ありがとう!小西洋之先生

数日前に、内閣総辞職だ!と言っている人たちがいるけど、その後の展望をどのように考えているのか教えて欲しい」と率直な気持ちをお伝えしましたが、その回答を参議院議員の小西洋之先生が明確に示してくれました。もちろん、皮肉でも、嫌味でも、揶揄でもなく、先生には心から感謝していますし、あまりの正直さに好感を抱くようになりました。

それで、どのような会心の一撃だったかというと、ネットのバラエティー番組で、次のように言われています。

「民主主義に対案はないので、その敵である安倍政権を1秒でも早く倒すことが最大の目的」
「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」
「いたら安倍政権5年も続いていないですよ」
「安倍政権に代わる政策を我々がつくって選挙やって国民の皆さんの信頼勝ち取ろうなんて本気で考えている野党議員って全員が全員じゃないんですよ」。

なるほど。私の疑問が一気に氷解した理由がお分かりいただけると思います。タイトルのとおり、本心から「ありがとうございます!」となりました。もう、余計なことは言いません。それにしても、民主主義とは“対案”を出すことが少数派でも大切だと教わってきたので、そこだけはとても残念です。

今回のことでそれ以外の疑問も解けました。それは、国政調査権の行使なんでしょうが、国会の委員会や本会議を審議拒否していたその同じ時間に、国会の別の部屋へ官僚たちを呼んで、上から目線の質問を慇懃無礼に繰り返したり、カメラを引き連れて国税庁に行ったり、稀有な詐欺師のような壁の中の籠池さんに会いに行ったりと、あまり意味がないと思われるパフォーマンスを繰り返していることです。

私は少数勢力であっても、健全な民主主義を進めるには、健全な野党が絶対に必要と信じています。でも、とても残念なことですが、「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」では、期待することが無理だったようですし、淡い期待を抱いていた私がバカだったようです。


それにしても、小西先生はまだ、亡命されていなかったのですね。繰り返しになりますが、あれだけ断言したのですから、「亡命を受け入れて国を懸命に探しています」とか、せめて途中経過を明らかにしていただきたいと重ねてお願いします。じゃないと、籠池さんに負けない詐欺師になってしまいます。


それから、視点は異なるものの、「そんなこと言って大丈夫かな?この先生」がいらっしゃいます。小西先生と政党は違いますが、柚木道義先生のtwitterでの発言です。今月14日ですが、以下、全文を引用します。


「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと。昨日の読売みても今日の安倍総理答弁は死者への冒瀆。『書き換え前』の決裁文書までも嘘だったのか、安倍総理が嘘つき答弁してるのか。 首相『書き換え前の文書を見ても私も妻も関与なしは明確』」。


特に「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと」は安倍さん夫妻はもちろん、無念にも自らの命を絶った職員を冒涜する文章です。国民の公平公正な選挙で選ればれた衆参の国会議員が、憲法の規定に基づいて民主的に首班に指名された人とその夫人が自殺に追いやったというなら、柚木先生は今すぐに明確な証拠を出してください。安倍さんの肩を持つつもりはまったくありませんし、野党は政権や与党を攻めるのが仕事ですが、あまりにも酷すぎます。


終わりに私は巨大与党に比べて少数政党ではありますが、それぞれ50名を超える国会議員を有している希望の党と民進党の支持率がたったの1%であることが不思議で仕方ありませんでした。でも、最近になってその理由がちょっぴり分かったような気がします。

意外とちゃんと機能している国会

今日のタイトルですが、正確には「国会」ではなく「国政」ということでしょうか。昨年から1年数カ月間の国会の状況を嘆いている人たちが、「いつまでモリだ、カケだって、やってるんだ!野党は仕事しろよ!」と言っています。以前には左派の大きい声だけが注目されていましたが、数年前からは月刊誌の売上部数や集会の動員数などで、保守系や右派の皆さんの行動力が増してきているようです。

これには左派の皆さんも、「なんとかしなくては!」と焦っているようです。出版界でも実際、「月刊Hanada」や「WiLL」はけっこう売れていますが、岩波書店の「世界」などは風前の灯火ですし、ネットの世界でも同じようなことが進行しています。形勢が逆転するまでにはなっていませんが、彼ら彼女らの影響力を過小評価することは避けるべきでしょう。

また先日、国会前でラップが大好きな市民団体の抗議行動に別の政権擁護側の市民団体が“抗議”していました。過去にはあまり見かけなかった光景ですし、昨年の総選挙のときも、「安倍はやめろ!」のプラカードを「安倍さん、頑張れ!」の横断幕で囲んでいました。私はどちらにもシンパシーを感じませんが、時代は明らかに変化してきているようです。

さて、近隣のわが国に好意的ではない三つの国々のことを意識すれば、「国民の生命と財産を守ることが国(会)の最大の使命なのに大丈夫かな」とずっと思っていましたが、よくよく、昨年の通常国会からの流れを考え直してみると、そんなに危惧しなくてもいいのかなとも思い始めています。つまり、予算は今年もすでに成立が決まっていますし、いわゆる“働き方改革”もそんなに急いで成立させる代物ではないでしょう。

ただ、安倍さんの肝いりで取り組んできた働き方改革には、悪質な使用者への罰則も含まれていますので、すべてがダメという改正案ではありません。しかし、今回の騒動は首相自身が、「私や妻が(不正に)関係していたのであれば、総理も国会議員も辞める」と気色ばんだことがそもそもの原因です。気持ちは理解できますが、「重要なことなので、きちんと調べて後ほどお答えします」と言っておけば、野党や一部の新聞の「これで安倍の首が取れるぞ!」とはならなかった思います。

これも普通に考えれば、「あれだけ安倍さんが怒って、国会議員まで辞めると言っているんだから、多分、無罪だろうな」と諦めるのですが、安倍さんが憎くて憎くて仕方のない野党や新聞はそうは思わず、「どんな手段を使っても粉砕するぞ!」となり、今日に至っているのでしょう。一方、加計学園の問題は入試倍率が20倍を超えてしまったので、シーンとなってしまいました。やっぱり、この地域に獣医学部は必要だったのですね。新入生の皆さんは今までの風評に負けず、動物や飼い主さんたちのために頑張ってください。

また、昭恵さんは闊達な行動を萎縮させる必要はありませんが、警戒せずに胡散臭い大嘘つきと一時期とはいえ付き合ってしまったのは非難されてもしょうがないでしょう。ですから、首相も昭恵さんも何の関係もなかったことが明らかになった現在でも、上述のことは自業自得というもので、大いに反省してもらわなければなりませんし、再びこんなことが起こらないように制度改革を急いでもらいたいです。いつまでも不毛な議論を聞いているのも嫌になってきました。

それから、影響を受けたこともなくはありませんでした。それは財務大臣の麻生太郎さんが、アルゼンチンに開かれた主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議を欠席せざるをえなかったことです。しかし、これも思ったほどそんなに大きなブレーキにはならなかったようです。国内問題も大切ですし、財務省というお家の大事ですから、結果的には仕方なかったでしょう。

なお、大幅値引きの提案は、近畿財務局ではなく、大阪航空局からなされたようです。今後、財務大臣同様、国土交通大臣からもその過程を聞いてみることも必要になるかもしれません。それから、先日も同じことを申し上げましたが、隣接する公園がどのような経過で売却されたのかにも関心が深まってきます。こちらも、国交省のかかわりが少なくないでしょう。

本題に戻りますが、この間、厳しさを増す安全保障・防衛については言われていほど隙間を与えることはなかったようです。イージス・アショアにしても、F-35戦闘機にしても、陸上総隊や水陸機動団にしても、要の防衛は着々と進められています。すべて完璧とは言えませんが、専守防衛と文民統制のもと、彼の国々に対する防衛態勢には穴がないようにバージョンアップされています。また、好き嫌いは別として、アメリカ大統領との良好な関係もしっかり維持されているようですし、その宿敵である前大統領ともお寿司を一緒に美味しく食べたと新聞で読みました。

もちろん、国内問題で心配なことも少なくありませんが、それによってこの国がすぐに傾くことはなさそうです。ただ、国会の先生方には与野党を問わず、頑張っていただきたいと思います。それにしても、「内閣総辞職だ!」と一部の政治勢力が叫んでいるようですが、本当に総辞職したら、その次はどうような展望をお持ちなのか教えてもらいたいです。

ところで、昨日の野党の証人喚問はまったく迫力がなく、与党のそれは安倍さんよいしょ!みたいでくすぐったかったですし、自民党の丸川珠代さんの聞き方は下手でした。「安倍総理から(改ざんの)指示ははありませんでしたね?」ではなく、「指示はありましたか?」でしょう。答えはどうせ、「ありませんでした」で同じですから、後者のほうが答弁のインパクトが大きくなると感じました。

さらに、証人とのすり合わせはしていたはずですから、本当にこの人ってアナウンサーだったのと疑ってしまいましたし、質疑の最後に、「総理、総理夫人、官邸の関与はなかったということは、証言を得られました」と勝ち誇ったように言っていましたが、そんなことはすでに分かっていることですから、「私たち自民党もこれを契機として、公文書管理や本省と出先機関との連絡体制をしっかりと見直していきます」くらいのことでまとめるべきではなかったでしょうか。

また、共産党の小池晃さんにはちょっと期待していたのですが、悲しいかな空振り三振で、すっかりお馴染の、“これじゃー、審議ができない!”と中断させ、最後にはこれまた定番の“疑惑はさらに深まった!”と大声を発して終了してしまいました。結局は検察当局の捜査結果を待つしかないようですが、それよりも、一昨日の自由党の森裕子さん、社民党の福島瑞穂さん、民進党の矢田雅子さんが拘置所の籠池さんに面会をしたあとのぶら下がりには失笑というより、思わず爆笑してしまいました。

「(籠池さんが)嘘はあかん、嘘があかん、嘘を言ったらあかん」と喋っていたと、森さんと福島さんは嬉しそうに話していました。天下の大嘘つきの人の“嘘はあかん”にも大笑いですが、それをまるで、拘置所の住人のスポークスマンのようにマスコミに伝えるお二人は大丈夫でしょうか。これでは、漫才か漫画の世界ですし、友人は「お互いにキワモノ同士だから、波長は合っているみたい」と笑っていました。この懲りないパフォーマンスで、お二人と野党の支持は間違いなく低下するでしょう。誰が注意する人はいないのでしょうか。

ただ、お二人はその世界をずっと突っ走ればと思いますが、老婆心ながら、矢田雅子さんは少し慎重にされたほうが良いと感じました。彼女は電機連合の組織内議員であり、大阪生まれで伝統あるパナソニック(旧・松下電器)労組のご出身ですし、今回の土地売買についての特別な地域事情もご承知だと思います。ご自分で進んで現場に来たわけではないでしょうし、私の勘違いなら申し訳ないのですが、映像を見ていてそんな気持ちになりました。

それに関連して、共産党や自由党、社民党は知りませんが、民進党系3党で現在の政治状況を判断している先生方はすでに、この問題に対して距離をおいて、フェードアウトしているようです。だから、財務省幹部を呼んでの大衆団交みたいな会議では、いつも決まったメンバーしか参加していません。予算委員会や関連する委員会でも同じことです。

一方、衆議院での質疑ですが、ほぼ参議院と同じような進行だったものの、立憲民主党の逢坂誠二さんの質問は落ち着いていて、僭越ながら、なかなか良かったと感じました。特に、「事案の本当の当事者でないにもかかわらず、こうして証人喚問受けるということについて、理不尽だと思うことはありませんか」という主旨の問いの前後では、佐川宣寿さんは何度も大きくうなずいていました。質問を終わるときの逢坂さんの静かな態度にも好感が持てました。

そして、衆議院でも与党は与党ですからあんなものだったのでしょうが、逢坂さん以外の野党はほとんど玉砕状態でした。さすがに拘置所での話題は恥ずかしくて出てこないと思っていましたが、出てきました。希望の党の今井雅人さんが、「財務省の幹部から10間、隠れているように籠池さんが言っているが事実か?」と聞いていました。これって、昨年に何度も取り上げられていて、とっくに嘘だったことが確定している話ですし、逆に追及材料がまったくないことが明らかになってしまいました。

今井さんは5回も政党を渡り歩き、4回の当選はすべて比例復活というユニークな方で、おせっかいですが、これからの政治生活が気になります。なお、共産党の宮本岳志さんはまったく違う意味でいい雰囲気を相変わらず醸し出していました。腕を組んでふんぞり返った姿は彼しか演じられないでしょう。この党も失礼ながら、かなりの人材難のようです。

最後になりますが、私がもっとも印象的だったのは、佐川さんの逢坂さんへの答弁で、「現場の職員が行う案件としては大変難しい案件だったというふうに思っているんです」というところです。問題はここに集約されているように思いますし、難しいというのは安倍さんとか昭恵さんとかそんなことではなく、大阪というか、近畿地方を始めとして長い間、アンタッチャブル、タブーとされてきたことです。言い換えれば、そこを取り巻く“利権”です。ここに踏み込むのは極めて困難でしょうし、だから、誰も触れることはできませんが、そのことを一番理解しているのは辻元清美さんと福島瑞穂さんかもしれません。四つの勢力が複雑に絡み合う関西独特の闇の世界です。

すべては共産党の意のままに

世界一退屈な会議である中国の全人代(全国人民代表大会)政協(中国人民政治協商会議)が開催されています。今までも毎年、この両会についてお伝えしていますが、日本の新聞やテレビでは、全人代を国会に相当と報道しています。別に中国共産党におもねっているとは思いませんが、これは明らかに間違いで、少なくてもわが国の国会とはまったくの別物で、いつまでこんな表現を使っているのでしょうか。だいたい、国会が開かれている会場の一番目立つ場所に選挙で選ばれていない共産党の最高幹部が鎮座している光景がそもそも異常です。

さて、開会中の全人代は共産党の決定を追認するだけの機関に過ぎませんが、今年は5年に一度の党大会のあとですから、いつもよりは注目されています。お題としては、国家主席の任期が今まで2期(1期は5年)までだったのを廃止すること(決定済み)、王岐山さんが国家副主席に就任することの二つが焦点になっているようです。あとはいつものように、全国3千人の代議員が楽しみにている首都・北京での公費観光旅行です。

それで、国家主席は彼の国にとっては象徴的な位置づけで、共産党総書記と党中央軍事委員会主席に比べてもかなり軽い役職です。ただ、習近平さんが外国に行ったり、国内で賓客を迎えるときは国家主席という名前を使いますから、どうでもいいということでもありませんし、この場合は元首でしょう。

ちなみに、あまり報道されていませんが、国家主席のお世話をする弁公室(事務局)は何と!共産党中央委員会内にあります。これだけでも、国家主席も共産党の指導のもとにあることが分かります。なお、国家主席を選出したり憲法を改正する全人代もすべてが共産党の決定に従うだけの機関で、政協に至ってはあってもなくても誰も困らない不思議な組織です。中国は西側諸国の民主主義とは異なった統治制度を目指しているようですが、いずれにしても、酷いものです。

そして、国家主席の任期撤廃ですが、これは2022年の次期党大会での総書記の選出に大いに関係があるようです。総書記は党中央委員会や政治局の責任者ですが、その大会で習近平さんは69歳になり、前例に従えば引退となります。それを避けるために全人代で前触れをしておいたのでしょう。つまり、総書記や党軍事委員会主席を3期以上やるということですし、それまでに、さらに態勢を強化できれば、いよいよ、総書記から「党主席」へのバージョンアップで、これをもって、文句のない「核心」となります。

このように見てくると、昨年の党大会で69歳の王岐山さんはとりあえず引退しましたが、なぜか、全人代の議長団のお一人としてひな壇に座っていたことが理解できます。つまらなそうなお顔でしたが、ヒラ党員に過ぎない方がここにいること自体が、これからの中共の権力闘争の勝ち負けがはっきりしたようにも思えます。相変わらず、国務院総理のリカちゃん(李克強さん)は直属の部下が落馬してしまいました。会議では習近平さんに目を合わせてもらえませんし、元気がなくて可哀想です。

それから、前々回の党大会から僅か4年半で、どうして習近平さんがこれだけの権力を握ることができたかですが、やはり、徹底した汚職の摘発でしょう。中国共産党には9千万人近くの党員がいるようですが、最高幹部から末端まで一人の例外もなく、袖の下をもらっていました。これは彼ら彼女らにとってはいいとか、悪いとかではなく、私腹を肥やすため、出世をするために入党したのですから、当然のとこです

しかし、習近平さんはこの長く続いた美味しい歴史を逆に利用することで、政敵を狙い撃ちすることができました。なぜなら、全員が非合法財テクをやってきたのですから、“あいつ、邪魔だな”と思えば、誰だってお縄にすることができたわけです。

また、もう一つの大会である政協のお偉いさんには、国家監察委員会という党員以外も取り締まる秘密警察ような組織も立ち上がりましたから、やる人がいなくなってしまうようにも思います。解放軍もどうなんでしょうか、少なくても賄賂はかなり上手くやらないと懐には入らないでしょう。勝手に武器を外国へ売り渡すこともかなり難しくなっているようです。

最後に今日のタイトルと記事のとおり、すべては共産党の意のまま物事が決まっていきますし、人民解放軍(武装警察も)は国家の軍隊ではなく、中国共産党所属私軍です。人民の蜂起により党独裁が危なくなると、戦車でその人民を轢き殺すことをいとわない軍隊です。その軍隊の特に空軍、海軍、ロケット軍がすごい勢いで拡張しているのですから、わが国もそれに耐えられる政府と軍事力、法体系が必要と思います。

(写真上:こちらのほうがはるかに重要な中共三中全会で、全人代の直前に開催され、すでに案件はすべてここで決定済みです 同左下:全人代 同右下:政協)

民進党は堂々と進んでください

これまで、「希望の党はどこへ行く~頑張って!」「頑張って!立憲民主党」のタイトルで記事を載せました。生意気な駄文で失礼しましたが、最後に本家の民進党です。立憲民主党がそこそこの支持率を維持しているのに、民進党と希望の党のそれを合わせても2%以下という状況は深刻です。両党の国会議員は合計で110名もいるのですから、戦後日本政治史の最大の珍事と言ってもおかしくないでしょう。

それで、いろいろな選択というか、組み合わせが検討されているようですが、私は長い間、地方議員を務めさせていただいたので、来年春の統一地方選挙で改選を迎える同僚や後輩のことがとても心配です。また同時に、夏に行われる参議院議員選挙も連合系の皆さんがどこの政党で立候補するのかも気になるところでし、早くしないと間に合わなくなるようにも思えます。

ところで、因数分解みたいな新党の模索ですが、なかなか上手く行っていないようです。立憲民主党は今のところ、勢いが落ちていないので、しばらくは“ゴーイング・マイウェイ”で行くでしょう。ただし、「組織でまとまってはダメだけど、一人で来るならいいよ」とけっこう戦術的な拡大を続けています。地方議員も次々と入党させています。

一方の希望の党と民進党、民進党シニアクラブは“誰ちゃんが一緒じゃー、僕は嫌だからね!”などとかなりユニークなことがまかり通っているようですし、またぞろ、「新しい党名を浸透させるためには1年は必要だ」とか、「理念や政策などを乗り越えて新しい党を作っていきたい」などと民進党の幹部が言っています。

もう、まったく過去の苦い経験を学んでいないのですね。今まで、他党と合併し、党名を変更し、代表をすげ替え、潜り込みを目論み、その度に支持率が下がってきたのに、何を考えているのかと思ってしまいます。岡田克也さん(党籍はあるが)、蓮舫さん、前原誠司さん、以前の党首(代表)は誰も民進党内にはいません。これって、かなり異常ではないでしょうか。

でも、前述のように、来年に二つの重要な選挙があることは避けられないのですから、より良い方法を見つけなければなりません。まず、希望の党の名前は松沢成文さんのグループに差し上げ、大串博志さんたちのように、「俺たちは憲法改正と安保法制は絶対反対だ!」と主張されている方々は立憲民主党に移籍していただくのがベターでしょう。お互いの考え方にそれほど違いもないと思いますので、それなりに仲良くやっていけるような気がします。

それから、民進党に残留している左派の皆さんも立民に移られたほうが選挙も有利に働くことも間違いありませんし、その方がお互いにスッキリするでしょう。その上で“大同団結”して、その結果、どのくらいの国会議員が残るか分かりませんが、党名を変えず、統一地方選挙と参議院選挙を戦えば、きちんとした成果は出るはずです。

いずれにしても、国民や有権者の皆さんは、党名や党首を変更して支持率を上げようとするやり方に辟易しています。大変僭越なのですが、こんなことも理解できないのでしょうか。まして、代表の大塚耕平さんは選挙に負けたわけではありませんから、彼の誠実なお人柄を前面に打ち出して「民進党」で戦うべきと思います。

『民社党』の立党精神とは

少し前のとこですが、前・総理大臣の野田佳彦さんが次のように言われていました。「現状を放置すれば、立憲民主党は旧・社会党化し、希望の党は民社党化し、55年体制に逆戻りしていく(後略)」。民進党の大御所として、いつくかに分裂した現状を嘆いておられるのだろうと感じました。

それで、思想的にはまだまだと思いますが、立憲民主党の日本社会党化はほぼ完了したようです。これから、政府・連立与党に対決姿勢を強め、抵抗勢力としてある意味、共産党以上に磨きがかかっていくでしょう。地方組織の設立などもけっこう順調に行っているようです。

それから、以前にもお伝えしたように、社民党と自由党と大同団結して一つの党となり、さらに共産党とも左派連合を組んで来年の参議院選挙に臨めば、良い結果が出るような気がします。その選挙を各地域で支える地方議員の移籍も続々と行われています。

そして、連合の自治労や日教組などの公務員労組、私鉄総連やJR総連なども立憲民主党への支持や推薦が一本化でき、とてもやりやすい、執行部も現場も力が入る選挙になるでしょうし、民進党に在籍している連合組織内参議院議員の皆さんも立憲民主党に移る方がこれから増えていくのでしょう。

さて、前置きが長くなりましたが、一方の「希望の党の民社党化」とはどうなんでしょうか。いささか古いことになりますが、当時の日本社会党から民主社会党(結党時の名称)が分裂したのは昭和34年のことです。いくつかの理由がありましたが、最大のものは日米安全保障条約を巡っての考え方の違いです。

端的に言えば、社会党は日米安保反対、民社党は賛成でした。国の使命、国会の最大の役割が外交と防衛(安全保障)であることを考えれば、ここで袂を分かったのは特筆すべき出来事でした。あとは、社会党は共産主義に比較的寛容であり、民社党は強い拒否姿勢を貫いていました。

合わせて、民社党は“福祉国家の実現”を強く訴えていました。今では右から左まで同じようなことを言っていますが、当時の保守派は「怠け者を助けるだけ」、左派は「権力からのおこぼれはいらない」と真顔で言っていたと先輩から聞いています。今では信じられませんが、そのような時代だったようです。

さらに、北方領土返還についても社会党は何の取り組みもしませんでしたが、民社党は労働組合「同盟」と積極的に進めていましたし、北朝鮮による拉致問題も同様です。社会党は北朝鮮の朝鮮労働党と友誼関係にありましたし、その流れと考え方は一部の人たちに今でも引き継がれています。

ところで、過去は過去、時代が変わったと言えばそれまでですが、希望の党が仮にいくつかの隘路を越えれば、“民社党化”というのもあながち間違っているとも思えません。ただ、この党がいつまで存続するのかは極めて不透明ですし、地方議員がここに入党したという話は聞いたことがありません。立憲民主党とは対照的です。

いずれにしても、政党はしっかりとした主義・主張が絶対に必要ですし、それを支援している組織もほぼイコールでなければ現場が混乱します。新しい政党が立ち上がり、「そちらのほうが選挙で勝てそうだから」では、時代に耐えられる思想・信条を堅持し、苦渋の道を切り開いてきた先達に申し訳ありませんし、恥ずかしくて仕方ありません。

北朝鮮のプロパガンダ『美女応援団』

最初のことは少し興味もありましたが、日本のテレビが繰り返し、繰り返し流す北朝鮮の「美女応援団」の映像も次第に辟易してきました。屁理屈をこねるつもりはありませんが、美女の定義って誰が決めているのでしょうか。心のきれいな美女だっていると思いますし、口の悪い友人は、「そもそも、美女じゃない人がずいぶん混じっているじゃないか」と言っていました。

さて、申し上げるまでもなく、彼女たちは北朝鮮の徹底した管理のもとで一切の行動をしています。ただ、そのことが苦痛かと言えばそうではなく、金王朝三代のもの凄い思想教育を受けていますし、それは自らがなにも考えず、ただただ、将軍様や首領様にお使えすることがすべてですから、意外と不自由には感じていないのでしょう。もちろん、飢えと寒さで苦しんでいる人民より格段に素敵な生活が保証されています。

そして、いつも思うのですが、あの一糸乱れぬ所作は素晴らしいというよりも、だんだん、異様なものに見えてきました。北朝鮮がとても得意とするプロパガンダですが、同様な行事に「マスゲーム」があります。金丸訪朝団(社会党の副委員長も一緒でした)が涙を流して喜んだあれです。

現在はやっているかどうか知りませんが、YouTubeで過去のものを観ることができ、なかなかの迫力です。それで、ちょっとびっくりしたのは、右側に関連ビデオが表示されますが、日本のある団体のマスゲームのようなイベントがいくつかありました。面白いと思ってクリックすると、これが北朝鮮のそれとかなり似ていました。

こちらも今でも開催しているのかどうか不明ですが、もし、やっているとすれば、関係者にお願いして観賞してみたいです。どちらも、参加者の皆さんが生き生きとして踊り、歌っています。偉大な指導者に捧げる精神と肉体は見事で、第一に目の輝きが商業イベントとはまったく違います。ここまでやるのは練習も相当難儀だったでしょう。

それから、北朝鮮の話題に戻りますが、一刻も早くこの国の体制が変わることが東アジアの安全保障にとって極めて重要と思います。やはり、左右の全体主義に対して戦っていかなければならないでしょう。左は共産主義、右はファシズムで、究極的には同じようなものです。

ファシズムの代表例はナチス・ドイツで、共産主義のそれは中国と北朝鮮です。詳しくは別の機会にお伝えしますが、中国では急速な勢いで一党独裁ではなく、一人による独裁体制が着々と作られています。習近平さんのことですが、共産党がすべてを管理し、その共産党政治局は習近平さんの言いなりという状況が完成されつつあるようです。

すみません、美女応援団から話題が飛躍してしまって。でも、本当にこの国の将来が心配で仕方ありません。野党は与党に厳しく対峙することが大切ですが、また、モリだカケだって国会でやっている姿を見ると、野党の先生方には失礼ながら、情けなくなってしまいます。この国と国民の皆さんの生命と財産を守るために頑張ってくださいね。お願いします。

退屈そうだった安倍さん

総理大臣の安倍晋三さんと韓国大統領の文在寅さんの五輪会談のときの写真ですが、実に安倍さんの気持ちが正直に表れています。かたや、北朝鮮を喜ばせるためには何度もやる彼の国の大統領さんは満面の笑顔でとても対照的です。

安倍さんとしては秋の自民党総裁選に向けて、お金儲けと利権が大好きな幹事長の二階俊博さんの機嫌を取っておかなければならないし、同じく憲法改正のために公明党・創価学会に配慮した結果だったのでしょう。

それにしても、自民党左派や公明党・創価学会は韓国や中国に強いシンパシーも持っているのですね。もっとも、公明党代表の山口那津男さんは、安倍さんの親書などを先方に届けることもありますので、官邸とのすり合わせはできているのでしょう。

また、慰安婦問題については前進も後退もなく、これも織り込み済みのことで、安倍さんも文さんも別にどうということもないようでした。悪い表現では出来レースみたいなもので、平昌に行っても行かなくても分かっていたことです。

ところで、文さんの北朝鮮に対しての大サービスぶりはある意味、見事と言うしかありません。けっして皮肉ではありませんが、文字どおり、金正恩さんのメッセンジャーになれて嬉しくて仕方ないようです。

そして、韓国大統領府の青瓦台にはムンさんと同じ従北派の官僚などが大勢いますし、少し前にもお伝えしたように、これからは「日米韓VS北」でなく、「日米VS南北」の構図がますます強くなっていくでしょう。つまり『同盟』より『民族』です。

一方、北の金正恩さんも妹や何とか楽団とかを上手に使いこなしたようですから、大満足でしょう。でも、自分のおじさんをろくに裁判もしないで銃殺させ、お兄さんを毒ガスで殺せと命令した張本人であることを忘れてはいけません。

さらに、わが国を海に沈めてやると公式機関に言わせているのも彼です。少なくても現在でこんな恐ろしいことを真顔で言っている国は北朝鮮以外にはありません。海に沈めるというのは日本国民を皆殺しにするということです。

合わせですが、こんなことを書くと、「どこに証拠があるのだ!」と難癖を付けてくる日本人がいますし、拉致問題のときも同じでした。当時の日本社会党“拉致は政府のでっち上げ”と自信満々に主張していました。困ったものですね。

それから、余計なお世話ですが、パラリンピックが終了したら韓国には行かないほうがいいかと思います。やっぱり、アメリカを甘く見てはいけないでしょうし、韓国&北朝鮮のこれ以上の時間稼ぎは絶対に許さないことは間違いありません。

最後に日韓のマスコミが北朝鮮のナンバー2だと大騒ぎしている金永南さんですが、金王朝3代に余計なことは一切言わずに忠実に仕えてきただけの人で、現在の北朝鮮では実力も能力もゼロです。だからこそ、粛清されることがなかったのでしょう。
(写真の背後色はあとから入れたものです)

「自治労」の賢明な判断

先週にお伝えしようと思っていて忘れていました。それは、全国の自治体(都道府県や区市町村など)で働く人たちの労働組合・自治労(全日本自治団体労働組合・約79万人)が、来年の統一地方選挙や参議院選挙では立憲民主党支持を決めたことです。もちろん、今ある民進党への支援も継続するそうですが、残念ながら、希望の党はほぼ蚊帳の外のようです。

それで、とても僭越ながら、まさに時代と状況を読んだ賢明な判断であると思います。この組織の責任者の委員長さんは、「立憲の綱領、基本政策は自治労の政策、運動方針とおおむね一致できる」と言われていますが、組合員を代表した率直なお考えでしょう。原発や辺野古移転、安全保障問題、憲法改正など、私の考えとは大きく異なりますが、この辺りの政策も両者は一致しているようですから、整合性や今後の取り組みにも齟齬が出ることはないでしょう。

しかし、今回の決定は特段驚くことではありません。昨年の総選挙で彗星のように現れた立憲民主党ですが、その選挙のとき、物心両面の援助をしていたのは自治労と言われていますし、組織内参議院議員の江崎孝さんはすでに民進党からこの政党に移籍しています。自治労こそが最大の立役者であり、政党に対して口だけ大将で、「俺たちが応援してやってんだ!」と言って、その実、ほとんど何もやっていない組織とは比べようもなく立派です。

また、ほかの産別のことはよく分かりませんが、日教組や旧・三公社五現業系の組合も自治労のあとに続くかもしれません。今年は国政選挙がありませんから、立憲民主党の人気がさらに上昇することは難しいと思いますが、一定の支持率は維持するものと思います。だから、各産別の命運をかけて戦う参議院選挙では、この党からの立候補がかなり効果的と感じます。

実際、民間大手の私鉄総連はその選挙で組織内候補者を立憲民主党から擁立することをいち早く決めました。一昨年の参議院選挙では社民党を見限り、民進党(当時)から立候補しましたが、「これでやっと、俺たちと同じ考えの政党で選挙を戦える」と幹部の皆さんの喜びが聞こえてきそうです。私鉄総連の政策はかなり左派的なので、参議院選挙に向けて組織の内部が盛り上がっていくことは確実です。

そして、何度も恐縮ですが、立憲民主党は日本社会党の再生ですから、自治労の活動方針とも完全とは言えないまでも、その相性は委員長の発言通り、相思相愛といっても間違いではないと考えます。やっぱり、この辺は大変重要なことで、お互いにスッキリしたと思われているのでしょう。

政党は労働組合の下請けではありませんし、労働組合は政党をコントロールすることはできません。両者はあくまでも支持・協力関係を維持していくことが大切でしょう。これを踏み外すと日本共産党みたいになってしまいます。実際、共産党は労組内で影響力を排除されそうになると、躊躇せずに分裂させ、自分たちがコントロールできる新組合を作ってきました。

政党や労組だけのことではありませんが、いつまでも自分たちの主義主張と異なる政策など掲げるところを応援する必要はないでしょう。身体にも良くないことですし、それは結局、現場で働く組合員の期待を裏切ることになってしまいます。今回の自治労の決断はその意味でも正しいものと思います。(写真:Googleマップ)

福島さんと森さんは立憲民主党へ

福島さんとは元・社民党党首で参議院議員の福島瑞穂さん、森さんとは現在は自由党所属の同じく参議院議員の森裕子さんのことで、“立憲民主党へ”とはそのような報道や事実があったのではなく、私の「こうなればいいな」という願望みたいな表現です。

それで、社民党は党首選挙で一人も手を挙げないという異常事態でしたが、何とか又市征治さんに決まりました。政治家の下半身問題に興味はありませんが、この人、週刊誌のデリヘル嬢報道に対して元気よく訴訟を起こし、その後、そっと放棄していました。つまり、事実を認めたということだったのでしょう。その社民党の国会議員は4名ですが、規定によりで政党助成金は受け取っています。

一方、自由党は6名の国会議員で構成されていますが、小沢一郎さんに往時の勢いはまったくなくなり、そう遠くない将来の存続も難しいのではとの意見も少なくないようです。山本太郎さんとの共同代表制というのも分かりにくいですね。

そのような状況で、立憲民主党が誕生し、昨年の総選挙前後の支持率からは後退したものの、民進党、希望の党、社民党、自由党のそれをすべて足し算した数字よりも上回っています。また、連立与党では公明党の議席が減りましたから、相対的に自民党の力が強まっています。

ですから、やはり、野党第一党の立憲民主党には頑張ってもらわなければなりません。繰り返しますが、先日、蓮舫さんと山尾志桜里さんの入党が認められ、蓮舫さんは参議院の国会対策委員長に就任されました。蓮舫さんの友人の手塚仁雄代議士は、「衆院の辻元清美国対委員長とのコンビは、恐らく安倍総理が最も嫌がる人事ではないかと思います」とSNSで発信されていました。

タイトルの意味に戻ります。とても失礼な表現ですが、前述のように社民党と自由党には明るい未来はないように感じます。共産党はどうなるのか不明ですが、しっかりと政権に対峙できる野党は必要ですし、だとしたら、安倍さんがもっともかどうかは分かりませんが、かなり嫌がっていることは確かな福島瑞穂さんと森裕子さんには立憲民主党に入党していただきたいと思います。

できれば、そこに山尾志桜里さんにも加わっていただき、予算委員会では超強力な五枚看板の衆参議員で政権や安倍首相に勝負をかければ、もの凄いインパクトになるような気がします。さらに、民進党内に残留している左派参議院議員で来年に改選を迎える方もいらっしゃるので、そろそろ、立ち位置をはっきりされたほうが良いと思います。

僭越ですが、わが国には共産党とは異なる左派政党が何としても必要と考えますし、それを担えるのは日本社会党の再生である立憲民主党以外ありません。もう、党内が滅茶苦茶な希望の党にいる大串博志さんのグループもこちらに移られるほうが次の選挙でのメリットがあるでしょう。

なお、余談ですが、今日の写真にお二人が写っています。このあと、籠池さんの家に入って、何を話されていたのか教えてもらいたいです。もちろん、今井雅之さんと共産党書記局長の小池晃さんも同様に、ご自分たちがいつも強く主張されている「説明責任」を果たしていただきたいと思います。

『民泊』は百害あって一利あり

今年の6月15日から住宅宿泊事業法が施行されます。いわゆる“民泊”が一定の条件を満たせば、全国の自治体で住宅を利用した宿泊が年間180日を限度に可能になります。これは国内外からの観光客の宿泊事情がとても厳しく、ホテルや旅館などでは対応できないことが理由とされています。特に2020東京五輪・パラリンピックに向けた施策でしょう。

しかし、ここに来て、どうも観光のための提供ではないことが明らかになってきました。以前の記事でもお伝えしましたが、この問題の所管が厚生労働省から国土交通省に移っています。ここには観光庁もありますが、不動産業界の取りまとめもやっています。観光振興が次第に本来の趣旨を逸脱し始めていますし、各自治体の民泊制限条例原案を読んでもそれは間違いありません。

つまり、法律には第一章第一条に、「この法律は、我が国における観光旅客の宿泊をめぐる状況に鑑み(中略)観光客の宿泊に対する需要を的確に対応して(後略)」と謳っています。ですから、民泊を観光宿泊以外の目的で行えば、それは法律を順守しないことになります。どうも、変な方向に向かっているようです。

さて、前述の観光宿泊ではないとするならば、本当の目的は何なのか。それはマンションや空き住宅が多くなって、不動産屋さんやオーナーなどが収益を確保することが難しくなってきたことの救済策にすぎません。この部分だけがタイトルの『一利あり』ですが、これはかなりの問題で、特に海外からのお客様に接する「お・も・て・な・し」など期待できるはずがありません。それどころか、前回も指摘させていただきましたが、間違いなく、地域の治安は悪化しますので、そうなってから後悔しても遅いと思います。

私は昨年、東京台東区を中心に広がる旧・山谷地区大阪西成区の旧・釜ヶ崎地区をけっこう長い時間、視察してきましたが、そこでは多くの外国人観光客とお会いしました。最近はテレビでも両地区の廉価の旅館・ホテルなどの様子が放映されていますが、ここでは管理人さんやオーナーさんが一緒で、文字どおり、下町のおもてなし、ふれあいがあります。

そして、現在は違法民泊を利用している外国人の国籍はある国がとても多いそうです。不動産業界、国土交通大臣、最大の利用客の国家、この三つの組織や背後にいる団体を透視すると、一つの強力な構図が見えてきます。どうか、これから対策条例を作る各自治体の長と議会には問題の本質を見極めていただき、実質的に民泊営業を断念させるくらいの条例が必要でしょうし、マンションの管理組合も同様な厳しい規定を作成することが大切と思います。

ところで、2020に向けて政府はテロ対策にすごく力を入れています。もちろん、大いにけっこうなことですが、爆弾やトラック突っ込み、要人暗殺などのハードだけが心配ではありません。日本に入国する人たちと、滞在期間が終わって出国する人の数が合わないのです。この人たちはハードテロではなく、かなり長期に渡り違法に潜伏して、彼の国の将来の目的達成のため、わが国の実力組織の分析などを狙って活動しているようです。

繰り返しになりますが、日本の外事・公安警察は優秀なのですが、相手の数が多すぎて、全員を視察・行動確認することはできていません。地域の治安が低下するだけではなく、今回の民泊がこの国全体の治安悪化につながってしまうとすれば、今日のタイトルではありせんが、“きっと後悔する民泊”になってしまう危険性が低くありません。こんなことに加担する政権内特定勢力はいったい何が目的なのでしょうか。もしかしたら、戦後最大のタブーはここにあるのかもしれません。(写真は本文とは関係ありません)

自らが傀儡になった文在寅さん

北朝鮮がアメリカのことを「帝国主義」、韓国のことを「傀儡政権」と好んで呼んでいるのは過去からですが、その韓国大統領の文在寅(ムン・ジェイン)さんは本当に傀儡政権の親玉になってしまったようです。ただし、アメリカの傀儡ではなく、北朝鮮のそれです。私は筋金入りの従(属)北(朝鮮)派とずっと思っていたのですが、考えが甘かったようです。韓国の有権者が選挙で選んだ指導者ですから、外野が言い過ぎるのは良くありませんが、日本や同盟を結んでいるアメリカの安全保障にストレートに関係することは、国際社会に積極的に発言していかなければなりません。

さて、慰安婦問題については、評論するのもバカバカしくなりましたが、私たち日本人にとって忘れてならないのは、その原因を作ったのは吉田清治さんという大嘘つきな人と朝日新聞だということです。あとは政権政党内左派政治家もお囃子を演奏していた面々です。また、彼の国の大統領は朴槿恵さんを完膚なきまで叩くために、慰安婦のことを限りなく拡大しているようにも感じます。でも、あまりやり過ぎると退任後は刑務所に直行という、過去の大統領がたどった道を彼自信も歩くような気がします。

ただ、最近、購読部数が急落している朝日新聞は意図的に事実を曲げたのではなく、検証することを省いて吉田氏の言い分を信じてしまったのでしょう。福島第一原発所長さんのことも同様ですが、紙面でお詫びをしたはずなのに、本当に反省しているかどうかは極めて疑問です。昔だったら右派陣営から突っ込まれることはなかったのでしょうが、ネットメディアの力が大きくなり、ごまかすことができなくなってしまいました。もちろん、そのネットメディアの真贋を見極めるのは一人ひとりの読者です。

すみません、話題を元に戻します。平昌での冬季五輪&パラリンピックは是非、成功していただきたいですが、韓国政府は北朝鮮の選手やら、高官やら、応援団などが来ることでとても嬉しそうです。例の美女応援団も一緒なのでしょうが、何だか、嬉しいのか、そうでないのか、今からちょっと複雑な気分です。ただ、国連安全保障理事会の制裁決議は一歩も後退することなく守っていただきたいと願っています。どうも、韓国という国は国際的な約束事を順守しないことが知れ渡っていますので、心配であることも事実です。

それから、この期間中は米韓軍事訓練をしないことで両国は合意したようです。「平和の祭典に政治を持ち込むな」という政治的な意見には賛同しませんが、わが国からも多くの観客が訪韓するのでしょうから、戦争の導火線になるような演習は避けることが賢明な選択でしょう。しかし、開催期間中だけでその後のことは何も言っていませんし、アメリカもこれ以上の時間稼ぎは許さないと思います。そして、自衛隊が大嫌いな韓国は邦人脱出に飛行機を使うことの話し合いすら拒否していますので、以前にもお伝えしたように、明日にでも全員救出できる方策を考えなければ、だらしない日本政府になってしまいます。

最後になりましたが結局、ムン・ジェインさんは国家としての正当性は、韓国ではなく北朝鮮にあると考えているのでしょう。端的に言えば、現在の指導者のお祖父さんの金日成さんが日本帝国主義&日本軍と戦って勝利したということです。これは私の仲の良い帰化した友人も言っていました。それと、まったくの推測ですが、文大統領と少なくない国民の皆さんは祖国を南北統一して、現在は北朝鮮が持っている核兵器を共有財産としたいのではないでしょうか。儒教というのは優れた教えなのか、そうでないのか、よく分かりませんが、最近は特にそんなふうに思うようになりました。

もう一つ忘れていました。安倍首相の平昌五輪訪韓のことですが、これはやっぱり、行かないほうがいいのかなと思います。一部新聞の論説などでは、「ここで安倍総理は太っ腹を見せろ」みたいなことを主張していますし、与党の幹部(特に公明党が熱心なようです)もなぜか“行くべきだ”と言っています。しかし、相手は“来てくれてありがとう”と感じることはまったくないでしょう。というか、「われわれの要請を無視することはできず、謝罪の想いも含めて来韓した」と喜ぶような気がします。いずれにしても、朝鮮半島は北も南も面倒くさい国ですね。大きな事故が起こらないことを祈りつつ、平昌冬季オリ・パラでの同胞の活躍を期待しています。
(写真出典:Krea.net海外文化広報院)

「希望の党」はどこへ行く~頑張って!

写真の方は希望の党の結成記者会見での福田峰之さんです。私は自分のブログなどで彼のことをかなり批判しましたが、今、あらためて、おめでたい、しかも数少ない立ち上げメンバーでのお披露目だというのにこの浮かない表情を見てみると、哀れだなと思います。現在はどうされているのでしょうか。相変わらず、水素エネルギーがなんたらかんたらでしょうか。結局、このような人は人気が出そうな政党ができると、「より多くの皆さんにご支援をいただける」と不可解な理屈を付けて引っ越していくのでしょう。

さて、私は立憲民主党や民進党も同様ですが、この党に所属する長島昭久さん、松原仁さん、細野豪志さんにはとてもお世話になりました。ほかの方からの評価は分かりませんが、この世界、いろいろな形でお世話になった皆さんに背を向ける、余計な批判をすることは好きではありませんし、昨年の総選挙での応援でも、「どうしてあの人はあの候補者を支援しないんだろう」と感じたことが少なくありませんでした。

長島さんは特に私の都議時代、なんでも率直にお話しができる方で、思想・信条もほとんど重なっていましたし、選挙やパーティーの弁士としても必ず参上してくれました。松原さんは民主党都連会長のとき、落選中の活動資金を制度として作ってくれました(月間で約15万円)。細野さんは落選した直後、本部幹事長をされていましたが、200万円の一時金を提供してくれました。もちろん、いずれも、収支は東京都選挙管理委員会東京都選挙管理委員会にきちんと届けています。

それで、その方々が在籍している希望の党の支持率が報道各社の調査で1%に落ち込んでしまったことは極めて残念です。分裂したとはいえ、50を超える国会議員がいるのに支持率が1%って、どうゆうことなのでしょうか。もう本当にこの党に希望はないのでしょうか。写真の政党PRボードは今でも使っているようですが、有権者の中で真に、希望の党が「日本に希望を。」を実現してくれる思っている人はいるのでしょうか。

一方、先日もお伝えしましたが、左派としての立ち位置を確立している立憲民主党はここに来て、蓮舫さんと山尾志桜里さんという二枚看板の入党が実現しましたが、支持率は結党時の半分になってしまいましたし、本家・民進党のそれも1%ちょっと、悲しいかな希望の党とどっこいどっこいになっています。国会における“会派”はとても大切な集団になりますが、それもどの組み合わせが良いのか、NHKの世論調査でも、その必要がなしが約3割、すべきが15%、さらに“どちらともいえず”は約半数を占めました。これは言い換えれば、関心がない、どうでもいいということでしょうか。

このような極めて憂慮される状況で通常国会が始まります。公平公正な政権選択選挙で自民党が大勝したことに文句はありませんが、多くの国民の皆さんは、首相の安倍晋三さんや自民党、連立与党に白紙委任したわけでもないでしょうし、ただただ、党名を変え、他党と合併し、代表が変わり、モリ・カケ専門になり、その度に支持率が下がってさらに愛想を尽かし、ついには看板替えを目論んだ結果、4分裂した政党に何の魅力も感じなくなっているとすれば、けっこう深刻な事態であり、残念で仕方ありません。

それと、大切な政策のことですが、一部の報道によると、企業・団体献金を受け取ることを禁止した公約ですが、これを見直して受け取ることを可能にすると伝えられています。私はやり方をきちんとすれば、この献金に反対ではありませんが、いくらなんでも、昨年の10月に有権者に約束したことですし、しかも、それを法的に義務付けると言っていましたので、正反対に変更するというのはいかがなものでしょうか。これは「希望への道」しるべ・12のゼロに「企業団体献金ゼロ」と示されていて、今でもこの党のホームページで見ることができます。

さらに、12のゼロが現実のものとなるよう、そろそろ工程表を発表してもらいたいと思います。どれもが重い約束事ですが、特に「満員電車ゼロ」は待ったなしにやってもらいたいですし、毎日のラッシュアワーで難儀している人たちのためにも、よろしくお願いします。そのほかにも、受動喫煙ゼロ、ブラック企業ゼロ、花粉症ゼロ、電柱ゼロなどなど、とりわけ、とても注目されている事柄が並んでいます。直ちにすべてがそうなると思ったりしませんが、方向性だけでも検討し、有権者に示してもらいたいです。経済では“ユリノミクス”の断行も書かれていますので、こちらも、今後の取り組みを分かりやすく教えてもらいたいと思います。

昨日には希望の党と民進党との間で衆参両院で統一会派を結成することが合意されました。これから、それぞれの党内で意見調整をするとのことですが、実現すれば国会での野党第一党として立憲民主党から指導権を奪還することになり、政府や連立与党との実りある交渉も期待できます。しかし、党内で異論が出て紛糾して造反者が出れば、さらに支持率が下がってコンマ以下になり、再起不能に陥ってしまうでしょう。そのような最悪に事態にならないよう、皆さんで知恵を出して、何とか頑張ってもらいたいです。

頑張って!立憲民主党

結党に至った経緯はともかくとして、立憲民主党は僭越ですが、なかなか“筋”を通していると思います。何回かお伝えしているように、わが国には日本社会党が解党してから、国政に影響力を及ぼすことができる共産党以外の代表的な左派政党ありませんでした。ただ、残念なことに、先日の朝日新聞の世論調査でも支持率が選挙直後から半分になってしまいました。

さて、皆さん、何を勘違いされているのか、野党なのに“われこそが保守だ”なんて言い始めていたことにはすごく驚いて(今風には“違和感を感じる”)いましたが、やっと、有権者の方々が安心して共感できる、選挙で投票できる政党の登場でしょう。また、結党時の対応の素早さは話題になりましたが、その資金は全国自治体の職員で構成する組織が負担した可能性があると、その世界に詳しい友人が教えてくれました。ただ、事実のほどは私には確認できません。

それで、政策もさらに左派の分野に踏み込む必要があると考えています。その点では4年前まで憲法9条の改正と集団的自衛権が必要だと言っていた枝野幸男さんは、ご自分の理念を完全に封印して戦術的に舵を切ったようです。このとき、共産党は彼のことを裏切り者みたいに攻撃していましたが、現在では嬉しそうに“野党共闘が一番”とコペ転しましたので、共産党は息が合っている、合っていて欲しいと念願しているのでしょう。

そして、28日に発表された基本政策では、アメリカ軍の普天間飛行場の辺野古移転については、「再検討して、ゼロベースで見直し」としましたし、原発政策に関しても、「一日も早く原発ゼロを実現する」と民進党(当時)のそれから飛躍的に踏み込んでいます。原発ゼロ基本法も制定するそうですし、文字どおり、日本社会党の再来で、その世代の大きな応援が見込まれます。

また、“リベラル”という言い方はそろそろ止めたほうが良いと思います。この国でリベラルは自民党左派のことのような気がします。例えば、河野洋平さん、野中広務さん、加藤紘一さん、福田康夫さんなどに代表される人たちで、彼らの多くは親中派で政権内部において外交と防衛を中心に汗をかいていました。現在の安倍政権を目の敵にしているのは当然です。

話題は戻りますが、野党は野党らしくないと存在価値がないでしょう。私の考え、とりわけ、安全保障(防衛)や憲法のことは大きく異なりますが、お世話になった先生方、友人の地方議員など、少なくない人たちがこの党に参加していますし、民進党(当時)の事務方責任者もいち早く、10名以上の職員を引き連れて移籍しています。職員にまったく人気のない希望の党とは対照的です。

それも、旧社会党というか、向坂逸郎さんの理論で構築されている社会主義協会や社会主義青年同盟(社青同)協会派と呼ばれる組織のご出身ですから、文字どおり、市民活動家とともに左派の正統派になるでしょう。ただ、前回もお伝えしましたが、この人たちがあまり国会の中まで入っているとちょっと心配だという意見もあるようです。

一方、本家民進党と希望の党はどうしちゃったのでしょうか。数十人の国会議員がいるのに支持率が1~2%で、公明党や共産党に抜かれてしまいましたし、これからの合流や統一会派戦術で支持率がアップすることは残念ながらないでしょう。代表の大塚耕平さんは優しい方だと思いますが、同じく代表の玉木一郎さんが獣医師会の政治連盟から多額の献金を受け取っていたことが少し気になります。

それにしても、統一地方選挙まで1年半を切りましたし、参議院選挙もあと2年ありません。自治労や日教組など出身の民進党参院議員が立憲民主党に移籍することはまだまだあるのでしょうが、同じ連合組織内議員でも旧・同盟系の皆さんがどうするのか、とても心配です。私自身はお世話になってきたUAゼンセンの新人候補者を応援させていただきます。

以前にもお伝えしたように、少し前まで同志であったのに、お金、総支部長、地方議員のぶん取り合戦をすることは結果、自民党と連立政権を喜ばせるだけと思います。かといって、それぞれの連携組み合わせも今となっては難しいのかなとも思いますし、このままですと、近親憎悪が強まっていくのではないかと危惧しています。

最後にとても生意気なのですが、立憲民主党に一つお願いです。それは、野党ではありますが、どうか、国益(言い換えれば、国民の生命と財産を守ること)を大切にしていただきたいと思います。特に安全保障政策では、少なくてもわが国に対して敵対意思を持っている国や勢力を、それが結果的であっても利することのないように発言、行動していただきたいのです。わがままを申し上げますが、どうぞよろしくお願いいたします。

特に自衛隊に関しては、現行憲法第9条をどのように読んでも、あるいは解釈しても、多くの憲法学者が指摘しているように違憲であることは間違いありません。しかし、幸いなことに立憲民主党の多くの国会議員の皆さんは自衛隊の存在はこのままで良いと言われています。先日も党最高幹部のお一人が、「国民も私たちも問題ないと思っているのですから、このままでいいじゃないですか」と答えていました。

けれども、これでは“立憲”に反することになってしまいます。自衛隊は明らかに違憲であり、将来的には解体しなければならないと言っている共産党は論外ですが、やはり、合憲の組織にしなければ、時の権力により自衛隊がもて遊ばれる可能性がないとも言えません。そのためにも、立憲の趣旨からも、きちんとした手続きを経て、自衛隊を誇れる実力組織にしなければならないでしょう。

いずれにしても、ここに来て、蓮舫さんと山尾志桜里さんという二枚看板が加わった立憲民主党には頑張っていただきたいと願っています。蓮舫さんは先の総選挙でも立憲民主党公認候補者の応援をされていました。しかし、山尾さんは度々、特大のブーメランが突き刺さっていますので、この党の支持率がさらに下がらないか心配です。

韓国をもっと理解しよう!

韓国がここに来て、「2年前の慰安婦問題での“最終的かつ不可逆的な解決”合意はやっぱり守れない」みたいなことを言い始めました。とても残念なことですが、少し落ち着いて考えるとある意味、予想どおりの出来事のようにも思われます。

1965年の日韓基本条約、1995年のアジア女性平和基金なども同様に、極めて短時間で実質的に破棄されています。つまり、韓国は国際的合意や約束事を順守することが苦手というか、できない国なのでしょう。

国というのは国民が作っているので、国民性と言い換えても良いかも知れません。これは北朝鮮による日本人拉致も同様で、北と南に分かれていますが、同じ民族ですから、これまた、変な表現ですが理解できます。

それと、今回の調査結果や従北派の本領をますます発揮しているムン・ジェインさんの発言を見たり、聞いたりしていると、“日本が憎い”よりも前大統領のパク・クネは絶対に許せないとの強いトーンです。これもお馴染みのことで、彼の国で“前”大統領は少数を除き悲惨な末路をたどっていることはけっこう有名です。

これらが「恨」(ハン)と呼ばれている思考なのか、私には不明ですが、世界でもかなり特別な様式のようです。しかも、長年の歴史がありそうですから、そう簡単には発言や行動は変えることができないのでしょう。こうなると仕方ないのかなとも思ってしまいます。

ですから、本当は朝鮮半島の北の国も南の国も関わらないことが可能ならば、そのような選択肢もあると考えますが、北の脅威が著しく高まっている現在、そんなことも言っていられません。だとすれば、できる限り、韓国を理解する必要があるようにも思えてきました。

もちろん、度重なる約束の反故に妥協することではなく、民族と歴史と思考回路を知り、韓国以外の世界の国々には不当性をしっかり訴えることを緩めず、同時に諦めるのではなく、“そういう国なんだな”と理解することです。その度に腹を立てたり、嫌韓本、反韓本を購入して溜飲を下げることも、何となくバカバカしくなります。だいたい、そんなことは生産的ではありません。

そして、幸いにして、首相の安倍晋三さんと外務大臣の河野太郎さんのラインは、この問題で1ミリもバックすることはないでしょう。安倍さんは今回も韓国が約束を守らないことはどうも織り込み済みだったようにも思えますし、就任以来、次々と名台詞を飛ばしている河野さんは、韓国外相が合意について国民は納得していないと言ったら、「それはそちらの仕事で、こちらの仕事ではない」と言い切っています。

いずれにしても、いろいろな意味で寒そうな平昌冬季五輪も来年2月に開会し、様々な神経戦も展開されるのでしょうが、北朝鮮対応というただ一点でもいいですから、連携をしてもらいたいものです。でも、国民の皆さんが民主的に選んだ大統領なのですが、その方が北朝鮮に限りなくシンパシーを感じているのですから、そこが一番心配です。あと、安倍さんが平昌に行かないようですが、これは当然のことでしょう。
(写真はちょうど2年前の日韓外相会談。ここで解決合意が発表されました)

「いずも」は護衛艦か空母か

「護衛艦」という名称も馴染みがあって、それはそれで良いのですが、“いづも”(&かが)と一回り小さい“いせ”“ひゅうが”は、ヘリコプター搭載空母であることも間違いありません。外国ではその認識が当たり前になっていますし、もともと、空母は護衛艦ではなく、護衛される大型艦艇です。

これは米国海軍の空母打撃群を見れば分かりますが、空母がほかの艦艇を守るのではなく、並走するミサイル巡洋艦、同駆逐艦、補給艦とセットでなければ行動することは不可能です。合わせて、姿はめったに現しませんが、原子力潜水艦も同行しています。

ですから、今年5月にいづもが“米艦防護”として初めて役割を担ったときには、とても失礼ながら、私は苦笑してしまいました。ヘリコプター空母では防護になりません。米軍と自衛隊もそれは分かっていたのでしょう、防護が必要ではない太平洋で行いました。しかも、その対象は補給艦でした。

さて、いづもを空母に改造するという話題がにぎやかですが、正確には上述したようにすでにヘリコプター空母ですから、そこに垂直離着陸機のF35B(写真左下)が離発艦できるように甲板を強化するということでしょう。この夏に金沢港にかがを見学に行ったとき、乗組員の方にお聞きしたのですが、いづもにはプロペラ垂直離着陸機のオスプレーはすでに着陸、離陸しているそうです。

ただ、写真をご覧いただければ分かりますが、こんな重たいものが垂直に降りてくるのですから、甲板はもの凄く熱くなると思います。その対策として改修をするわけです。もちろん、長期間に渡り活躍してくれているF15の後継機としてF35を購入することは野田民主党政権のときに決めていたことですから、何の問題もないのですが、これは航空自衛隊に配備されるF35Aが前提だったようです。

何となくややこしくなりますが、ザクッと整理してみると、ステスル戦闘機F35には三種類あって、42機導入予定で航空自衛隊が運用するのは「A」(写真右下)、報道されている米軍海兵隊のものが「B」、さらにあまり知られていませんが、米海軍のものが「C」となります。なお、政府は将来的には航空自衛隊に「B」を導入したいと言われています。ただ、この場合は航空自衛隊ではなく、現状では戦闘機を保有していない海上自衛隊が運用することも選択肢と考えます。

さらに言えば、地上の基地にはA、B、Cともに離発着可能で、空母にはBとCが離発艦できるということです。つまり、CはAに似ているのですが、空母のカタパルトから射出されるのがCになります。ですから、いづもは改修してもカタパルトを追加するのではありませんので、Cは日米軍ともに運用することはありません。また、Bはその機体に垂直降着装置がありますので、飛行距離と搭載ミサイルなどはA&Cに比べて劣っています。すみません、かえってややこしくなってしまいました。

それから、問題になると言われているのは、政府答弁(当時の防衛庁長官)が、ICBM,戦略爆撃機とともに、攻撃型空母を自衛隊が保有するのは許されないと答弁していることです。でも、これって今から30年前のことで、わが国はバブル絶頂期でした。現在の中国や北朝鮮の脅威はそのころに比べて著しく高まっていますし、そもそも、垂直飛行が可能な戦闘機を給油、搭載することが即、「攻撃型」になるとはとても思えません。

いずれにしても、内閣の最大、最高の任務は「国民の生命と財産を守る」ことでしょう。ちょうど、来年末には防衛大綱中期防衛力整備計画の改定が行われます。政府・与党も野党も、「この国と国民をどうしたら守れるのか」、「他国からの侵略をどのようにしたら防げるのか」を真摯に論議ができる良い機会かもしれません。
(写真出典:海上自衛隊、アメリカ海兵隊、同空軍)

賢明な日本政府の判断

報道されているように、開催中の国連総会では緊急特別会合が開催され、アメリカがイスラエルの首都をエルサレムに認定した決定を撤回することを求める決議を賛成多数で採択しました。私には正直なところ、ある国の首都を別の国が定めることの意味がいまいちよく分かりません。ただ、トランプさんにすれば、歴代の大統領が先送りにしてきたことを、選挙公約どおりに実行しただけだとなるのでしょう。

さて、この決議に対して「わが国はどうするのだろう」と思っていましたが、賛成したことはとても良かったと思いますし、事前に米国にはそのことを水面下で通知していたと思います。ですから、トランプさんは脅しとも取れる愚痴みたいなことを言っていましたが、国内向けの発言で、実際に多くの同盟国が賛成しているのですから、お咎めなしでしょう。

それから、わが国は欧米とは異なり、反イスラエル諸国家とも比較的友好な関係を継続してきました。パレスチナにも理解を示していますし、米国にとっては極悪非道国家であるイランとも過去から悪くない間柄です。私もまったくもって、それでいいと考えます。日本は昔からアラブやパレスチナに共感を抱く人たちも少なくなく、そのことは中東の皆さんもよく知っているようです。

また、特にイスラエルが好きとか、そうでないとかではありませんが、彼の国が国連安全保障理事会の度重なる決議を無視続けていることは大問題で、現在進行型で勝手に入植地を拡大していることにも批判が高まっています。放送大学教授の高橋和夫先生が、「日本がイスラエルのやり方を認めてしまえば、北方領土や竹島の所有権を主張することはできない」と言われていましたが、そのとおりと思います。

そして、話題は若干異なりますが、トランプさん以上に国際社会に脅しをかけていた米国連大使のニッキー・ヘイリーさんの人気が急上昇のようです。インド系アメリカ人で下院議員や州知事の経験もあり、プロテスタントでも戒律が厳しいメソジスト派の信者だそうです。とても魅力的な方と思います。(写真:国連ホームページから)

第二次日英同盟が締結される!?

北海道大学名誉教授の山口二郎さんといえば、学者というより市民活動家の表現がピッタリという方でしょう。実際、「市民連合」のリーダーとしても知られていますし、その集会では、“安倍に言いたい。お前は人間じゃない!たたき斬ってやる!”と叫んでいました。憎くてしょうがないのは分かりますが、自分の国の総理大臣をここまで言う人は極めて珍しいと思います。

さて、その山口さんがテレビで驚愕することを発言したとのことです。曰く「保守だからできる外交ってありますよね。中国とも話をつけてアジアの安定を作るとか、北朝鮮の問題を目処付けるとか、これはやっぱり、リベラルじゃ手に負えないことです。正直言って。保守だからできる、期待しています」と言い切ったようです。

私も後日、ネットで検索してみましたが、確かにその映像が残っていて、彼が持っているフリップにも、「現実的外交」と書いてありました。まさか、転向したわけではないでしょうが、市民連合の親分でも安倍外交に期待していますとなったのですから、これはもう、凄いことです。

そして、今度は復活というか、第二次というか、日英同盟の締結みたいなことが実現しました。日本の外務大臣&防衛大臣とイギリスの同じ二人の共同声明で、いわゆる“2+2”と呼ばれている会談でした(写真)。

まず、本来はイギリスにとって北朝鮮の核・ミサイル問題はあまり関心ないのですが、これを放棄させるために最大限の圧力をかけると決めました。この国は国連安保理の拒否権を持った常任理事国ですし、北朝鮮と正式な国交がありますから、今後の成果はかなり期待できるでしょう。関係する情報も流してくれるかもしれません。

次に東シナ海と南シナ海における状況を懸念すると確認しています。つまり、中国に対して警戒感を共有するということでしょう。メイさん前のキャメロンさんが首相のときは、嫌がるエリザベス女王まで引っ張り出して、習近平さんにいい顔をしていたわけですから、この立ち位置の変わり方もダイナミックすぎます。今ではメイさんは何と!「日本は同志のような国。アジアで最大のパートナー」とまで言っています。

さらに、わが国は米軍以外とは陸上自衛隊の共同訓練をしたことはありませんが、来年にイギリスとそれを実施するというのですから、これも驚きです。しかも、定例的にやることも目指すそうですし、海でのそれもやるとのことです。しかも、英空母も来る予定ですし、昨年10月にはすでに空でも戦闘機のそれを実施済みです。おまけに、三沢基地から帰る途中にはどうも、南シナ海上空を飛行したようです。

それから、空対空ミサイルの共同開発を早急に乗り出すとも明記しました。これもアメリカ以外では初めてと思いますが、いつでもアメリカとばかりタッグを組む必要はありませんし、いつも、彼の国から防衛装備を購入する義務もありません。広くヨーロッパの諸国(なぜかドイツを除く)と連携することは、バランス面からも歓迎すべきことでしょう。

考えてみれば、日本と英国は同じ海洋国家であり、立憲君主制国家でもあります。1902年の日英同盟は有色人種と白色人種との間で締結された世界で初めての軍事同盟でした。わが国はそれもあって、日露戦争に勝利したとも語られています。同時に最近特に友好国として注目されているインドやオーストラリアなどをイギリスが束ねているコモンウェルスの存在も大きいと思います。日本外交も大したものですね。

いつもお伝えしているとおり、野党の皆さんには頑張ってもらいたいと願っていますが、国政・国会の究極的役割と言われている外交・安全保障で、上述した現状ですから、やればやるほど支持率が低下する“モリ・カケ”問題に特化していることも、「北朝鮮のミサイルが飛んで来ることを安倍首相は利用している。何かあるんじゃなか」というトンデモ論が出てくることも、変な言い方ですが理解できるようになりました。

小西洋之先生!亡命先はお決まりになりましたか?

私の仲の良い友人が、「民進党も大変だね。そこまで至った経過はともかく、結局は民進党立民支部、民進党希望支部、本家民進党、民進党OB友の会に分裂しちゃって、これで一番喜んでいるのは自民党や連立政権だろう」と言っていました。とても残念なことですが、明快に反論はできませんでした。お金のこと、総支部長、地方議員の奪い合いにならないことを願っています。

個人的には左派政党の立憲民主党が結党されたことで、いつもお伝えしているとおり、国民や有権者の選択肢がある程度、明確になって良かったと思います。ただ、その後、国会の内外ではいわゆる“市民活動”を熱心に進めている個人や団体などが積極的に入ってきているので、それが今後、どのような影響を及ぼしていくのかが心配です。共産党や新左翼の活動家が含まれていなければ良いのですが‥‥。


さて、前置きが長くなりましたが、参議院議員の小西洋之先生が、「共謀罪が成立すると本気で国外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」と発言したことは比較的知られています。それから半年以上が過ぎましたが、先生がどこかの国に亡命されたとはお聞きしていません。


私は目を三角にして糺しているわけではありませんし、もとより、嫌味でも皮肉でもありませんが、“本気”“覚悟”という言葉はけっして軽くはなく、まさか先生もジョークで言われたのではないでしょう。国会議員の発言はそれだけ重いはずですから、せめて、現在の途中経過だけでも明らかにされことが大切と思います。例えば、「世界のどの国に亡命をお願いし、どのくらいの数の国から断られたか」などということです。


小西先生は参議院の審議において、安倍総理に対してクイズを連発されたり、ご自身のツイッターに「自衛隊員の母親の望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する恐怖の使徒になるのである」と、共産党の藤野保史さんの“人殺し予算”発言もかすんでしまう投稿をされたり、とてもユニークな行動と発言がお得意のようです。


しかし、先生、いかがなものなのでしょうか。2カ月ほど前に質問主意書を提出されていますが、その件名が「安倍総理の存在そのものが国難であることに関する質問主意書」でした。安倍さんが憎くて憎くて仕方ないのでしょうが、国民の公平・公正な選挙で選ばれた衆参国会議員が民主的に指名した総理大臣のことを「存在そのものが国難」とは甚だ失礼ではないでしょうか。


もちろん、有権者は自民党や公明党に全面白紙委任したわけではありませんが、この理屈から考えると、まして、安倍さんは選挙で勝てば自分の政権を継続すると明確に言われていましたので、国民、有権者の選択で「存在そのものが国難」の人を選んだことになってしまいます。


最後になりますが、先生の参議院での任期はまだ5年弱残っています。ここで他国に亡命すれば、国会議員としての職務を果たせませんし、“小西洋之”と書かれて投票された千葉県の有権者の皆さん、そして、国民の皆さんを裏切らないためにも、本意ではないと思いますが、何とか亡命だけは思い止まっていただきたいと僭越ですが、ご期待申し上げます。

着実に強化される専守防衛態勢

 日本海側に2基を配備予定の陸上ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の設置場所も決まりつつあるようです。固定型ですから、相手国から狙いを定められる可能性は少なくありませんが、海上展開しているイージス艦と比較しても、メンテナンスや乗組員の休養など、かなり優れているようです。
 そして、その証というわけではありませんが、早くもロジアが懸念を示しています。このシムテムはロシアをターゲットにしていませんが(少しはしているかも?)、北朝鮮の意向を受けてとりあえず言っているのでしょう。つまり、北朝鮮にとっては厄介なものということです。
 それから、その海上自衛隊のイージス艦ですが、首相の安倍晋三さんは倍増する計画をできる限り“前倒し”すると参議院本会議での代表質問に答えていました。この計画が達成されると全艦で8隻になり、少なくても半分の4隻が任務を遂行していることになり、陸上を含めて完璧とまでは言えないものの、国民の皆さんの心配はかなり和らげられると思います。
 同時に迎撃ミサイル・SM-3のバージョンを「1A」から「2A」をアップすることにより、最高到達距離が約500kmから2倍の1000kmに向上します。これはアメリカからの輸入になりますが、先の日米首脳会談後の記者会見では安倍さんも貿易赤字のことを意識して、わざわざ、SM-3ブロック2Aと具体的に名称を言っていました。
 さらに、最近は防衛関連の記事で次々にヒットを飛ばしている読売新聞によると、政府は地上の敵目標を攻撃できる「巡航ミサイル」を開発する方向で検討に入ったそうです。“方向で検討に入った”は随分と慎重な言い回しですが、これも首相の指示であることは間違いないでしょう。
 巡航ミサイルは発射車両、戦闘機、護衛艦の陸海空どこからでも敵を狙うことができ、おもに離島を守るため、つまり専守防衛で、敵基地攻撃も可能とは思いますが、少なくても表向きには絶対に明らかにしないでしょう。なお、巡航ミサイルといえば米軍の“トマホーク”が有名ですが、わが国のそれは、トマホーク以上の機能が期待できる優れたものになるようです。
 また、陸、海、空から陸(離島など)と海(敵艦船)を打撃を与えるのは、地対地、地対艦、地対空、空対地、空対艦、艦対地、艦対艦、艦対空という組み合わせになりますが、空対空(戦闘機から戦闘機)がありません。しかし、現政権は抜け目なく、来年にはイギリスと共同で、空対空ミサイルの開発を始めるそうです。
 それで、このミサイルを搭載するのは民主党政権のときに導入を決めた最新鋭ステルス戦闘機「F35A」(写真)で、1機100億円くらいする超高価な買い物ですが、これもまた、専守防衛の視点から、国民の皆さんの生命と財産を守るためにも、言ってみれば“やむを得ない”選択と考えています。先日もお伝えしましたが、すべては『戦わずにして勝つ』ということですね。

『戦わずして勝つ』とはこのこと

 他国からの侵略や戦争を避けることは大切なことですが、敵意を剥き出しにして、「日本列島を木っ端微塵にして海に沈めてやる」とがなり立てている国が相手の場合、日本(国民の生命と財産)を守ることはけっこう難しいと思います。
 そして、わが国は陸上イージス(イージス・アショア)やSM-3のブロック2Aへのバージョンアップなど、ミサイル防衛システムの強化を急いでいますが、その間に彼の国がミサイルの性能がさらに進めば、いわゆる“イタチごっこ”となり、迎撃することが難儀になります。
 それでは、どうしたら戦争を防げるか考えてみました。もちろん、話し合いなど平和的手段で解決することが良いのですが、その対象の国が聞き耳を保たなければ、雪隠詰になってしまう可能性が高くなるというか、今の東アジア情勢がそれを示しているようにも思えます。
 それで、結論というわけではないのですが、ミサイルを打ってきそうな国が、「あの国(&同盟を結んでいる国)とは戦いたくないな。こっちが損しちゃうから」と思わせるのが一番優れたやり方ではないでしょうか。
 そこで、今日の写真ですが、先日の日本海での日米共同訓練で撮られたもので、米国太平洋軍や同海軍が提供しています。簡単に絵解きを載せておきます。
A:先頭を航行しているのが米空母ドナルド・レーガン、その真後ろが日本ヘリ空母いせ、その左が米空母ミニッツ、同右が米空母セオドア・ルーズベルトです。また、その後ろには護衛艦まさなみいなづまが続いています。上空にはちょっと見にくいのですが、右端に向けて米爆撃機B1と戦闘機F/A18ホーネットが飛んでいます。
B:この写真はもの凄いです。空母やミサイル駆逐艦はAと同じですが、上空真ん中には「空の要塞」と恐れられているB52が飛んでいますし、何と!2隻の原子力潜水艦が少しだけですが顔を出しています。空母打撃群には必ず原潜が同行していますが、トランプ大統領が言っていたとおりでした。ただ、その姿を公表するのは極めて異例でしょう。
C:セオドア・ルーズベルト D:ミニッツ E:ドナルド・レーガンですが、3隻とも戦闘機などをこぼれ落ちそうなほど満載しています。原潜を含めれば数え切れなほどの巡航ミサイルでの攻撃が可能で、空母からの発進ではありませんが、B1やB52もスタンバイ完了です。
 アメリカという国とは嫌なことが多少あっても、お付き合いを続けていかなければならないと以前から思っていました。生意気ですが、この数枚の写真を見て、あらためて、自分の考えがそんなには間違っていなかったと感じています。
 それから、このオペレーションに参加している海上自衛隊(航空自衛隊も)は米軍からとても高く評価されているそうです。専守防衛に徹し、国家と国民を守るために日々、厳しい訓練を重ねているわが自衛隊の皆さんに拍手です

『政治家としてはなかなかの腕だ』

 中国共産党の心臓部「中南海」にかなりの情報網を獲得している読売新聞ですが、最近の記事で以下のように書いています。習近平さんの9月に行われた内部会議での発言だそうです。「(首相の安倍晋三さんの政治)手法は好きになれないが、政治家としてはなかなかの腕だ
 なるほど、“仏頂面”という言葉が世界一似合う指導者が握手をして、初めて笑顔になりましたので、そのとおりなのでしょう。わが国にとっての見方はいろいろありますが、嫌々でも、仕方なくでも、間違いなく良いことです。しかも、揉み手をしたり、領土や防衛などの原則を曲げての“微笑み”ではありませんので、なおさらです。
 その理由ですが、やはり、第19回党大会がすべては思いどおりにはならなかったものの、政敵も数多く追い落としたし、次期後継者の芽も摘んでおいたし、そして、最大の成果は共産党総書記、国家主席、軍事委員会主席の3点セットの3選が見えてきたことにより、一種の“余裕”が出てきたことと思います。そして、私は以前から“終身も夢ではない”と申し上げてきましたが、100%冗談とも言えなくなってきました。
 それから、これは冒頭の発言どおり、今日の国際情勢、とりわけ日本と米国の連携が半端ないほど強化されたことが原因の2番目でしょう。さらに安倍さんは、あまり上手くいっていませんがロシアとの関係も少なくても悪くはないし、ASEAN諸国やインド、オーストラリアともとても良好な関係です。
 次に、TPPを実質的に牽引しているのは日本で、アメリカが離脱して貿易総額は萎んでしまいましたが、もしかしたら、安倍さんはトランプさんのあとを見越しているのかもしれません。と言いながら、私はTPPがわが国にとっていいことなのか、そうでないことなのか、いまだに判断がつかないという情けない思考回路です。
 また、北朝鮮のミサイルと核実験の脅威など、所詮はヨーロッパ各国にとってどうでもいいことですが、安倍さんは「欧州にも届くぞ!」と脅かして、彼の国に対してのECによる制裁措置を発動させることに成功しています、合わせて、今、開催されているASEAN首脳会議でも加盟国の多くは北朝鮮と国交があるのですが、安倍さんの強力な根回しもあって、次々と北に対する態度を硬化させています。
 それで、さすがにここまで来ると、「地球儀の俯瞰外交なんて、安倍さんの個人的旅行だ」とか「(アフリカなどに)大盤振る舞いして開発援助しているが、安倍さんのポケットマネーじゃないんだから」とう声はほとんど聞こえなくなりました。立憲民主党や民進党もその成果を評価せざるを得なくなっていることは本音でしょう。
 そして、ついにはトランプ大統領に“自由で開かれたインド太平洋戦略”をサジェッションするという、今まで誰もやったことのない離れ業まで実行してしまいました。この戦略タイトルには南シナ海や東シナ海という名称がなく、インドという名前が入っていて、何やら意味深のところがミソです。奥ゆかしく、同時にすごく影響力がありそうです。
 一方、野党は政府や与党を追求することが最大の任務ですので、あまり物分りの良いそれは存在価値がないでしょう。ただ、国政の最大の任務が外交と防衛(安全保障)だとすれば、いつまでも「もりかけだー!」とばかり叫んでいるのはいかがなものかと思います。皮肉を好みませんが、私には“自虐ネタ”のようにも感じてきました。
 立憲民主党が誕生したことは有権者の選択肢も分かりやすくなり良かったのですが、それでも、巨大連立与党の六分の一の勢力ですし、希望の党の内部事情は旧・民進党がそのまま二回りくらい小さくなったようです。世界を見回したとき、わが国の野党がガラパゴス化しないことを期待しています。
★★★余談ですが、トランプ大統領は京劇がお好きではないようでした。やっぱり、ゴルフなんでしょうね。紫禁城の貸し切りよりピコ太郎さんで、晩餐会はもの凄く盛り上がったようでした★★★

とても嬉しいこと~ASEAN世論調査

 わが国の外務省から、ASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟国で実施した“対日世論調査”の結果が発表されました。この連合の構成国は人口の多い順に、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマー、マレーシア、カンボジア、ラオス、シンガポール、ブルネイの10カ国で、域内人口はEUよりも多く、約6億4千万人です。
 それで、日本を「とても信頼できる」と「どちらかいうと信頼できる」との回答を合計すると91%で、2年前の調査から18%も増加したそうです。凄いですね。
 次にわが国との関係については、「友好関係にある」が前回より14%アップの89%、そして、ここが特に重要と思うのですが、「平和国家としての日本を評価するか」に対しては、“そう思う”が6%増えて88%だったそうです。
 ちなみに、G20の中で過去50年間に一番ASEANに貢献した国はどこか?の設問(複数回答可)では、多い順に、日本55%、中国40%、アメリカ32%、韓国24%、オーストラリア23%との結果です。
 躍進するアジア諸国がこれだけ日本を評価してくれ、好感をもってくれていることは、嬉しいし、ありがたいです。もう、これだけで、繰り返される中国、韓国の反日発言や行動に反論することがバカバカしくなります。書店に山積みされている嫌韓、反中本を購入して溜飲を下げることも必要ないでしょう。
 そういえば、何度も指摘して恐縮ですが、韓国の親北ではなく、従(属)北(朝鮮)大統領の文在寅さんが先日、「日本が北朝鮮の核を理由に軍事大国化の道を歩むとすれば、ASEAN国家との関係でも望ましくないことだ」と言っていました。こういうのは“大きなお世話”ですが、次第にその本性を現しているようです。
 それから過去、長い間にわたって続いてきた大臣などと記者のやり取りですが、最近は気合の入った大臣も登場しています。内容はいつものとおり、靖国神社参拝や防衛費増額などほとんどお約束のものです。
記者:「アジア各国の反発が懸念されますが?」
大臣:「それはどの国のことですか?」
記者:「中国と韓国です」
大臣:「それ以外の国はどこですか?」
記者:「‥‥‥」
 なるほど、そういうことなのですね。

おめでとう!王滬寧さん

 中国共産党の第19回大会が終了しました。204名の中央委員、172名の同候補も選出され、今日のお昼すぎには、中央政治局員と常務委員が第1回中央委員会総会で選ばれて発表されます。
 それで、7名の常務委員に誰が入るのか注目されていましたし、私も何回が予想をお伝えしてきました。結果は、「重慶市書記の陳敏爾さんはないだろう。最後の一人は中央組織部長の趙楽際さんではないか」との最終予想は的中しましたが、意外なところをミスしてしまいました。
 それは、陳敏爾さん一緒に共青団のエースで広東省書記の胡春華さんが外れてしまったことです。つまり、競馬予想ではありませんが、6勝1敗で、晴れて常務委員に昇格したのは、党中央政策研究室主任の王滬寧さんでした。
 推測ですが、胡春華さんと陳敏爾さんの“1回お休み”は両派(習近平さん&共青団)の妥協の産物だったと思いますし、習近平さんの見事なくらいの後継者潰しでもあったのでしょう。こうなると、独裁色を一段と強めている習近平さんの5年後の3選も現実味を帯びてきました。もしかしたら“終身”もまったくないとは言い切れませんね。
 いずれにしても、報道のとおり、政治局メンバーも習おじさんが好きな人たちが多数派を占めることは間違いないでしょうし、あとは常務委員の業務分担、とりわけ、中央規律検査委員会書記にどなたが就任するのかも焦点になります。
 なお、王滬寧さんは良く存じ上げないのですが、もともと大学教授ですし、習近平さんの政策(特に意味不明の“中国夢”“中華民族の偉大なる復興”)も彼が考えたようです。昇進お祝いで党大会会場にご本人の写真を貼っておきました。いかにも、学者肌の方のように感じます。
 最後に無事に引退される王岐山さん、本当にお疲れ様でした。これで暗殺の心配がほぼなくなり、静かな余生をお過ごしください。中国共産党に入党するのは一人残らず出世と私腹を肥やすためですから、それを摘発するのはさぞかしご苦労が多かったと推察いたします。

“より悪くない”候補者と政党へ投票を!

 今日は総選挙(衆議院議員選挙)の投票日です。私事で恐縮ですが、結婚して今月13日で40年、新しい制度になって初めて、妻とは比例区の投票先政党が別々になりそうです。どの政党に入れるのか教えてくれませんが、彼女の雰囲気で何となく分かります。しかし、投票所で隣の記載台を覗き込むわけにもいきません。
 さて、杉並区議会議員&東京都議会議員として実に30年にわたり活動させていただいた私が生意気なのですが、今回の選挙は、「少しでも良いと思う候補者と政党に」ではなく、「少しでも悪くない候補者と政党に」が選択基準になるような気がします。その意味ではお花畑が満開の公約や、抽象的で落ち着いて考えると何を言っているのかさっぱり分からない政策はあまり信用できません。
 それから、ここは外せない大切なところですが、“党内民主主義”が完全でなくても、きちんと担保されているかどうかです。とりわけ、代表者がどのような手続きを経て選ばれたのかは重要です。応援するわけではありませんし、そんなに詳しくありませんが、安倍晋三さんが自民党の総裁に選ばれた過程に独断や不正はないでしょう。つまり、「それに比べて共産党などは・・・」と思っている人たちが増えていることが気になります。
 それから、自民党の候補者の劣化も凄まじいですが、野党の一部の人たちが、「(プラカードを掲げて)安保法制に反対だ!」→「(別の政党の公認を得るために)安保法制賛成の誓約書にサインしたぞ!」→「(世の中の雰囲気が変化すると)やっぱり、反対だったんです!」と豹変し続けています。お金のことばかりが政治不信になっているわけではありません。
 また、内閣府不支持率が支持率を上回っていることをことさら強調している新聞やテレビ、政党がありますが、戦術的には間違っていないものの、必要以上に声を大にして言うのはいささか恥ずかしいと思います。嫌々でも、しょうがなくても、“より悪くない”判断をしようとしている国民、有権者の複雑な想いが理解できていないようです。
 最後にありきたりですが、あなたの貴重な一票を投票箱へ!ですね。“清き一票”も死語ではありません。今回の選挙こそ、大切な選挙権を行使しましょう。大型台風の雨風も心配ですが、投票率が低くなればなるほど、議席が増える勢力を勝たせるわけにはいきません。

この地図は酷すぎます

 重箱の隅をつついたり、目を三角にするつもりはありませんが、この日本地図は酷いというか、基本的に失格です。まず、わが国固有の領土である北方領土が地図には余裕のスペースがあるのに消滅しています。また、竹島も尖閣諸島も表示されていません。さらには、東京都である小笠原諸島も消えています。
 この地図は希望の党の政見放送で使われているものですが、いくら俄仕立ての政党といえどもこれでは論外です。ちなみに、私が見たのは東京都内の候補者紹介の巻でしたから、小笠原諸島の有権者をバカにしていると感じました。
 もちろん、意識的にミスを犯したとは思いませんが、むしろ、どこから北方領土を消した地図を見つけてきたのか不思議で仕方ありませんし、メディア戦略を最重要視する小池百合子さんがどうして最終チェックができなかったのかも不可解です。
 そして、そんなことは考えにくいのですが、その種のことに詳しい私の友人は、「希望の党には親中派や親韓派など反日の連中も潜り込んでいるぞ」と言っていました。そういえば、政党の書記局員(職員)の中には社会主義協会や社青同の思想を持っている人たちがいると聞いたことがあります。旧ソ連共産党にシンパシーを抱いている団体です。
 また、数日前の日本経済新聞に載せた東京都内の候補者一覧選挙広告ですが、なぜか小池さんの右腕と言われている10区の若狭勝さんが外されていました。これも単純なミスなんでしょうが、よりによって彼を忘れてしまっては義理も人情もない政党と指摘されても致し方ないと思います。
 あと、ホームページなどにはこの政党の所在地も電話番号も掲載されていません。これって、情報公開に逆行しているのではないでしょうか。人気の通信販売の世界でも所在地や連絡先が明記されていない会社は信用できないとされています。
 それにしても、いくらシンボルカラーにしても、海が緑色とはあまり気持の良いものではありませんね。

それにしても安倍さんは運がいい

 私のフェイスブックでのお友達は政治関係の方が多いので当然、この時期は衆議院選挙の記事や写真が圧倒的に多くなっています。特に今回の選挙では民進党の候補者が希望の党、立憲民主党、無所属と分かれたので、それぞれの候補者を応援する参議院議員や地方議員などの応援メッセージが溢れています。
 そして、私はほぼその全部(+他党でも友だちが推している記事)に“いいね!”を押しています。しかし、ちょっと気になるのは7月の都議会議員選挙で当選した都民ファーストの以前からの友人からのアップが日常的な地域行事への参加などだけで、選挙戦についてはまったくと言ってよいほどないことです。反面、希望の党の候補者のツイッターなどには、不思議なことにその都議会議員の応援の姿が写っていたりします。でも、他の応援弁士とは異なりハッシュタグは付いていません。
 様々な事情や都合があることは理解していますし、義理と人情の板挟みになっていることも承知していますが、それぞれが支援している希望の党の候補者へのSNS応援メッセージの効果は間違いなくあるのですから載せてあげれば良いとも思います。逆に民進党で再選された同志の一部や立憲民主党を応援している市議や区議はとても元気があります。
 さて、日本社会党以来の久しぶりの左派リベラル政党の立憲民主党の勢いがすごいです。それにしても、「さらさら」と「排除」がこれほど大きく影響するのですから、評論家みたいですが、“政治の世界は怖い”といまさらながら私も再認識しました。なお、余談ですが、私が30年以上通っている床屋さんのオーナーは、「今度の選挙は立憲民主党に決めた!」と高揚した声で携帯に電話を掛けてきました。
 そして、確かに立憲民主党は党自体はもちろん、応援している皆さんもヒートアップしているようです。写真はこの党のホームページから引用しましたが、昨年の都知事選挙での小池ブームの再来のように感じますし、もしかしたら、それ以上かもしれません。さすがに私はそれはないだろうと思いますが、今後の展開次第では野党第1党もありうると、知り合いの記者の一人は言っていました。
 公明党もこれには焦っているようで、枝野幸男さんがかつて、軍事力の保有、集団的自衛権の行使、国連のもとでの多国籍軍への参加などの改憲試案を発表していたことを痛烈に批判し始めました。ただ、今は積極的に立憲民主党の応援をしている日本共産党も4年前に公明党と同じことを言っていましたので、何が何だか分からなくなります。
 一方、素敵な名前の「三都物語」は実質的に愛知県から袖にされ、大阪府の知事からは同情されている希望の党ですが、私の友人やお世話になった人たち、後輩たちが数多く移籍していますし、ほんの少し前まで200名に迫る当選も夢ではないと言われていましたので、急失速している現状はとても残念で仕方ありません。
 その中の少なくない人たちはすでにやる気をなくしていますし、宣伝カーの横に“民進党”ののぼり旗を立てたり、今になって「私は憲法9条の改悪については明確に反対です」と主張したり、宣伝カーやタスキに希望も小池も緑もまったくない候補者がいたり、「やっぱり、民進党公認が良かったな」と嘆いたりなどと魑魅魍魎状態ですが、それぞれの方が複雑な心境なのでしょう。現職でもそうなのですから、新しくこの党の公認で戦っている新人の皆さんは可哀想ですね。
 これから、有田芳生先生が期待されているように自民党・公明党の失言やスキャンダルがまったく出てこない保証はありませんが、大方の予測のように安倍さんが勝てば、皮肉にもその最大の功労者は小池百合子さんと前原誠司さんになるのでしょうか。
 ただ、トンデモ話の類いですが、三人でそのことを示し合わせ、改憲に消極的な公明党を外して、自民党、純化された?希望の党、日本維新の会で憲法改正の発議を成就させるシナリオがあるのだとすれば、それはそれで大したものです。
 いずれにしても、希望でも立民でも無所属でも、私がお世話になった皆さん!上から目線で恐縮ですが、最後まで勝利の二文字を信じて頑張ってください!

これで決定!?中共常務委員7名

 今月10日の衆議院選挙公示日、同22日投開票日に向けて、わが国では選挙一色になります。活動の第一線から引いた私が申し上げるのは僭越ですが、候補者の皆さんにおかれては、ご自分の政治信条や主義主張に基いて、この国と国民の平安が他国から侵されることのないように頑張ってっください。
 さて、それはそれとして、ご存知のように18日から中国共産党の19回大会が開催されます。いろいろと注目するところは少なくありませんが、やはり、最高指導機関である中央政治局常務委員会の顔ぶれに一番の興味があります。
 私も生意気なのですが、中南海などに何のコネもないくせに、その予想を何回かお伝えしてきました。様々な評論家、識者、サイトなどの情報をガラガラポンして、若干の第六感をまぶしてセレクションしてきました。
 それで、開会も迫っていますので最終予測です。前提は、定員は7名、定年は68歳で、残るの残らないとやきもきさせてくれた、泣く子も黙る中央規律検査委員会書記の王岐山さんはめでたく卒業ということです。長い間、お疲れ様でした。
 そうして、だいたいどのマスコミや中国通も名前を挙げているように、習近平さん、リカちゃん(李克強さん)、汪洋さん、胡春華さん、韓正さん、栗戦書さんの6名は決まりで、あと一人は何名かがエントリーしているようですが、私はズバリ!党組織部長趙楽際さんではないかと思います。
 また最近、売り出し中で、習近平さんの一番の子飼いである重慶市書記の陳敏爾さんが優勢との声も少なくありませんが、将来のことを考えれば、2代続いて落馬した縁起の良くない重慶を立て直してからでも遅くないでしょう。私はあまり好きではありませんが。
 以上ですが、当たったら少しだけ褒めてくださいね。外れたら、そのときはそのときということでご勘弁ください。なお、写真は趙楽際さんですが、ご出世を前祝いて格調高く合成したものです。あとは、習近平総書記以下の業務分掌ですが、読売新聞の予想どおりとなれば、この新聞社は中共の奥深くにかなりのネタ元を持っていることが確定します。

大切な総選挙で貴重な一票を!

 衆議院の解散が今日行われ、来月10日に選挙がスタートして22日には投開票になりました。衆議院選挙は参議院のそれとは異なり、“政権を選択”するものですから、投票率のアップはもちろんですが、選挙後の政権がどのような形(組み合わせ)になるのか、今からとても注目されます。少なくても日米安保や自衛隊など、国の安全保障の根幹に関わることについては、「それは置いといて」ということは邪道以外の何物でもないでしょう。天皇陛下のご退位も予定されていますので、わが国の皇室をどのように捉えるかもかなり重要です。これも「とりあえずこだわらない」がかえって将来に大きな禍根を残すことになることは間違いありません。
 それから、「大義なき解散」と叫ばれていますが、確かに自民党のいくつかの政策の柱を見ても取って付けたようで、ぱっとしたものはありませんし、野党の一部は「それパクリだ!」と言っているのも理解できますが、今まで“大義ある解散”ってあったのでしょうか。
 ただ、共産党が大好きな安住淳さんは今年の3月の定例記者会見で、「4月に解散するのだったら、『森友解散』になるから結構ですよ。『森友解散』、受けて立ちますから、どうぞ4月解散してください」とか「今、解散なんて“おどし”にならない。一部の新聞が何か、解散するぞとすごんでいましたが、全くそんなこと、今は森友で解散するんだったらしてもらって結構ですから」と言われています。
 その後、“加計学園”の件が加わり、結果というか現在までほとんど新たな事実は出てきていませが、内閣・連立政権を追求することが使命の野党にとっては願ってもない総選挙になりました。ただ、選挙結果によっては「もり・かけは何だったんだろう」となる可能性もあるので、野党にとっても正念場になります。合わせて、一連の安保法制などの国民の皆さんの評価も当時とずいぶん変わっているようですから、攻め方を間違うと自爆してしまうような気がします。
 また、解散と北朝鮮のミサイル恫喝の時間的問題ですが、来年末の任期満了まで待てば、彼の国は核実験やミサイル発射を止めるのでしょうか。どちらかと言うと、延ばせば延ばすほど、私には危機がより高まっていくように思えます。現状では汚い言葉で脅していますが、綿密に弾道コースや大気圏入角度など検証している段階で、あと1年待つよりも、国民の皆さんの生命と財産を守る決意ならば、「今しかないでしょ!」がはるかにアドバンテージがあるでしょう。
 いずれにしても、それが有権者の正当な選挙で選ばらたからと言っても、いわゆる“一強”はあまり好ましくありませんし、それが続くことにより、戦後最大のタブーの蓋が閉ざされたままになってしまいます。模範解答のようですが、“健全野党”は絶対に必要ですし、そうしなければ、選挙での選択肢がなくなってしまいます。ただし、最終的には日米安保を破棄し、自衛隊を解散し、皇室の廃絶を目指し、日本を共産主義国家にすることを目的とする日本共産党は健全な野党とは程遠い団体です。
 また、民主的な選挙で選出された国会議員により民主的に指名された内閣総理大臣を呼び捨てにする人たちはいかがなものかと思います。どんなに嫌いだって、辻元清美さんとか福島瑞穂副党首とか有田芳生先生とか、敬称や肩書を付けるのは最低限のルールではないかと考えています。その点、市民団体と称する方々と共闘とかをする場合、相当な注意が必要と思います。左派やリベラルの政治家も同様です。
 最後になりましたが、なぜか新聞やテレビではあまり報道されなかった安倍首相のインド訪問のときの写真を載せておきます。相変わらず、マスコミは“報道しない自由”も“報道の自由”に含まれると勘違いているようですが、それはそれとして、安倍夫妻は9キロ40分間に渡って切れ目なく地元人民から熱烈な歓迎を受けています。モディ首相の出身地とはいえ、これだけのパレードが行われた外国首脳は初めてだそうです。それにしても、すごく小さな車に窮屈そうに乗っているなと思ったら、スズキのジムニーでした。頭の良いインドの指導者はさすがですね!(写真出典:産経フォト)

北朝鮮と自民党左派

 今ではその名前を知っている方は少なくなっていると思いますが、かつて金丸信さんという自民党の副総裁・衆議院議員が、“政界のドン”とか“妖怪”とか言われながら、かなりの権力を持って活躍していました。
 それで、今から27年前の平成2年に彼は日本社会党(当時)の副委員長・田辺誠さんと一緒に北朝鮮を訪問しました。金丸訪朝団と後に呼ばれることになりましたが、ここで完全に北朝鮮のトラップにはまってしまいました。
 ハニートラップはなかったようですが、民主化で失脚した(殺された)チャウシェスク大統領のルーマニア、日本の創価学会、北朝鮮が得意としていた“マスゲーム”を現地で観賞して涙を流して感激したそうです。
 また、金日成主席に会えたことでも盛り上がってしまい、その後に大問題になる3党共同宣言なる変な合意をしてしまい、日本の償いという言葉まで入れてしまいました。政府の代表でもない、総理大臣の特使でもない人たちが勝手に結んでしまったわけです。
 それから、金丸さんの自宅からは刻印のない怪しげな金の延べ棒がたくさん出てきました。これも金日成さんから贈られたことは間違いないと言われています。そのほかにいくつもの北朝鮮疑惑が数多くあるのですが、親北(北朝鮮が好きな人たち)の代表格でした。
 とても僭越ですが、私が申し上げたいのは、政権党である自民党の内部で暗躍してきた左派の皆さんこそ、権力を持っているがゆえに、たちが悪いというか、危険な存在であるということです。野中広務さんや加藤紘一さん、河野洋平さんも同様でしょう。それに比べれば、一部野党や朝日新聞などは可愛いものかもしれません。
 それから、板門店を北側から視察した人たちは、もちろん全員ではありませんが、どうも信用できません。これは中国にも言えることなのでしょうが、使えると思った国会議員やマスコミ記者などには徹底したトラップを仕掛けてくるようです。橋本龍太郎さんがハニートラップに掛けられたことは公然の秘密と聞いたことがあります。
 政治家や新聞記者などの言動が、「えっ、どう考えても、そんなことをしたら、言ったら、日本の国益を損なうだろう」と思うことがときどきありますが、その背景には何らかのトラップがあったのかもしれません。毒まんじゅうを食べたらダメですね。

中共大会を100倍楽しむ予備知識

 11月に開催と思っていた中国共産党第19回大会ですが、比較的順調に準備が進んでいるようで、10月18日からと正式に発表されました。ただ、最終的な人事態勢はまだ流動的なところもあるようです。
 そして、今日の写真ですが、中央は“プーさん”こと、中共中央軍事委員会主席の習近平さんで、解放軍90周年軍事パレードを内モンゴル自治区の演習場で実施したときのものです。世界一、軍服の似合わない指導者ですね。ちなみに、中国の検索サイトでプーさんと打ち込んでも、結果は表示されません。
 さて、今日のタイトルは大袈裟で申し訳ありません。“知ったかぶり”はとても良くありません。その厳しい自己批判を前提にポイントというか、この党の基本を何点かお示しします。
●このお国の憲法にはすべてを共産党が指導すると書いてあります。総理(首相)もいますし、政府(国務院)もありますが、その重要決定はそれぞれの部(省)の中にある党組(グループ)が決めています。例えば、いつもテレビに登場する外務大臣の王毅さんには何の力もありません。余談ですが、本当はこの人は日本が大好きです。
●法治国家だそうですが、政府(地方自治体も含む)、国会、裁判所、検察、軍隊&警察なども全部が党の支配下にあり、犯罪人を逮捕するか、起訴するかどうか、量刑をどのくらいにするかなどは党が決めています。これらの組織の中にもまんべんなく党組があります。
●日本では“国会に相当”と報道される全国人民代表大会ですが、相当どころか、党が決めたものを追認するだけで、毎年3月の大会は地方から集まる代議員の首都観光旅行になっています。また、それ自体の存在意義がまったくない、政治協商会議はあってもなくても良い機関で、まるで盲腸みたいです。
●人民に銃口を向け、戦車で踏み潰す不思議な軍隊の人民解放軍ですが、共産党直属の私兵です。人民から党とその指導者を守るためにあります。国家としての中央軍事委員会もありますが、何の権限もなく、国防部も同様ですし、お馴染みの武装警察も党の指揮下にあります。
●共産党員は9千万人くらいいるそうですが、一般党員から総書記まで汚職など、先進国では間違いなく罪に問われることをしていない党員は一人もいません。私腹を肥やすことが大切です。ですから、中央規律検査委員会(地方や軍内部も同じ)が狙いを定めて摘発しようと思えば、もれなくその対象とすることが可能です。
●13億だか14億だかの国民の皆さんは、当の党員も含めて中国共産党を誰も信用していません。でも、人権とか、宗教の自由とか特に言わず、賄賂の準備さえしておけば、都市部ではそれなりの生活を営むことが可能です。
 だいたい以上ですが、それを踏まえて、新聞記事などをご覧いただければ幸いです。なお、前海軍司令官、前統合参謀部参謀長などが身柄拘束されたようです。軍隊内の江沢民派に続いて胡錦濤派の粛清も始まったのでしょうか。中国では主要な軍人さんは例外なく共産党員ですが、それはそれで大変です。最後に余談ですが、読売新聞の中南海からの情報網は凄いの一言です。