地域の人と考える健康ライフイベント

 私が役員を務めている社会医療法人・河北医療財団主催のイベントが昨日、阿佐谷地域区民センターで行われました。この財団の理事長は救急車の写真の真ん中、河北博文さんです。

 会場はとても多くの皆さんで賑わい、スタッフの皆さんも一所懸命に頑張っていました。骨密度・肺年齢測定や血糖値測定などのコーナーも人気で、鰹節削体験やなりきり看護師体験などもありました。

 また、杉並区の後援もあり、キャラクターのなみすけ&ナミーも登場していました。私も案内板を持って写真を撮ってもらい、集会室でのセミナーも3本連続で参加しました。特にがんと防災医療のことは勉強になりました。

 それから、昼食は以前からちょっと気になっていたラーメン屋さんでいただきました。正統派札幌味噌ラーメンで美味しかったです。なおこのイベントは今年で11回目になりますが、今後も内容を充実しながら続けていきます。

生かされている喜び~65歳の誓い

 65歳の誕生日を無事に迎えることができました。今日からは前期高齢者となりますが、あらためて、お世話になってきた皆さんに心から感謝を申し上げます。
 生かされている喜びを噛みしめながら、ちょっと恥ずかしいのですが、いくつかの目標を掲げてみました。笑って読んでいただければ嬉しいです。これからも変わらぬご指導をよろしくお願いします。

◯超短期的願い
・今晩のスコットランド戦でJAPANが勝利すること
◯これからの目標
・役員を務めている総合病院の新築に向けてさらに努力すること
・手に持っている介護健康被保険者証をできる限り使わないこと
・百恵ちゃんが成人の日を迎えるまで健康寿命を維持すること
・そのためにもHbA1cと血圧の数値には常に留意を怠らないこと

・妻とは上手に折り合いをつけながら仲良く生きていくこと
・その当面の目標として7年後の金婚式まで妻に優しくすること
・国政選挙や地方選挙はまずは政党ありきで投票しないこと
・好奇心にエネルギーを注いで飽きてしまったら振り返らないこと

・無駄遣いは避けながら買いたいという気持ちを冷やさないこと
・SNSは記事が枯れることもあるけれど毎日更新を続けること
・名所史跡巡りや山登りなどほかの高齢者とは群れないこと
・母校のイベントのお手伝いなどは単純な力作業だけとすること
・2匹のワンコも高齢になっているのでリードを引張らないこと
・月間と年間の1日平均歩数は8千歩以上を必ず確保すること

都立西高校生徒の職場体験

 写真真ん中の青年は前田賢吾くんで、私の自宅のお隣にご両親、妹さんと住んでいます。前田家とは同じときに家を新築していて、両家の間には塀もありません。そして、彼が就学する前のことですが、お泊りセットを持ってわが家によく遊びに来ていました。
 その彼もいまは大きくなって都立西高校の1年生なりましたが、夏休みの課題として職場体験をしたいとお願いがあり、社会医療法人・河北医療財団傘下の河北総合病院を紹介しました。8時間ほどの時間でしたが、前田くんも「すごく楽しかったです」と言ってくれました。
 この財団は私が顧問を務めているので、ちょっと口幅ったいのですが、広報課や医師、看護師、リハビリ科などの皆さんが一所懸命に対応していただきました。また、写真左側の方は医師の金澤實さんで、彼は西高の大先輩であり、医学部志望の前田くんを激励していただきました。

尊敬する呼吸器内科医師の金澤先生

 写真の方はわが国を代表する呼吸器内科医師のお一人である金澤實さんで、撮った場所は先生が社会医療法人・河北医療財団で顧問を担当されている河北健診センター(杉並区高円寺南・JR高円寺駅南口目の前)です。

 先生は慶応大学医学部を卒業され、埼玉医科大学病院などで院長を務められましたが、病床数970という大病院での責任者としてのご苦労は大変だったと思います。また、お住まいは杉並区内ですので、より親しみを感じます。

 そして、先日のことですが、座・高円寺を会場として先生の講演会が開催されました。おもなテーマはCOPD、肺がん、肺炎で、特に肺がん発見については、X線よりも低線量CTの優位性を述べられました。これは重要なことです。

 しかも、初期の肺がんを見つけられる確率は10倍程度はあるそうです。区市町村で行っている定期検診(健診)でも、この低線量CTを導入することが求められているでしょう。ただ、大規模医療施設のみが設置可能です。

 それから、下の二枚の画像は、左がX線、右が低線量CTのもので、実際に私が患者として撮影してもらいました。その後、金澤医師から説明を受けましたが、医師でない私にも上述のように有効性がよく理解できました。

井口かづ子議長との楽しいひととき

 荻窪駅から青梅街道を渡ったところは「天沼(あまぬま)」という地名ですが、徒歩数分の住宅地に文字どおり、隠れ家みたいなとても素敵な日本料理店があり、そこで、いつもお世話になっている杉並区議会議長の井口かづ子さんと楽しい時間を過ごしました。話題は山盛りで、お料理はどれもが美味しく、3時間があっという間でした。

完全禁煙が着々と進む飲食店

 改正健康増進法の実施に向け、飲食店でもその準備が進んでいます。写真は阿佐ヶ谷のパールセンターで撮りましたが、上が星乃珈琲店さん、下が日高屋さんです。どちらのお店も少し前までは喫煙席がありました。
 今後はさらに受動喫煙対策が加速していくでしょうが、同時にこの機会を捉えて、「私もたばこをやめたい」という人たちを支援する態勢の強化も大切でしょう。これが実現できれば、日本の喫煙率は1割になります。
 つまり、日本での喫煙者は10人にたった一人となるわけです。ただ、これを限りなくゼロまで持っていくのはかなりの年月が必要でしょう。それまでは、全席喫煙可のお店を自分で避けるしかありません。

再び井口かづ子議長を訪問する

 先日は杉並区議会議長の井口かづ子さんを議長室にご就任の表敬訪問したことをお伝えしましたが、昨日は私が顧問を務めている社会医療法人・河北医療財団理事長の河北博文さんと一緒にお伺いしてきました。
 また、河北理事長からはJR阿佐ヶ谷駅北東地区の大規模再開発のこと、小児救急医療のことなどを要点を絞って井口議長にお話し、彼女からも様々なご意見とアドバイスをいただきました。
 それから、昨日の昼食は駅北口にある「福八」で食べました。写真の日替わり定食ですが、数えきれないほどのおかずが入っていて、もちろん、料理人のご主人が美味しく仕上げてくれています。お値段は950円でした。

血圧測定は定期的にやりましょう

 長年に渡り働いてくれたテルモの血圧計の調子が悪くなり、新しくオムロンのそれを購入しました。基本的な性能は同じですが、60回分のメモリ機能や血圧値レベルなどの表示もあり、使っていて楽しくなります。
 やはり、血圧とヘモグロビンA1c(あるいは血糖値)の数値はできる限りこまめに計ったほうが良いと思います。特にわが国では家庭での血圧計の普及は進んでいますので、血圧測定は比較的容易です。
 また、私自身のHbA1cの値は問題ありませんし、血圧も正常値ですが、ちょっとでも羽目を外すと身体はとても正直で、数値が間違いなく上昇します。なお、どちらも基準値がときどき変わりますので、注意が必要ですね。

 

河北総合病院「病診連携会」が盛大に開催

 吉祥寺にある第一ホテルで河北総合病院の病診連携会が開催されました。杉並区内を中心に地域で開業されている診療所(クリニック)などの先生方と病院の医師、看護師、事務スタッフなどが参加しましたが、写真のように会場は満杯となり、とても充実した会合となりました。

 冒頭、財団理事長の河北博文さんから昨年の胸部X線見落としについてのお詫びがありました。また、杉並区などと共同で進める総合病院の建て替えについても説明があり、各診療部からはそれぞれ新しい取り組みなどについて、患者さん紹介のお願いを含めて発表がありました。

 また、三人の写真ですが、左側が河北理事長、右側の方は私と同じ財団顧問の金澤實さんです。彼はわが国の呼吸器内科を代表する先生のお一人で、僭越ながら、初対面ではありましたが、そのお人柄に強く惹かれました。これから、財団や病院の将来の指針を作られていかれると思います。
 
 私はもとより微力ですが、杉並区(中野区など近隣も含め)の医療政策や前述の総合病院建て替え、地域での医療連携などに奮闘努力してまいります。なお、新しい総合病院の建設については東京五輪・パラリンピック後に本格的に始まり、2025年に竣工予定です。

医療財団「倫理委員会」委員に就任

 私が顧問を務めさせていただいている「社会医療法人・河北医療財団」ですが、今回、その財団の倫理委員会委員をお引き受けさせていただきました。写真のお隣の方が委員会委員長の林松彦先生で、臨床教育研修部兼腎臓内科部長にも就かれています。また、余談ですが、昨年の初期臨床研修医には数倍の応募がありました。

 それで、倫理委員会の”倫理”ですが、私たちが一般的に使っている「あの人は倫理観をしっかり持たれている」とは少し異なっていて、医師などが新しい臨床研究をするとき、治験を行うときの検討、外部論文発表などの適否などを審査します。いずれも、大変に重要なことです。

 そして、委員就任にあたって、林先生から概要的なレクチャーをしていただきました。また、当該内容以外にも医師の働き改革、特に臨床研修医の米国との対比などはすごく勉強になりましたし、先生は個人情報の取り扱いについては細心の注意が必要と強調されていました。

 なお、財団の委員会規定第1条(目的)には、「本財団におけるヒトを対象とした医療行為及び臨床研究について、医の倫理に関する事項をヘルシンキ宣言の趣旨に添い審議し、施設長へ答申することを目的として医の倫理委員会を設置する」と謳われています。

 それから、委員会メンバーですが、総合病院院長、分院院長、各診療部長など医師と看護統括部長、弁護士、事務局で構成されています。私は医療従事者ではありませんが、いわゆる一般住民の感覚と若干の医療政策推進の立場からあまり気負うことなく、審議と審査に加わって参ります。

すかいらーくHDの全面禁煙という決断

杉並区内にはガストを中心に、バーミヤン、ジョナサン、藍屋、魚屋路などのすかいらーくグループの店舗があります。また、私の選挙ではここの労働組合にとてもお世話になりましたし、本部はお隣の武蔵野市にあります。

さて、そのすかいらーくHDですが、今年9月までに全国に3千数百あるすべての店舗で、全面禁煙とすることを決めたと報道されています。文字どおり、外食産業のトップリーダーであるこのグループの決断はかなり大きいと思います。

そして、その内容は店内だけではなく、敷地内も禁煙、加熱式たばこもダメ、喫煙室も設置しないという、全面というか完全禁煙になります。ただし、お客様が駐車場に停めたご自分の車の中で吸うことはOKのようです。

それで、どちらにしても東京都内では来年の4月から従業員を1名でも雇っている飲食店は喫煙ブースなどの特例はありますが、少なくても客席で飲食しながら喫煙することはできなくなります。

それから、以前にもお伝えしましたが、一足先に完全禁煙にした「串カツ田中」がそれにより子供連れの家族などの利用が増加した結果、売上げが伸びたということも参考にしたのではないかと推測しています。

ただ、一部の飲食店では「喫煙客が減れば売上も」という恐怖から、ぎりぎりまで喫煙席を維持するという考えもあるようです。しかし、それらのお店に文句を付けるつもりはありませんが、必ず逆効果になるでしょう。

つまり、喫煙客がそこに集中するため、日本の人口の8割以上を占めるたばこを吸わない人たちが、「あすこは吸う人ばっかりで料理がまずくなる」と嫌厭することが加速し、いわんや、家族連れなどは皆無になってしまいます。

繰り返しになりますが、男女計で2割以下の人しか喫煙していない状況で、食べログなどの店紹介で多くの居酒屋さんが「全面喫煙可」となっているほうが異常とは言いませんが、おかしいのです。

できる限り喫煙のお客さんを引っ張るより、早めに禁煙対策に取り組み、受動喫煙を防ぐことが大切で、特に外食産業では従業員の20歳未満のパートやアルバイトが3割という現況を考えれば、待ったなしになります。

予防医療に政府が財政支援を強化

政府は医療や介護に必要なお金を地方自治体や企業の健康保険組合に助成することを決めましたが、その本気度はかなりのもののようです。ただ、何でもかんでも財政支援するというのではなく、人生100年と言われる環境で、病気にならないよう工夫する、いわゆる「予防医療」の分野に注力します。視点を変えれば、健康寿命を伸ばして高齢者でも元気に働いてもらうという考え方が根っこにあります。

そして、具体的にはがんや糖尿病などの生活習慣病にターゲットを絞るようです。さらに言えば、市町村が行っている検診(健診)事業や健康保険組合の優れた取り組みなどをしっかりと経済的に支援することです。これにより、地方自治体の検診内容をバージョンアップすることが可能になるでしょうし、がん検診についても部位によりますが、より高度な医療機器を使用した早期発見ができます。

例えば、以前にもお伝えしましたが、自治体では検診の受診率を向上すると同時に、現在はほとんどの市町村で実施している胸部X線による肺がん検診から低線量CTに移行することができます。ただ、現状ではCTを持っている医療機関は多くありませんが、最初は実験的でもいいですから、可能な病院やクリニック、健診センターなどから始めれば良いでしょう。

もちろん、低線量CT検診の目的は肺がんの早期発見で、その結果、医療費を抑制することができますし、健康寿命を伸ばすことにもなります。ただ、X線に比べれば費用が高いことがネックでしたが、そこを今回の施策で補ってもらえればと思います。また、CTではほかの臓器(心臓や横隔膜など・女性の場合は乳頭も)と重なることがなく、10倍程度の高い精度で映像診断できます。しかも、名前の通り、従来のCTの四分の一以下の線量で身体への負担も少ないのです。

なお、現在の支援金額は約1千2百億円で、政府としてはこれではまったく不十分と判断しているようです。そして、予算の手当ですが、2020年からになり、それまでに財源確保や税金投入の金額を決めていくのでしょう。その間に、全国自治体は今の検診体制の総点検を行い、住民の皆さんの健康に資するためにいろいろなアイデアを国(厚労省)に提案することも大切と思います。
(写真は第一東和会病院のホームページから引用させていただきました)

河北ファミリークリニック南阿佐谷

中杉通り沿いのやや杉並区役所寄りに「河北ファミリークリニック南阿佐谷」が開院しました。ビルの3階から5階までがそのクリニックで、診療科目は内科と小児科になり、3階には検査室が、4階と5階には診療室、処置室、待合ロビー、子供の広場などがあります。なお、ご利用はは建物左側にあるエレベーターをご利用ください。各階では反対側のドアが開きます。

また、3階には5月の連休明けに歯科医院(5人の写真)がオープンする予定ですが、別法人であるものの、患者さんのお口の中の健康面で十分な連携をしていきます。なお、これも別法人ですが、1階には調剤薬局がありますし、9階にも医療関係施設がそれぞれあります。

それから、私とのツーショットは責任者の一戸由美子医師です。彼女は前述のファミリークリニックと「河北訪問看護・リハビリテーション阿佐谷」や8階にある暮らしの処方箋(コミュニティ広場)などを「河北家庭医療学センター」のセンター長として統括しています。

そして、その一戸さんは挨拶で、「(阿佐谷北にある)本院からむしろ離れることにより、より地域に寄り添った身近な医療のエキスパートとしてお役に立っていきたい」と言われました。なお、ここでは、家庭医や総合診療医の臨床教育機関の役割を引き続いて担っていきます。

「何人たりとも禁煙」は厳し過ぎ?

東京オリンピック・パラリンピックまで1年と数カ月になりました。競技施設面では遅れているものもあるようですが、本番までには何とか間に合うでしょう。ただ、一つ問題を解決すれば、また一つ、別の問題が発生するという綱渡り状態が続いていることがとても心配です。大丈夫でしょうか。

さて、タイトルの「何人たりとも禁煙」は正確には、「オリ・パラの会場内はもちろん、敷地内も加熱式たばこを含めて、選手も、スタッフも、観客も例外なく全面禁煙とする」です。今までの大会では敷地内の喫煙所はあったようですから、五輪史上、もっとも厳しいたばこ対策となるのでしょう。

それで、9年前から禁煙をズルすることなく継続している私は個人的に「大いにけっこう!」と思うと同時に、「喫煙者がちょっと気の毒かな」とも感じました。「試合中くらい我慢しろよ」なのですが、一度、会場を出て喫煙所を探すのもけっこう難儀かなとも思います。

そもそも、写真は工事が進む国立競技場ですが、ここ新宿区では区内全地域路上禁煙ですし、組織委員会では「近くに喫煙場所がある場合は案内する」と言っているようですが、どの会場も敷地外にそんなに適当な場所があるとも思えません。選手村などには例外もあるのでしょうが、少し工夫が必要です。

受動喫煙対策強化を求める私がこんなことを言うのもおかしいのですが、外で探せば今度はそこを通る人たちが迷惑しまので、だったら、敷地内のほんの僅かなオープンエアで提供すれば良いでしょう。ただし、その場所で1本吸えば、10本分くらいの受動喫煙をすることになりますが、これはこれで仕方ないですね。

麻布十番から六本木へ

 年末から年始にかけてインフルエンザに苦しみましたが、医師の適切なアドバイスにより、何とか抜け出して体調は完全に回復しました。「良かった!」と思っていたら早速、仲間たちとの懇親会です。
 久しぶりに麻布十番の焼肉屋「三幸園」さんで、美味しいお肉とお酒をいただき、現職の港区議会議員のお嬢さんと記念写真をパチリ!せっかくなのでお店の入り口でも撮っていただきました。
 それから、歩いて六本木まで移動したのですが、撮影スポットがあったので、今度は雪だるまと一緒にツーショットとなりました。さらに歩いてミッドタウン近くのけっこう重厚なバーカラオケに突入しました。
 ここはすごく雰囲気の良いお店で、私が歌ったのは「風立ちぬ」「青いフォトグラ」「星降る街角」でした。ゴルフではありませんが、「メンバーに恵まれると」時間が飛躍的に楽しくなりますね。

「串カツ田中」の完全禁煙が大成功!

昨年の6月に「串カツ田中」が全面禁煙を実施し、そのとき、それを記念して阿佐ヶ谷の中杉通り沿いにあるお店(今日の写真)を訪れたのですが、お客さんの減少を心配する店員さんに私は次のように申し上げました。

「完全禁煙にしてもお客さんは減らないですよ」。「むしろ、女性客を中心に来客数が増えるでしょう」。「日本人の喫煙率は僅かに2割しかないし、さらにこれから低下していきます」。

それで、先日、開催されたこの会社の決算説明会がとても注目されていましたが、(偉そうですいません!)私の予想どおり、売り上げは減るどころか、既存点ベースで増収増益になりました。

特に串カツ田中の禁煙は、「加熱式たばこ」「喫煙ルーム」も認めないという徹底したやり方でしたが、結果的に家族連れや女性の皆さんなどにすごく喜ばれていたことが明らかになりました。

もちろん、たばこを吸う人たちは足が遠のいたのでしょうが、それ以上にお店もお客さんも満足度が上がったことになります。この流れは今後、外食業界全体に影響を与えていくでしょうし、喫煙率もやがて1割になるでしょう。

考えてみれば、例えば食べログなどのお店を紹介する「禁煙・喫煙」欄で、「全面喫煙可」という店舗が未だに少なくないこと自体がかなり異常なのです。もうそろそろ、「禁煙にすると売り上げが減ってしまう」から脱却してもらいたいですね。

なお、この機会に喫煙者にはたばこを止めていただきたいのですが、あまり追い詰めてもいかがなものかとも思います。冷たいようですが、彼ら彼女らには新宿のゴールデン街のようなところで楽しんでもらえば良いでしょう。

部位別がんとその検診対策

先週のことですが、厚生労働省ががん患者の部位別や性別などの数を発表しました。「全国がん登録」制度による初めての数値で、とても信用できる内容ですし、これからの、国や自治体のがん対策事業を展開することに役立つことでしょう。もちろん、医療政策全体を進める上でも正確な数字が出てきたのは大いに歓迎できることです。

それで、私が予想をしていたことですが、「やっぱりな」と感じたのは、男女計の部位別がんのトップは「大腸がん」だったことです。この調査では男性のそれは胃がん、女性は乳がんですが、そう遠くない将来、男女ともに大腸がんが第一位になるでしょう。理由は様々ありますが、食生活の欧米化が強く影響しているようです。

そうなると当然ですが、個人の健康管理はとても大切で、同時に会社(健康保険組合など)や区市町村などの検診(健診)事業を今後、どのように展開していくかがかなり重要になります。受診率を向上させるのはもちろんですが、現在の検診のやり方が本当に有効なのかも再検討しなければなりません。

例えば、前述の大腸がんですが、各自治体により異なっているものの、問診&便潜血検査(二日分)をしている区市が多いようです。杉並区では40歳以上の方々が対象となり、自己負担は200円と極めて廉価になっています。すでに受診された皆さんも多いでしょう。医師会なども積極的に啓発しているようです。

ところで、この検査で「大腸がんの疑いあり」となるとどうするのでしょうか。一般的には下部内視鏡検査に移行します。いわゆる大腸カメラですが、この場合は医療保険の対象となり、本人負担は3割となります。しかし、最初から大腸カメラを希望する場合は保険の適用外となり、全額個人負担ですから3万円くらいが必要です。

また、便潜血検査では必ず大腸がんが見つかるわけではありません。だったら、「最初から大腸カメラを」となりますが、裕福な方はともかく、人間ドックなどに追加検査するのはお金がかかりますし、自治体検診では少なくても今はそれに投入する税金もこともあり、実現性はけっこう難しいでしょう。

これは大腸がんだけの問題ではありません。胸部レントゲン検査は自治体検診では当たり前になっていますが、税金負担はいったん置いておけば、いきなりCT検査をやったほうが数段優れています。このX線検査はおもに肺がん対策ですが、同様に胃がんにも言えることがあります。

それは、胃部X線検査(いわゆる「バリウム」)と上部内視鏡検査(いわゆる「胃カメラ」)もほぼ同じ理屈になります。ただ、ありがたいことに、最近は一部自治体でも初めから内視鏡検査を選択できるケースが多くなっています。杉並区の場合は、バリウム500円、胃カメラ千円ですから、選択がしやすくなりました。

ただ、大腸カメラを経験された方はだいたい同じ感想をお持ちでしょうが、腸内をきれいにするために、あのポカリスエットに工業用油を混ぜたような液体を飲み切るのは辛いとか、おしりからカメラを挿入されるのは恥ずかしいとか、無理からぬ理由で受診を戸惑っている人たも少なくありません。

いずれにしても、医療の世界は文字どおり、日進月歩です。超高額ながん薬剤も効能だけ切り取れば異議なしですが、それによって膨れ上がる国民医療費をどうするかの根本的解決は見えていません。自治体のがん検診のあり方が問われているのでしょうし、今までの発想を転換しないと、問題の本質を見失ってしまう可能性があります。

(写真は東京都江東区にある「がん研有明病院」ですが、今日の記事と直接には関係ありません:出典・ウィキメディア・コモンズ)

待っててね!百恵ちゃん

 昨日のタイトルは「インフルエンザではないけれど」でしたが、あらためて、総合病院で診察してもらったら、「インフルエンザA型」でした。ただ、発症してから48時間を超えていますので、タミフルは効果がなく、結局、高熱に耐え抜いたので、体調は急速に回復しています。明日からは外に出てもOKとなりました。
 そして、次男一家もパパと圭佑くんが発熱し、新年に入って孫たちにも会えない日が続いています。ママ、稜ちゃん、そして、百恵姫は元気なのですが、やはり、とても寂しいです。妻が夕食を届けに行ったとき、百恵ちゃんの写真を撮ってもらっています。早く抱っこしたいですね。

インフルエンザではないけれど

 箱根駅伝の往路での応援前から微熱が続いていたのですが、場所取り死守の強い指示があり、2日は小涌園前で午前8時から午後1時半くらいまで立ったまま、一回のトイレ休憩以外は、母校のノボリ旗を持って陣取っていました。

 そして、途中からかなり体調が悪化するのが分かったのですが、戦線離脱は許されません。すべての大学が通過したあと、皆さんで昼食となり、それから、いつもなら宿泊して復路の応援をするのですが、帰京させてもらいました。

 それで、自宅に着くと40℃近い発熱で、結局、一昨日と昨日は家から一歩も出ることができず、ワンコの散歩も妻にお願いしました。幸いにして食欲はあり、少し落ち着いてきましたが、皆さんもカゼにはお気をつけください。

 それから、結果的に昨晩を含めて三日間、休肝日が続いています。また、小涌園前応援団には迷惑を掛けたので、来年からは違った形で応援をしたいと思っています。それを考えるのも楽しいですね。

謹賀新年~激動の亥年

 

 新年、おめでとうございます。昨年も皆さんにはブログやフェイスブックなどをご覧いただき、ありがとうございます。おかげさまで、一日平均で約2千件のアクセスをいただき、検索ロボットを引き算しても、毎日の訪問者数は500人を超えています。また、私たち夫婦には新しく二人の孫が誕生しました。おもちゃ代やお小遣いが増えますが、それはそれで楽しいことです。

 さて、今年4月末には天皇陛下がご譲位され、皇太子殿下が新しい日本と国民の象徴となられます。そして、とても僭越ですが、皇后陛下となられる雅子さまも最近のお姿はとても明るくなったと感じています。新元号も楽しみですが、天皇皇后両陛下へ「お疲れ様でございました」と申し上げられることは国民の一人としてとても嬉しいです。

 そして、今年の4月には統一地方選挙が行われます。杉並区議会選挙では私の秘書も務めてくれた「増田裕一」さんが4期目の戦いに挑みます。彼は区議会でも文字どおり、中堅として各会派や執行機関との連絡調整を行い、地元ではそのキャラクターから、誰からも好かれています。ただ、選挙は怖いもので、「なんで、あの人が落選しちゃったの?」の世界ですから、私もできる限りの応援をさせていただきます。

 それから、杉並区は昨年11月に「阿佐ヶ谷駅北東地区まちづくり計画(中間のまとめ)」を発表しました。これは私が顧問を務めている河北医療財団傘下の新しい病院、明日を担う子供たちの学び舎である区立第一小学校、さらに中杉通り沿いの地域の「にぎわいの拠点」を中心として、大規模な再開発が本格的に始まります。もとより微力ですが、私もお手伝いをさせていただきたいと思っています。

 今日のタイトルは「激動の亥年」としましたが、7月の参議院議員選挙は総(衆議院)選挙とのダブルになるでしょうし、3月1日には執行猶予が終了する米中貿易戦争の行方からも目が離せません。朝鮮半島や中国との関係も不安要素ばかりです。10月に消費増税が予定どおり実施されれば、景気・経済は間違いなく坂道を下っていくでしょう。平成の御代が終わり、新しい年号のわが国に期待するとともに、ちょっとだけ暗い気分にもなりますが、今年もよろしくお願いいたします。

安斉あきら区議会議員と

 杉並区議会議員の安斉あきらさんとはかなり長いお付き合いで、民社党時代からになります。また、彼は労働組合活動のリーダーとして活躍していましたので、息というか、気が合っている大切な仲間です。
 それで、東京都や杉並区の医療政策、特に救命救急体制について勉強したいと連絡があり、「それじゃー、久しぶりだから潤滑油も入れて!」となりました。これって、よくあることですね。
 場所は阿佐ヶ谷のパールセンターの中にある居酒屋「浩太郎丸」さんで、お料理はどれも美味しく、とりわけ、写真のもつ鍋は逸品でした。そして、従業員の皆さんはとても元気で素敵なお店でした。

裏口入学だけでない深い闇が?

東京医科大学の裏口入学事件については、先日、「裏口入学で起こるかもしれないこと」でこれからの危機についてお伝えしましたが、医療現場での問題はそう簡単なことではないようです。

もちろん、女性の合格率をあらかじめ低くすることなど論外ですが、そのことと診療科別の男女比率などは別の問題で、現状では上手い解決策はないようです。実際には不可能でしょうが、「◯◯男子医科大学」もありでしょうか。

そして、東京女子医科大学が男女差別であるという人はいないようですから、男子医大と◯◯女子医大が連携校として、医局、地域医療、診療科などを調整したらどうかなと思いますが、やっぱりダメでしょうね。

ところで、冒頭の事案は東京地検がかなり大掛かりに調べているようですが、タイトルのように裏口入学や講師紹介だけではないようで、とても深い闇が存在している気がします。でも、それがなぜか、ほとんど報道されていません。

それで、先日の記事の最後で、「今回の不祥事について、野党の二人の国会議員が関係しているではとの報道が一部にあるようです(後略)」と書きましたが、理由は分からないものの、依然として名前などは出てきていません。

しかし、私は「(この二人が事件に関与していることは)直接的にはもちろん、間接的にもそのようなことはありえないと強く願っています」とも書きましたが、どうもそうではないように思えてきました。

特に立憲民主党の衆議院議員で、眼科医でもある吉田統彦さんにはそろそろ一連のことを説明していただきたいのです。そう言えば、在宅で起訴された東京医大の前理事長・臼井正彦さんも同じ眼科医です。お金の流れも気になります。

さらに、総理大臣経験者の元女性秘書、コンサルタント会社代表者、元民主党幹事長、故・元法務大臣など、それほど親しくはなかったのですが、私が知っている方々がネットの世界とはいえ、写真付きで出ていることには驚いています。

実はコンサルタント会社の代表とは総理大臣経験者の元秘書(前述の方とは別人)の紹介で会ったことがあります。この秘書さんには大変にお世話になり、代表には1枚1万円のパーティ券を複数枚、購入してもらったことがあります。

さて、事の真相を明らかにするためにも、“まっとうな政治”を目指されている枝野幸男さんにはしっかりとお話しをいただき、これから起こるであろうことに危機管理の能力を示していただきたいです。

なお、当該の吉田統彦さんはご自分のホームページで、「誠実に、透明性を保ち、嘘をつかない」「人格修養がなされており、おかしなことをしない」「失敗や過ちを認め、謙虚に反省して教訓を生かす」と言われています。

最後になりますが、吉田統彦さんは現在でも月に2回、名古屋で休日診療をされていること、発展途上国の医師がいない地域でボランティアで診療をされてことが彼のホームページでアナウンスされています。

私は彼を存じ上げませんが、これらの活動は本当にご立派だと思います。でも、ネット上には掲載するのも恥ずかしい写真も出回っています。繰り返しますが、ご本人と立憲民主党のいわれなき汚名を晴らすために、表に登場してください。
(写真はご本人のtwitterから引用させていただきました)

裏口入学で起こるかもしれないこと

東京都内には島しょを含めて13の保健医療圏があり、詳細は省きますが、それぞれの医療圏でベッドの総数などが定められていますし、救命救急センターが指定されています。例えば、杉並区は中野区、新宿区とともに区西部医療圏を構成しています。

そして、その区西部医療圏の3次救急病院、すなわち、救命救急センターは東京女子医科大学国立国際医療研究センター、それと、裏口入学疑惑が伝えられている東京医科大学の附属病院の3カ所になります。

つまり、杉並区で生命の危機が迫っている患者さんはこれらの附属病院に搬送されます(ただし実際には医療圏の異なる武蔵野日赤杏林大学病院に運ばれるケースも多いです)。ですから、杉並区民の皆さんも東京医大とは縁が深いと言えるでしょう。

とりわけ、3病院の中ではもっとも杉並区に近く、区役所至近の南阿佐ヶ谷駅からは東京医大がある西新宿駅まではわずかに9分ですから、より身近な医療機関になっています。そんな環境での出来事でした。

もちろん、事の真相はまだまだ明らかになっていませんし、今後の特捜部の捜査を待つしかありませんが、私がとても気になっているというか、想像するともの凄く嫌な気分になることが最近になって報道されています。

それは、裏口入学が今から5年以上前までは毎年、行われていたということです。いつから不正行為が始まったのかははっきりしていませんが、少なく見積もって10年前にはやってはいけない操作があったとします。

そうすると、そのときに不正入学した学生は6年間、当該大学で学び、医師国家試験を通り、初期と後期の臨床研修医師研修期間も終了し、第一線で働いている医師ということになります(現在は制度が変更になっています)。

もしものことですが、その裏口入学リストが何らかのルートで表に出てきたとき、東京医大出身の現職医師や関係機関ではかなりの混乱が生じる可能性が高いと思います。あまり考えたくないのですが、全国的に影響が出てくることも予想されます。

なお、医師国家試験での不正はまずありえませんが、「医師として国が免状を与えているのだから」という理屈は成り立たないように思えます。しかし、すでにそれぞれの病院で頑張っている医師がその資格を剥奪されることもあるのでしょうか。

ちなみに、医療問題に精通している弁護士と医療政策が詳しい大学教授にお尋ねしたところ、学生本人がどれだけ自分の入学の経過を知っていたかによるだろうと言われていました。でも、これを遡って検証するのは極めて困難でしょう。

ところで、今回の不祥事について、野党の二人の国会議員が関係しているではとの報道が一部にあるようです。この二人は異なる政党に所属しているそうでが、私は直接的にはもちろん、間接的にもそのようなことはありえないと強く願っています。

河北健診クリニックでの肺がんの見落とし

 私が顧問を務めさせている社会医療法人・河北医療財団の構成医療機関の一つである河北健診センター(写真中央の白いビルの5~7階)で、胸部レントゲン画像の異常所見の見落としによる肺がんの適切な治療機会を逸した事案が発生し、財団ではお詫びと今後の再発防止への取り組みを発表しました。
 私もそのことをしっかりと肝に銘じ、気を引き締めて、少しでも地域医療にお役に立てるよう、一所懸命に努力してまいります。以下、財団が皆様にお伝えした文章です。なお、杉並区、杉並区医師会とともに財団では昨日の午後に記者会見を開きました。

 『杉並区より区民健診の受託を受けております、社会医療財団 河北医療財団 河北健診クリニックにおきまして、受診された方の肺がんを疑う陰影の見落としが4月18日に確認されました。
 受診された方はその後、脳梗塞を発症され、ご家族のご希望により他院で治療を受けられていたところ、5月下旬に肺がんとの確定診断が下され、誠に遺憾であり、残念ではございますが、治療の甲斐なく6月下旬 ご逝去されました。
 お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族ならびに関係者の皆様に多大なご迷惑とご心労をおかけしておりますこと心から深くお詫び申し上げます。
 本件を受け、2014年から杉並区の肺がん検診を受診した計9,424名のレントゲン画像の再読影を放射線科専門医がおこない、44名の方に対し、河北健診クリニックで精密検査を受診していただくようご案内をしております。
 今回の調査により、本事案については、健診業務そのものの根幹に係る問題を包含していることが明らかになりましたことから、河北健診クリニックのみならず河北医療財団全体の問題として捉えております。地域医療への貢献を標榜する医療機関として、皆様の信頼を損ねる結果となり、誠に申し訳ありませんでした。深く反省し、財団全体として職員一丸となり再発防止に努めてまいります』。

「禁煙外来」は保険適用です

正確には「保険適用は一定の条件を満たせば可能」となりますが、その条件でもっとも重要なのは「禁煙指数」で、一日に吸う本数と喫煙している年数を乗じたものです。これが200以上であれば(毎日20本を10年間吸ってきたケースは指数が200です)、保険適用になります。逆にこの数字に満たないと全額自己負担となりますので、注意してください。

最近は病院だけではなく、診療所・クリニックなどでも禁煙外来が増えてきましたし、治療にかかる費用も患者さんによって異なりますが、1万5千円から2万円程度でしょう。これは3割の自己負担分の金額です。もちろん、お薬代も含んだものです。

そのほかには、薬局などで購入できる禁煙補助剤を利用する方法もありますし(貼ったり噛んだり)、“今日からたばこなんか吸わないぞ!”と気合でやめるやり方もあります。ちなみに、医師に聞くとこれが一番成功するそうで、私も皆の前で宣言してから7年間、禁煙を続けています。意志がそれほど強くない自分でも継続できているのですから、やめたいと思っている方は是非、実行してみてください。費用は一円もかかりません。

ところで、なぜ禁煙外来などを勧めるのかですが、その理由の一つは現在、男女計の日本の喫煙率は約2割で、この人たちの4割は機会があればたばこをやめたいと思っているからです。そして、まさに今がその機会でしょう。詳しくは省略しますが、東京都の受動喫煙防止条例が可決され、2020五輪・パラリンピックまでには、喫煙者がゆっくりと吸える屋内空間はかなり少なくなります。

加えて、日本では路上喫煙禁止という条例などが、けっこう早くから整備されてきたため、屋内でも屋外でも喫煙者の肩身は究極的に狭くなってきています。ですので、“何かあっても全体にたばこはやめないぞ!”という人以外はある意味、絶好のチャンスかも知れません。

確かにIOC(国際オリンピック委員会)も屋外の受動喫煙などについてはうるさく言っていませんし、屋内受動喫煙を完全に達成したと言われる五輪開催都市、北京、ロンドン、リオデジャネイロ、東京の次のパリと、一歩外に出れば、吸い殻がたくさん落ちています。ですから、たばこを吸っていた私も、「日本の喫煙者は可哀想だな」とも思うのですが、時代の流れなのでしょうね。

「串カツ田中」が終日全席禁煙に

私もときどき利用させてもらっている「串カツ田中」さんが昨日から全席禁煙になり、それを“記念”して、中杉通り沿いにあるお店に行ってきました。その前には杉並区議会に増田裕一さんを訪ね、ちょうど、同じ区議会議員の上野エリカさんも在室していましたので、久しぶりに情報交換もしています。

さて、店内では従業員の皆さんに僭越ですが私から、「完全禁煙にしてもお客さんは減らないですよ」「むしろ、女性客を中心に来客数が増えるでしょう」「日本人の喫煙率は僅かに2割しかないし、さらにこれから低下していきます」などとお話しました。

だからというわけでもないのでしょうが、彼ら彼女らは少し安心したようでした。東京都の条例制定前に、全面喫煙可から全面禁煙に踏み切った「串カツ田中」さんの決断を大いに歓迎します。増田さんにも付き合ってもらいましたが、いつもより、ビールもハイボールも串カツもより美味しかったように感じました。

とても評価できる都の禁煙条例

受動喫煙防止対策については過日、国としての法律(健康増進法)改正の内容が閣議決定しましたが、とても残念ながら、飲食業界やたばこ関連事業者からの圧力により、いわゆる“ざる法”になってしまいました。受動喫煙対策は2020東京五輪・パラリンピックのためだけにやっているわけではありませんが、このままでは、その対策は史上最悪の五輪になってしまうことが多いに危惧されていました。

その汚名を返上するには開催都市である東京都が法律に上乗せする条例(東京都内のみで効力のあるルール)の制定が期待されていましたが、その条例の骨子が発表されました。一番評価できるのは、飲食店などの面積から喫煙を規制する改正ではなく、「人」をその基準においたことではないでしょうか。

すなわち、法律の100㎡以下の場合、表示すれば喫煙OKが、マスターやママ(分かりやすい言い方にしました)のほかに一人でも従業員がいれば、そのお店ではお客さんがたばこを吸うことはできなくなります。ジガーバーなど一部例外はありますが、これにより、都内飲食店の84%が対象になるそうです。

そして、逆に一人で営業しているお店は例えば、新宿東口のゴールデン街のようなところでしょうが、喫煙絶対反対の皆さんからはまだ不満だと想像できるものの、「仕方がないのかな」と私は思っています。ただ、大好きな町中華なども、奥さん(その逆も)やお子さんが働いていれば、喫煙ができなくなりますので結果、良かったです。

それから、人気のある加熱式たばこを規制対象にすることも大きな前進ですし、あとは6月の都議会定例会でしっかりと成立させてもらいたいです。先日もお伝えしましたが、私たちが「がん対策推進条例」を作ろうとしたとき、たばこ関連団体からけっこう嫌らしい妨害を受けました。その団体はなかなかねちっこいですから、それに負けないでください。

新たな病院で充実した臨床を!

 毎年、この時期にお伝えしていますが、私が顧問を務めている社会医療法人・河北医療財団傘下の河北総合病院「初期・後期臨床研修医師修了発表・修了証授与式」が開催され、その発表テーマと内容はかなり立派なものと感じました。
 この病院を巣立ったあとは、全国各地の病院で後期研修を行ったり、文字どおり、一人前の医師として活躍が期待されています。今回の初期臨床研修医師は3年前に私も面接官として選考に参加しましたので、感慨深いものがあります。
 そして、式に続いて開かれた懇親会では、若手医師の皆さんと楽しくお話しをしました。私は冒頭の挨拶と乾杯の発声をしましたが、準備が進められている新しい病院のことをお伝えしました。皆さん、頑張ってください!

第13回東京都病院学会

 一般社団法人・東京都病院協会が主催する東京都病院学会が市ヶ谷駅近くにあるアルカディア市ケ谷で開催されました。この協会は私が顧問を務めさせていただいている、社会医療法人・河北医療財団理事長河北博文さんが会長をされている団体で、協会が設立されてから20年になります。この日も河北会長が基調講演をされています。
 そして、ご来賓でご出席されていた東京都医師会会長尾崎治夫先生からご挨拶がありましたが、先生はかなり厳しく東京オリンピック・パラリンピックへ向けての受動喫煙防止対策について話されていました。確かに先日、明らかになった改正健康増進法の内容で、怒りさらに増したのは尾崎会長だけではないでしょう。
 なお、この改正案では都内の飲食店などの半分以上が依然として喫煙可能となります。表現は良くありませんが、これでは「ザル法」の典型で、五輪スポーツを語る前に世界に向けて恥ずかしくて仕方ありません。自民党&公明党内では妥協してしまったようですので、東京都内で有効な条例制定に期待するしかありません。

史上最低の五輪は嫌ですね

東京オリンピック・パラリンピックまであと2年半になりました。これから開会式まではあっという間でしょう。心配されていた競技施設なども何とか間に合いそうですし、“おもてなし”を自然体で提供する準備なども着々と進んでいます。私などは一生に2回も母国での五輪を観ることができ、幸せものだと思っています。

さて、物騒なタイトルで申し訳ありませんが、「史上最低」とはたばこの煙のことです。ご承知のとおり先日、厚生労働省の受動喫煙対策(法律は改正健康増進法)についての骨格なるものが発表されました。加熱式たばこも規制の対象になるなど、前進した部分もありましたが、最大の焦点である飲食店の規制面積の下限については、150平方メートルが有力案と言われているようです。

先に頓挫した改正案ではこれが30平方メートルとなっていました。もちろん、飲食店は原則禁煙が基本ですが、“このくらいなら仕方ないかな”と思われていた皆さんも多かったでしょう。ところが、政治の妥協の産物かどうか分かりませんが、これでは何と!5倍という驚く面積になってしまいます。

つまり、喫煙を法律で正当性を与えて推進しているようなものです。競技会場が集中している東京都の調査では、現在の飲食店の9割が喫煙可能であり、繰り返しますが、法律が推奨する「たばこ天国」の出現です。これでは、“たばこフリー”のフリーがほとんどの飲食店でたばこが吸える”という意味になってしまいます。

一方、残念ながら、飲食店の組合などは、「これで一安心だ」と言われているようですが、僭越ながら、強迫観念と言うべきこの「禁煙になったらお客さんが減ってしまう」は根本的に間違っています。なぜなら、わが国の喫煙率は約20%、つまり、現在では5人に僅か1人しかたばこを吸っていません。

さらに注目すべき数字もあります。女性に限れば10人に1人以下になっています。申し上げるまでもなく、レストランやホテルなどはまず、女性に人気がなければ生き残れないと時代と言われています。実際、女尊男卑ではありませんが、その傾向はますます高くなっていくものと感じています。つまり、発想を恐怖から抜け出し、積極的にお客様に来ていただくという姿勢に転換する必要があるでしょう。

ただ、日本では屋外喫煙を禁止することが先行してきましたので、喫煙者を屋内でも屋外でも追い出すと、彼ら彼女らは行き場所がなくなってしまいます。今回の改正ポイントでは、医療機関、大学を含めた学校、官公庁などは敷地内の屋外に喫煙スペースを作ることは認めるとなっていますので、こちらは良かったです。

今日の写真はJR阿佐ヶ谷駅北口で撮りましたが、このような喫煙場所でも、“煙が流れてきて嫌だ”という方もいらっしいますが、少し遠回りをしてでも若干の我慢も必要かなとも思います。飲食店は駅周辺で営業していますので、お手数でもここですってもらえばいいかなとも考えます。

それから、私たちはIOCやWHO(世界保健機関)のために受動喫煙防止を進めているのではありません。世界的にもかなり遅れているそれをオリンピック・パラリンピックというビッグイベントを一つの契機として、良いチャンスとして、実現しようとしています。もちろん、行政や医療機関と協力してこの機会に、“たばこを止めたくてもなかなか止められない人たち”を応援することも大切でしょう。

最後に重ねてになりますが、このままで改正案が成立するとすれば、五輪史上、最低、最悪の大会になってしまします。それは、これまで一所懸命に練習を積み重ねているアスリート、日々、奮闘努力している大会関係者、そして、何よりも素晴らしい競技を楽しみにしている国民と世界の人たちを裏切ることになってしまうでしょう。