森山裕さんの掌で踊る人たち

 先日もお伝えしたように、新型インフルエンザ対策特別措置法の改正案成立に目処がついたようです。もともと、この法律は民主党政権のときにできたものですから、立憲民主党なども反対しにくいということも幸いしました。なお、共産党と社民党は当時、反対しているので、今回も同様に行動しなければ辻褄が合わなくなります。

 ただ、これも何回も申し上げているように、この世の中、政府が何をやっても「政治が悪い!社会が悪い!安倍が悪い!」と叫び続ける人たちがいますから、その意味では共産党や社民党は必要ですし、立憲民主党は今回に限って渋々と賛成せざるを得ないのでしょうが、それはそれで国益を考えればありがたいことです。

 また、賛成への条件ですが、立憲民主党などは国会への事前承認を求めています。しかし、そのことはかえって彼ら彼女らの立場を危うくする可能性があります。つまり、それをやってしまうと、自民党&公明党政権と共謀共同責任を問われる危険性があるからです。何だかんだ言っても、「事前報告」で落ち着くでしょう。

 あとはあまり効力はありませんが、附帯決議をいっぱい抱き合わせれば、立民などへの配慮はできそうです。ただ、同時にでっかい補正予算を要求したらどうでしょうか。財務省は嫌がるでしょうが、安倍さんも「野党がうるさくて仕方ないんです。改正案を通すために頼みますよ、麻生さん!」と懇願すればどうかなと思います。

 ちなみに、海の向こうのアメリカでは、トランプ大統領が新型肺炎対策として25億ドル(約2700億円)を議会に通知しましたが、野党の民主党が、「そんなんじゃ足りない!」と批判した結果、何と3倍を超える83億ドル(約8700億円)になりました。わが国の与野党も見習って欲しいですね。

 さて、タイトルの自民党国会対策委員長の森山裕さんですが、相当の苦労人のようです。鹿児島県のご出身で、定時制(夜間)高校を卒業され、地方議員から政治の道に入られました。もう、7年も丁々発止の国対委員長を務められているというとは、それだけ、人望や信頼がある方だと推察します。

 その一方、立憲民主党といえば、自らが「私にはまったく人徳がありません」と正直に告白してしまった安住淳さんですから、悲しくなってしまいます。落書き新聞紙張り出し事件も本当に反省しているとはとても思えませんし、国民民主党国対委員長の原口一博さんもどうしたことか、思考回路が立民と同じになっています。

 そのような状況で、森山さんは静かに実直に記者会見に臨まれています。口を開けば「謝罪」と「辞任」がまず出てくる立民国対委員長とは度量も器量も比べるのが失礼なくらいですが、相手の顔を立てながら、結局は丸く収めてしまう技量は大したものです。これは想像ですが、彼をもっとも頼っているのは安住さんかもしれません。

 いずれしても、新型肺炎の終息宣言を発することができる時期によっては、景気経済への影響は深刻なものになるでしょう。考えたくも、想像したくもありませんが、五輪・パラリンピック開催についてもその例外ではありません。森山さんには引き続き、野党の見せ場も作っていただきながら、頑張ってもらわなければと思っています。

パチンコ屋さんへの営業自粛要請を

 民主党政権時代に作られた「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の改正案について、成立する見込みが立ち、とても良かったと思います。ちなみに、当時の自民党はこの法案に反対はしませんでしたが、本会議を欠席しました。

 今回、立憲民主党と国民民主党は抱き合わせ的に経済対策を求めましたが、これは野党として当然のことです。総理の安倍さんもそのことは織り込み済みでしょう。そのために与野党トップ会談をしたのですからうなずけます。

 一部には「野党はこの非常事態だから、余計なことを言わずにさっさと賛成しろ!」との声もあるようですが、それは違っていると思います。このようなときだからこそ、10兆円くらいの超大型補正予算を要求したら良いと思います。

 また、共産党と社民党は前述の法案に反対していますので、来週もそれと同じ行動を取ると思います。これも当然のことで、国民の皆さんの中にも、「改正案絶対反対!」と叫んでいる人たちもいますので、受け皿の政党も必要です。

 さて、前置きが長くなりましたが、政府のイベント開催の自粛や小中高などの春休み前倒の要請はそれなりに効果が出始めているようです。ですが、解せないのはパチンコ屋さんへ営業自粛を求めていないことです。

 もちろん、パチンコ屋さんはイベントではありませんが、お客さん間の距離が極めて近く、あまり換気がいいとも思えません。そして、高齢者が多いということもすごく気になります。大丈夫でしょうか。

 パチンコ屋さんに関しては与党、野党ともにこの業界を応援する議員連盟に所属している国会議員も少なくなく、何回も指摘しているように、摩訶不思議な「三店方式」という脱法行為が昼間から堂々と行われています。

 さらにIR疑惑に関連して、パチンコ業界第3位のGAIYAにガサ入れがあったことも大いに注目しなければならないでしょう。東日本大震災の教訓から始めた「輪番閉店」もいつの間にかなくなっています。

 私の思い違いかもしれませんが、やはり、パチンコ屋さんへの営業自粛要請は行うべきではないでしょうか。繰り返しますが、近年のパチンコ屋さんは高齢者の人たちが多いようですからなおさらです。

 なお、パチンコ屋さんも来月から全面禁煙になります。パチンコをする人の喫煙率は平均のそれよりけっこう高いですから、入場者はかなり減少するでしょう。それに比例してギャンブル依存症も少なくなる可能性もあります。

立憲民主党を責めてはいけない

 医学や医療の歴史は感染症との戦いだったと言ってもよく、そのことは、日本が誇る世界的に名前が知られている野口英世さんと北里柴三郎さんが細菌や感染症の専門医であったことからも分かります。

 また、これまでに人類がほぼ完全にウイルスに打ち勝ったのは“天然痘”だけで、不謹慎な表現ですが、圧倒的に私たち人間が負け越しています。SARSなども封じ込めることができましたが、特効薬が未だにあるわけでもありません。

 何せ相手は40億年も形を変えながら生きながらえているのですし、我が方はせいぜい20万年しかありせん。しかし、ペストやスペイン風邪のときもそうでしたが、完全に人類を滅ぼそうとも考えていないようです。

 そして、私はと言えば、感染症や疫学を研究している先生方の文章をできる限りたくさん読んでいます。もちろん、それらは医師や専門家ではない私たちに理解できるものであり、学会の論文などではありません。

 合わせて、フェイスブックなどへの関連投稿も時間の許す限り、見るようにしています。そこからのリンクがとても参考になることもありますし、政治関係のお友だちも多いので、仮に自分と反対の考え方でも同様です。

 それで、困ったことに同じ感染症や呼吸器内科の医師でも言われていることが、正反対であったり、かなり政治的な発言であったりすることです。例えば、マスク一つでも「着けていてもそれほど効果はない」という先生もいます。

 また、クルーズ船に2時間だけ乗り込んで、英語版を含めてYouTubeを使って持論を展開された国立大学の教授も、「日本政府の対応はクルーズ船と和歌山の病院以外は正しい」と言われていましたし、彼の発言で船内が改善されたのも事実でしょう。

 そのような状況で、安倍総理が全国の学校に大幅な春休みの前倒しを「要請」しました。これについても、賛成派、反対派がそれぞれの声を上げていますが、何かと安倍さんの言動を批判している石破茂さんの発言を聞けば、おおよその判断はできます。

 その一方、立憲民主党は「場当たり的だ!」と厳しく批判していますし、同党参議院幹部も「すぐ撤回すべきた!」と声高に叫んでいました。毎度の国対委員長・安住淳さんは「万端な準備がないままに決断した可能性が高い」と言っていました。

 それから、国民民主党代表の玉木雄一郎さんは、「唐突感はあるが、子供の命と健康を守ることが最優先なので協力したい」と、とてもまっとうなことを語っていました。実際、彼は安倍総理に電話して対策の法整備を求めたそうです。

 ただ、残念なのは、立憲民主党の言動に対して、「難癖を付けることしかしない」「遅ければ後手後手と批判し、早急に対応すれば独善的だと批判する」との声が大きくなっていることです。批判の批判もけっこうですが、モリカケや桜とは本質的に違います。

 つまり、立憲民主党の皆さんは政権(とりわけ安倍さん個人)に対して何でもいいから難癖をつけること自体が仕事みたいなもので、それ以外はさして考えているとは思えません。そこのところを包み込まないと、彼ら彼女らの立場がありません。

 だいたい、すべての野党が安倍さんの決断に協力したら大政翼賛会みたいで気持ち悪ですし、世の中には何をやっても「安倍が悪い!」と主張する人たちが15%くらいはいますから、その人たちのためにも立憲民主党は必要でしょう。

 なお、「すぐに撤回すべきただ!」と最高幹部の一人が言われているのですから、立憲民主党は全国の所属地方議員に、「首長や教育長の指示を撤回する行動を!」と通達を出さなければ筋が通りません。政府の決定は「要請」ですからなおさらです。

 現実的には難しいと思いますが、長い春休みになるかならないかは、地方自治体の首長が決めたことですので、トライしてみる価値は十分にあります。その意味では立憲民主党の地方議員の真価も問われることになるでしょう。

 ちょうど、第1回定例会が都道府県&区市町村で開催されていますので、「区長と教育長は安倍総理の要請を受け入れるな!」と強く求め、駅頭でも有権者にそのことを訴えなければ、“まっとうな政治”を実現することはできません。

とてもユニークな山井和則さん

『審議を拒止して、国会を空転させて、政権にダメージを与え、政権を倒そうとする方法は、国民から理解を得られないと思います。私は与党議員として審議拒否はせず、引き続き会期末までしっかりと仕事を続け、法案を成立させるべく頑張ります。気に入らないことがあれば、国会に来ない。それはおかしい!』。

 今ではあまりにも有名になってしまったツイッターの一文ですが、投稿されたのは今から8年ほど前、つまり、民主党政権時代の山井和則さんでした。その後は民進党から希望の党、国民民主党へと歩まれ、現在では立憲民主党系会派の重鎮として、特に予算委員会で活躍されています。

 なお、国民民主党からは、「国対委員長代行の要職にありながら会期中に重い職責を放棄する無責任極まりない行為で、野党間の連携に水を差しかねない」として、除名されています。その除名理由も今となっては笑えますが、立憲民主党系での活躍はなかなかしぶといものがあると思います。

 先日もお伝えしたように、当時は野党だった自民党もかなりえぐいことをやっていましたから、山井さんを批判できる資格はないのでしょうが、ここまで変質できるということは、国会議員として、その前に一人の人間として、いかがなものかと思ってしまいます。

 もちろん、政策面でその考えが変化するのは当然のことですし、政治の世界では柔軟性も大切です。でも、繰り返しますが、審議に望む基本的な姿勢を180度転換し、しかも、過去の発言を知ってか、知らずか、一切の反省もなく、行動してしまうのは山井和則さんくらいでしょうか。

 また、彼や立憲民主党の面々は意気盛んにホテルニューオータニの領収書を追求していましたが、気がつけば今度はANAインターコンチネンタルホテルに的を移しました。これって、1ミリも安倍総理の責任をあぶり出すことができなかった、森友学園から加計学園にシフトしたのとそっくりです。

 そして、そのANAホテルの領収書も発見されてしまいました。もともと、安倍さんの前夜祭は資金集めパーティとして行われたのではないのです。この場合、収支報告書に記載することは必要ありませんし、逆に載せたらおかしなことになります。こんな単純なことを立憲民主党が知らないわけがありません。

 さらに、彼ら彼女らは会費以上のごちそうが並んでいて、差額買収になると難癖をつけていますが、これも勘違いしたのは立憲民主党のほうで、久兵衛のお寿司など、始めから無かったことが明らかになっています。いったい、何をどうしたいのか、さっぱり分かりません。

 苦しい生活を強いられた武漢からの同胞を載せたANA機が、今まさに羽田空港に着陸しようとしたときでも、延々と2時間、桜をやっていたのですから、立憲民主党に期待することがもう無理なのでしょう。過去のことを指摘しても、「僕たち、私たち、民主党じゃないもん!立憲民主党だもん!」ですから。

 そんな山井和則さんに指示されて嫌々、委員会室を出ていく国民民主党の皆さんはいい迷惑ででょう。本音では、「何で除名されたあいつに従わなければならないんだ」と思っているかもしれません。あと、同じく除名組の今井雅人さんも立憲民主党系の会派で大活躍ですが、立民ってほかに人がいないのでしょうか。

ほんとに懲りない人たちですね

 民主党政権時代は自民党もかなり嫌がらせをしていましたので、その意味では公平でないかもしれませんが、また、立憲民主党などがやらかしてくれました。得意の審議拒否に打って出ましたが、いつものように、黒岩宇洋さんと山井和則さんのミエミエの連携プレーで委員会室から出ていきました。面白かったのは明らかに嫌々退席した議員がけっこういたことでした。

 表向きはこれまたいつものことのように大見得を切っていますが、バックヤードでは自民党国会対策委員長の森山裕さんに、復帰のタイミングをお願いしているのでしょう。そんな状況でまっとうな対応を望んでいる国民民主党の代議士たちが足取り重く出ていったのは当然のことでした。

★★★と思っていたら、立憲民主党などは早くも意味不明な言い分で審議に復帰しました。「ホテル側からの回答内容を書面で提出しなければ、予算委の審議に応じない!」と勇ましく叫んでいたのに、舌の根も乾かぬうちに180度の方針転換ですから、根性というものがないのでしょうか。以下はその前提でお読みください★★★

 そして、この三文芝居みたいなシナリオを書いているのが、人徳ゼロ%の安住淳さんでしょう。もちろん、「私が総理になれば消費税率は上げない」と誰も望んでもいない自称・総理候補である枝野幸男さんや、世の中の不満をいつもお一人で背負っているような表情をされている福山哲郎さんも共作のようです。

 失礼ながら、私が不思議で仕方ないのは、この人たちのゴネ得が即、ゴネ損に直結することが分からないのだろうかいうことです。友人の国会議員秘書は、「まるで自虐プレーを見ているようだ」と言っていましたが、確かに見当違いの感想でもないような気がします。毎度のことですが、困ったものですね。

 だいたい、立憲民主党はそんなことにかまけてる場合ではないでしょう。表面的には寄り添うようなポースをしていますが、立民がもっとも恐れているれいわ新選組が次期衆議院選挙の第一次公認を発表しました。何となく「昔の名前で出ています」的な方もいらっしゃいますが、東京8(杉並)区も擁立が決まりました。

 もちろん、選挙ですからやってみなければ分かりませんが、これで自民党現職の石原伸晃さんの再選が限りなく近づいたことは間違いないと思います。つまり、立憲民主党とれいわ新選組の共倒れです。立民の現職にもぶつけてきていますので、彼ら彼女らは夜も眠れなくなっていることでしょう。

引き算を忘れた?小沢一郎さん

 どのくらい前からかははっきりと覚えていないのですが、小沢一郎さんと日本共産党委員長の志位和夫さんが急接近してきました。私がお世話になった方々にはいわゆる小沢門下生が少なくないので、余計なことはあまり申し上げませんが、ちょっと“どうかな”と思ってしまう言動が多くなってきています。これは想像ですが、国民民主党を支援する団体の少なくない皆さんも同じような思いを持たれているような気がします。

 もともと、小沢さんは共産党の大会に満面の笑顔で出席したり、志位さんには、「公明党だって自民党と上手くやっているじゃないか。共産党はほかの野党のと関係で真似なきゃだめだ」みたいなことを盛んに言われていましたので、そんなに不思議なことではないし、確かに自民党と公明党は支持者の経済的基盤や社会的立ち位置はほぼ正反対なのに、今ではけっこう仲良くやっていることは事実です。ただ、正統派保守層は現在でもあまり歓迎していないようです。

 そして先日、小沢さんの政治塾に志位さんが招かれて講演したそうです。彼は野党連合政権樹立に向けて、「確実に信頼の絆が深まってきた。あとは政治的決断だ。意思さえあれば道は開ける」と述べ、それを受けて小沢さんは、「同じ目標や志を持った野党が国民のための政治を実現するには絶対に協力しなくてはいけない」と応じたそうです。志位さんは大親分の不破哲三さんの了解を取った上での発言でしょうから、嘘ではないでしょう。

 さらに、「政権を野党連合が奪取しても、共産党は閣外協力でも良い」「自衛隊解消、日米安保破棄などと政権内に持ち込まない」などともの凄く聞き分けの良いことを志位さんは言い始めました。これが共産主義独特の理論である統一戦線論であることは間違いありませんが、そこまで見通せる国会議員は失礼ながら、あまりいらっしゃらないような気がします。ただ、残念ながら、立憲民主党と国民民主党の合併だか吸収だかも暗礁に乗り上げていますので、実現性は少ないです。

 また、今日のタイトルですが、確かに小選挙区で立民と民民が候補者を調整して、そこに共産党がガッツリ支援して、その選挙区での過去からの各党の獲得票を単純に足し算すれば、敵である自公候補を破れるように思えてきます。しかし、そのことは錯覚で、肝心なのは立憲民主党はそうでもないでしょうが、国民民主党は共産党の支援をもらうことによって引いていく有権者が少なくないということです。

 それから、小沢さんがいつも言っているように、「国民は安倍政権に飽き飽きしている」も分からなくもなく、仮にここまでは合っているとしても、それでは、その国民が立憲民主党や共産党を応援するのかどうかは、それらの党の支持率を見て、自民党のそれを見れば、簡単に答えを導き出すことができます。つまり、多数の有権者は野党連合政権などというものはまったく望んでいませんし、そこに共産党が加わればなおさらです。

 自衛隊解散、日米安保破棄、立憲君主制廃止が党是の日本共産党と地方自治体の首長選挙くらいならともかく、政権選択選挙である衆議院選挙でマジの協力などあり得ません。もちろん、国会議員の先生方にとってはご自分たちが当選することがいちばん重要なことはよく分かります。でも、だからといって、小沢さんや志位さん、そして、共産党が大好きな安住淳さんの口車に乗ってしまうことは、この国と国民の将来にとって優れた選択とは言えないでしょう。

 なお、私は杉並区議会、東京都議会で30年間に渡りお世話になりましたので、共産党に所属する区議さんや都議さんとも親しくさせていただきました。その思想信条や主義主張は相容れないことがほとんどでしたし、労働戦線でも戦ってきましたが、人物的には生意気ですが、優れた人も多く、なかにはこっちとそっちを入れ替えたいような議員もいました。特に共産党の議員はほかの政党と違って、私が忌み嫌う“胡散臭さ”がありませんでした。所詮、人間がやっている世界ですから、それほど、一般社会と変わりはないのでしょう。

安倍総理は大人げないですね

 衆議院予算委員会で立憲民主党の辻元清美さんが気持ち良く、「そろそろ総理自身の幕引きだと言うことを申し上げておわります」と言って引き上げようとしたとき、安倍晋三さんが何を思ったのか、「意味のない質問だよ」と野次を飛ばしたというより、つぶやきより二回りくらい大きな声を発しました。

 その後の対応は報道されているとおりなのでしょうが、いつものように自民党国対委員長の森山裕さんの穏便路線に立憲民主党などが乗る形を取って収束するのでしょう。それにしても、安倍さんは僭越ですが、大人げないです。これでは、立憲民主党と同じレベルになってしまいます。

 せっかく昨年の11月、憲政史上最長の在任日数になったというのに、こんなことでは、「たまたま運が良かった」「野党があまりにも情けないだけ」と言われても反論できないでしょう。桂太郎さんや伊藤博文さん、吉田茂さん、大叔父の佐藤栄作さんが草葉の陰で泣いているというものです。

 確かに意味のない質問には違いなかったのですが、立憲民主党の議員は有権者によって選挙で国会議員になっているのですから、その内容がどうであっても、行政府の長として、それこそ意味のない不規則発言はやめたほうがいいです。もともと、安倍さんには品位というものが感じられませんので、なおさらです。

 一方、新聞紙落書き事件ですっかり元気がなかった立憲民主党国対委員長の安住淳さんですが、今回のことで立ち直ってきたようです。ただ、彼の「議会人としてあるまじき行為で容認できず、懲罰に値する」には爆笑してしまいました。またまた、得意技のお笑いマンガ道場です。そのままお返ししましょうね。

 それから、立憲民主党は何でもいいから安倍さんを窮地に陥れることが最大最高の目的ですから、その戦術にはまってしまってはダメだということでしょう。それさえ我慢すれば、相手が墓穴を掘って落ちていき、強力なブーメランを投げ続けてくれるのですから、それを待っていればいいということです。

 それができないのであれば、望んでいるのかどうか分かりませんが、自民党総裁の4選などは夢のまた夢でしょう。それでなくても、辻元清美さんが言われているようなことを積極的に「そうだ!」とは同調しないものの、「ちょっと飽きてきたな」というムードも漂っていますので、万全の気配りが大切です。

習近平さんは両会を開催できるか?

 感染症に苦しんでいる中国ですが、あと3週間ほどで全人代(全国人民代表大会)政協(中国人民政治協商会議)という二つのビッグイベントが開催される予定です。どちらも、重要な会議には違いないのですが、それまでにすべての議案などは中国共産党(中共)が決めていますので、それを形式的に追認するだけのつまらないものです。

 そして、これまで何回かお伝えしているとおり、日本の新聞などは「国会に相当」と何の注釈も付けずに報道していますが、日本を始め自由主義国家の国会とはまったく異なるもので、そろそろ表現を変えてもらいたいものです。特にわが国の新聞やテレビが中共に忖度しているとは思いませんが、世界の笑いものになってしまいます。

 そもそも、3千人くらい参加している代議員なる人たちですが、各地域(日本だったら選挙区)から人民の選挙で選ばれた代表でも何でもありません。それぞれの地域の共産党組織が提出した名簿に載っている人が代議員になるだけです。共産党の意に沿わない人は代議員になることは絶対にありません。

 また、省、直轄市、自治区にも「人大」があることはありますが、これも都議会や横浜市会のように有権者から選ばれたのではなく、例えば広東省党委員会や上海市党委員会の眼鏡にかなった、中共に従順である人間だけがその地域の議員になれます。それでは、中共の幹部は誰が決めているかということですが、これも内部でやっているだけで、民主的手続きなどは皆無です。

 さらに、毎年のことですが、中国や日本のマスコミは全人代の議案採決で何票、何十票の反対が出たと嬉しそうに書きますが、これも中共がとりあえず、民主的な臭いを醸し出すための演出で、本当に反対票を投じれば、その人は行方不明になることでしょう。所詮、共産主義国家の議会なんてそんなもので、あってもなくても結果は同じです。政協に至っては何のために存在しているのかさっぱり分かりません。

 また、全人代の会場ではすごく綺麗な民族衣装を着た少数民族と思われる代議員が写し出されることが多いのですが、ご本人には責任はないものの、「中国共産党はこんなに少数民族を大切にしている」というヤラセに過ぎません。また、会場には軍服を着た代議員も多いのですが、彼の国では“文民統制”などという制度はなく、軍隊内部には政治将校という思想統制軍人がいます。

 さて、タイトルの両会の開催ですが、習近平さんとしては何としても全人代で感染症の終息宣言というか、勝利宣言を声高らかに叫びたいはずです。でも、現在の感染状況からはかなり苦しいでしょう。その場合はもともと存在価値がない両会ですから、延期も考えられますね。日本への国賓来日はどうやら先送りになりそうですが、習近平さんと中共の威厳が保たれるかどうかの瀬戸際ですから、さらに今後の展開に注目します。

大丈夫ですか?安住淳さん!

 友人の議員秘書によるとリーダーとしての器量と度量が限りなくゼロkgの立憲民主党国会対策委員長・安住淳さんがまた、やらかしてくれました。この人、何か特別のコンプレックスでもお持ちなのでしょうか。

 写真では見にくいのですが、立民の控室ドアに、衆議院予算委員会での質疑の様子を伝えた新聞各社の記事を張り出し、「すばらしい」とか「くず0点」とか「ギリギリセーフ」とか「論外」とかを下手な文字で書き込んで悦に入っていました。

 また、ご自分の意に沿わない記事には「✕」や「出入り禁止」、安倍総理を批判する記事には「花丸印」を付けるなど、やりたい放題でした。政党が新聞記事を批判することに何の問題もありませんが、やっていることがあまりにも幼稚です。

 そして、仮に政府や与党が同様なことをやったらどうするのかと問われると、「人徳の問題だ。私に人徳がなかった。深く反省している」と言われました。タイトルには「大丈夫ですか?」と書きましたが、ご自分の不徳は正しく理解されているようです。

 このような方が野党第一党の司令塔を務めているのですから、政府も自民党も安倍さんも安泰ですね。実際、カウンターパートとなる自民党国対委員長の森山裕さんは余裕で、「記事を真摯に受け止めることが基本だ」と至極大人の対応をされています。

 それから、安住さんとは思考回路がそっくりな幹事長の福山哲郎さんは、「圧力だとは思わない。国会の状況を伝えてほしいという思いがあったのではないか」と全面擁護しています。福山さんのことですから、特に驚きもしませんでした。

 さらに、山尾志桜里さんは極めて珍しく正論を言われていました。「自分が立憲民主党所属であることが恥ずかしいレベル。議員が幹部に物言わない党内文化が引き起こした結果でもあるから、自分自身も恥じてます」だそうです。

 やっぱり、立民には議員が幹部に物を言えない党内体質があったようです。そう言えば、結党して2年半近くが過ぎているのに、代表をどのようにして選出するのかの規定がいまだにないという、近代ではとても奇妙な政党です。

 まあ、武漢から苦しい思いをされた同胞が帰国されたときでさえ、延々と「桜を見る会」をやっていましたし、それでも新しい証拠でも出てくれば別ですが、あいも変わらず同じことを2時間も質問していました。毎度、呆れるばかりです。

 つまり、彼ら彼女らは周囲からどのように見られているかという意識がまったくないようです。自分たちが決めつけた道をどこまでも、何と言われようとも驀進する、もう、「喝っ!」というより「むしろあっぱれ!」です。

 余談ですが、立民代表の枝野幸男さんが安住さんを国対委員長に起用するとき、「自民党ががいちばん嫌がる人を充てるべきで、それが安住さんなのは衆目が一致する」と吠えていました。もう、お笑いマンガ道場です。

 いずれにしても、立憲民主党の国会議員にはおよそ「まっとうな政治」から遠い方々が多いと思います。先日にお伝えした自民党胡散臭いトリオなど言語道断ですが、誰も頼んでもいないのに墓穴を掘る姿は喜劇を観ているようです。

 民間企業の真面目な労働者の皆さんが立憲民主党(や候補者)を支援することはほとんどないでしょうが、立民と民民の再結集がほぼ不可能になっているのですから、それぞれの支援団体はいつまでも合流だか合併だかに拘ること止めたらいかがでしょうか。

野党は追求の手を緩めるな!

 昨日から新年度予算案の審議が衆議院予算委員会で始まりました。それに先立って、与党と野党は厚生労働大臣が一時的に委員会から離れることを認め、安倍総理も中国発感染症に関して重要な電話会談などが必要になった場合、同様な扱いとすることも決めたようです。

 まったく正しい合意ですし、これからも与野党ともに柔軟な対応をしていただきたいと思います。ただ、そのことで写真の3人に代表される一連の疑惑への追求を休めてはならないでしょう。「それとこれとは違う」ということです。それにしても、胡散臭いトリオですね。

  それから、真ん中の参議院議員が法律で定められた2倍のお金をウグイス嬢に渡していたという疑いで検察から捜査を受けています。これに関して、「今どき、優秀なウグイスさんは規定の金額じゃ~、とても集まらいよ」との同情論があります。私もまったく分からないでもありませんが、やっぱりダメです。

 であるとすれば、立法府、つまり国会議員が法律を改正して世間相場にすれば何の問題もなかったはずです。それを長い間、与党も野党も知らんぷりしていたのですから、酷いと言わざるを得ません。左右の二人に至っては言い訳など聞く価値のない卑屈な行動で墓穴を掘っています。

 その一方、桜を見る会については何度もお伝えしているとおり、立憲民主党などが安倍さんを辞めさせることに焦点を絞っている限り、ほとんど意味のない質疑をやっていることになります。つまり、モリカケも同じなのですが、少なくても総理には罪に追い込めるような証拠が何一つないことです。

 また、不十分ではあるけれど、これもモリカケ同様、何度も謝っていることです。もちろん、書類の管理体制などには問題が少なくなかったのですが、これも野党が安倍さんの打倒に的を絞っているため、逆に大局的に大きな不祥事ではなくなってしまいました。失礼ながら、攻め方が分かっていないのでしょうか。

 繰り返しになりますが、感染症対策がすごく大切だからといって、野党がちょっとおとなしくしてしまってはおかしいです。要するに攻めるべき問題を的確に見極めて、そこをしっかりと突いていけばいいと思います。拘置所に入っている以外の二人を証人喚問してもいいでしょう。

 なお、立憲民主党幹事長の福山哲郎さんと彼に指示されて質問する立民議員には追求の資格はありません。なぜなら、福山さんは所属議員の下半身の破廉恥罪について問われたとき、「捜査中のことなので、私からお答えるのは控えます」と明言したからです。

 これって、ウグイス嬢の差額買収を犯した彼女が弁解していたこととまったく同じです。くれぐれもブーメランにならないよう気をつけてください。立憲民主党の議員が自民党の議員と比べて、倫理観とか道徳観とかが優れているとは思えません。そこを間違ってしまうと、またまた支持率は下がるばかりです。

桜が散っても「桜を見る会」やるぞ!

 「シュレッダーを見る会」や「下関を旅する会」ですっかりメジャーになり、「あれは久兵衛のお寿司に違いない!」と、透視能力まで習得している立憲民主党の黒岩宇洋さんですが、先日の衆議院予算委員会(補正予算を審議する会議)では、あいも変わらず、総理主催の「桜を見る会」の追求にもならないような質疑をしていました。

 そのほかにも、江田憲司さん、大串博志さん、今井雅人さんなど、こちらもまた、代わり映えしないメンバーが、IRだの、1億5千万円だの、結婚しなくていい野次だのとやっていました。野党の使命は政権や与党を攻撃することですから、こんなものでしょうが、だんだん辟易してきました。まあ、度量が1ミリくらいしかない(友人の記者談)国対委員長の安住淳さんあたりから言わされているかもしれません。

 その友人がこんなことを言っていました。「私が立民の質問者だったら、まず、厚労大臣、外務大臣、国交大臣に今回の中国発の感染症に対する邦人保護の決意を質し、それを激励したあと、『3人の大臣はそれぞれの省に戻り、先頭で対策を講じてもらいたい。退席されてけっこうです』と諭し、その後、存分に桜でもIRでもやるね」と。なるほど、国民の皆さんの喝采が聞こえてきそうです。

 ただ、多様性を声高く主張しても、一人の民間人を何の根拠もないのに「ファシスト、レイシスト」と罵る参議院議員が所属している政党、そしてそのことを問われるると「私から答えることはありません」と居直るその政党の代表と、彼ら彼女らに期待することは皆無でしょう。辛辣な言い方ですが、そのことを気付かずに悦に入って姿は滑稽でもあります。

 そして、新聞に載っていましたが、自民党内では次のように囁かれているようです。「政権論争を置き去りにしていれば、いずれは批判の矛先は野党に向かう」。残念ながらそのとおりになるでしょう。やっぱり、意地の悪い安倍さんや利権の塊の二階さんを支えている最大勢力は立憲民主党のようです。

 一方、自民党もけっして褒められたものではありません。実力もないのにまるでチンピラのように居丈高に振る舞った秋元司さん、胡散臭さナンバー1で嫌われ者の菅原一秀さん、何となく目つきがおかしい河井案里さんなど、徹底追及されても仕方ない人たちも少なくないです。でも、立憲民主党などはモリカケのような問題が大好物で、桜を見る会も同じような案件と考えているようです。

 つまり、今日のタイトルのように本物の桜が散っても、モリカケ同様、延々と「桜を見る会」をやり続けるのでしょう。そうしていつものように、立憲民主党など野党の支持率は一向に上がらず、そのうちに解散・総選挙となり、悔しかな安倍さんの国政選挙7連勝が決定的になります。何だか悲しくて、つまらないですね。

立民と民民の決裂~これでよかった!

 心なしかお二人の幹事長の距離が感じられる写真ですし、同じくお二人は背景の冬山のように寒い間柄なのでしょか。それとも、このような結果になることは予想されていたのでしょうか。

 各社の世論調査でもほとんど有権者から期待されていなかった、国民民主党と立憲民主党の合併だか吸収だかですが、ほぼ喧嘩別れ状態となり、最後まで歩み寄れずに決裂しました。

 政治の政界ですから、いろいろな見方はあると思いますが、私はこれでよかったと思います。基本理念に相当な開きがある政党同士が一緒になっても良いことは一つもないでしょう。国民の皆さんはそのことをよく分かっています。

 だいたい、今さら復縁話をするんだったら、最初から分裂しないで、民主党(当時)のままで苦しくても頑張っていれば、選ぶ側だってそれなりに評価してくれていたことは間違いありません。

 今回の決裂で、立憲民主党は社民党とともにますます左傾化していくでしょうが、国民民主党には健全な政策を打ち出せる中道右派政党になってもらえば、とても分かりやすい構図になり、政界の再編成も起きるかもしれません。

 また、同時にそれぞれの政党を支持する勢力も、その構成員が“なるほど!”と感じられる行動をしてくれることを生意気ですが、切に望んでいます。特に民間企業に働く真面目な労働者の期待を裏切らないことが大切だと思います。

 それから、昔から「私こそリベラルだ!」と叫んでいる立民の赤松広隆衆議院副議長の発言を載せておきます。要約すると、「国民民主党が人事のことでいろいろ要求してくるだろうが、枢要ポストは絶対に譲ったらダメだ」。

 続けて、「玉木も可哀想だから、代表代行ぐらいで、ちょっと横に置いとけ」みたいなことを言われていました。完全に国民民主党と玉木さんを舐めきった発言ですが、実は立憲民主党の本音はこのあたりにあったのかもしれません。

 結党から2年3カ月も経っているのに、いまだに代表を選ぶ規定が存在しない野党第一党や、同じ人が20年も選挙なしで委員長をやっている左翼政党に市井の人たちが共感することは、これからもあり得ないような気がします。

 さらに立民と民民は現在でも、共産党大会に来賓で出席して、歯の浮くような挨拶をしたことを伝えていません。何か都合の悪いことでもあるのではと疑ってしまいます。共産党に媚びを売るようでは、すでに終わっていますね。

原口一博先生!大丈夫でしょうか?

 現在は国民民主党の国会対策委員長を務められている原口一博さんには過去、杉並区議会議員選挙のとき、とてもお世話になりました。彼の地元の佐賀県に本社のある建設会社の東京支店が区内にあり、朝礼で挨拶をさせていただきました。

 また、彼の秘書さんが区議会選挙に立候補(結果は残念ながら惜敗)したことなどもあり、総務省の大臣室を訪問させていただいたこともあります。まったく気取ることがなく、とても親しみやすい方だったと記憶しています。

 そんな原口先生ですが、最近の言動が少し気になります。グーグルアースの件はけっこう有名になってしまいましたが、彼の数日前のツイッターでの発言はかなり変に感じました。文字どおりの“短文”は以下のとおりです。

『全く異質の事を共有しようと言っているのではありません。中国も民主主義国家です。一党独裁ではないかとの私の問いに共産党一党独裁ではない、他にた6あると答えてくれました。彼らにも人権を守る姿勢があります。それを貫いてくれる事を期待しているのです。私と共に中国の友人と話されませんか?』

 正直なところ、文脈がよく分からないのですが、それはそれとして、「中国も民主主義国家です」は到底、納得できないというか、あの日本共産党でさえ、先日の党大会で強烈に中国を批判しているのです。

 香港、新疆ウイグル自治区、チベットなどでの手段を選ばない弾圧、南シナ海や尖閣諸島での軍事行動などなど、あらためて詳しくは述べませんが、特に習近平体制になってからの中国共産党の振る舞いは民主主義の破壊者です。

 それから、共産党のほかにも6つの政党があるから「一党独裁ではない」は著しい勘違いです。確かに6つではなく8つの民主党派と呼ばれている政党があることはありますが、すべて共産党の完全な支配下にあり、影響力はゼロです。

 僭越ですが、こんなことくらいご存じないのでは、国会議員として、野党の国会対策委員長としていかがなものかと思います。これでは結果、中国共産党の思う壺であり、中共の露払いと言われても仕方ありません。すごく残念ですね。

そんなに共産党の票が欲しいのか!

 日本共産党の大会が伊豆の山奥で開催されていますが、その初日に驚くべきことが起こりました。政党などの来賓挨拶に国民民主党幹事長の平野博文さんが登場したのです。立憲民主党からは共産党大好きの安住淳さんが前回同様に参加していましたが、彼の党との選挙協力に驀進する立民ですから、こちらは“ああ、またか”程度です。

 その平野さんですが、昨年の末に日共委員長の志位和夫さんと会食して、彼の言葉に感動して涙が出たそうです。それは、安倍さんが立憲主義を崩壊させていること、格差が起こっていること、多様性を認めることの三つです。でも、そんなことを平野さんは今まで認識していなかったのでしょうか。

 また、遠い存在だった共産党と身近にを向き合うことはなかったが、これからは共産党と連携して安倍政権を倒したいとも言われています。まあ、来賓挨拶ですからした、多少のリップサービスは必要でしょうが、私はこれを聞いてとても嫌な気持ちになりました。それほどまでして、総選挙での共産党の票が欲しいのでしょうか。

 さらにびっくりしたのは、これは立民も同じなのですが、ホームページの活動ニュースなどに一切、共産党大会に出かけていったことが載っていないのです。◯◯労組の新年会に代表が出席したとか、かなり詳細に民民の諸活動が報告されているのに、どうして、共産党の大会で画期的な挨拶をしたことがないのか不思議です。

 これは私の想像ですが、国民の皆さんへはできるだけそのことを知らせたくない、でも、共産党の票は喉から手が出るほど欲しい、だから失礼ながら、大っぴらにしたくないのではないかと思います。これが当たっていれば何とも情けない風景になってしまいますが、民民の国会議員さんたちはこれで何の異議もないのでしょうか。

 それから、日ごろから国民民主党をしっかりと支えられている民間企業に集う組合員や組織の皆さんが、本当に共産党と選挙協力をすることを望まれているのか、安易な野党合併を求められているのか、私はそうではないと思います。先達たちが脈々として築かれたわが国の民主的労働運動を否定することがあってはならないと考えるのです。

台湾人民のでっかい勝利!

 アジアだけではなく、世界から注目されていた、台湾(中華民国)の総統(大統領)選挙が終わり、民主進歩党の蔡英文さんが800万を超える過去最多得票で圧勝しました。また、同時に行われた立法院(一院制国会)でも前回よりも議席は減らしましたが、民進党が過半数を維持しました。

 台湾の選挙は台湾の人民が決めることですから、私はそれを尊重するものですが、一昨年の統一地方選挙で民進党はボロ負けしてしまいましたので、少し前まで、誰がこの結果を予想していたでしょうか。その大きな転換点となったのは言うまでもなく、あの香港での市民への大弾圧です。

 ですから、蔡英文さんの再選の最大の功労者は中国共産党であり、その親分の習近平さんであることは間違いなく、大相撲で例えれば、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞をまとめて差し上げてもいいでしょう。習近平さんは明らかに香港への対応を誤ってしまいました。

 その意味では今回の台湾での大勝は、「自由と民主主義」VS「独裁と共産主義」との戦いであったと表現しても過言ではないように思います。野党もマスコミ批判も一切が存在しない共産党は何でもやり放題で、反省というものがありませんので、結局は人民に愛想を尽かされるのが宿命です。

 それから、勝利の原因の一つにはアメリカの台湾への急接近もあったでしょう。もともと、アメリカは敗北した国民党との距離が近かったのですが、これもまた、習近平さんの世界制覇の野望を粉砕するためにも民進党支援に舵を切り、台湾への武器供与なども積極的になりました。

 また、民進党自身の改革もあったように感じます。長く続いた弾圧の歴史から、過去の民進党は活動家集団のようで、党内の派閥争いも壮絶でした。それがいわばこなれて、蔡英文さんは中華民国という国名も使うようになり、独立派の頼清徳さんを副総統候補に迎えて、左右両側の有権者から支持を獲得しました。

 私は以上のほかにも気になっていることが少なくありませんが、それは選挙結果をもう少し分析したあとにお伝えします。いずれにしても、わが国と台湾という国家の関係はますます深まっていくことは確実ですし、両国の将来は希望にあふれているでしょう。台湾万歳!中華民国万歳!

この人たちのダブスタが醜い!

 意地の悪い安倍晋三さんの陰謀にまんまとはまってしまい、環境大臣に就任させられた小泉進次郎さんですが、国連での言動などで早くも能力がまったくないことが明らかになっています。きっと、安倍さんは一人でニヤッとしていることでしょう。

 その小泉進次郎さんに不倫問題が発覚しました。下世話な言い方ですが、私はおへそより下のことでいざこざが起きたときには、関係者がよく話し合って解決すればそれでいいと思っています。もちろん、刑事事件になればそれは許されません。

 それで、彼のダブルスタンダードですが、滝川クリステルさんとの結婚会見のときは、事前にマスコミをいっぱい呼んでおいて長い時間、官房長官に挨拶してきたとか、偶然、総理もいたから報告してきたとか得意げに喋っていました。

 それはそれで、おめでたいことですからけっこうですが、不倫問題が報道されると一転、「個人的なことはお話することはありません」と居直りました。普通は言い訳の一つでもするのでしょうが、あくまでしらを切り通すのでしょうか。

 だいたい、お相手はクリステルさんとも面識があるようですし、母校の後輩であるクリステルさんを悲しませるなんてとんでもありません。生まれてくる赤ちゃんに悪影響を与えないことを祈るばかりです。

 次に意地の悪さでは安倍総理と双璧と友人の社会部記者が言っていた、立憲民主党代表の枝野幸男さんのことです。ここで登場するのが嘉悦大学教授の高橋洋一さんと立民参議院議員の石垣のり子さんのお二人です。

 高橋さんは財務省の元キャリア官僚で、現在は保守の論客として活躍している方です。一方、石垣さんは昨年の参議院選挙で宮城県選挙区から当選した人で、前職は地元のFM局のアナウンサーだったようです。

 そして、その石垣さんが高橋さんのことを「レイシズムとファシズムに加担するような人物」と言い放ったのです。確かに立民の皆さんにとって高橋さんは目障りな方だとは思いますが、レイシズムとかファシズムとかは尋常ではありません。

 一人の民間人を気に入らないからといって、安易にレイシズムやファシズム認定すること自体が私は恐ろしく感じます。いつも申し上げているように、民主主義の危機は右側からやってくるとは限りません。むしろ、左側への警戒が必要です。

 しかし、枝野さんは彼女の発言を記者会見で問われると、驚くべきことに「私が何かコメントすることではない」と自慢げに超上から目線で開き直りました。立民代表ってそんなに偉いのでしょうか?この代表、本当に大丈夫でしょうか?

 最後は同じ立憲民主党で幹事長をされている福山哲郎さんです。彼はお人柄は良いようにお見受けしますが、委員会質問などで突然に激昂したり、かと思うと、諭すように話し始めたりと、感情の抑揚をコントロールすることが苦手のようです。

 彼もまた、立民の衆議院議員の下半身の不祥事について、離党届を受理しただけで、何の対応もしていませんし、それだけはなく、「捜査当局の判断を待っているときに、仮の話をしたら予断を与えます」などと悠長なことを言っています。

 ここまでお伝えすると、今日のタイトルの意味がお分かりいただいたと思います。特に左派や自称リベラルの対処は酷く、相手には徹底して謝罪や辞任を求めるのに、自分や自分たちが追い込まれると、ほっかむりする姿はすごく醜いです。

 もはや、伝統芸の域に達した「疑惑はさらに深まった」とダブスタ、連続ブーメラン投擲、意味不明のパフォーマンス、官僚吊し上げ集会など、すべて似たりよったりですが、縮小再生産への道をまっしぐらに走っているようです。

真面目に働く民間労働者は?

 国民民主党代表の玉木雄一郎さんはご自身の選挙はとても強く、お人柄も良さそうです。しかし、いったいぜんたい、何を考えているのか、何をしたいのかさっぱり分かりませんでしたが、ここに来て、禁断の門を開いてしまいました。

 それは、日本共産党委員長の志位和夫さんと会談し、政権交代をするために次の衆議院選挙で協力すると合意したことです。その合意は意味不明な「立憲主義の回復」「格差是正」「多様性の尊重」の3点とのことです。

 しかし、玉木さんは志位さんが党内選挙を行わないままに約20年間、その地位にしがみついていることを知らないわけがありません。これは前任者の不破哲三さんも、さらにその前の宮本顕治さんも同じです。

 それ以外にも共産党には党内民主主義が存在していませんが、これは日共だけではなく、もともとどの国の共産主義政党はそんなものです。あと、彼ら彼女らは絶対に党名を変えませんが、それはそれで筋が通っています。

 また、上手に誤魔化していますが、日共は立憲君主制(左翼用語は天皇制)打倒!違憲自衛隊解散!日米安保条約破棄!が何があっても譲れない党是でもあります。こんなことを知らない玉木さんではないでしょう。

 確かに、コンマ以下に落ち込んでしまった深刻な支持率を見れば、藁にもすがる気持ちが理解できなくもありませんが、よりによってその相手が共産党では話になりません。彼は本気で選挙協力をするのでしょうか。

 一方の立憲民主党は最近、特に左傾化が進んでいますし、社民党と合流すれば文字どおり、日本社会党の完全復活となりますから問題ありませんが、中道政党である国民民主党がそんなことになれば、存在価値はゼロになってしまいます。

 それから、民主党時代から応援してきた真面目に働く民間企業の労働者の皆さんは、困ったことに投票する政党がなくなってしまいます。こんなことは言いたくありませんが、すでに多くの票が自民党や維新に流れています。

 残念ながら、そのことがさらに加速し、立憲民主党との政策的差別化も吹っ飛んでしまい、もう、地獄への道を進むしかなくなります。もちろん、共産党にも優れた、人間味のある方がいることは私自身がよく知っていますが‥‥。

 でも、独善的な全体主義政党であり、究極的には日本を共産主義国家にすることが目的である政党と組むことはありえないことです。選挙で相互協力して、仮に野党連合政権ができたら、それから先はどうするのでしょうか。

 今こそ、国民民主党内の良識穏健派の皆さんは誇りある中道右派政党を目指していただきたいと思います。合わせてとても僭越ですが、見識ある労働者とその組織も勇気ある決断をしていただきたいです。

 ご自分たちの主義主張を封印し、所属している団体の思想信条を捨ててまで、既存の政党を支援することが大切なのでしょうか。生意気ですが、私は組合活動の中で諸先輩からそのようには教えられませんでした。

 辛い選択ではありますが、支援している政党が大きく左に舵を切ってしまったのですから、そうではないまっとうな議員とともに、新しい組織を立ち上げることは理に適っているでしょう。その日は近づいているような気がします。

台湾総統は蔡英文さんで決まり!?

 世界の中で間違いなくナンバーワンの親日国家である台湾(中華民国)の総統(大統領)選挙が1月11日に行われます。何度も申し上げていますが、台湾のトップは台湾の人民が選ぶものですから、あまり余計なことは言わない方がいいと私は過去から思っています。

 ただ、大陸との関係もありますし、東アジア全体の安全保障のことを考えれば、その選挙に行方は大いに気になることも確かですので、現地の友人などに情勢を聞いてみました。ちなみに、台湾では地方選挙はそれほど家族内で意見が分かれることはありませんが、総統選挙だけは侃々諤々やるようです。

 それで、日本でもけっこう関心が高く、一般紙などでも報道されているとおり、民進党(民主進歩党)の蔡英文さんがかなりリードしているようです。一方、その民進党の超鉄板地域である高雄市で市長に当選した国民党(中国国民党)の韓国瑜さんは調子に乗りすぎて劣勢と伝えられています。

 それでは、統一地方選挙で大負けした民進党がこれだけ盛り返したにはなぜかといえば、もうひとえに中国共産党のおかげでしょう。つまり、中共が香港でやらかしてくれた暴挙を台湾の人たちは固唾を呑んで見ていました。そして、「次は私たち台湾がやられる」と切実に悟りました。

 まったく、中共はおバカさんというほかありませんし、過去の総統選挙でも台湾海峡にミサイルを打ち込んだ結果、反中共の李登輝さんが勝利しました。武力で脅かせば何でもできると勘違いしている全体主義特有の行動でしょう。それと、今回は台湾とアメリカが極めて良好な関係を保っていることも大きいと思います。

 ですから、総統選挙がほぼ決まりの情勢で、人々の関心は同日に投票される立法院(一院制国会)に移っているようです。定数113名の過半数57ですが、現勢はグリーンチーム民進党が68議席、ブルーチーム国民党が35議席で、引き続き、民進党が過半数を確保できるかどうか鍵です。

 もちろん、総統選挙に引っ張られれば民進党が優勢になりますが、議員の場合は、特に台湾では地元におけるサービス活動が大切です。地域にもよりますが、やはり、長年に渡り政権を担ってきた国民党に分があることも事実ですから、接戦になるかもしれません。

 ところで、10月の双十節で蔡英文さんが、『中華民国台湾』という言葉を使ったことが話題になっています。私は過去からある想いがあって、「台湾(中華民国)」と表現していますが、日本人に何回か、「門脇さん、中華民国は必要ないよ」と指摘されたこともあります。そうでしょうか?

 また、台湾に行かれた皆さんは経験されているでしょうが、西暦のほかに「民国」とう元号みたいな歴を頻繁に使います。中華民国が建国されたのが1912年でこれが民国元年になり、今年2019年は民国108年になります。西暦の下二桁から11を引いて百を足せば民国になりますね。

 今回は残念ながら、訪台することが叶いませんでしたが、比較にならないほどの友人である台湾(中華民国)とはさらに、さらに関係を深めていきたいですし、台湾や台湾人の多くの皆さんもそれを望まれています。巨大な軍事力を持ったアメリカのようにはいきませんが、日本もできることは何でもしたいですね。

 なお、写真左側は副総統候補の頼清徳さんです。台湾では正副総統を同時に選ぶアメリカ方式です。彼は独立志向が強いので、中共はより警戒しているようです。もともとはお医者さんで、台南市長や行政院長(首相)を経験されています。宙に浮いているポンカンは日本の代表処(大使館)からいただきました。

揺れる香港と習近平さんの国賓

 香港の区議会議員選挙は民主派の圧勝でした。大いに歓迎することですが、小選挙区制のため、民主派が獲得した票数そのものは6割程度だったようです。それでも、3年後の行政長官選挙に及ぼす影響は小さくありませんし、今後の展開から目が離せません。ただ、東京の23区の区議会議員選挙とはまったく制度が異なっていて、町会長か自治会長みたいな位置づけですから、過度な期待は禁物です。

 それにしても、中国共産党はこの選挙結果を直視できず、「一部選挙区で選挙民への脅迫や投票所妨害があった」とか言っています。だいたい、その中国共産党は親分の習近平さん以下、ほとんどすべての幹部は全人代の代議員も含めて選挙で選ばれたわけではなく、共産党そのものが恣意的に決めているのですから、「あんたに言われたくないよ!」の世界です。

 さて、その中共の総書記である習近平さんですが、来年春に国賓として訪日すると伝えられています。国賓ということであれば、中国の元首は彼ですから当然、わが国の元首である天皇陛下がお会いになることになりますが、ここで思い出すのが、天安門事件で中国が孤立しているとき、様々な駆け引きがあって現在の上皇陛下が訪中され結果、世界の彼の国への制裁が解けたことです。

 そして、保守派の皆さんから国賓としての待遇はいかがなものかという声が大きくなっています。香港の情勢や新疆ウイグル自治区での弾圧を考えれば当然のことでしょうし、世界に間違ったメッセージを発信してしまう可能性もけっして低くありません。台湾への脅しも同様で、自由で親日国家である台湾への武力攻勢も中国は否定していませんからなおさらです。

 しかし、そのような考えはとても良く理解できますが、その一方、韓国とは「反日」度合いが違っていることも考慮しなければならないでしょう。韓国の反日は底なしですが、意外と中国はそれほどではありません。尖閣諸島を巡る風景は「日中の関係は完全に元に戻った」を疑ってしまいますが、極めて残念ながら、中国の膨大な軍事力を勘案すれば、日本も感情や理屈だけでは太刀打ちできません。ミサイルだけでも数百発がわが国に向いている現実もあります。

 また、香港についてのアメリカの対応についてですが、あまりやる気がなさそうだったトランプ大統領も人権法案に署名しました。これにいちばんビビったのは中共幹部でしょう。なぜなら、彼ら彼女らはアメリカや香港に隠し資産を持っていて、下手をするとこれが凍結されてしまうからです。何だかんだ言ってもやはりアメリカはすごいです。これは台湾についても同様で、貿易戦争を含めてアメリカはなかなかのものです。

 ただ、日本の保守派が叫んでいるような、「わが国の政府は手ぬるい。もっと、中国に対してものを言うべきだ!」は確かにそのとおりなのですが、アメリカは恐ろしいもほどの軍事力を背景として、あれだけ強気になれるわけで、上にも下にも書きましたが、残念ながら、憲法に自衛隊を明記できないどころか、その入口にもたどり着けない国にはそもそも無理というものです。

 もちろん、だからといって、何でもかんでも中国の言うことを聞くということではありませんが、その意味では現政権はまあまあ上手に、なおかつ巧妙に付き合っているように感じます。あの国と厳しく対峙するのであれば、最低でも核武装し、原子力潜水艦を10隻くらい有することが必要十分条件でしょう。そんなことはできないのに、「国賓反対~!」と叫んでも虚しく響くだけです。

 特に肩入れするわけではありませんが、安倍さんだって好きで中国をヨイショしているのではないでしょう。腹の中ではあっかんべーしていると思います。あの国は面子が第一ということにも承知しているようにも感じます。一方、北海道大学の先生が逮捕されてときには、会談した李克強さんに「釈放しないと、国賓での訪日は難しいですね」と脅かしたようです。その結果、その先生がすぐに自由の身になったのはご承知のとおりです。

 韓国はまたブツブツ言い始めていますが、仮にGSOMIAが破棄されても、日本製品不買運動が続いても、わが国はほとんど困ることはありませんし、むしろ、そのほうがすっきりするかもしれません。でも、中国とは悔しいのですがそうはなりません。香港や新疆ウイグル自治区やチベットにも注目をしながら、両国のこれからを考えれば、国賓での招待もやむを得ません。

どっち派?新きのこ党VS新たけのこ党

 『きのこの山』と『たけのこの里』の戦いは今に始まったわけではなく、40年ほどのとても長く壮絶な歴史があるようです。今回は「みんなに、おいしく、おもしろく、国民総選挙2019 新しくなって再選挙!」のコピーで、二つのチョコスナックのバトルが行われています。

 本物の総選挙はいつになるか分かりませんが、こちらは現在のところ、写真右の美輪明宏さんが党首を務めている新たけのこ党が、松本潤さんの新きのこ党をけっこうリードしているようです。松本さんも感じの良い方ですが、私も美輪さんのたけのこに一票です。

 また、コンビニのローソンで購入すれば、それぞれの党員証カードをもらえたそうですが、現在はそのキャンペーンは終了しています。投票できるのは12月2日までとのことですので、どちらのファンも棄権をしないで、清き一票を投じましょうね。詳しくは特集ホームページを!

枝野幸男さんの優れた戦術

 私はもともと天邪鬼&へそ曲がりなのですが、還暦を過ぎ、前期高齢者となって、それにますます拍車がかかってきました。ただ、それは政治に関してだけで、それ以外は比較的温厚で、孫が大好きな好々爺だと勝手に自分で思っています。

 それで、その傾向は立憲民主党などに向けられることが多くなっていますが、ここは1回くらい、代表である枝野幸男さんの優れた戦術を生意気ですが、大いに評価させていただきたいと思います。もちろん、政治の世界のことですから、皮肉や嫌味に聞こえたらお許しくださいね。

 まずは「いつまでやってんだよ!」の桜を見る会と先日の安倍さん前夜祭ですが、これには一連の流れがあり、それはモリカケ騒動から続いているものです。今の臨時国会だけでも、関電から始まり、メロン&カニ、身の丈へと進み、ここに至っています。

 野党の仕事は与党に難癖を付けることです。故にその対象がぐるぐると変わっても、いちばん打撃を与えられそうな案件でその都度、作戦が変化していくことも当然ですから、枝野さんや安住淳さんの指導力や判断力は間違ってはいないと思います。

 さらにその過程で、これまたお約束のブーメランの直撃を受けても、朝の駅頭でまともな国民に叱られても、支持率が上がらないばかりか下がってしまっても、景気経済や少子高齢化の議論を放棄しても、ひたすら重箱の隅をつつくような言動を繰り返す姿はあっぱれと言っても良いでしょう。

 今回もまた、意味がよく分からないのですが、「追求チーム」を「追求本部」に格上げして、この手のイベントには外せない福山哲郎さんをリーダーに据えました。この人選も彼の突然として激昂する性格からぴったりでしょう。どうせなら、国政の重要課題などはどうでもいいですから、どこまでも意地を通してください。

 さらに追求チームは8班が編成されていて、そのキャップには柚木道義さん、今井雅人さん 小西洋之さんなど、そうそうたるメンバーが名を連ねています。また、内閣府へ「シュレッダーを見る会」に行った山井和則さんの汗ばむほどの気温だったのに、「寒い、寒い、早く中に入れてくれ!」には笑わせてもらいました。

 せっかくですから、その8班を紹介しておきます。山口・下関ルート、ホテルルート、「桜を見る会」調査、昭恵夫人ルート、名簿調査、ネット調査、リアルメディア調査、法務です。それぞれにキャップとサブキャップがいて、その下に3人から11人のヒラ衆参国会議員がぶら下がっている構図になっています。

 なお、超寒がりの山井和則さんですが、その後、無事に超高速シュレッダーまでたどり着いたようです。何と言っても、現場の調査は必要ですが、この活動は第5班・名簿調査が担当するのでしょうか。ここのキャップは共産党の宮本徹さんですが、当日は本部副事務局長として山井さんも一緒していたようです。お疲れさまでした。

 ただ、76人いる本部員の半分以上が立憲民主党で、共産党も議席数に比べてかなり人数が多くなっていますし、逆に国民民主党からの参加は少なく、この本部がいかに立憲民主党主導で活動していくのかが理解できます。ここにも遺憾なく枝野さんの人事の手堅さが発揮されています。

 ここで疑問なのは、「立憲民主党は何でそんなことばかりなの?」という国民の皆さんの感覚を理解できないのだろうかというです。でも、これには明確な答えがあり、とにかく安倍が憎い、とにかく憲法改正を邪魔すればそれでいいということで、ほかには何もありません。

 実際、自民党も情けないのですが、憲法調査会はまったくと言っていいほど開かれず、今の国会でも国民投票法は成立できないことが確実になってしまいました。それもこれも、何でもいいからゴネまくれという戦術が見事にに成功したことになります。

 しかし、先日の関電アポ無し突撃面談も不発に終わり、さすがに立憲民主党所属議員の中にも「こんなことばかりやっていては生産的でない」とうまっとうな考えを持たれている方もいらっしゃるようですが、「いいんだ!とにかく絵になるようにマスコミに撮ってもらえば」とう剛の者も少なくないと聞きました。

 枝野さんや安住さんや福山さんの戦術は後者であることは確実ですし、何度でも突っ込んでいくが基本でしょう。その過程で安倍さんの悪事が暴かれると本気で思っていなければ、これだけの「本部」を立ち上げることに意味がなくなってしまします。彼らの必死な熱い想いが伝わってきます。

 それから、下の写真は先日、投票された高知県知事選挙のものですが、結果は自民公明候補の圧勝でした。そのことは最初から分かっていたのでしょうが、立憲民主党は県連レベルとはいえ、しっかりとバリバリ(県常任委員)の共産党員候補を応援していました。

 立憲民主党は最近、あからさまに共産党に急接近しています。これもしたたかな枝野さんの戦術で、そう遠くない時期にあるだろう解散総選挙で立憲民主党が擁立する小選挙区には共産党は候補者は立てないでくださいねというパフォーマンスです。志位和夫さんも仲間が増えてご機嫌のようです。

 それに合わせて国民民主党への脅しでもあります。つまり、ついこないだまでは「ほかの政党との合併なんてありえない」と叫んでいた枝野さんはコペルニクス的転回をして、国民民主党を速やかに吸収する算段を始めています。民民の議員に対して、「うちに来れば共産の応援を考えてやってもいいぞ」とブラフをかけています。

 私も現職のときに衆参の国会議員の選挙を数多くお手伝いしてきましたが、小選挙区制のもとでの本音は、どの候補者も、「共産党はどうせ当選しないんだから、候補者を降ろしくれないかな」です。これは特に間違いではなく、誰でも考える素直な想いです。

 そこで、枝野さんは小沢一郎さんとタッグを組んで、立憲民主党への服従を条件に国民民主党の候補に踏み絵を踏ませるでしょう。そうすれば、政権交代はできないものの、それなりに大きい野党第一党が形成され、ご自分が大将を続けられる可能性が高いです。

 こうなると問題は、国民民主党の候補がこの危ない誘惑にどれだけ耐えられるかです。当然ながら、もともと選挙に強い人以外は現職であっても、その共産党の支援を受けた立憲民主党候補の票を上回ることは困難になるでしょう。いわんや、自民党候補にもですし、比例復活も同様です。

 また、そんな風景になれば、今まで国民民主党を応援してきた良識穏健な皆さんや団体はどうするのでしょうか。左派連合に一票投ずることはできるのでしょうか。上述の高知県知事選挙では国民民主党は県連レベルで共産党候補を応援しましたが、連合高知の民間産別などはどうされたのでしょうか。

 でも、僭越ながら、思想信条を捨てず、主義主張を曲げないやり方がないわけもありません。立民と民民が合併するとき、新しい中道右派政党を立ち上げ、それを期待していた民間組織に本気で協力してもらえば、自民にも左派にも勝利できる可能性があります。

 いつも申し上げていることですが、多くの国民、有権者の皆さんは連立政権を積極的には評価してはいません。あまりにも野党が痛いので、仕方なく、ほかの選択がなくて自民党などに投票しているのでしょう。この雰囲気を読み取れば、勢力図は良い方向に塗り替えられるかもしれません。

 しかし、その選択に国民民主党の全員が賛意を示すことはないでしょう。すでに、山井和則さん、今井雅人さん、柚木道義さんは除名になり、立憲民主党に移籍していますので、その意味ではすっきりしていますが、原口一博さんや篠原孝さんなどは立憲民主党に行かれるものと思います。

 いずれにしても、これから枝野さんは左派色をさらに強めて、国民民主党の議員にえげつなく選択を迫っていくでしょう。議員は確かに当選してなんぼの世界ですから、柔軟性も常に用意しなければなりませんが、主義主張を捨ててまで変身すれば、今度は有権者から捨てられてしまいます。

 今日の駄文作成には20分ほどかかりましたが、私は変なことに気づいてしまいました。ひょっとしたら、自分は立憲民主党や枝野幸男さんなどに実は好感を持っていて、いなくなったら寂しくなるので、細かくお伝えしているのではということです。もしかしたら、朝日新聞や韓国も同じかもしれませんね。

穴があったら入りたいです(;O;)

 今日の写真は今から10年前の8月下旬、鳩山由紀夫さん(当時の民主党代表)の選挙区(北海道9区・室蘭市や苫小牧市など)で応援演説させていただいた私です。場所ははっきりと覚えていないのですが、日高町の農協前だったかと思います。この応援活動は自ら手を挙げたものではありませんでしたが、数名の都議会議員が派遣されました。現地での待遇はとても良く、地元事務所の皆さんもすごく親切でした。

 そして、この衆議院選挙で民主党は大勝し、政権を奪取して鳩山さんが内閣総理大臣に就任しました。私も何となくそうなるような気がして、宣伝カーからは、「民主党のリーダーから、この国のリーダーに押し上げてください」と叫んでいましたし、嬉しいことに帰るころには、地元の地方議員やウグイスさんもそれを使ってくれました。

 それから、彼が総理を辞めてからのことはご存知のとおりですが、奇異な行動や発言は最初は驚いていたものの、もう政治家ではないのですから、「しょうがないね」と思うようにしていました。お金に困っているわけでもないし、想像ですがお人柄はけっして悪い方ではないのでしょう。ただ、先日の鳩山さんのツイッターのつぶやきにはさすがにびっくりしました。以下がその全文です。

 『沢尻エリカさんが麻薬で逮捕されたが、みなさんが指摘するように、政府がスキャンダルを犯したとき、それ以上に国民が関心を示すスキャンダルで政府のスキャンダルを覆い隠すのが目的である。私も桜を見る会を主催したが、前年より招待客を減らしている。安倍首相は私物化し過ぎているのは明白である』

 いわゆる「謀略論」の類ですが、これによれば安倍さんは芸能人などのスキャンダルリストを常に作成していて、政権に危機的な不祥事が起これば、リストの中から適当な案件を選んで警察に逮捕させるというものです。これが事実ならば、その過程でかなりの関係者が関わることになり、それを完全に保秘することは不可能ですし、発覚すれば内閣は間違いなく飛びます。

 芸能人でも同じようなことを言っている人もいますが、短い間とはいえ、わが国の最高権力者であり、自衛隊の最高指揮官でもあった内閣総理大臣を務めた人の言葉とはまったく思えません。もちろん、私が反省しても、嘆いてみても、どうにもならないことは理解していますが、人の話をすべて受け付けない性格ではないでしょうから、彼を注意するご意見番みたいな人はいないのでしょうか。

1枚の写真から伝わる人間性

 写真は陸上自衛隊新発田駐屯地開設65周年及び第30普通科連隊創隊56周年記念式典で撮られたものです。当日は小雨が降っていましたが、手前にヘルメットをかぶった隊員の皆さんが整列している様子が分かります。余計なことは一切、申し上げません。あの辻元清美さんがまともに思えてきました。

とても痛い立憲民主党

 国会議員対抗ブーメラン選手権みたいな競技があれば、優勝までは届かないでしょうが、立憲民主党政調会長の逢坂誠二さんの入賞は間違いないでしょう。その逢坂さんがまたもやらかしてくれました。過去のことですが、ご自分が代表者となっている党総支部名で香典などを支出していたのです。

 彼ら彼女らは追求する相手にこれでもかこれでもかと謝罪を求めるのが大好きですので、一般的に考えれば、「大変申し訳なかった。こんなことでは私に菅原さんを追求する資格はありません」くらいのことを言うのかと思ったら、まるで居直るような回答を、しかも本人ではなく党名で出してきました。

 曰く「本人か支部関係者が、選挙区内の人に、個人名が特定されない『支部』として支出した。公選法上問題ない」です。たいだい、支部関係者って秘書のことでしょう。香典には党総支部名が記されていると言っても、その代表者は逢坂誠二さんです。受け取る側からはどちらでも同じことです。

 彼の選挙区は函館市や北斗市などですが、香典が届くほどの関係の有権者が逢坂さんの「個人名が特定されない」などということはまったくありえません。そんなことは常識以前で、本当に「この人、大丈夫かな?」と思ってしまいます。もちろん、写真に一緒に写っている枝野幸男さんが注意したとも聞きません。

 つまり、とても僭越ながら、何度も指摘してきたのですが(しつこくて本当にすみません)、左派や自称リベラルの皆さんは、教条的で、不寛容で、人には激しく謝罪を要求するが、自分では屁理屈をこねてドヤ顔で知らんぷりなのです。皮肉や嫌味ではなく、あの人も、あの人もです。

 立憲民主党には過去、お世話になったかたも数人いらっしゃいますので、申し上げにくいのですが、いまだに党代表(党首)をどのように選出するか何も決まっていないというのですから驚きです。枝野さんに事故があったとき、この党はじゃんけんかあみだくじで後任を選ぶのでしょうか。

 ついでに言えば、防衛大臣の河野太郎さんの発言への批判はむしろ悲しくなってきます。前述のことも同様ですが、立憲民主党の皆さんは「自分たちは絶対に間違わない」とう意識で頭がいっぱいのようです。共産党の無謬性は有名ですが、ある意味、私はその共産党より救いがたいと思います。

 このようなことでは政権奪取など夢の夢のそのまた夢でしょう。実際、現在の政権に国民、有権者の皆さんは大きな期待など抱いていませんが、あまりにも野党が情けないので、仕方なく自民党に投票しているのでしょう。もしかしたら、立民の皆さんはそれを分かっていてやっているのかもしれません。

 河野大臣の発言だって個人的には謝る必要はなかったと思いますし、市内のあちこちで甚大な被害を受けた千葉市長の熊谷俊人さんは「被災地の首長として全く気になりません」と至極まっとうなことを言っていました。その一方、立憲民主党はさらに“まっとうな政治”から遠のいているようです。

 さらにマスコミの姿勢もいかがなものかと思いました。私は安易に“偏向報道”などという嫌らしい言葉は使いませんが、何かと物議を醸し、関係者の不祥事が話題になるテレ朝の報道ステーションが、河野発言を何と“速報”で報じたそうです。何か特定の意図があるような気もします。

 そして、お馴染みの「軽率な発言だとして批判を受ける可能性があります」と主語を省略してのコメントです。立憲民主党とテレ朝って似てますね。内容にもよりますが、河野さんも謝ったのですから、「そのことを諒とする。今後は気をつけてもらいたい」とでも言えば良いのでしょうが、それが絶対にできません。

 それどころか、共産党大会に来賓として出席してすごく嬉しそうだった国対委員長の安住淳さんは偉そうに、「大臣を辞めたほうがいい。被災地や自衛隊に失礼だ。笑い話にする感覚が信じられない」と言われていました。この方はどれだけ上から目線で、どれだけ「意識高い系」なのでしょうか。

 それから、台風19号の被害が深刻になっていたとき、立憲民主党の有志が軽井沢でゴルフをやられていたことは記憶から消されているようです。普通の感覚であれば、「俺たちも相手を批判できる立場じゃないよな」となるのですが、立民の方々はそれができないようです。むしろ、可哀想にも思えてくるのです。

 こんな情勢で小沢一郎さんが、「今年中に立憲民主党や国民民主党などで新党を結成し、次期衆議院選挙で政権交代を実現する」と言われたようです。彼の取り巻きには友人も多いのですが、同時に言われた「一つの大きな党になれなかったら、もう野党には望みがない」の可能性のほうが高いと思います。

 また、一方では元総理大臣の鳩山由紀夫さんが「共和党」を設立すると言い始めました。彼は講演で「『共和主義』を正当化する必要があるか議論することが大事だ」と言っていました。ちょっと分かりにくい言い回しですが、これは何を意味するのでしょうか。

 隠されたメッセージは共和主義(=共和制)とは元首が国民なら選ばれる政治家であるということですが、日本の元首は天皇陛下で、これを立憲君主制と称しています。まだらっこしいのですが、鳩山さんは「立憲君主制(左翼用語は天皇制)を廃止して、大統領制にする必要を論議しよう!」と言っているのです。

 もちろん、わが国では言論の自由が保証されていますし、憲法を改正して皇室典範をなくしてしまえば、共和制を実現することは可能ですが、私はいかがなものかと思います。昔のことですが、彼の選挙区に行って宣伝カーから「ここから北海道初の総理を!」を叫んでいた自分が恥ずかしいです。

 鳩山さんは過去の人で、小沢さんの影響力もすごく小さくなっているようです。でも、このような人たちが登場するたびに野党への負の影響力は少なくありません。玉木雄一郎さんはお人柄は良いのでしょうが、何をやっているのかさっぱり分かりませんし、野党の冬は当分続きそうです。残念で仕方ありませんね。

総理の任命責任は極めて重い

 今から僅か3週間ほど前に私は「安倍総理の取り巻きって?」のタイトルで、経済産業大臣を辞めた菅原一秀さんのことを失礼ながら、次のように指摘しました。
「それから、胡散臭いといえば、これまた安倍さんにも近いと言われている菅原一秀さんも負けてはいません。関電の不正問題で偉そうにドヤ顔で『ウミは完全に出し切る』とか言われていましたが、ご自分のそれは大丈夫でしょうか。少なくても経済産業大臣という重い役職には耐えられないと思います」。

 正直なところ、そのように申し上げたものの、こんなに早くその辞任劇が訪れるとは思いませんでした。もちろん、カニだかメロンだか香典だかの情報を掴んでいたわけではありませんし、特に政治家、国会議員としての彼に関心があったわけでもありません。合わせて「ほら!俺の言っていたことが当たったろう」と得意になることもありません。

 だた、菅原さんの選挙区はお隣の練馬区ですし、それなりのお人柄などは伝わってきていました。つまり、想像というか思い込みというか、それだけで上述のような悪い結果を予想しました。そう思って写真を拝見すると我ながら“胡散臭い”という言葉を使ったのは間違いではなかったように感じます。

 でも、少しだけ彼を弁護すれば、少し前には国会議員などの秘書が代理でお葬式に参列して、香典を渡すことはそんなに特異ことではありませんでしたし、例えばある団体の新年会や祝勝会などで本人は出席しないのに、秘書などが会費と称してお金を置いていくこともありました。というか、推測ですが今でもやっているんじゃないかと思います。私も自分自身の反省を含めて、先のことになりますが、対象を特定しないで過去のことをお伝えしたいと考えています。現職のときには、チクるとか、刺すとかなどは嫌いだったからです。

 一つだけ例を示せば、ある団体の新年会があるとします。その団体には区内にいくつかの支部みたいなものがあり、同じ日の同じ時間にその新年会が開かれます。当然、議員本人はその団体以外の新年会もあり、すべての支部を回ることは物理的に不可能です。でも、“公平”にやらないと不満が出ますので、複数の秘書や上下関係にある議員の秘書に頼んで会費を出します。さらに酷い場合はお金を事前に渡すこともあります。これでは、会費をいう名目でお金を配って回っているということになります。

 話を戻します。菅原さんの場合は運が悪いと言う人もいますが、一つには時代が、世間が変わっていることに順応できなかったこと、そして失礼ながら、つまるところはやっぱり「人徳」や「人柄」でしょうね。これは同じ記事で紹介した下村博文さんも同様で、自民党総裁を目指すとかどこかで読みましたが、たちの悪いジョークとしか思えません。まあ、そのような方々を選んでいるのは地元の有権者の皆さんですから、嘆いてみても仕方ありません。

 ところで、菅原一秀さんは派閥に所属していないそうですが、官房長官の菅義偉さんにとても近いと言われているようです。近いとか遠いとかはともかく、やはり、このような人を、しかも枢要閣僚に抜擢した総理大臣の責任は大きいと思います。身体検査とかそれ以前の問題で、それを察知できなかったところに、総理自身の長期政権のおごりがあったのでしょう。今回の問題をきっかけに政権にとっては悪いことが続くような気がします。

 しかし、だからといって、野党の支持率が伸びることもないと思います。政権を攻める最大のポイントが「大臣などの不祥事を心待ちにする」ですから、お話になりません。本来の戦線である消費増税とか、景気浮揚とか、エネルギー対策とか山ほど懸案があるのに、残念なことです。というか、得意ののブーメラン攻撃も近いうちにあるでしょうし、今回のことも結局はいつもの週刊誌ネタで、自ら調査などをしたものではありませんでした。

 その十八番のブーメランですが、今回の菅原さんの不祥事とほぼ同じ出来事がありました。しかも、昨年にバレてしまったことですが、現在は外務大臣の茂木敏充さんが経済再生担当大臣のとき、有権者にお線香を配布したことが明らかになりました。このとき野党は、「これで茂木の首が取れるぞ!」と意気込みましたが、その直後、当時の希望の党に所属していた玉木雄一郎さん(国民民主党代表)などが香典を秘書に持って行かせていたことが判明しました。

 確かに香典には個人名は書かれていなかったようですが、それが言い訳になるはずがありません。資金管理団体も個人も玉木雄一郎さんは玉木雄一郎でしょう。五十歩百歩の世界で、情けにないことにこれ以降は茂木大臣への追求はピタリと止めてしまいました。その玉木さんは今回、「法律違反なので閣僚を辞めて済む話ではなく、政治家としても説明責任を果たすべきだ」と語っていました。いったい、どの口が言っているんだという話です。

 それにしても、ちょっと前まで野党は、「台風の被害復旧に全力で取り組むために予算委員会を延期すべきだ!」と言っていたのに、さらに千葉県を中心に被害がさらに広がっているのに今度は、「辞任しなければすべての委員会で審議拒否だ!」と叫んでいるのは、驚きを通り越して呆れてしまいます。こんなことばっかりやっているから、敵失だけが戦術だから、ちっとも支持率が伸びないのです。

 そして、いちばん気がかなりのは、国民の皆さんの政治や選挙について虚脱感が広がっていくことです。これにより、どの政党が得をするのかを考えていかないと、この国はダメになっていくのではと危惧しています。その意味では野党の人たちにも頑張ってもらいたいのですが、それもなかなか難しいようです。本来であれば、良識・穏健派の中道勢力の出番なのですが、その芽もすっかり摘み取られてしまいました。

増田裕一さんの復活に向けて

 今年4月に行われた杉並区議会議員選挙で文字どおり、惜敗した増田裕一さんと久しぶりに懇親しました。現在は後援者のご縁でサラリーマンとして仕事をしていますが、次期区議選に向けて捲土重来を期し、活動を進めているとお聞きし、とても力強く思いました。

 いろいろと難儀なこともあるでしょうが、ご家族とともに頑張っていただきたいです。また、私が安心したのは様々なご苦労もあるわけですが、彼の表情が明るかったことですし、常に前を向いて進んでいこうという明確な姿勢がしっかりと伝わってきたことです。

 もちろん、私がお手伝いできることは限られていますが、ちょっとした相談相手になればと思っています。彼も落選したとき、生計を立てることを含めて、いくつかの選択しがあったようですが、ご自分で選んだ道を私も最大限に尊重させていただきます。今後の活躍を心から期待しています。

 それと余談ですが、この日の会場は荻窪駅北口の“串カツ田中”でした。いち早く全面禁煙にした店内は数多くの家族連れで賑わっていました。お客さんの半分以上がお子さんに一緒に楽しんでいて、この光景は素晴らしいと感じました。今は少し辛いかもしれませんが、必ず売上アップにつながるでしょう。

生かされている喜び~65歳の誓い

 65歳の誕生日を無事に迎えることができました。今日からは前期高齢者となりますが、あらためて、お世話になってきた皆さんに心から感謝を申し上げます。
 生かされている喜びを噛みしめながら、ちょっと恥ずかしいのですが、いくつかの目標を掲げてみました。笑って読んでいただければ嬉しいです。これからも変わらぬご指導をよろしくお願いします。

◯超短期的願い
・今晩のスコットランド戦でJAPANが勝利すること
◯これからの目標
・役員を務めている総合病院の新築に向けてさらに努力すること
・手に持っている介護健康被保険者証をできる限り使わないこと
・百恵ちゃんが成人の日を迎えるまで健康寿命を維持すること
・そのためにもHbA1cと血圧の数値には常に留意を怠らないこと

・妻とは上手に折り合いをつけながら仲良く生きていくこと
・その当面の目標として7年後の金婚式まで妻に優しくすること
・国政選挙や地方選挙はまずは政党ありきで投票しないこと
・好奇心にエネルギーを注いで飽きてしまったら振り返らないこと

・無駄遣いは避けながら買いたいという気持ちを冷やさないこと
・SNSは記事が枯れることもあるけれど毎日更新を続けること
・名所史跡巡りや山登りなどほかの高齢者とは群れないこと
・母校のイベントのお手伝いなどは単純な力作業だけとすること
・2匹のワンコも高齢になっているのでリードを引張らないこと
・月間と年間の1日平均歩数は8千歩以上を必ず確保すること

まだやってたんだ!

 野党が合同で何とか問題隠蔽とか、何とか疑惑追求とかやっているヒアリングですが、正直なところ「まだやってるんだ」という感想です。政権や与党の失態や疑惑を追求するのは野党として当然ですし、国政調査権に基づいて開催しているのでしょうが、国民や有権者の皆さんは何も期待していないように思います。

 そして、昨年の野党の18連休審議拒否のときも、この何とか合同ヒアリングは休むことなく開かれていました。それでも、かなりマンネリ化していることは否定できず、写真上の“モリカケ”関連のそれは閑古鳥が鳴いていますし、右側の秘書さんと思われる方は眠っていたり、スマホに見入っているようです。

 しかし、なぜか2列目に座っている塩村文夏さんは別として、1列目の今井雅人さん、森裕子さん、福島瑞穂さんに共産党の小池晃さんが加われば、今でもインパクトのある籠池泰典さん邸前の記念写真のメンバーが揃うことになりますが、小池さんは党書記局長ですから、忙しかったのでしょう。

 それで、現在では世間からの批判もあり、少しは大人しくなっているようですが、友人の記者によるとかつての合同ヒアリングはまるで、人民裁判か糾弾集会のようだったそうです。そもそも、答弁に責任が持てないというか、その資格がない官僚たちをいじめて何を求めているのでしょうか。

 もしかしたら、何回選挙をやっても、連立与党の勝利が続くので、その憂さ晴らしにやっているようにも思えるのです。反論できない役人を罵倒することで溜飲を下げているのかもしれません。実際、すごい回数で行われている合同ヒアリングで、重要なことが解明されたり、野党の政策が進んだケースはまったくありません。

 それから、下の写真の「関電疑惑」ですが、とても納得のできない重要な問題であることは間違いありません。でも、これは政権の不祥事ではありませんし、官僚を呼んでカメラの前で怒ってみても、事の本質が解明されることはほぼ不可能です。あとは捜査機関の出番ですが、こちらもあまり期待できません。

 何とも摩訶不思議な事件ですが、その道に詳しい弁護士に尋ねてみても、「刑事事件をして立件することは難しいだろう」と言っていました。先日もお伝えしましたが、事件の背景にある複雑な組織や人間の関係を解き明かすのは極めて困難ですし、野党の支援団体も関わっているかもしれません。関電を叩いただけでは何も解決しません。

 なお、当該の元・高浜町の助役ですが、1982年8月号の日本共産党理論誌「前衛」には当時の言動などが載っています。共産党と指摘されている団体は活動方針を巡って激しく対立していましたから、それを割り引かなければとも思いますが、かなり参考になる資料です。興味のある方は検索してください。

 そんな状況でまたまた、今井雅人さんがやらかしてくれました。得意のアポ無しで関西電力に突撃したのです。しかも土曜日に。結果は案の定、門前払いで警備員さんに書類を渡していました。この人、重大な反党行為で国民民主党を除名されましたが、大丈夫でしょうか。もっとも、関電の幹部が「お会いします」と言ったら逆に困ったでしょう。

 仮に私が議員会館の今井雅人事務所をアポ無しで訪問し、「国民としてあなたの行動に対して申し上げたいことがある。今すぐ会うべきだ」と受付に告げたら、彼の秘書さんはどのように対応するのか興味があります。もちろん、そんな非常識なことはやりませんが、上述の行動は国会議員だったら許されるのかという話です

 もっとも、このような人たち(自称・リベラルが多い)は、旬の話題×テレビカメラ=パフォーマンスが大好きです。後先のことを考えずにビックなブーメランを次々と投げまくっていますので、それほど優れていると言えない安倍政権の支持率が相対的に高まっていきます。もう、最高最大の安倍応援団が確定です。

 それに比べ、あまり好きではありませんが、珍しく山本太郎さんが正論を吐いています。曰く「関電追求のダメージによって政権が傾くことはない。人々が『自分のこと』としてとらえられる消費税を争点にすることが必要だ」。そのとおりです。“原発国会”なんて叫んでいても一つの成果もありません。

 さらに、議長の大島理森さんの改正国民投票法について、「臨時国会で合意を見つけてほしい」との発言に鬼の首を取ったように怒っていました。彼の与野党を問わない面倒目の良さを考えれば、「みんなでよく議論して合意してね」という意味合いだったでしょうし、特定の案を押し付けたわけでも何でもありせん。

 冒頭に申し上げたとおり、野党は政権を追求するのが仕事ですが、政務三役の失言を心待ちにしたり、今回のようにおよそ政権とは直接には関わりのないことを騒いだりと、また一歩、「まっとうな政治」や意味不明の「令和デモクラシー」から遠のいて行きました。次回総選挙での自公の国政選挙7連勝も確実のようです。

 

安倍総理の取り巻きって?

 臨時国会が始まりましたが、野党の皆さんにも頑張っていただきたいと思っていますし、新しく統一(正確には“合同”)会派名も決まりました。その略称は「立民社」だそうです。何だか改造した大型バスを黒く塗って、強力なアンプとスピーカーを搭載し、ロシア大使館前や国会周辺を流している民族団体のような名前です。

 ただ、とても残念なことに、今回の新会派のことを国民や有権者の皆さんは、「昔の民主党の鞘に収まっただけだな」と見ているようです。私がフェイクニュースで書いた「共に民主党」もあながち間違いとは言えそうもありません。でも、衆議院選挙に向けて選挙区調整機関みたいなものですから、仕方ありませんね。

 さて、タイトルの安倍晋三さんの取り巻きですが、正直なところ、失礼ながら、数人を除いては何も期待していません。党サイドでは利権チャンピオンの二階俊博さんが連投で、早くも「日本もそろそろ韓国に譲るべきところもある」と遺憾なくその本領を発揮し始めています。

 そして、その人望のなさから、野党に審議拒否されたとき、憲法改正問題で自民党のご意見番である伊吹文明さんに「言っていることは正しいが、彼(下村博文さん)だから、野党に反発された」と的確にご指導されてしまいました。過去から胡散臭い人で、安倍さんのお友だちという以外、何も取り柄がないでしょう。

 それから、胡散臭いといえば、これまた安倍さんにも近いと言われている菅原一秀さんも負けてはいません。関電の不正問題で偉そうにドヤ顔で「ウミは完全に出し切る」とか言われていましたが、ご自分のそれは大丈夫でしょうか。少なくても経済産業大臣という重い役職には耐えられないと思います。

 合わせて指摘すれば、関電不正事件は多くの人たちが謎に思われている、つまり「贈賄側と収賄側が逆転している」ことに深い闇があります。この地域の組織と人間が複雑に絡んだ関係をほどくことはすごく難儀です。彼の「ウミをで出し切る」発言ですが、菅原経産大臣にその半端ではない覚悟があるのかどうか極めて疑問でもあります。

 あと、環境大臣に就任した小泉進次郎さんですが、これって、手の込んだ安倍さんの嫌がらせではないでしょうか。首相はかなり執念深い政治家ですから、総裁選挙で小泉さんが石破茂さんに投票したことを忘れていません。恥をかかせることが目的でしょう。案の定、国連ではまったく何もできずに帰国しました。

 もちろん、彼には大いに期待している皆さんも少なくないと思います。一方、「メッキはいずれ剥がれるだろう」と言っている人たちもいます。どちらにしても注目されているのですが、メッキが剥がれると言っても、私はそのメッキそのものが最初から幻想だと思っていますし、会見では何を言っているのかさっぱり分かりません。

 さらに取り巻きではありませんが、以前から不思議でしょうがなかったのはなぜ、国土交通大臣は公明党の専属ポストになっているかということです。また、森友問題のときも財務省と並んで疑惑があった国交省をマスコミは叩きませんでした。公明党議員の女性問題も同様で、彼ら彼女らはこの党に何か怖いことでもあるのでしょうか。

 その公明党との連立も20年を迎えたそうです。民主党政権時代も野党として蜜月を維持したのですから大したものですが、私は未だに支持者の経済的基盤などが正反対の政党がどうして仲良くできるのか不思議で仕方ありません。余程のメリットがお互いにあるのでしょう。

 また、少し余談ですが、そんな両党の関係を安倍総理は「ビューティフルハーモーニー」と述べていました。意味するところは分からなくもありませんが、これってはっきり言って気持ち悪いです。だいたい、安倍さんが掲げる最重要課題の憲法改正に彼の党は極めて消極的です。

 いずれにしても、あと1カ月少しで、安倍さんは憲政史上最長の内閣総理大臣となります。上述のように好き勝手なことを申し上げましたが、その最大の功労者は野党であることを考えれば、安倍さんのまわりでチョロチョロしている面々はむしろ可愛いのかもしれません。

海上自衛隊をナチスドイツ呼ばわり

 韓国は大統領制ですから、日本の国会が「国権の最高機関」と位置付けられているのとはちょっと異なっているかもしれません。でも、自称・外交の天才の文在寅さんはいつも「わが国は三権分立の制度が確立している」と言っていますし、少なくても民主的な選挙が行われていますので、国会は国民を代表している正当な機関であることは間違いありません。

 その韓国国会が来年の東京五輪・パラリンピックで、旭日旗(自衛艦旗)の競技場への持ち込みを禁止するように国際オリンピック委員会とわが国の大会組織委員会に求める決議をしました。陸上自衛隊の八条旭日旗も同様ですが、十六条旭日旗は海上自衛隊の象徴であり、誇りであって、艦尾や艦橋に掲げること自体が法規で定められています。

 そして、いつも申し上げているように、この旗を掲揚していない自衛艦は海賊船と同じで、仮に攻撃、撃沈されても文句は言えません。それだけ、すごく大切な旗であるわけです。だからこそ、それに問題は一切ないのですが、私はスポーツの応援にはふさわしくないと思っています。わが国には立派な国旗である「日の丸」がありますら、これで熱烈応援すれば良いでしょう。

 さて、前置きが長くなりましたが、上述の決議はもちろん、とんでもないことなのですが、私たち日本人がこれからもけっして忘れてならないのは、この決議が出席議員199人中、賛成196、棄権3という圧倒的多数で採択された事実ですし、もう一つは、演台には下の写真の「旭日旗=ナチス」のボードがあったことです。

 つまり、海洋国家・日本の海を守り、国民を他国の侵略から守っている海上自衛隊をナチスドイツと決めつけたのです。私は近年の彼の国が次々と繰り出す反日行動を厳しく批判してきましたが、最近はあまりにもバカバカしくなって、怒りの感情も逆に収まってしまっていました。しかし、今回の出来事は絶対に許すことができません。

 日本で良識、穏健な考えをお持ちの皆さんの「韓国人と韓国政府は違う」「日本を理解してくれる韓国人を増やしていかなければ」「反日を批判する本が売れている」などは尊重します。しかし、どうなのでしょうか、その韓国人が自由で公平な選挙で選んだ国会議員の98%が、旭日旗を激しく罵り、自衛隊をナチスドイツと同じであると決めつけたのです。

 私は以前から、韓流ドラマもKPOPも新大久保も「勝手にすれば」という立場ですし、これからもそれに変わりはありませんが、今回の常軌を逸した彼の国の国会と国会議員の行動で、あの国との関係は修復不可能になったと思います。でも、これはむしろ歓迎すべきことかもしれません。なぜなら、「韓国とはできるだけ関わらないことがいちばん大切」だからです。