大丈夫?玉木雄一郎さん

先日の記事で、「(国民民主党は)立憲民主党の議席を下回れば野党としての指導権をずっと握れませんし、直後の支持率が5%を下回れば悲しい未来になってしまいそうです」と書きました。正直なところ、立民を上回る支持率はかなり難しいと思っていましたが、期待していた5%どころか、NHKの1.1%を始め、各社の調査は軒並み著しく低い数字でした。

それだけでも悲しい現状ですが、この党の代表者の一人である玉木雄一郎さんの発言にはびっくりしました。ぶら下がりの記者の質問に答えて、「いや、ゼロでなくてよかったです」。結党のときは“ゼロからの出発”と言っていましたから、彼にとっては何のためらいもなかったのでしょうが、この人、政治家として、リーダーとて大丈夫でしょうか。予算委員会での感情が制御できない姿もすごく心配でしたし、「親からそろそろ国会に出たほうが良い」みたいな発言に至っては、誠に失礼ながら、小学校レベルではなく、幼稚園のそれでしょう。

それで、わが国には良い意味で“ご祝儀相場”というものがありますが、当初の予定よりは参加議員数が少なくなったとはいえ、民進党と希望の党の支持率を合わせたより、新党のそれが減少している原因はどこにあるのか真剣に考えないと、この党はお先真っ暗になってしまいます。そう言えば、国民民主党の結党大会もまったく盛り上がっていなかった聞きました。

一方、もう一人の代表である大塚耕平さんもいかがなものかと感じたことがあります。それは彼が「あまり偏った野党では政権には絶対に近づけない。ずっと野党でいる気なら、どうぞあちらに行ってください」と、立憲民主党を意識して至極真っ当なことを言ったのに、そのあとすぐに詫びを入れたことです。誰かに言わされたのでしょうか。しかも、安倍さんには「新党結成、おめでとうございます。切磋琢磨していきたい」と慇懃無礼に言われていました。

立憲民主党は繰り返しますが、日本社会党の再来の左派抵抗政党です。日本には共産党とは異なる左派の人たちがそこそこいますから、その受け皿になっていることは大きな存在意義があると考えています。つまり、それほどの理屈はなくても、自民党は嫌いだ、安倍はもっと嫌いだという皆さんのための政党が必要ということです。

それから、私がさらに不安になっているのは、来年4月に行われる統一地方選挙で多くの同志や後輩が国民民主党公認で立候補する可能性が高いことです。立憲民主党とは一応の棲み分けみたいなことになりましたので、一安心していましたが、自分の認識が完全に甘かったことを猛省しています。

また、その選挙の数カ月後の参議院議員選挙も同様です。前述のNHKの調査では国民民主党に期待するは僅かに8%でした。支持率もそうですが、少ないと言っても60名以上の国会議員がいるのに、このような数字は憲政史上、初めてではないでしょうか。そうなると、「国民から立候補する予定だったが、立民に行こうかな」とう組織が出てきてもけっして不思議ではありません。

いずれにしても、民主党から何回も名前を変更し、代表をすげ替え、他党と合併し、潜り込み戦略を図り、ちっともウケないパフォーマンスを連発し、自身の過去の言動をすっかり忘れて特大ブーメランを投げ続け、新しい事実はまったく出てこないのに「さらに疑惑は深まった」としか言わず、そのすべてが失敗した結果が残念ながら、目を覆うような現状なのでしょうか。

いま言っても詮無いのですが、苦しくても辛くても「民主党」をしっかりと維持して頑張っていれば、国民の皆さんの評価も違っていたかもしれませんが、現在の極めて情けない状況では政権奪取など、夢の夢にも出てこないでしょう。健全な野党が絶対に必要だと私は思っているので、こんな現状は辛くて仕方ありません。

大阪地検のリークはどうなったのか

衆議院議員の江田憲司さんがご自分のTwitterで、「大阪地検の女性特捜部長のリークがどんどん出てくる」と投稿して、けっこう話題になり、私もそのことについて記事を載せましたが、その後、不思議と静かになってしまいました。どうなってしまったのでしょうか。

それで、その江田憲司さんですが、私はお会いしたことはありませんので、人物像は不明です。ただ、いつも、「私は通産官僚だった。私は橋本総理の秘書官だった」と言われているのは覚えています。あとは以前に、TBSの“サンデー・ジャポン”によく出演されていたことも同様です。

そして、私の記事に対して彼をよく知っている方からのコメントがあったのですが、それによると、江田さんは高潔路線を仲間にも強いる人物だそうです。であれば、やはり、あの投稿は間違いなく事実だったのでしょう。友人の記者も「そんなこと、当たり前だろう」と言っていました。

でも、その新聞やテレビは“報道しない自由”をフル稼働しているようです。確かにその友人も、「だって、検察や警察からの情報もらわなければ、何も記事は書けないじゃないか。こっちだって、夜討ち朝駆けでけっこう大変なんだから」と、悪びれた感じはまったくありませんでした。

ところで、国権の最高機関である国会で、刑事事件について捜査状況を議員が質問すると、法務省刑事局長が立ち、「個別、具体的案件については捜査に支障をきたす恐れがありますので、答弁は控えさせていただきます」が定番になっていますし、警察の場合も警察庁刑事局長が出てきて同じことを言います。

もちろん、それらのことに何の異存もありません。しかし、その一方で検察官は特定の報道機関に捜査情報を流し続けていることを疑う人はいないでしょう。たまにフライングをしたり、検察に都合の悪いことを書いたり、言ったりすると、出入り禁止になります。だから、記者さんたちも検察に逆らうことはありません。

何かおかしいですよね。だって、検察は自分たちに不利になること、逆に言えば、容疑者に有利になることは絶対にリークしません。これって、明らかに情報漏えいだけではなく、明らかに「情報操作」でしょうし、冒頭の女性特捜部長のことも同様で、報道機関が、「関係者への取材によると」から「捜査機関への取材によると」と言い換えても何も変わっていません。

私はこの国の検察などの捜査機関はとても優秀だと思っていますし、検事総長の就任記者会見で、「悪いやつを眠らさない」「被害者とともに泣く検察」は本音でしょう。ただ、だからといって、一人ひとりの検察官が判事や弁護士と比較して、高い人間性や倫理観、正義感を持っているとは考えていません。

事実、件の大阪地検特捜部は今からそう遠くない2010年、まったく罪のない厚労省の女性官僚をでっち上げ逮捕し、完全な冤罪事件を作り出しました。その後、無罪が確定しましたが、検察組織トップである検事総長が辞任するという最悪の結果になりました。このときも、マスコミに対して容疑者があたかも犯罪人であるようなリークが行われていました

検事の世界だって当然、出世争いや点数稼ぎはあるわけですし、将来、“ヤメ検”で営業するときには、現役時代の活躍、評判がとても大切です。そんなことを少しだけ意識しながら事件を見ていくと分かりやすいかなと思っています。報道機関の皆さんも検察や警察ネタだけに限りませんが、浅草寺の鳩ポッポのように、口を開けて餌をもらうだけは止めましょう。

くっきりと分かれた「立民」と「国民」

政治の世界でも“まとまる”というのは良いことと思いますし、もともと同じ政党に所属したいた議員さんが多かったのですから、私など何もできませんが「国民民主党」の将来に期待させていただきます。特に来年の4月には統一地方選挙が、同7月には参議院議員選挙があり、数多くの先輩、同僚、後輩がこの党公認で立候補を予定していますので、頑張っていただきたいと思います。

それで、国政選挙の参議院ですが、私はどうしても、どなたがが立憲民主党からで、どなたが国民民主党からお出になるのか、気になって仕方ありせんでした。特に組織力、とりわけ、連合加盟の各産別の力量が投票数によって明らかになる比例代表が注目されます。

そして、今回で旧・民進党系の2党がそろったところで、すべてがそうなるとは思いませんが、かなり絞り込んだ政党選択が行われるようです。立民にしても国民にしてもそれで何の問題もないでしょう。これは、その産別(それに加盟する単組も)や組合員にとっても分かりやすくなり、良いことだと考えています。

まず、立憲民主党は左派の立ち位置から、いち早く自治労日教組などの公務員チーム、そして、左の路線が強い私鉄総連がこの党からの立候補を決めています。そして今回、情報労連(その中心はNTT労組)はどうされるのかなと思っていましたが、来年に改選を迎える方と2年前に当選された、いわゆる組織内議員お二人は立民に入党されています。

ここまでは、いずれも連合ができる以前には「総評」に所属していましたので、ある意味、当然のことでしょう。ただ、総評系の全逓と同盟系の全郵政が合併してできたJP労組はどちらの選択肢になるのでしょうか。すでに現職の参議院議員は立憲民主党に移籍しましたので、同じ組織で一人は立件、一人は国民というのは組合員が理解することが難しいと思います。

一方、国民民主党でも過去のことですが、「同盟」に所属してた産別組織内議員がまとまって入党しています。UAゼンセン電力総連自動車総連などです。あとは前回の参院選で組織内候補を落選させてしまった基幹労連は捲土重来するのか不明ですしJR総連最大の集票マシーンであるJR東労組では組合員の大量脱退が現在でも進行中ですから、かなり難しいのかなと思います。

それから、総評や同盟時代には「中立労連」というナショナルセンターがあり、そのの中核は電機連合(旧・電機労連)でしたので、こちらもどのような選択をされるのかなと思っていましたが、すべてが民間企業ですし、お二人の組織内議員は国民民主党に入党されましたので、来年夏はこの党で勝負されるようです。

やはり、政党と労組は支持協力関係にあるのですから、より政策が近い、より現場の組合員が積極的に投票したくなる政党を選ぶのが正しいことではないかと考えていますし、このことはお互いの勢力からも言えることで、すっきりします。また、政党名を意識的に隠したりせず、立民でも国民でも堂々と名乗ることも大切ではないでしょうか。
(写真出典:連合と国民民主党のホームページ)

徹底して審議拒否を貫こう!

私の知人から先日、「門脇さんがブログなので、『野党は審議拒否と内閣不信任案提出で、安倍政権を解散・総選挙に追い込め』みたいな記事を書いていましたが、あなたの今までの政策や行動からして、本当にそう思っているのですか?」と聞かれました。日ごろ、自分の記事などを読んでいただいている皆さんからすれば当然のことと思います。

それで、皮肉でも嫌味でもなく、「本当にそう思っています」。その理由は特段ややこしいことではなく、一言で表せば“それしか生き残る道がない”からです。民主党政権を誕生させていただいたとき、その大きな原動力になったのはけっして左派の皆さんではなく、中道や穏健保守の皆さんの協力があったからです。

しかし、とても残念ですが、この方々は二度と戻ってくることはないでしょう。共産党を混ぜての野党6党のサボタージュ共闘が継続しているのですから、この風景を見ている良識的な人たちは、安倍晋三さんがそんなに好きでなくても、野党にシンパシーを抱くことはありません。

そして、このことも以前にお伝えしましたが、それぞれ、50名以上の国会議員を抱える民進党と希望の党の支持率が1%とゼロ%という極めて異常な事態ですし、健闘しているといっても、立憲民主党のそれも左派固定客だけで、自民党の三分の一に過ぎません。日本の民主主義にとって憂慮される状況ではないでしょうか。

つまり、「あのお店のうな重は最近、老舗をいいことに不味くなってきた。だったら、まで食べたことないけど、少し先にあるお店に行ってみようか」とここまでは良かったのですが、「なんだ、評判が少しいいと思ったら、前の店より酷いな。大将も少し反省しているようだから、やっぱり、元の店で食べよう」となってしまいましたし、その後、少し先のお店も仲違いして、食べ物屋さんとして成り立っていません。

ですから、「日本の民主主義は底が抜けてしまった」と辻元清美さんが嘆いても、上述のように、自民党の支持率はほとんど下がらず、野党のそれはほとんど上がっていません。こうなると、新規のお客さんは見込めませんから、従来の固定客を大切にしなければなりません。その層はいわゆる“左派”の皆さんで、「自治労や日教組が立憲民主党の支持に舵を切ったことは懸命な選択」と載せたことも同じです。

もちろん、これを続けていれば政権を奪取することは不可能でしょうが、今の野党がそれを望んでいないというか、「そんなこと、ほとんどの野党議員は考えていないよ」と当の野党議員が言っているのですから、間違いないでしょう。しかも、かつての日本社会党のように一定の議席を確保することは十分にできますので、それしか考えていないようです。

ただ、不思議なことに、4条件が一つも実現していなのに、世間の批判を恐れて審議に復帰する動きがあることですが、辻元清美さんは、「覚悟してやっている」と言われていましたので、ここで撤収してしまえば、それは恥ずかしいことですし、与党議員から、「じゃー、今までの審議拒否は何だったんだ」とバカにされてしまいます。国民の皆さんも、「良かった!審議に戻ってきてくれて」などと思う人はほぼ皆無でしょう。

それにしても、本会議や委員会を欠席して、議事録もなく、おなじみのメンバーで、肝心なことは答弁権限がない官僚を相手に勇ましく質問している光景は失礼ながら、笑わせてくれます。こんなこと、もう80回以上もやっているそうです。写真中央には川内博史さんが陣取っていますが、彼の偉そうな態度がこのなんたらかんたらヒアリングの実態を象徴しているようです。

もっとも、物事が分かっている、社会をきちんと見る力のある議員はすでに撤収するか、初めから参加していません。逆に言えば、福島瑞穂さん、森裕子さん、柚木道義さん、逢坂誠二さんなど濃い人たちが常連さんですし、辻元清美さんもセンターポジションを取りたいのでしょうが、国対委員長に昇格したので無理ですね。

これも審議拒否と同じく、継続することが重要ですし、国会前でラップしている人たちは大歓迎でしょう。でなければ、本気度市民や一貫左派の皆さんからの支持は一気に引いてしまい、場合によっては「裏切り者!」の罵声が飛んできます。となれば、野党の支持率はさらに低下して、安倍政権の4連勝になってしまいます。

特に立憲民主党の場合はこの人たちだけではなく、必ずしも左の思考を持っていなくても、昨年の総選挙で、「枝野さん、ちゃんと筋を通しているじゃないか!」「ぶれないところがあっぱれだ!」と感動した善良な有権者を裏切ることにもなりかねません。「国民は必ずついてくる」と枝野幸男さんは少し前に言ったばかりですから、それを貫徹せずに、仮に柳瀬元総理秘書官が参考人として国会に出てきただけで、審議復帰することがあれば、明らかに邪道でしょう。

なぜなら、「参考人と証人ではまったく重みが異なり、参考人では嘘を言っても告発できない」強く言われ続けたわけですから、参考人ではまったく筋を通したことにはなりません。もちろん、4条件は何一つも満たされておらず、これでは完敗と指摘されても反論できないでしょう。

なお、このような行動のシナリオを誰が書いているのか知りませんが、米朝、日朝関係が大きく動き出す可能性がある中、連休中でも、安倍さんを始め、河野さんや茂木さんが精力的に外交を進めているとき、「誰が何と言っても、モリだ!カケだ!日報だ!Metooだ!」とやっているのですから、能天気で、ここだけは皮肉ですが、幸せな皆さんです。

さて、「国民民主党」が本日、新しく結成されます。大いに期待しているのですが、参加する議員数が見込みよりかなり少ない船出のようです。私はこの党から立候補する予定の仲間の地方議員たちがしっかりと来年4月の統一地方選挙を戦えるのかと、このことがとても心配で仕方ないです。

さらに、立憲民主党の議席を下回れば野党としての指導権をずっと握れませんし、直後の支持率が5%を下回れば悲しい未来になってしまいそうです。希望の党国会対策委員長の泉ケンタさんは、「私たちの政権のときに、自民党は今回以上に審議拒否をやっていたじゃないか!」と自慢げに言われていましたが、これもいかがなものでしょうか。✿祝・新党結成記念✿審議拒否解除も気持ちは理解できますが、僭越ながらこちらも同様です。

「私たちは原則、審議拒否はしない。新しい国会運営のあり方を提案していく」はそれだけ取り出せば大いに評価できるのでしょうが、繰り返して申し訳ありませんが、「じゃー、今までの審議拒否はなんだったの?」となってしまいます。ここは苦しいとは思いますが、きっちりと反省してから復帰しないと、国民の皆さんからの支持を得ることはできないでしょう。そのことをもの凄く私は恐れています。

審議拒否と不信任案提出で解散へ追い込め!

秋の自民党総裁選挙も絡み、国会が今までになく停滞というか、ほぼまったく動いていません。野党と与党はそれぞれの言い分はあるのでしょうが、北朝鮮など緊張を増す国際問題、働き改革など大切な国内問題を考えれば、異常な状態であることは間違いないでしょう。

それで、お互いに引くに引けない雪隠詰めのようになっていますが、もう、ここまできたら、野党も支持者の期待にしっかりと応えて、最後まで筋を通すことが大切と思います。つまり、4条件をすべて与党が飲まなければ、徹底して審議拒否を貫くことです。

民主党政権が樹立したときは、中道右派や保守的な有権者の皆さんが、「一回、自民党にお灸をすえなければ」と判断して、当時の民主党に投票されました。そして、第二次安倍内閣ができてからは、この先を含めてこのような方々が現れることはありません。

すなわち、立憲民主党はけっこう左側に傾いているし、新しくできる国民民主党もその政策から、穏健な保守層からの投票行為は期待できないので、結局は中道左派から左派の固定的なファン層をがっちりと引き止めることが、もっとも大切にしなければならないでしょう。これは政党として当然のことと私も思います。

となると、審議拒否を途中で止めてしまうことは絶対にあってはならないことで、過去にはその間違いを犯してしまいました。自民党は「内閣不信任案が出されれば、衆議院解散総選挙も一つの選択だ」とかジャブをくれています。これに対して野党は、「脅しだ!」とか「解散する余裕はないだろう」とか言っていますが、自らの力量を否定するようなことはダメですね。

ここは、「上等じゃないか、正々堂々と選挙で国民の審判を仰ごう!」の意気込みを示さなければ、連立与党からなめられてしまいます。辻元清美さんなどは、「この国の民主主義の底が抜けてしまった」と、これ以上の破壊はないと発言されているので、“解散を今やらなければ、いつやるんだ!”が正しいと思います。

一方、間もなく衣替えする希望の党代表の玉木雄一郎さんは勇ましく「安倍政権を倒すために受けて立つ」と言われています。俗っぽいですが、これじゃなきゃいけません。一歩も引かない立派な対応と尊敬します。

ただ、野党の支持率がほとんど上がっていない状況がとても心配ですが、立憲民主党代表の枝野幸男さんは、「国民はついてくる!」と周囲に言われているようです。ですから、選挙運動や政策に真剣に取り組めば、勝利の二文字が見えてくる可能性もあるでしょう。与えれたチャンスは生かさなければなりませんし、その段取りとして、通常国会閉会直前まで審議拒否を継続して、ギリギリのタイミングで内閣不信任案を提出するのが良いと思います。

最後になりましたが、このような情勢になると必ず、「解散は首相の専権事項」と誰もが何の躊躇もなく言っていますが、これはちょっとおかしいです。国民から直接選ばれている大統領ならともかく、国会議員の選挙で総理大臣になっているのですから、神聖にして犯すべからずみたいな専権事項扱いは問題だと考えます。

あとは、自民党幹事長の二階俊博さんが、「いまどうして解散できるのか。幹事長の知らない解散が世の中にあるはずがない」と上から目線でいつも登場します。この人は利権とお金儲けと中国が大好きなようで、尊敬という単語の正反対にいらっしゃる方のように感じます。しかし、不思議と野党の皆さんからの評判はけっこう良いようですので、国会の中の人間関係はよく分かりません。

野党は堂々と解散総選挙で勝負を!

先日、「立憲民主党はもう少し立ち位置を左側に移動したほうが良いような気もします」と書きました。調子に乗ってはいけませんが、そのとおりの路線になってきたようです。希望の党と民進党との合併がどうなるのか分かりませんが、その結果、野党代表がそっちに移ってしまう可能性がゼロではないことも影響しているようです。ただ、衆議院は立民、参議院は新党が野党第一党になるのでしょう。

それで、一つには、6野党共同での「麻生財務大臣辞任、モリカケ証人喚問、改ざん文書全容公開、自衛隊日報真相究明に対しての迅速な回答が出ない限り、本会議とすべての委員会を審議拒否する」というもので、究極のサボタージュです。それを裏付けるように民進党幹事長の増子輝彦さんは勇ましく、「徹底的に安倍政権の退陣まで戦う」とおっしゃっています。

その一方、院外では従来どおり元気に活動していているようです。先週は“最近、少なくなって良かった”と思っていたパフォーマンスが復活しました。女性議員を中心に喪服を着て、「#Me Too」のプラカードを持って行進してました。その趣旨は分かるものの、地方議員の経験しかない私が申し上げるのは恐縮なのですが、あの方々は学習しないのでしょうか。少し前まで、野党が様々なパフォーマンスを繰り出す度に政党支持率が下がっていったことが理解できないのでしょうか。

実際、私の友人の自民党所属の区議会議員は、「以前は野党のパフォーマンスになんでカメラが同行して彼ら彼女らの行動を宣伝しているのかと頭にきていたんだけど、最近はちょっと品がないが、もっと撮って、もっと流してと思っているよ。だって、やればやるほど、野党の支持率は間違いなくダウンするんだから」と言っていました。

そういえば、今回のその示威行動の最前列センターはしっかりと柚木道義先生が確保されていましたが、この先生は「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺したこと」と言い切った人です。財務省などの幹部を呼んで、大衆団交みたいなパフォーマンスをやっている席にもいつもいらっしゃるようです。

でも、野党の皆さんでも状況がよく見えている議員たちはそっと後退を始めているし、その数はけっして少なくありません。そもそも、官僚を追求して溜飲を下げているだけなら、それはあるまじき行為ですし、“政治主導だ!”と叫んで、政務三役だけで物事を決め、委員会での官僚答弁を認めなかったのは今の野党でしょう。その人たちが一切の審議に応じないで、役人相手に“真相究明何とかチーム”と書かれた模造紙を貼って、政府を追求する姿は滑稽で笑ってしまいますし、そのメンバーはお馴染みの方々に限られてきているようです。

そして、詳細は省きますが、国際問題、とりわけシリア危機や米朝首脳会談など、極めて憂慮される、緊迫度が増している情勢で、いつものように皮肉でも嫌味でもありませんが、すごい選択を与党に求めたと感心してしまいます。これだけでも、抵抗政党であった日本社会党にほぼ並んだか、追い抜いたと思います。

もう一つ前述のことと関連しますが、立民の国会対策委員長の辻元清美さんが、「毎日一人ずつ証人喚問をやればいい」と言われていたことです。こちらも、“さすがだ、辻元さん!”ですが、これが実現すれば、国会は閉会するまで証人喚問に関する委員会しか開かれなくなり、この国の羅針盤は完全に崩壊し、国民生活は一歩も前に進まなくなります。よくもこんなことを考えつくものですし、立民代表の枝野幸男さんが彼女を国対委員長に選んだのは大正解だったようです。

もう一つ不思議なのは野党がほどんどというか、まったく連立与党の公明党を批判しないことです。普通に考えれば、「もう少しで打倒できる政権をなんだかんだ言って支えているのは公明党じゃないか。ここは自民党以上に許せない」となるような気がしますが、そのことは不問のようです。今の政府というか内閣は自民党単独ではなく、文字どおり、“連立政権”なのですから、私には理解不可能ですし、何か不都合な怖いことでもあるのかと疑ってしまいます。

それにしても、野党はなぜ「解散総選挙で国民の真意を問え!」とは言わないのでしょうか。なぜ「内閣総辞職しろ!」なのでしょうか。私には不思議に感じるのですが、小西洋之先生の「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」が正しいようです。というのも、このやぶれかぶれの発言のあと、小西先生が発言を取り消したとか、党から注意を受けたとか聞きませんので、野党議員大多数の共通認識なのでしょう。

さらに、仮に内閣総辞職が実現した場合、一般的には自民党から次の総理候補が出てきて、国会で首班指名選挙が行われることになります。それが誰になるか分かりませんが、その選挙で野党は賛成するのでしょうか、反対するのでしょうか。人によって賛否を変えるのでしょうか。

また、私は持って回った言い方を好みませんが、野党に政権を“禅譲しろ!”という意味ではないでしょうね。希望と民進というちょっと前までは同じ党のメンバーだった人たちが合併するのだって、「◯◯ちゃんが一緒なら、僕、行かないから」と小学生のクラス替え以下のことが行われているのですから、政権が万が一にも禅譲されたら、その野党連合政権は3カ月どころか、3週間も保たないでしょう。第一、三分の一未満少数与党政権の内閣支持率は10%にも届かないと思います。

労働団体・連合も今まで慎重に2党の合流を見守っていましたが、あまりにも情けない状況に、会長の神津里季生さんはしびれを切らして、「政治家としてどう振る舞うかが、選挙で応援するかどうかの大きな分かれ目だ」と言われました。当然のことと思いますし、その意図するところを理解している人は、逆に連合の応援がないという覚悟ができているのでしょう。

話を戻しますが、内閣総辞職とか禅譲だとか、そんな面倒くさいことを選択しないで、今こそ野党は正々堂々と解散総選挙を強く求めるべきでしょう。でないと国民、有権者から「選挙で勝てる自信がないから、いつまでもグダグダやってるんだろう」と思われ、高くない支持率がまた、低下してしまう危険性もあるような気がします。

ある公明党の幹部の発言が新聞に載っていました。曰く「われわれが野党のとき、本気で解散・総選挙を求め続けたし、国民に政権交代に向けた骨太の論争を仕掛けた。だが、今の野党から政権交代に対する真剣さが全く感じされない。そういう意味では、恐れるに足りる存在ではない」と。なめられたものですね。

「健全な民主主義には健全な野党が必要だ」は間違いなく正論ですが、日本の政治は極めて残念ながら、そこからはけっこう遠いようです。評論家みたいなことを言ってすみませんでしたが、野党に皆さんには真面目に、一所懸命に頑張っていただきたいと願っていますし、同時に「健全な与党がなければ、健全な野党もない」の現状を心配しています。背中から鉄砲を撃つの輩は酷いですし、嫌な人たちです。

最後になりますが、フェイスブックの友人が今から6年少し前のユニークなtwitterの投稿を紹介していました。以下、ちょっと長いのですが全文です。『審議を拒否して、国会を空転させて、政権にダメージを与え、政権を倒そうとする方向は、国民から理解を得られないと思います。私は与党議員として審議拒否はせず、引き続き会期末までしっかりと仕事を続け、法案を成立させるべくがんばります。気に入らないことがあれば、国会に来ない。それはおかしい!』。

まったくそのとおりで、100%異議なし!ですが、投稿したのはいつも元気よく感情をあらわにして、政府や官僚を追求している希望の党の山井和則さんです。彼の投稿によって生意気ですが、私の今日の記事がそうは間違っていないことを証明していただきました。もっとも、当時の野党であった自民党なども現在の野党と同じことをやっていたわけで、どっちもどっちかなと妙に納得してしまいます。

想い出がまた一つ消えていく

写真は解体が進む化繊メーカーの荻窪寮です。最近はよく分かりませんが、かつては独身者と単身赴任者の皆さんが居住されていました。場所は杉並区荻窪3丁目、隣地には区立大田黒公園があり、近くには旧・近衛文麿邸もある区内でも屈指の高級住宅街です。ワンコの散歩コースなのですが、壊されていく光景を見て、仕方のないことなのですが、想い出が一つ消えていくような気になりました。

そして、建設計画の事前周知のお知らせには、用途として「共同住宅」となっていますし、建設主に関連不動産会社の名前がありましたので、マンションが建つことは間違いないようです。価格も近隣環境と荻窪駅まで10分程度であることを考えれば、かなり高価な設定になりそうです。名前もすごくハイカラなものになるのでしょう。

さて、私の議員時代、特に区議会議員のときには杉並区内に労働組合が「同盟」に所属する企業の社宅や独身寮が数多くありました。写真の会社の労組はゼンセン同盟(現・UAゼンセン)に加盟していますが、いつも私の選挙のとき、ここで寮集会を開催してくれました。また、道路に接する庭には「週刊民社」(当時の民社党の機関紙)の掲示板が設置してありました。

それで、ここ以外にも、東レ、帝人、日清紡、日東紡、東洋紡などゼンセン同盟関係だけでも大手組合の社宅が区内にありました。そのほか、東京電力、日産なども世帯数が多い社宅や人数の多い独身寮を所有していましたし、同盟系ではありませんが、とてもお世話になったのは、新日鉄、NTT、松下電器などで、区内に大規模な社宅がそれぞれありました。

特に日本を代表する鉄鋼メーカーは幹部社宅だけで数百世帯の家族が生活されていたと思います。組合からお預かりした名簿でご自宅を政治活動として訪問したり、労組役員さんが帯同して案内していただきました。名簿にはほとんど電話番号が記載されていて、お留守の場合は事務所に戻って連絡をしていました。その名簿にはその会社ご出身の経済団体の超大御所の方も載っていて、訪問してみると奥様が、「ハイ、ご苦労さまです。主人から聞いていますよ」と優しく応えていただいたことを覚えています。

ちなみに、“ありました”と書いたのは、上述のほとんどすべての社宅や独身寮は現在では“ありません”になっているからです。このことは銀行などの金融機関の社宅も同様で、杉並には大手銀行や地方銀行の家族寮も多かったのですが、こちらも、残っている数のほうが少なくなっているでしょう。どの企業もなかなか利益が出しにくい構造では、社宅売却はけっこう有効な手段だったのでしょうか。

さらに社宅ではありませんが、同盟系の大手自動車ディーラーのショールームの一番目立つ場所に私のポスターを貼っていただいたときは、嬉しくて仕方なかったのですが、逆にこちらが「自民党ファンのお客さんも来るのだろうけど、大丈夫かな」と思ったほどです。この組合の上部団体は一週間ほどで杉並区内の家族を含めた6百以上の後援会入会申込書を渡してくれましたし、すべて手書きで記入されていて、電話を掛けるとほぼ全員の方が、「応援していますよ」と言っていただきました。

終わりにまとめなのですが、冒頭の寮での集会、名簿、帯同訪問、電話など、今ではほどんど不可能な活動をさせていただいていました。もっとも、当時は特段、問題を発生されることではなく、どの陣営もやっていたことと思います。その後、政治活動はその範疇外なのですが、個人情報保護法などもあり、現在に至っています。

その現在ですが、名簿、電話、訪問ともにほとんどできなくなっていると聞いていますし、公営掲示板へのポスター貼付、決起集会への動員なども一部の労組を除いて、かなりきつくなっているようです。過去は労組からの提出していただいた公選ハガキだけで定数を超えてしまううというありがたいこともありましたが、今ではハガキそのものも難しくなっているようです。

労組も時代の流れなのでしょうね。私はそのような状況を経験させていただく中で、あらためて、同盟や「連合」の役員、組合員の皆さんに深く感謝申し上げなければならないと感じています。また、組合活動や選挙運動を教えていただいた多くの先輩方が、「選挙結果は組合運動の通信簿だ!」と熱心に説かれていたことが忘れられません。

日教組の的確な判断

現在はどうなっているのか知りませんが、私は日教組(日本教職員組合)の牙城の一つ「横浜市教職員組合(浜教祖)」の先生方が教鞭をとっていた横浜市立の小学校で6年間を過ごしました。中学・高校は宇都宮市立栃木県立でしたが、栃木県内の公立学校での日教組の組織率は全国最下位のようです。まるでジェットコースターのようでした。

さて、その組織率が往年と比べて著しく低下している日教組ですが、来年夏の参議院議員選挙では立憲民主党から候補者を擁立することを決めました。この組合の書記長さんは、「民主的でリベラルな政治勢力と協力関係を構築する、という運動方針にも合致する。選挙に勝つための戦略として、現段階で立憲しかないと判断した」と言われています。

極めて僭越ながら、的を射たとても正しい判断と思います。やはり、労働組合もほかの団体も同様ですが、“息の合った”政党を応援し、組織内候補であればその政党の公認で戦うことが理にかなったことでしょう。嫌々や仕方なくでは、組合員にも失礼ですし、第一、選挙戦に力が入りません。

かつて、政党名をできる限り表に出さない参院選もありましたが、それでは何のために選挙をやるのか分かりません。人生でも組織でも良いときもあれば、そうでないときもあり、その度にフラフラしていたのでは、政権に返り咲くことなど夢のまた夢でしょう。

また、日教組は拉致問題について、「北朝鮮の国家犯罪は過去の日本の朝鮮統治で相殺される」と主張していました。今は少し変わったのかもしれませんが、基本的認識は同じでしょうし、北朝鮮に対してもシンパシーを維持しているようです。私がもっともお世話になったUAゼンセンが積極的に拉致問題解決署名などに取り組んでいるのとは対照的です。

それから、同じ連合構成組合ではいち早く私鉄総連が立憲民主党公認で擁立することを決めていますし、自治労も現職はすでに立民に移籍し、新人も同党から立候補することや、日教組の女性現職議員の同党への移籍は時間の問題でしょう。JR総連も同様の選択をすると思っていたのですが、JR東労組のお家騒動が激しく、このままでは捲土重来は難しくなったようです。そのことは別の機会に3回目としてお伝えします。

いずれにしても、繰り返しますが、完全ではなくても相思相愛で労組と政党が協力して選挙を戦うことが大切です。その意味では立憲民主党はもう少し立ち位置を左側に移動したほうが良いような気もします。そうすれば、さらに現場の組合員の選挙に対する気合いが増すと思いますし、例えば、組合員の友人とか親戚とかにも協力を取り付けやすくなるでしょう。

最後になりますが、私鉄総連のある幹部が言っていました。「前回は社民党から民進党に切り替えたが、それでは、組合役員や組合員の士気は上がらなかった。敗北したのは当然だったかもしれないが、今回は来年に向けて本部も地方も盛り上がっている」と。これが本音、これが現実でしょう。あとは民進党と希望の党との合併がどうなるのか気になるところです。でも、残念ですが、党名を変えても支持率は上がらないように思います。
(写真:千代田区一ツ橋にある日本教育会館 この6階に日教組の本部があります。出典:Google Earth)

財務省関係者に厳しい処分を

いくら安倍晋三さんや昭恵さん、財務大臣の麻生太郎さんが一連の森友案件にかかわっていなかったとしても、公文書の改ざんなどは重大な問題であり、「誰が書き換えを指示したのか」など、不透明な部分はけっして少なくありません。これから、地検の捜査結果が待たれますが、いずれにしても、関係者の厳しい処分は免れないでしょう。

そこで、過去に類似した事件があったとき、どのような処分が行われたのかを探してみました。大切なのは自民党(公明党連立)政権のケースでは、「それでは、身内をかばっているのだろう」となりますから、民主党政権時代のそれが比較するには良いと思いました。

それで、これ以外にもあるのかもしれませんが、今から8年前の民主党政権のときに厚生労働省の東北厚生局で258カ所の改ざんが発覚して、当時の大臣であった(総理は菅直人さん)長妻昭さんは次のように記者会見で謝罪されています。少し長いですが、私も民主党に所属していましたので、公平を期すためにその部分の全文を引用します。

『これも皆様方から御指摘をいただきました東北厚生局職員の情報公開文書の改ざん問題でございます。調査を致しました結果、新たに判明した事実もございました。別の開示文書につきましても内容が前回と異なる文書を差し替えていたということも判明を致しました。マスコミで指摘をいただいた削除されたもの、そして今回新たにわかった異なる文書の差し替え、この両方については共に同じ職員でございます。この職員は現在、独立行政法人国立病院機構に勤務しております。ここは非公務員型ではございませんので、懲戒処分をするということに致しました。減給でございます。そして管理職も監督責任ということで合計3名いますが、1人は退職しておりますので、訓告が1名、文書厳重注意が1名ということに致しました。詳細については担当部局から説明をしたいと思います。いずれにしましても、民主主義の根幹である情報公開制度の中であってはならないことが起こったということでお詫びを申し上げます。二度とこういうことが起こらないように厳重に再発防止に努めて参りたいと考えております』。

長妻代議士にはとてもお世話になりましたが、少なくてもご本人が直接にはかかわっていない出先機関の不祥事で、これだけのお詫びをしなければならなかった悔しさをお察し申し上げます。余談ですが、職員が改ざんしたをしたあと、それが発覚すると再び改ざんするというけっこう悪質な事例だったようです。

そして、冒頭にも触れた“処分”ですが、会見の中にもあるように「訓告1名、減給(1カ月)1名、厳重注意1名」となりました。私は国会内のルールなどは分かりませんが、一つの参考になるのかもしれません。もちろん、佐川宣寿さんが司法当局によって起訴され、裁判所で有罪が確定すれば、財務大臣はその責任から逃れることはできませんし、すなわち、「辞職」で、財務省は解体的出直しですね。

それから、今日の写真の左側の茶色い建物はお馴染みになった森友学園の小学校で、かなり低空での飛行機も見えます。一方、右側は野田中央公園で、何回も恐縮ですが、この土地の入手経過、金額について国会で審議していただきたいと思います。特に下段の辻元清美さんには選挙区は異なるものの、地元大阪の案件であり、しっかりと頑張っていただきたいです。関西の暗い闇から真相を引っ張り出すためにもお願いします。
(写真出典:上・Google Earth 下・立憲民主党ホームページ)

大阪地検特捜部長が捜査情報を漏えい!?

衆議院議員の江田憲司さんは先日の予算委員会で次のように言われていました。「佐川さんは、それは証言拒否罪というのもあるということも念頭に置いて御答弁をください」。佐川宣寿さんに対する質問ですが、「法律違反を犯すと大変なことになりますよ!」という主旨だったのでしょう。私も衆議院のインターネットで見ましたが、江田さんはなかなかの迫力でした。

また、彼のホームページなどには、「企業団体献金は1円も受け取らない」「業界団体、労組の推薦は一切受けない」とあります。私は特に献金や推薦が悪いことだとは思いませんが、先の予算委員会で発言を含めて、きっと高尚なお考えをもった、正直な清潔な政治家なのでしょう。お会いしたことはありませんが、そのように感じました。

さて、その江田さんがご自身のtwitterで、「大阪地検の女性特捜部長のリークがどんどん出てくる。NHK『何千台分のトラックでゴミを撤去したと言ってほしい』と本省理財局の職員が森友学園に要請と。ネタ元はメールらしい。今のところ、特捜部は『やる気』みたいだが、法務省と財務省の関係からすると、どこまで貫けるか!?頑張れ!」とつぶやきました。

そして、その後に謝罪みたいなことを言われています。曰く、「言葉足らずだった点を訂正してお詫びいたします」となりますが、“事実ではなかった”とか“間違った情報だった”とは言われていません。お詫びで済むならば、肩を持つつもりはまったくありませんが、安倍首相や小野寺防衛相はとっくに無罪でしょうし、責任ある政治家として“NHKがそのように報道しているから”という卑怯な言い訳は通らないと思います。

それで、大阪地検特捜部では数多くの検事さんが仕事をしていますが、当たり前のこと、「部長」は一人しかいません。ですから、江田さんがわざわざ「女性特捜部長」とはっきりと言ったのはなにか意味があったのでしょうか。私にはよく分かりません。

いずれにしても、江田さんの言っていることが本当ならば、この特捜部長は極めて重大な国家公務員法違反行為をしていることになります。とりわけ、警察が扱う一般的な刑事事件とは異なり、捜査情報の高い秘匿性が求められる検察、とりわけ特捜部にリーク(情報漏えい)があれば、国家機能を揺るがす大問題に発展します。森友改ざんや日報隠匿などが些細なことに見えてくる強烈なレベルですし、少なくても、法務大臣検事総長の首は間違いなく飛ぶでしょう。

一方、安倍(自民党&公明党)内閣の総辞職を求めている野党も絶好のチャンスでしょう。検察はけっこう独立性が担保されていますが、それでも、政府組織の一員であることに変わりありません。そこの大臣と捜査当局最高責任者を辞任に追い込めば大きな手柄になりますし、内閣総辞職から「解散総選挙で信を問え!」にバージョンアップできるかもしれません。だたし、身内や一部新聞社にもけが人が出る可能性はあると思いますが、それを恐れていては打倒安倍を達することはできないでしょう。

ただ、そんな悲惨なことは誰も望んでいないので、江田さんや必要ならば件の特捜部長にもしっかりと事実関係を明らかにしてもらうことが大切です。「しがらみのない政治家にしか本当の改革はできない!」とも彼のホームページに載っています。今こそ、それを実現していただきたいです。このままですと、女性特捜部長の居場所がなくなってしまうような気がして可哀想です。

最後になりますが、「マスコミなどが検察や警察から情報をもらっていることは誰でも知っている。それをやめてしまえば、新聞は書くことがなくなり、テレビは映像を流せない。そんなことは社会の常識だ」との声が聞こえてきそうです。確かにそのとおりでしょうが、あらためて考えてみると、検察が警察が自分たちに都合の悪い情報を提供するはずがありませんし、最悪の場合、冤罪を引き起こす原因にもなります。

さらに検察の場合はリークによって政治を意図的に動かしたり、世論を誘導している可能性も否定できません。私はこの国の検察や警察を信じているからこそ、今回の事件を契機に今までの悪しき習慣を直していかなければならないと思います。書生みたいなことを申し上げて恐縮ですが、国民の知る権利がいびつな形で伝えられているのだとしたらとても残念です。

ありがとう!小西洋之先生

数日前に、内閣総辞職だ!と言っている人たちがいるけど、その後の展望をどのように考えているのか教えて欲しい」と率直な気持ちをお伝えしましたが、その回答を参議院議員の小西洋之先生が明確に示してくれました。もちろん、皮肉でも、嫌味でも、揶揄でもなく、先生には心から感謝していますし、あまりの正直さに好感を抱くようになりました。

それで、どのような会心の一撃だったかというと、ネットのバラエティー番組で、次のように言われています。

「民主主義に対案はないので、その敵である安倍政権を1秒でも早く倒すことが最大の目的」
「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」
「いたら安倍政権5年も続いていないですよ」
「安倍政権に代わる政策を我々がつくって選挙やって国民の皆さんの信頼勝ち取ろうなんて本気で考えている野党議員って全員が全員じゃないんですよ」。

なるほど。私の疑問が一気に氷解した理由がお分かりいただけると思います。タイトルのとおり、本心から「ありがとうございます!」となりました。もう、余計なことは言いません。それにしても、民主主義とは“対案”を出すことが少数派でも大切だと教わってきたので、そこだけはとても残念です。

今回のことでそれ以外の疑問も解けました。それは、国政調査権の行使なんでしょうが、国会の委員会や本会議を審議拒否していたその同じ時間に、国会の別の部屋へ官僚たちを呼んで、上から目線の質問を慇懃無礼に繰り返したり、カメラを引き連れて国税庁に行ったり、稀有な詐欺師のような壁の中の籠池さんに会いに行ったりと、あまり意味がないと思われるパフォーマンスを繰り返していることです。

私は少数勢力であっても、健全な民主主義を進めるには、健全な野党が絶対に必要と信じています。でも、とても残念なことですが、「ぶっちゃけます。本気で言います。政権を取ろうと考えてる野党議員ってそんなにいないんです」では、期待することが無理だったようですし、淡い期待を抱いていた私がバカだったようです。


それにしても、小西先生はまだ、亡命されていなかったのですね。繰り返しになりますが、あれだけ断言したのですから、「亡命を受け入れて国を懸命に探しています」とか、せめて途中経過を明らかにしていただきたいと重ねてお願いします。じゃないと、籠池さんに負けない詐欺師になってしまいます。


それから、視点は異なるものの、「そんなこと言って大丈夫かな?この先生」がいらっしゃいます。小西先生と政党は違いますが、柚木道義先生のtwitterでの発言です。今月14日ですが、以下、全文を引用します。


「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと。昨日の読売みても今日の安倍総理答弁は死者への冒瀆。『書き換え前』の決裁文書までも嘘だったのか、安倍総理が嘘つき答弁してるのか。 首相『書き換え前の文書を見ても私も妻も関与なしは明確』」。


特に「明確なのは安倍夫妻の軽率な言動で、財務省近財局の職員が自殺までしたこと」は安倍さん夫妻はもちろん、無念にも自らの命を絶った職員を冒涜する文章です。国民の公平公正な選挙で選ればれた衆参の国会議員が、憲法の規定に基づいて民主的に首班に指名された人とその夫人が自殺に追いやったというなら、柚木先生は今すぐに明確な証拠を出してください。安倍さんの肩を持つつもりはまったくありませんし、野党は政権や与党を攻めるのが仕事ですが、あまりにも酷すぎます。


終わりに私は巨大与党に比べて少数政党ではありますが、それぞれ50名を超える国会議員を有している希望の党と民進党の支持率がたったの1%であることが不思議で仕方ありませんでした。でも、最近になってその理由がちょっぴり分かったような気がします。

意外とちゃんと機能している国会

今日のタイトルですが、正確には「国会」ではなく「国政」ということでしょうか。昨年から1年数カ月間の国会の状況を嘆いている人たちが、「いつまでモリだ、カケだって、やってるんだ!野党は仕事しろよ!」と言っています。以前には左派の大きい声だけが注目されていましたが、数年前からは月刊誌の売上部数や集会の動員数などで、保守系や右派の皆さんの行動力が増してきているようです。

これには左派の皆さんも、「なんとかしなくては!」と焦っているようです。出版界でも実際、「月刊Hanada」や「WiLL」はけっこう売れていますが、岩波書店の「世界」などは風前の灯火ですし、ネットの世界でも同じようなことが進行しています。形勢が逆転するまでにはなっていませんが、彼ら彼女らの影響力を過小評価することは避けるべきでしょう。

また先日、国会前でラップが大好きな市民団体の抗議行動に別の政権擁護側の市民団体が“抗議”していました。過去にはあまり見かけなかった光景ですし、昨年の総選挙のときも、「安倍はやめろ!」のプラカードを「安倍さん、頑張れ!」の横断幕で囲んでいました。私はどちらにもシンパシーを感じませんが、時代は明らかに変化してきているようです。

さて、近隣のわが国に好意的ではない三つの国々のことを意識すれば、「国民の生命と財産を守ることが国(会)の最大の使命なのに大丈夫かな」とずっと思っていましたが、よくよく、昨年の通常国会からの流れを考え直してみると、そんなに危惧しなくてもいいのかなとも思い始めています。つまり、予算は今年もすでに成立が決まっていますし、いわゆる“働き方改革”もそんなに急いで成立させる代物ではないでしょう。

ただ、安倍さんの肝いりで取り組んできた働き方改革には、悪質な使用者への罰則も含まれていますので、すべてがダメという改正案ではありません。しかし、今回の騒動は首相自身が、「私や妻が(不正に)関係していたのであれば、総理も国会議員も辞める」と気色ばんだことがそもそもの原因です。気持ちは理解できますが、「重要なことなので、きちんと調べて後ほどお答えします」と言っておけば、野党や一部の新聞の「これで安倍の首が取れるぞ!」とはならなかった思います。

これも普通に考えれば、「あれだけ安倍さんが怒って、国会議員まで辞めると言っているんだから、多分、無罪だろうな」と諦めるのですが、安倍さんが憎くて憎くて仕方のない野党や新聞はそうは思わず、「どんな手段を使っても粉砕するぞ!」となり、今日に至っているのでしょう。一方、加計学園の問題は入試倍率が20倍を超えてしまったので、シーンとなってしまいました。やっぱり、この地域に獣医学部は必要だったのですね。新入生の皆さんは今までの風評に負けず、動物や飼い主さんたちのために頑張ってください。

また、昭恵さんは闊達な行動を萎縮させる必要はありませんが、警戒せずに胡散臭い大嘘つきと一時期とはいえ付き合ってしまったのは非難されてもしょうがないでしょう。ですから、首相も昭恵さんも何の関係もなかったことが明らかになった現在でも、上述のことは自業自得というもので、大いに反省してもらわなければなりませんし、再びこんなことが起こらないように制度改革を急いでもらいたいです。いつまでも不毛な議論を聞いているのも嫌になってきました。

それから、影響を受けたこともなくはありませんでした。それは財務大臣の麻生太郎さんが、アルゼンチンに開かれた主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議を欠席せざるをえなかったことです。しかし、これも思ったほどそんなに大きなブレーキにはならなかったようです。国内問題も大切ですし、財務省というお家の大事ですから、結果的には仕方なかったでしょう。

なお、大幅値引きの提案は、近畿財務局ではなく、大阪航空局からなされたようです。今後、財務大臣同様、国土交通大臣からもその過程を聞いてみることも必要になるかもしれません。それから、先日も同じことを申し上げましたが、隣接する公園がどのような経過で売却されたのかにも関心が深まってきます。こちらも、国交省のかかわりが少なくないでしょう。

本題に戻りますが、この間、厳しさを増す安全保障・防衛については言われていほど隙間を与えることはなかったようです。イージス・アショアにしても、F-35戦闘機にしても、陸上総隊や水陸機動団にしても、要の防衛は着々と進められています。すべて完璧とは言えませんが、専守防衛と文民統制のもと、彼の国々に対する防衛態勢には穴がないようにバージョンアップされています。また、好き嫌いは別として、アメリカ大統領との良好な関係もしっかり維持されているようですし、その宿敵である前大統領ともお寿司を一緒に美味しく食べたと新聞で読みました。

もちろん、国内問題で心配なことも少なくありませんが、それによってこの国がすぐに傾くことはなさそうです。ただ、国会の先生方には与野党を問わず、頑張っていただきたいと思います。それにしても、「内閣総辞職だ!」と一部の政治勢力が叫んでいるようですが、本当に総辞職したら、その次はどうような展望をお持ちなのか教えてもらいたいです。

ところで、昨日の野党の証人喚問はまったく迫力がなく、与党のそれは安倍さんよいしょ!みたいでくすぐったかったですし、自民党の丸川珠代さんの聞き方は下手でした。「安倍総理から(改ざんの)指示ははありませんでしたね?」ではなく、「指示はありましたか?」でしょう。答えはどうせ、「ありませんでした」で同じですから、後者のほうが答弁のインパクトが大きくなると感じました。

さらに、証人とのすり合わせはしていたはずですから、本当にこの人ってアナウンサーだったのと疑ってしまいましたし、質疑の最後に、「総理、総理夫人、官邸の関与はなかったということは、証言を得られました」と勝ち誇ったように言っていましたが、そんなことはすでに分かっていることですから、「私たち自民党もこれを契機として、公文書管理や本省と出先機関との連絡体制をしっかりと見直していきます」くらいのことでまとめるべきではなかったでしょうか。

また、共産党の小池晃さんにはちょっと期待していたのですが、悲しいかな空振り三振で、すっかりお馴染の、“これじゃー、審議ができない!”と中断させ、最後にはこれまた定番の“疑惑はさらに深まった!”と大声を発して終了してしまいました。結局は検察当局の捜査結果を待つしかないようですが、それよりも、一昨日の自由党の森裕子さん、社民党の福島瑞穂さん、民進党の矢田雅子さんが拘置所の籠池さんに面会をしたあとのぶら下がりには失笑というより、思わず爆笑してしまいました。

「(籠池さんが)嘘はあかん、嘘があかん、嘘を言ったらあかん」と喋っていたと、森さんと福島さんは嬉しそうに話していました。天下の大嘘つきの人の“嘘はあかん”にも大笑いですが、それをまるで、拘置所の住人のスポークスマンのようにマスコミに伝えるお二人は大丈夫でしょうか。これでは、漫才か漫画の世界ですし、友人は「お互いにキワモノ同士だから、波長は合っているみたい」と笑っていました。この懲りないパフォーマンスで、お二人と野党の支持は間違いなく低下するでしょう。誰が注意する人はいないのでしょうか。

ただ、お二人はその世界をずっと突っ走ればと思いますが、老婆心ながら、矢田雅子さんは少し慎重にされたほうが良いと感じました。彼女は電機連合の組織内議員であり、大阪生まれで伝統あるパナソニック(旧・松下電器)労組のご出身ですし、今回の土地売買についての特別な地域事情もご承知だと思います。ご自分で進んで現場に来たわけではないでしょうし、私の勘違いなら申し訳ないのですが、映像を見ていてそんな気持ちになりました。

それに関連して、共産党や自由党、社民党は知りませんが、民進党系3党で現在の政治状況を判断している先生方はすでに、この問題に対して距離をおいて、フェードアウトしているようです。だから、財務省幹部を呼んでの大衆団交みたいな会議では、いつも決まったメンバーしか参加していません。予算委員会や関連する委員会でも同じことです。

一方、衆議院での質疑ですが、ほぼ参議院と同じような進行だったものの、立憲民主党の逢坂誠二さんの質問は落ち着いていて、僭越ながら、なかなか良かったと感じました。特に、「事案の本当の当事者でないにもかかわらず、こうして証人喚問受けるということについて、理不尽だと思うことはありませんか」という主旨の問いの前後では、佐川宣寿さんは何度も大きくうなずいていました。質問を終わるときの逢坂さんの静かな態度にも好感が持てました。

そして、衆議院でも与党は与党ですからあんなものだったのでしょうが、逢坂さん以外の野党はほとんど玉砕状態でした。さすがに拘置所での話題は恥ずかしくて出てこないと思っていましたが、出てきました。希望の党の今井雅人さんが、「財務省の幹部から10間、隠れているように籠池さんが言っているが事実か?」と聞いていました。これって、昨年に何度も取り上げられていて、とっくに嘘だったことが確定している話ですし、逆に追及材料がまったくないことが明らかになってしまいました。

今井さんは5回も政党を渡り歩き、4回の当選はすべて比例復活というユニークな方で、おせっかいですが、これからの政治生活が気になります。なお、共産党の宮本岳志さんはまったく違う意味でいい雰囲気を相変わらず醸し出していました。腕を組んでふんぞり返った姿は彼しか演じられないでしょう。この党も失礼ながら、かなりの人材難のようです。

最後になりますが、私がもっとも印象的だったのは、佐川さんの逢坂さんへの答弁で、「現場の職員が行う案件としては大変難しい案件だったというふうに思っているんです」というところです。問題はここに集約されているように思いますし、難しいというのは安倍さんとか昭恵さんとかそんなことではなく、大阪というか、近畿地方を始めとして長い間、アンタッチャブル、タブーとされてきたことです。言い換えれば、そこを取り巻く“利権”です。ここに踏み込むのは極めて困難でしょうし、だから、誰も触れることはできませんが、そのことを一番理解しているのは辻元清美さんと福島瑞穂さんかもしれません。四つの勢力が複雑に絡み合う関西独特の闇の世界です。

安倍総理V.S.財務省の最終決戦

「われら富士山、他は並びの山」。富士山とは俺たち財務省(当時は大蔵省)東大法学部卒業の日本を代表する超エリート、“他の並びの山”とは文字どおり、ほかの省庁の官僚たちという意味のようです。あとは、「官庁の中の官庁」というのもありました。私自身は東大法学部に対して特段の思いはありませんが、もの凄く強烈なエリート意識を感じます。

その計り知れないほどのプライドを完膚なきまでに傷つけられたのですから、財務省内エリートたちがむき出しの敵意を官僚独特な慇懃無礼の言い方に転換して、総理大臣の安倍晋三さんにぶつけるのは当然のことでしょう。しかも、今回の問題でも始めから所有している関係資料などを一気に出さず、ジワリジワリと小出しにして、その度に内閣支持率を下げていくやり方は、さすがというほかありません。真綿で首を絞めるようです。

さて、彼ら彼女らのプライドの源泉はもちろん、国益ではなく財務省の省益ですが、一つは申し上げるまでもなく、2回も煮え湯を飲まされた消費税10%への延期です。前政権(このときの総理秘書官が現在の理財局長である太田充さん)でやっとこさっとこ、しかも、解散・総選挙までやって、消費増税を決めたのに、安倍さんはいとも簡単に延期してしまいました。これは悔しくて悔しくて仕方なかっったでしょう。繰り返しますが2回もです。

財務官僚にとっては消費増税を厳格に実行することが使命であって、その結果、景気が悪くなろうと、デフレが続こうとほとんど関係ないようです。消費税とは商品を買うことは悪いことなのだという税体系ですから、この税率を上げれば、ほぼそれに比例して消費が落ち込んで景気が冷え込み、GDPが下降します。こんなことは、小学生でも理解できるでしょう。でも、財務官僚はそんなことに関心はないようで、自分たちが決めたことを忠実に実行しない政権や首相は邪魔な存在なのです。

それともう一つは「内閣人事局」です。長年に渡って財務省は各省の予算(つまり政策と事業)を握っていたのは当然ですが、それと同じく、出向などを利用して、霞ケ関全体の人事も掌握していました。それが政治主導だとか言って、変な組織を安倍さんが作ってしまったので、富士山から他の並びの山へのコントロールができなくなってしまいました。もうここまでくると、財務省エリートは“安倍だけは絶対に許さない!”となってしまいました。国会前でデモしている団体のプラカードと同じです。

もっとも、この流れは第二次安倍政権からではなく、当時の民主党政権で重要な政策決定をするとき、官僚を参加させずに政務三役(大臣・副大臣・大臣政務官)だけでそれをしていたり、事務次官会議を廃止したりしていましたから、お世話になった国会の先生方にはとても失礼ながら、どっちもどっちかもしれません。ですから、安倍政権の支持率が30%台に下落しても、民進党、立憲民主党、希望の党の支持率は希望の党がゼロから1%に上がったくらいで、まったく改善していません。とても残念なことですね。

それから、官邸主導とはほぼ、安倍さんと官房長官の菅義偉さんが中心に行政運営している態勢のことでしょうが、これがまた、東大法学部卒業の皆さんにとって面白くないようです。今また話題になっている前川喜平さんの記事のときにも書きましたが、成蹊大学卒でお坊ちゃまの安倍さんや、いったんは大学進学を諦めたものの、授業料が安いというだけで法政大学に進んだ菅さんの二人を何としても認めたくないと考えているのでしょう。

そう言えば、前川さんが「私の座右の銘は面従腹背」と言っていましたが、なるほどうなずけます。余談ですが、その前川さんがtwitterにハンドルネームで投稿している可能性がある文章などが解析されていると、その道に詳しい人が指摘しているようです。もちろん、私にはその真贋は分かりませんが、今後の展開が気になります。                                       

いずれにしても、今日のタイトルのように、財務省と安倍さんとの決戦が最終章を迎えつつあるようです。地政学的に重要である一つの国には終身皇帝が誕生し、もう一つの国にも同じような白い皇帝が禊を済ませました。近くの半島では北も南も何を考えているのか分かりません。与党を攻めるのは野党の紛れもない仕事ですが、緊張を増す近隣情勢をほっぽり放しにしておくと、取り返しのつかないことになってしまいそうです。

ただ、富士山たちに同情するわけではありませんが、上述のように、宮仕えの醍醐味である人事権を引きちぎられ、省内最大の悲願であった消費増税を再度粉砕され、美味しい天下りを禁止され、これまた美味しいノーパンしゃぶしゃぶ接待は二度と受けられず、その結果、金融庁を分離させられ、踏んだり蹴ったりの所作によく耐えていて、可哀想にも思えてきます。

最後になりましたが、先日の連合会長・神津里季生さんの記者会見の内容を紹介しておきます。「こういう政治構造を生んだ責任の一端は野党にある。2大政党で緊張関係がある時に、一方に忖度を働かすことにはならない。国会の立て直しを図るしかない。野党がまとまってもらいたい」。でも、相変わらず、民進党と立憲民主党は主導権争いをしているみたいでし、民進党参議院議員の皆さんの中には立憲民主党にシンパシーを持たれている方もいらっしゃるようです。

しかし、野党の皆さんの戦術にも変化があるようで、審議拒否していた参議院の予算委員会や本会議で、与党などだけの出席で淡々と進められていても、以前のように入り口を封鎖するとか、猛烈に抗議することはなくなりました。理財局長だった佐川宣寿さんの証人喚問も27日に決まりましたが、当該地に隣接する公園の取得経過も含め、今後の展開が注目されます。大阪など関西の特有な事情も明らかになっていくかもしれません。
(写真:財務省に副大臣だった野田佳彦さんを訪ねたときに撮りました。今から9年前のことです)

JR東労組の脱退者は過半数を超えた模様

少し前に「JR東の労使関係が完全に破綻か」とのタイトルで駄文を載せましたが、その中で登場する私の友人の見立てを公安関係者に見せたら、「このボリュームでよくまとまっていて、分かりやすいです。どこに所属している方ですか」と聞かれましたが、もちろん、答えませんでした。同じ組織の方ですとちょっとまずいですからね。

さて、JR東はダイヤ改正も終わり、その現場での評価はいろいろあるようですが、春闘も決着しました。茶化すつもりはまったくありませんが、「組合を脱退すれば6千円のベア獲得だ!」と揶揄する意見もあると聞いています。6千円は組合費のことでしょう。ちなみにJRは過去、公営企業体だったこともあり、現在でも“オープンショップ制”です。

それで、報道がほとんどなく不思議なのですが、気になるのは脱退者の数でしょう。依然として情報は交錯していますし、脱退届を分会や支部単位で一括保留しているところもあるようなので、正確には分かりませんが、どうやら、過半数(2万2千名)は超えたようです。前述のようにダイ改と春闘が一段落しましたので、今後、脱退のペースが上がるのか、落ち着くのか余談を許しませんが、個人的には拍車がかかると思っていますし、東労組の牙城である乗務員職場(運転手&車掌)でも脱退が始まっているようです。

また、そうなると、「新しい組合が立ち上がるのか?」がさらに気になりますが、今のところ、目立った動きはないようですし、会社も不当労働行為を恐れていますから、しばらくは様子眺めなのでしょう。言っても詮無いのですが、脱退者の受け皿として、JR連合系の組合(ジェイアール・イーストユニオン:僅かに130名)の影響力がほとんどないことが痛いです。

一方、国労(東日本本部)が俄然元気になってきました。運動論はともかくとして、民営分割化のときにあれだけの抵抗をして組合員が激減しましたが、今でも4千人以上の組合員が残っていることに驚きましたし、当局の国労に対しての態度も浦和電車区事件あたりから変化しているようです。また、国労が最近、「国労呼びかけチラシNo.3」を出しましたが、そこにははっきりと“差別はなくなり加入者増加中!”と書かれています。実際、助役などに昇進することも増えているとのことです。

“増加中”といっても、ここ30年間で約200名ですから、全体では微々たる数字ですが、東労組の組合員の半分くらいは過去に国労に所属していましたので、在職の長い人たちは国労に戻っている可能性もあるでしょう。ちなみにその同じチラシには、「国労も動員などをお願いする事はあります。しかし強制や、不参加などを理由に追求することはありません」と書いてあり、不謹慎ながら失笑してしまいましたし、東労組を脱退したときに賃金から組合費控除を停止する方法も丁寧に解説されています。

さらに、革マル派と鋭く対立する中核派の影響力が強いと言われている千葉動労(国鉄千葉動力車労働組合)ですが、会社への批判は相変わらず凄まじいものの、東労組が減退する状況に、「この日が来るのをずっと待ってきた。いよいよ俺たちが本領を発揮する時が来た。闘う時は今だ!」と嬉しさを隠しきれないようです。確かに30年は長かったでしょうが、ほかの地域の仲間を含んでも175名ですから、組織拡大はかなり難儀かもしれません。

それから、JR東労組本部、東京&八王子&水戸地本、高崎地本、東北3地本、横浜や千葉などそのほかの地本の立ち位置がけっこう変化しています。再度、友人に確認したのですが、彼は「これは革マル派独特の戦術で、今後、どのような展開になっても、革マル派の影響力を温存できるように動いている」と言っていました。

感心してはいけないのでしょうが、民主党政権、自民党政権のどちらからも、「JR総連とJR東労組内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している」と指摘されるだけあって、組織温存を最優先でやってきたことはさすが思ってしまいます。そう言えば、最新刊の警察庁“回顧と展望・警備情勢を顧みて”にも同様なことが記載されています。

最後になりますが、来年の参議院議員選挙のことです。JR総連やJR東労組は組織内として「田代郁(たしろかおる)」さんを2016年に当選させましたが、一昨年の同選挙では落選してしまいました。来年夏の参院選へ向けて捲土重来を目指されているようですが、立候補するのかどうか、どの政党で戦うのか注目されます。私は立憲民主党で勝負することが一番いいと考えますが、その立憲民主党の代表である枝野幸男さんは件の政府答弁書に経済産業大臣として閣議署名していますので、悩ましいところかもしれません。

また、彼は松崎明さん(故人)の秘書をされていたそうですが、実際には敵対するセクトの襲撃から松崎さんの身を護るボディーガードだったと、ある公安関係者が教えてくれましたし、民営分割化の前後、動労出身の役員の盾となって鉄労(鉄道労働組合:民社・同盟系)の人たちが移動などのとき、嫌々付き添わされていたとも聞いたことがあります。

もちろん、私にはそれらの真意は分かりませんが、そんなことも含めて、JR東の労使関係から目が離せません。これからの推移によっては、JR北海道、同貨物、JR総連に加盟するJR関連企業の労組にも大きな影響が出る可能性が高くなるでしょう。それにしても、あのとき、鉄労出身者にもう少し指導力があったら、こんな悲惨なことにはなっていなかったと悔やまれます。

もう、JR東日本・東日本旅客鉄道株式会社を一流企業と称することは無理がありますし、この会社はお金を儲けることしか考えていないようです。ですから、就職を目指している学生にもあまり人気がありませんし、現在は労使関係のドロドロを報道されることを会社が抑えているようですが、いずれ明らかになれば、利用者や学生からさらに敬遠されるでしょう。結局は会社内エリートが自己保身のために、指摘されるような組合と馴れ合ってきたことが一番の原因だったという見立てに私は納得してしまいます。
(写真:メーデー中央大会で情宣活動を行う革マル派)

民進党は堂々と進んでください

これまで、「希望の党はどこへ行く~頑張って!」「頑張って!立憲民主党」のタイトルで記事を載せました。生意気な駄文で失礼しましたが、最後に本家の民進党です。立憲民主党がそこそこの支持率を維持しているのに、民進党と希望の党のそれを合わせても2%以下という状況は深刻です。両党の国会議員は合計で110名もいるのですから、戦後日本政治史の最大の珍事と言ってもおかしくないでしょう。

それで、いろいろな選択というか、組み合わせが検討されているようですが、私は長い間、地方議員を務めさせていただいたので、来年春の統一地方選挙で改選を迎える同僚や後輩のことがとても心配です。また同時に、夏に行われる参議院議員選挙も連合系の皆さんがどこの政党で立候補するのかも気になるところでし、早くしないと間に合わなくなるようにも思えます。

ところで、因数分解みたいな新党の模索ですが、なかなか上手く行っていないようです。立憲民主党は今のところ、勢いが落ちていないので、しばらくは“ゴーイング・マイウェイ”で行くでしょう。ただし、「組織でまとまってはダメだけど、一人で来るならいいよ」とけっこう戦術的な拡大を続けています。地方議員も次々と入党させています。

一方の希望の党と民進党、民進党シニアクラブは“誰ちゃんが一緒じゃー、僕は嫌だからね!”などとかなりユニークなことがまかり通っているようですし、またぞろ、「新しい党名を浸透させるためには1年は必要だ」とか、「理念や政策などを乗り越えて新しい党を作っていきたい」などと民進党の幹部が言っています。

もう、まったく過去の苦い経験を学んでいないのですね。今まで、他党と合併し、党名を変更し、代表をすげ替え、潜り込みを目論み、その度に支持率が下がってきたのに、何を考えているのかと思ってしまいます。岡田克也さん(党籍はあるが)、蓮舫さん、前原誠司さん、以前の党首(代表)は誰も民進党内にはいません。これって、かなり異常ではないでしょうか。

でも、前述のように、来年に二つの重要な選挙があることは避けられないのですから、より良い方法を見つけなければなりません。まず、希望の党の名前は松沢成文さんのグループに差し上げ、大串博志さんたちのように、「俺たちは憲法改正と安保法制は絶対反対だ!」と主張されている方々は立憲民主党に移籍していただくのがベターでしょう。お互いの考え方にそれほど違いもないと思いますので、それなりに仲良くやっていけるような気がします。

それから、民進党に残留している左派の皆さんも立民に移られたほうが選挙も有利に働くことも間違いありませんし、その方がお互いにスッキリするでしょう。その上で“大同団結”して、その結果、どのくらいの国会議員が残るか分かりませんが、党名を変えず、統一地方選挙と参議院選挙を戦えば、きちんとした成果は出るはずです。

いずれにしても、国民や有権者の皆さんは、党名や党首を変更して支持率を上げようとするやり方に辟易しています。大変僭越なのですが、こんなことも理解できないのでしょうか。まして、代表の大塚耕平さんは選挙に負けたわけではありませんから、彼の誠実なお人柄を前面に打ち出して「民進党」で戦うべきと思います。

四人とも良いお顔ですね

四人には私も含まれますので、そこは恐縮なのですが、タイトルのとおり、新宿歌舞伎町の焼き鳥屋さんに笑顔が集まり、3時間半があっという間に過ぎました。都議会民主党の当時の同志たちで、とても仲が良かったです。やはり、お酒と会話は息の合ったメンバーといただき、語らうのが最高ですね。

収支報告書の提出&受理が終了!

私が代表者を務めている政治団体(資金管理団体にも指定)と政治団体支部の収支報告書を東京都選挙管理委員会に提出し、特に問題なく受理されました。昨年より少し遅いのですが、選管の窓口も空いていて良かったです。これで一安心。

ただ、都庁内の選管事務局までたどり着くのがけっこう難儀で、写真のようにかなり多くの皆さんが行列されていました。有名ラーメン店とは異なり、役所というところはできれば訪れたくないと思われている方が少なくないでしょう。

ですから、行列からは不満の声が上がっていましたし、受付ブースの女性や警備員の皆さんの顔は青ざめていました。相当なクレームが連日、あるのでしょう。五輪に向けて都庁の警備体制がかなり強化されてことが原因で、これはこれで仕方ないのですが、年度末に向けて早めに改善しないと大変なことになるような気がします。

それから、写真の可愛い冊子ですが、少し前に都が作成したもので、読みやすく、音声コード(専用アプリが必要)も付いています。新聞の全面広告も打たれていましたが、どちらかと言うと、女性の視点で様々な防災が説明されているようです。お近くの区役所や関連施設、郵便局など公共施設などで無料で配布されています。一家に一冊ですね。

支持率がゼロって驚きです!

希望の党には長島昭久さんなど、とてもお世話になった国会議員が何人か所属されていますし、もちろん、面白おかしく申し上げるつもりはありませんが、その党の支持率が毎日新聞の直近の世論調査で“ゼロ”になったそうです。朝日新聞ほとではありませんが、比較的野党に好意的な新聞社なの調査ですから、余計に驚きです。

いったい、衆議院議員51名、参議院議員3名、合計54名の政党の支持率がゼロなんてことがあるのでしょうか。小池百合子さんがいなくなった希望の党ですが、そんなに魅力がなくなったのでしょうか。私は不思議で仕方ありません。ちなみに、国会議員6名の自由党は1%ありますし、立憲民主党は13%でけっこう頑張っています。

それで、解散・総選挙は当分なさそうですが、こんな体たらくでは次回の総選挙まで組織を維持・拡大することは不可能でしょう。これでは、満員電車ゼロ花粉症ゼロという公約が実現する前に、存続そのものがゼロになってしまいそうで、所属議員や昨年の総選挙でこの党や候補者を応援した地方議員も不安ではないかと思います。

それから、代表の玉木雄一郎さんですが、先日の予算委員会での田舎芝居みたいなパフォーマンスには辟易しました。もちろん、政府や厚労省の資料の出し方などは言語道断ですが、もういい加減に彼やさらに激昂型の山井和則さんの自己陶酔はやめて欲しいです。以前にもお伝えしましたが、こんな演出で国民の、有権者の支持がまったく伸びないのは“ゼロ”が証明していると思います。

さらに、予算委員会の採決のとき、委員長を取り囲んで“ダメ、ダメ!”って何なんでしょうか。自民党と野党の国対ではとっくに予算を通すことに合意しているのに、テレビに映ることだけを目的としての見せ場作りもうんざりです。もっとも、プラカードや委員室入り口での阻止行動がなくなったのは良かったです。

JR東労組は革マル派が支配?

民進党参議院議員の川合孝典さんの「JR総連系労組への浸透が指摘され続けている革マル派の現状と実態に関する質問主意書」に対して、政府は「JR総連と東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している」を主旨とする答弁書を決定しました。

実は今から8年前と7年前にも同様な質問と答弁が行われています。このときの質問者は自民党の衆議院議員で、答弁者が内閣総理大臣の鳩山由紀夫さんと野田佳彦さんでした。今回は前述のように質問者は民進党で、答弁者は安倍晋三さんです。つまり、質問者が現在の与党でも野党でも、答弁者の総理が民主党(当時)所属でも自民党所属でも、質問者が衆議院議員でも参議院議員でも、政府の答弁はまったくブレずに同じということになります。

また、川合孝典さんは連合最大産別のUAゼンセンのご出身ですが、JR総連も連合の加盟団体です(その下部団体のJR東労組も)。そして、私も何回がお伝えしていますが、革マル派は機関紙「解放」で、これまた何回もUAゼンセンを批判しています。ちなみに、先週号の解放にも“安倍式改憲案を支持するUAゼンセン指導部”とのタイトルで記事が載っています。旧・同盟系の産別を繰り返してあげつらうことは極めて異例でもあります。

さて、民主党(当時)も自民党政府も認識している革マル派によるJR総連や同東労組(今回はこれに加えてJR北海道労組も)の“相当浸透”ですが、実態はどのくらいなのでしょうか。もちろん、明確な数字を把握しているわけではありませんが、公安関係者の方々にお伺いすると、革マル派の構成員は5千名少し、JR内のそれは800名程度ではないかとのことです。

そこで、疑問が湧いてきます。連合の公式発表によれば、JR総連の組織人員は約5万3千名、東労組のそれは会社の有価証券報告書によると4万4千名弱となっていて、かなりの割合がJR東所属の組合員となります。それでは、5万以上の労働組合を千人以下の活動家でコントロールできるかということです。

私は同盟系での活動経験しかありませんので、階級的、旧・公社系労働運動のことは分かりませんが、国鉄OBの皆さんにお聞きすると、“十分可能で、実際に革マル派は今までも、現在でもしっかりと組合を指揮下に置いている”と異口同音に言われています。続けて、“それは革マル派の組織力もあるが、会社の責任も大きい”と無念そうに話されていました。

しかし、その会社も労務政策を大きく転換させているようで、今後のJR東の労使関係から目が離せませんし、この組合では組合員が大量脱退しているとの情報もあります。これが事実とすれば、連合内のJR連合と対立するJR総連の立ち位置にも大きな変化があるかもしれません。

なお、上の数字を見ていただくと分かるのですが、JR総連内では圧倒的に東労組の組合員が多く、それ以外では、文中の北海道、元々の運転職場であるJR貨物が革マル派の影響力があると言われているようです。逆に言えば、東海、西日本、九州、四国でのそれは限られているか、ほとんどゼロということでしょう。4つの組合は「JR連合(約8万名)」が完全なメジャーになっています。

今日の記事の最後になりますが、答弁書にはこの党派について、「共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、周囲に警戒心を抱かせないように党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っている」とあります。

世界最大級の旅客鉄道会社の労組がなぜ、革マル派の強い影響下にあると政府が公式に指摘しているのか、立憲民主党代表の枝野幸男さんとJR東労組や革マル派との関係などは次の機会にお伝えしたいと思います。

(写真出典:Googleマップ 新宿区早稲田鶴巻町にある革マル派の解放社ビル。拠点と言っても“公然部門”のそれで、非公然部隊のそれはどこになるのか分かりませんし、警察ががさ入れしても、組織を分析できる資料などはまったくありません。下2枚の写真はイメージで、本文とは関係ありません)

枝野幸男さんの改憲試案は?

写真は私のワンコとの散歩コースにある公明党(公明新聞)の掲示板で、朝の40分ほどの時間ですが、数カ所に同様の紙面が貼ってあります。きっと、熱心な創価学会のお宅なのでしょう、手書きの赤線やマーカーで文章を強調しています。

さて、その内容ですが、強烈な立憲民主党に対しての批判です。だいたいの想像はつかれると思いますので、詳細は省略しますが、タイトルは「行き場所失った民進左派の集まり『立憲民主党に日本は託せぬ!」で、中見出しの「希望合流へ一度は安全保障法制容認。筋を通したはウソ」「民主党政権で日本をダメにした張本人たちが結集」「(共産党と)小選挙区で候補者を一本化。平和安全法制廃止で連携」と辛辣な文字が並んでいます。

それぞれの中見出しのあとには細かい解説が書いてあります。私は公明党・創価学会と立憲民主党の支持者(層)はあまりかぶらないと思っているのですが、もしかしたら、立憲民主党が一定の支持率を維持していることに脅威はオーバーですが、ちょっとした不安を感じているのかもしれません。

ところで、その立憲民主党ですが、代表の枝野幸男さんに党内権限をかなり集中しているようです。彼は憲法改正、とりわけ、9条についてはどのような見解を持たれているのでしょうか。少し先のことですが、来年には参議院議員もありますので、気になるところです。

それで、「枝野幸男 憲法改正」で検索してみたのですが、けっこうなボリュームの記事などがヒットします。もう、5年近く前のことですが、やはり、ネット検索能力が飛躍的に向上し、比較的簡単に見つけることが可能になっています。最近、政界でやはりの“ブーメラン”も昔でしたら、過去の記録などは残っていないか、残っていてもたどり着くことは極めて困難でしたので、いろいろな意味で大きな進歩です。

そして、枝野さんは確かに2013年の文藝春秋10月号で、「憲法九条 私ならこう変える 改憲私案発表」とのタイトルで投稿されています。こちらも詳細は省きますし、その後に“撤回”されたとも聞いています。ただ、その試案を素直に読めば、集団的自衛権の行使や多国籍軍への派遣を容認していることは間違いありませんし、9条に「自衛権に基づく実力行使のための組織」(つまり自衛隊)を追加することの明文化がはっきりと示されています。

私は撤回されたことが事実なら、個人的には“そんな必要はなかったのに”と残念ですが、国政にとって最大の使命である外交と防衛(安全保障)について、ほぼ180度、考えが変化してしまうのはいかがなものかと思います。立憲民主党は政権を獲得することを放棄してしまったのでしょうか。

なお、今日の記事は枝野幸男さんや立憲民主党を安易に批判しているのではありません。どちらかと言うと、インターネットやその強力な検索機能により、ブーメラン事件がたびたび発生していることを憂いてということです。直近ではお線香配りですが、あれほど勢い良く経済財政担当大臣の茂木敏充さんの首を取りにいったのに、玉木雄一郎さんを筆頭に野党からも次々に同罪者が出てきたら、いつの間にか“なかったことに”では、恥ずかしくて仕方ないでしょう。

その結果、国民や有権者の皆さんの間には、「またか、野党も自民党と同じことをやっているじゃないか。パフォーマンスはもうたくさんだ!」と繰り返される自虐行為に飽き飽きしているのではないでしょうか。山尾志桜里さんの秘書ガソリン問題、玉木雄一郎さんの獣医師政治連盟からの献金は象徴的でした。また、国税庁への抗議行動も酷かったですね。あんなことで、国民の皆さんが拍手喝采するとでも思っているのでしょうか。とても残念です。

『民社党』の立党精神とは

少し前のとこですが、前・総理大臣の野田佳彦さんが次のように言われていました。「現状を放置すれば、立憲民主党は旧・社会党化し、希望の党は民社党化し、55年体制に逆戻りしていく(後略)」。民進党の大御所として、いつくかに分裂した現状を嘆いておられるのだろうと感じました。

それで、思想的にはまだまだと思いますが、立憲民主党の日本社会党化はほぼ完了したようです。これから、政府・連立与党に対決姿勢を強め、抵抗勢力としてある意味、共産党以上に磨きがかかっていくでしょう。地方組織の設立などもけっこう順調に行っているようです。

それから、以前にもお伝えしたように、社民党と自由党と大同団結して一つの党となり、さらに共産党とも左派連合を組んで来年の参議院選挙に臨めば、良い結果が出るような気がします。その選挙を各地域で支える地方議員の移籍も続々と行われています。

そして、連合の自治労や日教組などの公務員労組、私鉄総連やJR総連なども立憲民主党への支持や推薦が一本化でき、とてもやりやすい、執行部も現場も力が入る選挙になるでしょうし、民進党に在籍している連合組織内参議院議員の皆さんも立憲民主党に移る方がこれから増えていくのでしょう。

さて、前置きが長くなりましたが、一方の「希望の党の民社党化」とはどうなんでしょうか。いささか古いことになりますが、当時の日本社会党から民主社会党(結党時の名称)が分裂したのは昭和34年のことです。いくつかの理由がありましたが、最大のものは日米安全保障条約を巡っての考え方の違いです。

端的に言えば、社会党は日米安保反対、民社党は賛成でした。国の使命、国会の最大の役割が外交と防衛(安全保障)であることを考えれば、ここで袂を分かったのは特筆すべき出来事でした。あとは、社会党は共産主義に比較的寛容であり、民社党は強い拒否姿勢を貫いていました。

合わせて、民社党は“福祉国家の実現”を強く訴えていました。今では右から左まで同じようなことを言っていますが、当時の保守派は「怠け者を助けるだけ」、左派は「権力からのおこぼれはいらない」と真顔で言っていたと先輩から聞いています。今では信じられませんが、そのような時代だったようです。

さらに、北方領土返還についても社会党は何の取り組みもしませんでしたが、民社党は労働組合「同盟」と積極的に進めていましたし、北朝鮮による拉致問題も同様です。社会党は北朝鮮の朝鮮労働党と友誼関係にありましたし、その流れと考え方は一部の人たちに今でも引き継がれています。

ところで、過去は過去、時代が変わったと言えばそれまでですが、希望の党が仮にいくつかの隘路を越えれば、“民社党化”というのもあながち間違っているとも思えません。ただ、この党がいつまで存続するのかは極めて不透明ですし、地方議員がここに入党したという話は聞いたことがありません。立憲民主党とは対照的です。

いずれにしても、政党はしっかりとした主義・主張が絶対に必要ですし、それを支援している組織もほぼイコールでなければ現場が混乱します。新しい政党が立ち上がり、「そちらのほうが選挙で勝てそうだから」では、時代に耐えられる思想・信条を堅持し、苦渋の道を切り開いてきた先達に申し訳ありませんし、恥ずかしくて仕方ありません。

「自治労」の賢明な判断

先週にお伝えしようと思っていて忘れていました。それは、全国の自治体(都道府県や区市町村など)で働く人たちの労働組合・自治労(全日本自治団体労働組合・約79万人)が、来年の統一地方選挙や参議院選挙では立憲民主党支持を決めたことです。もちろん、今ある民進党への支援も継続するそうですが、残念ながら、希望の党はほぼ蚊帳の外のようです。

それで、とても僭越ながら、まさに時代と状況を読んだ賢明な判断であると思います。この組織の責任者の委員長さんは、「立憲の綱領、基本政策は自治労の政策、運動方針とおおむね一致できる」と言われていますが、組合員を代表した率直なお考えでしょう。原発や辺野古移転、安全保障問題、憲法改正など、私の考えとは大きく異なりますが、この辺りの政策も両者は一致しているようですから、整合性や今後の取り組みにも齟齬が出ることはないでしょう。

しかし、今回の決定は特段驚くことではありません。昨年の総選挙で彗星のように現れた立憲民主党ですが、その選挙のとき、物心両面の援助をしていたのは自治労と言われていますし、組織内参議院議員の江崎孝さんはすでに民進党からこの政党に移籍しています。自治労こそが最大の立役者であり、政党に対して口だけ大将で、「俺たちが応援してやってんだ!」と言って、その実、ほとんど何もやっていない組織とは比べようもなく立派です。

また、ほかの産別のことはよく分かりませんが、日教組や旧・三公社五現業系の組合も自治労のあとに続くかもしれません。今年は国政選挙がありませんから、立憲民主党の人気がさらに上昇することは難しいと思いますが、一定の支持率は維持するものと思います。だから、各産別の命運をかけて戦う参議院選挙では、この党からの立候補がかなり効果的と感じます。

実際、民間大手の私鉄総連はその選挙で組織内候補者を立憲民主党から擁立することをいち早く決めました。一昨年の参議院選挙では社民党を見限り、民進党(当時)から立候補しましたが、「これでやっと、俺たちと同じ考えの政党で選挙を戦える」と幹部の皆さんの喜びが聞こえてきそうです。私鉄総連の政策はかなり左派的なので、参議院選挙に向けて組織の内部が盛り上がっていくことは確実です。

そして、何度も恐縮ですが、立憲民主党は日本社会党の再生ですから、自治労の活動方針とも完全とは言えないまでも、その相性は委員長の発言通り、相思相愛といっても間違いではないと考えます。やっぱり、この辺は大変重要なことで、お互いにスッキリしたと思われているのでしょう。

政党は労働組合の下請けではありませんし、労働組合は政党をコントロールすることはできません。両者はあくまでも支持・協力関係を維持していくことが大切でしょう。これを踏み外すと日本共産党みたいになってしまいます。実際、共産党は労組内で影響力を排除されそうになると、躊躇せずに分裂させ、自分たちがコントロールできる新組合を作ってきました。

政党や労組だけのことではありませんが、いつまでも自分たちの主義主張と異なる政策など掲げるところを応援する必要はないでしょう。身体にも良くないことですし、それは結局、現場で働く組合員の期待を裏切ることになってしまいます。今回の自治労の決断はその意味でも正しいものと思います。(写真:Googleマップ)

福島さんと森さんは立憲民主党へ

福島さんとは元・社民党党首で参議院議員の福島瑞穂さん、森さんとは現在は自由党所属の同じく参議院議員の森裕子さんのことで、“立憲民主党へ”とはそのような報道や事実があったのではなく、私の「こうなればいいな」という願望みたいな表現です。

それで、社民党は党首選挙で一人も手を挙げないという異常事態でしたが、何とか又市征治さんに決まりました。政治家の下半身問題に興味はありませんが、この人、週刊誌のデリヘル嬢報道に対して元気よく訴訟を起こし、その後、そっと放棄していました。つまり、事実を認めたということだったのでしょう。その社民党の国会議員は4名ですが、規定によりで政党助成金は受け取っています。

一方、自由党は6名の国会議員で構成されていますが、小沢一郎さんに往時の勢いはまったくなくなり、そう遠くない将来の存続も難しいのではとの意見も少なくないようです。山本太郎さんとの共同代表制というのも分かりにくいですね。

そのような状況で、立憲民主党が誕生し、昨年の総選挙前後の支持率からは後退したものの、民進党、希望の党、社民党、自由党のそれをすべて足し算した数字よりも上回っています。また、連立与党では公明党の議席が減りましたから、相対的に自民党の力が強まっています。

ですから、やはり、野党第一党の立憲民主党には頑張ってもらわなければなりません。繰り返しますが、先日、蓮舫さんと山尾志桜里さんの入党が認められ、蓮舫さんは参議院の国会対策委員長に就任されました。蓮舫さんの友人の手塚仁雄代議士は、「衆院の辻元清美国対委員長とのコンビは、恐らく安倍総理が最も嫌がる人事ではないかと思います」とSNSで発信されていました。

タイトルの意味に戻ります。とても失礼な表現ですが、前述のように社民党と自由党には明るい未来はないように感じます。共産党はどうなるのか不明ですが、しっかりと政権に対峙できる野党は必要ですし、だとしたら、安倍さんがもっともかどうかは分かりませんが、かなり嫌がっていることは確かな福島瑞穂さんと森裕子さんには立憲民主党に入党していただきたいと思います。

できれば、そこに山尾志桜里さんにも加わっていただき、予算委員会では超強力な五枚看板の衆参議員で政権や安倍首相に勝負をかければ、もの凄いインパクトになるような気がします。さらに、民進党内に残留している左派参議院議員で来年に改選を迎える方もいらっしゃるので、そろそろ、立ち位置をはっきりされたほうが良いと思います。

僭越ですが、わが国には共産党とは異なる左派政党が何としても必要と考えますし、それを担えるのは日本社会党の再生である立憲民主党以外ありません。もう、党内が滅茶苦茶な希望の党にいる大串博志さんのグループもこちらに移られるほうが次の選挙でのメリットがあるでしょう。

なお、余談ですが、今日の写真にお二人が写っています。このあと、籠池さんの家に入って、何を話されていたのか教えてもらいたいです。もちろん、今井雅之さんと共産党書記局長の小池晃さんも同様に、ご自分たちがいつも強く主張されている「説明責任」を果たしていただきたいと思います。

野党の争点と朝日新聞の訴訟

『原告は上記両問題について安倍晋三首相が関与したとは報じていない』。この一節は原告(すなわち朝日新聞)が被告である小川榮太郎さんの著書「徹底検証“森友・加計事件”~朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」の内容が事実に反するとして、名誉毀損で訴えた、その訴状に出てくるものです。冒頭の両問題とはもちろん、森友&加計のことです。

朝日新聞がこれまでの記事や主張が間違っていて訂正したとか、今流に言えばフェイクニュースだったのでごめんなさいと訴状で言っているのではありませんが、これまでの膨大な記事の量とその内容をなどを考えれば、“安倍晋三首相が関与したとは報じていない”と明言したのですから、けっこう凄いことだと思います。

そして、別に首相の肩を持つのではありませんが、これで少なくても朝日新聞の疑惑は解消されたことになります。なお、この種の問題の取り上げ方では弟分の毎日新聞夕刊紙と同じくらい楽しく読める東京新聞はどのように落とし前をつけるか、ちょっとだけ気になりますし、逆に先鋭化する可能性もあるように思います。

しかし、安倍さんの初期対応も大いに問題でした。初めて国会で森友学園のことが質問されたとき、「調べてお答えします」と言えば良かったものを、顔を赤くして、「それが事実だったら、総理も国会議員も辞める」と答弁してしまったので、野党の皆さんは“これであべの首が取れる”と思い込んだのでしょう。どっちもどっちですね。

もう一つは安倍昭恵さんのことです。わが国は立憲君主制ですから、総理大臣の奥様がファーストレディではありませんが、正直なところ、行動と発言が軽いと感じています。明るく闊達なご性格はとてもけっこうなことですが、ご自分の夫と加計学園の理事長がワイングラスを持っている写真をSNSに載せれば、勘違いする人たちを責められないでしょう。

そもそも、自分の幼稚園に天皇陛下がお見えになったと平然と嘘をついた人を信用するのがおかしかったのです。それと、財務省の出先機関のデタラメさもかなり問題で、森友の本質は稀有の詐欺師と自分のミスを認めたくない役人の三文劇にすぎなかったことです。加計も登場する役者は異なりますが、あれだけ長い間やって、結局は何も出なかったのですから、追求した側の総括を国民の皆さんに示していただくことも大切と思います。

それにしても、繰り返しますが、国会での証人喚問のときも、野党の先生方や一部の新聞社はずいぶんと彼を持ち上げていました。その後、今は拘置所で生活している彼や彼の妻をどう評価しているのかも説明すべきと考えています。また、加計の件では獣医師会の政治団体から献金を受けている議員が与野党ともにいますが、不透明な部分はなかったのかを調べることも重要と思います。

それと、東京地検特捜部が捜査しているスーパーコンピューターに関わる補助金詐取事件ですが、立民の国会対策委員長である辻元清美さんなどは、「もりかけの次はスパ(スーパーコンピューターとスパゲッティを掛けているのでしょう)だ!」と嬉しそうに張り切っているようですが、これを取り上げるのはあまり筋が良くないように思います。

多分、安倍さんと親しい元TBS記者の山口敬之さんがこの会社から金額が大きい顧問手当を受け取っていたということで、「これは何かあるぞ!」と意気込んでいるのでしょうが、時系列で見ていくと、安倍さんのお友だちの紹介があり、そのお陰で補助金を受け取ることができたという見立ては無理があるようですし、どうやら、捜査当局もそのように判断しているようです。

最後になりましたが、朝日新聞のジャーナリスト宣言からの一節です。『それでも私たちは信じている、言葉のチカラを』。これは、「社員の一人ひとりが、真実と正義に根ざす『ジャーナリズム』の原点に立った行動をしていかなければならないという、新聞人としての決意表明です」ということだそうですが、“でも、俺たちが気に食わなければ訴訟するからね”と付け加えたほうがいいと思います。相変わらず、良く分からない新聞社です。
(写真:この新聞社の社屋全体を電通ビルから撮りました)

頑張って!立憲民主党

結党に至った経緯はともかくとして、立憲民主党は僭越ですが、なかなか“筋”を通していると思います。何回かお伝えしているように、わが国には日本社会党が解党してから、国政に影響力を及ぼすことができる共産党以外の代表的な左派政党ありませんでした。ただ、残念なことに、先日の朝日新聞の世論調査でも支持率が選挙直後から半分になってしまいました。

さて、皆さん、何を勘違いされているのか、野党なのに“われこそが保守だ”なんて言い始めていたことにはすごく驚いて(今風には“違和感を感じる”)いましたが、やっと、有権者の方々が安心して共感できる、選挙で投票できる政党の登場でしょう。また、結党時の対応の素早さは話題になりましたが、その資金は全国自治体の職員で構成する組織が負担した可能性があると、その世界に詳しい友人が教えてくれました。ただ、事実のほどは私には確認できません。

それで、政策もさらに左派の分野に踏み込む必要があると考えています。その点では4年前まで憲法9条の改正と集団的自衛権が必要だと言っていた枝野幸男さんは、ご自分の理念を完全に封印して戦術的に舵を切ったようです。このとき、共産党は彼のことを裏切り者みたいに攻撃していましたが、現在では嬉しそうに“野党共闘が一番”とコペ転しましたので、共産党は息が合っている、合っていて欲しいと念願しているのでしょう。

そして、28日に発表された基本政策では、アメリカ軍の普天間飛行場の辺野古移転については、「再検討して、ゼロベースで見直し」としましたし、原発政策に関しても、「一日も早く原発ゼロを実現する」と民進党(当時)のそれから飛躍的に踏み込んでいます。原発ゼロ基本法も制定するそうですし、文字どおり、日本社会党の再来で、その世代の大きな応援が見込まれます。

また、“リベラル”という言い方はそろそろ止めたほうが良いと思います。この国でリベラルは自民党左派のことのような気がします。例えば、河野洋平さん、野中広務さん、加藤紘一さん、福田康夫さんなどに代表される人たちで、彼らの多くは親中派で政権内部において外交と防衛を中心に汗をかいていました。現在の安倍政権を目の敵にしているのは当然です。

話題は戻りますが、野党は野党らしくないと存在価値がないでしょう。私の考え、とりわけ、安全保障(防衛)や憲法のことは大きく異なりますが、お世話になった先生方、友人の地方議員など、少なくない人たちがこの党に参加していますし、民進党(当時)の事務方責任者もいち早く、10名以上の職員を引き連れて移籍しています。職員にまったく人気のない希望の党とは対照的です。

それも、旧社会党というか、向坂逸郎さんの理論で構築されている社会主義協会や社会主義青年同盟(社青同)協会派と呼ばれる組織のご出身ですから、文字どおり、市民活動家とともに左派の正統派になるでしょう。ただ、前回もお伝えしましたが、この人たちがあまり国会の中まで入っているとちょっと心配だという意見もあるようです。

一方、本家民進党と希望の党はどうしちゃったのでしょうか。数十人の国会議員がいるのに支持率が1~2%で、公明党や共産党に抜かれてしまいましたし、これからの合流や統一会派戦術で支持率がアップすることは残念ながらないでしょう。代表の大塚耕平さんは優しい方だと思いますが、同じく代表の玉木一郎さんが獣医師会の政治連盟から多額の献金を受け取っていたことが少し気になります。

それにしても、統一地方選挙まで1年半を切りましたし、参議院選挙もあと2年ありません。自治労や日教組など出身の民進党参院議員が立憲民主党に移籍することはまだまだあるのでしょうが、同じ連合組織内議員でも旧・同盟系の皆さんがどうするのか、とても心配です。私自身はお世話になってきたUAゼンセンの新人候補者を応援させていただきます。

以前にもお伝えしたように、少し前まで同志であったのに、お金、総支部長、地方議員のぶん取り合戦をすることは結果、自民党と連立政権を喜ばせるだけと思います。かといって、それぞれの連携組み合わせも今となっては難しいのかなとも思いますし、このままですと、近親憎悪が強まっていくのではないかと危惧しています。

最後にとても生意気なのですが、立憲民主党に一つお願いです。それは、野党ではありますが、どうか、国益(言い換えれば、国民の生命と財産を守ること)を大切にしていただきたいと思います。特に安全保障政策では、少なくてもわが国に対して敵対意思を持っている国や勢力を、それが結果的であっても利することのないように発言、行動していただきたいのです。わがままを申し上げますが、どうぞよろしくお願いいたします。

特に自衛隊に関しては、現行憲法第9条をどのように読んでも、あるいは解釈しても、多くの憲法学者が指摘しているように違憲であることは間違いありません。しかし、幸いなことに立憲民主党の多くの国会議員の皆さんは自衛隊の存在はこのままで良いと言われています。先日も党最高幹部のお一人が、「国民も私たちも問題ないと思っているのですから、このままでいいじゃないですか」と答えていました。

けれども、これでは“立憲”に反することになってしまいます。自衛隊は明らかに違憲であり、将来的には解体しなければならないと言っている共産党は論外ですが、やはり、合憲の組織にしなければ、時の権力により自衛隊がもて遊ばれる可能性がないとも言えません。そのためにも、立憲の趣旨からも、きちんとした手続きを経て、自衛隊を誇れる実力組織にしなければならないでしょう。

いずれにしても、ここに来て、蓮舫さんと山尾志桜里さんという二枚看板が加わった立憲民主党には頑張っていただきたいと願っています。蓮舫さんは先の総選挙でも立憲民主党公認候補者の応援をされていました。しかし、山尾さんは度々、特大のブーメランが突き刺さっていますので、この党の支持率がさらに下がらないか心配です。

小西洋之先生!亡命先はお決まりになりましたか?

私の仲の良い友人が、「民進党も大変だね。そこまで至った経過はともかく、結局は民進党立民支部、民進党希望支部、本家民進党、民進党OB友の会に分裂しちゃって、これで一番喜んでいるのは自民党や連立政権だろう」と言っていました。とても残念なことですが、明快に反論はできませんでした。お金のこと、総支部長、地方議員の奪い合いにならないことを願っています。

個人的には左派政党の立憲民主党が結党されたことで、いつもお伝えしているとおり、国民や有権者の選択肢がある程度、明確になって良かったと思います。ただ、その後、国会の内外ではいわゆる“市民活動”を熱心に進めている個人や団体などが積極的に入ってきているので、それが今後、どのような影響を及ぼしていくのかが心配です。共産党や新左翼の活動家が含まれていなければ良いのですが‥‥。


さて、前置きが長くなりましたが、参議院議員の小西洋之先生が、「共謀罪が成立すると本気で国外亡命を考えなければならなくなると覚悟している」と発言したことは比較的知られています。それから半年以上が過ぎましたが、先生がどこかの国に亡命されたとはお聞きしていません。


私は目を三角にして糺しているわけではありませんし、もとより、嫌味でも皮肉でもありませんが、“本気”“覚悟”という言葉はけっして軽くはなく、まさか先生もジョークで言われたのではないでしょう。国会議員の発言はそれだけ重いはずですから、せめて、現在の途中経過だけでも明らかにされことが大切と思います。例えば、「世界のどの国に亡命をお願いし、どのくらいの数の国から断られたか」などということです。


小西先生は参議院の審議において、安倍総理に対してクイズを連発されたり、ご自身のツイッターに「自衛隊員の母親の望みも虚しく、自衛隊員は他国の子供を殺傷する恐怖の使徒になるのである」と、共産党の藤野保史さんの“人殺し予算”発言もかすんでしまう投稿をされたり、とてもユニークな行動と発言がお得意のようです。


しかし、先生、いかがなものなのでしょうか。2カ月ほど前に質問主意書を提出されていますが、その件名が「安倍総理の存在そのものが国難であることに関する質問主意書」でした。安倍さんが憎くて憎くて仕方ないのでしょうが、国民の公平・公正な選挙で選ばれた衆参国会議員が民主的に指名した総理大臣のことを「存在そのものが国難」とは甚だ失礼ではないでしょうか。


もちろん、有権者は自民党や公明党に全面白紙委任したわけではありませんが、この理屈から考えると、まして、安倍さんは選挙で勝てば自分の政権を継続すると明確に言われていましたので、国民、有権者の選択で「存在そのものが国難」の人を選んだことになってしまいます。


最後になりますが、先生の参議院での任期はまだ5年弱残っています。ここで他国に亡命すれば、国会議員としての職務を果たせませんし、“小西洋之”と書かれて投票された千葉県の有権者の皆さん、そして、国民の皆さんを裏切らないためにも、本意ではないと思いますが、何とか亡命だけは思い止まっていただきたいと僭越ですが、ご期待申し上げます。

都議会議長の尾崎大介さんを訪問

 東京都議会の第四回定例会は間もなくスタートしますが、昨日の午前、議長を務められている尾崎大介さんを議長室に尋ねました。彼とは2005年の都議選で初当選した同期で、8年間、一緒に活動させてもらいました。
 年齢は私が20歳上ですが、議長就任数カ月でなかなかの風格が身に付いていらっしゃると感じました。ただ、日本最大の自治体議会の責任者ですから、いろいろとご苦労も多いのでしょうね。
 1時間弱の会話では、今となっては懐かしい話題ばかりで、お互いに笑顔が絶えない楽しいひとときでした。都議会も様々なファクターがあり、議長としての役割は難儀なこともあるでしょうが、頑張ってください!

予想どおりだった共産党の総括

 まったくもって“言い訳”にしかなっていない日本共産党の総選挙敗北の弁ですが、だいたい選挙前に予想していたとおりになりました。もちろん、それが私にとっては嬉しいことでも、悲しいことでもありませんが、党員の皆さんの“供託金没収埋め合わせカンパ”をことを思うと可哀想だなと感じます。
 さて、委員長の志位和夫さんは“三つの仕掛け”があって、共産党は選挙に敗北したと指摘しています。ただ、委員長も書記局長の小池晃さんも党内の民主的選挙や手続きで選ばれていませんので、今さら驚くことでもありませんが、大敗しようが、惨敗しようが、絶対に責任を表明することはありません。責任を取って辞任してしまうと、後継者が選出できないシムテムですから仕方ないです。
 ただ、幹部会や常任幹部会での不破哲三さんによる陰険なイジメは行われるでしょう。志位さんはこの人がいる限り、政策や党内人事など差配することは不可能です。もっとも、その不破さんも宮本顕治さんが実権を持っていた時期は同じように扱われていましたので、いわば因果応報でしょう。
 話題を戻しますが、三つの仕掛けの一つ目は、現在の小選挙制度が悪いから自民党が勝ったのだと言っています。朝日新聞なども同様な主張をしていますが、共産党が勝った選挙は不思議とこのことを持ち出してきません。これは理解できないことではありませんが、共産党や左派マスコミが得意とするところです。
 だったら、現行の選挙関連法は民主的選挙で選出された国会議員が正当な審議を経て成立しているのですから、その国会で廃案や改正を行えば、明日からとは言いませんが、共産党が理想としている選挙制度を作り出すことができます。
 次に二つ目ですが、ここは私の予想がピタリと当たったというか、そんなに偉いものでもなく、少しでも共産党のこと知っていれば、どなたでも予想可能なことです。そうです、「野党が分裂したから負けだんだ!」という理屈ですが、今回は共産党の言うことも一理あるでしょう。
 そして、最後の三つ目は、「やっぱり、そうきたか~」なのですが、首相の安倍晋三さんが街頭演説などで、“もりかけ”を言わなかったじゃないかと、ほとんど八つ当たりとしか思えないことが原因だそうです。こんな姿勢ではわが国を共産主義国家にすることなど、夢のまた夢です。革命政党として情けない限りです。
 そういえば、志位さんが、「私のところにはトランプ大統領の晩餐会の招待状が来ていなかった。ブッシュさんのときは、挨拶してツーショットの写真を撮ったのに」と怒っていました。よほど悔しかったのでしょう。
 それで、分かりました。志位さんはトランプさんと一緒に写真を取りたかったのですね。であれば、招待するお客様の基準は明らかになっていませんが、安倍さんも少し太っ腹のところを見せて、次回から招待して差し上げましょう。いくらなんでも、隣に立って、「私は日米安保条約は必要ではないと思います」とは言わないでしょう。
<写真:渋谷区代々木にある日本共産党中央委員会(党本部)ビル 施工はゼネコンの戸田建設>

頑張って!小池百合子さん

 今になって考えてみると、衆議院選挙直後に行われた希望の党の両院議員総会で、実に3時間の長丁場で厳しい批判を受けた小池百合子さんが皮肉を思い切り込めて発した、「民進党ではこうやっていたんですね。自民党は決まったら従うのよ」のころには代表を辞めたいと思っていたようです。もちろん、その総選挙で惨敗したことが一番の要因だったでしょう。
 そして、国政や都政ではありませんが、お膝元の東京の葛飾区議会議員選挙では、都民ファースト所属の都議会議員がローテンションを組んで全力で応援しました。しかし、公認候補が1人しか当選できず、残り4人は落選してしまい、さらに追い打ちをかけるように、本番前に都民ファーストの公認を辞退した2名が当選するという、踏んだり蹴ったりという結果も影響したように想像しています。
 なお、公認で当選した「うてな英明」さんは前回の選挙で惜敗し、この4年間、しっかりと地域活動を継続してきた候補者です。また、民進党公認で2位当選した「かわごえ誠一」さん、無所属で当選した「米山真吾」さんも民主党時代からの同志で、3名の当選は私にとっても嬉しい限りです。
 さて、1年数カ月前に開幕した“小池劇場”もいったんは幕の内になったようです。現在は何幕目か、千秋楽がいつになるのかは分かりませんが、小池さんにはタイトルのように東京都政で頑張っていただきたいと願っています。ただ、その情勢はかなり厳しいようでもあります。
 一つは“泣きっ面に蜂”なのですが、つい少し前にに小池知事与党を宣言した公明党が、再び急旋回して「や~めた」となってしまったことです。この会派の幹事長は、「必要であれば自民との対話もしていきたい」とも言っていますので、かなり不安定な都政・都議会運営になることが気がかりです。
 ちなみに、私の比較的身近にいる方は以前、「門脇さん、公明党は選挙後数カ月で自民党とよりを戻しますよ」と言っていました。当時「いくらなんでも、そんな無節操なことはないだろう」と思っていましたが、そのとおりになり、その方の政局を読む能力に感心しています。
 それから、私の勝手なもう一つの心配は東京都の職員さんたちのモチベーションのことです。表向きにはあまり話題になりませんでしたが、都政新報という新聞に数回にわたって掲載された職員の知事に対するアンケート調査の結果を見ると、背筋が寒くなるほど、職員の皆さんの小池さんに対する評価は厳しいのです。
 まさかそんなことはないと思いますが、今回の代表辞任→知事業務専念について、「お帰りなさい」と歓迎する職員が、「できれば、代表を続けて‥‥」と変な期待をする職員より一人でも少ないとすれば、それはとても怖いことです。確かに、“都知事に専念することが良い”が7割という世論調査結果は職員のそれではなく、都民の意識ですから、そこがやや気になります。
 それと、地方議員の在職期間が長かった私の危惧は、1年半後に迫っている統一地方選挙と来年の町田、日野、立川の市議会議員選挙のことです。希望の党と都民ファーストとの関係はよく分かりませんが、このままだと、さらに希望の党が分裂すると、区議会や市議会で都民ファーストの公認や推薦で立候補しようとする人がいなくなってしまうのではないということです。特に夏の都議選で初当選した新人都議さんは、選挙までに直系の候補者を擁立することは極めて困難ではないかと思います。
 最後になりますが、先の総選挙での小泉進次郎さんの演説を思い出しました。「あえて単純に今回の選挙の構図を言えば、『責任対無責任』の戦いだ。小池都知事は無責任。都知事選、いつやったか。去年だ。(衆院選に立候補すれば)都政を投げ出す無責任。逆に、出なければ出ないで無責任。なぜか。せっかく民進党をなくしたのに、出てくれないんですか。出ても無責任、出なくても無責任の、『無責任のジレンマ』に陥った」
 これを聞いて小池さんは、「キャンキャンとはやし立てている」とちょっと引きつった笑顔で答えていましたが、結果的には“言い得て妙”というか“当たらずといえども遠からず”になってしまいました。とても残念なことですが、依然として熱烈な小池ファンは少なくなく、3年後のオリンピック・パラリンピックの成功に向けて頑張ってください。
(写真はテレビの映像をスマホで撮ったもので、お顔の色の濃淡がブレていて申し訳ありません)

欅坂46の『不協和音』が素晴らしい!

 やはり、わが国には“共産党は嫌だけれど、保守や中道も好きじゃない”という人たちがけっこう大勢いらっしゃいます。一般的にはリベラルや左派という範疇なのでしょうし、まったく同じ理念や政策を持っているわけではありませんが、立憲民主党は過去の日本社会党の再来と言っても、そうは間違っているとは思えません。
 僭越ですが、私自身の安全保障や憲法など国の基本政策に関わるカテゴリーでは、考え方が異なります。しかし、前述のように、国民や有権者の皆さんの“選択肢”が増えたことは本当に良かったと感じています。民進党にはけっこう保守の議員も多かったので、ある意味、すっきりしたのでしょう。
 ところで、マスメディアでもネットメディアでもかなり話題になっているようですが、その立憲民主党のリーダー・枝野幸男さんの最近の生き方と欅坂46の「不協和音」の歌詞が妙にマッチングしていると評判です。私も早速、聴いてみましたが、恐ろしいほどダブっていて、作詞をされた秋元康さんが枝野さんの今日を予想していたのではと思うほどです。YouTubeの公式リンクを下に貼っておきましたので、よろしかったらご覧ください。枝野さんもこの曲がえらくお気に入りのようです。
 さて、いきなり話題は異なりますが、民進党にいくらお金が残っているかとあちこちで書かれたり、話されたりしています。100億から140億が多いのですが、実際には今回の選挙でかなり使っていますので、80億円くらいが残金のようです。
 なお、これまた噂が先行している希望の党の“供託金”問題ですが、確かに候補者擁立の段階では、振り込め詐欺と揶揄されても仕方ないほど、きつい集金方法が行われていたようですし、そもそも、それを指示していた人も、電話を掛けて請求していた人も公職選挙法のことを知らなかったのでしょう。そして結果は、マスコミ報道がこれ以上に高まり、落選した人たちから訴訟を起こされることを防ぐために“返金”を決めたようです。それにしても、小池百合子さんの最側近も含めて、彼女から離れていくことが加速していくのでしょうか。
 また、民進党職員の次の就職先ですが、特に30歳代、40歳代の方々は大変でしょう。立憲民主党には民進党の事務局長だった人がいち早く移籍していますし、それ以外にも十数人はこの党で働いているようです。一方、希望の党はほとんど人気がなく、俗な表現で申し訳ありませんが、内輪もめのスピードが増していくのでしょうから、党事務局をしっかりした組織にするのはとても難しそうですね。
 もちろん、民進党も存続しますので、特にこの党のもとで戦ってきた全国の地方議員の皆さんを資金的なことを含めて、1年半後には統一地方選挙もありますし、大切にケアしていただきたいと願っています。
欅坂46『不協和音』https://www.youtube.com/watch?v=gfzuzDrVRVM