アメリカはこうして国を守っている

 ならず者国家・北朝鮮の弾道ミサイル脅威がなかったら、アメリカ海軍の「空母打撃群」という言葉を聞くことはなかったでしょう。
 それで、その米海軍の最新鋭航空母艦「ジェラルド・R・フォード」が就役しました。写真は甲板に艦載機がありませんので、いくらか迫力に欠けますが、白い4本の帯が良く見えています。それは、“電磁式カタパルト”という今までの蒸気式とはまったく異なった射出装置で、リニアモーターカーと同じ理屈で動くようです。
 さて、戦闘機の出撃能力、防空態勢、原子力パワーの飛躍的向上など、敵国を震え上がらせる空母ですが、どのくらいの価格なのでしょうか。まず本体ですが、丸めて丸めて言うと約1兆円で、これに1機約100億円のステルス戦闘機・F35などの艦載機合計で約5千億円、これだけを合計しても海上自衛隊の年間予算(昨年度で約1兆2千億円)を超えています。
 そして、“群”ですから空母は絶対に単独では行動しません。ミサイル巡洋艦、同駆逐艦、原子力潜水艦などのユニット(この級種の空母は優れた原子力システムで、従来の補給艦は必要ないそうです)を含めると何と!約2兆円になります。しかも、これとは別にこれまた高額のランニングコストが必要です。
 さらに、このクラスの二番艦として「ジョン・F・ケネディ」が建造中、三番艦として「エンター・プライズ」も予定されています。つまり、この3空母打撃群だけでも約6兆円で、国家並みの予算と言われている東京都の年間一般会計予算に匹敵してしまいますし、わが国の自衛隊全体の予算より1兆円以上多いです。
 もちろん、現役としてアメリカ海軍は空母打撃群を11ユニット持っていますし、それ以外にも膨大な戦力を有しています。どうも、海軍合計では15兆円を超えているようです。ここに陸軍、空軍、海兵隊を含めるとどのくらいになるのでしょうか。軍事予算だけで日本の一般会計を上回ってしまいそうです
 アメリカという国とは多少、嫌なことがあってもお付き合いをしていかなければなりませんが、こうして国を守っているのですね。(写真出典:米国海軍)

北朝鮮の挑発には乗らない

 国会では衆参それぞれの委員会でやっと、北朝鮮のミサイル脅威について論議が行われました。“日報”問題もありますが、野党もこればっかりやっていると、ますます国民の皆さんから飽きられてしまうのではないかととても心配です。
 ただ、まったく無能で、そもそも安全保障について関心のない、防衛問題が理解できない大臣が辞職し、かなり安定感のある小野寺五典さんがその任に就いたのは、北朝鮮の挑発が続いている中で唯一の救いです。何と言っても、答弁で野党の相手を褒める余裕さえあるのですから。
 それで、衆議院の委員会などで、「北朝鮮が弾道ミサイルを島根県、広島県、高知県の上空を通過させると予告している。この地域にはPAC-3が配備されていない。どうするんだ」と質問していました。正直なところ、今更ながらという気もしますが、愛媛県を含めて配備されていないことは事実です。ミサイルが落ちてくる可能性は大変低いのですが、対応を急ぐのは当然ですね。同時に高射隊と発射機群の数を増やさない限り、都市部の迎撃態勢が手薄になることの覚悟も必要です。
 しかし、この質問は北朝鮮ベースにはまっていて、大変僭越ですが、危機意識が足りないと言わざるを得ません。それは発射場所が日本海に近いからそうなるのであって、半島反対の黄海側から打てば、九州各県も危険地域に入ってきますし、ロシア国境付近からなら、香川県や徳島県もそうなります。北朝鮮はあくまでも通過するだろう県を伝えているだけであって、発射基地を発表しているわけではありません。
 ですから、既存配備の地対空誘導弾ペトリオットミサイルを移動するならば、北朝鮮の言っていることだけを信じ切って実行するのは、すでに彼の国の心理作戦に乗ってしまうことになります。感心している場合ではありませんが、敵を撹乱させる能力は抜群の独裁国と独裁者ですから、こちらも細心の注意が必要です。
 また、なぜかほとんど報道されませんが、北朝鮮は弾頭に何を搭載するかは言っていません。過去から、とりわけ今年になって連射しているミサイルの弾頭の中身は空っぽです。ここに通常爆弾を載せるのか、核爆弾を載せるのか、はたまた、相当な量を持っていると指摘されている生物化学物質なのか、それらのことを考えておかなければ、国民の皆さんの生命と財産を守ることは到底できません。
 それから、迎撃態勢ですが、わが国のイージス艦は日本海での任務で手一杯ですし、グアム島までの弾道軌道では撃ち落とすことは不可能と思います。となると、太平洋に展開するアメリカ海軍のイージス艦のSM-3で迎撃するか、それに失敗すれば、アンダーセン空軍基地のTHAADを使うでしょうし、最終的にはPAC-3で完璧に防御するでしょう。
 いずれにしても、北朝鮮は用意周到でしたたかです。これは米国も同じですが、私たちは憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」、安全保障問題についての議論が不足していたように思うのです。度重なる国連の制裁は皮肉にも猶予期間を与えてしまい、この間に核実験やミサイル開発が進んでしまいました。ここにきて一からやり直すことはできませんが、策源地攻撃(究極の専守防衛)もタブーとしないで、対応を急がなければなりません。“存立危機事態”の認定には至らないことを願っていますが、安保関連法案を改正&新設しておいて良かったです。(写真出典:航空自衛隊)

威厳ある自衛艦旗授与式

 写真は海上自衛隊潜水艦「せきりゅう」の艦尾に自衛艦旗が掲揚されている様子です。国歌・君が代が音楽隊により演奏され、艦長以下、乗組員が敬礼してゆっくりと旗が揚がっていきます。そして、数多くの皆さんに見送られて出港していきます。
 さて、それより前にはその潜水艦を造船したメーカー(この船の場合は川崎重工業)からの引渡式があり、防衛大臣名で企業に対して自衛艦受領書が交付されます。そして、同じく防衛大臣(副大臣や政務官が代行するケースが多い)から自衛艦旗が授与されるわけです。
 これらの映像は海上自衛隊が提供しているYouTubeでご覧になれますが、文民統制(シビリアン・コントロール)がいかに間違いなく行われているのかが良く分かりますし、専守防衛に徹した自衛隊艦艇の力強さが理解できます。また、“帽振れ”とともに出港する勇姿は感動的ですらあります。
 それから、その自衛艦旗(十六条旭日旗)ですが、自衛隊施行令(政令)で法的根拠が定められていて、デザインは旧・帝国海軍の軍艦旗と同じです。これに異論がある人もいますが、かなり研究・検討した結果、形状、日章の大きさ、位置光線の配合など、軍艦旗に勝るものはないとの結果だったそうです。私も何の問題もないと思います。
 ただ、ときには自分たちの生命を犠牲にしても、この国と国民を守ることが自衛隊の崇高な任務ですから、その象徴でもある自衛艦旗を別の目的で安易に使用することは慎むべきとも考えています。
 ところで、この旗が築地にある新聞社の社旗に似ているとの指摘があります。確かに似ているといえばそうなのですが、新聞社は“真似はしていない”と言っていますし、だいたい、この新聞社のそれと比較すること自体が自衛隊や隊員の皆さんに対して失礼極まりないでしょう。間違っても福岡国際マラソンでもらった応援社旗をサッカーの韓国戦で振ってはいけませんね。

伏見稲荷からインバウンドを考える

 関西方面の旅行では大急ぎで京都にも行ってきました。京阪本線の文字どおり伏見稲荷駅で下車し、稲荷伏見大社に向かいました。僅かな距離の参道は人が歩けないほど混雑していて、あらためて、外国人旅行者の皆さんの多さに驚嘆しました。なお最近、何回か書いているように、この全国お稲荷さんの元締めもアジア系だけではなく、アングロサクソン系やラテン系の人々もとても多かったです。
 そして、千本鳥居への案内を終えた三人の観光バスガイドさんとお話しました。予想はしていたのですが、「日本人は私たちだけです。近年は欧米の方も多くなりました」とあまり嬉しそうではなく答えてくれました。また、帰りはJR奈良線・稲荷駅を利用しましたが、ここも参拝を終えた人たちで溢れていました。JRの女性駅員さんの胸には“English 中文”のワッペンがあり、懸命に問い合わせに答えていました。
 さて、連日のようにテレビや新聞で「インバウンド」関係の数字が報道されています。訪日客の数はすごい勢いで増えていますし、使っていただいたお金もかつてのような爆買いはなくなったものの、半期ベースで2兆円を超えたそうです。国内消費がなかなか伸びず、デフレも解消できない状況でありがたいことです。もとより“おもてなし”の精神と対応も大切です。
 ただ、喜んでばかりいられません。特に心配しているのは“治安”のことです。あまり記事になったりしませんが、アジアのある国から入国した観光客や留学生などの数と出国した数が合わないのです。その数は年間数千人と指摘されているようです。いったい、この人たちはどこで何をしているのでしょうか。
 もちろん、わが国の公安・外事機関の能力はけっして低くありませんが、対象の数が多すぎると関係者も手が回らなくなってしまします。また、闇の紳士たちとの“連携”もすでに大きな問題です。そのほかにも、医療機関での診療費の踏み倒し金額も年々、増加していますし、規制緩和もいいですが、“民泊”は下手をすると、不良外国人のたまり場になってしまいます。中国最大の民泊運営会社が日本へ本格参入することも喜んでばかりいられません。
 私はどこの国の観光客でも公平に優しくお迎えしなければと昔から思っていますし、微力ですが実践もしてきました。しかし、特定の国(を領導している政党)が日本に対して敵対的な戦略を持って、少しずつ、少しずつ、それを実行しているとすれば、この国の国民の皆さんの生命と財産を守ることが難しくなってしまいます。私の余計な幻想であれば願っているのですが。
(東寺を超駆け足で訪問&興味のある京都駅南側地域一帯を視察)

北朝鮮は中国に統治してもらおう

 いきなり物騒なタイトルで申し訳ありません。北朝鮮の若大将・金正恩の冒険主義がより現実的な戦略となり、「いつでも、どこからでも打てるぞ!」もあながち強がりとも言えなくなってきました。数年先ではないと打てないと予測されていたミサイルが今、同じく10年先は数年のうちにと、目の前にある脅威になってしまいました。
 そして、その都度、日本政府は「許せない暴挙だ。厳重に抗議する」と繰り返しています。もちろん、これはこれで何十回でもやり続けなければなりませんが、北朝鮮にとっては痛くも痒くもないでしょう。
 一方、国連安全保障理事会での制裁や同じく日米独自のそれですが、効果に限度もありますし、だいたい、中国が本気にならないのであまり有効策ではないようです。その中国は数カ月後に5年ぶりの共産党大会を控えていて、それ以前に大きく動くことは考えられません。特に習近平さんにとっては3選を目指したとても大切な党大会ですし、私はそうならないと思っていたのですが、「党主席」の復活も目論んでいるようです。いよいよ、赤い皇帝の誕生です。
 そんなことで、中国共産党からは朝鮮労働党に対して、「余計なことはやるんじゃないぞ。ぼちぼち、ICBMを撃つのは見て見ぬふりするけど。ただし、弾頭に変なものを搭載するなよ」と厳しくご指導がなされているでしょう。
 それから、米国ですが、かなり手詰まり感があるようですが、同時に「軍事攻勢」の具体的な青写真作成に入っているとも伝えられています。その場合の一番の心配は雨あられとソウルに降ってくるロケット砲ですが、これには、もの凄い数のトマホークで叩くそうです。
 それで、日本には虎の子のICBMが飛んで来ることはないと思いますが、もしそうなれば、イージス艦のSM-3や地上配備のPAC-3で撃墜することは不可能です。しかし、短距離や中距離の弾道ミサイルの何発かはわが国に向けているはずですから、すべての策源地攻撃が成功しない限り、SM-3とPAC-3で全弾迎撃しない限り、少なくない被害が発生してしまいます。
 こうして考えると、やはり中国に北朝鮮を占領と言うか、統治してもらうのがよりベターなような気がします。もともと、中国は朝鮮半島の国々とは失礼ながら、属国としてお付き合いしてきたのですから。若大将はロシアに亡命してもらうのがベストでしょう。そう言えば、話は違いますが、参議院議員の小西洋之さんの「共謀罪が成立すると本気で国外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」はどうなったのでしょうか。早く実行しないと、政治不信がますます高まってしまうのではと危惧しています。
 いずれにしても、部分的にしろ戦争は避けなければなりません。ソフトランディングが何よりも大切です。ここは4千年の歴史がある中国にひと肌もふた肌も脱いでいただき、北東アジアでの安寧を求めていかなければなりません。そのためには、日本、米国、中国、ロシア、韓国の水面下を含めた交渉が何よりも重要ですね。
 どのみち、中国は南北軍事境界線が中朝国境線まで移動するのがもっとも嫌なはずですし、朝鮮戦争のときでも、血の同盟とか絆とか言っていましたが、そんなことは取ってつけたもので、要は北朝鮮を韓国&アメリカとの緩衝地帯にしておかなければならなかったことだけが参戦の理由だったのでしょう。
 以上、100%真夏の夢物語でもないように思っているのですが‥‥。
(写真上:建物の中から天井を見上げているようにも 同下:新聞各社は同じような地図を載せていましたが、産経新聞のそれがもっとも分かりやすかったのでお借りました)

遅いぞ!最低最悪の防衛相辞任

 稲田朋美さんの防衛大臣辞任は当然ですが、同時にどうしてこんなに遅くなってしまったのでしょうか。それはやはり、安倍晋三総理大臣の“えこひいき”が最大の原因だったように思います。彼は彼女に対して何か特別の思い入れでもあったのでしょうか。
 もちろん、人は誰でも特定の気に入った後輩や友人を一般的な“出世”よりも加速して引き上げることはありますが、この人は筋が悪すぎたようです。その意味では安倍首相の任命責任は極めて重大です。
 それにしても、この人の巻き添えになり、職を辞さなければならなくなった有能な事務次官と陸上幕僚長に同情を禁じえません。どうして、能力も人望もまったくない上司の道連れにされなければならないのでしょうか。怒りがこみ上げてきます。チャラチャラするんじゃないよ!
 繰り返しますが、防衛省内の危機管理にも今まで的確に対応してきた事務次官、35年間に渡り陸自の幹部として貢献され、次は統合幕僚長に就任されると言われていた陸将、このお二人を失うことは痛恨の極みではないでしょう。
 特に平常時ならともかく、中国と北朝鮮の脅威が日々増している現状で、防衛・安全保障に興味もなく、省内で部下を怒鳴り散らし、最低限の答弁もできない防衛大臣はもう懲りごりです。
 結局、迷惑を被るのは国民の皆さんです。安倍さんはちゃんとした人を任命してください。自民党だってしっかりした安保政策を持っている方もいらっしゃるでしょう。ただし、後ろから鉄砲を撃つような胡散臭い元・防衛大臣の再登板はご遠慮していただきたいですね。
 ところで、今日の写真は元・防衛大臣政務官を務められた参議院議員の大野元裕さんで、背景は市ケ谷の防衛省です。僭越ですが、彼のようにお人柄が優れ、安全保障政策や地政学に精通されている国会議員がその職に就かれたらいいなと過去から思っています。

やはり「かが」は空母だった

 私は人混みが苦手なので、連休などはあまり出歩くことはないのですが、今年3月に就役したばかりの海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦「かが」が、艦名由来の地であある石川県金沢市の港で初めて公開されると知り、北陸新幹線で行ってきました。
 北朝鮮や中国からの脅威が強まっている状況ではこの先、次の一般公開は当分の間はないでしょう。実際、金沢港の大浜埠頭はすごい数の見学者でにぎわっていました。外気温は高く、蒸し暑かったのですが、皆さん、文句も言わずにきちんと並んで乗艦を待っていました。
 さて、全長248m、大型ヘリコプター5機を運用できる船体はとても広く、船種は諸般の事情から“護衛艦”となっていますが、本物を見て、乗ってみると、空母と思わない人はいないと感じました。その全景と前部エレベーターが降下する様子をビデオで撮りましたので、ご覧いただければ嬉しいです。
 また、当日は広島県呉港にある第4護衛隊群司令福田達也さん(海将補:少将)とお会いすることができました。僭越ですが彼に、「日本の領海と国民の安全を守るため、よろしくお願いします」と申し上げ、司令は、「激励をいただき、ありがとうございます」と言われました。
 また、多くの乗組員の皆さんともお話をさせていただきました。約400名の乗組員の1割は女性とのことでしたが、どなたもディズニーランドのキャストのように何でも知っていて、大変親切だったのが一番印象的でした。彼ら彼女らに感謝するとともに、金沢港振興協会にもお礼を申し上げます。
 なお、“諸般の事情”で空母を名乗れないと書きましたが、その理由などについては別の機会にお伝えします。だた、最近は船名が有名になった同型艦「いづも」にはアメリカ海軍のオスプレイが離発着していますし、最新鋭ステスル短距離・垂直離発着戦闘機F-35Bの運用を願う方もいるようです。
 もともと、「いづも」や「かが」は護衛艦ではなく、駆逐艦などに護衛してもらわなければならない艦艇です。これはアメリカ空母打撃群をはじめ海の世界の常識です。「空母」という名称もそうですが、そろそろ、ここのところをはっきりしなければと真剣に思っています。国会議員の皆さん、よろしくお願いしますね。

赤い皇帝になりたい習近平さん

 中国共産党第19回大会が数カ月後に開催されます。私も何回か中共(蔑視用語ではありません。“日共”は日本共産党が嫌がっていますが)のことについてお伝えていますが、最近の新聞などの論調を見るとやはり、“泣く子も黙る”とても怖い組織の親分である王岐山さんが中央政治局常務委員として“定年延長”してもらえるかが大きな焦点のようです。
 書記(最高責任者)を務められている中央規(紀)律検査委員会の摘発は本当に恐れられています。何せ、8500万人くらいいる党員全員が上から下まで汚職などで美味しい思いをしていますから。日本だったら検察特捜部と警察捜査2課でまるごと逮捕です。ちなみに、不正蓄財のチャンピオンは習近平さん、その人です。
 つまり、この組織は真面目に仕事をしているわけではなく、これまた、上から下まで権力闘争に利用されています。ついでに言えば、中国では軍隊、警察、検察、裁判所などもすべて共産党の言いなりで、やりたい放題です。ですから、人民の怒り、不満が爆発したときの弾圧組織として人民解放軍が存在しています。天安門事件のときもそうでしたが、人民をためらいもなく殺す摩訶不思議な人民解放軍ですし、国家の軍隊ではなく、中国共産党直轄の私兵集団です。
 さて、お友だちの数が極端に少ない習近平さんの無二の親友である王岐山さんですから、もともと、共産党の規約に“定年”はないのですが、延長が間違いないでしょう。これが実現できれば、習近平さん自身も3回目の総書記も射程に入ってきますし、“どうかな”とも思いますが、党主席の復活の可能性がまったくないとも言えないでしょう。個人的には“核心”で十分であると考えますが。
 ただ、お二人の不仲も話題になっています。確かにアメリカに亡命した投資家が王岐山さんの不正を次々と暴露していますし、習近平さんが中規委とは別の組織(公安部や国家安全部)を使って王岐山さんを調べているという情報もあるようです。彼でさえ、「叩けば埃が出る」に決まっています。いずれにしても、大会まで王岐山さんの振る舞いと立ち位置から目が離せません。
 それで、習近平さん、王岐山さん、そして、近ごろは存在感が限りなくゼロのリカちゃん李克強さん)の3人は常務委員に当確として、定数が現状の7人であると仮定すれば、あと4名様になります。その辺りの人事は次回にしたいと思います。
 ちなみに、私は今年1月6日には、汪洋さん(副首相)、胡春華さん(広東省党委書記)、栗戦書さん(党中央弁公庁主任)、孫春蘭さん(党統一戦線部長・女性)と予想しました。一昨日あたりから失脚が伝えられている孫政才さんは入れていませんでしたが、この人、どの派閥だったのでしょうね。これからも何があるか予断を許しませんので、上記メンバーについては若干の修正をさせていただく予定です。ちょっとずるいのですが、北戴河会議後あたりです。ただ、「習近平一強」がさらに強まることは確実です。安倍一強なんて比較にもならず可愛い限りですし、お友だちの可愛がりかたも比べ物になりません。

加賀に「かが」を見に行く

おはようございます。これから北陸新幹線「かがやき」に乗って金沢に向かいます。海上自衛隊最新鋭ヘリ搭載空母「かが」が初めて一般公開されるので、見に行ってきます。艦名由来の土地「加賀」で見学できることは嬉しいですね。