを願っています。これは日本にとってという意味です。

 それで、マクロンさんと言えば、我が国ではワクチン未接種者に対する発言、例えば、「うんざりさせる措置をとる」などが注目されています。どのように“うんざり”させるのか分かりませんが、多分、接種を義務化することでしょう。

 そして、この発言に対して彼の国では10万人単位のデモが行われていたり、左派やリベラルから大きな批判が起こったりしています。しかし、彼は撤回するどころか、「一部の国民(未接種者)が自由に振る舞い無責任になるならば、それこそ国の分断だ」と厳しく批判しています。

 日本ではちょっと考えにくいのですが、大統領選挙を目前に控えてこの強気の発言の源はどこにあるのでしょうか。これも推測ですが、あまり表に出ない、報道されないものの、実は少なくない国民がこれを支持しているような気がします。

 先日もフランスのテレビ局の取材に病院の看護師さんが、「身体的理由ではない人がワクチンを打たずに感染して、それを私たちが看護しなければならないって不公平です」と怒っていました。多くの国民にも同じような思いがあるのでしょう。

 翻って、日本では幸いにしてこのようなことは起こっていません。ワクチン接種はG7ではトップですし、マスクを着けない人もいることはいますが、着用率が9割超であり、これも世界で最上位クラスです。しかも、どちらとも強制ではありません。

 今後の感染がどのようになるのか見通すことは困難ですが、それでも桁違いに少ない感染者数などを考えれば、著しく悲観的になる必要もないと思います。そのためにも、マスク、手指消毒、換気を維持し、3回目の接種を待つことが大切でしょう。

イスラエルは4回目の接種ですが‥‥

 イスラエルでは先日から60歳以上の人たちや医療従事者に対しても4回目のワクチン接種が始まりました。このことは世界的に報道されているようですし、接種会場での様子も伝えられています。映像を見る限りではちゃんとマスクを着けています。

 それでは、この国の感染状況はどうなっているのでしょうか。直近の1月6日は約2万人で、昨年末から急激に拡大しています。ちなみに、イスラエルの人口は我が国の約14分の1ですから、日本に置き換えると一日あたり約28万人となります。

 これだけでも、すごい数なのですが、ワクチンの接種率はどうなっているでしょうか。様々な意味で安全保障に力を入れている国ですからさぞかし高いと思っていたのですが、2回の接種が完了した割合は約65%ですので、まだまだという感じです。(日本は約79%)

 一方、ワクチン接種と同様にマスク着用が極めて有効なCOVID-19感染対策であることは間違いないのですが、イスラエルのそれは写真のようにとてもいい加減です。これは最近のエルサレムのマーケットが賑わっている光景ですが、日本ではありえないことでしょう。

 ところで、顧問先の総合病院で入院しているCOVID-19患者さんに責任者として長期間、対応している医師に聞いてみたのですが、感染の9割くらいは飛沫が原因だそうです。臨床の最前線で多くの患者を診ているので、そのとおりであると思います。

 つまり、イスラエルと日本を単純に比較するのではありませんが、ワクチンだけに頼っているといつまで経っても、感染の状況は改善しないような気がします。追加接種はとても大切だと思いますが、同時にマスク着用などを怠ってはいけないと感じています。

 そして、何度も繰り返して恐縮ですが、ウレタンマスクではなく、不織布のそれがマストです。オミクロン株についてはいろいろなことが言われていますが、だからこそ、心穏やかに3回目の接種を待ちましょう。国も自治体も一所懸命にやってくれています。

 また、2回の接種が終わっていない方々は今からでも遅くありませんから、お住いの自治体から情報を得て、接種してください。逆に言えば、マスクだけでは感染は防げません。マスク、手指消毒、換気とワクチン接種の組み合わせに勝る対策はないでしょう。

台湾(中華民国)はすでに独立している

 今年も台北駐日経済文化代表処(台湾代表処:中華民国駐日大使館)から素敵な果物をいただきました。毎年、夏冬とお気づかいをいただき、ありがとうございます。家族で美味しくいただきます。このポンカンは日本国内では限られた時期にごく一部のルートでしか手に入ることがない貴重な大玉とのことで、台湾では「柑橘の大様」と呼ばれているそうです。(写真左は代表=大使の謝長廷さん)

 さて、中国共産党が声高に、「台湾の独立(派)は許さない!」とギャーギャー叫んでいますが、来年2月に迫った北京冬季オリンピックや秋に行われる党大会に向けて、習近平さんは必死なのでしょう。共産党は洋の東西を問わず、「党中央は絶対に間違わない」が基本ですから(もちろん、我が日本共産党も)、本当に困ったものです。余談ですが、世界にはそれ以外の共産主義国はキューバ、北朝鮮、ベトナム、ラオスの4カ国しかありません。

 それで、いくらかなりとも台湾の歴史を勉強している私はそもそも、すでに独立を果たしている台湾や支援する国々に対して、「台湾の独立分子やそれを支援する勢力は許さない!」と言うことは理屈にかなっていないと思います。当然、これまでの台湾の歩みには暗い時代があったことも事実ですが、現在では確かに国交を結んでいる国が少ないという弱点はあるものの、自由と民主主義を基本とした立派な国家です。

 もちろん、台湾の歴史は順風満帆の連続ではありませんでした。日清戦争で日本が勝利した結果、この地を統治することになるのですが、当時の清国交渉団代表の李鴻章は、「化外の地であるところを本当に欲しいのですか」みたいに言っていますし、我が国が統治していた50年間にも様々な衝突がありました。それから、蒋介石時代には戒厳令もあり、事実上の独裁政権でした。どの国にも負の遺産はあるのでしょう。

 しかし、数十年間に渡り外国から侵略されることなく、大統領である総統が国民の直接選挙で選ばれ、国会議員である立法委員も同じくで、立法、行政、司法の三権分立も確立されています。逆に中国共産党はやり放題です。三権分立も民主的選挙も無縁ですし、軍隊も共産党の直営です。来年の秋以降はさらに権力が習近平さん一人に集約されますし、もう一つのならずもの国家であるロシアとともに牙を剥いてくるでしょう。

 話を戻して台湾では、徴税も国や自治体できちんと行われていて、教育水準も高く、文民統制のもとの軍隊が機能しています。合わせてIT分野でも抜きん出ていて、特に半導体などは台湾からの供給が止まったら、世界は何もできなくなると指摘されています。つまり、これが独立した国家でないなら、世界中でほとんどの国々もそうなってしまいます。確かに日本は地政学的に難しいロケーションにあるのですが、中国共産党の顔色ばかり気にするのはいかがなものかと思います。

【追記】昨日、台湾では米国産豚肉に禁輸を求めること、4つ目の原子力発電所の建設再開など4本の住民投票が実施され、そのいずれもが否決となりました。もともと、これらは野党・国民党の要求で行われたものですので、否決されたということは総統の蔡英文さんが信任されたことになります。もちろん、台湾国内のことでありますが、これによって、福島第1原発の事故による日本製品の禁輸が解かれることを期待します。

立憲民主党の共産党との共闘路線はぶれない

 衆議院選挙で哀れな結果になってしまった立憲民主党ですが、代表選挙も特に盛り上がることもなく、けっこう地味に行われているようです。ただ、野党第一党であることは間違いありませんから、より立派な方に就任していただきたいと願っています。

 それにしても、そのお一人であるニセコ町長をやられた逢坂誠二さんを拝見していると、立憲民主党が日本社会党の後継政党であるという視点は「やっぱり、そうだったのだな」と感じます。我が国における自称リベラルの典型なのでしょう。あとのお三人はよく知りません。

 でも、タイトルのようにどなたが新しい代表になられても、日本共産党との共闘路線に変化はないような気がします。というか、来年夏の参議院選挙に向けて、1人区を中心にして、さらに共産党との結束は強化されるのでしょうし、そうなってくれるのを自民党は望んでいるようです。

 その理由は比較的簡単で、先の総選挙では共産党に力強く応援してもらった人たちの多くはちゃんと当選しているからです。逆に言えば、この態勢を引いてしまえば、その人たちの勝利はかなり不安定なものになってしまいます。代表を退く枝野幸男さんだって、共産党の支援がなければ、次回の選挙は危ないです。

 確かに立民の中でも共産党を敬遠する人たちがいることも事実ですが、それでも、選挙になれば全員が、「共産党が候補者を降ろしてくれるといいのにな」と思っているのですから、積極的に共産党とすっぱり縁を切りたいとは考えていないでしょう。

 それから、代表選挙はどのような結果になるか分かりませんが、1位と2位の決選投票になる可能性が高いと伝えられています。だとすると、2位3位4位の共産党の連携をけっして批判しない連合軍が形成され、あの小川淳也さんが選出されるかもしれません。

 仮に1位の泉健太さんが上手に逃げ切っても、立候補にあたっては、「最後のご奉公」は何回目だろうかの小沢一郎さんの支援を受けていますので、これもまた、共産党が大好きな彼の意向に背くことは無理だと思います。何となく八方塞がり的な悲しい現実です。

 さらに“あの”と述べたのは、彼は共産党からすごく評価されていて、もちろん、彼も共産党絶賛の議員で、相思相愛です。これが理由の二つ目です。今後の立憲民主党は今までの共闘路線から脱出することはほぼ不可能で、党を応援しているお得意さんたちもそれを望んでいません。

 また、以前から何回も申し上げているように、現在までの流れは見事なくらい、共産党の統一戦線論にはまってしまっています。すでに、共産党は各地で立民候補者の品定めをしていて、そのお眼鏡に叶わなければ、当選はとても困難になってしまいます。

 合わせて、連合内の自治労や日教組が来年の参議院選挙で立憲民主党公認を辞退することはあり得ませんし、これは当たり前のことでしょう。これに、JP(日本郵便)労組やNTT労組なども加わり、立憲民主党の議席数を伸ばす選挙運動を行うことも労組として当然です。

 一方、民間企業系労組は衆議院選挙で一定の前進をして勢いづいている国民民主党公認候補を推すこともこれまた当然です。このことによって、困る人はいないでしょう。それぞれの産別がそれぞれの公認候補を勝たせることに異論はないはずで、両者ともに大いにけっこうなことです。

 そして、ここまで書いてくると、いわゆる「55年体制」に戻っていくのだなと感じています。立憲民主党は一定の勢力を維持しながら万年野党になり、自民党内では派閥単位の“疑似政権交代”が行われることになります。寂しいことではありますが、国民の選択の結果ですから仕方ないですかね。

 でも、物事は考えようです。連合内のそれぞれの産別がそれぞれの候補者を気持ちよく応援することができれば何の問題もないでしょうし、東京都では何人かの立民当選者が日本共産党東京都委員会にお礼の挨拶に行っています。私はこれはこれで、割り切った、覚悟を決めた行動と思っています。

 ただ、その中の何人かは連合東京の推薦、支援をもらっていますので、連合東京が6月に発表した「立憲民主党と共産党との連携に対する連合東京の対応について」との整合性をどのように対処するのかが、各方面から注目されていると思います。ここのところはすごく重要でしょう。

 あと余談ですが、大躍進した「維新」のことです。私は不勉強であまり承知していなのですが、特に大阪では自民を蹴散らし、立民を奈落の底に叩き込んで完勝したのは事実としてしっかり抑えていたほうがいいでしょう。多分ですが、公明党が勝った選挙区でも公認候補を立てればそこも競り勝ったように思います。

 ここの勝因を正しく把握できないと、組織・団体における幹部や執行部と一般の会員や組合員と意思の疎通ができなくなる心配があります。「俺たちをいじめたから許さない」だけでは、方向性を見誤ったしまうように思います。そこにも前述のような官と民の深刻な対立が実際に発生しているようです。難しいですね。

2回接種とマスク着用をさらに進めよう!

 COVID-19ワクチン接種の指標は様々なものがありますが、私はNHKが提供している「特設サイト 新型コロナウイルス」にある数字を参考にしています。もちろん、国内の感染者数や都道府県別のワクチン接種率も大切ですが、世界各国のそれと比較してみることも同じくだと思っています。

 それで、我が国の感染者については原因は特定できないものの、減少傾向になっています。ちょっと前まで東京都では一日数千人だったものが、20人以下になっています。年末年始に向けて不安要素は少なくないものの、前の波を上回ることはないような気がしますが、油断しなければが大前提です。

 また、ワクチン接種完了者の割合も世界の先進国と同様かその上を行っていますし、以前はマスコミが絶賛していたアメリカやドイツなどはとっくに追い抜いていますが、ドイツ、オランダ、オーストリアなどの悲惨な現状は接種をしていない人たちに感染が広がっているからで、この現実は我が国も重く受け止めなければならないでしょう。

 これらの国々では未接種者は一部の例外を除いて外出禁止など、日本では考えられない厳しい措置が、これまた我が国のように要請やお願いではなく、強制力を持って実行されていますし、ワクチンパスポートがなければ入店できないレストランなども当たり前のことになっています。

 ですので、各国は3回目の接種も始めていますが、それと並行して未接種者への勧奨を盛んに行っていてます。ここから感染が広がっていることを考えれば当然のことでしょうし、前述したように、海の向こうのどこかの国の出来事では済まさせません。逆に言えば、2回接種者の感染はそれほど恐れることはないということです。

 つまり、3回目の接種も進めると同時に、現在の総接種率は約75%、12歳以上の国民の四分の三ですから、これを年末までに8割に引き上げることが、何らかの身体的疾患で接種できない人たちを集団免疫で守ることにつながると思うのです。そのことは我が国では十分に実現可能でしょう。

 一方、マスクの着用についてはどこを調べても、国別の着用率などはありませんが、少なくても私たちは自分の国のそれは日常生活やテレビの画像で承知しています。それでは、諸外国のそれですが、私はYouTubeを観ることによっておおよそのことは理解しています。

 それは世界各国の主要都市のイベントや散歩の動画を観ることです。例えば、「ニューヨーク 散歩 4K」で検索すれば、何本もの最新の動画のサムネイルが表示され、あとはクリックして街の風景を楽しみながら、どのくらいの割合でマスクを着けているのかを調べるというよりも、だいたいのところを把握します。

 あとは「ニューヨーク」を「パリ」にしたり、「ミュンヘン」にしたり、「マドリッド」にすればOKです。なお、日本語をGoogle先生に各国の言葉を翻訳してもらった文字で検索すれば、より確度の高い動画を鑑賞することが可能です。これって、けっこう面白いですよ。

 なお、きょうの背景写真ですが、少し前の英国ロンドンの観光地の風景です。3密の飽和状態、マスクしている人はほとんどいないなのですが、イギリスはむしろそれを推奨しています。この実証実験がどのような結果になるのか気になりますが、日本のマスク着用率は一部の人たちを除いて、高い水準でしょう。

 ただ、これはちょっと大袈裟ですが、「一度だけの人生をどう生きるのか」みたいな価値観の違いがありますから、どちらがいいとか悪いとか判断するのは難しいと思います。しかし、感染者や重傷者、そして、死者の人口あたりの数を比べれば間違いなく、日本のCOVID-19対策は成功したグループに入っていると思います。

 いずれにしても、我が国では64歳以下の接種完了率は約63%なので、この年代ではまだ4割近くの人が2回の接種が終わっていません(1回だけでも約35%が未接種)。さらに、各自治体はすでに3回目の接種の準備を始めていて、まったくできなくなるのではないものの、これから1回目の接種ができる場所や時間の幅は次第に狭まっていきます。

 第6波が来るのか、来たとすればどのくらいの規模なのか、明快に答えられる人はいませんが、今後、どれだけの人たちが新たに1回目、2回目のワクチンを打つことができるのか、不織布マスクを嫌がることなく着けることができるのか、このあたりが鍵になることは間違いなさそうです。

 すなわち、視点を変えれば、2回接種が終わっていない人がマスクを着けないで、涼しい顔で街中に繰り出し、飲食店などで大きな声で会話をすることをもっとも警戒しなければなりません。そうはならないと思いますが、こんな光景があちこちで発生すると6回目の波の高さも心配になります。

 10歳代(12歳から)では35%、20歳代では30%の人たちが未だに接種を終えていませんし、微増にはなるでしょうが、この年代の接種率が年末年始に向けて急増するとは思えないのです。そして、3回目の接種が本格的に始まる前に感染が急拡大する可能性は捨てきれません。事実、欧州や韓国ではそうなっているのです。

 また、忘年会や新年会は一昨年までのレベルに戻らないでしょうが、件数が増えることは確実でしょう。私は物事を悲観的に捉えたくありませんが、愉快な仲間たちと懇親するとき、街中を移動するときなどは、周りをよく見回して、ちょっとでも危ないと感じたときは撤収したほうがいいような気がします。最終的には自らの安全は自らが守るしかないと思います。

一皮むけたぞ!玉木雄一郎さん

 少人数ながら政党の党首(代表)のことを「一皮むけた」とは失礼なのですが、今回の衆議院選挙やその後の対応を見ているとそのように感じます。彼の人柄の良さは永田町などでは知らない人がいないくらいなのですが、どうも、あの地域は魑魅魍魎の妖怪が跋扈しているようで、玉木さんのような性格はあまり評価されてこなかったようです。ただ、相対的なのですが、共産党に媚を売ってきた枝野幸男さんなどが惨めなことになってしまったので、ここに来て、急浮上してきたように感じます。

 そして、ちょっと前の読売新聞のコラムに面白いことが書いてありました。それによると、玉木さんもいわゆる「野党共闘」に加わるか、そうでないか、かなり悩んだそうです。つまり、「理念を貫くか、選挙での勝利を取るか」ということです。また、そのころには市民団体から立憲民主党や共産党と共闘すれば、国民民主党も有利になると誘われていました。さながら、ハムレットというところでしょうか。

 それで、ここからが素晴らしいのですが、「落としたら責任を取ると」と彼が言っていた接戦の小選挙区の候補に電話をすると、その候補たちは、「理念は曲げない。共産党とも戦う覚悟だ」と言い、それによって、腹をくくったと記事は伝えています。玉木さんも大きな決断だったでしょうし、その候補者の決意も称賛に値するでしょう。その結果、その方々は見事!小選挙区で当選しました。今回の国民民主党の健闘を象徴するような出来事だったのです。

 さらに、これは以前からですが、官僚たちへの究極のパワハラである「野党合同ヒアリング」にも引き続いて参加せず、あの共産党大好き人間の安住淳さんが仕切っていた「野党国対」から離脱することも決めています。あとは維新との協力ですが、せっかく国民民主党を立て直すことができたのですから、そんなに急ぐ必要はないと思います。それよりも、来年夏の参議院議員通常選挙の準備をしっかりやることが重要でしょう。

 なお、現実路線を選択肢した国民民主党や玉木さんに一部の連合内官公労系が不満を持っていると伝えられていますが、彼ら彼女らは立憲民主党の支援を継続強化すればいいので、そんなことを気にする必要はまったくありません。私は2年前の参議院選挙でいち早く自治労や日教組が組織内候補を立憲民主党から擁立することを決定したことを生意気ながら、高く評価させていただきました。

 民間労組や穏健良識的有権者が応援する国民民主党、官公労や左派・自称リベラルの人たちが同じくの立憲民主党、それでいいじゃないですか。これですごく分かりやすくなりましたし、それによって困る人はほとんどいないでしょう。先日も述べましたが、自民・公明連立与党vs国民民主党など中道勢力vs立民&共産連合軍と、選択の幅が広がり、それぞれの政党などもやりやすくなるでしょう。この構図も玉木さんの決断が大きいと思います。

 それを無理くり統一しようとするから不都合が発生し、共産党を巡ってガタガタするのです。官公労系が共産党への一定の理解を示す容共路線は今に始まったことではなく、旧・総評が応援していた日本社会党の後継政党である立憲民主党を支援することはとても理にかなっています。同じく志をともにする民間企業系産業別労働組合が国民民主党をそうすることもまた、理にかなっているのです。

 来年夏には繰り返しますが、参議院選挙があります。国民民主党には比例区も大切ですが、是非、花の大江戸・東京選挙区(定数6名)で優れた候補を擁立して勝利してもらいたいです。6名中、公明党と共産党はほぼ指定席ですから、2名の自民党と2名の立憲民主党(維新も)との戦いになる可能性も少なくありません。民間労組出身の比例区候補と一緒に首都東京でも頑張ってください。玉木さん、正念場ですよ!

【追加】国民民主党と日本維新の会は幹事長、国対委員長が会談して、衆参両院の憲法審査会の開催を各党に求めていくことを決めました。しかも、毎週やろうというのですから、かなり気合が入っています。この間、立憲民主党&共産党の連合軍(「政党ひとり」の社民党なども)はひらすら審査会の審議はおろか開催することにさえも難癖をつけて妨害してきましたが、この合意で前に進むことが期待されます。同時に与党の自民党と公明党のやる気も問われるでしょう。自民党で票にならない憲法改正について本気で考えている議員はごく僅かのようですし、真の妨害勢力は自民党かもしれません。

世界各国と日本のCOVID-19対策

 東京都では緊急事態宣言が解除されて3週間以上になりました。これによって、人々の行動様式がどのくらい変化しているのかは分かりませんが、少なくても、解除以前より厳しく自制しているということはないでしょう。毎日午後5時に発表される感染者数も目途とされる2週間がとっくに過ぎたのに再び増える傾向はありません。明らかに今までの感染増減とは異なってきているようです。

 そして、つい最近まで、「感染者がすごく増えているね。怖いよね~」と言っていたのが、「どうしてこんなに減っているんだろうか?」に変わっています。その「どうしてなのか?」に対する明確な回答は政府の専門家の先生方も様々に言われていますが、実は「よく分からない」のです。科学や医療が進んだ現代では何だかおかしなことですが、それが現実なのでしょう。

 もちろん、ワクチン接種がすごい勢いで進んできたこと、マスクや手指消毒などを大多数の国民の皆さんがとても真面目にやっていることが、その鍵になることに異論はないと思いますが、それにしてもある意味、不思議なことでもあります。過去においてはあのSARS(重症急性呼吸器症候群)が突然、消えたしまったことがありますが、COVID-19のように世界中に広がった感染症ではありませんでしたし、幸いにして日本は影響を受けることはありませんでした。

 それで、タイトルのように世界各国と比べて我が国のCOVID-19対策はどうだったのでしょうか。まず、前提として世界中でその対策に最初から成功した国は一つもありません。野党やマスコミは、「後手だ!後手だ!」とか「コロナ敗戦」とか叫んでいますが、それでは、「先手!先手!」でそれを継続できている国はあるのか、「コロナ勝利」をした国はあるのか、教えてもらいたいものです。政府を批判するのも中国共産党ではないですから自由ですが、もう少し、世界を見渡してもらいたいです。

 私は政府の対応を際立ててヨイショするものではありませんが、政局や自党や自社の政治方針の誘導に使うのはいかがなものかと思います。確かに、感染症専用病床や国産ワクチンの開発製造など、問題は少なくなかったですが、それも何とか、医療従事者の頑張りや国民の勤勉性などで乗り越えてきました。当初は「失敗だった!」と批判されたダイアモンド・プリンセス号への対処もほとんど何も分かっていない状況で、のちに世界からは「日本はよくやった!」と称賛されました。

 また、冒頭のワクチン接種についても同様で、初期には、「7月末までに高齢者接種を完了する」や「1日100万人接種」は不可能と指摘されていましたが、結果はやり抜きましたし、もう少しすると始まる3回目接種に使うワクチンの確保も目処がついていて、そのことの心配はありません。海外への支援もしっかりと行われていて、現在の日本は世界でももっともCOVID-19対応が進んでいる国家の一つであると言っても過言ではないでしょう。

 当然、これには国民の皆さんのご協力がとても大きいと思います。マスクは法律で決まっていなくても、緊急事態宣言が解除されても、とても多くの人たちが着けています。先日、地下鉄を乗り継いで母校まで行ったのですが、駅構内でも、電車内でもマスクなしはたったの一人でした。繰り返しますが、義務でもない、罰金もない状況で、こんなに真面目な国は日本だけです。それが嫌だと言う人たちもいますが、海外と違って圧倒的に少数です。

 それから、上でも述べたワクチン接種ですが、グラフ(※)にあるように、気がついてみれば、マスコミが絶賛していたアメリカを抜き、ドイツもイギリスもフランスも抜き去り、イタリアも時間の問題でしょう。トップの中国はどんな統計数字も信用なりませんが、シノファームやシノバックもそれなりに効果があることは間違いないようです。でも、COVID-19が発生したと言われている湖北省武漢市では未だに何人の犠牲者が出たのか明らかになっていません。

 一方、その数字の国内ですが、すでに高齢者への2回接種は9割を超えました。これにより、重症化や死亡の危機は著しく低下しましたし、全体でも7割までもうちょっとです。今年中には8割を超えるでしょう。デルタ株のことがありますので、安易な言い方は禁物ですが、友人の医師たちによれば、「集団免疫獲得」も見えてきたそうです。それと、国内メーカーの塩野義や第一三共のワクチン治験(臨床試験)も急ピッチで進んでいます。経口治療薬も期待が持てそうですが、実際に家庭で使えるようになるには時間がかかるでしょう。

 しかし、国産ワクチンも問題がないわけではありません。感染者が急激に減少したことにより、前述の製薬会社では治験をしてもらう人たちの数が足りなくなっていることです。減少は大いに歓迎ですが、将来のことを見通せば、ここのところは何とかしなければなりません。と思っていたら、事実上の認可を行う医薬品医療機器総合機構は治験の人数を一定の条件を付けて、数万人から3千人以上に引き下げたそうです。ちょっと心配なこともありますが、やむを得ないようにも思えます。

 それと、心配された副反応などの情報公開もきちんとされていました。感染者数や重傷者数、死亡者の数なども一時はごまかしているという批判もありましたが、事実としてそんなことはまったくありませんでした。今回の感染者の激減も疑り深い人は、「操作しているんじゃないか」と言っているようですが、その公表過程を考えれば、関わっている担当者の数から、そんなことはやりたくても、不可能なことは明白です。

 東京都では明日から感染対策の徹底が確認された居酒屋さんなどでは時間制限を撤廃することが決まりました。しかも、4名までだったら、欧米のように接種証明書や陰性証明書を求めないというのですから、私などは嬉しいのですが、同時に「大丈夫かな?」とも思ってしまいます。いずれにしても、マスクの着用はまだ当分の間は必要ですし、大声で話さないも大切でしょう。今後は上手にウイルスと付き合い、折り合いを付ければ、6回目の大波は避けられるような気がします。

(※)COVID-19の感染者、重傷者、死亡者、ワクチン接種回数などは、すべて「人口あたり」で見ていかなければならないでしょう。これはこの感染症に限ったことではありませんが、例えば、各国のワクチン接種の総回数を単純に比較してもほとんど意味はありません。それと、何の目的でやっていたのか知りませんが、グラフの縦軸目盛りを意識的に変えて比較することは絶対にやってはいけません。これは「縦軸詐欺」となり、何らかの思惑があると指摘されても仕方ありませんね。

自分の思想信条に則して投票します

 「思想信条」という言葉はちょっと大袈裟ですが、地方議員を30年間に渡り務めさせていただきましたので、衆議院選挙の投票日を前に久しぶりに使ってみました。この間、所属した政党は民社党と民主党の二つだけですが、民社党は「民主社会主義」という明確な政治思想がある政党でした。一方、民主党はいくつかの政党が合流したような組織で、はっきりとした考え方はありませんでした。ただ、私もその民主党の看板で2回の都議選を勝たせていただきましたので、今でも感謝を忘れることはありません。

 そして、古いことになりますが、昭和35年、当時の日本社会党から分裂したのが民社党(民主社会党)で、なぜ別れたのかと言えば、日米安全保障条約を認めるか、認めないかということがもっとも大きかったと思います。また、社会党は容共(共産党に一定の親和性を持つ)的であり、民社党は徹底した反共産主義であったことも特徴でした。これは、社会党の支援組織である「総評」と民社党のそれである「同盟」にも色濃く反映されていました。

 ですから、その日本社会党の事実上の後継政党である立憲民主党が日本共産党にすり寄っていくのは仕方のないことかもしれませんし、連合内でも自治労や日教組などは日共系の競合組織が分裂(自治労連や全教)しても、比較的、共産党との共闘には理解を示してきました。報道では「連合は立民と共産との共闘は認めない」みたいな表現を使うことが多いですが、実際には、それは旧・同盟に加盟していた民間労組のことですし、新しく選出された連合会長も異議を唱えていますが、立民候補への推薦を取り消したという話は聞きません。

 さて、昨日から始まった衆議院選挙戦ですが、立憲民主党や日本共産党などのいわゆる野党共闘や野党統一候補が台風の目になるのかどうかが注目されているようです。このとき、叫ばれている理屈として、「野党がバラバラだと、自民党(公明党も)がその結果として有利になってしまう」という決り文句があります。でも、これって少し考えてみれば、かなりおかしな考え方だということが分かります。それはもちろん、共産党の主義主張にあるのですが、自民党が憎いあまり、無視することを決め込んでいます。

 あらためてですが、共産党の思想の根幹には、日米安保破棄、憲法違反の自衛隊解散、立憲君主制(左翼用語そしての「天皇制」)廃止があります。これは共産党や共産主義を勉強すれば分かるのですが、少なくても日本を共産主義国家にするという、彼ら彼女らの究極目標を達成するためには絶対に譲れない事項です。いずれも、日本と日本国民にとっても極めて重要なことですが、共産党は「統一戦線論」に基づいて、上手に立ち回ってきました。

 ここは大切なところですが、現在の局面は共産党のこの論理どおりに進んでいます。とにかく、共産主義者は共産主義国家実現のためには、嘘をついても、適当にはぐらかしても何の問題も感じません。なぜなら、共産主義そのものがそれを認めているからです。立憲民主党の皆さんがそれを知らないのか、知っているのに知らないふりをしているか、私には分かりませんが、ちょっと上から目線で恐縮なものの、「もう少し勉強してくださいね」という世界です。

 また、私は20歳からこの歳まで、投票用紙に自民党やその候補者の名前を書いたことは一度もありません。偉そうですが、「反自民、反共産」を貫いてきました。なので、国民民主党の候補者がいない東京第8区(大部分の杉並区)では、どなたに投票するのか選択肢がなくて困っています。野党では統一候補となりましが、私も当時の民進党の選考にかなり関わっていましたので、大いなる反省を含めて、自分なりに落とし前をつけなければなりません。

 今回の選挙では、自民党を利するという切り口は理解するものの、それによって、日本共産党の統一戦線論がさらに進むことは、上述の安保、自衛隊、皇室と、国の根幹をなすものを破壊する時期が近づいているということでしょう。しかし、少なくても現在の政権政党はこれらについて、しっかり守り、推進していくと立場を明確にしています。公設掲示板に貼られたポスターを見ながら、そんなことを考えていました。そんなことにならないように、私も「清き一票」を投じたいと思います。

 あと、先日の読売新聞に載っていた記事を紹介しておきます。立民と共産党の連立政権が樹立されたとき、「限定的な閣外からの協力」という摩訶不思議な合意がなされたのですが、それに接した民間企業系労組幹部は、「政策が相いれない共産と一緒に政権交代を目指す時点でアウトだ」と指摘したそうです。さらに、「国民民主党の候補者がいない選挙区では、自民党や公明党の候補者を応援する方がましだ」との声があることも伝えています。私もこの声に激しく共感してしまうのです。

【写真】昨日の午後3時過ぎに撮ったものですが、この光景を見て、「選択肢がないな~」と感じました。この選挙区の中選挙区時代は、自民党、公明党、社会党、共産党、民社党と、5人が選出されていました。元に戻してとは言いませんが、各党とも躍動感のある選挙戦をやっていたように覚えています。どちらの制度も私たちが選んだ国会議員が決めたものですから、文句はほぼ等分で上から降ってくるのでしょう。繰り返しになりますが、日本の有権者は現在の政権を再び選ぶことも、立憲民主党&共産党政権に変えることも可能です。

いいね!~(台湾代表処)の表記

 きょう、10月10日は中華民国・台湾の110回目の建国記念日です。一般的には「雙十節」(国慶日とも)と称していて、文字どおり、「タブルテン」とも言います。台湾では中華民国の「民国」がそのまま元号となっていて、ことしは「民国110年」となります。現地では西暦のほかにこちらも頻繁に使われますので、覚えておくと何かと便利です。

 それで、それを記念して台北駐日経済文化代表処(台湾大使館)の代表(大使)である謝長廷さんから写真のギフトセットをいただきました。毎年、本当にありがとうございます。ことしも式典はホテル会場で行われたのですが、COVID-19の影響から極めて少人数で、会食もなかったようです。来年はにぎやかに開催されるといいですね。

 ところで、今回、「あれっ!」と思ったことがありました。それは、台北駐日経済文化代表処の次に(台湾代表処)とはっきり書かれていたことです。これは私の知る限りでは初めてのことです。ご承知のとおり、中国共産党との関係や世界各国との国交から、中華民国や台湾の名称を国際的に使用することは残念ながら、現在でも難しい状況です。

 ですので、台湾の駐日大使館でも上述のようなちょっと意味不明な名称を使わざるを得ないわけです。このことは、先日の東京五輪の選手入場のとき、NHKのアナウンサーが、「台湾です!」と大きな声で言ってくれたことを、台湾の皆さんがすごく喜んでいたことにも象徴されます。国家の名称は政治や歴史的背景があり、けっこう難儀な場合があります。

 なので、台湾としては今まで慎重に名称については工夫してきましたが、ここに来て、(台湾代表処)をカッコ付きでも使ったことは大きな進歩だと強く感じました。伝えられるところによると、アメリカでも代表部の名前を「台北」から「台湾」に変更することを検討しているそうですし、欧州議会では、「台北駐在EU貿易事務所」から「台湾駐在EU事務所」が実現しそうです。

 台湾が世界一の親日国家であることに異論のある日本人はいないでしょう。その反面、いつものようにあの国やあの国(世界でわずかに二カ国だけ)には悩み続けています。私などはつくづく嫌になることも少なくありません。でも、そんなとき、謝長廷さんが言われる「台日両国は善の循環です」「困ったときの友が真の友です」を思い出します。今後も両国の絆はさらに強まるでしょう。

再び封じ込めに成功した台湾ですが‥‥

 台湾(中華民国)の国家面積はだいたい日本の九州くらい、人口はおおよそ五分の一くらいと覚えておけばいいと思います。また、台湾海峡の緊張から台湾と中国共産党は全面的に対立しているイメージがありますが、両国の間には今はCOVID-19の影響で激減しているものの、定期航空便もかなりの数が飛んでいましたし、台湾国民の約100万人が大陸で働いています。私が過去、大陸の天津市を訪れたとき、トヨタと台湾の合弁部品工場に行きましたが、何となく不思議な気分になったことを覚えています。

 さて、その台湾ですが、一時はかなりの危機に晒されました。ただ、それでも陽性者は一日あたり最大500人程度でした。つまり、日本全国に人口比で置き換えてみると、2千5百人となります。それでも、過去のSARS(重症急性呼吸器症候群)の恐怖もあったのでしょう、国民の皆さんは実によく政府の方針に従っています。ちなみに、SARSは突然、この世から消えてしまいました。なので、ワクチンも治療薬もありません。

 そして、きょうの写真ですが、最近の基隆廟口夜市の様子です。かなりの人出で混雑してるものの、マスクを着けていない人は皆無です。現在は警戒レベル2級に下りましたが、公共交通機関はもちろん、一歩外に出れば、マスクの着用が法律で義務付けられていますし、ウレタンマスク野郎や娘はまずいません。政府が不織布マスクを強力に推奨しているからです。

 台湾が再び封じ込めに成功した理由はマスクだけではありませんが、このこと一つとっても、中国共産党のように強権的なやり方ではなく、自由と民主主義を基調としての対策が上手くいったという意義はとても大きいと思います。なお、不織布マスクが息苦しいのは日本も台湾も同じですが、台湾がより気温が高いことは言うまでもありませんし、「お客さ~ん、夜中までお酒飲めますよ!」などという光景はあり得ません。コンビニ前飲み会など想像もできません。

 あとは楽しみにしている台湾訪問ですが、これがけっこう厳しそうです。もともと、5月からの感染増加は華航パイロットが隔離期間を短縮したために拡大してしまいましたし、衛生福利部長(大臣)の陳時中さんも「水際対策を徹底する」と言われていますので、特に観光目的の入国はそんなに簡単には認めないでしょう。封じ込めは私も嬉しいのですが、基隆廟口夜市に行けるのはかなり先のことになりそうです。それまでは、YouTubeの動画を観て妄想しています。

国旗が風になびく美しい風景

 我が国では国や自治体など官公庁の建物に国旗が掲げられていますし、民間企業の工場などでも同様ですが、一般の民家にそれがあることは少ないようです。これは毎日ということではなく、祝日だけですが、私の自宅周辺にはもう一軒あるだけです。

 もちろん、それがいいとかそうでないとかではありませんが、世界の国々ではけっして多数派ではないでしょう。その理由は様々と思いますが、特に戦後の左派や自称リベラルの皆さんの影響も否定できないような気がしますし、過去には日本社会党などが反日の丸・反君が代闘争を熱心にやっていました。

 それで、写真は一昨日の秋分の日に撮りました。天気はとても良く、微風もありましたので、国旗・日の丸が気持ちよさそうになびいていました。なお、この国旗セットは以前にお伝えしたとおり、靖国神社に参拝したときに求めたものですが、あの場所では静かな環境でお祈りしたいですね。

「予防接種証明書」の申請が始まります

 きょうから全国の自治体(区市町村)で、新型コロナウイルスワクチン接種証明書(いわゆる「ワクチンパスポート」)の申請ができるようになります。当面は郵送に限り、手数料はこれまた当面は無料とのことです。

 まずはお住まいの区役所、市役所などのサイトから交付申請書をダウンロードして必要事項を記入し、パスポート、マイナンバーカードなどの本人確認書類、2回の接種済証シールが貼られたクーポン券のいずれもコピーを用意してください。

 そして、ご自分のお名前と住所を書いた封筒に84円切手を貼った返信用のそれも入れて、指定された場所(杉並区の場合は杉並保健所)に郵送します。そうすると、偽造防止されたワクチンパスポートが送られてきます。

 なお、申請できるのは海外渡航の予定がある方となっていますが、これについては当然、相手国の受け入れ態勢によるものの、特にそれを証明するはできませんので、各人の判断ということになると思います。

 もちろん、商用だけでなく、観光もその対象となりますし、その国の感染状況により、それほどの期間を周知しないで、入国が認められるケースも出てくるでしょう。私は台湾訪問への準備ですが、どんなものが送られてくるのか楽しみですね。

だから来なくてもいいですから

 韓国大統領の文在寅さんが東京五輪に合わせて来るとか来ないとか報道されていましたが、結局は、来ないというか、来られないことになりました。彼の国の国民の6割以上が、「日本には行くべきでない」と考えているのですし、ご自身も外交の天才と思われているようですから、面倒くさいことはともかく、とても良かったと思いますし、将来まで彼がこの国を訪れることはないでしょう。

 それで、様々なことが指摘されていますが、どうせ、「何とか菅総理との会談時間は1時間は確保して欲しい」と申し入れていたものの、「慰安婦と旧朝鮮半島労働者について、ちゃんと“約束を守ります”と言わない限り、15分だけだからね」とでも袖にされたのでしょう。日本政府にとっては当然のことです。

 ただ、文在寅さんもだんだんと切羽詰ってきていて、このままだと来年3月の任期が終了後、塀の中へ入る可能性がますます高くなってくるので、それはそれで必死のようです。その塀の中にはご自分が投獄した前々大統領の李明博さんや、同じく前大統領の朴槿恵さんもお待ちですから、3人で楽しくやってください。

 ところで、そのオリンピックですが、いつものこととはいえ、あの国の普通では考えつかない嫌がらせが早速、始まっています。もうご存知でしょうが、一つには選手村の部屋のテラス側に抗日の英雄と称されている李舜臣将軍の言葉を使った横断幕を掲げたことです。IOCに一喝されてすぐに取り外しましたが、どこの国がこんなことをするでしょうか。まあ、腹の底から骨の髄まで「反日国家」ですから仕方ありません。

 それから、こちらはけっして許されることではありませんが、選手村の食堂で福島県産の食材が使われていることが我慢できず、近隣のホテルを貸し切って、韓国から持ち込んだものでお弁当を作って提供するそうですし、放射能測定器まで用意しているそうです。右側のおどろおどろしいポスターは韓国の民間団体が作成したものですが、彼の国の発想を的確に表しているでしょう。

 どれもこれも、今に始まったものではありませんので、特には驚きませんが、あらためて、すごく嫌な気持ちになります。我が国ではみんなが励まし合って、福島県などを応援しているのですから、韓国政府にはコロナ禍が明けても、その食材を使っている全国の飲食店には自国の国民を行かせないようにしてもらいたいものですし、それでなければ辻褄が合いません。いつも整合性がない国ですから当然のことかもしれませんね。

 また、韓国ばかりを責められません。自民党幹事長の二階俊博さんの鉄板方程式は、「二階俊博氏-(利権+中国共産党)=存在ゼロ」ですが、カッコ内に彼の国も加わったようです。彼は「大統領には是非、日本に来ていただきたい」と言って、韓国の高官は「それなら検討しよう」と真逆な展開になりかけていました。こんな人が政権政党の責任者なのですから、韓国ばかりを批判できません。

『選挙で晴らそうコロナの恨み』

 かなり昔のことですが、その当時、我が国は“狂乱物価”というインフレに苦しんでいて、どこの政党が主張したのかは覚えていませんが、タイトルの「選挙で晴らそう物価の恨み」というフレーズが有名になりました。その結果も同じく覚えていませんが、少なくてもそれによって政権交代はありませんでした。ただ、その時代はお給料も上がっていましたので、何となく懐かしく思い出します。

 それで、きょうからまた、東京では緊急事態宣言が発令されます。もう、まん延防止等重点措置と区別がつかなくなりましたが、私や妻の日常的な生活が変化することはありませんので、「ああ、まただね」という感じです。しかし、世の中はそんなに甘いものではなく、「もう我慢の限界だ!」「政府はいったい何をやっているんだ!」との声があちこちから聞こえてきます。

 これはもっともなことで、毎日の経済的な生活が脅かされている皆さんも多いですし、「なんで、酒が飲めないんだ!」と叫んでいる人たちの気持ちも理解できます。そこに五輪をやるとか、中止してしまえとか、観客を入れるとか、無観客とか混乱していましたので、怒りが爆発寸前であることも、SNSの世界をウォッチしているだけでも分かります。世論が二分されているようでもあり、嫌な気分ですね。

 ただ、五輪がどのように閉会式まで進んでいくのか、ワクチン接種も同じく進捗状況がどうなるのか、関心があるところですが、必ず秋までには衆議院議員選挙が行われます。申し上げるまでもなく、参議院選挙や都議会選挙と違い、文字どおり、どこの政党の党首が内閣総理大臣なるのかを問う“政権選択”の選挙ですから、私たち国民、有権者にとっては絶好の機会になります。

 自民党と公明党の連立政権が継続するのか、立憲民主党と共産党の連合政府が樹立されるのか、国家にとっても、国民にとっても極めて大切な選挙戦となりますし、立憲民主党と共産党の協力体制もけっこう進化していて、仮に立憲共産党的政権ができたら、大臣を共産党から出すことはなくても、衆議院の常任委員会の委員長ポストは差し出すでしょう。ちょっと前の民主党政権よりとっても左に寄った政府の誕生です。

 そうすれば、立憲民主党の枝野幸男さんも、「総選挙を省略して、政権を俺たちによこせ!」などと意味不明なことを言わずとも、堂々と枝野総理、福山官房長官が実現できますし、「ようやく時代が私(枝野)に追いついてきた」というチンプンカンプンな妄想が現実になるでしょう。ちょっとしたお化け屋敷より冷や汗が出てきそうが、そろそろ、立憲民主党はいわゆる“影の内閣”のメンバーを発表すべきとも思います。

 なお、都議選での立憲民主党の獲得議席が少なかったのか、多かったのかは見方が分かれると思いますが、共産党との共闘が成功したのは事実だったようです。一方、国民民主党は4人の公認候補を擁立しましたが、残念ながら、その4人の獲得票がいずれの選挙区でも最下位当選者のそれの三分の一でした。これにより、特に東京では両党の協力がさらに強化されることは避けられません。

 実際、連合東京と立民都連の事情に通じている関係者は、「連合は何かというと、共産党との連立はあり得ない。とりわけ、民間労組がそれを嫌っていると言うが、今回の都議選で民間労組はどんな応援をしたのか。4名の票数は世間では泡沫候補と呼ばれても仕方ない。それに比べて、共産党はビラ配り、ポスター貼り、電話作戦、集会動員と、確かに高齢者は多いが、真剣になって支援してくれた」と言っていました。

 私のように過去の選挙で、民間労組にそれこそ物心両面のご支援をいただいた者にとっては信じ難いのですが、もしも、そんな状況になっているとしたら、悲しいことですし、数カ月後の衆議院選挙や来年の参議院選挙にも影響があるのではと心配です。そのあたりも考えて、貴重な一票を投じなければいけないと思っていますし、あまり雰囲気に流されないことも大切だと感じています。小選挙区制は雪崩が起きる可能性も少なくありません。

 そして、上述のような状態が本当ならば、それは日本共産党の統一戦線路線にまんまとはまってしまったと思うのですが、立憲民主党や公認候補者にとっては、「背に腹はかえられない」というよりも、共産党に対する警戒感も忌避意識もほとんど消滅しているのでしょうか。日米安保廃棄、自衛隊解体、立憲君主制廃止を究極的に実現することを党是としていることも、彼ら彼女らは忘れたのでしょうか。

 また、日本は自由で民主的な選挙が保証されていますし、過去には短期間ですが、政権交代が行われました。ですから、文句ばっかり言っていることも分かるのですが、ストレスも溜まりますので、ここはスッキリと政権選択選挙に大いに期待して、投票所に行きましょう!また、コロナなどで誰を恨むのかも勝手ですが、その原因がどこにあるのか、あったのかもしっかり意識しましょう。

 それから、きょうの写真の方ですが、中国外交部(外務省)報道官の趙立堅さんという人ですが、「この人、見たことある」という方々も多いでしょう。この目つき、世界一横柄な態度など、中国共産党の実態を象徴しているようです。彼も当然、中国共産党の党員ですが、自分の考えを言っているわけではなく、すべてが共産党の操り人形です。彼の国では官僚は全員がなんちゃってで、共産党があらゆることを決めています。

台湾という国のある幸せ

 写真は一昨日の台湾(中華民国)桃園国際空港で、後ろに駐機しているのは私もいつもお世話になっている中華航空機です。写っているお二人は右が衛生福利部長(大臣)の陳時中さん、左は米国在台協会(AIT:駐台アメリカ大使館)所長(大使)のブレント・クリステンセンさんで、背後のでっかい貨物にはモデルナ製のCOVID-19ワクチンが250万回分が積まれています。余談ですが、日本でのアメリカ合衆国の略称は「米国」、台湾(大陸も同じ)では「美国」となります。台湾の何人かの友人に「何で、美国なの?」と聞いたことがありますが、その全員が「何で、米国なの?」と聞き返していました。

 それから、左上のボードは日本から124万回分のAZワクチンを運んだとき、陳時中さんが指揮官の団体が使っていたボードで、これは私がこの写真に合成したものです。台湾では日本や米国への感謝の気持が街中にまで溢れています。タクシーなどで日本人だと分かるとみんなが、「ありがとう!」と日本語で言ってくれるそうですし、クリーニング代が無料になったり、テイクアウトの食料品が割引になったりと、もっとも厳しい状況は脱したものの、両国のワクチン提供が彼ら彼女らの励みになっているのは間違いないでしょう。

 しかも、アメリカは当初、75万回分を提供予定でしたが、その3倍以上の量を運んできました。これはバイデンおじさんも東アジア地域で何が重要なのかを的確に判断した結果だったのでしょう。これに日本の量を加えると、それまで台湾当局が調達した全量を上回りましたし、日本政府も1回だけの援助だけではなく、今後の増量も計画しているようです。利権と中国共産党が大好きな某幹事長が邪魔するかもしれませんが、張り切ってもらいたいです。

 翻って、我が国を取り巻く台湾以外の国々はどうでしょうか。一応は自由主義陣営側にいるようですが、しつこいほどに的外れな謝罪とお金を要求し続ける国。選挙も自由も人権も存在せず、民族弾圧と軍事膨張が生き甲斐の巨大独裁国家。日本人を誘拐し、国民が飢えようが死のうがミサイル開発を続け、一族の繁栄だけしか頭にない同じく独裁国家。終戦のどさくさに乗じて領土を乗っ取り、未だに返す気持ちなどさらさらない、再び紅組になった国。などなど、憂鬱な気持ちになってしまいますが、そんなとき、台湾と台湾の民衆が私たちを和ませてくれます。

 考えてみれば、東アジア地域を地政学的視点で見れば、日本という国は上述の4カ国に囲まれながらも、主権を何とか維持して頑張ってきたと思いますが、逆に言えば、台湾という国家がなければ、気持ちが折れていたかもしれません。その意味では、私たちこそが東日本大震災のときのように「謝謝台湾!」なのでしょう。これが、中国共産党台湾省になっていたと想像するとゾッとしてしまいます。

 なお、台湾は「国」ではなく「地域」だと言い張る人たちがいますが、反論するのも面倒くさいのでほっぽっておくのが正解でしょう。確かに我が国と台湾との間には正式な国交はありませんが、数十年に渡って領土領海領空を守り、かつては戒厳令があったことも事実であるものの、自由選挙が行われて、大統領や国会議員を選出し、政権交代が何度も実現されている国が国でなければ何なんでしょうか。

 一方、前述の4カ国のうち、3カ国は国交がありますから、絶交というわけにもいきませんが、実態はお寒い限りです。これから、東アジアを巡る情勢はますます厳しくなっていくものと思います。それには我が国政府も毅然として対応してもらいたいのですが、心の安らぎというか、安心感をもたらせてくれるのが台湾のような気がします。あとは、COVID-19が両国ともに一刻も早く収束して、台湾の松山機場に着けることを願っています。謝謝台湾!感謝台湾!加油台湾!

超大型輸送機は中国共産党への威圧か?

 昨日、日本からのワクチン寄贈ほどは大きな話題にはなっていなかったようですが、アメリカの上院議員(台湾では日本のように参議員と称します)3人が台湾を訪れたことが報道されていました。日本航空の旅客機がワクチンを積んで着陸したのは桃園国際空港でしたが、アメリカのそれは台北市内の松山空港でした。ここは周辺の道路をおじさんが自転車で走っているのを見られるくらいの市街地にあります。

 そして、空港内の貴賓室で上院議員たちは、台湾(中華民国)総統(大統領)の蔡英文さんと会談しましたが、わずかに3時間くらい滞在しただけで、すぐに南韓(韓国)に向けて離陸していきました。ちなみに、75万回分のワクチンの提供を表明しましたが、それは輸送機には載っていませんでした。しかも、それはCOVAXを通じた提供だそうです。

 また、すでにバイデン大統領は台湾にワクチン700万回分を無償で送ることを明らかにしています。では、今回の上院議員の訪台の目的は何だったのでしょうか。これは私の想像ですが、主人公はワクチンでも上院議員でもなく、飛んできた輸送機にあったように思うのです。実際、現地のマスコミは、「ワクチンはいつ届くの?」とも伝えていたくらいです。

 それで、アメリカはワクチンを載せないで、わずか3人の上院議員を運ぶためにサンダーバード2号みたいな「Cー17」という米空軍最大級の輸送機を利用しました。この機種はアメリカ陸軍のすべての戦闘車両と航空機の搭載が可能という、恐ろしいほど大きな輸送機です。それを繰り返しますが、たった3人の上院議員とそのスタッフのためだけに台湾に、しかも、台北の真ん中にある飛行場に着陸するために使ったのです。

 ここで疑問ですが、何のためにそんなことをしたのでしょうか。その理由はそんなに難しくないでしょう。中国共産党への威圧です。言い方を変えれば、アメリカは本気で台湾を守るということを強い意志として示したのでしょう。今までは台湾周辺海峡を米空母などが航行することはありましたが、米軍が台湾本土に乗り込んできたことは皆無でした。これって、すごいことだと思います。

 このニュースを北京中南海で見ていたプーさん、じゃなくて、習近平さんはさぞかしビビったのでしょう。アメリカの台湾防衛の本気度を目の前で見せつけられることになってしまいました。もちろん、事前に台湾当局とアメリカ政府の綿密な打ち合わせがあったのでしょうが、私は写真のように自室の4画面で台湾テレビ局のネットライブを見ていて、あらためて、「我が国は彼の国と安保条約を結んでいて良かったな」と痛感しました。

COVID-19に勝利した中国共産党

 写真は中国湖北省の省都・武漢市の中心街にある日本のフードコートのような場所です。この外には中国国内でも有数の歩行者専用道路が伸びています。また、右の方はお馴染みの中国共産党中央委員会総書記、中華人民共和国国家主席、中国共産党中央軍事委員会主席の習近平さんです。

 それで、このお店の様子は今年の3月に撮られたものですが、ガヤガヤとした食事風景で、アクリル板はありませんし、消毒液などが使われている気配もありません。さすがに、地下鉄などではマスクの着用が義務付けられていますが、マスクなしで歩いている人たちも珍しくありません。

 そして、武漢市といえば、言うまでもなくCOVID-19の蔓延が始まった都市で、ここから世界に広がったと言ってもけっして間違いではありません。その武漢では現在、人民大衆はこのように日常生活を楽しんでいるのですから、ちょっと複雑な気持ちにもなりますが、市井の人々なので、それはそれで良いことなのでしょう。

 しかも、この風景を実現したのはワクチンではありません。彼の国でもシノバックとシノファームという二つの不活化ワクチンが接種されていますが、その成果ではなく、偉大なる中国共産党と親愛なる習近平同志の徹底した封じ込め政策によって、人民大衆に幸せが戻ってくることを実現しました。ただし、私権も人権もへったくりもありません。想像ですが、日本の左派や自称リベラルがそのことを知ったら、全員が気絶してしまうほど過酷なものでした。

 それは昨年3月23日の未明に突然始まりました。「午前10時から、市内全域の公共交通機関の運行を停止する。空港・駅の武漢発ゲートは閉鎖する」と。記者会見も事前協議も一切なく、1100万人都市は完全封鎖されたのです。もちろん、多くの市民は驚きましたが、それに逆らえば、水道局が自宅に来て、長い旅に出なければなならいことを知っていますから、従わざるを得ませんでした。(水道局=思想警察、長い旅=強制収容所)

 それから、もの凄く徹底したPCR検査も行われました。何せ、1千万人を超えるすべての市民がこの検査を強制的に受け、詳細は別の機会にお伝えしますが、罹患して退院するまで数十回の検査が行われた患者さんもいました。数百世帯のマンションで一人の陽性者が出れば、数千人の居住者全員が2週間の外出禁止となることも厳格に求められました。

 一方、わが国でも大きな問題になっている飲食店などの時間短縮や休業ですが、この国ではそれとは比べ物にならない強制措置が取られました。時間短縮とかお酒の提供とかの自粛ではなく、1軒の漏れもなく強制的に3カ月近くの完全閉店が義務付けられ、闇営業などしようものなら、上述のように水道局がドアをノックし、遠い旅に出ることになりました。

 また、個々人が日々、どのように移動したのかも完璧に共産党当局に把握されています。多くの人たちは仕方ないと思いながらも、「別に悪いことはしていないから、行動履歴がバレたって問題ないよ」と理解しているのか、諦めているのか、私たち日本人にはそれこそ理解できないことが常識になっています。つまり、共産党に黙って従っていれば、少なくても日常生活は守ってくれるということなのでしょう。

 さらにマスコミや野党対策も1ミリの漏れもありません。マスコミはすべて共産党の支配下に置かれ、野党などそもそも存在もしていません。朝日新聞、毎日新聞、NHK(以下省略)、立憲民主党、日本共産党、社民党(以下同じく)、サンデーモーニング、報道ステーション、羽鳥慎一モーニングショー(以下同じく)がない日本を想像してみれば、迅速かつ明確なCOVID-19対策がどんどんできることは当然でしょうし、事実、中国共産党はそれを実現しました。

 あと、中国共産党は独裁であり、専制政治だという指摘があり、いわゆる西側民主主義とは相容れなという指摘も多くあります。確かにそのとおりなのですが、中国では憲法の上に共産党が君臨していて、それはその憲法にもちゃんと書いてあります。だから、その中国共産党がすべてを決めて、すべてを実行するのですから、「中国式民主主義」と言えなくもありません。

 現実的にも、人民大衆は「表現の自由を!」とか「自由選挙を行え!」とか言わない限り、若干の公務員に渡す袖の下さえ用意しておけば、個人や家族や友人との普通の生活は問題ありませんし、お金儲けをすることはむしろ推奨されています。ただ、アリババ創業者みたいに共産党に楯突くと遠い旅に出ることになってしまいます。

 さらに指導者や議員を選ぶ選挙はありませんから、どの党を選ぶか(そもそも共産党以外に八つある衛星政党も中共の指導を仰ぐと綱領に明記しています)、誰に投票するのかを考えなくても、迷わなくても大丈夫です。選挙そのものがないのですから、悩む必要はまったくありません。党や国家に対して余計なことを言わなければ、それなりに食べさせてくれますし、COVID-19もしっかりと封じ込めてくれました。

 長くなりましたので、終わりに中国人民解放軍の幹部でもある友人の言葉を紹介しておきます(原文は中国語で知人に訳してもらいました)。「どうして日本はわが国を嫌うのだろう。確かに釣魚島周辺の主権は絶対に中国にあるが、それ以外のことは両国に大きな隔たりはないではないか。新疆ウイグルの問題だって、かつて欧米列強が世界中で行った悪行に比べれば騒ぎ立てるほどのことではない」。

 彼は続けて、「現在の中東の泥沼紛争はいったい誰が仕掛けたのか考えてもらいたい。代表的なのはイギリスの三枚舌外交だが、ほかの欧州諸国だって似たりよったりだろう。偉そうにしているアメリカだって、星条旗の50星のうち、怪しげな手段で掠め取った星が少なくないしね。そんな国々と日本は価値観を一緒にする必要なんてまったくないと思う」と言いました。

 さらに続けて、「日本だって広島と長崎に原爆を落とされ、東京などを焼け野原にしたじゃないか。無垢の人民を何十万人も焼き殺したのはアメリカだよ。それこそ、ジェノサイドじゃないか。しかも、かつては黒人を奴隷として売買し、インディアンを皆殺しにした国だ。それに比較すれば、新疆ウイグルでは教育を施しているだけで、前にも言ったように少なくても虐殺の事実なんてないよ。欧米のプロパガンダに騙されはいけないね。また、昔の中国からは大きく成長しているので、そこを日本も見誤ると大変なことになると思う」と語りました。

 勢いは止まらず、「それに比べて日本は確かに過去、間違った選択はあったけど、特に戦後は世界のリーダーとして頑張ってきたじゃないか。毛沢東主席だって、『日本は謝罪する必要はまったくない』と明確に言っているし、中国と日本でしっかりと手を組めば、新しい世界を創造することも夢じゃないと思う。わが国は朝鮮半島の国のように腹の底から、骨の髄まで反日ではけっしてないし、実は我々もあの国は好きじゃないんだ」とまくし立てました。

 彼は最後に、「しかし、我々にとってもありがたいこともある。まず、政権の中枢人物の二階幹事長さんだ。自民党の中でも右翼反動の議員が増えていると聞いているが、昔からずっと、中国共産党と中国人民に寄り添ってくれている。また、それ以上に嬉しいのが公明党だ。日本唯一の同盟国のアメリカの外務大臣が『新疆ウイグルでジェノサイドが行われている』と公式見解を出しても、山口代表さんは『その根拠はあるのか?』という主旨で発言してくれた。こんなことは、先進自由主義国家の主要政党の中では、公明党だけだと思う。感謝してもしきれない」と結びました。

 私はこの友人の話を聞き終えて、何となく複雑な気持ちになりましたし、中国共産党には常に警戒感が必須ですが、彼の言っていることはまったく間違っているとも感じませんでした。これからもわが国は西側諸国の一員としての役割を果たしていかなければなりませんが、中国共産党が世界から消滅しない限り、お付き合いを完全にしないわけにもいきません。

 そのためにも、彼の国とはある意味、ずる賢く関係を保っていくことが必要な気がします。仮に中国共産党が滅んでも、そのあと、民主的な親日国家が誕生するという保証はどこにもありません。むしろ、濃縮された反日国家が跋扈する可能性のほうが高いでしょう。中国人民と共産党員はすべて習近平さんの背中を見て生活をして、活動を進めています。その背中さえ消滅すれば‥‥、少しはまともな国家になるかもしれません。

LIVE中継「本音の首脳会談が始まる」

右「何かと大変な時期、わざわざ来てもらって、ありがとう」
左「とんでもありません、閣下。いの一番に私をご指名いただき、感謝感激雨あられでございます」

右「まあね。フランスのマクロンも、ドイツのメルケルも面倒くさいやつだし、イギリスやカナダじゃ、インパクトがないからね」
左「おっと、それは聞かなかったことにしておきます」

右「それと、どこぞの国が言うように、そっちはわが国の属国だから仕方ないよね」
左「これはまた、いきなり痛いところをさらりとご指摘でございますね」

右「それで、そのどこぞの国だが、そちらの本音はどうなの?」
左「ハイ!私は正直なところ、どうでもいいのですが、うちの党は中国が大好きな人が責任者でいますし、自分も総裁選でけっこうお世話になりましたので、お国のようにスパッととはなかなか‥‥」

右「なるほど。あの利権が背広着て歩いている人だね。あと、連立政党もずいぶん熱心に中国を応援しているよね」
左「えっ!そんなことまでご存知なんですね。ただ、情けないのですが、わが党の代議士はあの政党と一体の団体の支援がなければ当選できない人が多いんですよ。それ以上のことはご勘弁を」

右「ところで、沖縄の先にある何とか諸島だけど、いい加減、自分の力で守ったら。けっこう強い軍隊もあるんでしょう」
左「おっしゃるとおりでございます。しかし、お言葉をお返しするようで恐縮ですが、わが国には奇妙な左の勢力や自称リベラルとかいうのがいまして、未だに憲法を改正する準備のそのまた準備も進みません」

右「そうなんだ。それから、あなたもあなたの国の国民もちょっと勘違いしているようだけど、こっちもやることはやるけど、今までより責任を持って防衛してくれなきゃ困るからね。うちはそんなに甘くないよ」
左「厳しいお言葉で恐れ入ります。何せ、あの国とは貿易量がすごく多くて、そっちも無視できませんし。私も間に入ってそれなりに苦しい立場でございます」

右「それはこっちも似たり寄っただね。農産物とかかなり輸出しているし、香港や深センで儲けているやつも多いしね。むしろ、集近閉じゃなかった、3密じゃなかった、習近平さんって日本贔屓という噂もあるから上手にやったら」
左「これは閣下、適切なアドバイスをちょうだいし、感謝感激雨あられでございます。確かにそのとおりですし、あの国の人たちは言われているほど反日ではありません。どこぞの半島国家は知りませんが」

右「それにしても、感謝感激雨あられが好きだね。半島のあの国はもう赤組だし、あんまり相手にしなくれもいいんじゃないかな。しかも、あそこの大統領もそろそろ終わりのようだよ。それより、3密と日本の元首との引き合わせは絶対にダメだよ」
左「了解です!天安門のときもわが国は世界から猛反発を喰らいましたからね。学習が得意ではないわが国ですが、それは遵守しますから大丈夫です」

右「それは良かった。それじゃ終わりにしようか。側近が『閣下が感染すると重症化する』ってうるさいのですよ。まあ、お互いに苦労人同士なんだから、あまり疲れないように頑張ろうね」
左「もちろんでございます。今回はお声を掛けていただき、本当にありがとうございました。これでもうすぐ投票になる選挙も望みが出てきました。奥様にもよろしくお伝えください」

十年一昔と言うけれど~東日本大震災

 10年前のきょうのことは今でもはっきりと覚えています。都議会の第一回定例会の最終日で、都知事の石原慎太郎さんの挨拶を終えて、会派の控え室に戻り、「今晩の打ち上げの場所はどこだったかな」と思っていたら、すごい揺れが始まりました。

 そして、自席から外を見ると、京王プラザホテルの隣の高層ビルが左右に動いていました。「ビルって、あんなに揺れるんだな」と思いましたが、それがあの大規模な震災の始まりだったとは思いも寄りませんでした。

 それから、妻の携帯に電話をしましたがつながらず、卓上の電話から再度してみると今度はつながり、自宅には特に被害がなかったことが分かりました。そうしたら、同僚が「車で帰るから乗っていったら」と誘ってくれました。

 都議会を出て青梅街道をまっすぐに杉並方向に向かいましたが、新宿中央公園では近くのビルから出てきた大勢のサラリーマンが白いヘルメットを被り、まるで訓練のように集結していて、「しっかり落ち着いているんだな」と感じました。

 そうして、阿佐ヶ谷にある事務所まで1時間ほどで着きましたが、沿線の両側には目立った被害を見ることはなかったものの、1軒だけ土蔵のような建物の屋根が壊れていた風景が忘れられません。

 事務所はすでに事務のパートさんは勤務を終えていて、鍵を開けて入ると、棚に飾ってあったものが数点だけ落ちていました。しかし、それ以外は変化はなく、歩いて数分の自宅に戻りましたが、こちらも問題はありませんでした。

 その後、津波や原発崩壊のビデオを繰り返し、繰り返して見ることになるのですが、現在でもその様子を思い出すと、虚しさと悲しさが何度も襲ってきます。あらためて、亡くなられた皆さんのご冥福をお祈り申し上げます。 

 なお、写真は現地の役所にご迷惑をお掛けしないようにして、被災地から学び、義援金をお届けするために訪れた石巻市で撮ったものです。後ろに見えるのは市立門脇(かどのわき)小学校です。

 私のルーツは文字どおり、この辺りにあって、黒く焼け焦げた校舎やその日でめくられることがないカレンダーは一生、忘れることはありません。特に被害を受けなかった私たちもこの災害を後世に伝えていかなければならないと思っています。

 また、同じ市立の大川小学校のことはとりわけ衝撃的でした。当時、友人の宮城県会議員にお願いして、いろいろなことを教えてもらったのですが、将来ある小学生74人が一つの学校で命を落としたことに今でも胸が締め付けられ想いです。

「クイーン・エリザベス」がやって来る!

 ちょっと大袈裟ですが、もはや「第四次日英同盟」締結と言っても良いかもしれません。先日、日本とイギリスの外務大臣と防衛大臣のいわゆる「2プラス2」が開催され、中国共産党に対する両国の連携強化が行われました。

 その一つが写真の英国最新鋭空母「クリーン・エリザベス」が年内に日本など東アジアにやって来ることです。もちろん、ただ来るだけではなく、日本との共同演習を実施するでしょうし、これに米軍が加わることもほぼ確実です。

 私には具体的な行動は分かりませんが、この英国空母にアメリカ原子力空母「ロナルド・レーガン」が並走し、さらにその両端には海上自衛隊の「かが」と「いづも」が展開する光景も実現するかもしれません。

 当然、作戦は中国共産党をターゲットにしたもので、日本周辺海域での演習は彼の国にとってかなりの驚異になると思いますし、南シナ海などでやりたい放題の中共はとても嫌がるはずです。最近の中共は調子に乗り過ぎていますから自業自得ですね。

 また、中国共産党の支配下にある海警局がこれまたやりたい放題できるように法律を施行しましたが、それへの対抗策にもなるはずですし、香港や新疆ウイグル自治区での乱暴狼藉についても同様です。

 さらに、NATOのインド太平洋版と称されている「クアッド」への参加も取り沙汰されています。こちらはそう簡単には成就するとは考えられませんが、英国が仲間になれば、さらなる中共への抑制になることは確実です。

 それから、今月始めにはTPP(環太平洋経済連携協定)に英国は加盟申請しました。EUという共同体幻想から脱却した今、伸び伸びと世界戦略を強化しているようですし、その最重要なパートナーにわが国を選んだのは正しいと思います。

 いずれにしても、過去の日本が暗い道に進んでしまったのは、日英同盟を解消したことが原因の一つと言われています。その意味でも、安定したインド太平洋を構築するためにも、事実上の準同盟国になる英国との連携はすごく大切でしょう。

 あと、自由と民主主義国家である台湾(中華民国)もTPPに参加の意志があると言われています。様々な隘路があることも事実ですが、日本としては大歓迎でしょう。ただ、中国は共産独裁国家なので、加盟することは絶対に不可能です。

「Fukushima 50」をWOWOWで観ました

 あと1カ月ほどで東日本大震災から節目の10年になります。「もう、10年が過ぎたのか」という思いですが、あらためて、亡くなられた多くの皆さんのご冥福をお祈りします。私も常磐線が全線で復活したことを乗って確かめ、いくつかの途中駅で下車し、その駅前だけでも風景を見たかったのですが、諸般の事情でできなくなっています。

 それで、大震災に伴って発生した福島第一原子力発電所の事故を描いた映画(事実に基づいた物語)「Fukushima 50」がWOWOWで放映されたましたので、2時間の大作を張り詰める気持ちで鑑賞しました。本当は昨年の春に劇場で観る予定だったのですが、これもご存知用のように、当時は映画館で観ることがけっこう難しい状況でした。

 なお、写真は劇中の免震重要棟での会議の様子です。左手前に立っている方が主人公の吉田昌郎さん(故人)を演じた渡辺謙さんです。右には緒形直人さんの姿も見えます。また、映画のタイトルは現場で必死の対応を行った約50名の作業員に対して、欧米など海外のメディアが称賛の意味を込めて名付けたものだそうです。

 それから、原作は門田隆将さんの「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」ですが、余談になるものの、彼の本名は「門脇譲」さんなので、何となく親しみを感じます。『なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日』『狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部』『汝、ふたつの故国に殉ず ―台湾で「英雄」となったある日本人の物語―』など、精力的な著作が多い作家です。

 あと、忘れていました。写真右手前にいる人は当時の総理大臣だった菅直人さんです。映画では超個性派俳優の佐野史郎さんが演じていました。肩からたすきを掛けていて、そこには「本人」と書かれています。選挙区の駅前での姿なのでしょうが、総理を務めた人が事前の選挙運動みたいにタスキを着けるのは極めてというか、彼以外には絶対にできないことでしょうね。

何を削ろうかな~緊急事態宣言延長

 緊急事態宣言が来月7日まで延長されることが決まりました。思うところは様々ありますが、「まあ、仕方がないのかな」というのが本音ですし、私や妻は今まで続けてきたことを飽きないのが大切と思っています。

 ただ、それだけではあまり張り合いがないので、「だったら、この機会にもうちょっと日常行動を削れないのかな」と無い知恵を絞っているところです。これは飛躍するようですが認知症予防にも良いかもしれませんね。

 しかし、いろいろと考えてみても劇的な行動変容はもう難しいと思いましたので、取り急ぎ、散歩と買い物のうち、買い物の回数と時間を削減することにしました。散歩は運動維持のために維持しなければなりません。

 それで、きょうの写真は少し前に撮ったものですが、食料品や孫のおやつなど、ちょっとだけ多めに購入しました。当日のお昼ごはんと夕食&翌日の朝食のおかずといったところです。鬼滅の刃のお菓子は孫たちにすごく喜ばれました。

 また、当日は定期購入しているビールの在庫がなくなってしまったので、スヌーピーのエコバッグには上述の商品以外にも、ビールのレギュラー缶が12本入っています。ですので、JR阿佐ヶ谷駅北口のお店から歩いてきたのは難儀でした。

 ところで、私は学校を卒業してお客さん相手の小売業で働いていましたので、どうしたら売り上げを伸ばせるかはある程度、分かっているつもりです。例えば、衝動買いを誘導する、店内の滞留時間を増やす、家族連れで来店してもらうなどです。

 でも、皮肉なもので、現在はこれらはやってはいけないことになっています。つまり、できるだけ少人数で、できるだけ早く買い物を終えることが推奨されています。残念な気持ちもありますが、これもまた、「仕方ないね」と思っています。

 

不要不急の外出こそ人生の楽しみ

 きょうは変なタイトルですが、天の邪鬼のへそ曲がりで意地悪の私ですので、そのまま解釈するも、逆説的に捉えるのもお好きにしてください。ただ、自分はといえば、幸いにして諸環境がいろいろな意味で比較的整っているので、総理大臣や都知事や医師会会長が要請されていることをほとんど行っています。もちろん、互いに正反対のことを言われるときがあるので、少々、困惑することもあります。

 ただ、これまで生かされてきた人生を若干、振り返ってみると、タイトルのようになる気がします。つまり、どうしても必要なことではない旅行や宿泊など観光とか、レストランでの食事や居酒屋での飲み会とかに私たちは楽しさを見出しているように思えるのです。だから、嫌な仕事や業務も少しは我慢してできるのではないでしょうか。僭越ですが、少なくない皆さんもだいたい同じであると感じています。

 それが、自粛という形で要請されると、しかも、長期に渡り複数回になってくると辛さもいっそう増してきますし、「いっそ、法律で規制してくれたほうが楽になる」と考え始めるのも不思議なことではなくなるでしょう。しかし、この国は過去から安全保障についてほとんど思考することを停止してきました。今回のCOVID-19も他国からの侵略も安全保障の観点からはそれほど違わないと思います。

 だからといって、嘆いてみても、文句ばっかり言ってみても、批判を繰り返していても、COVID-19は退散してくれません。最近は「後手だ、後手だ」と叫ぶのがブームになっているようですが、私などは、「だったら、そのときに言ってよね」と思ってしまいます。政府の対応が後手ならば、批判している人たちも同じく後手なのです。あのWHO(世界保健機関)だって、「人から人へはうつらない。マスクは必要ない」と公式見解で発表していました。

 また、これからも、ワクチン接種について、様々な人たちがそれこそ様々な発言をするでしょうし、その中には医師や専門家も含まれます。合わせて、マスコミや野党も政権の攻撃を強めてくるでしょう。日本は中国共産党ではありませんから、何を言っても基本的に自由ですが、中共は彼の国でかなりの封じ込めに成功したことを、「(共産主義)体制の優位性」と主張し始めています。

 確かに悔しいのですが、中共が散々、初期の情報を隠しておいたことは事実であるものの、COVID-19対策に成功していることも、もう一方の事実です。私たちは文句を言う自由もあるし、政府を批判する自由もありますが、同時に私たちが選んだ国会議員であり、東京都知事であることも間違いありません。このままですと、「共産主義の優位性」に軍配が上がるのではと、私は危惧を強めています。

 ワクチン接種が近づいていますが、依然として終息どころか、一定の収束も誰にも予測できない現在、嫌々でも、渋々でも、もうちょっと、民主的に選出された人たちに協力し、照れくさいのですが、応援しても良いように思います。立憲民主党と共産党は政府へのクレームが仕事ですから仕方ないと思いますが、特に酷いのが自民党の一部の国会議員たちです。

 わずか数カ月前に自分たちの総裁として選び、総理に押し上げたのに、「菅総理のもとでは選挙が戦えない」とか「覇気が感じられない」とか、いったい何を考えているのかなと情けなくなります。二十歳からこの歳まで、1回も投票用紙に自民党や自民党の候補者名を書いたことがない門脇からのぼやきでした。最後に偉そうに申し上げてすみません。

来年はCOVID-19封じ込め元年に!

 いきなりですが、武漢市は中国湖北省の省都で人口は一千万ちょっと、申し上げるまでもなく、COVID-19はここから発生したと言われています。その検証は非常に重要なのですが、中国共産党はそれを拒否しています。ここをはっきりしない限り、後世の人たちに私たちは責任を果たしたことにはなりません。

 そして、その当初の市内の様子は報道されていたものの、中国共産党の露骨な妨害によって完全に抑え込まれ、世界もどうなっているのか知ることができませんでした。上述したように、市内で何が起こっていたのかを検証することなしには、新たなウイルスの出現を阻止することも不可能でしょう。

 しかし、その間、市内では想像を絶するような共産党による一切の私権の制限が行われ、徹底して人の流れを止めたと一部では伝えられています。ですから、現在は「武漢は世界でもっとも安全な都市」というのも、あながちブラックジョークとも言えなくなっています。

 感染症を封じ込めるには様々なやり方があるようですが、いちばん効果的なことは武漢でやったと言われているように人の流れを断ち切ってしまうことでしょう。ただ、これは独裁強権の共産党だからできたことで、自由主義国家ではそれ限界があると思います。

 なお、総理の菅さんが先日、「感染拡大を阻止する最大の効果は飲食店の時間短縮だ」みたいなことを言われていましたが、それをすることは間違っていないものの、繰り返しますが、武漢でいわば実証実験をやった結果からも、経済を回すことを除外すれば、人の移動を徹底して制限することでしょう。

 それから、欧米先進国とは自由と民主主義を共有している国々ですが、その対策のほとんどは強制力のあるものです。それでも、感染が拡大しているのですから、もしかしたら、万策尽きたという状態になるかもしれません。もともと、政府の方針にあまり従わないお国柄もあるようです。

 振り返って日本ではどうでしょうか。これまでの政府や自治体の対策はほとんどすべてが、「お願い」であり「要請」であり、今後のワクチン接種も「努力義務」です。ですから、それに従わなくても法律で罰せされることはありません。逆に言えば、最終的には国民の皆さんの判断に任されているのです。

 だから、電車の中でマスクを着けていなくても、周りからちょっと奇異な目で見られるでしょうが、罰金を聴取されることはありませんし、自治体の要請に従わずに深夜早朝営業している居酒屋も同様です。もちろん、休業補償のことも大切ですが建て付けはそうなっています。

 一方、中国共産党と同様にCOVID-19対策に成功した台湾(中華民国)ですが、現在でも地下鉄などではマスクの着用は義務付けられていますし、違反すれば罰金です。世界でもっとも抑え込んでいる台湾でさえ、このような態勢で臨んでいるのです。

 また、その台湾も2003年のSARSでは文字どおり、阿鼻叫喚のような現実を経験しました。一例ですが、台北市内の市立和平病院では大人数のSARS患者が発生しまし、そのときの痛烈な反省が、今の安全安心な台湾につながっていると思います。また、入国者の受け入れにも厳しく制限されています。

 いずれにしても、年末年始の人の動きが心配です。陽性者の数はどうなるのでしょうか。合わせて人の流れが再び活発になったときをさらに懸念しています。ワクチンにも期待するところですが、今一度、わが国が世界に先駆けて取り組んできた社会的約束事を守るしかないのでしょう。

 もしも、そのことを地道に継続できなくなれば、法律での強制力がないため、逆に国民の皆さんの不満というか、自粛疲れが爆発することすらあると思います。政府、自治体の首長、有識者から繰り返されているメッセージも素直に受け入れることが難しくなっているように感じます。

 そうなると、世界の中で重症者も死者も桁違いに少ないわが国が、欧米とは別の意味の混乱に陥る危険性もないとは言えないでしょう。写真は渋谷駅前の風景をぼかして載せていますが、歓楽街での人出は、感染症へのいちばんの有効策である“人の流れを止める”とは縁遠いようです。かなり厳しい状況になっています。

 あと、ワクチン接種のことについてはこれまでも何回となく述べてきたとおりです。それが有効な結果につながることを願っているものの、接種した人の感染リスクが軽減されることは間違いないと思いますが、だからといって、その人がほかの人に感染させないという報告はありません。ここのところは重要です。

 もちろん、「そんなこと言ってたら何にもできないじゃないか!」と声が聞こえてきますし、そのとおりです。ただ、少なくても7割以上の人たちが接種を受けないと集団免疫が確立しないと伝えられているのですから、街中で「ワクチン打ったから、マスクは外すよ」という光景が増えてくるとしたら、それはそれで危険なことになるでしょう。本当に厄介なウイルスですね。

新しい駐日韓国大使には注意が必要

 もちろん、わが国に赴任される世界各国の駐日大使が全員、日本に好印象を持っていただき、親日的であるとは限りませんが、次の韓国の駐日大使に先日まで国会議員で、前「韓日議員連盟会長」である、姜昌一(カン・チャンイル)さんが内定したそうです。今後、日本政府の同意(いわゆる“アグレマン”)を得られれば、港区南麻布にある韓国大使館(写真背景)の主(あるじ)となられるのでしょう。

 それで、この方ですが、東京大学で博士の学位を取得され、客員教授も務め、日本語も話されるようです。また、議連前会長の経歴からも、知日派などと呼ばれているようですが、韓国では「知日派」と「親日派」はまったく別のものです。むしろ、知日派のほうが文字どおり、日本のことを知っているので、より反日的な言動を繰り返しているケーズすらあります。

 それでは、いくつかの事実をお示しします。まず、2011年ことですが、彼は韓国の国会議員として初めてわが国固有の領土である国後島を、日本政府の許可も得ないで訪問しています。いかに無責任極まる行動だったかは、当時の総理大臣だった親北派の菅直人さんですら、深い憂慮を表明したことで分かります。とにかく、日本と日本人の嫌がることだったら何でもやるということですね。

 それから、身の毛のよだつような「親日派破墓法」の制定に彼はとても積極的です。何の法律かとお思いでしょうが、簡潔にまとめると、「国立墓地に埋葬されている歴代大統領などの墓を掘り返して、親日派の遺骨をほかの場所に移す」というものですが、その理由が「国立墓地に仇敵(つまり親日派)が眠っていると、愛国烈士があの世に行って落ち着くことができない」と仰天ものなのです。

 また、これで驚いていては、以下の発言で腰を抜かしてしまいそうです。数年前のことですが、彼は自国のいわゆる慰安婦のおばあちゃんたちに向かって、「本当は日本国王(天皇のこと)や安倍が来て謝罪しなければならない」「いつか日本国王や首相が来てひざまずいて謝罪するでしょう」と言い放ったのです。こんな人が天皇陛下に信任状を捧呈するなど、まったくあり得ないことです。

 そう言えば、保守派と言われている元大統領の李明博さんも「天皇が韓国に来たかったら土下座しなければならない」と言っていましたし、今は一緒に壁の中にいる前大統領李恩恵さんも、「日本が朝鮮半島を併合した恨みは千年経っても忘れない」と述べていました。要するに、彼の国では保守派であっても、現政権の革新派(実は北朝鮮大好き派)でもあっても、反日は絶対に揺るがない根本なのです。

 そのほかにも、いわゆる徴用工(実態は応募工)裁判での資産の現金化(私個人はとっとと実行すればいいと思っていますが)、福島第一原発の処理水の海洋投棄(ちなみに韓国では東京五輪を放射能五輪と呼んでいるようです)などなど、厄介で頭が痛くなることばかりですが、日本に在住している帰化を含めた韓国人の人権をしっかりと守って、あとは彼の国とのお付き合いをできる限り止めてしまうのが、両国、両国民にとって最良の選択のような気がします。

 あと、余談ですが、日本に出稼ぎに来ている韓国の芸能人のことです。男性でも女性でも、「どうぞお好きなように」しかありませんが、注意しなければならないのは、Tシャツに原爆投下のイラストをつけてはしゃいでいたり、来日すると「日本の皆さ~ん!こんにちは!」と叫びながら、その同じ人が、母国ではさんざん日本の悪口を言っている現実があるということです。嫌ですね、このような人たちは。

新大統領誕生を最も喜んでいる日本人

 日本の民主的選挙で選出された国会議員の皆さんが、さらに民主的な選挙で選ばれた内閣総理大臣がお祝いのメッセージを送ったとのことですから、アメリカの大統領はアメリカの有権者が決めることは当然ながら、わが国の立ち位置が定まって良かったと思います。でも、「大統領」とか「当選」とかいう表現はありませんでしたね。

 それにしても、彼の国は世界最大最高のIT国家であるのは間違いないのに、選挙に関してはけっこうアバウトというか、いい加減なところがあるようです。まあ、合衆国(合州国)ですから、文字どおり、「州」の権限がとても強いことは理解していますが、「何なんだろうな」と思うことも少なくありません。

 そして、大統領選に勝利したバイデンおじいちゃんですが、彼自身は中道穏健派ですから、特に問題はないものの、厄介なのは応援していた急進左派の人たちです。もともと、今回の戦いは、トランプ大好き派vsトランプ以外だったら誰でもいい派の様相がありましたから、余計に心配になります。

 それから、私はトランプ大統領のあまりお行儀が良くない言動はいかがなものかと思いますが、だからといって、「往生際が悪い」とか「民主主義が破壊されている」はおかしいと感じています。確かに往生際がいいとは思いませんが、法廷闘争は民主主義の権利行使で、アメリカの民主主義が壊れたわけではありません。

 さて、今日タイトルですが、その日本人は首相の菅義偉さんでしょう。その理由は割に簡単で、トランプ-安倍晋三がトランプ-菅義偉の構図で比較されなくて済むことです。実のところは分かりませんが、外交が苦手と言われている菅さんにとっては、相手も変わるのですから、一安心でしょうし、何となく相性も良さそうです。

 それで、その菅さんですが、臨時国会での日本学術会議問題もなかなか手堅く乗り切りました。でも、それは菅総理がすごく長けていたのではなく、立憲民主党などがあまりにもお粗末だったからからです。だいたい、代表の枝野幸男さんからして、論戦前に「一問一答に行き詰まって総選挙だ」と意味不明なことを言っていました。

 また、一部の新聞では衆参の予算委員会で論客を揃えて臨むなどと報道していましたが、お馴染みのメンバーがお馴染みの自己満足的な質問を繰り返して、ついには「熱意がまったく伝わってこない」などと、これまた、意味不明なことを発信していました。あと、同じ質問をすれば、同じ答えが返ってくるのは当たり前ですが、それも気に食わないようです。

 いずれにしても、森友も加計も桜も同じなのですが、政権を陥れることができると脊髄反射的に信じ込んでしまい、結局は「疑惑はさらに深まった」で終了です。日本学術会議については、人事のことなのですから、初手から筋が悪かったのです。普通に考えれば、裁量権のない人事権なんてこの世にあるはずがありません。

 そして、過去にもお伝えしましたが、官房副長官が人事に関与したのではとの疑念から、参考人招致を求めているようです。しかし、どの世界だって、社長や理事長などが人事について、担当常務や理事、人事部長などに相談することは極めて常識的なことで、そうでなければ、左派や自称リベラルが大嫌いな独裁になってしまいます。

 ですので、共産党や立憲民主党が野党でいる限り、連立与党政権はとっても安泰だということでしょう。その意味では、国民民主党の玉木雄一郎さんの質問はすごく良かったと思いました。ただ、彼の質問時間は立憲民主党から融通してもらったそうですので、会派離脱は大いに評価するものの、限界があるのかもしれません。

 おしまいに、いつも小ネタを提供してくれる自民党国会議員秘書をしている友人のメールを載せておきます(本人の了解済みです)。「正直なところ、国民民主党から移ったまっとうな先生もいるので、警戒していたのだが、蓋を開けてみれば、いつもメンバーがクレマー的質問をしていただけ。玉木先生のような質問がほとんどなくてほっとしている」。だそうです。

警視庁公安部が外事部門を強化する

 新聞やテレビではそれほど大きなニュースにならなかったようですが、警視庁公安部が組織を大幅に変更することになったようです。もともと、「公安部」という名称は警視庁のみに存在していて、ほかの道府県本部では「警備部」の中に公安各課があります(一部例外あり)。それだけ、東京都内では公安警察の役割が重要なのでしょう。

 それで、その組織再編ですが、簡潔に申し上げれば、外事部門を全体的に強化して、特にアジア全体を担当しているセクション(と言っても、ほとんど中国と北朝鮮だけですが)から、北朝鮮(もちろん、韓国の従北派を含みます)関連を独立させます。これにより、中国、北朝鮮両部門の調査をレベルアップすることが可能となるようです。

 なお、日本共産党や宗教団体を視察している公安総務課、過激派や大衆団体、右翼団体を担当している外事関係以外の公安部組織には特に変更はないと承知しています。国会の審議では日本共産党の議員が公安調査庁の次長などに、「違法な調査活動を止めろ」と、ときどき要求していますが、公安調査庁のそれは失礼ながら、公安部に比べれば子供と大人ほどの差があります。

 ただ、北朝鮮内部のことについてはなぜか、公安調査庁がけっこう把握しているようで、同じく自衛隊の諜報部門も情報を持っています。しかし、公調と自衛隊の関係はまずまず良好ですが、警察公安の人たちは公調に対して「あいつらは俺たちの邪魔ばっかりしている」と言っているようですし、自衛隊には「226事件で軍部に殺されたのは警察官がいちばん多かった」といまだに恨んでいると聞きました。

 さて、私が持っている単行本は小学館から最近、発刊されたもので、コンビニのみで購入できるシリーズです。今回はみんな大好きなゴルゴ13の過去の作品3話が載っていて、タイトルはその名もズバリ『諜報』です。そして、インテリジェンスに関しての著書も多い、江崎道朗さんのコラムもありました。短いですが、コミンテルンのことなども書かれていて面白かったです。

 余談ですが、アマゾンなどでは売っていないため、この本を購入するため、荻窪と阿佐ヶ谷周辺の6店舗のコンビニを歩き回りました。結局は普段、もっとも利用している南阿佐ヶ谷駅横のセブン-イレブンにありました。休日だったので時間的な問題はありませんでしたが、最初からここに行っていれば良かったと思いました。しかし、歩数はけっこう稼ぐことができたので、結果オーライということでした。

まんまと罠にはまった日本学術会議

 「だから、言ったじゃないか!」なんて上から目線は禁物ですが、新総理の菅義偉さんは本当に恐ろしい人だということが、話題になっている日本学術会議の会員任命の件で早くも明らかになりました。失礼ながら、お坊ちゃん育ちの前総理とはまったく違うことを、左派や自称リベラルは見抜けていないようです。

 今回のことについては文字どおり、いろいろな人たちが様々な意見や考えを“開陳”していますが、まず、基本として「日本学術会議法」を読んでみましょう。わずかに30条しかない法律ですから5分もかかりませんし、それだけで、「憲法違反だ!」とか「学問の自由の侵害だ!」がいかにナンセンスなものか、容易に理解できます。

 また、数十年前の政府答弁を「破ったのは許せない!」と叫んでいる人もいますし、それはそれで、ご本人たちの自由ですが、これって、既得権益や利権を今までどおりに保証しろと言っているのと同じです。日本の左派や自称リベラルは根性がなく、お金は権力からありがたくいただくが、言いたいことは言わせてもらうが基本です。

 そして、既得権益や利権は昔から守旧派というか保守派のイメージがありますが、私は長い間、地方議員を務めさせていただき、「赤い既得権」や「赤い利権」もたくさん見てきました。でも、あまりやり過ぎずに控えめにしていましたので、それほど目立ちませんでしたが、日本学術会議の赤組の先生方は調子に乗り過ぎたようです。

 もちろん、会員の先生方には思想信条の自由があるのは当たり前ですが、それだって、あまりに度を越してしまえば、お金を出す側は何らかの対応策を取ることになります。どうしても、文句を付けられたくないのであれば、自らの資金で勉強すれば良いわで、この団体に入らなければ学問の自由がないとは言えません。そんなに偉そうに主張しないでもらいたいですね。

 それで、私もすごく気になっていましたので、公安関係の友人に聞いてみましたが、「日本共産党の秘密党員も少なくないですよ。彼ら彼女らは戦略に長けていますからね。上手に国家からお金を引き出して、反体制のプロパガンダをしています。学者さんというより、活動家の集まりですよ」と言っていました。

 ただ、会員の大多数がそうかといえば、穏健良識的な先生も少なくなく、「どうして、こんな組織になってしまったのだろう」と嘆いておられるようです。いずれにしても、この機会に日本学術会議とは何なのかということが次々に明らかになっているのは、納税者の国民の皆さんにとっても大いに歓迎すべきことです。

 実際、モリカケ桜では政府からなかなか資料が出てきませんでしたが、新官房長官からは超特急で人件費などが発表されています。また、自民党もモリカケ桜ではあまりやる気がありませんでしたが、今回はいち早くチームを組んで、河野太郎さんとともに反撃体制を整えています。要するに、「本気」なのでしょう。

 一方、立憲民主党や共産党はどうでしょうか。あいも変わらず、官僚のいじめの鬱憤ばらしの追求をやっています。せっかく立憲民主党(改)立憲民主党になったのですから、もう少し大人の態度を示さないと、さらに支持率は低下することは間違いないと思います。それでないと、難癖をつけるだけのクレーマー政党になってしまいます。

 それから、新・国民民主党はこの糾弾集会に参加していないのは良かったです。過去にこの種のチームで元気に発言していた人は立憲民主党に全員が移籍しましので、当然といえば当然です。結局はこの問題のオチもモリカケ桜と同じく、「疑惑はさらに深まった!」で終了するのでしょう。自民党や公明党の高笑いが聞こえてきそうです。

実はすご~く恐ろしい菅義偉さん

 もう5年以上前になりますが、六代目山口組から神戸山口組が分裂したとき、私は椅子から転げ落ちるほどビックリしました。その後はNHKや朝日新聞でも報道されるほどの話題となっていますが、数カ月前からその神戸山口組から中核団体の五代目山健組が抜けたとか抜かないとか、魑魅魍魎的な情報が飛び交っています。

 私もそれらのことを追跡していますが、今日はそれがテーマではありませんので、別の機会にお伝えします。ただ、かなり単純化して言えば、山健組からその主流である健竜会が飛び出したということでしょうか。もちろん、二代目宅見組や六代目若頭の高山清司さんの動きも注目です。

 さて、任侠の世界から脱して、私が再び椅子から転げ落ちそうになったことがありました。それは、新しく内閣総理大臣に就任された菅義偉さんが、ご自分の補佐官に共同通信幹部(すでに辞職済み)の柿崎明二さんを起用したことです。この通信社は反安倍を鮮明にしていることで知られています。

 その通信社でこれまた、反安倍を訴え続けてきた人を懐刀の補佐官にしたのですから、びっくり仰天です。彼が売り込んだのか、菅さんが望んだのかは分かりませんが、まさか、同じ秋田県の出身という理由だけではないでしょうし、もしかしたら、逆説的にモリカケ桜の野党対策かもしれません。

 それから、いささか以前のことですが、内閣の閣僚人事です。河野太郎さんのはんこ廃止や平井卓也さんのデジタル庁、不妊治療費用援助などが注目されていますし、携帯電話の料金引き下げも含めて、大いに頑張ってもらいたいと思いますが、私が驚いたのは上川陽子さんが何と!3回目の法務大臣で入閣されたことです。これって、オウム事件死刑囚の全員の執行もあると思いますが、検察組織への圧力強化にも見えます。

 そのほかにも、苦手とされている外交でも、中国共産党総書記の習近平との電話会談を2~3番手どころか、8番手くらいに後回しにするくらい、そっと嫌がらせをしています。おまけに、その習近平さんからのお祝いまで言ってもらいました。通常は序列2位の国務院総理からですから、運のいい人だと思います。

 そして、公明党というか、創価学会との関係です。安倍さんと公明党代表の山口那津男さんは表面的には上手にやっていましたが、安倍さんの思想信条からはどう考えても、公明党=創価学会と反りが合うわけがありません。その点、菅総理は学会の幹部ととても仲が良いと聞いています。今日の写真の背景は菅さんの選挙区内にある横浜橋通商店街ですが、このあたりも学会が強そうです。

 一方、野党はどうでしょうか。立憲民主党(改)立憲民主党は高揚感ゼロ、支持率上昇ゼロ、政策限りなくゼロという悲しいスタートになりましたし、代表(改)代表の枝野幸男さんは、「デジタルより自然エネルギーだ!」と意味不明のことを就任直後に言っていました。また、連合の言うことをほとんど無視して、共産党との共闘に熱心に汗を流していますが、それ以外は何となくやる気が感じられません。

 ただ、野党代議士の秘書を務めている友人が言っていました。「連合さんにはお世話になっているけれど、地域の共産党の人たちは一生懸命に応援してくれるんだよ。確かに門脇さんが指摘しているように、党中央の統一戦線戦略にはまっているんだろうけど、背に腹は代えられないからね」。まあ、ご自分が当選することが第一ですから、理解できなくもありません。

 さらに彼は、「共産党の真剣さはありがたいよ。比べてはいけないんだろうけど、連合さんの参議院選挙全国比例区候補の票数とその産別の組織人員を見てみると、『なんでこうなんだ』と思うことも少なくなくてね」と続けました。どちらにしても、立憲民主党の皆さんはご自分の選挙区で共産党が立候補せず、応援してくれることに腐心しているそうです。

 何となく残念な気持ちになりましたが、確かに当選第一はとても大切で理解できます。しかし、「門脇さんがSNSで『思想信条どころか主義主張がない』と嘆いていましたが、元々、そんなもんはないんですよ。それじゃなきゃ、コロコロと政党を渡り歩くなんてできるはずないじゃないですか」には妙に納得してしまいました。寂しいことですね。

 話題を戻します。国対委員長(改)国対委員長、お馴染みの人徳人望ゼロの安住淳さんは相変わらず、自民国対委員長の森山裕さんの掌で元気に踊っています。でも、調子に乗って、「菅内閣が国民目線でなければ政権から引きずり降ろす」などと叫んでいますが、本当にこの人の思考回路が心配になってきました。私は思うのですが、安住さんは何か特別のコンプレックスでもあるのでしょうか。

 いずれにしても、枝野幸男さんのように、「安倍亜流内閣だ!」とレッテルを貼っているようでは、菅総理の本当の恐ろしさを理解できず、いつになるか分かりませんが、次の総選挙では一定数の比例復活と一部幹部以外の議席は絶望的かもしれません。私たちにとって自民党政権が続くことを喜んでいられませんが、それ以上に不幸なのは、健全穏健な野党がほぼ存在していないことかもしれません。

 あと一つ忘れていました。それは防衛大臣に就いた岸信夫さんのことです。ご存知のとおり安倍前総理の実弟で、それはそれで何か問題があるのではありませんが、自民党の中では、すなわち、すべての国会議員の中では最大最高の台湾(中華民国)通なのです。この時期に菅さんはこの人を国家の守りの責任者にするのですから、これだけも怖い総理大臣です。くわばらくわばら。

(追記)昨日のことですが、日本学術会議の会員6名が任命されなかったと報道されていました。早速「憲法違反だ!」と野党が叫んでいますが、「日本学術会議法」を読んでみれば、慣例や既得権益という観点からは外れていいるものの、法律は「日本学術会議は、内閣総理大臣の所轄とする」「日本学術会議に関する経費は、国庫の負担とする」「会員は(中略)内閣総理大臣が任命する」となっていますので、憲法違反とか学問の自由の侵害とかには少なくても抵触することはありません。どうしても、自分たちの人選どおりにしたいならば、それを可とする政権を作ればいいでしょうし、わが国はそれが憲法で保障されています。

この会議は総理大臣の諮問機関であり、あくまでも、その任命権は総理大臣にあります。もちろん、過去の慣例を破って任命されなかった人たちは面白くないでしょうが、見方を変えれば、日本学術会議が推薦さえすれば何事もなく会員になれるという、文字どおりの既得権益と前例を打ち破る第一号となるかもしれません。これは菅さんのいちばんの公約ですから、絶対に妥協することはないと思います。本当に恐ろしい総理大臣の誕生ですが、日本学術会議も今まで調子に乗りすぎたようですし、野党のヒアリングという名の官僚いじめも止めたほうが良いと思います。

難儀なCOVID-19ワクチン開発

 COVID-19については今後、どのように感染が収まっていくのか、そうでないのか、依然としてとても心配ですが、それに対するワクチンや薬剤(治療薬)の開発が全世界レベルですごく急いで進められています。それらに関わっていらっしゃる製薬会社、研究機関、大学などで頑張っている皆さんに心より敬意を払わせていただきます。

 それで、COVID-19問題がなければ私たちは、「PCR検査」「ジョンズ・ホプキンス大学」も「アビガン」の名前を聞くことはなかったでしょう。その意味では、ほかの疾病と違って、世界のどこの国民であれ、COVID-19からすぐには逃れられることはできません。逆に言えば、知恵の出しどころですね。

 さて、2カ月以上前になりますが、私は「ワクチンへの過渡な期待は禁物かも」というタイトルの記事を載せました。少なくない皆さんからご賛同をいただきましたし、上から目線で恐縮ですが、物事はだいたい内容のとおりに進んでいます。もっとも、この考察は何人かの医師にお聞きしてまとめたものです。

 そして、政府もこのワクチン確保ではなかなか頑張っていますし、一つの製薬会社に頼ることはなく、今回、重大な副作用が発生した(その後に臨床試験を再開)アストラゼネカのほかにもファイザーとモデルナとの契約も進めています。ただ、正直ところ、アストラゼネカは18年前のイレッサのことがあるので心配はあります。

 ところで、治療薬(抗ウイルス薬)とワクチンとの違いですが、申し上げるまでもなく、治療薬は患者さんに投与するもので、ワクチンは健康な人に接種するものです。ですから、治験(臨床試験)のやり方も大きく異なっています。私には専門的なことは分かりませんが、急ピッチで行われているCOVID-19ワクチンの治験はこのあたりにも課題がありそうです。

 また、ワクチンを接種したあと、重い後遺症が出てしまった場合は、製薬会社ではなく、政府がその補償をするという方針も悪くはないのですが、それを始めから承知で接種を実施することは若干の不安があることも事実ではないでしょうか。その意味でも、慎重に治験を行ってもらいたいものですし、スター・トレックではないのですから、トランプ大統領の「ワープ・スピード作戦」はどうなんだろうと思ってしまいます。

 もちろん、目の前にある命運をかけた大統領再戦への向けての焦りもあるのでしょうが、世界を代表する、本来は商売敵である9つのバイオ企業が共同で「最高度の倫理的、科学的基準に基づいて臨床試験を進める」との声明を出したことも異例でした。本来は最短でも3~5年はかかるワクチン開発ですから当然でしょう。日本も社会経済を潰すわけには生きませんが、接種までは極めて慎重に対処する必要があります。

 それから、友人の医療関係者が興味深いことを言っていました。それは中国でのワクチン開発のことでした。彼曰く、「治験とか臨床試験とか言っているけど、ワクチンは新しいがん治療薬などと決定的に異なり、病気でもない被験者への人体実験だよ。もちろん、各国とも被験者への報酬などは支払っていて、保険会社ともリスク分散で契約をしているけどね。その点、中国はかなり優位に立っているんだ」と言いました。

 私が「それは分かるけど、どうして中国が開発でアドバンテージがあるの?」と尋ねると、「具体的なことは避けるけど、新疆ウイグル自治区やチベットでの人権弾圧、圧倒的に多い死刑囚の数から考えれば理解できるだろ」と返してきました。確かにかなり恐ろしいことですが、彼の国の共産党が何でもやり放題のお国柄からすれば、人体実験という単語からも結論は導けそうです。ワクチンで世界に恩を売るつもりなのでしょうか。

 いずれにしても、治療薬の開発というか、どれとどれを組み合わせることによって、COVID-19の患者さんに効くのかも分かってきましたし、ワクチンへの期待も当然です。でも、依然とし“未知のウイス”なのですから、やっぱり、日本ではかなり確立されている社会的約束事を守っていくことが、少なくても当面はワクチンや治療薬に匹敵する最大のやり方と思います。

(写真は数多い中国のワクチン開発グループの中でもっとも進んでいると言われている“シノバック・バイオテック”の開発中のワクチンです。中国には「武漢生物製品研究所」というシュールな名称の企業もありますし、人民解放軍でも開発を急いでいるようです。何となく怖いもの見たさのようでもありますね)