意外に支持が多いマクロンさんの発言

 ヨーロッパではイギリスがEUから脱退し、ドイツも長い間に渡って首相を務めたメルケルさんが一線を引き、何となくフランスが相対的に影響力を増しているように感じています。そんな政治環境で、3カ月後に大統領選挙が行われます。

 もちろん、フランスの大統領はフランスの国民が決めることですが、前述のような事情もあり、我が国も無関心ではいられません。極めて個人的ですが、1回目で現職が勝利することを願っています。これは日本にとってという意味です。

 それで、マクロンさんと言えば、我が国ではワクチン未接種者に対する発言、例えば、「うんざりさせる措置をとる」などが注目されています。どのように“うんざり”させるのか分かりませんが、多分、接種を義務化することでしょう。

 そして、この発言に対して彼の国では10万人単位のデモが行われていたり、左派やリベラルから大きな批判が起こったりしています。しかし、彼は撤回するどころか、「一部の国民(未接種者)が自由に振る舞い無責任になるならば、それこそ国の分断だ」と厳しく批判しています。

 日本ではちょっと考えにくいのですが、大統領選挙を目前に控えてこの強気の発言の源はどこにあるのでしょうか。これも推測ですが、あまり表に出ない、報道されないものの、実は少なくない国民がこれを支持しているような気がします。

 先日もフランスのテレビ局の取材に病院の看護師さんが、「身体的理由ではない人がワクチンを打たずに感染して、それを私たちが看護しなければならないって不公平です」と怒っていました。多くの国民にも同じような思いがあるのでしょう。

 翻って、日本では幸いにしてこのようなことは起こっていません。ワクチン接種はG7ではトップですし、マスクを着けない人もいることはいますが、着用率が9割超であり、これも世界で最上位クラスです。しかも、どちらとも強制ではありません。

 今後の感染がどのようになるのか見通すことは困難ですが、それでも桁違いに少ない感染者数などを考えれば、著しく悲観的になる必要もないと思います。そのためにも、マスク、手指消毒、換気を維持し、3回目の接種を待つことが大切でしょう。

イスラエルは4回目の接種ですが‥‥

 イスラエルでは先日から60歳以上の人たちや医療従事者に対しても4回目のワクチン接種が始まりました。このことは世界的に報道されているようですし、接種会場での様子も伝えられています。映像を見る限りではちゃんとマスクを着けています。

 それでは、この国の感染状況はどうなっているのでしょうか。直近の1月6日は約2万人で、昨年末から急激に拡大しています。ちなみに、イスラエルの人口は我が国の約14分の1ですから、日本に置き換えると一日あたり約28万人となります。

 これだけでも、すごい数なのですが、ワクチンの接種率はどうなっているでしょうか。様々な意味で安全保障に力を入れている国ですからさぞかし高いと思っていたのですが、2回の接種が完了した割合は約65%ですので、まだまだという感じです。(日本は約79%)

 一方、ワクチン接種と同様にマスク着用が極めて有効なCOVID-19感染対策であることは間違いないのですが、イスラエルのそれは写真のようにとてもいい加減です。これは最近のエルサレムのマーケットが賑わっている光景ですが、日本ではありえないことでしょう。

 ところで、顧問先の総合病院で入院しているCOVID-19患者さんに責任者として長期間、対応している医師に聞いてみたのですが、感染の9割くらいは飛沫が原因だそうです。臨床の最前線で多くの患者を診ているので、そのとおりであると思います。

 つまり、イスラエルと日本を単純に比較するのではありませんが、ワクチンだけに頼っているといつまで経っても、感染の状況は改善しないような気がします。追加接種はとても大切だと思いますが、同時にマスク着用などを怠ってはいけないと感じています。

 そして、何度も繰り返して恐縮ですが、ウレタンマスクではなく、不織布のそれがマストです。オミクロン株についてはいろいろなことが言われていますが、だからこそ、心穏やかに3回目の接種を待ちましょう。国も自治体も一所懸命にやってくれています。

 また、2回の接種が終わっていない方々は今からでも遅くありませんから、お住いの自治体から情報を得て、接種してください。逆に言えば、マスクだけでは感染は防げません。マスク、手指消毒、換気とワクチン接種の組み合わせに勝る対策はないでしょう。

河北博文理事長の年頭所感

 私が顧問を務めている「社会医療法人・河北医療財団」理事長の河北博文さんが財団広報誌「かわぴたる」に寄せた年頭所感を紹介します。ぞの全文は文末のリンクからご覧いただけます。

【年頭所感「言葉の重み」】
新年おめでとうございます。
約2年に渡って人間社会に大きな影響を及ぼしてきた今日のコロナ感染症は様々な変異株が出現してきました。これは人間の英知への挑戦です。科学技術の発展以上に、しっかりとした生活様式、そして心の持ちようが試されています。その中で、皆様が健やかで幸せな時を過ごせるように願っています。
(ここで財団の理念と目的を記されています)
理念 社会文化を背景とし 地球環境と調和した よりよい医療への挑戦
目的 質の高い恕(おもいやり)のある医療を行うとともに地域の健康向上に寄与する
(次に上述の理念と目的の意味するところと制定の経過が述べられ、以下に続きます)
翻って、2024年の末には総合病院が新病院に生まれ変わります。
新病院は建物の価値とともに、医療に対する私たちの心を込めていきたいと思っています。
また同時に、職員一人ひとりにとって、河北医療財団で仕事をしていることが幸せを感じることのできる場にしていきたいと強く思っています。今から約3年後になりますが、その間、再度、全職員とともに理念・目的を熟考・熟慮していきたいと考えます。地域の皆さまにもぜひこれらの考えが浸透していくことを望んでいます。
また、電子カルテを中心としたデジタルトランスフォーメーション(DX)を高度に取り入れていく所存です。
皆さまのご期待に沿う計画と実現を図ってまいります。
ご支援を心から期待するものです。
(全文はこちらををクリックしてご覧ください https://kawakita.or.jp/20211225-2/

オミクロン株の拡大と無料PCR検査

 私は今日まで人生をまあまあ楽観的に生きてきましたが、残念ながら、COVID-19の世界的流行はまだまだ続き、少なくても今年中に収束を期待するのは難しそうになってきました。悔しいことに現実を注視すれば、それを避けることはできませんし、とても個人的なことですが、年内の台湾行きはほぼ諦めました。

 もちろん、我が国は欧米先進国と比較して、重症者にしても、死者にしても、その理由ははっきりとは分からないものの、桁違いに少ないというアドバンテージはありますが、オミクロンという新株の出現により、将来が見通せなくなっていますし、オミクロンが最後株という保証もありません。

 特に世間ではブレイクスルーと呼ばれている、ワクチンを2回接種しても感染してしまうケースが増えてきていますし、政府や自治体も頑張ってくれているのですが、3回目の接種の日程が医療従事者や高齢者は何とか大丈夫と思われるものの、それ以外の64歳以下の人たちついては供給体制が心配です。

 また、上述の欧米では連日の報道のとおり、「それって1週間の合計だよね」と思ってしまうほど、1日の感染者が10万人超えとか40万人超えになっています。重症化率はデルタ株に比べて低いとも言われていますが、分母が急増すれば当然、重症者や死者もある程度、それに比例して増加してくるでしょう。

 さらに中国共産党は東京都とほぼ同じ人口を抱える陝西省の省都・西安市を完全ロックアウトしてしまいました。中共はご存知のように徹底したゼロコロナ政策を行っていますが、一昨年の武漢市を上回る厳しい措置を実施しなければならないほど、事態は深刻なのでしょう。この国で他都市に飛び火すると大変なことになります。

 さて、きょうのタイトルですが、全国の都道府県(すべてではありません)では、それまでの無料PCR・抗原定性検査の対象者を「健康上の理由によりワクチン接種が受けられない人」から「それに加えて感染不安を感じている人」に変更しました。その間、わずかに数日間でしたから、けっこう急な判断でした。

 そして、このことにより、PCR検査などが実質的に一定の条件はあるものの、「いつでも・誰でも・何度でも」受けることが可能になったわけです。年末年始に人々の移動や交流が盛んになるということもあるでしょうが、それだけ、オミクロン株の深刻さを象徴しているようにも思えるのです。

 ただ、この検査についてはちょっと心配なこともあります。まず、検査の結果、「陽性と疑われる」となっても、(一例として)木下グループやウエルシア薬局はそれを保健所に通知することはありません。これが医療機関で検査した場合は、必ず保健所に報告しなければなりません。

 つまり、陽性と疑われるとなっても、本人が確定診断のためにクリニックや病院を訪れたかどうかは誰も確認できないのです。検査申込書(東京都のホームページからダウンロードできますので、事前に記入しておきましょう)には確認事項として、「陽性の場合は医療機関を受診します」と同意することになっていますが、これがどれだけ担保されるのか不安です。

 それから、その用紙には、「PCR検査の陰性有効期間は3日間」「抗原定性検査は1日間」となっていますが、検査の段階で陰性でもその日の夜に、「良かった!じゃ~、みんなで飲みに行くか」となり、多人数で興が乗って大声で飛沫を出しながら騒いだら、本当に大丈夫なのでしょうか。

 何だか冒頭の楽観的が悲観的になってしまいましたが、もともと、会食やイベント参加に身体的理由でワクチン接種ができない方々が差別受けないようにするための制度でした。感染の不安を除去するには良い仕組みではありますが、あくまでも、基本はワクチン接種とマスク、手指洗い、換気などです。

 身体的理由でワクチン未接種の人はそれ故に日常的行動をさらに気をつけていらっしゃるようです。私たちはそのことも頭に置きながら、日ごろの行いを律していかなければならないと思います。先日、赤坂のお店に行ったとき、途中の窓越しに見た居酒屋さんの風景には大袈裟かも知れませんが、怖いものを感じました。

 なお、写真の木下グループの検査センターでの公費負担ですが、1件あたり、検査費用と送料を含んだ仕入額が8千5百円を上限とし、これに各種経費が均一で3千円が加算されたものが合計金額となります。ちなみに、ここの看板にはPCR検査は2300円と書かれていますので、一般検査と無料検査では経費面では逆転現象が発生しているようです。

 いずれにしても、COVID-19には罹らないことがいちばんです。確かに重症化率は少ないと言っても、現在の制度では罹患してしまえば、何かと厄介なことばかりです。2類扱いを5類にダウンすることはかなり先まで考え難くいですから、繰り返しで恐縮ですが、ワクチンがなかったころを思い出し、基本の徹底をさらに徹底しましょう。

今年こそ良い年になりますように

 新年、おめでとうございます。昨年はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。あらためて振り返ってみると、一昨年同様、COVID-19のことが日常会話のかなりの部分を占めていたと思います。もう、あれから2年近くになろうとしていますが、収束にはあと数年は必要な気がします。

 そして、今年こそは少しでも良い年になるよう願っていますが、悲観的にはなりたくないものの、様々な隘路が待ち受けているようにも思います。私たちには「ワクチン」という強力な味方が登場して闘ってくれていますが、逆にオミクロンという手強い敵も世界で波状攻撃を仕掛けています。

 日本人は真面目で勤勉です。その理由ははっきりしないものの、感染者や死者の数が欧米先進国と比べても桁違いに少ないことも事実です。マスク、手指洗い、換気、そして、大切なワクチン接種など、基本の徹底がもっとも重要なことであると確信しています。今年もよろしくお願いします。

忘年会はたったの1回だけでした

 きょうの写真は一昨日に撮ったものですが、12月中のいわゆる忘年会は私の不注意もあり、結局はこの1回だけになってしまいました。友だちがだんだん少なくなってしまうような気がします。

 その不注意とは風邪を引いてしまい、熱が出てしまったことなどです。もちろん、高熱ではないのですが、入店するときの検温で、友人たちに迷惑を掛けてしまうので、自主辞退しました。

 もちろん、COVID-19ではなかったのですが、この時期、お互いに気まずい雰囲気になってしまっては、せっかくの忘年会が台無しになってしまいます。自分で言うのも恐縮ですが、このような判断は大切だと思います。

 また、今回、利用させていただいたお店は赤坂でしたが、中に入るにはインターホンで女将さんを呼び出してドアを開けてもらうという、ちょっと変わった仕組みになっていました。

 それから、インターネットで検索しても、まったくヒットしないのには驚きましたし、ストリートビューでも発見できませんでした。この時代、むしろ新鮮に感じるのも不思議ですね。(諸般の事情で店内写真はありません)

 なお、素敵な手ぬぐいがありますが、これはお店からいただいたものです。あと、余談ですが、ここに到着するまでの間、ガラス越しに店内が見えるいくつかの居酒屋さんなどがありました。

 店内はかなり混雑していて、いかにも換気が悪そうでした。ちょっと神経質かもしれませんが、新株のウイルスのこともあり、この先、近日中に数百人の陽性者が東京で出てくるように感じました。

思わず着けたくなる台湾からのマスク

 台湾から送ってもらっているマスクですが、もう何回目になったでしょうか。飛行機便や税関のこともありますが、そのすべてが一つの間違いもなく届いています。しかも、色や柄が異なっていても、全部が医療用不織布マスクなので、とても安心して使えます。くどいようですが、飛沫を出すことも吸うことも極めて効果の薄いウレタンマスクではなく、どうせなら、国内では価格も安定していますし、不織布マスクを着用しましょう。

 そして、今回は割高にはなるのですが、キャラクターものや素敵なデザインのものを購入しました。タイトルのとおり、「思わず着けたくなる」ということですし、ドラえもんの2種類は可愛いですね。また、ワンちゃんや新年、冬バージョンも同様です。なお、前回に大量発注したパープル系のものはピンクがとりわけ好評だったので、この色だけ追加しました。COVID-19はなかなか先が読めません。マスクでのおしゃれは難しいですが、少しの工夫で楽しくなりますよ。

接種証明書アプリの設定は超簡単

 昨日から日本政府が公式に提供する「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」の配布・運用がスタートしました。私も早速、午前10時前にインストールしましたが、日本国内用と海外用のデジタル接種証明書を問題なく入手でしました。時間にして5分もかからなかったです。アプリをダウンロードする前に、マイナンバーカードとパスポートを事前に準備しておきましょう(無いとインストールできませんが)。あと、マイナンバーカード作成時に登録した4桁の暗証番号が必要で、これを忘れていると前に進めません。

 それで、2枚の証明書がありますが、これはインストールの過程で、まず、国内用を入手して、その後に海外用を追加したためですが、同時にもできますので、そのほうがいいと思います。結局は左側は表示されなくなり、右側に統一されました。多分ですが、国内用しか必要ない人のためにこのような仕様になっていると思われます。

 それから、国内用の証明書の下にアプリアイコンがありますが、これがこの公式接種証明書のものです。また、その隣の二次元コードはそれぞれの証明書をクリックすると出てくるもので、その下部には思いっ切り個人情報が表示されます(ワクチンの種類、接種年月日、ロット番号、国籍、旅券番号など)。ですから、これはダミーです。ちなみに、これを読み取るとウィキペディアのホームページに飛びます。どちらも、参考のために合成したものですので、実際にはこの画面は表れません。

 また、今回のインストール完了後、東京都の「TOKTOワクション」のアプリは削除しました。もともと、東京都独自のものでしたし、使い勝手も博報堂さんには申し訳ないのですが、あまり良くなかったです。しかし、この政府公認アプリとは別の面で利用する人たちはいるでしょうから、それはそれでいいのでしょう。いずれにしても、まだまだ収束が見えてこないCOVID-19ですから、この日本政府公認接種証明書に大いに期待しています。なお、杉並区には不具合はありませんでした。

637日ぶりの東京脱出~氷川神社編

 先日は電車に乗って荒川を渡り、東京を出たことをお伝えしましたが、その目的地は武蔵一宮氷川神社でした。ずっと行きたかったところですが、諸般の事情によりそれが叶いませんでした。電車とここを組み合わせ、お天気も最高で、シャツ姿でも爽やかな関東地方小さな旅となりました。

 また、距離的にも時間的にもちょうどよく、いつも同じように昼食なし、休憩なしで、大宮駅から現地までは歩きましたが、思っていたより参道が長かったのにはちょっと驚きました。この神社は明治大帝と関係が深いようですし、なかなか格も高いのでしょう。

 それから、参拝後は隣接する日本庭園の紅葉を楽しむことができ、すごくお得な気分になりました。結婚する(した?)ご両人が和服で写真を撮ってもらっていて、「おめでとうございます」と申し上げたら、声を合わせるように、「ありがとうございます」と言われました。お幸せに。

 ところで、駅から続く大きな商店街には地元のサッカーチーム「アルディージャ」のシンボルのリスさんとフラッグがありました。私の周りには浦和レッズのファンしかいないのですが、ここでも、お馴染みのネタである大宮vs浦和の戦いがあるのでしょうか。参道沿いにはオフィシャルショップもありました。

637日ぶりの東京脱出~電車編

 「脱出」と言っても、東京が嫌になったわけではなく、私の身体の鉄分が極端に減少していることを知って、その補給をするために電車に乗ってきました。その結果、埼玉との県境を超えてしまったのです。昨年4月に水戸の偕楽園に行ってから、タイトルのように実に637日ぶりのことになりました。

 それで、目的地を大宮駅と定め、湘南新宿ラインを利用しようと思いましたが、新宿駅のホームに上がると3番線に埼京線の大宮行きが発車間際で、乗務員(運転手)さんにお聞きしたら、「大宮までいちばん早く着きますよ」と教えてくれました。しかも、前面展望ができる立席スペースが空いていたのです。

 こうなれば、もう別の選択肢はありません。42分間も何のそのというか、ウキウキ気分で乗車となり、池袋までは左側の山手線はもちろん、反対側からはりんかい線、埼京線、湘南新宿ラインと次々に電車がやって来ましたし、板橋駅構内では新しい3本の留置線も見ることができて、この段階で大満足でした。

 それから、王子駅に近づいてきたら、駅に前を走る電車が止まっていました。車内案内では車両点検を言っていましたが、何と!その距離が100mほどだったことに驚きました。京急もびっくりの光景でしたが、これにも大いに感激してしまいました。幸いにして電車もすぐに発車したので良かったです。

 そして、赤羽駅を過ぎると東北・上越・北陸新幹線と並んで走りますが、大宮まで数多くの新幹線の疾走を見ることができました。また、浮間舟渡駅から荒川を渡ったとき、「小池さん、県境を超えてしまってすみません」と心の中で真面目に謝りました。謙虚な姿勢が大切ですね。

 あと、この電車の乗務員さんはとても元気がよく、対向電車の乗務員さん、駅員さん、保線員さんたちに右手を上げて、「やってるかい!」というポーズで挨拶をしていました。これだけでも、私の鉄分は急速に補填されましたが、最近のJR東の社員さんたちは何かからの呪縛が解けたように明るいですね。

 なお、帰りは趣を変えて、大宮駅から湘南新宿ラインに乗りました。ここでも、前面展望お一人様限定スペースを確保でき、鉄分が溢れてきそうでした。あと、新宿駅と大宮駅のホームからの写真が2枚ありますが、どちらも、すごく気に入っている風景です。次回は氷川神社参拝のことをお伝えします。

自治体の職員さんも頑張っている!

 ここに来て、COVID-19がなければまず聞くことのなかった「オミクロン」という名前の変種株が出てきました。詳しいことは専門家の皆さんが懸命に調べてくれていますので、あと10日間くらいで判明すると思いますが、もうご近所まで来ていると思っていたほうが良さそうです。

 さて、杉並区で2回の接種が完了した対象年齢者全員に対する比率が1週間ほど前、8割を超えました。東京都全体では75%弱、全国では76%強というところですから、競争しているわけではないものの、ほかの自治体と比べてもとても優秀な接種率と思います。

 それで、はっきりとは覚えていないのですが、全国の区市町村が第1回目の接種に向けて準備をしていたとき、杉並区では目標値として6割程度を見込んでいたと思います。このころは「集団免疫獲得」にはそのくらいの数字が指摘されていましたので、その判断も間違っていなかったでしょう。

 ただ、その後の事情はご承知のとおり、様々な新しい種類の変異ウイルスが出現して、その度にクリアーすべき割合が高くなってきています。もっとも、どのラインを超えれば集団免疫が獲得できるのかは分かっておらず、まだまだ、未知のウイルスとの戦いでもあります。

 そんな経過の中で、もちろん、杉並区だけではありませんが、自治体職員が本当に頑張ってくれていると感じています。もともと、基礎的自治体である市町村は医療政策に関わることはほとんどありませんでしたし、そのための予算や人員も用意はしていませんでした。それは都道府県の仕事だったからです。

 ところが、文字どおりの緊急(非常)事態が発生し、ワクチン接種を始めとしてかなりの部分のCOVID-19対策を市町村が担わなければならなくなりました。お金のことは政府が比較的気前よく出しましたので、それほどの問題はありませんでしたが、各自治体とも人員の確保や配置には相当、頭を悩ませていました。

 しかし、感染が拡大していった当初は批判も多く寄せされましたが、現在までの大切なミッションはほぼやり残すことなく行い、今後も心配の材料はあるものの、隘路はそれほどないと思います。よくここまでやってくれたと感謝していますし、もうひと頑張りのことも必ずやってくれるでしょう。

 私は医療財団の顧問をさせていただいていますし、過去においては区議会議員を22年間、務めさせていただきました。ですから、生意気な表現ですが、ある程度はそれぞれの現場のことを知っているつもりです。その視点で見回すと、医療従事者だけではなく、自治体の職員も奮闘努力の連続だったでしょう。

 この厄介なウイルスはまだまだ予断を許しませんが、区役所や市役所で働いている皆さんへの感謝の気持を忘れないようにしたいと私は思っています。少なくても、3回目のワクチン接種については、その量の確保や態勢について個人が心配する必要はないでしょう。(写真は杉並区役所と田中良区長)

英国の挑戦・韓国の憂鬱とオミクロン株

 グラフはきょう現在の最新のものですが、日本のCOVID-19ワクチン接種完了者の割合が世界で3番目になりました。これは本当にすごいことで、マスコミや一部の野党は、「後手だ!後手だ!」と騒いでいましたが、政府や自治体、医療機関の懸命な努力はもちろんのこと、国民の皆さんの意識の高さが、誤魔化しようのない数字に表れていることは間違いないでしょう。

 これから、年末年始に向けて3回目の接種が始まりますが、忘れてならないのはまだ1回の接種さえしていない人たちが少なからずいることです。何らかの疾患があり、接種できない人以外はその機会もかなり狭まってきますので、できるだけ、年内に2回の接種を終わってもらいたいです。それがご自身も周りの方々も救うのですから、上から目線で恐縮ですがお願いします。

 ただ、ここに来て、世界の情勢は再び厳しくなってきました。逆に言えば、どうしてほぼ我が国だけの感染者数が落ち着いているということですが、その理由を明確に説明できる人は誰もいません。つまり、日本も欧米や韓国のようになってしまう可能性はこれまた、誰も否定できません。もう、耳たこですが、不織布マスク、寒いけど換気などのさらなる徹底しかないのでしょう。

 それで、英国ですが、ほかの欧米諸国とは違った対策を続行中です。この国では首相や政府関係者はワクチン接種を進めながら、かつて取り組もうとした集団免疫獲得を目指しているようです。当時は失敗したのですが、ワクチンがここまで広がってくると、あとは基本的に何もやらないというやり方も失礼ながら、成功するのかどうか、すごく関心があります。

 しかし、ここ数日で名前を聞くようになった「オミクロン」なる新種株が猛威を振るうようになると、さすがの英国も何らかの対応をしなければならなくなるでしょう。とにかく、アメリカのニューヨーク州では非常事態が宣言されましたし、いたずらに恐怖感を煽るのはご法度ですが、日本も含めて世界中がかなりの緊張感を持ち始めていることは事実です。

 なお、新しいオミクロン株に感染拡大を警戒して、英国ではレストランなど店舗内部や公共交通機関でのマスク着用を3週間の期間限定で義務化したようです。同時に3回目の接種を急ぐように国民に呼びかけました。私たち日本人が思っている以上にこの新種株は深刻である可能性はありますし、結局は英国も基本路線を修正しなければならなくなってしまいました。

 同時にあれだけ猛威を振るった「デルタ株」の名前を聞くことは最近になって激減しています。一時は最後通牒のごとく突きつけられ、世界を恐怖のどん底に陥れたのに、まるで消えてしまったかのように静かになっています。この新種株はこれからどのようになるのでしょうか。個人的にはあまり心配し過ぎても、その逆でも良くないように思います。

 それから、韓国の感染の拡大は英国と異なり、重傷者や死者の数も最悪になっています。この国は我が国以上にマスクはきちんと着けていますし、接種率も世界第2位です。こうなると、「???」となってしますが、もしかしたら、接種しているワクチンの種類に問題があるのかもと思いますが、医師でもない私が余計なことを言うのはこのくらいにしておきます。

 ちなみに、医師である友人は、「韓国はファイザー、モデルナ、アストラゼネカ以外にもJ&Jの『ヤンセン』(1回接種で完了))というワクチンも使っている。その割合は5%くらいのようだが、これとブレイクスルー感染との関係は調べる必要があるだろう」と言っていましたし、関連性は不明ですが、フランスの3回目の接種ではこのワクチンとAZが外されています。

 また、ワクチンの接種率が大きく感染者、重傷者や死者の数を抑えていることは事実ですが、台湾では頑張っているものの、それはまだ5割ほどです。一方、国民全員が一歩外に出れば、マスクを着用していますし、感染者は全国でゼロか数人です。こうなってくると、ますます分からなくなってきますが、だからこそ、繰り返して申し上げているように、「基本の徹底」しかないのでしょう。

 街に賑わいが戻り、仲間と会うことができるようになったのは素敵なことなのですが、免疫学者である宮坂昌之先生が言われているように、「人のふり見て我がふり直せ」の気構えがもっとも大切に思えるのです。一人ひとりが感性を研ぎ澄ませ、危ないと思ったら躊躇なく撤収することでしょう。お付き合いも絆も必要ですが、少なくても物理的な距離はしばらくの間、保っていたほうが良さそうです。

2回接種とマスク着用をさらに進めよう!

 COVID-19ワクチン接種の指標は様々なものがありますが、私はNHKが提供している「特設サイト 新型コロナウイルス」にある数字を参考にしています。もちろん、国内の感染者数や都道府県別のワクチン接種率も大切ですが、世界各国のそれと比較してみることも同じくだと思っています。

 それで、我が国の感染者については原因は特定できないものの、減少傾向になっています。ちょっと前まで東京都では一日数千人だったものが、20人以下になっています。年末年始に向けて不安要素は少なくないものの、前の波を上回ることはないような気がしますが、油断しなければが大前提です。

 また、ワクチン接種完了者の割合も世界の先進国と同様かその上を行っていますし、以前はマスコミが絶賛していたアメリカやドイツなどはとっくに追い抜いていますが、ドイツ、オランダ、オーストリアなどの悲惨な現状は接種をしていない人たちに感染が広がっているからで、この現実は我が国も重く受け止めなければならないでしょう。

 これらの国々では未接種者は一部の例外を除いて外出禁止など、日本では考えられない厳しい措置が、これまた我が国のように要請やお願いではなく、強制力を持って実行されていますし、ワクチンパスポートがなければ入店できないレストランなども当たり前のことになっています。

 ですので、各国は3回目の接種も始めていますが、それと並行して未接種者への勧奨を盛んに行っていてます。ここから感染が広がっていることを考えれば当然のことでしょうし、前述したように、海の向こうのどこかの国の出来事では済まさせません。逆に言えば、2回接種者の感染はそれほど恐れることはないということです。

 つまり、3回目の接種も進めると同時に、現在の総接種率は約75%、12歳以上の国民の四分の三ですから、これを年末までに8割に引き上げることが、何らかの身体的疾患で接種できない人たちを集団免疫で守ることにつながると思うのです。そのことは我が国では十分に実現可能でしょう。

 一方、マスクの着用についてはどこを調べても、国別の着用率などはありませんが、少なくても私たちは自分の国のそれは日常生活やテレビの画像で承知しています。それでは、諸外国のそれですが、私はYouTubeを観ることによっておおよそのことは理解しています。

 それは世界各国の主要都市のイベントや散歩の動画を観ることです。例えば、「ニューヨーク 散歩 4K」で検索すれば、何本もの最新の動画のサムネイルが表示され、あとはクリックして街の風景を楽しみながら、どのくらいの割合でマスクを着けているのかを調べるというよりも、だいたいのところを把握します。

 あとは「ニューヨーク」を「パリ」にしたり、「ミュンヘン」にしたり、「マドリッド」にすればOKです。なお、日本語をGoogle先生に各国の言葉を翻訳してもらった文字で検索すれば、より確度の高い動画を鑑賞することが可能です。これって、けっこう面白いですよ。

 なお、きょうの背景写真ですが、少し前の英国ロンドンの観光地の風景です。3密の飽和状態、マスクしている人はほとんどいないなのですが、イギリスはむしろそれを推奨しています。この実証実験がどのような結果になるのか気になりますが、日本のマスク着用率は一部の人たちを除いて、高い水準でしょう。

 ただ、これはちょっと大袈裟ですが、「一度だけの人生をどう生きるのか」みたいな価値観の違いがありますから、どちらがいいとか悪いとか判断するのは難しいと思います。しかし、感染者や重傷者、そして、死者の人口あたりの数を比べれば間違いなく、日本のCOVID-19対策は成功したグループに入っていると思います。

 いずれにしても、我が国では64歳以下の接種完了率は約63%なので、この年代ではまだ4割近くの人が2回の接種が終わっていません(1回だけでも約35%が未接種)。さらに、各自治体はすでに3回目の接種の準備を始めていて、まったくできなくなるのではないものの、これから1回目の接種ができる場所や時間の幅は次第に狭まっていきます。

 第6波が来るのか、来たとすればどのくらいの規模なのか、明快に答えられる人はいませんが、今後、どれだけの人たちが新たに1回目、2回目のワクチンを打つことができるのか、不織布マスクを嫌がることなく着けることができるのか、このあたりが鍵になることは間違いなさそうです。

 すなわち、視点を変えれば、2回接種が終わっていない人がマスクを着けないで、涼しい顔で街中に繰り出し、飲食店などで大きな声で会話をすることをもっとも警戒しなければなりません。そうはならないと思いますが、こんな光景があちこちで発生すると6回目の波の高さも心配になります。

 10歳代(12歳から)では35%、20歳代では30%の人たちが未だに接種を終えていませんし、微増にはなるでしょうが、この年代の接種率が年末年始に向けて急増するとは思えないのです。そして、3回目の接種が本格的に始まる前に感染が急拡大する可能性は捨てきれません。事実、欧州や韓国ではそうなっているのです。

 また、忘年会や新年会は一昨年までのレベルに戻らないでしょうが、件数が増えることは確実でしょう。私は物事を悲観的に捉えたくありませんが、愉快な仲間たちと懇親するとき、街中を移動するときなどは、周りをよく見回して、ちょっとでも危ないと感じたときは撤収したほうがいいような気がします。最終的には自らの安全は自らが守るしかないと思います。

大曲貴夫先生と「with・afterコロナ」トーク

 社会医療法人・河北医療財団では毎年この時期に「around 杉並健康ライフ」を開催しています。地域にお住まいの皆さんと一緒にに医療や健康を考えていこうというイベントで、今年は13回目になります。ただ、COVID-19対策として、昨年と今年は大幅に企画を変更して行っています。

 今年は国立国際医療研究センター・国際感染症センター長の大曲貴夫先生をお迎えして、財団のメンバーとトークイベントが行われました。先生は前述のお仕事のほか、東京都の新型コロナウイルス感染症の医療アドバイザーをされていて、毎週のようにテレビでもその議論の様子が紹介されています。

 それで、その動画は今月30日にYouTube(河北チャンネル)で配信予定ですが、タイトルは、「with・afterコロナ~私たちの生活はどう変わったのか・今後どうなるのか」のテーマでの収録でした。これに資料なども分かりやすく挿入して、前述の日程で公開予定です。

 また、当日の演者は写真左から、健康生活支援センター長の岡井隆広さん、財団理事長の河北博文さん、大曲先生、河北医療財団看護統括の永池京子さんで、会場はこれらの方々と限られたスタッフのみでした。門脇は皆さんの邪魔にならないように見学させてもらっています。

 それから、換気やマスク着用などは当然ですが、しっかり行われており、対談では仕切り板が、私と大曲先生や河北理事長とのツーショットもほぼ瞬間的にマスクを外して写しています。そして、大曲先生はとても優しいお人柄といつも感じていますが、このような方が第一線におられることはありがたいことです。

 

孫たちも「ソーシャルディスタンス」?

 偶然なのでしょうが、次男夫婦の3人の子供たち、私たち夫婦の孫たちですが、どこかの公園で、お互いに距離を保って座っています。ママが撮ったのですが、何となくほのぼのした光景ですね。
 この孫たちは我が家に入ってくると、「ただいま!」「おかえり!」となるのですが、まずは手洗い、または消毒液でシュシュすることが習慣になっています。これからも、それが継続しいくのでしょう。

マスクが日本と台湾を救っている(第7弾)

 台湾(中華民国)のCOVID-19ワクチン2回接種率は概ね3割ですが、全国(人口は約2千3百万人)の感染者はわずかに数人です。それでも、「外に出ればマスク」が法律で義務付けられていて、違反したときには罰金(最高で約6万円)が課せられています。

 一方、我が国ですが、ご承知のとおり、7割を超えましたし、今年中には8割の大台に乗る可能性もあります。今後の予測は難しいのですが、医師たちと話していると、過去のような大きな波はないようにも思えます。もちろん、調子に乗るとイスラエルや英国のようになってしまうでしょう。

 それで、日本と台湾の共通点はやはりマスクの着用です。台湾も夜市などではかなりにぎわってきていますが、不織布マスクをほぼ全員が着けていますし、日本もこれだけ感染者が減少しても、法律により処罰されなくても、ほとんどの人たちが街中でマスクを同じく着けています。

 そして、そんなこともあるので、台湾から第7弾のマスクを送ってもらいました。今回はけっこうなパワー発注だったので、箱もご覧のように大きいものになっています。新しい色としては手前のオレンジと赤ですが、目に刺さるのような鮮やかなものです。それと、いちばんの人気はピンクです。納得。

日医前会長・横倉義武先生の近著

 前の日本医師会会長の横倉義武先生が岩波書店から「新型コロナと向かい合う~『かかりつけ医』からの提言」を上梓されました。先生は日医会長時代から、私が顧問をしている、社会医療法人・河北医療財団の理事を務められています。一般的にこのようなケースは極めて稀ではないかと思います。

 それで、このご著書は3章立てになっていて、第1章ではこれまでのコロナを巡る動きが時系列で述べられていますが、感染が収まっている現在、あらためての復習になりました。第2章はコロナに対する様々な提言が具体的に示されていて、今後の課題になるものが多いです。

 そして、私が個人的にもっとも関心があったのは第3章「かかりつけ医の果たす役割~感染症の教訓とともに考える~」です。実は上述の医療財団理事長の河北博文さんも過去からかかりつけ医(やや異なるのですが「家庭医」も同様)の大切さを繰り返し言われています。

 彼は研修医の半分くらいは家庭医に進んでもらいたいと説いていますが、現実にはなかなかそうはなっていません。今回のCOVID-19対応、とりわけ、ワクチン接種は何とか乗り切りましたが、患者さんに寄り添う家庭医がもっともっと多ければ、よりスムーズに行われたと思います。何事も課題が多いですね。

 なお、横倉先生の背景は新しく工事が始まる河北総合病院の敷地です。試掘調査をしたら遺跡が発見されたので、発掘調査を行っています。来年の2月末までだそうですが、工事日程には影響はないようです。特に遺跡に興味があるのではありませんが、今度、何が出てきたのか聞いてみようと思っています。

世界各国と日本のCOVID-19対策

 東京都では緊急事態宣言が解除されて3週間以上になりました。これによって、人々の行動様式がどのくらい変化しているのかは分かりませんが、少なくても、解除以前より厳しく自制しているということはないでしょう。毎日午後5時に発表される感染者数も目途とされる2週間がとっくに過ぎたのに再び増える傾向はありません。明らかに今までの感染増減とは異なってきているようです。

 そして、つい最近まで、「感染者がすごく増えているね。怖いよね~」と言っていたのが、「どうしてこんなに減っているんだろうか?」に変わっています。その「どうしてなのか?」に対する明確な回答は政府の専門家の先生方も様々に言われていますが、実は「よく分からない」のです。科学や医療が進んだ現代では何だかおかしなことですが、それが現実なのでしょう。

 もちろん、ワクチン接種がすごい勢いで進んできたこと、マスクや手指消毒などを大多数の国民の皆さんがとても真面目にやっていることが、その鍵になることに異論はないと思いますが、それにしてもある意味、不思議なことでもあります。過去においてはあのSARS(重症急性呼吸器症候群)が突然、消えたしまったことがありますが、COVID-19のように世界中に広がった感染症ではありませんでしたし、幸いにして日本は影響を受けることはありませんでした。

 それで、タイトルのように世界各国と比べて我が国のCOVID-19対策はどうだったのでしょうか。まず、前提として世界中でその対策に最初から成功した国は一つもありません。野党やマスコミは、「後手だ!後手だ!」とか「コロナ敗戦」とか叫んでいますが、それでは、「先手!先手!」でそれを継続できている国はあるのか、「コロナ勝利」をした国はあるのか、教えてもらいたいものです。政府を批判するのも中国共産党ではないですから自由ですが、もう少し、世界を見渡してもらいたいです。

 私は政府の対応を際立ててヨイショするものではありませんが、政局や自党や自社の政治方針の誘導に使うのはいかがなものかと思います。確かに、感染症専用病床や国産ワクチンの開発製造など、問題は少なくなかったですが、それも何とか、医療従事者の頑張りや国民の勤勉性などで乗り越えてきました。当初は「失敗だった!」と批判されたダイアモンド・プリンセス号への対処もほとんど何も分かっていない状況で、のちに世界からは「日本はよくやった!」と称賛されました。

 また、冒頭のワクチン接種についても同様で、初期には、「7月末までに高齢者接種を完了する」や「1日100万人接種」は不可能と指摘されていましたが、結果はやり抜きましたし、もう少しすると始まる3回目接種に使うワクチンの確保も目処がついていて、そのことの心配はありません。海外への支援もしっかりと行われていて、現在の日本は世界でももっともCOVID-19対応が進んでいる国家の一つであると言っても過言ではないでしょう。

 当然、これには国民の皆さんのご協力がとても大きいと思います。マスクは法律で決まっていなくても、緊急事態宣言が解除されても、とても多くの人たちが着けています。先日、地下鉄を乗り継いで母校まで行ったのですが、駅構内でも、電車内でもマスクなしはたったの一人でした。繰り返しますが、義務でもない、罰金もない状況で、こんなに真面目な国は日本だけです。それが嫌だと言う人たちもいますが、海外と違って圧倒的に少数です。

 それから、上でも述べたワクチン接種ですが、グラフ(※)にあるように、気がついてみれば、マスコミが絶賛していたアメリカを抜き、ドイツもイギリスもフランスも抜き去り、イタリアも時間の問題でしょう。トップの中国はどんな統計数字も信用なりませんが、シノファームやシノバックもそれなりに効果があることは間違いないようです。でも、COVID-19が発生したと言われている湖北省武漢市では未だに何人の犠牲者が出たのか明らかになっていません。

 一方、その数字の国内ですが、すでに高齢者への2回接種は9割を超えました。これにより、重症化や死亡の危機は著しく低下しましたし、全体でも7割までもうちょっとです。今年中には8割を超えるでしょう。デルタ株のことがありますので、安易な言い方は禁物ですが、友人の医師たちによれば、「集団免疫獲得」も見えてきたそうです。それと、国内メーカーの塩野義や第一三共のワクチン治験(臨床試験)も急ピッチで進んでいます。経口治療薬も期待が持てそうですが、実際に家庭で使えるようになるには時間がかかるでしょう。

 しかし、国産ワクチンも問題がないわけではありません。感染者が急激に減少したことにより、前述の製薬会社では治験をしてもらう人たちの数が足りなくなっていることです。減少は大いに歓迎ですが、将来のことを見通せば、ここのところは何とかしなければなりません。と思っていたら、事実上の認可を行う医薬品医療機器総合機構は治験の人数を一定の条件を付けて、数万人から3千人以上に引き下げたそうです。ちょっと心配なこともありますが、やむを得ないようにも思えます。

 それと、心配された副反応などの情報公開もきちんとされていました。感染者数や重傷者数、死亡者の数なども一時はごまかしているという批判もありましたが、事実としてそんなことはまったくありませんでした。今回の感染者の激減も疑り深い人は、「操作しているんじゃないか」と言っているようですが、その公表過程を考えれば、関わっている担当者の数から、そんなことはやりたくても、不可能なことは明白です。

 東京都では明日から感染対策の徹底が確認された居酒屋さんなどでは時間制限を撤廃することが決まりました。しかも、4名までだったら、欧米のように接種証明書や陰性証明書を求めないというのですから、私などは嬉しいのですが、同時に「大丈夫かな?」とも思ってしまいます。いずれにしても、マスクの着用はまだ当分の間は必要ですし、大声で話さないも大切でしょう。今後は上手にウイルスと付き合い、折り合いを付ければ、6回目の大波は避けられるような気がします。

(※)COVID-19の感染者、重傷者、死亡者、ワクチン接種回数などは、すべて「人口あたり」で見ていかなければならないでしょう。これはこの感染症に限ったことではありませんが、例えば、各国のワクチン接種の総回数を単純に比較してもほとんど意味はありません。それと、何の目的でやっていたのか知りませんが、グラフの縦軸目盛りを意識的に変えて比較することは絶対にやってはいけません。これは「縦軸詐欺」となり、何らかの思惑があると指摘されても仕方ありませんね。

少しずつ慣らしていかなくちゃね

 「勝手に午後6時以降は外出禁止令」を勝手に解除することにしました。外出の最後が昨年10月でしたから、約1年ぶりになると思います。不思議なことにこの間、それほど辛いとは感じませんでしたし、今後も調子に乗らないように気をつけなければなりません。合わせて、不織布マスクを着けることはマストですし、先日もお伝えしたように、「危うきに近寄らず」を引き続いて実践していきます。

 それで、解除第一弾はお世話になっている医師と新宿の百貨店のレストラン街にある日本料理店でした。ここで、有意義な時間を過ごすことができましたし、ご覧のようにビニール越しですが、お店を取り巻く環境などもお伺いすることができました。また、お料理はどれもとても美味しく、スーパードライエキストラゴールドも最高でしたし、芋ロックもです。まあ、当面はぼちぼちとやっていくつもりです。

 

今回はシンプルに(台湾マスク第6弾)

 気がつけば、台湾から送ってもらっているマスクも6回目になりました。もちろん、不織布マスクで、医療用仕様ですし、衛生福利部長(福祉厚生大臣)の陳時中さんのお墨付きもちゃんとあります。

 それで、今まではキャラクターものが多かったのですが、ちょっと飽きてきましたし、けっこう割高になりますので、今回は単色のものを注文しました。いずれも、日本では販売されていません。

 そして、その単色はパープル系とビビット系があり、前者は1箱30枚入りのものが4種類、後者は1箱に5色のものが5枚ずつ入っています。つまり、合計で145枚となります。お値段は今までの三分の一くらいになりました。

 やはり、キャラクターの著作権料がかなりの割合を占めていたようです。マスクとのお付き合いもまだまだ続きそうですし、どうせ着けるんだったら不織布マスクに限りますね。なお、1枚あたりの単価は40円ほどになります。

地域中核病院としての大切な役割は

 写真右の方は私が顧問を務めている、社会医療法人・河北医療財団理事長の河北博文さんで、背景は傘下の河北総合病院本館です。二人と建物を合成したものですが、最近はこのような切り抜きもAIが自動的にやってくれますし、縁もきれいに抜いてくれますので、難しい編集作業は必要なくなりました。本当に便利になったものですね。

 さて、理事長とはメールでのやり取りが続いていたので、久しぶりにお会いしました。テレワークは大いに推奨されるのでしょうが、やはり、対面での話し合いはいいものです。これで、マスクを外せばお互いの表情も分かるのですが、2回接種は完了しているものの、会話中もマスクを着けたままです。

 そして、当日は約1時間ほどの話し合いでしたが、話題の中心はCOVID-19のことでした。当院でも感染者数の減少により、病床数の削減を行うとのことでしたが、それでも、一挙にということではなく、当面は55床を43床にするそうです。次の波に備えておくことが大切です。

 また、それに関連して、「どうして、感染者数が短期に大幅に減ったのか」という話題になったのですが、理事長からはかなり明快な考えを聞くことができました。ただ、このことについては、政府の専門家会議の先生方でも、「なぜ、こんなに減ったのか分からない」と言われているようですから、ここで述べるのは控えておきます。

 いずれにしても、今まで実践してきたマスク、3密回避などを継続することが重要ですし、空気感染が起こっているつもりで、緊張感を維持して街中に出るという意識を忘れないようにしようとなりました。ここのところは特に大切だろうと思いますし、「危ないと感じたら離れる」を実践したいものです。

 COVID-19以外のことでも、時節柄、衆議院選挙のことでも盛り上がりました。とりわけ、理事長と親しい衆議院議員であり医師の安藤高朗さんが、比例区から東京9区(練馬区の大部分)の小選挙区に回りましたので、彼を応援するため、理事長も各方面に要請をしているとのことでした。

 そのほかにも、立憲民主党と共産党との協力のこと、新しくできた「ファーストの会」のこと、国民民主党に期待していることなどの話題も出ました。今回のCOVID-19への対応で、我が国の医療体制の今後を真剣に考えなければならないでしょうし、そのことを真摯に受け止めてくれる政党が伸びてもらいたいです。

 あともう一つは、病院とボランティアに関することでした。これについては、「これから」なので、詳細は省きますが、理事長から私に宿題が出されました。新病院がオープンするまでには具体的に動けるようにしたいと考えています。現在はそのイメージ作りを頭の中でしていて、メモにどんどん記しているところです。

美味しそうなマスクが届きました

 お菓子メーカーのブルボンは本社が新潟県柏崎市のJR柏崎駅の目の前にあります。柏崎は妻が生まれ育った場所で、親近感のある都市であるものの、妻の両親はすでに他界しているので、現地を訪れることはなくなりました。

 それで、そのブルボンがマスクを製造販売している記事をネットで見つけたので、早速、購入しました。50枚入りが2箱セットで3300円です(税+送料込み)。もちろん、強く推奨されれいる不織布マスクです。

 これからも、1~2年の間はマスクを着けることが大切でしょう。その一方、宣言解除に伴って街中でマスクを着けない人が増えてくるでしょうが、法律で規制していない我が国では、それも仕方のないことです。

 ただ、世界でもっとも危機管理が進んでいて、いち早くワクチン2回接種を達成したイスラエスでは、調子に乗ってマスクをすべて止めてしまい、感染者が再び急増してしまいました。また、台湾ではマスクが現在でも義務付けられています。

 その台湾ではワクチン接種が未だに厳しい状況ですが、感染者の増加はほとんどありません。COVID-19はまだまだ分からにことも多いのですが、マスクの効果はもうはっきりしています。

 それから、くどいようですが、鼻出しウレタンマスクはほとんど意味がないです。不織布マスクを買うことが困難だった時期もあったのですが、現在では価格も安定していますので、それを使われることをお勧めします。

ありがとうございました!菅義偉さん

 さすがに、「総裁選挙に出ても勝ち目がなくなりました」とは言えず、「コロナ対策に集中したいので、総裁選には出ません」と弁解がましい言葉となったのでしょうが、この1年間の菅義偉さんのCOVID-19対策、特に唯一の切り札であり、ゲームチェンジャーになったワクチンについてはその実績はとても大きかったし、十分に評価できるものと思います。短い時間でしたが、本当にお疲れさまでした。心より感謝いたします。

 ただ、悲しいかな、その伝え方、打ち出しの仕方、表現力の欠如から、国民の皆さんからの評判は芳しくありませんでした。彼は多分ですが、「ちゃんと仕事をやっていれば、かっこよくなくても、喋り方が上手でなくても、必ず人々は分かってくれるはずだ」と考えていたのではないでしょうか。しかし、現在ではそのような姿勢は古臭く思われ、政治の世界といえども見せ方が重要になっているようです。

 私もここ1年半ほど、COVID-19関連の記事を載せることが増えましたが、「それでもワクチンとマスクしかない」「打って、打って、打ちまくれ」のタイトルで述べたとおり、究極のCOVID-19対策はワクチンであることは間違いありません。もちろん、感染症病床や国産ワクチンの製造などについては、確かに「後手」だったと思いますが、これは現政権でも、過去の民主党政権の責任でもありません。医療や政治の環境がそこになかったのです。

 ですから、なおさらのこと、ワクチンをどのように調達するのか、打ち手の確保はどうするのか、必要な経費をどこから捻出するのか、などなど、困難な問題ばかりの道を進まなければならなかったわけです。その状況下で、「7月末までに高齢者への接種を必ず終わらせる」「一日100万回の接種」など、あのイケイケ太郎こと、河野太郎さんでも、「総理、それはいくら何でも無理です!」と、一時は音を上げるほどでした。

 また、東京五輪のために来日したファイザー製薬のCEOを異例の厚遇で迎賓館で接待したり、その前にはバイデン大統領への挨拶と称して渡米し、同じくファイザーのCEOと電話会談したりと、とにかく、ワクチン確保のためだったら何でもやるという行動でした。一時は自治体への供給が滞りましたが、モデルナやアストラゼネカとの契約も順調でしたし、ノババックス製ワクチンについても1億5千回分の目処がついています。

 それから、ちょっと前まで、「ワクチンがあっても打ち手がいない!」という悲鳴が聞こえてきましたが、いつの間にか、その問題は解消しています。これも菅さんの、「それって、法律違反じゃないの」と思われるほどの荒業を繰り出し、歯科医や検査技師まで動員して打ってもらう態勢を作りました。実際に歯科医などが打った例は少なかったのですが、詳細は省くものの、これによって、本来の打ち手である医師の皆さんが手を上げてくれたことは間違いないでしょう。

 さらに、医療現場が逼迫する中、看護師不足も深刻になったとき、一般的な“急募”は当然ですが、家庭などに帰っていた看護師確保のため、復帰したことによる所得分は課税対象にしないと決断しました。つまり、医師も看護師も、病院も開業医も、いい意味で「お金で解決できることはお金で解決する」を実践したのです。推測ですが、財務省の反対もあったのでしょう。

 そして、ワクチン接種が軌道に乗るとなぜか沈黙してしまうマスコミや野党ですが、今や人口あたりの接種者は彼ら彼女らが絶賛していたアメリカや韓国を追い抜き、ドイツも抜き去り、近いうちにイギリスやフランスの回数を上回る勢いです。国内の接種も足踏みの時期もありましたが、欧米のような頭打ちにはなっておらず、11月中旬には希望者全員への接種が見えていますし、慎重に対処しなければならないものの、3回目の接種も大きな問題はないと思います。

 菅義偉さんはきょう、総理大臣を辞められますが、これから政権選択選挙である衆議院選挙に向かうとき、少なくない有権者の皆さんが、「なんだかんだ言っても、よくやってくれたよな。ちょっと批判過ぎちゃったかな」と思われるような気がします。それも含めて衆議院選挙はとても大切なものになるでしょう。私たちにとっても自民党総裁選挙直後にこれで本物の民意を示せるのですから、とてもありがたいことですし、今から結果が楽しみです。

 菅さんが今後、どのような道を進まれるのかは分かりませんが、わずかに1年間だったものの、就任当時に言われていた「仕事人」であったことは、今になって理解できました。そのことは後世の人たちが認めるのでしょう。世界中の国々でCOVID-19対策が完璧に行われている国など一つもありません。むしろ、他国からは都市封鎖もなく、強制力がなくても国民のほとんどがマスクを着け、死者が桁違いに少ないことがとても評価されています。少なくても私はこの国に生まれて良かったと思っています。

インフルエンザワクチンも大切ですね

 今年も杉並区から高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせと予診票が郵送されてきました。仕組みは毎年同じで、65歳以上の区民が区内の医療機関(病院や診療所)で接種を受けることができます。優遇措置としてはどの医療機関でも2500円の本人負担で済むということです。

 インフルエンザワクチンの接種は診療報酬外の自由診療となっていて、接種料金はそれぞれの医療機関で異なっており、その差額を杉並区が補填するという制度になっています。また、毎年、国で確保するワクチン量は決まっていますので、希望者全員が接種できるとは限りません。

 それで、昨シーズンはご承知のとおり、インフルエンザの流行はほぼまったくありませんでした。COVID-19ウイルスとの干渉とか、今まで以上に手洗いなどが徹底したことがその理由とか、いろいろなことが指摘されていますが、はっきりしたことは分かっていないことだけは確かです。

 ですので、様々な考えや見方はあると思いますが、個人的には接種されることをお勧めしますし、来年の春になって、「今シーズンも流行しなかったね」となれば、それはそれで、「それは良かった」となるでしょう。私ももちろん打ちますが、COVID-19ワクチンと違って皮下注射ですから、痛いのが嫌ですね。

コロナ対策のアクセル&ブレーキはこれだ!

 報道によると、東京都などに出されている緊急事態宣言は9月末で解除になり、しかも、警戒レベルを下げた「まん延防止等重点措置」も適用しないようです。ただ、時短要請までがなくなるわけではなく、段階的に行動制限を緩和するのでしょう。特に飲食店でのお酒の提供などは個人的にもとても関心がありますので、できる限り早く、その方向性を示してもらいたいものです。

 それで、昨日のことですが、私が顧問を務めている社会医療法人・河北医療財団の河北博文理事長から1通のメールが送られてきました。タイトルは「コロナ対策のアクセルとブレーキに関する考え方・意見」となっていて、ある検討会に提出したもので、「post with COVID-19 の生活での提案です」となっています。私のSNSに載せることを理事長から承諾を得ましたので、以下、その内容をお伝えします。

・マスク着用、手洗い、うがい、特に不織布マスク着用はしばらくの間(1~2年)必須
・自らが気配を感じ3密を避ける “危うきに近寄らず”
・大声での会話は慎む
・3回目のワクチン接種はもちろんのこと、ワクチンはできるだけ定期的に打つ
・ワクチンアプリの活用
・重症化させない抗体療法は必要
・必要があれば医療法にかかわらずコロナ重点医療機関の隣接地、例えば駐車場にプレハブの入院施設をつくる
・ソーシャルディスタンス確保の一方、ヒューマンタッチ(心の絆)を育む
・自ら“うつらない”、人に“うつさない”の責任感を持つ

 そして、文末に「以上述べたことを行えば制限は一切不要」と結ばれていました。私も10月1日から「どうしようかな?」と思っていましたので、ちょうどいいアドバイスなります。あらためて、自分自身の行動もこれを基本にやっていこうと思っています。まだまだ、不自由なことはありますが、COVID-19対策が前に進んでいることは間違いありません。

再び封じ込めに成功した台湾ですが‥‥

 台湾(中華民国)の国家面積はだいたい日本の九州くらい、人口はおおよそ五分の一くらいと覚えておけばいいと思います。また、台湾海峡の緊張から台湾と中国共産党は全面的に対立しているイメージがありますが、両国の間には今はCOVID-19の影響で激減しているものの、定期航空便もかなりの数が飛んでいましたし、台湾国民の約100万人が大陸で働いています。私が過去、大陸の天津市を訪れたとき、トヨタと台湾の合弁部品工場に行きましたが、何となく不思議な気分になったことを覚えています。

 さて、その台湾ですが、一時はかなりの危機に晒されました。ただ、それでも陽性者は一日あたり最大500人程度でした。つまり、日本全国に人口比で置き換えてみると、2千5百人となります。それでも、過去のSARS(重症急性呼吸器症候群)の恐怖もあったのでしょう、国民の皆さんは実によく政府の方針に従っています。ちなみに、SARSは突然、この世から消えてしまいました。なので、ワクチンも治療薬もありません。

 そして、きょうの写真ですが、最近の基隆廟口夜市の様子です。かなりの人出で混雑してるものの、マスクを着けていない人は皆無です。現在は警戒レベル2級に下りましたが、公共交通機関はもちろん、一歩外に出れば、マスクの着用が法律で義務付けられていますし、ウレタンマスク野郎や娘はまずいません。政府が不織布マスクを強力に推奨しているからです。

 台湾が再び封じ込めに成功した理由はマスクだけではありませんが、このこと一つとっても、中国共産党のように強権的なやり方ではなく、自由と民主主義を基調としての対策が上手くいったという意義はとても大きいと思います。なお、不織布マスクが息苦しいのは日本も台湾も同じですが、台湾がより気温が高いことは言うまでもありませんし、「お客さ~ん、夜中までお酒飲めますよ!」などという光景はあり得ません。コンビニ前飲み会など想像もできません。

 あとは楽しみにしている台湾訪問ですが、これがけっこう厳しそうです。もともと、5月からの感染増加は華航パイロットが隔離期間を短縮したために拡大してしまいましたし、衛生福利部長(大臣)の陳時中さんも「水際対策を徹底する」と言われていますので、特に観光目的の入国はそんなに簡単には認めないでしょう。封じ込めは私も嬉しいのですが、基隆廟口夜市に行けるのはかなり先のことになりそうです。それまでは、YouTubeの動画を観て妄想しています。

小児科のCOVID-19感染防止対策強化

 最近は子供のCOVID-19感染が増えてきました。以前は罹(かか)りにくいと言われていましたが、これも変異株の影響と言われています。家族間で感染して、ご一家で入院というケースも出てきていますので、さらに注意が必要かと思います。

 それで、顧問先の社会医療法人・河北医療財団傘下の河北総合病院では、このような状況に対処するために、小児科診療の強化を進めていて、診療場所を一部変更しています。詳細は下段のリンクから公式ページをご覧ください。

 特に、発熱など体調不良があって、当日に受診をされたいお子さんは、完全電話予約制で診療を行います。また、この場合、当院で受診履歴がある方に限らせていただいています。そうでないお子さんはまず、かかりつけ医療機関にご相談ください。

 何かと制限が多いのですが、これも、待合室での混雑緩和や接触リスクの軽減のためですので、ご理解をいただければ幸いです。繰り返しますが、詳しいことは病院のホームページをご覧になるか、電話でお問い合わせください。

 なお、COVID-19など感染症の難しさは病床の数にも影響しています。すなわち、河北では55の専用病床を確保していますが、それにより、同じ数の他病床を振り分けているのではなく、百以上の病床を空けているのです。

 つまり、ほかの疾病だったら4人部屋に4人が入れるのですが、感染症はそうならないのです。このような対応をしているのですが、3人退院すれば3人が入院、5人退院すれば5人が入院という厳しい現状です。

 ただ、財団の河北博文理事長は、「新型コロナは確かに怖いが、しっかり感染症対策をした上で、『正しく恐れる』ことにより、パニックは防げます」といつも言っています。お互い様、そのように行動していきましょう。
https://kawakita.or.jp/suginami-area/ksc/news/20210903/?fbclid=IwAR06OwBu-sPbzmSknumvSKa4SW-mxT2SWbsJ5oIwU1dKADzyHjeOvj6zq-o

力強い「ノババックス」ワクチンの大量契約

 東京都などに発令されている緊急事態宣言もどうやら延長になりそうですが、その一方、ワクチンの接種率は急速に上昇しています。マスクの着用などは引き続いて必要ですが、COVID-19の発症と重症化を防ぐほとんど唯一の有効対策はワクチンですから、大いに期待できるでしょう。ただ、今後のワクチン量を確保するのはそんなに簡単なことではありません。

 それで、厳しい状況の中で、我が国政府はアメリカのバイオテクノロジー企業である「ノババックス」と来年始めから供給を受ける契約を結んだと発表しました。1億5千万回という数字ですから、これに追加提供が期待できる(総理の菅義偉さんが迎賓館でCEOをもてなしていました)ファイザー製や製品化が急がれている国産ワクチンも加われば、一安心ですね。モデルナ製の5千万回分の確保も決まっています。

 ところで、私たち国民が接種しているワクチンは、ファイザーとモデルナがmRNA、アストラゼネカがウイルスベクターという種類ですが、ノババックスは「組換えタンパクワクチン」になります。もちろん、私は専門的なことは分かりませんが、周辺の医師など聞いてみると、安全性には問題ないだろうと言っていました。当然、国の薬事承認が必要になりますが、名称から不安になる方もいるでしょう。

 そこで、この種類のワクチンを接種している国があるのかを調べてみると、ありました。その国は台湾(中華民国)で国内の「高端疫苗生物製剤股份有限公司」という企業が製造しています。英語名は「MEDIGEN VACCINE BIOLOGICS CORP」ですが、台湾といえば、世界でもっとも感染対策に成功している国家と言われていますし、一時の感染も再び封じ込めることができています。

 それから、きょうの写真ですが、真ん中の女性が台湾大統領(中華民国総統)の蔡英文さんで、看護師と思われる女性が接種しているのはこの高瑞製ワクチンです。台湾では蔡さんが所属する民進党(民主進歩党)と国民党(中国国民党)の対立が激しく(余談ですが、それに比べれば自民党と立憲民主党のそれはおままごとのようです)、紆余曲折ありましたが、総統自ら接種を受けました。

 いつも日本に最大限の理解を示してくれている蔡英文さんの行動は、来年から同じ種類のワクチンの接種が予定されている我が国にとってもすごく参考になると思います。なお、彼女はこの会場で、「感染症の予防からワクチンの接種に至るまで、医療従事者たちがいつもその最前線に立ち、国民の健康と安全を守っている」と言われたそうです。これは台湾も日本も同じですね。

 あと、中国共産党はシノバック社とシノファーム社の製品を使っています。種類は「不活化」となり、東南アジアなどにも積極的に輸出していますが、それなりに効くものの、それらの国々では2回の接種のあと、不安になっている様子で、追加でファイザーなどの使用を考えているようです。まだまだ、ワクチン接種には隘路はありますが、少なくても私たちは諸外国と比較すれば、恵まれていると思います。

 なお、写真右下はノババックスワクチン瓶、同左は高端ワクチン専用注射器が入った箱で、このワクチンは2~8度で冷蔵保存でき、日本では武田薬品工業が国内の工場で生産するようです。台湾と蔡英文さんには失礼な言い方になって申し訳ありませんが、ノババックスと同じ種類のワクチンを我が国からの視点で見れば、いわば臨床試験をやっていただいているわけで、その点でも感謝です。

8月&この1年間の平均歩数

 最近は蒸し暑い天候はなく、雨天ではあるものの、ちょっと過ごしやすくなっています。何かと窮屈な毎日が続いていますが、体調などに問題はありませんでしょうか。季節の変わり目かなと思いますが、どちら様もお身体をご自愛ください。

 私は代わり映えしない生活の連続ですが、何とか工夫して、少しでもしゃきっとした行動様式を心掛けています。と言っても、その行動範囲がとても狭いので、やることに限界がありますし、まだまだ、その解除は先のことになりそうです。

 それで、何回かお伝えしている日々の歩数ですが、先月は1日平均が22,259歩となりました。また、ここ1年間のそれは16,157歩で、自分で自分を褒めるほどではありませんが、まあまあかなと思っています。あとはどこまで継続できるかですね。

コロナ病床をさらに43から55へ増やす

 写真は私が顧問を務めている社会医療法人・河北医療財団傘下の河北総合病院の入院棟で、COVID-19、いわゆる「コロナ」専用病棟です。河北は昨年の早い段階から、当時としては画期的だった杉並区の助成をいただき、区内4病院が協力してCOVID-19の患者さんを受け入れてきました。

 最初は36床から始まり、一時はコロナ患者さんの数もかなり減ったので、従来の病床に戻そうと準備をしていましたが、それができる状況ではなくなり、今日に至っています。この間、7床を増やしたのですが、それでも足りずに、国と東京都の要請があり、さらに12床を増やして、現在は55床体制になっています。

 しかし、満床状態は続き、何名かの患者さんが退院すると、それと同じ人数の患者さんが入院しています。私は患者さんと向き合って仕事をしているのではありませんが、いつも現場の皆さん(つまり医療従事者ですね)から様々な声を聴いています。お伝えできることは多くありませんが、複雑な気持ちになることも少なくないです。

 そして、確かにベッドを増やすことはできますが、患者さんを診療する医師や、特に日々のお世話をする看護師を増員することはとても難儀なことです。幸いにして、河北ではモチベーションを維持して業務を遂行していますが、総合病院であり、地域中核病院ですから、外来や一般病棟、手術などへの対応も怠ることはできません。

 それから、COVID-19増床に伴い、ほか患者さんへの影響もあります。写真の左側には可愛いお人形さんが貼られていますが、ここは小児科の病棟だったところです。小児科の入院ベッドを削って、コロナ病床にしているわけです。河北は杉並区と中野区では唯一の24時間小児救急を実施していますので、大きな決断だったと思います。

 今後のことは分かりませんが、ワクチン接種や抗体カクテル(すでに河北では実施しています)に大いに期待するものの、それだけでは、COVID-19が急速に収束するのは難しいでしょう。あらためて、基本の徹底が大切になっていると思います。不織布マスクの着用、3密回避、手指洗いしかないと言ってもいいと思います。そうすれば、必ず展望は開けてくるはずです。

 なお、河北総合病院(関連の医療機関も含みます)では、来院に際して不織布マスク(布マスクも)の着用をお願いしていて、ウレタンマスクでの入館はご遠慮いただいています。もちろん、財団全体で3千人近くいる職員(常勤&非常勤)はすべて不織布マスクを着けていますし、このアナウンスはポスターに詳しく記載して院内に貼り出しています。ご協力をお願いします。